2025/04/12 更新

写真a

カワムラ カズシ
川村 一志
所属
理工学術院 基幹理工学部
職名
講師(専任)
 

現在担当している科目

▼全件表示

 

他学部・他研究科等兼任情報

  • 理工学術院   大学院基幹理工学研究科

特定課題制度(学内資金)

  • 準同型暗号ライブラリの高速化に向けたCPU/FPGA協調設計

    2019年  

     概要を見る

    本研究では、準同型暗号ライブラリHElibを対象に3課題(1.準同型暗号ライブラリに含まれるボトルネック演算の特定、2.ボトルネック演算に対するハードウェアの設計、3.SW/HW間の効率的なデータ転送技術の確立)に取り組んだ。課題1の解決に向けてHElibに比較演算処理を実装し、乗算オペレータ中に含まれるBluestein FFT演算がボトルネック演算であることを確認した。次に、課題2に関連してパイプライン効率の高いFFTプロセッサを開発した。最後に、SW/HW間の効率的なデータ転送を可能にするI/Oハードウェア実現に向け、循環リストベースの優先度キューをハードウェア実装し、対ベースライン実装比で22.8倍の高速化を達成した。

  • 標本数を任意に設定可能な離散フーリエ変換アクセラレータの設計と実装

    2018年  

     概要を見る

    本研究では,信号処理や暗号演算に用いられる離散フーリエ変換(DFT)の高速化に向けたハードウェアアクセラレータ設計に取り組んだ.本研究が対象とするDFTは標本数が2のべき乗でないことを前提とし,加えて,数千~数万の標本数に対応可能である点から既存研究と大きく異なる.標本数が2のべき乗でないDFTの高速アルゴリズムとしてBluesteinFFTを採用するとともに,高位合成時に適用可能な最適化技術を組み合わせることで,FPGA上で高速動作するハードウェアアクセラレータを構築した.本アクセラレータについて,計算機実験により対CPU比で3倍程度高速に動作可能であることを確認している.