2025/04/30 更新

写真a

モロ シゲキ
師 茂樹
所属
文学学術院 文学部
職名
教授
学位
学士(文学) ( 1995年03月 早稲田大学 )
修士(文学) ( 1997年03月 東洋大学 )
博士(文化交渉学) ( 2013年03月 関西大学 )
プロフィール

日本を中心とした東アジアの仏教思想の中心とした仏教学、仏教学におけるコンピュータ利用を中心としたデジタル・ヒューマニティーズを研究しています。これまで進めてきた仏教学関連の研究は以下のようなものです。

徳一・最澄論争の文献学的研究と、論争の現代的意義。

▷因明文献の文献学的、論理学的研究と、因明の現代的意義。

▷日本の学僧が教理の疑問点について中国に対して質問を送った「唐決」文献の読解研究。特に、倶舎・成実・法相・三論・因明関連の教理について。→ 科研費23K20065

▷鎌倉時代初期に存在した禅宗の一派である達磨宗の文献の読解研究。達磨宗の思想に影響を与えたと思われる『楞厳経』の注釈書の研究。→ 科研費23K00053

▷近代日本仏教の研究。現在行なっているのは、明治期における因明研究や、20世紀にアメリカから日本に来た禅の活動家についての研究。→ 科研費 25K00401

▷空海の思想の研究(2023年〜)

また、仏教思想研究は過去の思想について叙述しますが、そもそも過去を叙述する歴史叙述とはどのような行為なのかについて関心を持ってきました。現代の研究者等による歴史叙述だけでなく、デジタルアーカイブや3DCG、フィクション作品などによる歴史叙述や復元、前近代の宗教者による歴史叙述などについても研究しています。

近年は、仏教哲学に基づいて現代的諸課題について検討する研究も行なっています。

▷人工知能(AI)開発・社会実装を仏教哲学・仏教倫理の観点から検討する研究(2017年〜)。→科研費25K03575

▷脳オルガノイドなど、再生医療研究を仏教哲学・仏教倫理の観点から検討する研究(2022年〜)。

デジタル・ヒューマニティーズ分野では、漢文文献の語彙的、文法的、音韻的特徴などを抽出するためのシステムについて開発・研究を行なっています。→ 科研費23K28379

経歴

  • 2025年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   文学学術院   教授

  • 2025年04月
    -
    継続中

    花園大学   人権教育研究センター   委嘱研究員

  • 2023年10月
    -
    継続中

    日本学術会議   連携会員 (第26–27期)

  • 2023年09月
    -
    継続中

    関西大学   アジア・オープン・リサーチセンター (KU-ORCAS)   研究員

  • 2022年04月
    -
    継続中

    龍谷大学   ジェンダーと宗教研究センター   研究員

  • 2021年07月
    -
    継続中

    上七軒文庫合同会社   業務執行社員

  • 2023年04月
    -
    2025年03月

    花園大学   進路部長

  • 2019年04月
    -
    2025年03月

    花園大学   人権教育研究センター   研究員

  • 2015年04月
    -
    2025年03月

    花園大学   文学部   教授

  • 2020年04月
    -
    2023年03月

    花園大学   学務部長

  • 2004年04月
    -
    2020年03月

    大谷大学   文学部   非常勤講師

  • 2018年02月
    -
    2018年03月

    東國大學校   HK研究団   海外研究交流者

  • 2011年11月
    -
    2016年03月

    関西大学   アジア文化研究センター (CSAC)   非常勤研究員

  • 2008年04月
    -
    2015年03月

    花園大学   文学部   准教授

  • 2009年04月
    -
    2012年03月

    京都大学   大学院文学研究科・文学部   非常勤講師

  • 2007年04月
    -
    2010年03月

    国立歴史民俗博物館   共同研究員

  • 2002年04月
    -
    2008年03月

    花園大学   文学部   専任講師

  • 2004年04月
    -
    2006年03月

    京都大学   人文科学研究所   非常勤共同研究員

  • 2001年04月
    -
    2002年03月

    早稲田大学   メディアネットワークセンター   非常勤講師

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学歴

  • 1995年04月
    -
    2001年03月

    東洋大学   大学院 文学研究科   仏教学専攻  

  • 1991年04月
    -
    1995年03月

    早稲田大学   第一文学部   東洋哲学専修  

委員歴

  • 2024年11月
    -
    継続中

    지성불교연구원 [知性佛敎硏究院]  研究委員

  • 2024年04月
    -
    継続中

    日本仏教綜合研究学会  理事

  • 2023年06月
    -
    継続中

    比較思想学会  理事

  • 2023年
    -
    継続中

    불교학연구회 (佛敎學硏究會)  국제이사 (国際理事)

  • 2022年05月
    -
    継続中

    比較思想学会  編集委員

  • 2022年
    -
    継続中

    日本仏教綜合研究学会  評議員

  • 2020年10月
    -
    継続中

    日本宗教学会  情報化委員

  • 2019年
    -
    継続中

    一般社団法人文字情報技術促進協議会  学術会員

  • 2017年11月
    -
    継続中

    佛教史學會  評議員

  • 2015年
    -
    継続中

    東アジア仏教研究会  幹事

  • 2009年11月
    -
    継続中

    人文系データベース協議会  正会員

  • 2004年
    -
    継続中

    日本印度学仏教学会  評議員

  • 2003年12月
    -
    継続中

    漢字文献情報処理研究会  代表

  • 2022年09月
    -
    2025年03月

    日本佛教学会  常務理事

  • 2020年04月
    -
    2025年03月

    学校法人花園学園  評議員

  • 2022年09月
    -
    2024年09月

    日本佛教学会  西部代表理事

  • 2022年
    -
    2024年

    比較思想学会  研究奨励賞選考委員

  • 2016年06月
    -
    2023年06月

    比較思想学会  評議員

  • 2019年05月
    -
    2022年08月

    日本佛教学会  理事

  • 2019年
    -
    2022年

    불교학연구회 (佛敎學硏究會)  편집위원 (編集委員)

  • 2018年09月
    -
    2019年09月

    日本印度学仏教学会  将来構想委員会委員

  • 2014年03月
    -
    2019年

    文字情報技術促進協議会  エキスパート会員

  • 2016年10月
    -
    2018年03月

    独立行政法人 情報処理推進機構  文字情報基盤データベース検討サブワーキンググループ委員

  • 2006年
    -
    2017年11月

    佛教史学会  委員

  • 2015年04月
    -
    2017年03月

    国立歴史民俗博物館  展示プロジェクト「デジタルで楽しむ歴史資料」委員

  • 2012年04月
    -
    2016年03月

    情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会  運営委員

  • 2010年12月
    -
    2014年03月

    IVS技術促進協議会  エキスパート会員

  • 2007年04月
    -
    2011年03月

    情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会  運営委員

  • 2007年12月
    -
    2009年12月

    日本仏教綜合研究学会  監事

  • 2006年
    -
    2009年

    日本印度学仏教学会  常務委員

  • 2005年04月
    -
    2007年03月

    情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会  幹事

  • 2004年
    -
    2007年

    方法論懇話会  編集委員

  • 2004年
    -
    2006年

    日本印度学仏教学会  幹事

  • 2003年04月
    -
    2005年03月

    情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会  運営委員

  • 2001年12月
    -
    2003年12月

    漢字文献情報処理研究会  副代表

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所属学協会

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研究分野

  • 中国哲学、印度哲学、仏教学 / 図書館情報学、人文社会情報学

研究キーワード

  • 唯識

  • 人工知能

  • 人文情報学

  • 法相宗

  • 日本仏教

  • 仏教論理学

  • 唯識比量

  • 因明

  • 仏教学

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受賞

  • 情報処理学会論文誌ジャーナル特選論文

    2018年02月   情報処理学会   古典中国語(漢文)の形態素解析とその応用  

    受賞者: 安岡孝一, ウィッテルンクリスティアン, 守岡知彦, 池田 巧, 山崎直樹, 二階堂善弘, 鈴木慎吾, 師 茂樹

  • 第53回(平成22年度)日本印度学仏教学会賞

    2011年09月   日本印度学仏教学会  

    受賞者: 師 茂樹

  • 平成8年度東洋大学交友会学生研究奨励賞

    1997年03月   東洋大学交友会   守護国界章における三時教判の研究  

    受賞者: 師 茂樹

メディア報道

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論文

  • 達磨宗・仏地房覚晏『一字訣』訳注(一)

    舘 隆志, 吉村 誠, 師 茂樹, 山口 弘江, 柳 幹康

    駒沢大学仏教学部論集   ( 55 ) 41 - 63  2024年12月  [国内誌]

  • 人工智能是否可以看作为有情?

    师 茂树

    佛学研究   2024 ( 02 ) 335 - 343  2024年12月  [国際誌]

     概要を見る

    「人工知能を有情と見なすことは可能か」(2018)の中国語訳(黄志博訳)。

  • 空海の証明方法

    師 茂樹

    佛教文化論集: 川崎大師教学研究所研究紀要   ( 13 ) 55 - 75  2024年03月  [招待有り]  [国内誌]

  • 伝弘法大師草書写本断簡中の未詳唯識文献について

    師 茂樹

    印度學佛教學研究   72 ( 1 ) 12 - 19  2023年12月  [査読有り]  [国内誌]

     概要を見る

    東アジア仏教研究において、写本の調査や翻刻は研究の発展に不可欠である。本稿では、弘法大師筆とされてきた東寺切について検討する。東寺切は連綿しない草書体で知られており、奈良時代後期から平安時代初期のものと考えられている。東寺切には元暁『判比量論』の写本と、『智恵訪文』や『神通論』と称される未詳唯識系文献の写本が含まれていることが従来の研究で確認されているが、それ以外の多くの断簡については内容が明らかではなかった。近年の研究で、これらの断簡もまた唯識や仏教論理学(因明)に関連する未詳文献であることが明らかになっている。そのなかには、未詳の『成唯識論』注釈書の断簡が含まれており、そのうちのひとつは失われた円測『成唯識論疏』の写本であることが暫定的に確認されている。

    DOI

  • 対話の哲学: 教相判釈と仏教論理学の現代的意義 (대화의 철학: 교상판석과 불교논리학의 현대적 의의)

    師 茂樹

    한국불교학 [韓国仏教学]   108   347 - 369  2023年11月  [招待有り]  [国際誌]

     概要を見る

    『韓国仏教学会創立50周年記念国際学術大会資料集』からの再録。

    DOI

  • 達磨宗・仏地房覚晏『心根決疑章』訓註(下)

    舘 隆志, 吉村 誠, 師 茂樹, 山口 弘江, 柳 幹康

    駒澤大學佛教學部論集   ( 54 ) 141 - 170  2023年10月  [国内誌]

  • 達磨宗・仏地房覚晏『心根決疑章』訓註(中)

    舘 隆志, 吉村 誠, 師 茂樹, 山口 弘江, 柳 幹康

    駒沢大学仏教学部論集   ( 53 ) 83 - 110  2022年10月  [国内誌]

  • 上書きされる蒙古襲来のイメージ: パブリック・ヒストリーとしての『Ghost of Tsushima』

    師 茂樹

    歴史評論   ( 870 ) 40 - 49  2022年10月  [招待有り]  [国内誌]

  • 衆生としての人間:仏教における人間中心主義批判的側面

    師 茂樹

    日本佛敎學會年報   ( 86 ) 243 - 258  2022年08月  [査読有り]  [国内誌]

    DOI

  • 古典中国語(漢文)Universal Dependenciesとその応用

    安岡 孝一, ウィッテルン クリスティアン, 守岡 知彦, 池田 巧, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 鈴木 慎吾, 師 茂樹, 藤田 一乘

    情報処理学会論文誌   63 ( 2 ) 355 - 363  2022年02月  [査読有り]  [国内誌]

     概要を見る

    Universal Dependenciesに基づいて,『孟子』『論語』『禮記』『十八史略』の依存構造(係り受け)コーパスを製作した.さらに,このコーパスを用いて,古典中国語の文切り・形態素解析・係り受け解析を統合的に行う解析システムも開発した.Universal Dependenciesは,書写言語における品詞・形態素属性・依存構造(係り受け情報)を,言語に依存せず記述する手法である.Universal Dependenciesの係り受け記述は,いわゆる動詞中心主義であり,言語横断的であると同時に,古典中国語における動賓終構造の記述にも適している.ただし,Universal Dependenciesにおけるコピュラ文の記述方法は,古典中国語のコピュラ文との間で微妙に齟齬があり,結果として,補語が節であるようなコピュラ文(約1.6%)に関しては,記述は行えるものの記法上の問題が残った.

    DOI J-GLOBAL

  • 達磨宗・仏地房覚晏『心根決疑章』訓註(上)

    舘 隆志, 吉村 誠, 師 茂樹, 山口 弘江, 柳 幹康

    駒澤大學佛教學部論集   ( 52 ) 127 - 156  2021年10月  [国内誌]

    CiNii

  • AI・仏性・倫理

    師 茂樹

    未来哲学   ( 1 ) 169 - 187  2020年11月  [国内誌]

    CiNii

  • AI・佛性・倫理 (AI・Buddha-nature・Morality)

    師 茂樹

    《華林國際佛學學刊》: 電子期刊   3 ( 2 ) 20 - 42  2020年10月  [国際誌]

     概要を見る

    『未来哲学』創刊号に掲載された論文の中国語訳。

    DOI

  • Sthiramati, Paramārtha, and Wŏnhyo: On the Sources of Wŏnhyo’s Chungbyŏn punbyŏllon so

    Shigeki Moro

    Journal of Korean Religions   11 ( 1 ) 23 - 43  2020年04月  [査読有り]  [国際誌]

     概要を見る

    The categorization of the East Asian Yogācāra traditions should be reconsidered, since it is based on later historiographies or orthodoxy in Japanese Buddhism. In this paper, I would like to approach this problem by examining Wŏnhyo’s (617–686) commentary on Vasubandhu’s Madhyāntavibhāga-bhāṣya (MAVBh), known in Korean as the Chungbyŏn punbyŏllon so 中邊分別論疏 (CPS). The MAVBh is an important work not only in the Indian Yogācāra tradition, but also in the context of broader East Asian Buddhist debates. Although Wŏnhyo was one of the most influential Yogācāra scholars in East Asia, the research on CPS, the only extant commentary on Paramārtha’s translation of MAVBh (MAVBh[P]), has made little progress. Compared with Sthiramati’s Madhyāntavibhāga-ṭīkā (MAVṬ), an Indian commentary on the MAVBh, CPS has some similarities to Sthiramati’s explanations in MAVṬ. Historical evidence which indicates some close relationship between Sthiramati and Paramārtha can be found in East Asian materials, while there is no evidence that connects them with Wŏnhyo. Thus, it seems probable to suggest that in the seventh century there was another lineage of Yogācāra Buddhism in East Asia, which was studied by Sthiramati and Paramārtha in India and brought to East Asia by Paramārtha.

    DOI

  • 花園大学情報センター(図書館)・今津文庫資料の調査報告 : 大乗起信論・大乗経典写本断簡を中心に

    師 茂樹, 上杉 智英

    花園大学文学部研究紀要   ( 52 ) 87 - 98  2020年03月  [国内誌]

    担当区分:筆頭著者

    CiNii

  • Metalogic in East Asia: Discussion on the Antinomic Reason (*viruddhāvyabhicārin) in P’an piryang non

    師 茂樹

    International Journal of Buddhist Thought & Culture   29 ( 2 ) 69 - 91  2019年12月  [査読有り]  [国際誌]

    DOI

  • 沙门宗《因明正理门论注》对“可得相似”的解释

    師茂樹

    哲学门   20 ( 1 ) 1 - 17  2019年06月  [査読有り]  [国際誌]

     概要を見る

    李薇訳。
    东亚佛教研究中,以敦煌文献为首的一些没有入藏的佛典的研究也是必不可少的。因明研究也是如此。《圣语藏经卷》中有一新出资料题为沙门宗《因明正理门论注》成书于9世紀的日本,在东亚的因明研究中占有重要地位。本书的著者“沙门宗”可能是日本三论宗的元兴寺圆宗。本文介绍了本书的特征及其中“可得相似”的注释。可得相似为《因明正理门论》中所举十四种过类(jāti)中的一类。本书主要引用了圆测(613-696)、定宾(8世纪)的注释,并且呈现出与两种注释不同的倾向。圆测应与文轨著《因明入正理论疏》相同。而定宾的注释的结构与《因明入正理论》种“似比量”的构成很相似。沙门宗可能更加重视圆测的解释。

  • 言語論的転回以降の東アジア仏教研究の試み

    師 茂樹

    比較思想研究   ( 45 ) 47 - 51  2019年03月  [査読有り]

  • Remarks on the 3DCG Visualization of Lost Buddhist Temples

    師 茂樹

    International Journal of Buddhist Thought and Culture   28 ( 2 ) 87 - 112  2018年12月  [査読有り]  [招待有り]

     概要を見る

    Now the distribution of cultural and religious information depends on the digital environment. Three-dimensional computer graphics (3DCG) and virtual reality (VR) technologies have been applied in the field of the Digital Humanities (DH), as well as in cultural preservation, cultural heritage education, regional revitalization, tourism promotion, and so forth. This paper examines the problems of 3DCG visualization of lost Buddhist temples, focusing on historical representation and religious meaning.<br />
    A 3DCG reconstruction of lost cultural heritage by an academic expert depends on their historical interpretation and imagination. Non-experts may feel that the scholarly reconstruction does not match their image. The reconstruction by the academic expert and what is desired by non-academic users, as well as academic Buddhist studies and the practical and religious studies of each Buddhist sect (shūgaku), respectively correspond to the historical past and practical past introduced by Hayden White. The former should be open to future revisions and criticisms based on different interpretations of the past, while it could encourage people to stay away from an arbitrary understanding of the past, such as historical revisionism.<br />
    The digital environment has altered the relationship between people and religion. There are many religious practices, including Buddhist meditation, in VR environment. In the context of Mahāyāna Buddhism, visualization is a meditation practice and a way of communicating with the holy things, the dead, and the past. 3DCG visualization of lost Buddhist temples could be regarded as such kind of Buddhist practice, and it might contribute to supporting the activities of some Buddhists in the digital age.

    DOI

  • 人工知能を有情と見なすことは可能か

    師 茂樹

    日本佛教學會年報   ( 83 ) 22 - 39  2018年08月  [査読有り]  [国内誌]

     概要を見る

    近年、人工知能(AI)と人間の違いに関する問題が再燃しており、仏教徒や仏教研究者のあいだでも話題となっている。本稿では、輪廻思想にもとづき、人間ではなく、AIが有情かどうかについて考えたい。『倶舎論』によれば、生命があるかないかは識の有無によって決定する。ダライ・ラマは、コンピュータが識の持続のための物理的基盤となるのであれば、識の流れがコンピュータに入り込む可能性もあるかもしれない、と述べる。また、ゲーム用AI開発のためのエージェント・アーキテクチャのなかには、アーラヤ識説をはじめとするさまざまな哲学にもとづいてモデル化され、五蘊と同じような階層を持つものもある。鳩摩羅什訳『衆経撰雑譬喩』には、無我説を説くために、鬼によって体を死体と入れ替えられてしまった旅人の譬え話が収録されているが、これはアップローディング問題と親和性が高い。しかしながら、仏教認識論の立場から見れば、生命に見える機械に実際に識が存在しているのかどうかを知ることは難しい。

    DOI CiNii

  • Jayasena’s Proof of the Authenticity of the Mahāyāna Scriptures

    師 茂樹

    Journal of Indian Philosophy   46 ( 2 ) 339 - 353  2018年04月  [査読有り]

     概要を見る

    We can find some of the works of Indian Buddhist philosophers that prove the authenticity of the Mahāyāna sutras within Sanskrit, Tibetan, and Chinese textual sources. *Jayasena’s critique of *Asvabhāva’s proof was first introduced in the commentaries of Kuiji. Numerous references to *Jayasena in Chinese Yogācāra scriptures indicate that he was regarded as a Yogācāra master. His revised proof was further revised by Xuanzang. According to Xuanzang’s biographies, *Jayasena was an Indian lay Buddhist scholar who had many non-Buddhist disciples. It is, therefore, possible that he discussed the authenticity of the Mahāyāna sutras with his disciples. Following Kuiji’s introduction of *Jayasena’s proof in East Asia, this proof and Xuanzang’s critique have been widely discussed. Wonhyo, one of the most famous Silla Buddhist scholars, critiqued Xuanzang’s revision and published his revised formula. Zenju, a representative Yogācāra master of the Nara period, pointed out some logical problems to be seen in Wonhyo’s revision, but did not provide any alternative. Proof of the authenticity of the Mahāyāna sutras was originally developed as a result of interactions between Mahāyāna and non-Mahāyāna Buddhists. However, the purpose of the proof seems to have shifted from being based on arguments with actual opponents to internal discussions among Mahāyāna Buddhists, especially within East Asia.

    DOI

  • Four levels of the Twofold Truth in the East Asian Yogācāra School

    師 茂樹

    불교학연구 [佛教學研究]   54   75 - 94  2018年03月  [査読有り]  [国際誌]

    DOI

  • 古典中国語(漢文)の形態素解析とその応用

    安岡 孝一, ウィッテルン クリスティアン, 守岡 知彦, 池田 巧, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 鈴木 慎吾, 師 茂樹

    情報処理学会論文誌   59 ( 2 ) 323 - 331  2018年02月  [査読有り]

  • Counterargument to the West: Buddhist Logicians’ Criticisms of Christianity and Republicanism in Meiji Japan

    師 茂樹

    International Journal of Buddhist Thought and Culture   27 ( 2 ) 181 - 204  2017年12月  [査読有り]  [国際誌]

    DOI

  • 八世紀における唯識学派の対外交流 : 崇俊・法清(法詳)を中心に

    師 茂樹

    印度学仏教学研究   66 ( 1 ) 1 - 9  2017年12月  [査読有り]

    DOI CiNii

  • 明治时期的日本因明研究概况

    師 茂樹

    青藏高原论坛   2017 ( 4 ) 58 - 78  2017年10月  [査読有り]

     概要を見る

    李薇訳。

    日本的明治时期(1868~1912年),尤其是从1881年到1890年,由于日本的帝国议会的召开(1890年)佛教因明的研究开始活跃起来因明被认为可以应用于议会和法院的讨论。另外,许多研究都将因明与西方逻辑(演绎和归纳)进行了比较。 治因明的学者中,云英晃耀(1831~1910年)、大西祝(1864~1900年)以及村上专精(1851~1929年)发挥了显著的作用。云英晃耀撰写了诸多介绍因明的书籍,积极地在日本各地对政治家和律师们演讲因明。他提议用西方的三段论重构因明,称之为“新新因明”。大西祝是基督教哲学家,撰写了《论理学》,包括了三个部分:形式逻辑、因明以及归纳逻辑。他想要基于对此三种逻辑的批判上创造一种“新逻辑”。村上专精是云英晃耀的学生,他将因明视为普通的学科,而非佛学研究。他对真理与因明的关系进行了研究。 明治后期,因明从基于窥基《大疏》的传统的方法论转向了欧洲的基于印度和藏学文献《正理经》或《集量论》的文献考释学。

  • Proof of vijñaptimātratā and Mungwe

    師 茂樹

    印度学仏教学研究   65 ( 3 ) 1295 - 1301  2017年03月  [査読有り]  [国内誌]

     概要を見る

    玄奘はインド滞在中「唯識比量(唯識の証明)」を発表したとされる。これについては従来疑われたことがなかったが、近年玄奘伝の再検討により、唯識比量の作者について疑義が提出されている。本稿では『因明大疏』よりも先に成立した文軌『因明入正理論疏』(文軌疏)を検討することで、唯識比量の作者について検討する。文軌は、玄奘から直接因明を学んだと述べる。基は世間相違において唯識比量を紹介するが、文軌疏では極成・所依不成・同法相似・無異相似などの説明において唯識比量やそれに類する論理式が見られ、玄奘の名前は出さず、いずれも誤りを含む例として言及される。また文軌の解釈は、後に元暁や玄応、順憬らの名前で引かれる解釈と共通する。以上のことから唯識比量は、玄奘が文軌らに対して過失の例として紹介したものが、後に基によって玄奘の作とされ、誤りのない例として紹介されるようになったと予想される。

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  • RによるNGSMツールの開発と課題

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 16 ) 26 - 33  2015年10月  [査読有り]  [国内誌]

    CiNii

  • 聖語蔵所収の沙門宗『因明正理門論注』について

    師 茂樹

    東アジア仏教研究   ( 13 ) 135 - 150  2015年05月  [査読有り]  [国内誌]

    CiNii

  • Kira Kōyō's Inmyō Interpretations and Western Logic

    師 茂樹

    印度學佛教學研究   63 ( 3 ) 1126 - 1132  2015年03月  [査読有り]

     概要を見る

    雲英晃耀(きら・こうよう、1831-1910)は、幕末から明治時代にかけて活躍した浄土真宗大谷派の僧侶で、キリスト教を批判した『護法総論』の著者として、また因明の研究者・教育者として知られる。雲英の因明学については、いくつかの特徴が見られる。一つは実践的、応用的な面である。雲英は国会開設の詔以来、因明の入門書等を多数出版しているが、そのなかで共和制(反天皇制)批判などの例をあげながら因明を解説している。また、議会や裁判所などで因明が活用できるという信念から因明学協会を設立し、政治家や法曹関係者への普及活動を行った。もう一つは、西洋の論理学(当時はJ.S.ミルの『論理学体系』)をふまえた因明の再解釈である。雲英は、演繹法・帰納法と因明とを比較しながら、西洋論理学には悟他がないこと、演繹法・帰納法は因明の一部にすぎないことなどを論じ、西洋論理学に比して因明がいかに勝れているかを繰り返し主張した。そして、三段論法に合わせる形で三支作法の順序を変えるなどの提案(新々因明)を行った。雲英による因明の普及は失敗したものの、因明を仏教から独立させようとした点、演繹法・帰納法との比較など、後の因明学・仏教論理学研究に大きな影響を与える部分もあったと考えられる。

    DOI CiNii

  • 学術データベースの構築と公開

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 15 ) 21 - 29  2014年10月  [査読有り]  [国内誌]

    CiNii

  • 義寂과 新羅의 唯識思想

    師 茂樹

    東國史學   ( 56 ) 65 - 91  2014年06月  [査読有り]  [国際誌]

    DOI

  • Xuanzang's proof of idealism (真唯识量) and Sīlabhadra's Teaching

    師 茂樹

    慈氏学研究2014     191 - 200  2014年05月

     概要を見る

    『2013年第一屆慈宗國際學術論壇論文集』所収論文の再録。

  • 「デジタル教科書」をめぐる近年の動向

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   第14号 ( 14 ) 133 - 138  2013年10月  [査読有り]

    J-GLOBAL

  • スタディ・スキルズ教育としてのICT教育: レポートの書き方を中心に

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 14 ) 100 - 106  2013年10月  [査読有り]  [国内誌]

    CiNii J-GLOBAL

  • 東アジア仏教論理学の形成と展開: 唯識比量をめぐる文化交渉を中心として

    師 茂樹

    関西大学     1 - 303  2012年11月  [査読有り]

    CiNii

  • 占察経の成立と受容 : なぜ占いが必要とされたのか

    師 茂樹

    日本仏教学会年報   ( 77 ) 135 - 157  2012年08月  [査読有り]  [国内誌]

    DOI CiNii

  • 中国古典戯曲研究のための音韻表示システム: MediaWikiでの実装の試み

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 12 ) 13 - 16  2011年10月  [査読有り]  [国内誌]

    CiNii

  • 下京・梅忠町の家屋敷景観の復元および家督相続の実証的研究

    松田 隆行, 明珍 健二, 師 茂樹, 福島 恒徳, 青江 智洋, 江藤 弥生

    花園大学文学部研究紀要   ( 43 ) 1 - 28  2011年03月

    CiNii

  • 元暁の唯識比量解釈: E. Franco氏の説と比較しつつ

    師 茂樹

    元曉學研究   15   101 - 116  2010年12月  [招待有り]

  • 徳一の三時教判に基づく法華経解釈

    師 茂樹

    印度學佛教學研究   59 ( 1 ) 58 - 65  2010年12月  [査読有り]

     概要を見る

    徳一『中辺義鏡』(最澄『守護国界章』所収)冒頭で展開される三時教判をめぐる議論は、奈良時代〜平安時代初期に展開した所謂「空有の論争」との関連において、思想史的に重要な部分である。既発表の拙稿で明らかにしたように、空有の論争における三論宗と法相宗の対立の問題が、 三時教判における第二時空教と第三時中道教の問題として議論されていたのに加え、 空有の論争自体が仏性論争的性格を持っていたことから、三論宗と関係の深かった最澄と法相宗の徳一の論争は、空有の論争の延長線上にあると考えられる。<br />
    『中辺義鏡』においては、慈恩大師基らの説を継承して、三時教判の教証として『法華経』『涅槃経』等の一乗経典を用いている。『法華経』について言えば、慈恩大師基の『法華玄賛』で経の様々な箇所に三時教判が説かれていると述べており、慧沼らがそれを拡張(三時教判が説かれているとされる箇所の増加)したり修正したりしながら継承している。徳一もこれを受けてさらなる拡張をしているだけでなく、基・慧沼らとは異なる独自の解釈をしている。この中で、徳一は『法華経』が方便であることを証明するために三時教判を用いているのであるが、これは三時教判の元々の意図からの逸脱であると考えられる。その背景には、第二時・第三時の対立を一乗・三乗の対立に読み替える空有の論争の影響があると推測される。

    DOI CiNii

  • 中国古典戯曲総合データベースの構築

    千田 大介, 二階堂 善弘, 山下 一夫, 師 茂樹

    中国都市芸能研究   第九輯   19 - 50  2010年12月

  • Unicodeとのつきあい方: 漢字文化圏を中心に

    師 茂樹

    コンピュータ & エデュケーション   27   12 - 17  2009年12月  [査読有り]  [国内誌]

     概要を見る

    テキストデータは、コンピュータ上におけるデータの中心的存在である。 そして文字コードは、テキストデータの基盤となるものである。 本稿では、文字コードについてのあまり知られていない基礎知識や、Unicodeの抱える実用上の問題点について紹介する。

    DOI CiNii

  • GraphText: 紙テープに呪縛されないテキストデータの試み

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 10 ) 17 - 22  2009年10月  [査読有り]  [国内誌]

    CiNii

  • 五姓各別説と観音の夢: 『日本霊異記』下巻三十八縁の読解の試み

    師 茂樹

    仏教史学研究   50 ( 2 ) 30 - 52  2008年04月  [査読有り]  [国内誌]

     概要を見る

    下巻第三十八縁の第一の夢を、五姓各別説をめぐる論争、菩薩戒、玄奘のインドにおける神秘体験などとからめつつ、 解釈のための材料を提示した。花園大学特別個人研究費(2007年度)による成果の一部。

    CiNii

  • 制御文字考: 書記における制御的なものについて

    師 茂樹

    人文情報学シンポジウム ―キャラクター・データベース・共同行為― 報告書     1 - 9  2007年12月

    CiNii

  • 徳一の「如是我聞」訓讀をめぐる二、三の問題

    師 茂樹

    東洋の思想と宗教   ( 24 ) 45 - 55  2007年03月  [査読有り]

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    最澄『守護国界章』に引用される徳一『中辺義鏡』には、経典冒頭によく見られる「如是我聞」の句を 複数の万葉がなによる訓読よって解釈する部分がある。本稿ではその万葉がなの用法や訓読を検討することで、 『守護国界章』の書誌的な問題や最澄らの翻訳観について検討する。

    CiNii

  • 文字オントロジに基づく文字オブジェクト列間の編集距離

    師 茂樹

    CHISE Conference 2005 報告書 & CodeFest 京都 2005 資料集     13 - 19  2007年01月

     概要を見る

    文字列どうしがどの程度異なっているかを数値化するレーベンシュタイン距離(編集距離)を使った比較は、 ワープロなどのスペルチェック機能や、最近ではバイオインフォマティクスにおける塩基列の比較などに応用されたことで注目されている。 漢字文化圏の古典学においても、写本間の「距離」を見いだす有効な方法として、近年、応用研究が進んでいる。 本発表では、Chaonモデルに基づく文字オブジェクトの列どうしの「距離」を計算する方法として、 木の編集距離を文字オブジェクトの比較に応用することを提案する。

  • 情報歴史学のこれから: 花園大学・情報歴史学コースの4年間をふり返って

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 7 ) 84 - 90  2006年10月  [査読有り]  [国内誌]

    CiNii

  • 大規模仏教文献群に対する確率統計的分析の試み

    師 茂樹

    漢字文化研究年報   ( 1 ) 116 - 128  2006年03月

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    『中國宗教文獻研究國際シンポジウム 報告書』所収の論文の再録。

  • 仏教学における自然言語処理

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 6 ) 110 - 115  2005年10月  [査読有り]  [国内誌]

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    これまでの仏教学における自然言語処理的手法を用いた研究について、漢字仏典を中心に概観した。

    CiNii

  • 楞厳経惟慤疏の逸文をめぐる二、三の問題

    師 茂樹

    禪學研究   ( 特別号 ) 221 - 234  2005年07月  [国内誌]

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    『大仏頂如来密因修証了義諸菩薩万行首楞厳経』の最初の注釈である 惟慤(惟懿)の注釈については、この経の成立問題を考えるうえでも重要であると思われるが、 現存しないためこれまであまり議論されてこなかった。 本稿では、本格的な議論のための準備として逸文を収集し、それに関する若干の問題 (宗密の著作や、平安初期の論争との関連など)を論じた。

  • 大規模仏教文献群に対する確率統計的分析の試み

    師 茂樹

    中國宗教文獻研究國際シンポジウム 報告書     357 - 369  2005年05月

     概要を見る

    文献研究には、何らかの仮説が必要である。例えば、ある研究者が無数にある文献の中からどれかを選び出し読み始めるとき、その選択の背景には文献に対する知識や先行研究、研究者の関心などに基づいた何らかの仮説が形成されているはずである。電子テキストに対する検索もまた、テキストの内容や表現をあらかじめ知っていなければ、有意な結果が出にくい場合が多い。
    近年、仏教文献をはじめとする漢字文献の電子化が急速に進み、研究環境は大幅に進歩したように思われる。しかし、研究者の知識の範囲を大きく超える大規模な文献群を扱うことができる現在の環境においては、仮説を前提とする従来の方法が通用しなくなってきている。大規模な電子文献群を扱うための方法論の検討が、大きな課題となっている。
    情報科学の分野では、大規模なデータベースの中から、確率・統計やパターンマッチなどの技術によってパターンを発見し、発想や仮説生成を支援する技術であるデータマイニングが注目されている。古典テキストの計量的な分析はこれまでも行われてきたが、文献学者の仮説形成のために用いられることはほとんどされてこなかった。
    本発表では、大規模な仏教文献データベースに対して、確率・統計的手法による分類を通じて、文献研究につながるような仮説の形成を試みることで、大規模電子文献を扱うための方法論について考えてみたい。その際、具体的には玄奘訳とされるすべての漢訳仏典を対象とし、コンピュータによる分類と従来の文献学的研究の比較を行いたい。

    CiNii

  • NGSM結果のばねモデルによる視覚化

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 5 ) 102 - 107  2004年10月  [査読有り]  [国内誌]

    CiNii

  • 清辨比量の東アジアにおける受容

    師 茂樹

    불교학연구   ( 8 ) 297 - 322  2004年06月  [査読有り]  [国際誌]

     概要を見る

    本稿では、未だ不明確な部分が多い7〜8世紀東アジア仏教界の状況、特に唯識思想の教派・学系を解明することを目指し、 清辨(Bhāvaviveka、c.490-570)の比量の東アジアにおける受容および諸師の解釈を検討する。
    清辨を東アジアに紹介したのは玄奘であるが、玄奘の清辨に対する評価が低くなかったことは、 『大唐西域記』の説話や彼の因明などから推測できる。また、元暁や円測らの評価も、 唯識説と対立するものではないとも取れる考えを持っていたことが読み取れる。 しかし、基以降の諸師は、清辨を唯識派と対立するものとして否定的に捉えているが、その批判の仕方には諸説があった。
    日本においては清辨が三論宗の祖師と見なされたこともあり、奈良〜平安初期の三論宗と法相宗の論争において、 清辨の比量が大きな問題となった。この論争において清辨は、一乗・仏性を説く者と見なされたが、 その背景には華厳宗の法蔵が空有の論争と三乗一乗論争とを接続する解釈があったことが認められる。 また、この論争では、清辨比量との共通性から『大仏頂経(楞厳経)』の真偽も問題となった。

  • 「私」を書き残すために: 松本史朗「縁起について」の可能性

    師 茂樹

    GYRATIVA   ( 3 ) 8 - 17  2004年03月  [国内誌]

    CiNii

  • 法宝『大般涅槃経疏』逸文とその分析: 済暹による引用文を中心に

    師 茂樹

    花園大学文学部研究紀要   ( 36 ) 77 - 97  2004年03月  [国内誌]

    CiNii

  • 麁食和上必当作仏 : 『守護国界章』が想定する円機未熟の読者

    師 茂樹

    印度學佛教學研究   52 ( 2 ) 582 - 587  2004年03月  [査読有り]

    DOI CiNii

  • Surface or Essence: Beyond the Coded Character Set Model.

    師 茂樹

    「書体・組版ワークショップ」報告書     26 - 35  2004年02月  [国内誌]

     概要を見る

    For almost all users, the coded character set model is the only way to use characters with their computers. Although there have been frequent arguments about the many problems of coded character sets, until now, there was almost nothing on the philosophical consideration on a character in the field of Computer science. In this paper, the similarity between the coded character set model and Aristotle&#039;s Essentialism and the consequent problems derived from it, is discussed. Then the importance of the surface of the character is pointed out using the écriture theory of Jacques Derrida. Lastly, the Chaon model of the CHISE project is introduced as one of the solutions to this problem.

    CiNii

  • CHISE Project

    守岡 知彦, 江渡 浩一郎, 苫米地 等流, 宮崎 泉, 師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 4 ) 58 - 69  2003年10月  [査読有り]  [国内誌]

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  • 唐代仏教における社会事業--慧沼とその弟子による架橋

    師 茂樹

    花園大学文学部研究紀要   ( 35 ) 43 - 60  2003年03月

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    唐代の碑文資料をもとに、法相宗第二祖とされる慧沼とその弟子による架橋事業について分析する。

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  • Criticism of the Hosso Theory in Girin Quoted by Saicho: Especially with Relation to Wonhyo and Uijok

    師 茂樹

    印度學佛教學研究   51 ( 2 ) 1032 - 1026  2003年03月  [査読有り]

    DOI CiNii

  • 相部律宗定賓の行状・思想とその日本への影響--『四分律疏飾宗義記』に見える仏身論を中心に

    師 茂樹

    戒律文化   ( 2 ) 95 - 112  2003年03月  [査読有り]

    CiNii

  • 情報歴史学の課題: 花園大学・情報歴史学コースのための主観的航海図

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 3 ) 68 - 72  2002年10月  [査読有り]  [国内誌]

     概要を見る

    花園大学にはこの春、文学部史学科の一コースとして、 考古学、民俗学、美術史、禅文化史などの諸コースと並び、日本初の「情報歴史学コース」が開設された。 本稿は、船出したばかりで明確な見取り図をまだ持たない本コースが、どこを目指しどのように舵取りをしていくべきか、 若干の主観的かつ理想論的展望を述べたいと思う。

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  • Chiko's Criticism of the Hosso Sect, and Wonhyo's Influence

    師 茂樹

    印度學佛教學研究   50 ( 2 ) 980 - 977  2002年03月  [査読有り]

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    元興寺智光の法相宗批判と、そこに見られる元暁の思想について論じた。智光の批判には、 拙論「新羅元暁の三時教判批判 『大慧度経宗要』を中心に」で明らかにした 和諍思想に基づく元暁の法相宗批判を継承する反面、当時の三論・法相の論争を背景とした法相宗への強い対抗意識が見られ、 両者が混在する形となっている。

    DOI CiNii

  • Complex Spatial Digitization Tasks for the SAT Project

    師 茂樹

    電子佛典   ( 3 ) 57 - 68  2001年12月

     概要を見る

    『大正新脩大蔵経』の電子化にあたっては、文字コードや外字の問題をはじめとする、様々な問題に直面する。 本発表では、図と文字との境界があいまいなテキストについて、SVGを用いた解決策を提案すると共に、 文献学者とのより一層の共同研究が必要であることを主張する。

  • XMLとNGSMによるテキスト内部の比較分析実験―『守護国界章』研究の一環として

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 2 ) 62 - 67  2001年10月  [査読有り]  [国内誌]

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    最澄と徳一の論争書である『守護国界章』は、両者のテキストが混在する形となっている。Nグラムモデルを用いたテキスト比較方法であるNGSMを適用する際、それぞれの部分をXMLを用いて切り分ける方法について試み、問題点等を指摘した。

    CiNii

  • GB18030とは何か: 大陸の戦略

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 2 ) 14 - 20  2001年10月  [査読有り]  [国内誌]

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    中華人民共和国が新しく制定した文字コード規格GB18030の概要について解説し、その制定の意図や今後の影響について考察した。

    CiNii

  • 新羅元暁の三時教判批判 : 『大慧度経宗要』を中心に

    師 茂樹

    印度學佛教學研究   49 ( 1 ) 107 - 109  2000年12月  [査読有り]

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    元暁の『大慧度経宗要』に説かれた和諍的な三時教判批判が、中国法相宗に向けられたものであることを論証した。

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  • 『成唯識論同学抄』の研究(3)

    楠 淳証, 後藤 康夫, 西村 玲, 蜷川 祥美, 弥山 礼知, 師 茂樹

    龍谷大学仏教文化研究所紀要   39   11 - 124  2000年11月

    CiNii

  • 仏教学データベースにおけるXMLの活用: INBUDSにおけるID検索の実現にむけて

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 1 ) 19 - 27  2000年10月  [査読有り]  [国内誌]

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    東洋学に限らず大規模なデータベースを真に活用するためには、類義語辞典、シソーラスの導入が不可欠であることは言うまでもないが、その導入については多くの問題が残されている。本稿では、インド学仏教学論文データベース(INBUDS)を題材に、シソーラスを如何に実現するかという技術的な見通しについて試論的に考察を試みたものである。解決の糸口としては、INBUDSをXML化し、Christian Wittern氏が提唱するID方式を組み合わせることで、柔軟なシソーラス検索の実現と作業コストの低減を図る。

    CiNii

  • 撲揚智周伝についての二、三の問題: 師承関係を中心に

    師 茂樹

    印度学仏教学研究   48 ( 1 ) 170 - 172  1999年12月  [査読有り]  [国内誌]

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    中国・日本の唯識学派、いわゆる法相宗の歴史、思想について語られる場合、必ずと言っていいほど「三祖の定判」「三箇疏」という言葉が用いられる。「三祖」というのは玄奘三蔵の直系とされる慈恩大師基(632〜682)・淄州大師慧沼(650〜714)・撲揚大師智周(668〜723)であり、それぞれが著した『成唯識論』の注釈書である『枢要』『了義灯』『演秘』は、古来「三箇疏」と称され、基の『述記』とあわせて尊ばれてきた。しかしこの「三祖」、特に第三祖智周の師資相承については、史料に乏しいために、これまで学界で何度か疑問が呈されているのも事実である。本論文では、智周の師承に関する史料を整理し、それを分析することを通じて、「三祖」が唐代から認められていた概念であることを確認しつつ、しかし実態としては、(後の宗派的な見方と比べても)智周が比較的自由な精神をもっており、基らを批判的に見ていた点も認められる。

    DOI CiNii

  • 仏教研究におけるコンピュータ利用の現状: INBUDSを中心に

    師 茂樹

    人文学と情報処理   ( 24 ) 54 - 59  1999年09月  [国内誌]

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    仏教学におけるコンピュータ利用の歴史は、日本国内では比較的古く、パソコンで漢字が使えるようになってからは、学会レベルで積極的な取組みがなされてきた。その中で日本印度学仏教学会データベースセンターが中心となって構築作業を行っている《インド学仏教学論文データベース(INBUDS)》について、これまであまり紹介されてこなかったその概要と、同データベースセンターやその協力者がより便利なものを目指して取り組んでいる、XMLなども見据えたさまざまな研究、実験などについてその梗概を述べる。また併せて、テキストデータベース以外の関連する学術データベースについても紹介する。

    CiNii

  • 慈蘊『法相髄脳』の復原と解釈

    師 茂樹

    東洋大学大学院紀要   35   163 - 178  1999年02月  [国内誌]

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    興福寺の慈蘊(〜802–805〜)によって作られた『法相髄脳』は、その奥書に唐決を匂わせる記述が見られ、 上代日本法相宗において重要な意味を持つと思われる書物である。 しかし、蔵俊あるいは他の誰かの手によってその大部分が省略されており、作成された目的がはっきりしなかった。
    『髄脳』の原型は、基・慧沼・智周・如理ら、中国法相宗の祖師たちの文を引用したものからなっている。 引用文の内容は清辯ら中観派の教理を批判するものであり、当時実際に対立していた日本三論宗に対する批判を意味するものと考えられるが、 それぞれの引用文を比較してみると、内容・態度に差異が認められることから、それを解決する(あるいは解決した)ことが 撰述目的のひとつと考えられるだろう。

  • 法相宗の「一乗方便」説再考 : 諸乗義林を中心に

    師 茂樹

    印度學佛教學研究   47 ( 1 ) 66 - 68  1998年12月  [査読有り]  [国内誌]

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    人の能力は平等か、不平等か――中国・日本において激論が戦わされた三乗・一乗の論争は、 一部の人に成仏の能力を認めない法相宗と、全ての人に成仏の可能性があると主張する一乗側との論争であるが、 従来の研究において法相宗の立場は「三乗真実・一乗方便」であるとされてきた。 しかし、法相宗の祖慈恩大師基(632〜682)や、奈良時代の代表的思想家である善珠(724〜797)の文献を検討すると、 この用語には問題があることに気づく。基の代表的文献『大乗法苑義林章』所収の「諸乗義林」では、 『法華経』の一乗説を「方便」とする一方、『勝鬘経』『涅槃経』などで説かれる普遍的な理、 真如を一乗とする立場を「真実」としており、したがってこれまでの研究では法相宗の一乗説の一部しか見ていなかったことになる。

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  • 最澄所引の賓法師『融文』について

    師 茂樹

    東洋大学大学院紀要   34   153 - 171  1998年02月  [国内誌]

     概要を見る

    最澄によって撰述された『守護国界章』は、徳一との論争書のなかでも最も包括的な書である。 『守護章』には多くの引用が見られ、そのなかに少なからぬ逸文が含まれるのであるが、賓法師の作である『融文』はそのひとつであり、 具には『助照法華融文集』であると考えられる。
    賓法師の名は最澄の著作中にたびたび登場するのであるが、霊潤や法宝といった一乗家の一員として扱われていることから考えると、 おそらく相部律宗の定賓を指していると思われる。 定賓は法華経や如来蔵経といった一乗経典や因明書、唯識論書を研究していたことが伝記からもわかる。
    『融文』では、四諦説と転法輪を関連させて論じているのであるが、そこには法宝の五時教判が『解深密経』と『法華経』とを 峻別する態度と共通する構造が読み取れる。また、賓法師に帰せられる他の著作においては、定性声聞や定性独覚が無余涅槃に入った後にでも、 廻心向大が可能であることが説かれている。

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書籍等出版物

  • 未来哲学別冊 哲学の未来/未知なる哲学

    ( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 対話の哲学へ: 東アジア仏教から考える)

    未来哲学研究所; ぷねうま社  2024年09月 ISBN: 9784910154596

  • [近江ARSいないいないばあBOOK]別日本で、いい。

    松岡 正剛( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 仏教的多自然主義へ)

    春秋社  2024年04月 ISBN: 9784393333969

  • 近現代中外因明研究学術史(上下册)

    沈剣英, 姚南強, 沈海波, 沈海燕, 吉美桑珠, 陳立健, 秀仁, Pramod Kumar, 師茂樹, 桂紹隆, Nataliya Kanaeva( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 日本近現代的因明研究(上): 明治時期的因明研究)

    上海書店出版社  2023年06月 ISBN: 9787545822793

     概要を見る

    「明治时期的日本因明研究概况」 https://researchmap.jp/moroshigeki/published_papers/22288515 の再録。

  • 神話研究の最先端

    角南 聡一郎, 丸山 顕誠( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「仏教研究の方法と神話」)

    笠間書院  2022年12月 ISBN: 9784305709745

  • 共事者の社会へ

    花園大学人権教育研究センター( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「AI美空ひばり」は冒涜か: 人工知能が死者を代弁することをめぐって)

    批評社  2022年03月 ISBN: 4826507313

    ASIN

  • 玄奘三蔵: 新たなる玄奘像をもとめて

    佐久間秀範, 近本謙介, 本井牧子( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 玄奘が学んだ仏教知識論(因明))

    勉誠出版  2021年12月 ISBN: 9784585310051

  • 最澄と徳一 : 仏教史上最大の対決

    師, 茂樹( 担当: 単著)

    岩波書店  2021年10月 ISBN: 9784004318996

  • モア・ザン・ヒューマン: マルチスピーシーズ人類学と環境人文学

    奥野 克巳, 近藤 祉秋, ナターシャ ファイン( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第九章 仏教哲学の真源を再構築する(清水高志 インタビュー, 師茂樹 聞き手))

    以文社  2021年09月 ISBN: 9784753103645

  • デジタル時代の中国学リファレンスマニュアル

    漢字文献情報処理研究会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「仏典の叢書・テキスト」(a.176–184)、「仏典を検索する」(a.185–193)、「仏典の分類」(a.194–199)、「解説 韓国の学術論文をしらべる」(a.256–258)、「解説 欧米の中国関係論文をさがす」(a.265–266)、「仏教の仏・菩薩・天・高僧等をしらべる」(a.323–326))

    好文出版  2021年03月 ISBN: 9784872202274

  • コロナがあらわにした分断される意識 : 和解と救済の社会学へ

    花園大学人権教育研究センター( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 佐々木閑、吉永純、師茂樹、梅木真寿郎「新型コロナウイルス感染症と人権: 花園大学からのメッセージ」)

    批評社  2021年03月 ISBN: 9784826507226

  • 村上専精と日本近代仏教

    オリオン・クラウタウ( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 村上専精『活用講述因明学全書』の思想)

    法藏館  2021年02月 ISBN: 9784831855619

  • 仏教事典

    日本仏教学会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 人工知能・ロボットとの共生)

    丸善出版  2021年01月 ISBN: 9784621305829

  • 療法としての歴史<知> : いまを診る

    方法論懇話会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 症例15 アニメーションは〈日本のお家芸〉か 創られた自意識 アニメーションと日本文化)

    森話社  2020年12月 ISBN: 9784864051545

  • 仏教思想の展開: 花野充道博士古稀記念論文集

    花野充道博士古稀記念論文集刊行会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 最澄『通六九証破比量文』の思想史的位置: 二比量を中心に)

    山喜房佛書林  2020年10月 ISBN: 9784796308212

  • 원효元曉, 문헌과 사상의 신지평 [元暁、文献と思想の新地平]

    동국대학교 불교문화연구원HK연구단( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 원효『중변분별론소』의 사상사적 위상과 그 의의 [元暁『中辺分別論疏』の思想史的位相とその意義])

    동국대학교출판부 [東国大学校出版部]  2020年05月 ISBN: 9788978019781

  • From Chang’an to Nālandā: The Life and Legacy of the Chinese Buddhist Monk Xuanzang (602?-664)

    SHI Ciguang, CHEN Jinhua, JI Yun, SHI Xingding( 担当: 分担執筆,  担当範囲: Biography as Narrative: Reconsideration of Xuanzang’s Biographies Focusing on Japanese Old Buddhist Manuscripts.)

    WorldScholastic Publishers  2020年05月 ISBN: 9789811461859

  • Transmission and Transformation of Buddhist Logic and Epistemology in East Asia

    護山 真也( 担当: 分担執筆,  担当範囲: Was there a dispute between Dharmapāla and Bhāviveka?: East Asian discussion on the historicity of the proof of śūnyatā)

    Arbeitskreis für Tibetische und Buddhistische Studien, Universität Wien  2020年 ISBN: 9783902501356  [査読有り]

  • 論集中国学と情報化

    漢字文献情報処理研究会, 二階堂善弘, 千田大介, 師茂樹, 山田崇仁, 小島浩之, 佐藤仁史, 上地宏一, 田邉鉄( 担当: 共著,  担当範囲: デジタル時代の文献目録)

    好文出版  2019年06月 ISBN: 4872201965

    ASIN

  • 多元化するゲーム文化と社会

    松井, 広志, 東, 園子, 井口, 貴紀, 大石, 真澄, 秦, 美香子( 担当: 分担執筆,  担当範囲: コラム インタラクティブ・フィクション)

    ニューゲームズオーダー  2019年05月 ISBN: 4908124302

    ASIN

  • 京都学研究と文化史の視座 : 芳井敬郎名誉教授古稀記念

    芳井敬郎名誉教授古稀記念会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 大西祝の因明理解)

    芙蓉書房出版  2019年03月 ISBN: 9784829507568

  • 오온과 유식-대승오온론 역주 [五蘊と唯識: 大乗五蘊論訳注]

    師 茂樹, 허암( 担当: 単著)

    民族社  2018年09月 ISBN: 9791189269012

     概要を見る

    『『大乗五蘊論』を読む』(春秋社、2015)の韓国語訳。

  • 企画展 デジタルで楽しむ歴史資料

    国立歴史民俗博物館( 担当: 分担執筆,  担当範囲: IV-2 京町家の3Dグラフィックス再現)

    国立歴史民俗博物館  2017年03月

  • 仏教史研究ハンドブック

    佛教史学会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「第2部 中国、朝鮮半島 第2章 朝鮮半島 第2節 朝鮮仏教の独自性: 正統と異端/独自性」pp.130-131、「第2部 中国、朝鮮半島 第2章 朝鮮半島 第3節 国外との関係 1 新羅以前のインド・中国・日本との交流」pp.132-133、「第2部 中国、朝鮮半島 第2章 朝鮮半島 第5節 他宗教との関係 1 古代における儒教・道教等との関係」」pp.136-137)

    法藏館  2017年02月 ISBN: 4831860050

    ASIN

  • 世界神話伝説大事典

    篠田知和基, 丸山顕徳( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「夢」p.280、「復活」pp.280–281、「賢者」p.284、「人食い」pp.284–285、「弘法大師」p.627)

    勉誠出版  2016年07月 ISBN: 4585200363

    ASIN

  • 大和の歴史と伝説を訪ねて

    丸山 顕徳( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 泥海からはじまる世界 天理市)

    三弥井書店  2016年03月 ISBN: 4838232969

    ASIN

  • 『大乗五蘊論』を読む (新・興福寺仏教文化講座)

    師 茂樹( 担当: 単著)

    春秋社  2015年09月 ISBN: 4393135830

    ASIN

  • 論理と歴史―東アジア仏教論理学の形成と展開

    師 茂樹( 担当: 単著)

    ナカニシヤ出版  2015年06月 ISBN: 4779509297

    ASIN

  • 私が変われば世界が変わる―学生とともに創るアクティブ・ラーニング

    中 善則, 秦 美香子, 野田 光太郎, 師 茂樹, 山中 昌幸, 西澤 直美, 角野 綾子, 丹治 光浩, 花園大学アクティブラーニング研究会( 担当: 共著,  担当範囲: 第3章「「情報と社会」におけるつぶやき授業: ICTで社会とつなぐ」)

    ナカニシヤ出版  2015年03月 ISBN: 4779509564

    ASIN

  • 平成26年度 京都の「地蔵」信仰と地蔵盆を活かした地域活性化事業 報告書

    京都の「地蔵」信仰と地蔵盆を活かした地域活性化事業実行委員会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第II部2(1)(ii)「京都市中京区の「地蔵」分布調査」pp.9-12、第III部「京都の「地蔵」信仰の背景」pp.15-21)

    京都の「地蔵」信仰と地蔵盆を活かした地域活性化事業実行委員会  2015年03月

  • Logic in Buddhist scholasticism from philosophical, philological, historical and comparative perspectives

    Paul, Gregor Szimion, Lumbini International Research Institute( 担当: 分担執筆,  担当範囲: Gomyō’s Interpretation on the proof of vijñapti-mātratā)

    Lumbini International Research Institute  2015年 ISBN: 9789937297202

  • 平成25年度 京都の「地蔵」信仰と地蔵盆を活かした地域活性化事業 報告書

    京都の地蔵信仰と地蔵盆を活かした地域活性化事業実行委員会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第II部「分布調査」(花園大学・京都府立総合資料館の共同執筆))

    京都の「地蔵」信仰と地蔵盆を活かした地域活性化事業実行委員会  2014年03月

  • 人文学と著作権問題ー研究・教育のためのコンプライアンス

    石岡 克俊, 小島 浩之, 上地 宏一, 佐藤 仁史, 田邉 鉄, 千田 大介, 二階堂 善弘, 師 茂樹, 山田 崇仁, 漢字文献情報処理研究会( 担当: 共著,  担当範囲: コラム「GPLとクリエイティブ・コモンズ」p.69 Ⅳ「Q&A Q1」pp.156–157、「Q&A Q4」pp.160–161、「Q&A Q7」pp.165–166、「Q&A Q8」pp.166–167、「Q&A Q9」pp.168–169)

    好文出版  2014年02月 ISBN: 4872201779

    ASIN

  • 奈良春日野の歴史と文学を歩く

    宮川 久美( 担当: 共著,  担当範囲: 春日野の仏教世界―十二神将―)

    日本国語国学研究所  2013年03月 ISBN: 9784990705107

  • キャンパスライフ: 入学から卒業へ

    丸山 顯德( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第5課 情報収集と利用)

    嵯峨野書院  2013年03月 ISBN: 4782305265

    ASIN

  • 大学で学ぼう: 知のスキルアップ15

    漢字文献情報処理研究会, 師茂樹, 上地宏一, 小島浩之, 佐藤仁史, 田邉鉄, 千田大介, 二階堂善弘, 山田崇仁( 担当: 共著,  担当範囲: 第1課「大学での学び」pp.3–10、第2課「グループで学ぶ」pp.11–18、第3課「情報モラルとコミュニケーション」pp.19-26、第8課「リーディング入門」pp.63–70、第9課「問題発見」pp.71–78、第10課「調査から研究へ」pp.81–88、第11課「プレゼンテーション入門1」pp.89–96、第12課「プレゼンテーション入門2」pp.97–104、第13課「レポート・論文執筆の基礎1」pp.105–112、第14課「レポート・論文執筆の基礎2」pp.113–120、第15課「これまでの学びのふりかえり」pp.123–130)

    好文出版  2013年02月 ISBN: 4872201604

    ASIN

  • 法華仏教と関係諸文化の研究: 伊藤瑞叡博士古稀記念論文集

    伊藤瑞叡博士古稀記念論文集刊行会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 玄奘伝と「唯識比量」: 興聖寺本『続高僧伝』を中心に)

    山喜房佛書林  2013年02月 ISBN: 9784796302296

  • フィクション論への誘い: 文学・歴史・遊び・人間

    大浦康介( 担当: 分担執筆,  担当範囲: プロレス、あるいは虚実の間)

    世界思想社  2013年01月 ISBN: 4790715825

    ASIN

  • からだの文化: 修行と身体像

    夏目 房之介, 李 保華, 大地 宏子, 野村 英登, 師 茂樹( 担当: 共著,  担当範囲: 修行マニュアルを読む:『天台小止観』を中心に)

    五曜書房  2012年07月 ISBN: 443416726X

    ASIN

  • 電脳中国学入門

    漢字文献情報処理研究会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「本書の記述について」pp.4–5、コラム「メールソフトとWebメール」p.41、「多言語でブログ・SNS」pp.42–43、「Googleの便利な機能」pp.96–97、「画像・動画を探す」pp.100–101、「Wikipediaをどう使うか」pp.102–104、コラム「メディアリテラシー:統計を疑う」p.117、「専門論文データベース」(師茂樹、山田崇仁)pp.148–151、「仏典」pp.196–197、「中国語の本を「自炊」する」pp.210–221、コラム「ソフトウェアやデータベースの寿命」p.222、コラム「テキスト処理の参考書」p.230)

    好文出版  2012年02月 ISBN: 4872201507

    ASIN

  • 奈良伝説探訪

    丸山顕徳編, 丸山 顕徳( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「三月堂と蜂の宮」pp. 68-71、「実忠と笠置寺」pp. 137-141)

    三弥井書店  2010年04月 ISBN: 4838231903

    ASIN

  • 新常用漢字表の文字論

    文字研究会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 一般キャラクター論としての文字論の可能性)

    勉誠出版  2009年12月 ISBN: 4585032274

    ASIN

  • 情報歴史学入門

    後藤 真, 田中 正流, 師 茂樹( 担当: 共著,  担当範囲: 「この本の読み方」pp.6–7、第1部第4章「文化庁「子ども文化教室」を読む」pp.32–37、第2部第3章「モノ史料/建物/遺跡」pp.72–87、第2部5章「地理情報」pp.94–102、第3部「情報を引き出す」pp.104–127、第4部第1章「著作権とライセンス」pp.130–135、第5部「卒業論文に向けて」pp.152–173)

    金寿堂出版  2009年05月 ISBN: 4903762041

    ASIN

  • Korean Buddhism in East Asian perspectives

    Geumgang Center for Buddhist Studies, Geumgang University, 金, 相鉉( 担当: 分担執筆,  担当範囲: Xuanzang's Inference of Yogācāra and Its Interpretation by Shilla Buddhists.)

    Jimoondang  2007年 ISBN: 8988095979

  • 次世代中国古典文献デ-タベ-ス構築の基礎的研究 : 平成14~16年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書

    村越, 貴代美, 種村, 和史, 二階堂, 善弘, 師, 茂樹, 千田, 大介

    [村越貴代美]  2005年03月

  • インド哲学仏教学への誘い: 菅沼晃博士古稀記念論文集

    菅沼晃博士古稀記念論文集刊行会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: IT社会におけるインド学仏教学)

    大東出版社  2005年03月 ISBN: 4500007008

    ASIN

  • 日本史の脱領域 : 多様性へのアプローチ

    方法論懇話会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: データベースがもたらすもの コンピュータの中の歴史/物語)

    森話社  2003年02月 ISBN: 491608733X

    ASIN

  • 電脳中国学2

    漢字文献情報処理研究会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「ハングルを使うには」pp.88–89、「インターネットの歴史」pp.92–95、「メールソフトで中国語」pp.96–108、「インターネット中国学への入り口 仏典」pp.138–141、「中国語のホームページを作る」pp.156–172、「電脳中国学の展望 テキスト処理のプラグマティズム」pp.322–331)

    好文出版  2002年04月 ISBN: 4872200527

    ASIN

  • インターネット時代の文字コード

    小林龍生, 安岡孝一, 戸村哲, 三上喜貴( 担当: 分担執筆,  担当範囲: タグ付き言語と文字コード)

    共立出版  2002年01月 ISBN: 4320120388

    ASIN

  • パソコン悠悠漢字術: 今昔文字鏡徹底活用

    文字鏡研究会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第5章「文字鏡でホームページを作るには」pp.37–59、第12章「データベースの未来へ―SATと文字鏡とXML」pp.154–174、第13章「文字鏡番号を使った文字の統計調査」pp.175–186、第14章「文字鏡番号を扱うための汎用JPerlスクリプト」pp.187–189)

    紀伊國屋書店  1999年04月 ISBN: 4314101369

    ASIN

  • 電脳中国学: インターネットで広がる漢字の世界

    漢字文献情報処理研究会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「中国関連学術ホームページガイド 仏教・道教」(師茂樹・野村英登)pp.146–151、「学術CD-ROMを使いこなす 仏教関連」pp.184–186、「収集した情報を加工する コンバート・加工入門」pp.188–193、「学術データ構築の実際 電子テキスト概論」pp.196–205)

    好文出版  1999年03月 ISBN: 4872200233

    ASIN

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Works(作品等)

  • Universal Dependencies 2.15

    Zeman, Daniel, Nivre, Joakim, Abrams, Mitchell, Ackermann, Elia, Aepli, Noëmi, Aghaei, Hamid, Agić, Željko, Ahmadi, Amir, Ahrenberg, Lars, Ajede, Chika Kennedy, Akhundjanova, Arofat, Akkurt, Furkan, Aleksandravičiūtė, Gabrielė, Alfina, Ika, Algom, Avner, Alnajjar, Khalid, Alzetta, Chiara, Andersen, Erik, Andrews, Matthew, Antonsen, Lene, Aoyama, Tatsuya, Aplonova, Katya, Aquino, Angelina, Aragon, Carolina, Aranes, Glyd, Aranzabe, Maria Jesus, Arıcan, Bilge Nas, Arnardóttir, Þórunn, Arutie, Gashaw, Arwidarasti, Jessica Naraiswari, Asahara, Masayuki, Ásgeirsdóttir, Katla, Aslan, Deniz Baran, Asmazoğlu, Cengiz, Ateyah, Luma, Atmaca, Furkan, Attia, Mohammed, Atutxa, Aitziber, Augustinus, Liesbeth, Avelãs, Mariana, Badmaeva, Elena, Balasubramani, Keerthana, Ballesteros, Miguel, Banerjee, Esha, Bank, Sebastian, Barbosa, Bryan Khelven da Silva, Barbu Mititelu, Verginica, Barkarson, Starkaður, Basile, Rodolfo, Basmov, Victoria, Batchelor, Colin, Bauer, John, Bedir, Seyyit Talha, Behzad, Shabnam, Belieni, Juan, Bengoetxea, Kepa, Benli, İbrahim, Ben Moshe, Yifat, Berg, Ansu, Berk, Gözde, Bhat, Riyaz Ahmad, Biagetti, Erica, Bick, Eckhard, Bielinskienė, Agnė, Bilgin Taşdemir, Esma Fatıma, Bjarnadóttir, Kristín, Blaschke, Verena, Blokland, Rogier, Böbel, Nina, Bobicev, Victoria, Boizou, Loïc, Bonilla, Johnatan, Borges Völker, Emanuel, Börstell, Carl, Bosco, Cristina, Bouma, Gosse, Bowman, Sam, Boyd, Adriane, Braggaar, Anouck, Branco, António, Brokaitė, Kristina, Burchardt, Aljoscha, Cabeza, Carmen, Cáceres Arandia, Natalia, Campos, Marisa, Candito, Marie, Caron, Bernard, Caron, Gauthier, Carvalheiro, Catarina, Carvalho, Rita, Cassidy, Lauren, Castro, Maria Clara, Castro, Sérgio, Cavalcanti, Tatiana, Cebiroğlu Eryiğit, Gülşen, Cecchini, Flavio Massimiliano, Celano, Giuseppe G. A., Çepani, Anila, Čéplö, Slavomír, Cesur, Neslihan, Cetin, Savas, Çetinoğlu, Özlem, Chalub, Fabricio, Chamila, Liyanage, Chamoreau, Claudine, Chauhan, Shweta, Chen, Yifei, Chi, Ethan, Chika, Taishi, Cho, Yongseok, Choi, Jinho, Chontaeva, Bermet, Chun, Jayeol, Chung, Juyeon, Cignarella, Alessandra T., Cinková, Silvie, Collomb, Aurélie, Çöltekin, Çağrı, Connor, Miriam, Corbetta, Claudia, Corbetta, Daniela, Costa, Francisco, Courtin, Marine, Crabbé, Benoît, Cristescu, Mihaela, Cvetkoski, Vladimir, Dahan, Netanel, Dale, Ingerid Løyning, Daniel, Philemon, Davidson, Elizabeth, de Alencar, Leonel Figueiredo, Dehouck, Mathieu, de Laurentiis, Martina, de Marneffe, Marie-Catherine, de Paiva, Valeria, Derin, Mehmet Oguz, de Souza, Elvis, Diaz de Ilarraza, Arantza, Díaz Hernández, Roberto Antonio, Dickerson, Carly, Di Felippo, Ariani, Dinakaramani, Arawinda, Di Nuovo, Elisa, Dione, Bamba, Dirix, Peter, Do, Hoa, Dobrovoljc, Kaja, Döhmer, Caroline, Doyle, Adrian, Dozat, Timothy, Droganova, Kira, Duran, Magali Sanches, Dwivedi, Puneet, Ebert, Christian, Eckhoff, Hanne, Eguchi, Masaki, Eiche, Sandra, Eiselen, Roald, Eli, Marhaba, Elkahky, Ali, Ephrem, Binyam, Erina, Olga, Erjavec, Tomaž, Eslami, Soudabeh, Essaidi, Farah, Etienne, Aline, Evelyn, Wograine, Facundes, Sidney, Farkas, Richárd, Faryad, Ján, Favero, Federica, Ferdaousi, Jannatul, Fernanda, Marília, Fernandez Alcalde, Hector, Fethi, Amal, Foster, Jennifer, Fransen, Theodorus, Freitas, Cláudia, Fujita, Kazunori, Gajdošová, Katarína, Galbraith, Daniel, Galy, Edith, Gamba, Federica, Garcia, Marcos, García-Miguel, José María, Gärdenfors, Moa, Gaustad, Tanja, Genç, Efe Eren, Gerardi, Fabrício Ferraz, Gerdes, Kim, Gessler, Luke, Ginter, Filip, Godoy, Gustavo, Goenaga, Iakes, Gojenola, Koldo, Gökırmak, Memduh, Goldberg, Yoav, Goldin, Gili, Gómez Guinovart, Xavier, González Saavedra, Berta, Griciūtė, Bernadeta, Grioni, Matias, Grobol, Loïc, Grūzītis, Normunds, Guillaume, Bruno, Guiller, Kirian, Guillot-Barbance, Céline, Güngör, Tunga, Gurevich, Vladimir, Habash, Nizar, Hafsteinsson, Hinrik, Hajič, Jan, Hajič jr., Jan, Hämäläinen, Mika, Hà Mỹ, Linh, Han, Na-Rae, Hanifmuti, Muhammad Yudistira, Harada, Takahiro, Hardwick, Sam, Harris, Kim, Hassert, Naïma, Haug, Dag, Heinecke, Johannes, Hellwig, Oliver, Hennig, Felix, Hladká, Barbora, Hlaváčová, Jaroslava, Hociung, Florinel, Hoefels, Diana, Hohle, Petter, Howell, Nick, Huang, Yidi, Huerta Mendez, Marivel, Hwang, Jena, Ikeda, Takumi, Iliadou, Inessa, Ingason, Anton Karl, Ion, Radu, Irimia, Elena, Ishola, Ọlájídé, Islamaj, Artan, Ito, Kaoru, Iurescia, Federica, Jagodzińska, Sandra, Jannat, Siratun, Jelínek, Tomáš, Jha, Apoorva, Jiang, Katharine, Jobanputra, Mayank, Johannsen, Anders, Jónsdóttir, Hildur, Jørgensen, Fredrik, Juutinen, Markus, Kaşıkara, Hüner, Kabaeva, Nadezhda, Kahane, Sylvain, Kanayama, Hiroshi, Kanerva, Jenna, Kara, Neslihan, Karahóǧa, Ritván, Kåsen, Andre, Kayadelen, Tolga, Kengatharaiyer, Sarveswaran, Kettnerová, Václava, Kharatyan, Lilit, Kirchner, Jesse, Klementieva, Elena, Klyachko, Elena, Kocharov, Petr, Köhn, Arne, Köksal, Abdullatif, Kopacewicz, Kamil, Korkiakangas, Timo, Köse, Mehmet, Koshevoy, Alexey, Kote, Nelda, Kotsyba, Natalia, Kovačić, Barbara, Kovalevskaitė, Jolanta, Kowner, Emmanuelle, Krek, Simon, Krishnamurthy, Parameswari, Kübler, Sandra, Kuqi, Adrian, Kuyrukçu, Oğuzhan, Kuzgun, Aslı, Kwak, Sookyoung, Kyle, Kris, Laan, Käbi, Laippala, Veronika, Lambertino, Lorenzo, Landau, Israel, Lando, Tatiana, Larasati, Septina Dian, Lavrentiev, Alexei, Lee, John, Lê Hồng, Phương, Lenci, Alessandro, Lertpradit, Saran, Leung, Herman, Levina, Maria, Levine, Lauren, Li, Cheuk Ying, Li, Josie, Li, Keying, Li, Yixuan, Li, Yuan, Lim, KyungTae, Lima Padovani, Bruna, Lin, Yi-Ju Jessica, Lindén, Krister, Liu, Yang Janet, Ljubešić, Nikola, Lobzhanidze, Irina, Loginova, Olga, Lopes, Lucelene, Luftiu, Edita, Lukashevskyi, Arsenii, Lusito, Stefano, Lutgen, Anne-Marie, Luthfi, Andry, Luukko, Mikko, Lyashevskaya, Olga, Lynn, Teresa, Macketanz, Vivien, Mahamdi, Menel, Maillard, Jean, Makarchuk, Ilya, Makazhanov, Aibek, Mambrini, Francesco, Mandl, Michael, Manning, Christopher, Manurung, Ruli, Marşan, Büşra, Mărănduc, Cătălina, Mareček, David, Marheinecke, Katrin, Markantonatou, Stella, Martínez Alonso, Héctor, Martín Rodríguez, Lorena, Martins, André, Martins, Cláudia, Mašek, Jan, Matsuda, Hiroshi, Matsumoto, Yuji, Mazzei, Alessandro, McDonald, Ryan, McGuinness, Sarah, Mehta, Maitrey, Ménard, Pierre André, Mendonça, Gustavo, Merhav, Hilla, Merzhevich, Tatiana, Meurer, Paul, Miekka, Niko, Milano, Emilia, Miller, Aaron, Minerbi, Yael, Mischenkova, Karina, Missilä, Anna, Mititelu, Cătălin, Mitrofan, Maria, Miyao, Yusuke, Mojiri Foroushani, AmirHossein, Molnár, Judit, Moloodi, Amirsaeid, Montemagni, Simonetta, More, Amir, Moreno Romero, Laura, Moretti, Giovanni, Mori, Shinsuke, Morioka, Tomohiko, Moro, Shigeki, Mortensen, Bjartur, Moskalevskyi, Bohdan, Muischnek, Kadri, Munro, Robert, Murawaki, Yugo, Müürisep, Kaili, Nainwani, Pinkey, Nakhlé, Mariam, Navarro Horñiacek, Juan Ignacio, Nedoluzhko, Anna, Nešpore-Bērzkalne, Gunta, Nevaci, Manuela, Nguyễn Thị, Lương, Nguyễn Thị Minh, Huyền, Nikaido, Yoshihiro, Nikolaev, Vitaly, Nitisaroj, Rattima, Norrman, Victor, Nourian, Alireza, Nunes, Maria das Graças Volpe, Nurmi, Hanna, Ojala, Stina, Ojha, Atul Kr., Óladóttir, Hulda, Olúòkun, Adédayọ̀, Omura, Mai, Onwuegbuzia, Emeka, Ordan, Noam, Osenova, Petya, Östling, Robert, Ott, Annika, Øvrelid, Lilja, Özateş, Şaziye Betül, Özçelik, Merve, Özgür, Arzucan, Öztürk Başaran, Balkız, Paccosi, Teresa, Palmero Aprosio, Alessio, Panova, Anastasia, Pardo, Thiago Alexandre Salgueiro, Park, Hyunji Hayley, Partanen, Niko, Pascual, Elena, Passarotti, Marco, Patejuk, Agnieszka, Paulino-Passos, Guilherme, Pedonese, Giulia, Peeters, Oggi, Peljak-Łapińska, Angelika, Peng, Siyao, Peng, Siyao Logan, Pereira, Rita, Pereira, Sílvia, Perez, Cenel-Augusto, Perkova, Natalia, Perrier, Guy, Petrov, Slav, Petrova, Daria, Peverelli, Andrea, Phelan, Jason, Pierre-Louis, Claudel, Piitulainen, Jussi, Pinter, Yuval, Pinto, Clara, Pintucci, Rodrigo, Pirinen, Tommi A, Pitler, Emily, Plamada, Magdalena, Plank, Barbara, Plum, Alistair, Poibeau, Thierry, Ponomareva, Larisa, Popel, Martin, Pretkalniņa, Lauma, Pretorius, Rigardt, Prévost, Sophie, Prokopidis, Prokopis, Przepiórkowski, Adam, Pugh, Robert, Puolakainen, Tiina, Purschke, Christoph, Pyysalo, Sampo, Qi, Peng, Querido, Andreia, Rääbis, Andriela, Rabinovich, Ella, Rademaker, Alexandre, Rahoman, Mizanur, Rama, Taraka, Ramasamy, Loganathan, Ramisch, Carlos, Ramos, Joana, Rashel, Fam, Rasooli, Mohammad Sadegh, Ravishankar, Vinit, Real, Livy, Rebeja, Petru, Reddy, Siva, Regnault, Mathilde, Rehm, Georg, Riabi, Arij, Riabov, Ivan, Rießler, Michael, Rimkutė, Erika, Rinaldi, Larissa, Rituma, Laura, Rizqiyah, Putri, Rocha, Luisa, Rögnvaldsson, Eiríkur, Roksandic, Ivan, Roman, Norton Trevisan, Romanenko, Mykhailo, Rosa, Rudolf, Roșca, Valentin, Roulon, Paulette, Rovati, Davide, Rozonoyer, Ben, Rudina, Olga, Rueter, Jack, Ruffolo, Paolo, Rúnarsson, Kristján, Rushiti, Rozana, Sadde, Shoval, Safari, Pegah, Sahala, Aleksi, Saleh, Shadi, Salomoni, Alessio, Samardžić, Tanja, Sampanis, Konstantinos, Samson, Stephanie, Sánchez-Rodríguez, Xulia, Sanguinetti, Manuela, Sanıyar, Ezgi, Särg, Dage, Sartor, Marta, Sarymsakova, Albina, Sasaki, Mitsuya, Saulīte, Baiba, Savary, Agata, Sawanakunanon, Yanin, Saxena, Shefali, Scannell, Kevin, Scarlata, Salvatore, Schang, Emmanuel, Schneider, Nathan, Schuster, Sebastian, Schwartz, Lane, Seddah, Djamé, Seeker, Wolfgang, Sellmer, Sven, Seraji, Mojgan, Shahzadi, Syeda, Shen, Mo, Shimada, Atsuko, Shin, Gyu-Ho, Shirasu, Hiroyuki, Shishkina, Yana, Shohibussirri, Muh, Shvedova, Maria, Siewert, Janine, Sigurðsson, Einar Freyr, Silva, João, Silveira, Aline, Silveira, Natalia, Silveira, Sara, Simi, Maria, Simionescu, Radu, Simkó, Katalin, Šimková, Mária, Símonarson, Haukur Barri, Simov, Kiril, Sitchinava, Dmitri, Sither, Ted, Smith, Aaron, Soares-Bastos, Isabela, Solberg, Per Erik, Sonnenhauser, Barbara, Sourov, Shafi, Sprugnoli, Rachele, Stamou, Vivian, Steingrímsson, Steinþór, Stella, Antonio, Stephen, Abishek, Straka, Milan, Strass, Omer, Strickland, Emmett, Strnadová, Jana, Suhr, Alane, Sulestio, Yogi Lesmana, Sulubacak, Umut, Sung, Hakyung, Suzuki, Shingo, Swanson, Daniel, Szántó, Zsolt, Taguchi, Chihiro, Taji, Dima, Talamo, Luigi, Tamburini, Fabio, Tan, Mary Ann C., Tanaka, Takaaki, Tanaya, Dipta, Tavoni, Mirko, Tella, Samson, Tellier, Isabelle, Testori, Marinella, Thomas, Guillaume, Tıraş, Tarık Emre, Tonelli, Sara, Torga, Liisi, Toska, Marsida, Trosterud, Trond, Trukhina, Anna, Tsarfaty, Reut, Türk, Utku, Tyers, Francis, Þórðarson, Sveinbjörn, Þorsteinsson, Vilhjálmur, Uematsu, Sumire, Untilov, Roman, Urešová, Zdeňka, Uria, Larraitz, Uszkoreit, Hans, Utka, Andrius, Vagnoni, Elena, Vajjala, Sowmya, Vak, Socrates, van der Goot, Rob, Vanhove, Martine, van Niekerk, Daniel, van Noord, Gertjan, Varga, Viktor, Vedenina, Uliana, Venturi, Giulia, Villemonte de la Clergerie, Eric, Vincze, Veronika, Vissamsetty, Anishka, Vlasova, Natalia, Vligouridou, Eleni, Wakasa, Aya, Wallenberg, Joel C., Wallin, Lars, Walsh, Abigail, Wang, John, Washington, Jonathan North, Weissweiler, Leonie, Wendt, Maximilan, Widmer, Paul, Wigderson, Shira, Wijono, Sri Hartati, Wille, Vanessa Berwanger, Williams, Seyi, Winkler, Miriam, Wintner, Shuly, Wirén, Mats, Wittern, Christian, Woldemariam, Tsegay, Wong, Tak-sum, Wróblewska, Alina, Wu, Qishen, Yako, Mary, Yamashita, Kayo, Yamazaki, Naoki, Yan, Chunxiao, Yasuoka, Koichi, Yavrumyan, Marat M., Yenice, Arife Betül, Yılandiloğlu, Enes, Yıldız, Olcay Taner, Yu, Zhuoran, Yuliawati, Arlisa, Žabokrtský, Zdeněk, Zahra, Shorouq, Zeldes, Amir, Zhou, He, Zhu, Hanzhi, Zhu, Yilun, Zhuravleva, Anna, Ziane, Rayan, Znotiņš, Artūrs  データベース 

    2024年11月
    -
    継続中

  • ngsm.pl

    師 茂樹  ソフトウェア 

    2019年10月
    -
    継続中

  • morogram

    師 茂樹  ソフトウェア 

    2002年
    -
    継続中

     概要を見る

    Unicode対応Nグラムツール

  • AR西寺・羅城門

    ASTEM/RI  ソフトウェア 

    2016年05月
    -
    2021年02月

  • VR安土城 タイムスコープ

    ASTEM  ソフトウェア 

    2013年04月
    -
     

講演・口頭発表等

  • 選挙に対する大学生の意識: アンケート結果を中心に

    師 茂樹

    2024年度 京都私立大学人権問題懇話会 第2回共同研究会   京都私立大学人権問題懇話会  

    発表年月: 2025年03月

  • 仏教から見たAIの諸問題: 生命・環境・死者

    師 茂樹  [招待有り]

    第71回コルモス研究会議 公開講演会「AI時代における宗教」   (同志社大学)  現代における宗教の役割研究会(コルモス)  

    発表年月: 2025年02月

  • 学術ツールレビュー NDL古典籍OCR-Lite

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第26回大会/関西大学オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)DHR班第4回研究集会   (慶應義塾大学 日吉キャンパス) 

    発表年月: 2025年02月

  • 死者への冒涜なのか、新たな宗教体験なのか: AIによる死者/聖人の再現をめぐって

    師 茂樹  [招待有り]

    2024年連続公開講演会「AIと信仰・宗教・思想」第4回講演会   (オンライン)  公益財団法人 東洋哲学研究所  

    発表年月: 2024年12月

     概要を見る

    死者の生前のデータを用い、AIを用いて何かを語らせたり生者との対話を可能にしたりする技術が普及しつつあるが、それに対する批判も見られる。一例をあげれば、2019年のNHK「AIでよみがえる美空ひばり」では、CGや音声合成で復元された美空ひばりが秋元康作詞による新曲「あれから」を歌い、そのなかで「あなたのことをずっと見ていましたよ/頑張りましたね/さぁ 私の分までまだまだ頑張って」と語りかけたが、それに対して「故人の言葉を創作し、自己の願いを仮託して語らせることは危険だ」「死者は生者の意思によって所有することのできない存在なのだ」(中島岳志)といった批判が出た。 一方、2020年の動画「Unfinished Votes」は、銃乱射事件で命を落とした若者を蘇らせ、銃規制派への投票をよびかけるものである。この動画は「私たちの息子が言わなければならないことを、どうか聞いてください」という遺族のメッセージから始まるが、この動画もまた「冒涜」であり、遺族が「故人の言葉を創作し、自己の願いを仮託して語らせること」として批判されるべきなのであろうか。こういった活動に対する「死者を冒涜している」といった意見もまた、生者が自己の意見を押しつけていることにはならないのだろうか。 韓国MBCの番組「あなたに会った」(2020年)では、3年前に亡くなった娘に母親がVR技術で「再会」し、再度別れを経験するというものである。制作者の発言からは、このような技術が遺影など、従来あったものの延長線上で捉えられていることがうかがえる。一方、このような技術が「追悼のプロセスを豊かにするのか、それとも壊してしまうのか、慎重に検討する必要があるのではないだろうか」(折田明子)と問題提起する声もある。新しい技術によるこういった取り組みが、追悼になるのか、ならないとしたらなぜならないのかについては、検討が必要であろう。 死者の「再現」に加え、近年では聖人・先哲の残した言葉などをAIに学習させ、生者との対話を可能にする技術も普及しつつある。日本では、京都大学が開発する「ブッダボット」や、ソクラテスとの対話を目指す名古屋大学のプロジェクト「Humanitext Antiqua」などがある。そのうち前者に対しては、「「見えないものを感じる」「もういない人と出会う」というのは、こういうことと似て非なるもののはずだ」と批判する声もある。しかし、宗教史をふりかえってみれば、亡くなった聖者と出会うことを願い、あるいは奇跡が起きることによって、聖者の姿を見たり教えを受けたりする体験が記録されている。そのような体験とAIで再現された聖者たちとの「邂逅」は、何が異なるのだろうか。 新しい技術の導入によって、宗教体験が変わることはしばしば起こり得ることだが、AIをはじめとするデジタル技術は私たちと死者・聖人との関係にどのような変容をもたらすのか。幅広い立場からの議論が必要であろう。

  • 仏教倫理からみたAIの諸課題: AI衆生論を中心に

    師 茂樹  [招待有り]

    令和6年度モラルサイエンス研究推進プロジェクト「道徳とAI」第2回モラルサイエンス研究会   (オンライン)  道徳科学研究所  

    発表年月: 2024年12月

  • デジタル社会における苦と楽:仏教の視点から考える

    師 茂樹  [招待有り]

    シンポジウム「接続する人文学:デジタル技術は人を幸せにするか」   (九州大学 伊都キャンパス)  九州大学大学院 人文情報連係学府  

    発表年月: 2024年10月

  • 仏教からみた脳オルガノイド

    公開シンポジウム「脳組織を人工的につくることの意味を考える~科学者と哲学・倫理学・宗教学者の対話から~」   (オンライン)  日本学術会議哲学委員会  

    発表年月: 2024年10月

  • セッション5へのコメント

    師 茂樹

    日本佛教学会 第93回学術大会   (広島大学)  日本佛教学会  

    発表年月: 2024年09月

    開催年月:
    2024年09月
     
     
  • A Doctrinal Discussion on Cheng weishi lun in the Japanese Rongi Tradition

    師 茂樹  [招待有り]

    (花園大学) 

    発表年月: 2024年09月

     概要を見る

    東国大学校「新羅講経儀礼復元のための踏査と調査」の一環。

  • AIによる死者の「再現」と、歴史叙述・フィクションとの境界

    師 茂樹

    日本宗教学会 第83回学術大会: パネル「AIがもたらす新しい死生観、もしくは死と不死」   (天理大学) 

    発表年月: 2024年09月

    開催年月:
    2024年09月
     
     

     概要を見る

    生前のデータをAIに学習させて死者を「再現」し、何かを語らせたり、生者との対話を可能にする技術が普及しつつある。これらの取り組みについては「生者の代弁をさせている」「死者への冒涜」といった倫理的な批判も見られる。AIを用いて死者に何かを語らせることは、デジタル技術を用いた史跡などの復元のような広義の歴史叙述や、過去の人物を登場させるゲーム作品などの実践と、何が異なるのか。そのような比較を通じて、AIによる死者の「再現」の倫理的問題について考えたい。

  • 心根を色法・肉団心とする説の一背景: 『楞厳経』注釈書を中心に

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会第75回学術大会・パネル発表C「新出史料の発見よりみたる達磨宗の諸相」   (駒澤大学) 

    発表年月: 2024年09月

    開催年月:
    2024年09月
     
     
  • 識窟説をめぐる成実論家の議論:『東大寺六宗未決義』を中心に

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会第75回学術大会   (駒澤大学) 

    発表年月: 2024年09月

    開催年月:
    2024年09月
     
     

     概要を見る

    奈良時代に編纂された唐決文献である『東大寺六宗未決義』の「成実宗」の節には、成実宗の教義に関する二つの疑問と、未伝書についての要求が、「伝灯満位僧賢融」の名で提出されている。これは、日本における成実宗の活動をうかがううえで貴重な資料である。二つの疑問のうちの第一のものは、「識窟」説に関する疑問である。「識窟」説とは、衆生はもともと三界の外の「識窟」なるところにおり、そこで仏の教化を受け解脱することもできるが、教化を受けなければ「無明の初念」などのきっかけで三界に流入し輪廻する、という学説で、吉蔵、灌頂、智光、安澄らが断片的に引用し批判的に議論してきたものである。三界に生じる前に教化を受けるという点では竺仏念訳『中陰経』が想起されるが、同じ竺仏念訳の『最勝問菩薩十住除垢断結経』には「識窟」説に関連する「接識」説(識を仏に接することで解脱が得られるという説)が見られ、「識窟」説の形成において竺仏念が関わっている可能性がある。『東大寺六宗未決義』は、「識窟」説について、①三界に入る前の変易生死と三界から出た後の変易生死とは同一なのか異なるのか、②『仁王経』に「三界の外に法があるというのは外道説である」とあるのと矛盾するのではないか、という二つの疑問を提出しているが、それらはそれ以前の議論(断片ではあるが)では見られなかったものである。

  • 유식이란 무엇인가: 생명론에서 인식론으로 (唯識とは何か: 生命論から認識論へ)

    師 茂樹  [招待有り]

    2024해인사승가대학 하안거 특강 (2024海印寺僧伽大学 夏安居 特講)   (海印寺)  해인사승가대학 (海印寺僧伽大学)  

    開催年月:
    2024年08月
     
     

     概要を見る

    8月13日: 유식에서 본 생과 사 (唯識から見た死と生) 8月14日: 유식의 중생관과 생명관 (唯識の衆生観と生命論) 8月15日: 유식의 인식론과 마음 (唯識の認識論と心)

  • 보살이 되기 위한 프로세스 (菩薩になるためのプロセス)

    師 茂樹  [招待有り]

    (海印寺)  해인율원 (海印律院)  

    発表年月: 2024年08月

  • AIを用いた「再現」の問題点

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第25回大会/関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)DHR班第2回研究集会   (関西大学 児島惟謙館) 

    発表年月: 2024年03月

     概要を見る

    近年、AIを用いた過去表象(歴史実践)が広がっている。そのなかには、故人との「再会」を目的としてAIで「復元」しようとするもののほか、日本赤十字社・関東大震災100年プロジェクト「100年前の100人の新証言 ~データとAIで紐解く、あの日に起きたこと。」のように、ある種の展示としてAIを用いるものや、AIを用いた白黒写真のカラー化など、デジタルアーカイブの文脈で行われている例もある。AIにデータ(文献など)を学習させ、何らかの可能性を提示させる研究も、広義の過去表象といえるだろう。こういった実践や研究の一部に対しては、「死者への冒涜だ」だといった批判、違和感が表明されている。3DCGなどによるAIを用いない「再現」を含め、これまで人間が行ってきた過去表象とAIによる過去表象は何が異なるのか。問題提起とともに検討する。

  • 「平安仏教」を読む、書く、学ぶ ―ブックトーク・師茂樹『最澄と徳一』、亀山隆彦『平安期密教思想の展開』―

    師 茂樹, 亀山 隆彦, 三後 明日香, 守屋 友江  [招待有り]

    (南山大学)  南山宗教文化研究所  

    発表年月: 2024年03月

     概要を見る

    平安仏教に関する著作を公刊された師茂樹氏(『最澄と徳一―仏教史上最大の対決』岩波書店、2021 年)と亀山隆彦氏(『平安期密教思想の展開―安然の真如論から覚鑁の身体論へ』臨川書店、2023 年)を迎えてブックトークを開催する。本ブックトークは新たな視点から「読む、書く、学ぶ」ことをキーワードに、平安期を軸に日本列島における仏教思想史を読み直し、過去に生きた仏教者の足跡を描く中で、自らの立場性を含めて平安期の仏教者が取り組んだ問題とそのアプローチから何が学べるかを問う試みである。日本とアメリカという研究拠点の違いから浮かび上がる、「平安仏教」をめぐる問いの立て方の多様性なども含めて、参加者と共に議論する場としたい。

  • 座談会「アジア研究データベースの活用」

    二階堂 善弘, 師 茂樹, 田邉 鉄, 二ノ宮 聡

    関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)第1回研究集会「東アジア研究データベースの現状と展開」   (関西大学 千里山キャンパス 以文館4階セミナースペース) 

    発表年月: 2024年01月

  • コメント1

    師 茂樹  [招待有り]

    身体と社会の実践知研究会シンポジウム「仏教と人類学のまじわるところ」   (京都大学楽友会館)  身体と社会の実践知研究会、京都大学人と社会の未来研究院上廣倫理財団寄附研究部門人類学領域  

    発表年月: 2023年12月

  • 『日本書紀』Universal Dependenciesへの挑戦

    安岡 孝一, ウィッテルン クリスティアン, 守岡 知彦, 池田 巧, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 鈴木 慎吾, 師 茂樹, 藤田一乘

    じんもんこん2023: 人文科学とコンピュータシンポジウム   (オンライン)  情報処理学会・人文科学とコンピュータ研究会  

    発表年月: 2023年12月

    開催年月:
    2023年12月
     
     

     概要を見る

    われわれの京都大学人文科学研究所共同研究班『古典中国語コーパスの応用研究』では,古典中国語 (漢文) の周辺言語に対し,Universal Dependencies (UD) の適用に挑戦している.その対象言語の一つが日本漢文であり,手始めとして『日本書紀』に着手した.『日本書紀』は,基本的に古典中国語で書かれており,古典中国語 UD で記述可能だと考えていたからだ.しかし,読みが甘かった.『日本書紀』は手ごわすぎる.古典中国語 UD に押し込めるには,無理がある.本稿では『日本書紀』におけるいくつかの例を示し,それらに関する解決法を模索する.

  • 対話の哲学:教相判釈と仏教論理学の現代的意義

    師茂樹  [招待有り]

    한국불교학회 창립 50주년 기념 국제학술대회 [韓国仏教学会 創立50周年記念 国際学術大会]   (東国大学校)  한국불교학회 [韓国仏教学会]  

    発表年月: 2023年11月

    開催年月:
    2023年11月
     
     

     概要を見る

    「文明転換期」の現代社会においては、個人や文化の多様性を認め、共存するため対話が重要である。多様な思想のあいだに普遍的な原理を見出そうという教相判釈や、異なる信念を持つ人々と議論をするための技法である因明から、我々が学べることは少なくない。複数の「真理」が並存する多元主義的な考え方をする元暁の因明学などをふまえ、異文化間の普遍性を見出す「新たな教相判釈」と、単一の合理的思考だけによらない異文化間対話の技法を模索すべきである。

  • 伝弘法大師草書写本断簡中の未詳唯識文献について

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会第74回学術大会   (オンライン) 

    発表年月: 2023年09月

    開催年月:
    2023年09月
     
     

     概要を見る

    弘法大師筆として伝わる古筆切のなかには、「東寺切」として分類される草書写本の断簡がある。近年、この「東寺切」のなかに、元暁『判比量論』写本(大谷大学蔵)のツレや、円測『成唯識論疏』と一致するものを含む未知の『成唯識論』注釈書が見いだされ、注目を集めている。また、「東寺切」のなかには『智恵訪文』や『神通論』などと呼ばれる未知の文献が含まれていることも、先行研究によって指摘されている。数行で切り取られているものが多い古筆切という性格上、内容を読み取ることは難しいが、『摂大乗論』無性釈や『瑜伽師地論』などへの言及が多く見られることによって、唯識系の文献であることが推測される。発表者が調査した範囲では、「東寺切」には唯識・因明系の文献が多く、なかでも新羅系のものが少なくない。本発表では、従来指摘されてこなかったものも含めて、「東寺切」に含まれる未詳唯識文献の写本断簡群を整理したうえで、断片的にうかがえる内容について概観したい。

  • 「AIは悟れるのか」という問いについて考える

    師 茂樹  [招待有り]

    未来哲学研究所第7回シンポジウム「現代科学と人間性の拡張」   (オンライン/東京大学) 

    発表年月: 2023年09月

  • 「史実」と「創作」の間で:歴史実践としてのポップカルチャー

    師 茂樹  [招待有り]

    パブリックヒストリー研究会 第15回公開研究会「過去を生まれ変わらせる可能性─歴史系マンガ作品の製作/読解にみる歴史実践─」   (上智大学)  パブリックヒストリー研究会; 上智大学史学会; 上智大学文学部史学科  

    発表年月: 2023年08月

     概要を見る

    歴史を題材としたポップ・カルチャー作品については、しばしば“史実と創作のバランス”の問題が議論される。そこには、恣意的に過去を利用することへの牽制と、主体的に過去に向き合おうとすることへの抑圧とが同居している。両者の間で駆動する歴史実践をすくいとっていく必要があるのではないか。

  • 比較思想としての天長六本宗書: 『秘密曼荼羅十住心論』を中心に

    師 茂樹  [招待有り]

    比較思想学会 50周年記念大会「比較思想と世界哲学」 50周年記念シンポジウム①「空海と世界哲学」   (大正大学)  比較思想学会  

    発表年月: 2023年07月

    開催年月:
    2023年07月
     
     
  • 仏教から見る脳オルガノイド研究

    師 茂樹  [招待有り]

    第22回日本再生医療学会総会・特別企画3「脳オルガノイド研究の倫理」   (国立京都国際会館)  日本再生医療学会  

    発表年月: 2023年03月

     概要を見る

    生命科学の倫理的問題をめぐる議論においては、応用倫理学からの貢献と比較すると、宗教研究からの貢献が少ないことが指摘されている(澤井努)。本報告では、アジアの生命観や自然観、そしてそれらに対する倫理観の基盤となってきた仏教の視点から、幹細胞研究などの倫理的問題について検討することを試みる。 仏教は(植物を除いた)命あるものをすべて「衆生」と考え、「不害」(傷つけるべきではない)などの倫理的対象と考える。ただし、衆生には倫理的な上下関係があると考えられ、倫理的に低位な存在とされる動物の苦痛に対する関心は薄い。 また、仏教では「心の相続」が生命だと考えられ、それが受精卵(羯剌藍; kalala)などに入る(転生する)ことで衆生になると考える。したがって、受精卵は衆生である可能性があり、それを傷つけることは倫理的な問題となる可能性がある。 生命(心の相続)を新たに作り出すことはできないが、心の相続が入る(転生する)対象には、コンピュータなども含めた人工物が含まれる可能性がある。したがって、人工的に作られた脳オルガノイドも衆生である可能性があると考え、倫理的な対象(準-被行為者)とみなすこともあり得る。 一方で、日本仏教にみられる鯨供養、草木供養、実験動物慰霊祭などの「供養」の文化は、自然と共生するアニミズム的心性であると肯定的に評価される反面、「自然資源を奪取し利用する行為を正当化するための文化的・思想的方法」(中村生雄)であるとも指摘されている。 このように仏教は、幹細胞研究などを倫理的に批判する生命観を持つ反面、生命科学の推進を後押しするような思想も形成してきた。仏教を含めた諸伝統を生命倫理などの議論に応用する際には、恣意的な議論にならないように注意する必要がある。

  • 「女性と仏教」研究史をふりかえる:源淳子氏の研究を中心に

    師 茂樹

    龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター・花園大学人権教育研究センター合同研究会   (花園大学) 

    発表年月: 2023年01月

  • Tōketsu in the Jōwa era

    Shigeki Moro  [招待有り]

    Doctrine and Practice beyond Borders: International Interactions in East Asian Buddhism (A Numata Visiting Scholar Fund Workshop)   (Jones Hall, Princeton University)  Center for Culture, Society and Religion, Princeton University  

    発表年月: 2022年09月

  • Nico Nolden and Eugen Pfister. “Gaming and Digital Public History”.

    師 茂樹

    第6回関西デジタルヒストリー研究会「Handbook of Digital Public History書評会(その1)」   (オンライン)  関西デジタルヒストリー研究会  

    発表年月: 2022年07月

  • 聖典を文献学的に読むことの両義性について

    師 茂樹  [招待有り]

    龍谷教学会議 第56回大会 シンポジウム   (浄土真宗本願寺派宗学院教場) 

    発表年月: 2022年06月

  • オンデマンド授業の諸形態と、それらの「適切」性について

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第24回大会  

    発表年月: 2022年03月

  • 上七軒文庫所蔵RFSコレクションの紹介

    亀山 隆彦, 師 茂樹, 守屋 友江

    ルース・フラー・佐々木コレクション ワークショップ   (オンライン)  上七軒文庫; 科研費基盤研究(B)JP20H01192  

    発表年月: 2022年03月

  • 二辺を離れる:『今日のアニミズム』をめぐる鼎談

    清水 高志, 亀山 隆彦, 師 茂樹

    (オンライン)  以文社、上七軒文庫、科研費 基盤A「種の人類学的転回:マルチスピーシーズ研究の可能性」・科研費 基盤C「仏教論理学の比較論理学・比較哲学的研究:学際的研究のための基盤構築」  

    発表年月: 2022年03月

     概要を見る

    2021年11月に刊行された奥野克巳・清水高志『今日のアニミズム』(以文社)では、親鸞、道元、ナーガールジュナ(龍樹)ら、仏教思想家が大きく取り上げられ、その思想、哲学が文化人類学、現代哲学の視点から再評価されている。仏教を西洋哲学などと比較する試みはこれまでも数多くなされてきたが、本書が示す新しく壮大な視点は、仏教を「今日の」知として賦活する道を示しているように思われる。 この鼎談では、本書で「二辺を離れる」哲学を大きく展開している清水高志氏をお招きし、清水氏と仏教哲学をめぐる対話を重ねてきた師茂樹と、レヴィ=ストロースやヴィヴェイロス・デ・カストロ、マリリン・ストラザーンらの知見をとりいれた仏教思想史の講義を展開する亀山隆彦とともに、本書が持つ意義と、今後の展開の可能性について議論する。

  • 伝教大師最澄没後1200年記念 国際ワークショップ「最澄と顕戒論」

    鯨井 清隆, プロフィット アーロン, グローナー ポール, 前川 健一, 師 茂樹  [招待有り]

    2022年度 前近代日本宗教ワークショップ (PJRW)  

    発表年月: 2022年02月

  • 地域を調べ、声を聞く: 花園大学「課題解決プログラム」におけるYouTube動画制作を通じた学び

    師 茂樹  [招待有り]

    大学・地域連携シンポジウム: 地域連携活動の醍醐味   (キャンパスプラザ京都)  京都市, 公益財団法人 大学コンソーシアム京都  

    発表年月: 2021年11月

  • 新羅唯識研究の現況: 写本研究を中心に

    師 茂樹  [招待有り]

    シンポジウム「唯識仏教(法相教学)の伝来と展開 ―中国・新羅・日本―」   (オンライン)  龍谷大学世界仏教文化研究センター  

    発表年月: 2021年10月

  • 衆生としての人間: 仏教における人間中心主義批判的側面

    師 茂樹

    日本佛教学会2021年度学術大会(第90回大会) ―衆生 いのちあるもの―   (オンライン) 

    発表年月: 2021年09月

    開催年月:
    2021年09月
     
     
  • 仏教から見たビッグデータ社会の問題

    師 茂樹

    日本宗教学会 第80回学術大会・パネル「科学技術に浸透する/される宗教」   (オンライン) 

    発表年月: 2021年09月

  • 唯識と言語: ポストモダン的な理解を超えて

    師 茂樹

    第3回シンポジウム: 言語を問う地平──語りえぬものへ   (オンライン)  未来哲学研究所  

    発表年月: 2021年08月

  • 「AI美空ひばり」は冒涜か: 人工知能が死者を代弁することをめぐって

    師 茂樹

    人権教育研究会 第112回例会   (花園大学; オンライン) 

    発表年月: 2021年07月

     概要を見る

    2019年、NHKが人工知能(AI)とホログラムCGを用いて、往年の名歌手・美空ひばりを「復活」させ、新曲を披露したことが話題となった。「AI美空ひばり」は、歌をうたうだけではなく、観客に語りかける場面もあるが、これに対して、決して声を発しないはずの死者の言葉を代弁するようなものを作ることの問題が指摘された。 死者をAI等で「復活」させる例は、日本だけでなく世界の諸地域で行われている。死者の声を代弁することは、「天国のおじいちゃんも喜んでるよ」のような日常的な例から、歴史家や小説家などによる過去の表象など、AI以前から行われている。ここにどのような倫理的な問題があるのか、考えてみたいと思う。

  • 伝弘法大師・草書写本断簡群のデータ共有に向けて

    師 茂樹  [招待有り]

    2021年度 前近代日本宗教ワークショップ(PJRW)ラウンドテーブル「仏教関連資料デジタルデータ共有の現在と可能性」   (オンライン)  前近代日本宗教ワークショップ(PJRW)  

    発表年月: 2021年05月

  • morogram: Background, History, and Purpose of a Tool for East Asian Text Analysis

    師 茂樹  [招待有り]

    古代文献の言語分析から読み解く社会背景のダイナミズム   (オンライン)  SPIRITSプロジェクト「データ駆動型科学が解き明かす古代インド文献の時空間的特徴」  

    発表年月: 2021年02月

  • 人工物としてのテクスト: 『仏教とエクリチュール』の提示する新しい方法論とデジタル・ヒューマニティーズとの接点

    師 茂樹  [招待有り]

    シンポジウム「人文学と仏教学―学知構築の過程を照らす―」   (オンライン)  科学研究費基盤研究A「仏教学デジタル知識基盤の継承と発展」(研究代表者・下田正弘・東京大学大学院人文社会系研究科教授)  

    発表年月: 2020年11月

  • 仏教から見たAI・ロボットをめぐる諸問題

    師 茂樹  [招待有り]

    叡山学院公開講座   (叡山学院)  叡山学院  

    発表年月: 2020年11月

  • 日本文化は「テクノ・アニミズム」か

    師 茂樹

    日本宗教学会 第79回学術大会・パネル「AIと宗教:AI・ロボットの日本文化における受容を考える」  

    発表年月: 2020年09月

    開催年月:
    2020年09月
     
     

     概要を見る

    梅原猛をはじめ、縄文時代から続く「日本文化」の特徴を、神道に代表されるアニミズムとする言説についてはよく知られている。アン・アリスン『菊とポケモン』は日本のポップカルチャーを「テクノ・アニミズム」と見たが、それはJensen & Blokの論文“Techno-animism in Japan” 等を経由してIEEEの「倫理的に調和したデザイン」で引用され、ロボットやAIなどが世界のどこよりも日本に浸透している理由として理解されている。本報告では、これらを批判的に検討したい。

  • 東アジアの仏教論理学(因明)について

    師 茂樹

    論理学友の会 第3回: 論理の多義性、論理学の学際性   (オンライン) 

    発表年月: 2020年08月

  • 九州国立博物館藏写本・文軌『因明入正理論疏』巻一について

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会 第71回学術大会   (オンライン)  日本印度学仏教学会  

    発表年月: 2020年07月

    開催年月:
    2020年07月
     
     

     概要を見る

    玄奘から直接因明を学んだという文軌の『因明入正理論疏』(文軌疏)は、基『因明入正理論疏』(因明大疏)と並んで、東アジアの仏教論理学(因明)に大きな影響を与えてきたが、完本が存在しない。文軌疏の研究はこれまで、続蔵経所収の第一巻、金蔵所収『因明論理門十四過類疏』、武邑尚邦氏発見の敦煌写本、日本文献などに見いだされる逸文などによって復元されてきた。今回報告する九州国立博物館所蔵の文軌疏巻一の写本は、このような文軌疏研究の状況のなかで、重要な意味を持つ。 本写本については、小野基氏がその存在を指摘したのを承けて、2019年6月に報告者(師)が吉田慈順氏とともに調査を行なった。「紙本興福寺墨書文書」の紙背という扱いになっており、文軌疏巻一の本文を外側にして巻かれた巻子本である。文書については、堀池春峰氏による短い報告がある(「紙背文書について」『鎌倉遺文・月報』3、東京堂出版、1972年。『南都仏教史の研究 遺芳篇』法蔵館、2004年に再録)。この文軌疏巻一は、奥書によれば、覚憲の弟子・信憲(1145-1225)が建久9(1198)年に隆昌に書写させたものであるという。 現在、翻刻・校訂研究の途中であるが、本写本によって文字の訂正や、脱落した字句を補うことができ、文軌疏研究に大きく資することが期待できる。

  • 漢文古典文献を分析するためのツールの普及に向けた取り組み

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第22回大会   (一橋大学 国立キャンパス)  漢字文献情報処理研究会  

    発表年月: 2020年01月

  • Maintainers of a Destroying World: A Doctrinal Discussion on Cheng weishi lun in the Japanese Rongi Tradition

    師 茂樹

    2019 Annual Meeting of the American Academy of Religion   (Hilton Bayfront San Diego)  American Academy of Religion  

    発表年月: 2019年11月

     概要を見る

    Cheng weishi lun (CWSL) was one of the most important scriptures in Japanese Buddhism, because of the historical importance of Kōfuku-ji temple which belongs to the Hossō school, a Japanese transmission of Yogācāra Buddhism. Open-ended discussions on various interpretations of Chinese commentaries on CWSL have characterized the Japanese Hossō tradition. In the Heian period, rongi or doctrinal discussions on specific subjects were actively held. There remain a huge number of the records of rongi on CWSL. In this paper, I would like to introduce an example of rongi discussions: CWSL raises a question of whose ālaya-vijñāna maintain a world of the kalpa of destruction and answers that it maintains all of the belonging world set. Yuishiki ron dōgaku shō recorded a discussion of Japanese monks who puzzled over whether each individual ālaya-vijñāna had such strong karmic power to maintain myriads of worlds.

  • 东亚唯识思想中《涅槃经》的运用: 以基与德一为中心 (東アジア唯識における『涅槃経』の扱い: 基と徳一を中心に)

    師 茂樹  [招待有り]

    第八届中日佛学会议 (第八回中日仏学会議)   (新昌天怡酒店)  中国人民大学仏教与宗教学理論研究所  

    発表年月: 2019年10月

  • 森政弘の仏教思想とAI・ロボット開発

    師 茂樹

    日本宗教学会2019年度学術大会・パネル「人工知能の社会実装化が提議する宗教的問題」   (帝京科学大学)  日本宗教学会  

    発表年月: 2019年09月

  • 九州国立博物館藏・文軌『因明入正理論疏』巻一写本について

    師 茂樹

    「インド論理学と東アジアの因明を架橋する『因明正理門論』の再検討」科研プロジェクト第3回研究集会   (龍谷大学) 

    発表年月: 2019年09月

  • 奈良・平安時代の法相唯識に関する唐決

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会第70回学術大会・パネル発表D「越境する教義問答:「唐決」による相互交流とその周辺」   (佛教大学)  日本印度学仏教学会  

    発表年月: 2019年09月

  • 梁代仏教と日本への影響

    師 茂樹

    仏教の会津渡来への謎に迫るシンポジウム   (会津坂下町中央公民館)  徳一菩薩に学ぶ会, 会津坂下町教育委員会  

    発表年月: 2019年06月

     概要を見る

    日本仏教の宗派は、その多くが隋唐時代以降の中国仏教がベースになっている。そのためか、それ以前の中国仏教については、あまり知られていない。東晋・南北朝時代(4〜6世紀)には、鳩摩羅什訳『法華経』『維摩経』『中論』、曇無讖訳『大般涅槃経』、仏駄跋陀羅『華厳経』など、現在でも重視されている多くの経論が漢訳され、それらに基づく高度な仏教が道安(312〜385)、廬山慧遠(334〜416)、僧肇(384〜414)、道生(〜434)、曇鸞(476〜542)らによって展開した。菩提流支(〜527)らによって翻訳された『十地経論』を元に地論宗が形成され、『成実論』と並び東アジア仏教の基礎学として発展した。 南朝の梁代(502〜557)においては、初代皇帝の武帝が仏教に帰依し、『涅槃経』などの注釈書を行い、『神明成仏義』などの著作を自ら撰述したとされる。また、「梁の三大法師」とよばれる開善寺智蔵(458〜522)・荘厳寺僧旻(467〜527)・光宅寺法雲(467〜529)の思想は、後の中国仏教に批判的に継承された。宝唱『経律異相』や慧皎『高僧伝』なども梁代に編纂されている。後に禅宗の始祖とされる菩提達摩(生没年不詳)が武帝と対話したという記録はよく知られている。武帝は晩年にインド出身の真諦(パラマールタ; 499〜569)を招いたりもしたが、武帝の仏教への傾倒が梁滅亡の原因にもなった。 梁代の仏教は、百済を経由して、日本にも大きな影響を与えたと言われている。聖徳太子撰述とされる三経義疏には、法雲の影響が見られるが、語法などから中国人によるものではないと考えられている。南北朝時代に重視された『成実論』と、開善寺智蔵をはじめとする成実論師たちの注釈書は、南都六宗のなかの成実宗だけでなく、吉蔵を経由して日本の三論宗でも研究されている。聖語蔵所収の『法華略讃嘆』は、奈良時代から平安時代初期にかけて活動していた「唐僧」によって書かれたものであると思われるが、光宅寺法雲を重視している点で注目される。 高寺の創建に関する伝承では、梁から僧青巌が会津に渡来した、と言われる。この伝承を資料的に裏付けることは難しいだろうが、梁の仏教が日本において記憶され続けていた例として注目される。

  • 「死者」はどこにいるのか: 仏教の死者観と人間中心主義批判

    師 茂樹  [招待有り]

    「現代と親鸞」公開シンポジウム:〈かたられる〉死者   (大正大学 巣鴨キャンパス)  親鸞仏教センター  

    発表年月: 2019年06月

  • 傳弘法大師・草書寫本斷簡群について: 圓測『成唯識論疏』斷簡を中心に

    師 茂樹  [招待有り]

    동아시아에 유전된 한국불교 문헌과 사상 [東アジアに流伝した韓国仏教文献と思想]   (東国大学校)  東国大学校 仏教文化研究院・人文韓国(HK)研究団  

    発表年月: 2019年05月

  • 東アジア仏教研究におけるデジタルアーカイブの利用 (セッション (2) デジタルアーカイブと東アジア研究)

    師 茂樹

    デジタルアーカイブ学会 第3回研究大会   (京都大学 吉田キャンパス)  デジタルアーカイブ学会  

    発表年月: 2019年03月

  • 近世における因明正理門論の研究:浄土真宗を中心に

    師 茂樹

    「インド論理学と東アジアの因明を架橋する『因明正理門論』の再検討」科研プロジェクト第2回研究集会   (龍谷大学大宮キャンパス) 

    発表年月: 2019年01月

  • 思想史の中の最澄・徳一論争

    師 茂樹  [招待有り]

    大正大学 綜合仏教研究所 公開講座   (大正大学)  大正大学 綜合仏教研究所  

    発表年月: 2018年12月

     概要を見る

    平安初期におきた最澄と徳一の論争は、日本仏教史上最大の論争であるとされる。この論争は、一乗思想と三乗思想、一切皆成仏説と一分不成仏説といったインド以来の対立の延長線上にあり、その最高潮である、という見方がされてきた。しかし近年、この論争がより広範な思想的対立が絡み合う中で成立したものであることが明らかになっている。本講演では、最澄・徳一論争が仏教思想史の中でどのように位置付けられるのか、近年の研究をふまえつつ考えてみたい。

  • 因明研究の現状と課題

    師 茂樹  [招待有り]

    平成30年度 大谷大学仏教学会 公開講演会   (大谷大学)  大谷大学仏教学会  

    発表年月: 2018年12月

     概要を見る

    玄奘の漢訳文献にもとづく仏教論理学(因明)は、奈良時代に日本にもたらされて以来、明治前半まで研究されてきた。法会において重要であったことから、法相宗を中心に各宗派で広く学ばれ、仏教以外の諸文化にも影響を与えてきた。しかし明治後半以降、サンスクリット文献等に関心が移り、現在日本ではほとんど研究者がいない状況である。一方、近年の中国やヨーロッパでは、因明の研究が増えてきている。本講演では、因明研究の現状と課題について紹介する。

  • Metalogic or Paradox: Discussion on Viruddhāvyabhicārin in Panbiryangnon

    師 茂樹  [招待有り]

    원효『판비량론』, 문헌과 사상의 재조명 (元暁『判比量論』、文献と思想の再照明)   (東国大学校)  東国大学校 仏教文化研究院 HK研究団・土台研究事業チーム  

    発表年月: 2018年11月

  • Sthiramati, Paramārtha, and Wonhyo: On the sources of Wonhyo’s Jungbyeon bunbyeollon so

    師 茂樹

    2018 Annual Meeting, American Academy of Religion   (Denver, Colorado)  American Academy of Religion  

    発表年月: 2018年11月

     概要を見る

    Vasubandhu’s Madhyāntavibhāga-bhāṣya (MAVBh) is an important work not only in the Indian Yogācāra tradition but also in the context of broader East Asian Buddhist debates. Although Wonhyo (617–686) was one of the most influential Yogācāra scholars in East Asia, research on his commentary on Paramārtha’s translation of MAVBh , known as Jungbyeon bunbyeollon so (JBS), has not made much progress. Compared with Sthiramati’s Madhyāntavibhāga-ṭīkā (MAVṬ), an Indian commentary of MAVBh, JBS has some similarities to Sthiramati’s explanations in MAVṬ. In this paper, I would like to compare the JBS with the MAVṬ more thoroughly than my previous paper and try to show the influence of Sthiramati and/or Paramārtha on Wonhyo.

  • 仏教学からの応答

    師 茂樹  [招待有り]

    第21回マルチスピーシーズ人類学研究会 ステム・メタフィジック研究会共催「『実在への殺到』の波紋」   (立教大学池袋キャンパス) 

    発表年月: 2018年10月

  • 米国電気電子学会「自律・知能システムの古典倫理」と仏教倫理

    師 茂樹

    日本宗教学会 第77回学術大会・パネル「技術社会と宗教: 人工知能の実装化が持つ宗教的意義について」   (大谷大学) 

    発表年月: 2018年09月

  • 「理門論問答抄」について

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会第69回学術大会   (東洋大学) 

    発表年月: 2018年09月

  • 海を越えた因明問答: 8世紀における因明唐決とその回答

    師 茂樹  [招待有り]

    北京大学因明論壇・第三講   (北京大学李兆基人文学苑2号楼B2112室)  北京大学宗教学系  

    発表年月: 2018年08月

  • Biography as Narrative: Reconsideration of Xuanzang’s Biographies Focusing on Japanese Old Buddhist Manuscripts [ナラティブとしての伝記: 日本古写経に基づく玄奘伝の再考]

    師 茂樹  [招待有り]

    首屆玄奘與絲路文化國際研討會   (陝西賓館) 

    発表年月: 2018年08月

  • 言語論的転回以降の東アジア仏教研究の試み

    師 茂樹

    比較思想学会 第45回大会・パネルディスカッション「仏教学のフロンティアと比較思想」   (日本大学 百周年記念館) 

    発表年月: 2018年06月

  • Remarks on the 3DCG Visualization of Lost Buddhist Temples

    師 茂樹  [招待有り]

    Digital Humanities and Buddhism – Focusing on Data Mining and Visualization [デジタル人文学と仏教: データマイニングと視覚化の未来]   (東国大学校)  東国大学校 仏教文化研究院・人文韓国(HK)研究団  

    発表年月: 2018年06月

  • 聖語蔵所収『法華略讃嘆』の著者「末底弥伽」について

    師 茂樹

    未決研究会   (龍谷大学) 

    発表年月: 2018年05月

  • 元暁『判比量論』の研究動向

    師 茂樹

    科学研究費補助金・基盤研究(B)「インド仏教論理学の東アジア世界における受容と展開―因明学の再評価を目指して」(15H03155)第五回国内研究会   (東京学芸大学) 

    発表年月: 2018年03月

  • 古典中国語Universal Dependenciesへの挑戦

    安岡孝一, ウィッテルン クリスティアン, 守岡知彦, 池田巧, 山崎直樹, 二階堂善弘, 鈴木慎吾, 師茂樹

    情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会 第116回研究会発表会   (函館コミュニティプラザ Gスクエア) 

    発表年月: 2018年01月

     概要を見る

    古典中国語(漢文)の解析手法として,Universal Dependenciesの古典中国語への適用に挑戦した.言語横断的な依存構造記述であるUniversal Dependenciesは,ニューラルネットを用いた言語解析ツール(特にSyntaxNet)等に採用されていることから,係り受け解析への応用が容易だと考えられる.しかしながら,古典中国語の文法構造は,Universal Dependencies とは必ずしも相性が良くなく,いくつかの点で齟齬が生じている.この点を含め,現時点での古典中国語Universal Dependencies の検討状況を,他言語Universal Dependencies との比較も含め,大まかに報告する.

  • 村上専精『活用講述因明学全書』の思想

    師 茂樹  [招待有り]

    国際シンポジウム「村上専精と近代日本仏教」   (東京大学本郷キャンパス)  東京大学大学院人文社会系研究科インド哲学仏教学研究室/科学研究費・若手研究B(課題番号17K17601)「村上専精の基礎的研究」(オリオン・クラウタウ代表)  

    発表年月: 2017年12月

  • 「世の中を悪くしたくないから」投票しない学生について

    師 茂樹  [招待有り]

    第40回「学生の意識と行動に関する研究会」   (セシオン杉並)  全国大学生活協同組合連合会  

    発表年月: 2017年12月

  • 仏教から見た人工生命・人工知能 [불교에서 본 인공생명・인공지능]

    師 茂樹  [招待有り]

    2017국제학술대회 불교와 4차 산업 [2017国際学術大会 仏教と第4次産業]   (東國大學校)  韓国仏教学会  

    発表年月: 2017年12月

  • 仏教文献とデジタル人文学: 日本の事例を中心に [불교문헌과 디지탈인문학: 일본의 사례를 중심으로]

    師 茂樹  [招待有り]

    한국불교 문헌의 정본화와 확장성 [韓国仏教文献の定本化と拡張性]   (東国大学校)  東国大学校仏教学術院ABC事業団, 仏教文化研究院HK研究団・土台研究事業団  

    発表年月: 2017年10月

  • 未来への異議申し立てのために: 3次元復元CGを作りながら考えていること

    師 茂樹  [招待有り]

    14th International Conference on Digital Preservation (iPRES2017)   (京都大学) 

    発表年月: 2017年09月

  • 人工知能を有情と見なすことは可能か

    師 茂樹

    日本仏教学会 第87回学術大会   (東北大学) 

    発表年月: 2017年09月

  • 八世紀における新訳唯識派の活動 東京文化財研究所『唐禅智寺故大徳法師崇俊塔銘序』を中心に

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会 第68回学術大会   (花園大学) 

    発表年月: 2017年09月

     概要を見る

    玄奘がもたらした唯識文献を重視した唐代のグループ(以下、新訳唯識派)の系統や活動については、従来、基・慧沼・智周の所謂「三祖」を中心とした伝統的な宗派観に対する見直しが提起されて以降、少ないながらも批判的な研究が積み重ねられてきた。本発表では、これまで検討されてこなかった資料である『唐禅智寺故大徳法師崇俊塔銘』(以下、本資料)を中心に、八世紀における新訳唯識派の活動について考えてみたい。 本資料は現在個人蔵となっているが、東京文化財研究所には1930年に撮影されたガラス乾板が所蔵され、公開されている。そのなかには、崇俊が智周から因明や唯識などを学んだこと、渤海国での活動、上元元年(760)11月24日に65歳で亡くなったことなどが記されており、8世紀における新訳唯識派の活動の一端を知ることができる。また奥付には、延暦七年(788)の年号とともに、善珠の名前が見える。 諸目録によれば、崇俊の著作として『仁王般若経疏』『法華経決択記』『唯識論義翼』『理門論註』などの著作があったとされるが、本資料では「唯識因明」について注釈し、「法花批記」なる著作があったとする。この「法花批記」が『法華経決択記』に相当するのかは不明である。崇俊の著作のなか唯一部分的に現存する『法華経決択記』は、基『法華玄賛』の複注であるが、ここには智周『法華摂釈』とともに吉蔵の影響も見られる。

  • Was there a dispute between Dharmapāla and Bhāviveka?: East Asian discussions on their proofs of Śūnyatā

    師 茂樹

    XVIIIth Congress of the International Association of Buddhist Studies   (トロント大学) 

    発表年月: 2017年08月

    開催年月:
    2017年08月
     
     
  • 仏教教理から見た人工知能と生命

    師 茂樹  [招待有り]

    龍谷教学会議第53回大会   (聞法会館) 

    発表年月: 2017年06月

  • 元曉『中邊分別論疏』の思想史上の位置とその意義

    師 茂樹  [招待有り]

    21世紀 元曉學의 意味와 展望 ―元曉 撰述文獻의 系譜學的 省察―   (曹渓寺歴史記念館国際学術会議場)  東国大学仏教文化研究院 HK研究団  

    発表年月: 2017年05月

  • 「文字とは何か」という問いをめぐる諸問題

    師 茂樹  [招待有り]

    文字情報技術促進協議会 特別講演会   (マイクロソフト品川本社) 

    発表年月: 2017年03月

     概要を見る

    文字の符号化はどうあるべきかという問題は、常に「文字とは何か」という問いをともなうはずである。しかし現在のところ、文字の一般的な理論があるとは言えない。本講演では、講演者の文字情報処理に関するこれまでの活動を紹介しつつ、この問いについて考えてみたい。

  • ナラティブとしての玄奘伝:日本古写経にみる玄奘伝の変遷

    師 茂樹  [招待有り]

    龍谷大学 アジア仏教文化研究センター 2016年度グループ1ユニットA(日本仏教の形成と展開)学術講演会「玄奘三蔵の説話と美術」   (龍谷大学 大宮キャンパス) 

    発表年月: 2017年03月

  • (問題提起)インド学・仏教学における研究情報発信の取り組み(座談会「情報時代における日本中国学の可能性」)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第19回大会   (東京大学本郷キャンパス経済学研究科学術交流棟(小島ホール)1階第1セミナー室) 

    発表年月: 2016年12月

  • 〈中国学の情報化対応に関するアンケート2016〉中間報告

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第19回大会   (東京大学本郷キャンパス経済学研究科学術交流棟(小島ホール)1階第1セミナー室) 

    発表年月: 2016年12月

  • お坊さんが伝記を書くということ――宗教行為としての伝記著述

    師 茂樹

    第11回 佛教史学入門講座   (龍谷大学大宮学舎)  佛教史学会  

    発表年月: 2016年09月

  • Four level of the Twofold Truth in the Japanese Yogācāra School

    師 茂樹  [招待有り]

    Truth and Meaning in Buddhism   (Center for Advanced Studies, Ludwig-Maximilians-Universität München) 

    発表年月: 2016年09月

  • 唯識比量に対する新羅からの批判 文軌『因明入正理論疏』を中心に

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会 第67回学術大会   (東京大学) 

    発表年月: 2016年09月

  • Counterargument to the West: Buddhist Logicians’ Criticisms of Christianity and Republicanism in Meiji Japan

    師 茂樹  [招待有り]

    Buddhist Logic (hetuvidyā/yinming/inmyō) and its Applications in East Asia   (Institut für Kultur- und Geistes­geschichte Asiens (IKGA), Öster­reichi­schen Aka­demie der Wissen­schaften) 

    発表年月: 2016年06月

  • 東アジア諸文献に見える安慧『俱舎論』注釈書の引用と、その日本における受容

    師 茂樹

    第61回国際東方学者会議   (日本教育会館) 

    発表年月: 2016年05月

  • 過類に関する東アジアの研究

    師 茂樹

    科学研究費補助金・基盤研究(B)「インド仏教論理学の東アジア世界における受容と展開―因明学の再評価を目指して」(15H03155)第二回国内研究会   (東京学芸大学) 

    発表年月: 2016年03月

  • 古典中国語(漢文)の形態素解析

    安岡 孝一, Christian Witter, 守岡 知彦, 池田 巧, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 鈴木 慎吾, 師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第27回研究セミナー   (京都大学)  京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター  

    発表年月: 2016年03月

  • 漢情研が投げかけたもの:Nグラム・教育・法学・電子書籍

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第十八回大会   (早稲田大学 戸山キャンパス) 

    発表年月: 2016年03月

  • 日本古写経に見える玄奘伝

    師 茂樹

    玄奘フォーラム   (筑波大学東京キャンパス)  筑波大学 人文社会国際比較研究機構(ICR)  

    発表年月: 2015年12月

  • 唯識・仏教論理学をめぐる近年の国際的な研究状況

    師 茂樹  [招待有り]

    花園大学大学院仏教学研究会 2015年後期定例研究発表会   (花園大学) 

    発表年月: 2015年12月

  • 記憶を目覚めさせ、過去と向き合う

    師 茂樹  [招待有り]

    シンポジウム「東アジアの日本学(ジャパノロジー)―過去から現在、そして未来へ―」   (上智大学)  上智大学研究機構  

    発表年月: 2015年11月

     概要を見る

    近年、ユネスコ記憶遺産に所謂「南京事件」の資料が登録され、それに対して日本政府が反発したこともあって、歴史認識をめぐる議論が再び活発化している。そこでは、史実/捏造、一次資料、日本の「名誉」、「歴史戦」などといった文句が飛び交っている。 人気ゲーム『刀剣乱舞』(DMM、ニトロプラス)は、「歴史修正主義者」から「歴史を守るため」、「眠っている物」すなわち刀剣の「想い、心を目覚めさせ」て戦う、という、まさに「歴史戦」をゲームにしたものである。しかし、そこで守られようとしている「歴史」は、多くが過去の合戦や内乱であり、たとえば幕末の池田屋事件をなかったことにしようとする敵を倒して、それを阻止する、という格好になっている。また、蘇らせられた刀剣たちの「想い、心」は、決して単純なものではなく、なかには自身の出自にコンプレックスを持つものもある。ここでは、私たちがどのように過去に向き合うべきかが問われているようにも思われる。 「日本人」が「日本」の過去について研究することの意味を、この二つの現代的な現象から考えてみたい。

  • 沙門宗『因明正理門論注』について

    師 茂樹

    科学研究費補助金・基盤研究(B)「インド仏教論理学の東アジア世界における受容と展開―因明学の再評価を目指して」(15H03155)第一回国内研究会   (花園大学) 

    発表年月: 2015年09月

  • 明治における因明研究

    師 茂樹

    科学研究費補助金・基盤研究(B)「インド仏教論理学の東アジア世界における受容と展開―因明学の再評価を目指して」(15H03155)第一回国内研究会   (花園大学) 

    発表年月: 2015年09月

  • 聖語蔵所収『法華決釈記』巻四について

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会 第66回学術大会   (高野山大学) 

    発表年月: 2015年09月

  • コメント

    師 茂樹

    第11回研究会 ワークショップ「身体と政治:近代日本の霊的な心身技法と国家論」   (京都大学人文科学研究所)  京都大学人文科学研究所 共同研究(2014〜16年度) 日本宗教史像の再構築  

    発表年月: 2015年09月

  • Sthiramati, Paramārtha, Bhāviveka: East Asian traditions of Sthiramati’s genealogy

    師 茂樹  [招待有り]

    Scholastic and/or Yogin? The works attributed to the Indian medieval scholar Sthiramati   (ハンブルク大学) 

    発表年月: 2015年08月

  • Jayasena’s proof of the authenticity of Mahāyāna, and the discussions in East Asia

    師 茂樹

    Yogācāra Buddhism in Context: Approaches to Yogācāra Philosophy throughout Ages and Cultures   (Ludwig-Maximilians-Universität München)  Doctoral Program in Buddhist Studies, Ludwig-Maximilians-Universität München  

    発表年月: 2015年06月

  • 「つぶやき授業」によるゆるやかな双方向型授業の実現と課題

    師 茂樹

    京都グループワーク研究会 第35回研修会   (花園大学) 

    発表年月: 2015年04月

  • 菩薩になるための儀式 唯識派・法相宗の受菩薩戒に関する文献を中心に

    師 茂樹

    比較思想学会 近畿支部例会   (佛教大学) 

    発表年月: 2015年02月

  • 聖語蔵所収の沙門宗『因明正理門論注』について

    師 茂樹

    東アジア仏教研究会 第13回年次大会   (駒澤大学大学会館246) 

    発表年月: 2014年12月

  • コメント

    師 茂樹

    国際シンポジウム「註釈家スティラマティの実像へのアプローチ」   (筑波大学 東京キャンパス) 

    発表年月: 2014年09月

  • コメント(パネル発表「新たな視点からのスティラマティ研究」)

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会 第65回学術大会   (武蔵野大学 有明キャンパス) 

    発表年月: 2014年08月

  • 雲英晃耀の因明学

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会 第65回学術大会   (武蔵野大学 有明キャンパス) 

    発表年月: 2014年08月

  • 路傍と境界の地蔵

    師 茂樹

    タイルとホコラとツーリズム クロージング・トーク「信仰を観光する」   (Gallery PARC)  「タイルとホコラとツーリズム」実行委員会  

    発表年月: 2014年08月

  • 学術データベースの構築と公開

    師 茂樹

    2014年度 夏期公開シンポジウム 情報化時代における中国学研究基盤を考える   (関西大学CSAC4階セミナースペース)  主催:漢字文献情報処理研究会、共催:科学研究費補助金・基盤研究(B)「情報化時代における中国学次世代デジタル研究基盤の確立」(代表者:二階堂善弘)/関西大学アジア文化研究センター(CSAC)  

    発表年月: 2014年08月

  • 義寂と新羅の唯識思想

    師 茂樹  [招待有り]

    「금산사와 한국의 유식사상」학술세미나 (金山寺と韓国の唯識思想学術セミナー)   (한국불교역사문화기념관 (韓国仏教歴史文化紀念館))  대한불교조계종 제17교구본사 금산사 (大韓仏教曹渓宗 第17教区本寺 金山寺)  

    発表年月: 2014年04月

  • Gomyō’s Interpretation on the proof of idealism (vijñapti-mātratā)

    師 茂樹

    Logic and culture: Theories of logic in Buddhist, Muslim and Aristotelian scholastics   (Lumbini International Research Institute) 

    発表年月: 2013年11月

  • 学術団体が初年次教育の教科書を開発する意義 ―漢字文献情報処理研究会による取り組みを例に―

    師 茂樹

    初年次教育学会第6回大会   (金沢工業大学) 

    発表年月: 2013年09月

     概要を見る

    発表者が代表を務める漢字文献情報処理研究会では『大学で学ぼう 知のスキルアップ15』(好文出版、2013年)を刊行した。本会は、人文学(特に東洋学)におけるコンピュータ利用についての研究と情報交換を行うために発足した学術団体であるが、これまで研究会として様々な議論をしてきたなかで、教育の問題というのが一つの大きなテーマになっていた。すなわち、どんなに研究のためのデジタル技術が発達しても、そもそも学生・大学院生が主体的な問題意識を持たない限り、会が目標とするような研究の発展にはつながらない、という問題である。本発表では、学術団体が初年次教育に関わる意義について考察したい。

  • 大西祝の因明理解

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会・第64回学術大会   (島根県民会館) 

    発表年月: 2013年09月

     概要を見る

    明治時代に活躍したキリスト者・西洋哲学研究者である大西祝の『論理学』は、第一篇「形式論理」と第三篇「帰納法大意」のあいだに第二篇「因明大意」がある三部構成となっており、因明(仏教論理学)について大きく紙幅が割かれている点で注目される。本発表では、近代における因明研究史を批判的に再検討する一つの手がかりとして、大西祝の因明理解について分析したい。

  • Xuanzang's proof of idealism (眞唯識量) and Sīlabhadra's Teaching

    師 茂樹

    第一屆慈宗國際學術論壇   (香港理工大學賽馬會綜藝館) 

    発表年月: 2013年08月

     概要を見る

    基『因明入正理論疏』で紹介されている玄奘の唯識比量(眞唯識量)は従来、『続高僧伝』や『大唐大慈恩寺三藏法師傳』などの伝記を使って解釈されてきた。しかしながら近年、玄奘伝には資料によって内容が異なることが明らかになっており、唯識比量の研究においても、史料間の比較が必要となってきている。特に、興聖寺本『続高僧伝』において、唯識比量が戒賢に会う前に作られたことになっている点が注目される。 従来参照されてきた大正新脩大藏經版『続高僧伝』や『大唐大慈恩寺三藏法師傳』では、戒賢から学んだ唯識思想がインドにおいて最も優れた教えであることを主張するような構成となっている。そして、その背景には、『解深密経』の三転法輪説があると思われる。 大正新脩大藏經版『続高僧伝』や『大唐大慈恩寺三藏法師傳』には、戒日王の無遮大会において玄奘が論争を行ったことは記録されているが、唯識比量のことは一切述べられていない。基『因明入正理論疏』などで唯識比量について議論されるようになるのは、玄奘の死後である。戒賢の師である護法の思想を正統とする『成唯識論』の成立に、基が深く関わっていることはよく知られている。戒賢を顕彰する大正新脩大藏經版『続高僧伝』などの叙述は、基による護法正義の主張と重なるように思われる。

  • スタディスキルズ教育としてのICT教育―レポートの書き方を中心に―

    師 茂樹

    2013年度 サマー・カンファレンス 大学教養課程とICT教育   (北海道大学)  漢字文献情報処理研究会  

    発表年月: 2013年07月

  • 『占察経』の語法について

    師 茂樹

    「古代東アジアの変格漢文」国際研究集会   (駒沢大学会館246) 

    発表年月: 2012年12月

  • 問題提起(パネル「震災と仏教」)

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会第63回学術大会   (鶴見大学) 

    発表年月: 2012年07月

  • 日本宗教研究のためのデジタルアーカイブズの現状

    師 茂樹

    関西大学アジア文化研究センター(CSAC)第1回研究集会「アジア研究における学術アーカイブの現状と発展」   (関西大学アジア文化研究センター) 

    発表年月: 2012年03月

  • 電子書籍の/とインタラクティヴィティ

    師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第23回研究セミナー   (京都大学人文科学研究所本館(新館))  京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター  

    発表年月: 2012年03月

  • 嵯峨本の数理的分析に向けて

    師 茂樹

    第5回角倉プロジェクト   (国際日本文化研究センター) 

    発表年月: 2012年01月

  • 人文系情報処理教育におけるPBL実践の可能性

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第14回大会・科学研究費補助金 基盤研究(B)「情報化時代における中国学次世代デジタル研究基盤の確立」ジョイントセッション   (花園大学) 

    発表年月: 2011年12月

  • 仏教資料のデジタル化と公開・活用をめぐって

    三谷 真澄, 橘堂 晃一, 芳澤 勝弘, 師 茂樹

    人文科学とコンピュータシンポジウム 「じんもんこん2011」   (龍谷大学) 

    発表年月: 2011年12月

  • 新羅・真表伝の再検討

    師 茂樹

    第62回佛教史学会学術大会   (花園大学)  佛教史学会  

    発表年月: 2011年11月

     概要を見る

    八世紀頃に朝鮮半島で活動していたとされる真表の伝記については、『宋高僧伝』や『三国遺事』所収の「真表伝簡」「関東楓岳鉢淵薮石記」等を中心に検討されてきた。これらの史料は、真表の時代から隔たった十世紀以降に作られたものであるが、真表個人の行状だけでなく、東アジア全体への影響も想定される『占察経』をめぐる当時の信仰や実践を考える上でも重要な情報を提供するものと考えられる。しかしながら、他の史資料との比較など、さらなる検討を要する部分も少なくないように思われる。本発表では、特に真表伝の前半部分に見られる修行時代の記事(懺悔滅罪を目的とした好相行)や、弥勒菩薩から賜ったという『占察経』に関する記述について再検討を行い、あわせて『宋高僧伝』『三国遺事』等の史料的な問題についても検討したい。

  • 占察経の成立と受容―なぜ占いが必要とされたのか

    師 茂樹

    日本佛教学会2011年度学術大会   (北海道大学) 

    発表年月: 2011年08月

  • 花園大学の学生FD 〜現状と課題〜(ラウンドテーブル企画 学生とともに進めるFD)

    師 茂樹

    第17回大学教育研究フォーラム   (京都大学吉田南総合館) 

    発表年月: 2011年03月

  • 異なる文献間の数理的な比較研究をふり返る

    師 茂樹

    公開シンポジウム「文字と非文字のアーカイブズ/モデルを使った文献研究」   (京都大学人文科学研究所本館) 

    発表年月: 2011年02月

     概要を見る

    数理モデルを用いて異なる内容の文献(特に古典文献)を比較分析する研究について、 その方法論を中心に研究史を概観するとともに、問題点を指摘する。

  • 特別セッション「人文科学とデータベースの教育に関わる現状と課題」ラウンドテーブル

    師 茂樹, 阪田 真己子, 柴田 みゆき, 河角 龍典

    第16回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」   (花園大学) 

    発表年月: 2010年11月

  • 京町家の3次元CG復元をめぐる問題

    師 茂樹, 明珍 健二

    第16回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」   (花園大学) 

    発表年月: 2010年11月

  • 元暁の因明について: 唯識比量の解釈を中心として

    師 茂樹  [招待有り]

    2010年度 第15回 元曉學研究院 學術大會「元曉學의諸問題II」   (불국사문화회관 (仏国寺文化会館)) 

    発表年月: 2010年11月

  • 徳一の三時教判に基づく法華経解釈

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会・第61回学術大会   (立正大学) 

    発表年月: 2010年09月

     概要を見る

    徳一『中辺義鏡』(最澄『守護国界章』所収)冒頭で展開される三時教判をめぐる議論は、 奈良時代〜平安時代初期に展開した所謂「空有の論争」との関連において、思想史的に重要な部分である。 既発表の拙稿で明らかにしたように、空有の論争における三論宗と法相宗の対立の問題が、 三時教判における第二時空教と第三時中道教の問題として議論されていたのに加え、 空有の論争自体が仏性論争的性格を持っていたことから、三論宗と関係の深かった最澄と法相宗の徳一の論争は、 空有の論争の延長線上にあると考えられる。 『中辺義鏡』においては、慈恩大師基らの説を継承して、 三時教判の教証として『法華経』『涅槃経』等の一乗経典を用いている。 『法華経』について言えば、慈恩大師基の『法華玄賛』で経の様々な箇所に三時教判が説かれていると述べており、 慧沼らがそれを拡張(三時教判が説かれているとされる箇所の増加)したり修正したりしながら継承している。 徳一もこれを受けてさらなる拡張をしているだけでなく、基・慧沼らとは異なる独自の解釈をしている。 この中で、徳一は『法華経』が方便であることを証明するために三時教判を用いているのであるが、 これは三時教判の元々の意図からの逸脱であると考えられる。 その背景には、第二時・第三時の対立を一乗・三乗の対立に読み替える空有の論争の影響があると推測される。

  • 文化庁の出現頻度数調査から改定常用漢字を考える

    師 茂樹

    第5回ワークショップ:文字 ―「現実」から見た改定常用漢字表―   (東洋大学白山キャンパス) 

    発表年月: 2010年08月

     概要を見る

    常用漢字改定の基礎資料となった出現頻度数調査についての紹介と簡単な内容分析。

  • 仏教の修行マニュアルに見る「身体」イメージ ―『天台小止観』を中心に―

    師 茂樹

    からだの文化 ―修行と身体像― 身体訓練の伝達を身体と言語・イメージの関係において考える2日間   (学習院大学) 

    発表年月: 2010年07月

     概要を見る

    『天台小止観』という仏教の修行マニュアル中に見られる身体観は、 近代医学的な客観的な身体観とは別に、修行者が内的に認識するもうひとつの「身体」があることを指摘し、 それを前提とした具体的な身体操作の方法について考察する。

  • 瑜伽師としての行基―『日本霊異記』の行基像をめぐって

    師 茂樹

    南都文化研究組織 第9回シンポジウム   (奈良教育大学) 

    発表年月: 2010年03月

     概要を見る

    『日本霊異記』に見られる行基像には、 法相宗における理想的人物像としての瑜伽師の属性が備わっているのではないか、という試論。

  • 携帯電話の絵文字におけるsemanticsの問題

    師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第21回研究セミナー   (京都大学人文科学研究所本館) 

    発表年月: 2010年03月

     概要を見る

    携帯電話の絵文字をUCSに収録するための議論の中で、しばしばsemanticsという用語が見られる。 本発表ではこれを、Unicodeにおけるsemanticsの定義と比較しながら、検討した。

  • 文字情報処理研究の日本と海外

    師 茂樹

    第一回 文化とコンピューティング国際会議   (京都大学 百周年時計台記念館) 

    発表年月: 2010年02月

     概要を見る

    情報処理の基盤となる文字情報処理について、 Unicodeに代表されるUniversalism (universal repertoire主義)と、 日本でまだ重視されているコードセット独立モデル (Code Set Independent Model) とを対比させ、 前者にヨーロッパの普遍言語の名残を、後者にサピア=ウォーフの仮説的なメンタリティを見ようという試み。

  • 経典に埋め込まれた身体的因果―仏教の実践論を考えるために―

    師 茂樹

    花園大学国際禅学研究所・修行と身体班/宗教思想・文化研究会共催シンポジウム「身体からはじま(め)る思想(史)」   (京都市国際交流協会) 

    発表年月: 2009年12月

  • 文字を“わたる”ことについての予備的考察

    師 茂樹

    第3回ワークショップ: 文字 ―新常用漢字表を問う Part 2― 兼「文字研究会」(仮称)設立準備会   (花園大学) 

    発表年月: 2009年07月

     概要を見る

    異なる字体・書体の文字のあいだ「わたる」能力は人間の文字使用における根本的な能力のひとつであり、漢字教育や文字コードの標準化などにおいては重要な問題である。しかしながら、「わたる」という行為がそもそもどのようなもので、またどのようにして人間はわたる/わたらないの境界線を引いているのか等々については、これまではっきりと提示されたことはほとんどなかった。この発表では、抽象文字に関するクヌースの議論と、それに対するするホフスタッターの批判を軸に、文字間の差を距離の遠近あるいは多数決的にとらえようとする考え方が不十分であることを指摘し、わたる/わたらないの境界線が満場一致的に決まる(変化するときには相転移的に変化する)という視点を提示した。

  • 懺悔・占い・禅定・受戒 ―『日本霊異記』下巻三十八縁の解釈を中心として―

    師 茂樹

    民衆宗教史研究会近畿支部例会   (花園大学) 

    発表年月: 2009年04月

  • 『日本霊異記』と占い

    師 茂樹

    南都文化研究組織 第7回シンポジウム   (元興寺文化財研究所) 

    発表年月: 2009年03月

     概要を見る

    仏教における夢と修行実践との関連について概観し、下巻第三十八縁の二番目の夢を中心に『日本霊異記』を検討した。

  • そのメタデータの作者は誰か

    師 茂樹

    国立歴史民俗博物館・共同研究「デジタル化された博物館資料に関する情報記述法の研究」   (国立歴史民俗博物館) 

    発表年月: 2009年02月

     概要を見る

    Cory Doctorow氏の“Metacrap: Putting the torch to seven straw-men of the meta-utopia”におけるメタデータ批判を紹介するとともに、 その問題点についても指摘し、「匿名ではないメタデータ」の可能性について論じた。

  • 携帯電話の絵文字のUnicode登録をめぐる議論の動向

    師 茂樹

    第2回ワークショップ: 文字 ―文字の規範―   (国立国語研究所) 

    発表年月: 2009年02月

  • 東アジア因明文献データベースの構想とプロトタイプ作成

    師 茂樹

    じんもんこん:-)2008 人文科学とコンピュータシンポジウム   (筑波大学・つくばキャンパス) 

    発表年月: 2008年12月

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    東アジアで発達した仏教論理学(因明)の研究が、近年、盛んになってきているが、 特に伝統的な文章形式の持つ意味の解明や、逸文の調査が課題となっている。 本研究では、因明研究の実態にできる限り忠実なデータベースを設計、開発することで因明研究の効率化を計るとともに、 データベースが因明研究コミュニティの民族誌となることを目指す。 データベースはWiki的なシステムとして設計するが、符号化文字集合やプレーンテキストには基づかず、 文字用例・文字知識・テキストという形で表現する。

  • 紙テープに呪縛されないテキストデータベース構築の試み

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第11回大会   (慶応義塾大学・日吉キャンパス) 

    発表年月: 2008年12月

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    「紙テープの呪縛」で 安岡孝一氏が提示された問題意識を受け、一次元的ではないテキストの表現や検索が可能なWikiベースのシステムについて報告を行った。

  • 「人格」はどこにあるのか

    師 茂樹

    方法論懇話会 2008年3月例会   (花園大学) 

    発表年月: 2008年03月

  • 暴流の中で: 一般キャラクター論から見たキャラ/キャラクター論

    師 茂樹

    キャラクター・身体・コミュニティ〜第2回人文情報学シンポジウム   (京都市国際交流協会) 

    発表年月: 2008年03月

     概要を見る

    一般キャラクター論の立場から、伊藤剛氏の『テヅカ・イズ・デッド』で提示された「キャラ/キャラクター」論の問題点、 特に「キャラ」を「前(プロト)キャラクター態」としていることの問題点を指摘し、 循環的、再帰的な運動として「キャラ/キャラクター」論を再定義すべきことを主張した。

  • 中国古典戯曲文献の韻律の数理的分析に向けて

    師 茂樹, 千田 大介, 二階堂 善弘, 山下 一夫, 川浩二

    東洋学へのコンピュータ利用 第19回研究セミナー   (京都大学人文科学研究所本館) 

    発表年月: 2008年03月

  • 比蘇自然智再考

    師 茂樹

    南都文化研究組織 第5回シンポジウム   (元興寺文化財研究所) 

    発表年月: 2008年03月

  • 中国古典戯曲のデジタル化をめぐって

    千田 大介, 師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第10回大会   (二松学舎大学・九段キャンパス) 

    発表年月: 2007年12月

  • Web 2.0時代の仏教情報

    師 茂樹

    佛教大学図書館竣工10周年記念シンポジウム「仏教関連資料のデジタル化の現状と将来」・平成19年度仏教図書館協会研修会   (佛教大学) 

    発表年月: 2007年10月

     概要を見る

    Web 2.0と言われる状況において、仏教学関連の学術データベースや大学図書館などがどのような位置にあるかを分析し、 インド学仏教学論文データベース(INBUDS)を例にこの状況に対応する方法について考える。

  • 文字の見えない部分 ―制御文字考(2)―

    師 茂樹

    情報処理学会・第76回人文科学とコンピュータ研究会研究発表会/東南科技大学2007国際シンポジウム「人文科学とコンピュータ科学」   (東南科技大学) 

    発表年月: 2007年09月

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    コンピュータにおける文字の扱いにおいては、「文字とは何か」という議論を避けることはできない。 本発表では、従来制御文字やフォントとして符号化されてきた、書記において顕在化するものの、 結果的には文字にならない部分に注目することで、今後の文字論に必要な材料を提示したい。

  • 新羅における玄奘の唯識比量の解釈 ―憬興・太賢・道証を中心に―

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会・第58回学術大会   (四国大学) 

    発表年月: 2007年09月

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    玄奘による所謂「唯識比量」に関しては、法相宗の基らによる肯定的(護教的)解釈があった反面、 元暁をはじめとする新羅の学僧を中心に批判的な解釈があったことが知られており、東アジアの唯識学派の中では早く から大きな問題として議論されてきた。近代以降の仏教学界では、中村元氏が元暁らの批判的な態度に対して肯定的な 評価をされ、また韓国の研究者が元暁の著作を検討する中でこの問題について議論をしているものの、それ以上の検討 はなされていないと思われる。 本発表においては、新羅において元暁とは別系統の議論を展開したと思われる憬興・太賢・道証らのグループに注目し、 これまで注目されてこなかった彼らの唯識比量の解釈について検討する。テキストとしては、善珠や蔵俊ら日本の 法相宗の学僧の文献に引用された逸文を主として分析対象とする。

  • 所謂「南都読み」について

    師 茂樹

    南都文化研究組織 第4回シンポジウム   (奈良教育大学) 

    発表年月: 2007年07月

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    興福寺や薬師寺など、南都(奈良)の法相宗の寺院で用いられている仏教用語の特殊な読み方について、 現在それが急速に失われつつある現状を指摘し、記録の必要性などについて問題提起をした。

  • 人文科学研究におけるGoogle Earthの使い道

    師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第18回研究セミナー   (京都大学学術情報メディアセンター) 

    発表年月: 2007年03月

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    予稿集に書いた内容に加え、学術情報へのインターフェースとしてのGoogle Earthの可能性を示すためにインド学仏教学論文データベース(INBUDS)との連携の例をデモした。

  • 『日本霊異記』と法相宗

    師 茂樹

    南都文化研究組織 第3回シンポジウム   (元興寺文化財研究所) 

    発表年月: 2007年03月

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    『日本霊異記』の中に法相宗の教理に基づいた言説を多く見出せることを指摘し、 今後の研究の方向性のひとつになるのではないかと問題提起をした。

  • 制御文字考

    師 茂樹

    人文情報学シンポジウム ―キャラクター・データベース・共同行為―   (京都市国際交流会館) 

    発表年月: 2007年03月

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    一般文字(キャラクター)論への足がかりとして、書記の再帰的・自己書き換え的なあり方について、 デリダなどの議論を参照しつつ検討した。

  • プロレスの「虚実」をめぐる二、三の事柄

    師 茂樹

    京都大学人文科学研究所共同研究 「虚構と擬制――総合的フィクション研究の試み」   (京都大学人文科学研究所) 

    発表年月: 2007年01月

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    アメリカのメジャー団体が株式上場に際して公式に「シナリオ」の存在を認めたり、「試合の勝ち負けなどについて「事前の取り決め」があった」ことを東京地裁に認定されてしまったりしている昨今、プロレスの虚実をめぐる議論は以前とは様変わりしつつある。 日本では「八百長」、アメリカでは“fake”などと呼ばれることの多い、ある種のフィクション性を含むプロレスのあり方については、ロラン・バルトの「レッスルする世界」において「神話」の一例としてとりあげられて以来、(多数のファンクラブ的な、あるいはジャーナリスティックな議論とは対照的に)少数ではあるが、社会学者、哲学者らによって理論的な考察がなされてきた。 本発表では、これまでの研究を概観することで、「ジャンルの鬼っ子」などとも言われるプロレスの表現における独自性のようなものを考察できればと思う。

  • Unicode 5.0とCJK Extension D

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第9回大会   (ピアザ淡海) 

    発表年月: 2006年12月

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    Unicode 5.0における漢字関連の話題(特にIdeograchic Variation Databaseの件)や、CJK Extension Dの制定をめぐる動向などについて紹介した。

  • 実践理論としての五姓各別説

    師 茂樹

    東アジア仏教研究会2006年度年次大会   (駒澤大学会館246) 

    発表年月: 2006年12月

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    従来「差別思想」と評価されることの多かった五姓各別説が、唯識学派においてどのような意味を持つのかを 検討する一環として、実践理論として位置づけることが可能なのではないか、という例を二三挙げ、検討した。

  • Kanji Database Projectにおける漢字知識の収集と活用

    師 茂樹

    国際ワークショップ「典籍交流(訓読)と漢字情報」   (北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟) 

    発表年月: 2006年08月

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    Kanji Database Projectは、 川幡太一氏と師茂樹が、漢字に関わる様々な文字コード規格や諸橋大漢和辞典や今昔文字鏡などの番号との間の厳密な対照テーブルを作成する目的で2001年頃から開始したオープンソースのプロジェクトである。活動の背景には、漢字処理について議論したり、アプリケーションを開発したりするために膨大な知識が必要とされる反面、当時、自由に利用できる機械可読なテーブルが不十分であったうえ、テーブルがある場合でも、学術的・技術的に信頼できないという状況があった。 2002年度以降は花園大学国際禅学研究所の文部科学省・学術フロンティア推進事業の一環として、また2003、2005年度には日本学術振興会・科学研究費補助金・研究成果公開促進費も獲得して、データベースの構築を進めてきたが、その間、単なる文字コード・文字番号の対照テーブルには限界があることを痛感し、より広範に漢字の知識をデータベース化し、活用する方向で作業を進めている。本報告では特に、古典資料を元にしたデータベース二点について紹介したい。

  • 実忠

    師 茂樹

    南都文化研究組織 第1回シンポジウム   (元興寺文化財研究所) 

    発表年月: 2006年07月

     概要を見る

    笠置寺や東大寺二月堂をめぐる実忠の伝説を、観仏信仰との関連で分析した。

  • 徳一の「如是我聞」訓読をめぐる二、三の問題

    師 茂樹

    早稲田大学東洋哲学会 第二十三回大会   (早稲田大学文学部) 

    発表年月: 2006年06月

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    最澄『守護国界章』に引用される徳一『中辺義鏡』には、経典冒頭によく見られる「如是我聞」の句を 複数の万葉がなによる訓読よって解釈する部分がある。本発表ではその万葉がなの用法や訓読を検討することで、 『守護国界章』の書誌的な問題や最澄らの翻訳観について検討する。

  • 自由な漢字フォント環境の構築に向けて

    上地 宏一, 師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第17回研究セミナー   (京都大学学術情報メディアセンター) 

    発表年月: 2006年03月

     概要を見る

    筆者らがこれまで取り組んできた、漢字フォントを自由ソフトウェアとして公開する取り組みについて、 その趣旨と技術を紹介する。

  • 五姓各別説と観音の夢 ―『日本霊異記』下巻第三十八縁の読解の試み―

    師 茂樹

    佛教史学会 2006年1月例会   (龍谷大学・大宮学舎) 

    発表年月: 2006年01月

     概要を見る

    下巻第三十八縁の第一の夢を、五姓各別説をめぐる論争、菩薩戒、 玄奘のインドにおける神秘体験などとからめつつ、解釈のための材料を提示した。

  • 文字オントロジに基づく文字オブジェクト列間の編集距離

    師 茂樹

    CHISE Conference 2005   (京都市国際交流会館) 

    発表年月: 2005年10月

     概要を見る

    文字列どうしがどの程度異なっているかを数値化するレーベンシュタイン距離(編集距離)を使った比較は、ワープロなどのスペルチェック機能や、最近ではバイオインフォマティクスにおける塩基列の比較などに応用されたことで注目されている。漢字文化圏の古典学においても、写本間の「距離」を見いだす有効な方法として、近年、応用研究が進んでいる。本発表では、Chaonモデルに基づく文字オブジェクトの列どうしの「距離」を計算する方法として、木の編集距離を文字オブジェクトの比較に応用することを提案する。

  • 仏教学におけるデリダの受容と問題点

    師 茂樹

    方法論懇話会 2005年度前期例会   (布引温泉・国民年金健康保養センターこもろ) 

    発表年月: 2005年09月

  • 携帯電話を利用した歴史博物館学習支援システムの共同開発プロジェクト

    師 茂樹, 佐藤 誠, 田中 正流, 後藤 真

    平成17年度全国大学IT活用教育方法研究会   (アルカディア市ヶ谷)  私立大学情報教育協会  

    発表年月: 2005年07月

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    人文科学におけるコンピュータの利用は、研究方面での充実とは裏腹に教育方面での本格的に取り組みは少ない。人文科学の基礎訓練を経ていない学部生にコンピュータ利用の方法論やメリットを理解させ考えさせる方法が模索されていた。本実践では、携帯電話のQRコード(2次元バーコード)読み取り機能を用い、花園大学歴史博物館の展示物に対するWeb上に置かれた解説を提供するシステムを、花園大学史学科・情報歴史学コースの学生を中心としたプロジェクトチームを編成し共同開発するという課外授業を通じて、日本史学の諸問題、博物館運営の実際、コンピュータ利用の方法などを統合的に学習させることを目指した。その結果、携帯電話等の理解しやすい材料を用いることで学生の積極的かつ自発的な発言や行動を引き出すことができた。また副産物として、プロジェクト外の学生を歴史博物館に注目させることもできた。

  • 「デジタルアーカイブ」とはどのような行為なのか

    師 茂樹

    情報処理学会・第66回人文科学とコンピュータ研究会発表会   (花園大学) 

    発表年月: 2005年05月

  • GODDAG再考

    師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第16回研究セミナー   (京都大学学術情報メディアセンター) 

    発表年月: 2005年03月

     概要を見る

    タグのオーヴァーラップを認めるGODDAGというマークアップ方法を批判的に考察することで、グラフ理論等による新しいテキスト処理について考える。

  • 人文学のアポリアを乗り越えるために: 人文工学の可能性

    師 茂樹

    神戸学院大学 地域研究センター 文化人類学分野講演会   (神戸学院大学) 

    発表年月: 2005年02月

  • 大規模仏教文献群に対する確率統計的分析の試み

    師 茂樹

    京都大學人文科學研究所 創立75周年記念 中國宗教文獻研究國際シンポジウム   (京都大學 百周年時計臺記念館) 

    発表年月: 2004年11月

     概要を見る

    文献研究には、何らかの仮説が必要である。例えば、ある研究者が無数にある文献の中からどれかを選び出し読み始めるとき、その選択の背景には文献に対する知識や先行研究、研究者の関心などに基づいた何らかの仮説が形成されているはずである。電子テキストに対する検索もまた、テキストの内容や表現をあらかじめ知っていなければ、有意な結果が出にくい場合が多い。 近年、仏教文献をはじめとする漢字文献の電子化が急速に進み、研究環境は大幅に進歩したように思われる。しかし、研究者の知識の範囲を大きく超える大規模な文献群を扱うことができる現在の環境においては、仮説を前提とする従来の方法が通用しなくなってきている。大規模な電子文献群を扱うための方法論の検討が、大きな課題となっている。 情報科学の分野では、大規模なデータベースの中から、確率・統計やパターンマッチなどの技術によってパターンを発見し、発想や仮説生成を支援する技術であるデータマイニングが注目されている。古典テキストの計量的な分析はこれまでも行われてきたが、文献学者の仮説形成のために用いられることはほとんどされてこなかった。 本発表では、大規模な仏教文献データベースに対して、確率・統計的手法による分類を通じて、文献研究につながるような仮説の形成を試みることで、大規模電子文献を扱うための方法論について考えてみたい。その際、具体的には玄奘訳とされるすべての漢訳仏典を対象とし、コンピュータによる分類と従来の文献学的研究の比較を行いたい。

  • Xuanzang’s Inference and Silla Buddhism: Focusing on Japanese Texts.

    師 茂樹

    2004金剛大学校国際仏教学術大会   (金剛大学校) 

    発表年月: 2004年10月

  • 興聖寺本『続高僧伝』所収の玄奘伝の特徴

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会・第55回学術大会   (駒澤大学) 

    発表年月: 2004年07月

     概要を見る

    興聖寺本『続高僧伝』は、緒方香州氏がその特異性、重要性を1979年に紹介されて以来、 藤善真澄氏による玄奘伝を中心とした研究を除いては、ほとんど検討されてこなかった。 玄奘伝は興聖寺本の中でも最も大きな変化が見られる部分であり、かつ現存する玄奘伝の中では興聖寺本が 最古であると思われることから考えても、緒方氏による発見および藤善氏による研究は高く評価されるが、 一方で現在のところ文献学的な問題を扱う段階に留まっており、様々な課題が未解決であることは否めない。 本発表では玄奘伝の内容的な特徴を、主に現行の『続高僧伝』との比較から検討する。 玄奘の渡天と言えば「不東」(仏法を修めるまでは東、すなわち中国に帰らない)という言葉がしばしば引かれるが、 興聖寺本の玄奘伝においては逆に中国への強い意志を示す表現が見出される。そしてこのような表現は、 その後の玄奘伝には見出すことができないため、道宣が他の伝を参照する過程で修正していったものとも考えられる。 中国への強い意志は他の著作に見られる道宣の仏教史観と類似する面もあるため、 興聖寺本がそれをより濃く残した資料であると見なすことも可能ではなかろうか。

  • 思想史としての文字情報処理: 問題提起として

    師 茂樹

    シンポジウム「文字情報処理のフロンティア: 過去・現在・未来」   (キャンパスプラザ京都)  花園大学国際禅学研究所  

    発表年月: 2004年06月

  • 文字素性に基づく文字処理

    守岡 知彦, 師 茂樹

    情報処理学会 第62回人文科学とコンピュータ研究会   (龍谷大学瀬田キャンパス) 

    発表年月: 2004年05月

  • 清辨の比量をめぐる諸師の解釈

    師 茂樹

    2004韓国仏教学結集大会   (中央僧伽大学校) 

    発表年月: 2004年05月

  • Unicodeのcharacter概念に関する一考察

    師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第15回研究セミナー   (京都大学 学術情報メディアセンター北館 3F講習室) 

    発表年月: 2004年03月

  • Nグラムと文字データベースによる漢字仏教文献の分析

    師 茂樹

    情報処理学会・第61回人文科学とコンピュータ研究会   (山口大学) 

    発表年月: 2004年01月

  • Nグラムと文字データベースによる漢籍の音韻分析の試み

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第6回大会   (慶應義塾大学日吉キャンパス) 

    発表年月: 2003年12月

  • Surface or Essence: Beyond the Coded Character Set Model

    師 茂樹

    書体・組版ワークショップ   (京都市国際交流会館)  京都大學21世紀COE 東アジア世界の人文情報學研究教育據點  

    発表年月: 2003年11月

  • Perl/CHISEによる正規表現の拡張の試み

    師 茂樹

    Linux Conference 2003   (大阪産業創造館) 

    発表年月: 2003年10月

  • 興聖寺本『続高僧伝』所収の玄奘伝の構成とその背景 ―他の玄奘伝との比較から―

    師 茂樹

    花園大学国際禅学研究所・禅宗史研究室主催研究会   (花園大学) 

    発表年月: 2003年10月

  • 麁食和上必当作仏 ―『守護国界章』における円機未熟の読者について

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会・第54回学術大会   (仏教大学) 

    発表年月: 2003年09月

     概要を見る

    従来「円機已熟」として論じられることの多かった最澄の機根観について、円機未熟の者を想定したことを指摘した。

  • Nグラムによる比較結果からの用例自動抽出 ―禅宗系の偽経を題材に

    師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用第14回研究セミナー   (京都大学学術情報メディアセンター) 

    発表年月: 2003年03月

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    確率的言語モデルであるNグラムは、近年漢字文献の分析に有効であることが指摘されている。本論文では、Nグラム以外の先行研究を踏まえ、禅宗の成立に影響の多かった偽経をクラスター分析にする試みについて報告する。

  • Chaonモデルの過去・現在・未来

    師 茂樹

    CHISE Symposium 2003   (情報処理振興事業協会) 

    発表年月: 2003年03月

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    CHISEプロジェクトは、文字コードによる従来の文字処理からの本質的な脱却を目指している。ここで提唱されている文字処理モデルのひとつ、Chaonモデルが、言語(哲)学や文字学・文字論などにおいて積み重ねられてきた議論の中にどのように位置づけることができるのか、あるいはそこからCHISEにとって有意義な議論を導くことができないか、仮説を交えながら概観したい。

  • UTF2000.pm: Overview

    師 茂樹

    CHISE14シンポジウム   (ATR) 

    発表年月: 2003年02月

  • 花園大学禅デジタルアーカイブ・プロジェクトの構想

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第5回大会   (花園大学) 

    発表年月: 2002年12月

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    花園大学は今年度、文部科学省の学術フロンティア推進事業の選定を受け、その一環として禅研究のためのデジタルアーカイブを構築することとなった。これは、ZenBase CD1などで知られるテキストデータベースを中心としたものに加え、画像データや建造物の3Dデータなども含み、また世界中の研究者がオープンソース的に参加できる総合的な研究サイトとなる予定である。本発表では、本プロジェクトの構想を発表して広く意見を請うと共に、可能であれば1年目の成果を公表したいと思う。

  • CHISEとは何ではないか

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第5回大会   (花園大学) 

    発表年月: 2002年12月

  • CHISEプロジェクトが提案する新しい文字のモデル

    師 茂樹

    大阪外国語大学・科学研究費『多言語同時処理』プロジェクト第1回研究会「文字符号と多言語同時処理」   (千里ライフサイエンスセンタービル) 

    発表年月: 2002年12月

  • 「ユニコードとは何か」から「Unicode4.0」まで

    師 茂樹

    大阪外国語大学・科学研究費『多言語同時処理』プロジェクト第1回研究会「文字符号と多言語同時処理」   (千里ライフサイエンスセンタービル) 

    発表年月: 2002年12月

  • Nグラムを用いたクラスタ分析による禅文献分類の試み

    師 茂樹

    禅学研究会 第七十三回学術大会   (花園大学) 

    発表年月: 2002年11月

  • 相部律宗定賓の行状・思想とその日本への影響 ―『四分律疏飾宗義記』に見える仏身論を中心に―

    師 茂樹

    戒律文化研究会第2回(平成14年度)研究大会   (西大寺興正殿) 

    発表年月: 2002年09月

  • Why is the ekayāna theory so important in the East Asian Yogācāra studies?

    師 茂樹

    Yogācāra Buddhism Symposium   (カルガリー大学) 

    発表年月: 2002年09月

  • 最澄所引の「義林」に見られる法相教学批判 ―元暁・義寂との関連で―

    師 茂樹

    韓・日共同印度学仏教学学術大会/日本印度学仏教学会・第53回学術大会   (東国大学校) 

    発表年月: 2002年07月

  • Nグラムモデルとクラスター分析を用いた漢文古典テキストの比較研究 ―『般若心経』の異訳の比較を例に

    師 茂樹

    京都大学大型計算機センター第69回研究セミナー「東洋学へのコンピュータ利用」   (京都大学大型計算機センター) 

    発表年月: 2002年03月

  • 元興寺智光の法相宗批判と元暁

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会・第52回学術大会・創立50周年記念大会   (東京大学) 

    発表年月: 2001年07月

  • Complex Spatial Digitization Tasks for the SAT Project

    師 茂樹

    Electronic Buddhist Text Initiative, 2001 Seoul Meeting   (東国大学校) 

    発表年月: 2001年05月

  • テキストの多様性とその電子化 『大正新脩大蔵経』電子化におけるXMLの利用とその限界

    師 茂樹

    第五回XML開発者の日   (日本IBM(株)箱崎事業所AVルーム) 

    発表年月: 2001年04月

     概要を見る

    『大正新脩大蔵経』は、その名の通り大正時代から編纂が始まり、昭和初期に一応の完成を見た漢字仏典の一大叢書であり、世界中の仏教研究者が標準的なテキストとして使用する日本の文化遺産のひとつである。その『大正新脩大蔵経』全巻の電子化を日本で行っているSATプロジェクトは、日本国内で仏典の電子化を進めている機関や研究会、あるいは台湾の中華電子仏典協会(CBETA)と連携し、精度の高いデータベースの構築を目指して活動している。 古典テキストである『大正新脩大蔵経』の電子化にあたっては、文字コードや外字の問題をはじめとする、様々な問題に直面する。電子テキストのフォーマットとして一般的な一次元構造のプレーン・テキストや、単純なツリー構造であるSGML/XMLなどは、紙に印刷された実際のテキストの大部分を占める文章の部分を表現するためには充分な能力を持っているが、テキストは文章以外にも極めて多様な表現スタイルを持っており、しかもそのようなスタイルにそれぞれの筆者の思想や意図が託されている場合が少なくない。これらを如何に自然に――原テキストに沿った形で――電子化するかについては、これまで多くの議論が重ねられ、いくつかの解決法が提案されてきた。 本発表で紹介する Scalable Vector Graphics (SVG) による電子化は、そのひとつである。SVG は、W3Cが開発を進めているXMLベースの図形記述言語であるが、『大正新脩大蔵経』に含まれる義湘『華厳一乗法界図』や密教の図像、声明(仏教音楽)の楽譜など、文書と図版の両方の性格を持つ、プレーン・テキストでは十全な表現が不可能なタイプのテキストを電子化するのに適していると思われる。これらのテキストは見た目では複雑そうに見えるが、構造としては一次元的、あるいは単純なツリー構造的であるため、XMLになじみやすいのである。 もちろん『大正新脩大蔵経』の中には、所謂CONCUR問題を引き起こすような構造を持ったテキストも少なからず存在する。例えば、師匠から弟子への師資相承を記述した法系図などは一種のツリー構造であるが、複数の師匠に師事した弟子(複数の親ノードを持つ子ノード)などが頻出するため、従来のSGML/XMLを使った方法では自然な表現が極めて困難であろう。また、始点や終点が曖昧な回文やある種の言葉遊び、焦点が定まっていない――構造が見出せない――地図や図形などにおいては、自然な形の電子化自体がもはや不可能とすら思えてくる。これらの問題について、研究史を概観しつつ、実現性について考察したい。

  • オープンソース・ソフトウェアによる論文書誌データベースの構築―インド学仏教学論文データベース(INBUDS)の事例をもとに

    師 茂樹

    第2回韓日人文・社会科学学術交流記念講演会   (島根県立大学講堂) 

    発表年月: 2000年11月

     概要を見る

    オープンソースで開発されている日本語全文検索システムNamazuを用いたインド学仏教学論文データベース(INBUDS)のオンライン検索システムの開発を通じて、人文社会系研究者によるデータベース開発・公開におけるオープンソース・ソフトウェアの有用性と、オープンソース的な発想による「ゆるやかな連携」が重要であることを指摘した。

  • 新羅元暁の三時教判批判

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会 第51回学術大会   (東洋大学) 

    発表年月: 2000年09月

  • オープンソースでなければできなかったこと NamazuによるINBUDS検索システム構築の実際

    師 茂樹

    Open Platforms, Open Data, and the Sharing of Digitized CJK Materials   (東洋学園大学) 

    発表年月: 2000年06月

     概要を見る

    オープンソースで開発されている日本語全文検索システムNamazuを用いたインド学仏教学論文データベース (INBUDS)のオンライン検索システムの開発を紹介し、 人文社会系研究者によるデータベース開発・公開におけるオープンソース・ソフトウェアの有用性を指摘した。

  • 仏教学データベースにおけるXMLの活用 ―INBUDSにおけるID検索の実現にむけて

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究会 第2回大会   (駒沢大学) 

    発表年月: 1999年12月

  • 撲揚智周伝についての二、三の問題

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会・第50回学術大会   (龍谷大学) 

    発表年月: 1999年09月

  • XML版『般若心経』―仏教学におけるマークアップと外字処理

    師 茂樹, 石井 公成

    第1回XML開発者の日   (日本経営協会) 

    発表年月: 1999年03月

     概要を見る

    XMLの登場によってデータのツリー構造が注目されるようになったが、それに対して仏典における科文という解釈方法がツリー構造であることを紹介し、仏典をXML化したときの利点を指摘すると同時に、科文の歴史的推移から推測されるツリー構造文書の問題点を併せて指摘する。

  • 大正新脩大蔵経テキストデータベース(SAT)における外字問題

    下田 正弘, 師 茂樹

    歴史学のためのウェブサイト第2回経験交流会   (東京大学史料編纂所) 

    発表年月: 1999年03月

     概要を見る

    大藏經テキスト研究会が公開する「大正新脩大蔵経テキストデータベース」の概要・目的と、 外字問題の処理方法について文字の統計データを交えながら紹介した。

  • On the Missing-Characters (GAIJI) of the Taisho Tripitaka Text Database Published by SAT.

    師 茂樹

    Electronic Buddhist Text Initiative, 1999 Taiwan Meeting   (台湾中央研究院) 

    発表年月: 1999年01月

  • 漢字仏典データベースにおける外字問題

    師 茂樹

    情報知識学会・ 第10回歴史研究と電算機利用ワークショップ   (駿台電子情報専門学校) 

    発表年月: 1998年12月

  • 法相宗の「一乗方便」説再考 諸乗義林を中心に

    師 茂樹

    日本印度学仏教学会・第49回学術大会   (鶴見大学) 

    発表年月: 1998年09月

  • 漢訳仏典の電子化における諸問題 大正大蔵経テキストデータベース(SAT)の場合

    師 茂樹

    中国語文献情報処理研究会   (早稲田大学) 

    発表年月: 1998年06月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 古典漢文依存文法コーパスから日本漢文コーパスへの展開

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2023年04月
    -
    2027年03月
     

    安岡 孝一, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 師 茂樹, 鈴木 慎吾, 守岡 知彦, Wittern C., 池田 巧, 李 媛, 劉 冠偉

  • 新出史料『一字訣』の読解を中心とした仏地房覚晏と達磨宗の総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2023年04月
    -
    2027年03月
     

    舘 隆志, 柳 幹康, 山口 弘江, 吉村 誠, 師 茂樹

  • 越境する教義問答-東アジア仏教における国際的な相互交流-

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2025年03月
     

    大谷 由香, 吉田 慈順, 小野嶋 祥雄, 河上 麻由子, 榎本 渉, 師 茂樹, 野呂 靖, 村上 明也, 西谷 功

  • 禅からZenへ―世界宗教会議を通じた禅のグローバル化の宗教史・文化史的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2024年03月
     

    守屋 友江, 奥山 史亮, 安藤 礼二, 堀 まどか, 奥山 直司, 長尾 佳代子, 荘 千慧, 杉本 良男, 末村 正代, Conway Michael, 末木 文美士, 飯島 孝良, 吉永 進一

     概要を見る

    2020年度は新型コロナウィルスの世界的蔓延のため、当初予定した国内外での調査や学会発表等を断念せざるを得なくなった。そこで、オンラインの打合せやワークショップ開催に切り替え、また研究代表者と分担者が収集した一次史料の調査に切り替えた。
    研究実績は下記の通り。
    1)2020年6月20~21日、公益財団法人三菱財団人文科学助成金および科研基盤研究(C)17K02238との共催で、シカゴ万国宗教会議を事例に日本仏教のグローバル化を考察するワークショップをZoomにて開催した。国内外から60名を超す参加者があり、発表に対する活発な質疑応答が行われた。6月20日は守屋友江がプロジェクト趣旨説明、日沖直子、高瀬航平、奥山直司、長尾佳代子の発表と、末木文美士がコメントを行った。司会兼オーガナイザーは飯島孝良と堀まどかが担当した。6月21日は吉永進一が二日目趣旨説明、木村智、岡本佳子、星野靖二、杉本良男の発表と、嵩満也がコメントを行った。司会兼オーガナイザーは末村正代と佐藤清子が担当した。
    2)日本語・英語の一次史料の翻刻を、上記の研究分担者・研究協力者のほか、新たに早川華代、瀬戸祐規、的場美帆、Richard Jaffe, James Dobbins, Wayne Yokoyamaらの協力も得て行った。
    3)学術誌に11本の論文、研究論集(共著)に3本の論文を発表し、学会等で5本の発表を行った。

  • 古典漢文依存文法コーパスにもとづく係り受け構造の自動抽出

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

    安岡 孝一, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 師 茂樹, Wittern C., 池田 巧, 守岡 知彦, 白須 裕之, 鈴木 慎吾

     概要を見る

    本研究は、これまでわれわれがおこなってきた古典漢文の形態素解析および依存文法解析を、さらにもう一歩進めて、古典漢文の構文解析へとつなげることを目的とする。現在のところ、現代中国語に対しては、このような形態素解析・構文解析の研究がおこなわれているものの、古典漢文に対しては、われわれを除いてほとんど手つかずの状態である。本研究によって、古典漢文の係り受け構造を、単語と単語の間、節と節の間、さらには文と文の間にまで自動抽出できるようになれば、白文のままで放置されている大量の古典漢文テキストを、コンピュータを用いて自然言語処理できる可能性が、さらに進むと考えられる。
    本研究では、古典漢文に対し形態素解析と依存文法解析をおこなった上で、単語と単語の間の係り受け関係、節と節の間の係り受け関係、文と文の間の係り受け関係を、自動抽出する手法の構築をおこなう。この手法を構築するために、各レベル(単語・節・文)での係り受け関係を記述するための文法と、その文法にもとづくTreebankの構築を並行しておこない、単語・節・文の順に、係り受け関係を自動抽出する手法を完成する予定である。
    本年度(2021年度)は、古典中国語の言語モデルであるRoBERTa-Classical-Chinese (baseモデルおよびlargeモデル)をファインチューニングする形で、白文から文と節を切り出す手法について研究をおこない、それらの係り受け解析に挑戦した。具体的には、系列ラベリングにより文の切れ目を抽出し、同時に品詞付与と係り受け解析をおこなうことで、節レベルでの係り受け解析までは、かなりの精度でおこなえるようになった。また、これまでの成果を論文『古典中国語(漢文)Universal Dependenciesとその応用』として、情報処理学会論文誌2022年2月号に掲載した。

  • 新出史料『心根決疑章』の読解を中心とした達磨宗と二祖仏地房覚晏の思想的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

    舘 隆志, 吉村 誠, 師 茂樹, 山口 弘江, 柳 幹康

     概要を見る

    本研究は、達磨宗新出史料『心根決疑章』の読解を中心とする研究である。本年度の成果は以下の通りである。
    本来、東京・駒澤大学と、京都・花園大学で、それぞれ『心根決疑章』読解の勉強会を行い、研究を行っていく予定であったが、コロナ禍の状況を踏まえてオンラインでの勉強会を継続した。2021年6月11日、2021年7月23日、2021年9月10日、2021年10月2日、2022年2月25日にオンライン(zoom)で、研究代表者の舘隆志と、吉村誠、師茂樹、山口弘江、柳幹康の5人で研究会を開催し、予定通り計5回の研究会を行うことができた。この成果は、2022年度中に、駒澤大学学術情報リポジトリに登録予定の論文として発表する予定である。
    また、前年の読解を踏まえた成果として、舘隆志, 吉村誠, 師茂樹, 山口弘江, 柳幹康「達磨宗・仏地房覚晏『心根決疑章』訓註(上)」『駒澤大学仏教学部論集』52(127-156 2021年10月)を刊行し、駒澤大学学術情報リポジトリに登録された。この他、『中世禅の知』(末木文美士監修、臨川書店 2021年7月)において、「達磨宗新出史料『心根決疑章』の発見」を掲載し、『心根決疑章』の発見を広く紹介することができた。
    金沢文庫本の異本である、国文学研究資料館所蔵『心根決疑章』を紹介し、「国文学研究資料館所蔵『心根決疑章』について」(『駒澤大學佛教學部研究紀要』80、109-130p、2022年3月)を発表した。
    特筆すべき成果として、令和3年(2021)10月28日に、貞応元年(1222)に「覚宴」が重刊したものに基づく三千院円融蔵所蔵『一字訣』を調査した。調査の結果、『一字訣』は仏地房覚晏の著述であることが判明した。覚晏『心根決疑章』の研究が呼び水となり、新たに達磨宗史料を発見することができたのである。

  • 仏教学デジタル知識基盤の継承と発展

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2023年03月
     

    下田 正弘, 蓑輪 顕量, 永崎 研宣, 大向 一輝, 八尾 史, 宮崎 泉, 納富 信留, Muller Albert, 苫米地 等流, 藏本 龍介, 船山 徹, 高橋 晃一, 師 茂樹, 齋藤 希史, 高岸 輝

     概要を見る

    本研究は人文諸分野が参照可能なデジタル知識基盤を仏教学から提供し、デジタル時代における人文学のあらたな方法を実現する〈統合デジタル研究環境〉を構築することを目的とする。そのため、(1)テキストについての国際標準規格であるText Encoding Initiative Guidelines へ東アジア・日本のテキストの構造の特性を分析して反映させ、(2)画像について、International Image Interoperability Framework (IIIF)の利活用を深化させて仏教芸術作品をモデルに研究を進め、(3)文字について、ISO/WG2の国際っ標準規格へ大蔵経の外字の登録をすすめ、それを通して漢字コード化に対して学術界から貢献をする仕組みを堅実化してゆく。これを通して、事物、行為等の研究対象の相違と、思想、言語、歴史、行動等の研究方法の相違の双方が視野に入り、これらの相互作用から生まれる知識の多様性が、デジタル技術を通し効果的に保存され利用される多層的概念モデルを構築し、新大蔵経データベース(新SAT-DB)に実装して提供する。
    本年度の特筆すべき成果は、日本とフランスの学士院における百年に及ぶ人文学分野の共同事業である、フランス語仏教辞典『法寶義林』Hobogirinの目録部のデジタル化を実現し、科研主催の国際シンポジウム及び、フランス学士院における公開講演会として、公開したことである。前者は、2021年11月27日に、後者は、2022年2月4日、Seance publique de l'Academie des Inscriptions et Belles-Lettresとして開催され、ジャン=ノエル・ロベール教授(フランス国立高等研究院)に基調講演を依頼した。

  • 仏教論理学の比較論理学・比較哲学的研究:学際的研究のための基盤構築

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2022年03月
     

    師 茂樹, 出口 康夫, 護山 真也, 守岡 知彦, 白須 裕之

     概要を見る

    仏教論理学(因明)の研究者と、現代哲学、情報学等の研究者による研究集会を通じて、(1)論理学において必須の否定の問題、(2)論証を成立させるととともに記号と意味との対応付けの理論でもあるアポーハ(他の排除)論の問題、(3)日本の因明学において重視された四相違(四種類の矛盾)が因明の根本的な性質に関わる可能性、(4)四句分別(テトラレンマ)の論理学的、哲学的含意、(5)仏教論理学を現代の哲学的課題に対して応用する可能性などについての議論を深めることができた。加えて、哲学と仏教学が対話をしていた明治期の仏教論理学研究(村上専精、大西祝など)についての研究を進めることができた。

  • インド論理学と東アジアの因明を架橋する『因明正理門論』の再検討

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2022年03月
     

    小野 基, 蜷川 祥美, 稲見 正浩, 師 茂樹, 後藤 康夫

     概要を見る

    4つの研究班を構成し、各々が『因明正理門論』をインド側と東アジア側から考究した。
    小野班(小野、室屋、渡辺)では、『集量論』第6章とその註釈の研究を継続し、『正理門論』の『集量論』との比較研究に従事した。『正理門論』との多数の並行箇所を含む『集量論』第6章の梵文再建を70%程度完了し、また『論軌』の断片の英訳を行った。また、初期仏教論理学にとって重要な概念「負処」についてインド仏教論理学の後代の論書『ヴァーダニヤーヤ註』に関する文献学的研究を開始した。また、『正理門論』が体系化した「過類」の概念の後代への影響を探る手始めとして、インド仏教中観派における「過類」の取り扱いを検討した。稲見班(稲見、護山)は、近世の因明文献で公刊されている幾つかの文献(寶雲疏など)を取り上げて内容を精査するとともに、龍谷大学図書館所蔵の因明文献の稀覯本を調査し、近世の浄土真宗系の学者による『正理門論』研究の再興の様子を明らかにする手掛かりを探った。師班(師、護山)は、引き続き平安初期頃に活躍したと目される日本の学僧・沙門宗の『因明正理門論疏』の解読研究に当たった。同書が唐時代の中国の註釈の断片を豊かに含み、また様々な興味深い情報を提供し得るものであることが、ますます明らかになってきた。最後に後藤班(後藤、蜷川)は、善珠・蔵俊の『因明入正理論』に対する大部の註釈のデータベース化の準備を進め、それらの引用する『正理門論』およびその註釈書の断片の蒐集にあたった。
    これら各班の研究は5月と1月に開催された研究集会でその状況を報告し合い、また国際ワークショップを通じて深化させるとともに、各研究者がそれぞれ研究成果を論文として公表し、また学会での研究発表に結実させた。

  • 中国古典戯曲の「本色」と「通俗」~明清代における上演向け伝奇の総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2022年03月
     

    千田 大介, 二階堂 善弘, 材木谷 敦, 山下 一夫, 師 茂樹, 上地 宏一, 川 浩二

     概要を見る

    平成30年度は、初年度に作成されたロードマップに従って、基礎的な研究を進めた。
    批評理論班は初年度の成果をふまえて、文献資料の収集と分析を進め、研究分担者・材木谷が王世貞の著作における「本色」の用例に関する検討結果を論文として発表した。また中国・台湾の図書館等での関連資料調査・収集を行った。
    戯曲分析班は、引きつづき排印本未刊行富春堂本の翻刻作業を行うとともに、入力済み蘇州派伝奇のデータ校訂・整形を進めた。翻刻作業の過程で、曲譜のデータベース化の必要性が浮上したため、『欽定曲譜』・『南北詞簡譜』をデジタル化し、繁体字への翻字および整形作業を完了した。また、弋陽腔系伝奇を検討する上で、清代北京における宮廷演劇および弋陽腔系伝奇作品、さらには各地域の高腔系地方劇との比較検討の必要性が浮上した。このため、研究代表者・千田は、中国芸術研究院所蔵の『三皇宝剣』伝奇を調査し、その成立年代と宮廷演劇台本などの関連作品・劇種との関係を解明するとともに、小説『説唐三伝』とは異なる、北京を文化的中心とする地域で行われた物語内容が反映されていることを指摘した。また従来存在が知られていなかった嘉慶二十四年慶郡王府戯班の名簿を翻刻し、公表した。研究分担者・山下および川も、広東・台湾・浙江などの高腔系地方劇の台本・上演実態などを調査し、成果を公刊した。戯曲作品に見える信仰的要素については、二階堂・山下が、現地における信仰実態の調査を含めて、研究を進めた。
    また、富春堂本の上演向け台本としての性格を検討するための比較・分析対象として、初年度に入力した明代の戯曲選集および戯曲選集目録の整理を進めた。
    情報学班は、中国古典戯曲データベースシステムのブラッシュアップに引き続き取り組むとともに、解析に用いる音韻・語彙テーブルの改善作業を進め、その結果、次年度以降の課題として『洪武正韻』デジタル化の必要性が浮上した。

  • 情報時代における中国学研究・教育オープンプラットフォームの構築

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2021年03月
     

    二階堂 善弘, 上地 宏一, 田邉 鉄, 佐藤 仁史, 千田 大介, 小島 浩之, 師 茂樹

     概要を見る

    平成30年度には、研究ロードマップに従って引きつづき研究の深化に務めた。10月に中間的な研究成果を研究誌として刊行するとともに、1月にシンポジウムを開催して公開・レビューした。それらを踏まえて、年度末において、最終的な成果取りまとめを視野に、研究ロードマップを見直した。
    ●A 文献分析グループ 将来的なオントロジー開発に向けて、引きつづき固有名詞テーブルの整理作業を進めた。上半期において追加的に辞書目録を電子テキスト化し、下半期において従来のデータと新規データとを整合させる作業を進めた。その過程で、地名・官職名などの異体字処理上の問題が幾つか見出されたため、次年度においてその問題の解決をはかることとした。文献分析法方法については、中国語形態素解析に関する情報の収集と整理、評価を行い、その成果を公刊した。また、夏期において中国の人文情報処理企業の訪問インタビューを行い、中国における文献・論文デジタル化の現状を広く調査した。
    ●B 研究教育支援DBグループ 引き続き、中国学リファレンス情報の体系化を進めた。リファレンス情報については、近現代史、通俗文学、仏教、道教など各分野に即してリファレンスマニュアルを作成し、公刊した。データベースへの登録については、過去に蓄積した原稿に幾つか手直しの必要が生じたため、次年度以降、順次進めることとした。また、著作権法の改定議論をふまえて、論文資料公開において予測される法的問題について、1月のシンポジウムにおいて発表した。
    ●C リテラシー研究グループ 引きつづき、自発的な漢文・中国史学習を支援しうるコンテンツ構築を視野に、漢文・歴史教材、および関連資料・Webリソースの収集を行った。漢文資料を縦書きでWeb公開する技術的サンプルを公開することとした。CAIに関しては、自律的学習を促すための教材・コンテンツのあり方について検討を進めた。

  • 古典漢文形態素コーパスにもとづく動詞の作用域の自動抽出

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2020年03月
     

    安岡 孝一, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 師 茂樹, Wittern C., 池田 巧, 守岡 知彦, 鈴木 慎吾

     概要を見る

    古典漢文における動詞の作用域、すなわち「動詞の後に置かれる項」のまとまりを、自動抽出すべく、複文(動詞の作用域の中に他の動詞を含む文)に対して、文法記述手法と自動抽出手法の検討をおこなった。具体的には、Мельчук流の依存文法による記述手法の一つであるUniversal Dependenciesを用いて、いわゆる四書(『孟子』『論語』『大學』『中庸』)の全文記述をおこなった。これらの全文記述を、そのまま古典漢文Treebankの形に仕上げ、WWWで公開すると同時に、『孟子』についてはセンター研究年報2018別冊「古典中国語Universal Dependenciesで読む『孟子』」として出版・公表した。
    このTreebankをもとに、形態素解析エンジンMeCabと依存文法解析エンジンUDPipeを組み合わせて、古典漢文における動詞の作用域を自動抽出するツールを試作した。このツールを公開するにあたり、本手法の応用の一つとして、漢文の白文に自動で返り点を打つページをWWWで公開した。さらに、デモンストレーションとして、ここ5年間の大学入試センター試験「国語」の第4問(漢文)の本文から返り点を除去し、あらためて本研究の手法で返り点を打ってみせたところ、かなりの確度で返り点を打てることが実証された。
    また、平成30年1月に情報処理学会「人文科学とコンピュータ」研究会で発表した『古典中国語Universal Dependenciesへの挑戦』に対し、本年度の情報処理学会第81回全国大会において、山下研究記念賞を受賞し表彰を受けた。

  • インド仏教論理学の東アジア世界における受容と展開――因明学の再評価を目指して

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2018年03月
     

    護山 真也, 小野 基, 稲見 正浩, 師 茂樹, 桂 紹隆, 船山 徹, 早坂 俊廣, 室屋 安孝, 渡辺 俊和

     概要を見る

    本研究は,インド・チベット仏教における仏教認識論・論理学研究の成果と東アジアで展開した因明学の成果とを架橋することで,言語や文化の壁を越えて継承・変容した仏教認識論・論理学の特質を明らかにすることを目的とした。その主たる成果は,第18回国際仏教学会(IABS)のパネル“Transmission and Transformation of Buddhist Logic and Epistemology in East Asia” での発表と討議に結実しており,近くWiener Studien zur Tibetologie und Buddhismuskund シリーズから出版予定である。

  • スティラマティ(安慧・堅慧)の思想の総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2013年04月
    -
    2017年03月
     

    佐久間 秀範, 吉水 千鶴子, 吉村 誠, 斉藤 明, 山部 能宜, デレアヌ フロリン, ミュラー アルバート, 橘川 智昭, 師 茂樹, 箕浦 暁雄, 加納 和雄, 根本 裕史, 早島 慧, 伊藤 康裕

     概要を見る

    従来の仏教学で常識とされてきた安慧(スティラマティ)に関する伝承には梵文原典から得られる内容と齟齬がある事に基づき、スティラマティが単一の人物でないと考えられることを出発点として本研究を行った。その結果次の三点が確認された。①写本に基づく『中辺分別論』などの註釈者は同一人物でチベット語訳に残る『大乗荘厳経論』の註釈者とは異なること。②教学の描く安慧の思想内容は梵文原典に見いだせないこと。③近現代仏教学の伝承がヴァラビー出土の銅板碑文に見られるスティラマティという人物と『大唐西域記』の堅慧とを同一視したために起こった誤りで、このスティラマティは上記いずれの人物とも別人であると見なされること。

  • 古代東アジア諸国の仏教系変格漢文に関する基礎的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2017年03月
     

    石井 公成, 森 博達, 金 文京, 瀬間 正之, 奥野 光賢, 師 茂樹, 董 志翹, 鄭 在永, 崔 鈆植, 馬 駿

     概要を見る

    本研究では、変格漢文について研究している日本・韓国・中国の専門家たちが参加し、メールの交換や毎年開催した国際研究集会を通じて研究を推進してきた。その結果、古代の日本と韓国における変格漢文の多様なあり方が明らかになり、『日本書紀』や聖徳太子の作とされる三経義疏には、これまで報告されていた用例よりはるかに多い変格漢文の用例が見られることが知られた。これは、『日本書紀』の各部分の著者たちや三経義疏の著者を判定するうえで、きわめて有益な発見である。さらに、新羅の変格漢文についても様々な発見をすることができ、日本への影響と日本への違いを明らかにすることができた。

  • 「蘇るAR西寺」用コンテンツ制作に関する研究

    京都市南区役所 

    研究期間:

    2016年
    -
    2017年03月
     

    師 茂樹

  • 品詞素性情報つき古典漢文コーパスの発展的応用

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2013年04月
    -
    2016年03月
     

    安岡 孝一, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 師 茂樹, ウィッテルン クリスティアン, 池田 巧, 守岡 知彦, 鈴木 慎吾

     概要を見る

    われわれは、MeCabを用いた古典漢文の形態素解析について、その実際的手法と実用性をこれまでに研究してきた。本研究においてわれわれは、これまでのわれわれの手法をさらに拡張し、地名、官職、人名など、漢文における固有表現抽出に挑戦した。本研究の成果として、われわれは、漢文における地名の自動抽出に成功し、官職に対しては、われわれの手法の有効性を呈示することができた。一方、人名に対しては、姓氏の自動抽出には成功したものの、名や諱に対しては有効な手法を構築するに至らなかった。

  • 未翻刻仏教文献に基づく東アジア仏教の基礎的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2013年04月
    -
    2016年03月
     

    師 茂樹, 吉田 叡禮, 石井 公成

     概要を見る

    本研究においては、聖語蔵に収録されていた沙門宗『因明正理門論注』・崇俊『法華決釈記』・『法華略讃嘆』・『法華経二十八品略釈』巻上・『金剛般若経疏』、佛教大学図書館蔵『大智度論略鈔』、国立歴史民俗博物館蔵『唯識比量』(水木家資料)など、従来知られていなかった未翻刻文献を複数発見し、その翻刻デジタルテキストと校訂版を作成することができた。これらの文献には多くの逸文が含まれ、東アジア仏教の解明に資することが期待される。いくつかの文献については学会等で発表し、その重要性が認知されている。近日中にデジタルテキストと校訂版を公開する予定である。

  • 「AR羅城門」用コンテンツ制作に関する研究

    京都市南区役所 

    研究期間:

    2015年10月
    -
    2016年03月
     

    師 茂樹

  • 情報化時代における中国学次世代研究基盤の確立

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2016年03月
     

    二階堂 善弘, 田邉 鉄, 千田 大介, 佐藤 仁史, 小島 浩之, 師 茂樹, 山田 崇仁, 上地 宏一

     概要を見る

    本研究は、情報化時代に対応した新たな中国学の研究・教育基盤を確立することを目的に、まず中国学を専攻する学生・大学院生・教員へのアンケート調査を実施して現状把握と分析を行った。その上で、中国学デジタルリソースの情報集約と分析・評価、ITC活用による中国学専門教育・中国語教育および初年次教育の実践的研究、中国学情報化に関連する法律問題、およびITC技術を活用した人文学研究方法等に関する研究を行った。研究期間中、漢字文献情報処理研究会との連繋のもと、毎年2回のシンポジウム・学会を開催し、同会機関誌『漢字文献情報処理研究』に継続的に研究成果を公表するとともに、研究成果図書を計4冊刊行した。

  • 中国古典戯曲総合データベースの応用的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2015年03月
     

    千田 大介, 二階堂 善弘, 材木谷 敦, 山下 一夫, 師 茂樹, 上地 宏一

     概要を見る

    本研究ではかねてより構築を進めている中国古典戯曲データベースの改善と拡充を目標に、雑劇約250種、明清伝奇約150種の入力を完了し、それらの表示・検索に適するようにシステムおよびスキーマを改善するとともにデータの公開を進めた。曲律分析システムの実現に向けて、音韻テーブルの整備と音韻分析システムの改善を進めるとともに、複数作品から同一曲牌を抽出・一覧する機能を試験的に実装した。また戯曲論著・伝記資料・筆記など戯曲周辺資料の全文データ、およに中国古典戯曲・伝統演劇関連人名の索引データ一万数千件を登録した。最終的に、研究メンバーそれぞれの学術領域に即して、データベースの研究上の有効性を確認した。

  • Linked Open Dataを用いた文化遺産情報の記述と公開に関する研究

    花園大学  特別共同研究費

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2013年03月
     

    師 茂樹, 芳井 敬郎, 明珍 健二, 福島 恒徳, 後藤 真

  • 安土城VR用コンテンツ作成に関する研究

    近江八幡市 

    研究期間:

    2011年06月
    -
    2012年03月
     

    師 茂樹

  • 形態素解析のための品詞情報つき古典漢文コーパスの構築

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2010年
    -
    2012年
     

    安岡 孝一, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 師 茂樹, クリスティアン ウィッテルン, 池田 巧, 守岡 知彦, 鈴木 慎吾

     概要を見る

    古典漢文の白文(句読点や区切りや返り点のない単なる漢字の列)に対し、形態素解析をおこない、品詞情報つきの形態素に分解するシステムを構築した。また、形態素解析に必要な古典漢文コーパスと古典漢文辞書を、汎用の形態素解析エンジンMeCabに即した形式で作成し、WWWで公開した。これらと合わせ、古典漢文コーパスを構築するためのツール群も作成し、同じくWWWで公開した。

  • 東アジア仏教論理学史研究のための逸文データベースの構築

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2008年
    -
    2011年
     

    師 茂樹

     概要を見る

    本研究においては、東アジアにおいて独自な展開を見せた仏教論理学(因明)を研究するための基盤となるテキストデータベースのプロトタイプをMediaWiki上で構築し、インターネット上で公開した。データベースの構築に際して、文献データベースとしての研究のみならず、因明のシステムに関する研究も行った。また、東アジアにおける因明受容の背景のひとつとなる所謂「空有の論争」についての研究もこのデータベースを用いて行い、一定の成果を得た。

  • 下京四番組・梅忠町の家屋敷および景観の復元と家督相続の実証的研究

    花園大学  特別共同研究費

    研究期間:

    2009年04月
    -
    2010年03月
     

    松田 隆行

  • 中国古典戯曲総合データベースの発展的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2008年
    -
    2010年
     

    千田 大介, 二階堂 善弘, 山下 一夫, 師 茂樹, 川 浩二

     概要を見る

    中国古典戯曲全文データベース・古典戯曲関連用語データベース・周辺資料データベースおよび曲律分析システムなどを包含する「中国古典戯曲総合データベース」の実現に向け、データの整備および分析理論・手法の考究とシステムの開発を進めた。本研究期間内にはMediaWikiに基づくデータベースシステムを初期的に完成させ、各種文献のデジタル化・校訂・整理を進めるとともに、それらをデータベースに登録するスキーマを策定した。また『中原音韻』テーブルに基づく曲韻表示システムを作成し、中国古典戯曲総合データベースを初期的に公開した。

  • 宗教的心性の可視化に関する基礎的研究

    花園大学  特別個人研究費

    研究期間:

    2007年04月
    -
    2008年03月
     

    師 茂樹

  • 中国古典戯曲総合データベースの基礎的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2005年
    -
    2007年
     

    千田 大介, 二階堂 善弘, 山下 一夫, 師 茂樹, 川 浩二

     概要を見る

    本研究は、情報処理技術の応用による新たな人文学研究方法の確立という視点から、将来的な中国古典戯曲総合データベースの構築に向けて、電子テキストの構築をすすめるとともに、データベースの基本フレームを開発し、分析手法の基礎を確立することを目的とする。
    研究期間を通じて、『六十種曲』などの古典戯曲作品および、『今楽考証』などの戯曲論著を電子テキスト化するとともに、古典戯曲研究上の必要にあわせたXMLスキーマを開発した。それらのデータは、中国都市芸能研究会Webサイト上に、閲覧・検索可能なテキストデータベースとして公開した。それと並行して、戯曲テキストの音韻分析手法の確立に向けた基礎技術の開発を進め、『中原音韻』を電子テキスト化するとともに、テキストデータに音韻情報を付加・表示するプログラムのプロトタイプを完成させた。そして作成した『六十種曲』XMLデータを用いて、Nグラム・クラスタリングおよびバイオインフォマティクスの手法を応用した韻律分析実験を行い、その中国古典戯曲研究における有効性を確認した。また、焦循『劇説』の訳注の作成を進め雑誌およびWeb上に発表するとともに、注釈を抽出、蓄積することで、古典戯曲用語コンコーダンスの構築を進めた。これらの研究成果は、論文および口頭発表として公開した。
    以上をもって、中国古典戯曲総合データベースを構築する上での基礎は確立され、本研究の初期の目的は達せられたものと考える。

  • 今津文庫の予備的調査と基礎的データ・ベースの構築

    花園大学  特別共同研究費

    研究期間:

    2005年04月
    -
    2006年03月
     

    竹貫 元勝

  • Nグラムモデルを用いたクラスタ分析による大規模漢字文献分析の基礎的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2003年
    -
    2005年
     

    師 茂樹

     概要を見る

    本年度は、(1)構築したテキストデータベースの公開に向けた整理、(2)文字オントロジによるNグラム処理ツールの開発、(3)研究の総括(報告書の作成)を目標に、研究を行った。
    (1)に関しては、すでに一部のデータを、花園大学のサーバ(http://kura.hanazono.ac.jp/)より公開している。近日中に、すべてを公開する予定である。
    (2)に関しては、当面の目標として漢字の音韻によるNグラム処理を実現するべく『韻鏡』のデータベース化に着手し、完成には至っていないが、準備作業はほぼ終えた。今後、これを完成させるべく、研究・開発を継続する予定である。ただし、音韻のオントロジ記述に関しては、音韻自体が持つ構造の複雑さから、最終的にどのようなモデルでデータベースを構築し、処理すべきなのかを、他の研究者と共同で検討中である。
    (3)については、仏教学、人文情報学、自然言語処理研究などの広い視点から、本研究がどのように位置づけられるかについて研究を行い、論文として発表した(下記「「デジタルアーカイブ」とはどのような行為なのか」「仏教学における自然言語処理」参照)。また、本研究で開発した方法を他の文献に応用した研究も行い、成果をあげることができた(下記「楞厳経惟〓疏の逸文をめぐる二、三の問題」参照)。以上のことから考えても、本研究は(一部、未達成の部分が残っているとは言え)今後の古典学研究に活用されうると思われるし、期間内に十分な成果をあげたと考えられる。
    以上の成果を含めた本研究全体のまとめとして、現在、報告書を作成しており、近日中に公開予定である。

  • 次世代中国古典文献データベース構築の基礎的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2002年
    -
    2004年
     

    村越 貴代美, 種村 和史, 千田 大介, 二階堂 善弘, 師 茂樹

     概要を見る

    本研究では、単純な用例検索にとどまらない、学術的ニーズに合致した次世代中国古典文献データベースの構築を見据えて、その基礎的研究を行った。
    本研究申請時に掲げた目標のうち、(1)オンライン漢字・中国語辞書の構築については、『説文解字注』・『広韻』等の字書・韻書のデジタル化を完成させ、インターネットWWW上に公表した。(2)中国古典文献・漢文に適合したデータ形式の研究に関しては、詞の総集である『彊村叢書』、および段玉裁『詩経小学』・『詩経小学録』等をそれぞれ電子テキスト化するとともに、それぞれの文書の理論構造をXMLによってマークアップした。それによって、中国古典文献のさまざまな文体をXMLにより構造化するノウハウを蓄積した。後者については、同一作者の複数の著書を電子テキスト化し、その構造をXMLによってマークアップしたが、同形式が特定語彙の注釈を抽出して解釈のゆれを析出する上で非常に有用であることを確認した。なお、以上の文献についても、インターネットWWWを通じてデータを公開し、広く学会の便に供する予定である。(3)両者を連携させた検索システムの開発については、『説文解字』『広韻』等から抽出した漢字テーブルをもとに、スクリプト言語の一種であるPerlの機能を拡張し、韻律等に基づく文献正規表現処理の初期的な実験に成功した。これによって、文献を母音や子音のパターンによって統計的に分析する途が開けた。また、中国古典文献のWebを通じた流通に欠かせない、訓点文の表示についても、研究を進めツールを開発した。
    以上から、次世代テキストデータベースの基礎の確立という本研究の目的は、十分に達せられたと言えよう。

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Misc

  • AIによる死者の「再現」と、 歴史叙述・フィクションとの境界

    師 茂樹

    宗教研究   98 ( 別冊 ) 59 - 61  2025年03月   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 最澄・徳一論争から、対話について考える②

    師 茂樹

    浅草寺   ( 722 ) 18 - 25  2024年07月   [ 国内誌 ]

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

     概要を見る

    「最澄・徳一論争から、対話について考える」(『浅草寺仏教文化講座』67)の分割再録。

  • 最澄・徳一論争から、対話について考える①

    師 茂樹

    浅草寺   ( 721 ) 24 - 31  2024年06月   [ 国内誌 ]

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

     概要を見る

    「最澄・徳一論争から、対話について考える」(『浅草寺仏教文化講座』67)の分割再録。

  • 異世界モノを読んでみた

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   ( 64 ) 16 - 17  2024年04月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

  • 〈特集1 空海と世界哲学〉比較思想としての天長六本宗書―『秘密曼荼羅十住心論』を中心に―

    師 茂樹

    比較思想研究   ( 50 ) 15 - 17  2024年03月   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 末木文美士『絶望でなく希望を 明日を生きるための哲学』(未来哲学研究所/ぷねうま舎、二〇二三年五月)

    師 茂樹

    比較思想研究   ( 50 ) 178 - 179  2024年03月   [ 国内誌 ]

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 「AIは悟れるのか」という問いについて考える

    師 茂樹

    未来哲学   ( 7 ) 30 - 50  2024年01月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 『日本書紀』Universal Dependenciesへの挑戦

    安岡 孝一, クリスティアン ウィッテルン, 池田 巧, 藤田 一乘, 守岡 知彦, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 鈴木 慎吾, 師 茂樹

    じんもんこん2023論文集   2023   169 - 176  2023年12月  [査読有り]   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

     概要を見る

    われわれの京都大学人文科学研究所共同研究班『古典中国語コーパスの応用研究』では,古典中国語 (漢文) の周辺言語に対し,Universal Dependencies (UD) の適用に挑戦している.その対象言語の一つが日本漢文であり,手始めとして『日本書紀』に着手した.『日本書紀』は,基本的に古典中国語で書かれており,古典中国語 UD で記述可能だと考えていたからだ.しかし,読みが甘かった.『日本書紀』は手ごわすぎる.古典中国語 UD に押し込めるには,無理がある.本稿では『日本書紀』におけるいくつかの例を示し,それらに関する解決法を模索する.

  • 対話の哲学: 教相判釈と仏教論理学の現代的意義

    師茂樹

    한국불교학회 창립50주년 기념 국제학술대회 자료집 [韓国仏教学会創立50周年記念国際学術大会資料集]     79 - 101  2023年11月  [招待有り]

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

     概要を見る

    「文明転換期」の現代社会においては、個人や文化の多様性を認め、共存するため対話が重要である。多様な思想のあいだに普遍的な原理を見出そうという教相判釈や、異なる信念を持つ人々と議論をするための技法である因明から、我々が学べることは少なくない。複数の「真理」が並存する多元主義的な考え方をする元暁の因明学などをふまえ、異文化間の普遍性を見出す「新たな教相判釈」と、単一の合理的思考だけによらない異文化間対話の技法を模索すべきである。(含韓国語訳)

  • 最澄・徳一論争から、対話について考える

    師 茂樹

    浅草寺仏教文化講座   67   177 - 193  2023年08月   [ 国内誌 ]

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

  • 「文系」の重要性

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   ( 62 )  2023年04月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

  • 末木文美士『死者と霊性の哲学 ポスト近代を生き抜く仏教と神智学の智慧』(朝日新聞出版、二〇二二年一月)

    師 茂樹

    比較思想研究   ( 49 ) 156 - 157  2023年03月   [ 国内誌 ]

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 第五十六回大会シンポジウム 『教行信証』研究の新たな可能性

    佐々木 義栄, 殿内 恒, 西谷 功, 師 茂樹

    龍谷教学   ( 56 ) 116 - 185  2023年03月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 白人の心についての仏教現象学

    ジョイ・セシル・ブレンナン, 師 茂樹

    人権教育研究   ( 31 ) 81 - 101  2023年03月   [ 国内誌 ]

    その他  

     概要を見る

    著者Joy Cecile Brennan氏は米ケニオン大学准教授。仏教哲学、特に唯識思想や禅仏教を専攻。本稿“A Buddhist Phenomenology of the White Mind”は、George Yancy・Emily McRae編Buddhism and Whiteness: Critical Reflections(Rowman and Littlefield, 2019)という、仏教から白人至上主義を批判的に検討する論文集に収められた論文である。本稿では、白人女性である自身の心を現象学的に批判することから始まり、唯識(唯心)思想に基づいて、白人の世界の見方が過去の集合的な経験によっていかに形成され、またいかにそれが解体されるべきかを検討している。日本の仏教学界では、唯識(唯心)をはじめとする思想は、過去の思想として歴史的に研究されることがほとんどであるが、本稿では海外で行われている仏教思想を用いた哲学的研究の一例としても注目される。

  • 「世界終末時計」を進めないために: ウラディーミル・ミグダリスキーさん講演紹介

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   ( 61 ) 84 - 86  2022年12月

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

  • 小さな積み重ねの大切さ

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   ( 42 ) 62 - 63  2022年12月

    その他  

  • 異文化対話を稽える

    師 茂樹

    第45回 全日本仏教徒会議 島根大会紀要     34 - 36  2022年07月   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 大西祝と因明

    師 茂樹

    図書   ( 882 ) 38 - 42  2022年06月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 人々をコントロールする方法

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   ( 60 )  2022年04月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

  • 嵩満也・吉永進一・碧海寿広編『日本仏教と西洋世界』(法藏館、二〇二〇年三月)

    師 茂樹

    比較思想研究   ( 48 ) 155 - 156  2022年03月   [ 国内誌 ]

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 五姓各別説の過去と現在

    師茂樹

    興福   ( 195 ) 3 - 4  2022年03月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • パネルの主旨とまとめ (科学技術に浸透する/される宗教)

    師茂樹

    宗教研究   95 ( 別冊 ) 71 - 72  2022年03月   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 仏教から見たビッグデータ社会の問題

    師 茂樹

    宗教研究   95 ( 別冊 ) 66 - 67  2022年03月   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 先徳との対話を目指して (■特集を捉える [大谷由香「日本仏教における「慈悲殺生」の許容」へのコメント])

    師 茂樹

    アンジャリ[Web版]    2022年02月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • コンピュータを用いた聖典研究の現状と方法—2018年度チェーン・レクチャー概要 聖典研究の現状と課題

    師 茂樹

    京都・宗教論叢   ( 13 ) 57 - 59  2022年01月

  • 原発事故から十年、現場からの声: 小松理虔さん(ローカル・アクティビスト)紹介

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   ( 59 )  2021年12月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

  • 座談会 仏教学研究と現代思想の最前線 (書評と対話 仏教哲学はどこまで哲学か)

    護山 真也, 師 茂樹, 一色 大悟, 末木 文美士

    未来哲学   ( 3 ) 302 - 330  2021年12月   [ 国内誌 ]

    その他  

    CiNii

  • 比較哲学の現在 : 護山真也『仏教哲学序説』をめぐって (書評と対話 仏教哲学はどこまで哲学か)

    師 茂樹

    未来哲学   ( 3 ) 288 - 301  2021年12月   [ 国内誌 ]

    書評論文,書評,文献紹介等  

    CiNii

  • 講義 (特集 言語を問う地平 : 語りえぬものへ) -- (唯識と言語 : ポストモダン的な理解を超えて)

    師 茂樹

    未来哲学   ( 3 ) 58 - 65  2021年12月

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

    CiNii

  • 唯識と言語 : ポストモダン的な理解を超えて (特集 言語を問う地平 : 語りえぬものへ) -- (唯識と言語 : ポストモダン的な理解を超えて)

    師 茂樹

    未来哲学   ( 3 ) 45 - 57  2021年12月

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

    CiNii

  • 仏教と人工知能の倫理

    師茂樹

    中外日報   ( 2021年11月3日号 ) 4  2021年11月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 死者を「よみがえらせる」ことについて・再び

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   ( 58 )  2021年04月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

  • パネルの主旨とまとめ (AIと宗教: AI・ロボットの日本文化における受容を考える)

    師 茂樹

    宗教研究   94 ( 別冊 ) 62 - 63  2021年03月   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 日本文化は「テクノアニミズム」か

    師 茂樹

    宗教研究   94 ( 別冊 ) 57 - 58  2021年03月   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 仏教から見たAI・ロボットをめぐる諸問題

    師 茂樹

    叡山学院研究紀要   ( 43 ) 69 - 85  2021年03月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

     概要を見る

    『叡山学院彙報』45(2021年2月)に掲載されたものと同じもの。

    CiNii

  • 新型コロナウイルス感染症と人権: 花園大学からのメッセージ

    佐々木 閑, 吉永 純, 師 茂樹, 梅木 真寿郎

    花園大学人権論集28 コロナがあらわにした分断される意識―和解と救済の社会学へ     13 - 42  2021年03月

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 仏教から見たAI・ロボットをめぐる諸問題

    師 茂樹

    叡山学院彙報   ( 45 ) 27 - 44  2021年02月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

  • 仏教学と人文情報学を学ぶ一研究者の立場から (特集 日本史研究を捉えなおす : 「隣人」としての提言)

    師 茂樹

    日本史研究   ( 700 ) 70 - 81  2020年12月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

    CiNii

  • コロナ禍のなかで考えていたこと

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   ( 57 ) 29 - 30  2020年12月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

  • オンライン学会事例報告 日本印度学仏教学会 第71回学術大会: 参加者の立場から

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   19 ( 19 ) 124 - 130  2020年10月  [査読有り]   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  • 現代の「他者」となるために : 上七軒文庫の活動によせて (特集 コロナ時代の大学 : リモート授業・9月入学制議論・授業料問題)

    師 茂樹

    現代思想   48 ( 14 ) 182 - 189  2020年10月

    担当区分:筆頭著者

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

    CiNii

  • 「私塾」が拓く(かもしれない)未来

    師 茂樹

    鴨東通信   ( 110 ) 16 - 17  2020年05月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 森政弘の仏教思想とAI・ロボット開発

    師 茂樹

    宗教研究   93 ( 別冊 ) 140 - 141  2020年03月   [ 国内誌 ]

    担当区分:筆頭著者

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 第1回「現代と親鸞」公開シンポジウム 〈かたられる〉死者

    中村 玲太, 加藤 秀一, 師 茂樹, 吉水 岳彦, 佐藤 啓介

    親鸞仏教センター通信   ( 71 ) 4 - 5  2019年12月  [招待有り]

    会議報告等  

  • 「いのち」との向き合い方

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   ( 55 ) 4 - 6  2019年12月

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

  • 因明研究の現状と課題

    師 茂樹

    佛敎學セミナー   109 ( 109 ) 39 - 66  2019年06月  [招待有り]

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

  • 傳弘法大師・草書寫本斷簡群について: 圓測『成唯識論疏』斷簡を中心に

    師 茂樹

    동아시아에 유전된 한국불교 문헌과 사상 [東アジアに流伝した韓国仏教文献と思想]   -   181 - 219  2019年05月  [招待有り]

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • お地蔵さんとスワスティカ

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   ( 54 ) 28 - 29  2019年04月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

  • 米国電気電子学会「自律・知能システムの古典倫理」と仏教倫理

    師 茂樹

    宗教研究   92 ( 別冊 ) 105 - 106  2019年03月   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 座談会 『花園大学文学部研究紀要』五十号に寄せて

    西村 惠信, 塩見 敦郎, 芳井 敬郎, 松久 ミユキ, 師 茂樹

    花園大学文学部研究紀要   ( 51 ) 1 - 23  2019年03月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

    CiNii

  • Metalogic or Paradox: Discussion on Viruddhāvyabhicārin in Panbiryangnon

    師 茂樹

    원효『판비량론』, 문헌과 사상의 재조명 (元暁『判比量論』、文献と思想の再照明)   -   107 - 124  2018年11月  [招待有り]

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • 鉄笛 人工知能は"衆生"になれるか?

    師 茂樹

    大法輪   85 ( 10 ) 53 - 55  2018年10月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

    CiNii

  • macOSでHanLPを使う (特集 入門・中国語形態素解析)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 18 ) 72 - 75  2018年10月

    CiNii

  • 2018年夏期中国視察報告

    佐藤仁史, 千田大介, 師茂樹

    漢字文献情報処理研究   第18号 ( 18 ) 148 - 168  2018年10月  [査読有り]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  • デジタル時代の中国学リファレンス (2)

    千田大介, 小島浩之, 佐藤仁史, 師茂樹, 二階堂善弘

    漢字文献情報処理研究   第18号 ( 18 ) 77 - 147  2018年10月  [査読有り]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  • 形態素解析とは何か (特集 入門・中国語形態素解析)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 18 ) 42 - 45  2018年10月  [査読有り]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

    CiNii

  • 因明学の過去・現在・未来

    師 茂樹

    現代思想   46 ( 16 ) 128 - 137  2018年10月

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

    CiNii

  • Biography as Narrative: Reconsideration of Xuanzang’s Biographies Focusing on Japanese Old Buddhist Manuscripts

    師 茂樹

    首届玄奘与絲路文化国際研討会 論文集 [上]     477 - 489  2018年08月  [招待有り]

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • Remarks on the 3DCG Visualization of Lost Buddhist Temples

    Shigeki Moro

    Digital Humanities and Buddhism – Focusing on Data Mining and Visualization     71 - 81  2018年06月  [招待有り]

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • 第五十三回大会シンポジウム 人間とはなにか : 科学者と仏教者の対話を通して

    安藤 光慈, 小堀 聡, 師 茂樹, 松尾 宣昭

    龍谷教学   ( 53 ) 198 - 273  2018年03月

    CiNii

  • 明治維新150年企画 近代の仏教学・宗教学研究書3冊アンケート④

    師 茂樹

    仏教タイムス   ( 2018年3月22日・29日合併号 ) 5  2018年03月  [招待有り]

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 書評 大乗起信論成立問題の研究 大竹晋著

    師 茂樹

    中外日報   ( 28363(2018年3月2日) ) 6  2018年03月  [招待有り]

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 『印度學佛教學研究』の書誌XML によるオンラインジャーナル化

    師 茂樹

    漢字文獻情報處理研究   第17号   180 - 181  2018年  [査読有り]

  • 〈中国学の情報化対応に関するアンケート2016〉報告

    師 茂樹

    漢字文獻情報處理研究   第17号   161 - 167  2018年  [査読有り]

  • デジタル時代の中国学リファレンス 1)

    千田大介, 小島浩之, 上地宏一, 佐藤信弥, 佐藤仁史, 二階堂善弘, 師茂樹

    漢字文献情報処理研究   第17号 ( 17 ) 79‐156 - 156  2018年01月  [査読有り]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

    J-GLOBAL

  • 古典中国語Universal Dependenciesへの挑戦

    安岡 孝一, クリスティアン ウィッテルン, 守岡 知彦, 池田 巧, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 鈴木 慎吾, 師 茂樹

    情報処理学会研究報告: 人文科学とコンピュータ(CH)   2018-CH-116 ( 20 ) 1 - 8  2018年01月

     概要を見る

    古典中国語(漢文) の解析手法として,Universal Dependencies の古典中国語への適用に挑戦した.言語横断的な依存構造記述であるUniversal Dependencies は,ニューラルネットを用いた言語解析ツール(特にSyntaxNet) 等に採用されていることから,係り受け解析への応用が容易だと考えられる.しかしながら,古典中国語の文法構造は,Universal Dependencies とは必ずしも相性が良くなく,いくつかの点で齟齬が生じている.この点を含め,現時点での古典中国語Universal Dependencies の検討状況を,他言語UniversalDependencies との比較も含め,大まかに報告する.
    第116回人文科学とコンピュータ研究発表会

    CiNii

  • 2017年仏教学国際学会参加記

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   第17号 ( 17 ) 11 - 16  2018年01月  [査読有り]   [ 国内誌 ]

    会議報告等  

    CiNii

  • 海外研究動向 国際仏教学会(IABS)第一八回大会報告

    師 茂樹

    日本仏教綜合研究   ( 16 ) 139 - 146  2018年   [ 国内誌 ]

    DOI CiNii

  • 主要OSの読み上げ機能 (特集 正しいHTMLとWebユニバーサルデザイン)

    千田 大介, 師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   第17号 ( 17 ) 72 - 78  2018年01月

    CiNii

  • 「この世界」に没入する幸せと危うさ

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   51   4 - 6  2017年12月

  • 仏教から見た人工生命・人工知能 [불교에서 본 인공생명・인공지능]

    師 茂樹

    한국불교학회 학술발표논문집 [韓国仏教学会学術発表論文集]   2017 ( 1 ) 701 - 727  2017年12月  [招待有り]

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • 仏教文献とデジタル人文学: 日本の事例を中心に [불교문헌과 디지탈인문학: 일본의 사례를 중심으로]

    師 茂樹

    한국불교 문헌의 정본화와 확장성 [韓国仏教文献の定本化と拡張性]   -   399 - 429  2017年10月  [招待有り]

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • 元曉『中邊分別論疏』の思想史上の位置とその意義

    師 茂樹

    21世紀 元曉學의 意味와 展望 ―元曉 撰述文獻의 系譜學的 省察―   無   187 - 225  2017年05月  [招待有り]

  • 図書紹介 『Rによるテキストマイニング入門 第2版』

    師 茂樹

    情報管理   60 ( 8 ) 612 - 612  2017年

    DOI CiNii

  • お坊さんが伝記を書くということ : 宗教行為としての伝記叙述 (第11回 佛教史學入門講座)

    師 茂樹

    仏教史学研究   59 ( 1 ) 68 - 86  2016年11月  [招待有り]

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

    CiNii

  • 古典中国語(漢文)の形態素解析

    安岡 孝一, Christian Wittern, 守岡 知彦, 池田 巧, 山崎 直樹, 二階堂 善弘, 鈴木 慎吾, 師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用第27回研究セミナー     3 - 14  2016年03月

  • 歴史学におけるデジタル研究を評価するためのガイドライン

    アメリカ歴史学協会, 菊池 信彦, 小風 尚樹, 師 茂樹, 後藤 真, 永崎 研宣

       2016年02月

    その他  

  • 見えないものに支配された場所

    師 茂樹

    花園大学人権教育研究センター報   47   99 - 100  2015年12月

  • Book Review 王朝和歌研究の方法 近藤みゆき著

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 16 ) 177 - 179  2015年10月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

    CiNii

  • Unicodeの絵文字をめぐる近年の動向 (2014~2015 レビュー&リソース紹介)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 16 ) 164 - 168  2015年10月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

    CiNii

  • Scanbot (特集 文献撮影のためのスマホアプリ&ツール)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 16 ) 65 - 68  2015年10月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

    CiNii

  • Evernote Scannable (特集 文献撮影のためのスマホアプリ&ツール)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 16 ) 48 - 50  2015年10月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

    CiNii

  • コラム KH Coderが中国語に対応

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 16 ) 33 - 34  2015年10月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  • 近畿支部例会 菩薩になるための儀式 : 唯識派・法相宗の受菩薩戒に関する文献を中心に

    師 茂樹

    比較思想研究   ( 41 ) 167 - 170  2015年03月

    CiNii

  • 理由と剣客 : 「剣の舞」を読む (総特集 岩明均 : 『風子のいる店』『寄生獣』『七夕の国』から『ヒストリエ』まで)

    師 茂樹

    ユリイカ   46 ( 16 ) 98 - 105  2015年01月

    CiNii

  • 〈いのち〉のアビダルマ

    師 茂樹

    第367回(平成26年10月11日)興福寺仏教文化講座要旨     10 - 27  2014年11月

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

  • BabelPad (2013~2014 レビュー&リソース紹介)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 15 ) 97 - 99  2014年10月

    CiNii

  • 韓国の学術論文の検索方法 (特集 東洋学論文検索指南)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 15 ) 70 - 72  2014年10月

    CiNii

  • 時空間情報を用いた京都における「お地蔵さん」・地蔵盆の分析

    近藤 無滴, 星野 純子, 村上 紀夫, 福島 幸宏, 師 茂樹, 後藤 真

    情報処理学会研究報告. 人文科学とコンピュータ研究会報告   2014 ( 8 ) 1 - 8  2014年05月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

     概要を見る

    本報告では、時空間情報技術を用い地蔵盆と 「お地蔵さん」 の現状と変化の分析をおこなうためのデータ作成と整理について述べた。過去の研究によると、関西では一般的な行事である地蔵盆が近年の高齢化・少子化により変化し、簡略化あるいは行われない地域が増加しているとされている。また、地域では 「お地蔵さん」 の維持管理ができなくなり、寺院へ預ける地域が増え、路地に点在する 「お地蔵さん」 の数が減少しているともされている。そこで、本報告では京都を対象として、フィールドワークを行い、GPS カメラ等を用いてデータの収集を行った。そのデータに時空間情報技術を活用して、「お地蔵さん」 と地蔵盆の現状を記録、変化・傾向を様々な面から分析し、先行研究の妥当性について検証した。これにより、「お地蔵さん」 ・地蔵盆の研究において、時空間情報の活用が有効である実践例を示すと同時に地域のお地蔵さんのデータのアーカイブを行った。

    CiNii

  • 義寂と新羅の唯識思想

    師 茂樹

    금산사와 한국의 유식사상 [金山寺と韓国の唯識思想]     35 - 55  2014年04月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

     概要を見る

    韓国語版が「義寂과新羅의唯識思想」(『東國史學』56、65-91、2014年6月)として出版されている。

  • 大乗五蘊論を読む(十二)

    師 茂樹

    第360回(平成26年3月8日)興福寺仏教文化講座要旨     21 - 36  2014年04月

  • 流されないために―『大乗五蘊論』を読み終えて

    師 茂樹

    興福   ( 163 ) 3 - 4  2014年03月

  • 大乗五蘊論を読む(十一)

    師 茂樹

    第359回(平成26年2月8日)興福寺仏教文化講座要旨     21 - 37  2014年03月

  • 大乗五蘊論を読む(十)

    師 茂樹

    第358回(平成26年1月11日)興福寺仏教文化講座要旨     20 - 45  2014年02月

  • 大乗五蘊論を読む(九)

    師 茂樹

    第357回(平成25年12月14日)興福寺仏教文化講座要旨     12 - 33  2014年01月

  • 大乗五蘊論を読む(八)

    師 茂樹

    第356回(平成25年11月9日)興福寺仏教文化講座要旨     17 - 37  2013年12月

  • 大乗五蘊論を読む(七)

    師 茂樹

    第355回(平成25年10月12日)興福寺仏教文化講座要旨     8 - 32  2013年11月

  • 総説 (特集1 研究コミュニケーションツールと情報共有)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 14 ) 22 - 23  2013年10月

  • Twitterで学会実況なう (特集1 研究コミュニケーションツールと情報共有 VII.学会2.0)

    師茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 14 ) 74 - 78  2013年10月

    CiNii J-GLOBAL

  • Dropbox/SkyDrive/Googleドライブ/iCloud (特集1 研究コミュニケーションツールと情報共有 II.オンラインストレージ)

    師茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 14 ) 24 - 29  2013年10月

    CiNii J-GLOBAL

  • iWork for iCloud (特集1 研究コミュニケーションツールと情報共有 III.オンラインオフィスアプリ)

    師茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 14 ) 43 - 44  2013年10月

    J-GLOBAL

  • 書評『Linked Data Webをグローバルなデータ空間にする仕組み』

    師茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 14 ) 177 - 179  2013年10月

    CiNii J-GLOBAL

  • 研究コミュニケーションツールとしてのSNS (特集1 研究コミュニケーションツールと情報共有 V.SNS)

    師茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 14 ) 53 - 57  2013年10月

    CiNii J-GLOBAL

  • 仏教文献を使ったSAMEのテスト (特集2 SAME応用事例集)

    師茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 14 ) 84 - 87  2013年10月

    CiNii J-GLOBAL

  • 大乗五蘊論を読む(六)

    師 茂樹

    第354回(平成25年9月14日)興福寺仏教文化講座要旨     14 - 37  2013年10月

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

  • 大乗五蘊論を読む(五)

    師 茂樹

    第353回(平成25年8月10日)興福寺仏教文化講座要旨     13 - 34  2013年09月

  • Xuanzang's proof of idealism (眞唯識量) and Sīlabhadra's Teaching

    師 茂樹

    2013年第一屆慈宗國際學術論壇論文集   1   167 - 175  2013年08月

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

     概要を見る

    基『因明入正理論疏』で紹介されている玄奘の唯識比量(眞唯識量)は従来、『続高僧伝』や『大唐大慈恩寺三藏法師傳』などの伝記を使って解釈されてきた。しかしながら近年、玄奘伝には資料によって内容が異なることが明らかになっており、唯識比量の研究においても、史料間の比較が必要となってきている。特に、興聖寺本『続高僧伝』において、唯識比量が戒賢に会う前に作られたことになっている点が注目される。<br />
    従来参照されてきた大正新脩大藏經版『続高僧伝』や『大唐大慈恩寺三藏法師傳』では、戒賢から学んだ唯識思想がインドにおいて最も優れた教えであることを主張するような構成となっている。そして、その背景には、『解深密経』の三転法輪説があると思われる。<br />
    大正新脩大藏經版『続高僧伝』や『大唐大慈恩寺三藏法師傳』には、戒日王の無遮大会において玄奘が論争を行ったことは記録されているが、唯識比量のことは一切述べられていない。基『因明入正理論疏』などで唯識比量について議論されるようになるのは、玄奘の死後である。戒賢の師である護法の思想を正統とする『成唯識論』の成立に、基が深く関わっていることはよく知られている。戒賢を顕彰する大正新脩大藏經版『続高僧伝』などの叙述は、基による護法正義の主張と重なるように思われる。

  • 学術団体が初年次教育の教科書を開発する意義 ―漢字文献情報処理研究会による取り組みを例に―

    師 茂樹

    初年次教育学会第6回大会発表要旨集録   なし   59 - 60  2013年08月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 大乗五蘊論を読む(四)

    師 茂樹

    第352回(平成25年7月13日)興福寺仏教文化講座要旨     21 - 43  2013年08月

  • 大乗五蘊論を読む(三)

    師 茂樹

    第351回(平成25年6月8日)興福寺仏教文化講座要旨     16 - 35  2013年07月

  • 『大乗五蘊論』を読むにあたって

    師 茂樹

    興福   ( 160 ) 3 - 4  2013年06月

    その他  

  • 大乗五蘊論を読む(二)

    師 茂樹

    第350回(平成25年5月11日)興福寺仏教文化講座要旨     14 - 39  2013年06月

  • 大乗五蘊論を読む(一)

    師 茂樹

    第349回(平成25年4月13日)興福寺仏教文化講座要旨     9 - 28  2013年05月

  • 震災と仏教(仏教学は何をめざすのか,第63回学術大会パネル発表報告)

    師 茂樹

    印度學佛教學研究   61 ( 2 ) 795 - 794  2013年03月

    DOI CiNii

  • Mac OS Xで中国語 (特集 もっと『電脳中国学入門』) -- (Mac・スマートフォンで中国詰)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 13 ) 20 - 23  2012年10月

    CiNii

  • アンケート結果の分析 : 2項間の関係を中心に (特集 中国学向け情報スキル アンケート追加調査&分析)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 13 ) 134 - 144  2012年10月

    CiNii

  • 文字と仏教(12)ゴーストの時代

    師 茂樹

    春秋   0 ( 542 ) 30 - 33  2012年10月

    CiNii

  • 文字と仏教(11)文字と瞑想 : 書物は記憶される

    師 茂樹

    春秋   0 ( 541 ) 20 - 23  2012年08月

    CiNii

  • 文字と仏教(10)テクストと阿頼耶識

    師 茂樹

    春秋   0 ( 540 ) 21 - 24  2012年07月

    CiNii

  • 文字と仏教(9)世界は常にすでに分節されている : 倫理はどこにあるか

    師 茂樹

    春秋   0 ( 538 ) 21 - 24  2012年05月

    CiNii

  • 電子書籍の/とインタラクティヴィティ

    師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第23回研究セミナー     85 - 92  2012年03月

  • ウェブという言葉の大河の中で : 三浦しをん『舟を編む』に寄せて (特集 辞書の世界)

    師 茂樹

    ユリイカ   44 ( 3 ) 138 - 144  2012年03月

    CiNii

  • 文字と仏教(8)"「私」の「私」"と辞書の意味

    師 茂樹

    春秋   0 ( 536 ) 24 - 27  2012年02月

    CiNii

  • 文字と仏教(7)反復される誤読と人格

    師 茂樹

    春秋   0 ( 535 ) 24 - 27  2012年01月

    CiNii

  • 花園大学・龍谷大学ジョイントセッション 仏教資料のデジタル化と公開・活用をめぐって

    三谷 真澄, 橘堂 晃一, 芳澤 勝弘, 師 茂樹

    じんもんこん2011論文集   2011 ( 8 ) 335 - 338  2011年12月

    CiNii

  • 文字と仏教(6)末那識が見つめるもの

    師 茂樹

    春秋   ( 533 ) 20 - 23  2011年11月

    CiNii

  • EPUB3 (2010~2011 ソフトウェアレビュー)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 12 ) 125 - 128  2011年10月

    CiNii

  • なかなか変わらない世界--Digital Poetryに寄せて (特集 現代俳句の新しい波)

    師 茂樹

    ユリイカ   43 ( 11 ) 217 - 223  2011年10月

    CiNii

  • 《初年次教育向けテキスト》企画案 (特集 情報化時代における中国学次世代研究基盤の確立)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 12 ) 93 - 99  2011年10月

    CiNii

  • ソフトウェア Microsoft Office for Mac 2011

    師茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 12 ) 116-117  2011年10月

    J-GLOBAL

  • ソフトウェア EPUB3

    師茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 12 ) 125-128  2011年10月

    J-GLOBAL

  • ソフトウェア Mac OS X Lion

    師茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 12 ) 114-115  2011年10月

    J-GLOBAL

  • 文字と仏教(5)全世界計算システムから生まれる生命

    師 茂樹

    春秋   ( 532 ) 20 - 23  2011年10月

    CiNii

  • コンピュータは電子仏典の夢を見るか

    師 茂樹

    三色旗   第761号 ( 761 ) 20 - 24  2011年08月

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 文字と仏教(4)文字は人間が作ったものではない、ということ

    師 茂樹

    春秋   ( 531 ) 20 - 23  2011年08月

    CiNii

  • [資料紹介]漢字出現頻度数調査

    師 茂樹

    論集文字   ( 1 )  2011年05月

    速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)  

  • 文字と仏教(3)アンチ・アンチコスモス

    師 茂樹

    春秋   ( 528 ) 21 - 24  2011年05月

    CiNii

  • 文字と仏教(2)阿頼耶識を誤読してみる

    師 茂樹

    春秋   ( 527 ) 23 - 26  2011年04月

    CiNii

  • 玄奘による観念論(vijnaptimatrata)の証明[含 訳者解題]

    Franco Eli, 師 茂樹

    花園大学文学部研究紀要   ( 43 ) 87 - 112  2011年03月

    CiNii

  • 異なる文献間の数理的な比較研究をふり返る

    師茂樹

    文字と非文字のアーカイブズ/モデルを使った文献研究     31 - 38  2011年02月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

     概要を見る

    数理モデルを用いて異なる内容の文献(特に古典文献)を比較分析する研究について、その方法論を中心に研究史を概観するとともに、問題点を指摘する。

  • 文字と仏教(1)虫食いの跡が文字に見えることについて

    師 茂樹

    春秋   ( 525 ) 1 - 5  2011年01月

    CiNii

  • 元暁の因明について: 唯識比量の解釈を中心として

    師茂樹

    2010年度第15回元曉學研究院學術大會 元曉學의諸問題II     39 - 49  2010年11月  [招待有り]

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • 京町家の3次元CG復元をめぐる問題

    師茂樹, 明珍健二

    第16回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」論文集     29 - 35  2010年11月

     概要を見る

    花園大学情報歴史学研究室では、昨年発見された幕末の京町家の間取図をもとに、京町家の3次元CG復元を行った。本発表では、3次元CGによる復元の文化遺産研究における意義を述べるとともに、復元の際に浮上したいくつかの問題点について検討する。

  • 京町家の3次元CG復元による史料批判と問題発見

    師 茂樹

    文化財を測る、知る、伝えるの最前線―空間情報科学と測量・計測技術を用いた文化財研究―     24  2010年11月

  • 文字コード技術(ソフトウェアレビュー)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 11 ) 138 - 139  2010年10月

  • 書評「教会アーカイブズ入門 記録の保存と教会史編纂の手引き 東京基督教大学教会アーカイブズ研究会編 山口陽一・鈴江英一・新井浩文・杉浦秀典・阿部伊作著」

    師 茂樹

    季刊Ministry   ( 7 ) 85  2010年10月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 全体討論のまとめ (漢情研2010年公開講座報告 電子出版の動向と諸問題)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 11 ) 48 - 52  2010年10月

    CiNii

  • 導入教育としての電脳中国学--千田大介案へのコメントとして (特集 Windows7時代の『電脳中国学』と人文系情報処理テキスト)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 11 ) 62 - 65  2010年10月

    CiNii

  • 研究者のためのiPad (2009〜2010 ソフトウェアレビュー)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 11 ) 106 - 111  2010年10月

    CiNii

  • 「公共の記憶(メモリア)」としての電子書籍 (特集 電子書籍を読む!)

    師 茂樹

    ユリイカ   42 ( 9 ) 106 - 112  2010年08月

    CiNii

  • Rational for Proposal of N3778

    Katsuhiro Ogata, Koichi Kamichi, Shigeki Moro, Taichi Kawabata, Yasushi Naoi

    ISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2 N3806     1 - 4  2010年04月

  • 携帯電話の絵文字におけるsemanticsの問題

    師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第21回研究セミナー     113 - 128  2010年03月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

     概要を見る

    携帯電話の絵文字をUCSに収録するための議論の中で、しばしばsemanticsという用語が見られる。 本稿ではこれを、Unicodeにおけるsemanticsの定義と比較しながら、検討した。

  • Updated Proposal to Change Some Glyphs and Names of Emoticons

    Katsuhiro Ogata, Koichi Kamichi, Shigeki Moro, Taichi Kawabata, Yasushi Naoi

    ISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2 N3778     1 - 4  2010年03月

  • シヴァたちの記憶--『うしおととら』における反復される生 (特集 藤田和日郎--『うしおととら』『からくりサーカス』そして『月光条例』…少年マンガの20年)

    師 茂樹

    ユリイカ   42 ( 2 ) 152 - 158  2010年02月

    CiNii

  • 文字(キャラクター)を生み出す儀式--白川静の漢字論によせて (特集 白川静--一〇〇歳から始める漢字)

    師 茂樹

    ユリイカ   42 ( 1 ) 199 - 205  2010年01月

    CiNii

  • Nグラム特集、その後 (特集 『漢情研(JJ)』10年を振り返る--漢字文献情報処理の変遷)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 10 ) 82 - 88  2009年10月

    CiNii

  • A Proposal to Revise a Part of Emoticons in PDAM8

    Katsuhiro Ogata, Koichi Kamichi, Shigeki Moro, Taichi Kawabata, Yasushi Naoi

    ISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2 N3711     1 - 21  2009年10月

  • 自著紹介『情報歴史学入門』

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 10 ) 180 - 181  2009年10月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 顛倒への名づけ--諸星マンガの描く宗教=哲学 (特集 諸星大二郎)

    師 茂樹

    ユリイカ   41 ( 3 ) 158 - 164  2009年03月

    CiNii

  • 東アジア因明文献データベースの構想とプロトタイプ作成

    師 茂樹

    人文科学とコンピュータシンポジウム論文集(情報処理学会シンポジウムシリーズ)   2008 ( 15 ) 179 - 185  2008年12月  [査読有り]

     概要を見る

    東アジアで発達した仏教論理学(因明)の研究が、近年、盛んになってきているが、 特に伝統的な文章形式の持つ意味の解明や、逸文の調査が課題となっている。 本研究では、因明研究の実態にできる限り忠実なデータベースを設計、開発することで因明研究の効率化を計るとともに、 データベースが因明研究コミュニティの民族誌となることを目指す。 データベースはWiki的なシステムとして設計するが、符号化文字集合やプレーンテキストには基づかず、 文字用例・文字知識・テキストという形で表現する。

  • より包括的な「漢字文献情報処理」をめざして--特集「文献画像のデジタル化をめぐる諸問題」によせて (特集 文献画像のデジタル化をめぐる諸問題)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 9 ) 62 - 65  2008年10月

    CiNii

  • Office 2008 for Mac (ソフトウエア レビュー アプリケーションソフト)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 9 ) 124 - 127  2008年10月

    CiNii

  • 一般キャラクター論のために--『テヅカ・イズ・デッド』再考 (特集 マンガ批評の新展開)

    師 茂樹

    ユリイカ   40 ( 7 ) 151 - 157  2008年06月

    CiNii

  • 中国古典戯曲文献の韻律の数理的分析に向けて

    師茂樹, 千田大介, 二階堂善弘, 山下一夫, 川浩二

    東洋学へのコンピュータ利用 第19回研究セミナー     43 - 54  2008年03月

  • 漢文のマークアップ--現状と課題 (特集 漢文とマークアップ)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 8 ) 70 - 72  2007年10月

    CiNii

  • 学術情報インターフェースとしてのGoogle Earth (ソフトウエア レビュー) -- (Google提供のソフトウェア)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 8 ) 126 - 129  2007年10月

    CiNii

  • 文字の見えない部分 : 制御文字考(2)

    師 茂樹

    情報処理学会研究報告. 人文科学とコンピュータ研究会報告   2007 ( 95 ) 65 - 70  2007年09月

     概要を見る

    コンピュータにおける文字の扱いにおいては、「文字とは何か」という議論を避けることはできない。従来、制御文字やフォントとして符号化されてきた、書記において顕在化するものの、結果的には文字にならない部分は、「文字とは何か」を考える上で重要であると思われる。本発表では、マンガ論におけるキャラクター論も参照しつつ、文字の見えない部分について検討することで、今後の文字論に必要な材料を提示したい。

    CiNii

  • 記憶を書きだす―総括にかえて―

    師 茂樹

    GYRATIVA   ( 4 ) 64 - 71  2007年09月

    CiNii

  • 輪廻の構造: 『火の鳥』を通してみる日本の輪廻観

    師茂樹

    アジア遊学   ( 101 ) 38 - 47  2007年07月   [ 国内誌 ]

     概要を見る

    仏教では伝統的に輪廻と、輪廻からの解脱や救済を説く。近年、前世占いやスピリチュアルがブームとなり、 自分の前世や来世、輪廻転生に関心を持つ人が増えてきた。 手塚治虫氏の『火の鳥』シリーズを手がかりに、日本仏教の輪廻説と比較することで、現代の輪廻説の思想的な構造の抽出を試みる。

  • 人文科学研究におけるGoogle Earthの使い道

    師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第18回研究セミナー     85 - 93  2007年03月

     概要を見る

    人文科学におけるGIS利用の現状、人文科学研究に求められるGISの機能を紹介し、 Google Earthの機能を評価、 学術情報へのインターフェースとしてのGoogle Earthの可能性について示唆した。

  • 情報歴史学の教育に挑む

    師 茂樹

    歴博   140 ( 140 ) 16 - 19  2007年01月

    CiNii

  • Google (学術リソースレビュー 学術サイト)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 7 ) 160 - 162  2006年10月

    CiNii

  • Wikipediaアンケートのまとめ (学術リソースレビュー 学術サイト)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 7 ) 175 - 177  2006年10月

    CiNii

  • 書評『文字符号の歴史--欧米と日本編』安岡孝一・安岡素子著

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 7 ) 190 - 192  2006年10月

    CiNii

  • Intel Mac (ソフトウェアレビュー OS・フォント)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 7 ) 138 - 138  2006年10月

    CiNii

  • 私的検索のススメ (特集1 極める!デジタルテキスト)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 7 ) 32 - 33  2006年10月

  • 自由な漢字フォント環境の構築に向けて

    上地 宏一, 師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第17回研究セミナー     121 - 127  2006年03月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

     概要を見る

    筆者らがこれまで取り組んできた、漢字フォントを自由ソフトウェアとして公開する取り組みについて、 その趣旨と技術を紹介する。

  • Unicode 4.1.0 (ソフトウェア レビュー 多言語情報処理)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 6 ) 157 - 159  2005年10月

    CiNii

  • 仏教学 (学術リソースレビュー 学術サイト)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 6 ) 205 - 206  2005年10月

  • OpenOffice.org (ソフトウエア レビュー オフィス系ソフト)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 6 ) 174 - 175  2005年10月

  • 「デジタルアーカイブ」とはどのような行為なのか

    師 茂樹

    情報処理学会研究報告. 人文科学とコンピュータ研究会報告   2005 ( 51 ) 31 - 37  2005年05月

    担当区分:筆頭著者

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

     概要を見る

    デジタルアーカイブの目的として「文化の次世代への正しい継承」ということがしばしば言われる。しかし、文化が変化を前提としていると考えれば、デジタルアーカイブによって「次世代への正しい継承」はできず、場合によってはそれを阻害する可能性もある。また、デジタルアーカイブによる「次世代への正しい継承」という言説の背景には、研究者やデジタル技術による特定イデオロギーヘの権威付けや、国家政策との関連が見出される。デジタルアーカイブは、むしろ、このような運動を相対化する方向で活用されるべきではないだろうか。

    CiNii

  • GODDAG再考

    師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第16回研究セミナー     99 - 104  2005年03月

  • パネルディスカッション: 人文科学にとっての"デジタルアーカイブ"

    赤間 亮, 川村 清志, 後藤 真, 野村 英登, 師 茂樹

    じんもんこん2004論文集     259 - 267  2004年12月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

     概要を見る

    このパネルディスカッションは、 デジタルアーカイブに「人文系からの視点が欠けている」という本シンポジウムの問題意識を受け、 その人文科学における意義を改めて問い直し、「真の活用」の道筋をさぐるための議論を行うことを目的とする。 本稿は最初の師による問題提起に続けて、各パネリストのポジションペーパーを五十音順でならべている。

  • 玄奘の唯識比量と新羅仏教: 日本の文献を中心に

    師 茂樹

    2004금강대학교 국제불교학술회의 [2004金剛大学校国際仏教学術会議]     335 - 347  2004年10月   [ 国際誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • OpenOffice.org (ソフトウエア レビュー オフィス系ソフト)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 5 ) 132 - 135  2004年10月

    CiNii

  • 書評『アメリカ高等教育におけるeラーニング―日本への教訓』吉田文著

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 5 ) 179  2004年10月

  • 宗教学(道教・仏教) (学術リソースレビュー 学術サイト)

    二階堂 善弘, 師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 5 ) 161 - 162  2004年10月

  • 春期公開講座レポート (漢情研〔漢字文献情報処理研究会〕2004年春期・夏期公開講座 デジタルアーカイブと東洋学・東洋学と著作権(2)報告)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 5 ) 39 - 40  2004年10月

  • 思想史としての文字情報処理: 問題提起として

    師 茂樹

    シンポジウム「文字情報処理のフロンティア: 過去・現在・未来」予稿集     1 - 7  2004年06月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • 文字素性に基づく文字処理

    守岡 知彦, 師 茂樹

    情報処理学会研究報告   2004 ( 58 ) 53 - 60  2004年05月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

     概要を見る

    文字や文字の性質を文字符号に制約されることなく自由に表現・処理するための環境として開発を進めているCHISE (CHaracter Information Service Environment)システムと、そこで用いられている文字処理技術について概説する。

    CiNii

  • 清辨の比量をめぐる諸師の解釈: 『唯識分量決』を中心に

    師 茂樹

    한극불교학결집대회논집   2 ( 1 ) 572 - 584  2004年05月

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

     概要を見る

    本稿では、未だ不明確な部分が多い7〜8世紀東アジア仏教界の状況、特に唯識思想の学系を解明することを目指し、 清辨(Bhāvaviveka、c. 490-570)の比量の受容および諸師の解釈を検討する。 清辨の比量は、空性を論証するための比量に“勝義において”という限定づけをする特徴があり、 玄奘を含む東アジアの諸師に広く関心が持たれたテーマであるにもかかわらず、 その受容についてはこれまでほとんど研究されてこなかったと言ってよい。 玄奘が清辨の比量を重視していたと思われる反面、その弟子である基以降、 空有の論争という文脈で清辨を法相宗と対立するものとして扱う発言が大勢を占める。 また特に法蔵以降、特に日本においては清辨の比量をめぐる議論が三乗・一乗の論争や仏性論争へと発展するため、 思想史的に重要である。<br />
    本稿では特に、善珠(723-797)『唯識分量決』に引かれる諸師の説をとりあげ、 当時の日本において持たれていた学系意識を検討することで、上記の目的に近づく最初の手がかりとする。 清辨比量に関するテキストがほとんど現存していない中、 『唯識分量決』など日本のテキストに残された逸文を利用しなければならないという現状もさることながら、 奈良〜平安初期の日本において清辨比量をめぐる激しい論争がおきており、その検討自体が思想史研究的に重要である。

  • Unicodeのcharacter概念に関する一考察

    師 茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用 第15回研究セミナー     3 - 8  2004年03月   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

    CiNii

  • Nグラムと文字データベースによる漢字仏教文献の分析

    師 茂樹

    情報処理学会研究報告. 人文科学とコンピュータ研究会報告   2004 ( 7 ) 13 - 18  2004年01月   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

     概要を見る

    近年、漢字仏教文献をNグラムモデルによって分析する方法が成果をあげつつある。しかしながらこの方法は、文字の同定などの本質的な部分において文字コードに依存しているのが課題であった。本稿では、筆者が開発に参加しているCHISEプロジェクトの文字データベースと文字処理システムを用いて、文字コードに依存しないNグラム処理の試みについて報告する。

    CiNii

  • Perl/CHISEによる正規表現の拡張の試み: 文字素性による後方参照の実装実験と課題

    師 茂樹

    Linux Conference 抄録集   1  2003年11月  [査読有り]   [ 国内誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

     概要を見る

    現在、様々な分野で用いられている正規表現であるが、古典文献の分析などにおいては、 符号化文字集合に依存した従来のメタ文字では機能不足である。本報告では、CHISEプロジェクトで公開している文字素性データベースと、 Perlが持つ正規表現リテラルのオーバーロード機能を組み合せることによって実現した、 文字の素性に対する後方参照メタ文字の試験的な実装について報告する。

    CiNii

  • 「東洋学情報化と著作権問題」参加レポート (漢情研〔漢字文献情報処理研究会〕2003年夏期公開講座 東洋学情報化と著作権問題 報告)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 4 ) 40 - 42  2003年10月

    CiNii

  • Unicode4.0 (特集2 漢字処理技術の最新動向)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 4 ) 86 - 88  2003年10月

    CiNii

  • Linux (ソフトウエアレビュー OS)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 4 ) 105 - 107  2003年10月

    CiNii

  • 仏教 (学術リソースレビュー 学術サイト)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 4 ) 162 - 164  2003年10月

    CiNii

  • Embedding Glyph Identifiers in XML Documents (特集2 漢字処理技術の最新動向)

    Wittern Christian, 師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 4 ) 74 - 79  2003年10月

    CiNii

  • 書評『電脳日本語論』篠原一著

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 4 ) 179  2003年10月

  • オンライン討論 人文学情報処理教育における教える側の問題 (特集1 人文学情報処理教育)

    漢字文献情報処理研究   ( 4 ) 32 - 38  2003年10月

    CiNii

  • Nグラムによる比較結果からの用例自動抽出-禅宗系の偽経を題材に

    師茂樹

    東洋学へのコンピュータ利用第14回研究セミナー予稿集, 2003    2003年

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

    CiNii

  • CHISEプロジェクト (ソフトウエアレビュー 文字コードとフォント)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 3 ) 143 - 147  2002年10月

    CiNii

  • Perl5.8 (ソフトウエアレビュー その他)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 3 ) 154 - 158  2002年10月

    CiNii

  • 仏教学 (学術リソースレビュー 学術サイト)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 3 ) 176 - 177  2002年10月

  • 書評『文字符号の歴史 アジア編』三上喜貴著

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 3 ) 188 - 189  2002年10月

  • WWWブラウザ (ソフトウェアレビュー ネットワーク)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 3 ) 151 - 152  2002年10月

  • Unicode 3.2 (ソフトウエアレビュー 文字コードとフォント)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 3 ) 141 - 142  2002年10月

  • Nグラムモデルとクラスター分析を用いた漢文古典テキストの比較研究 ―『般若心経』の異訳の比較を例に

    師 茂樹

    京都大学大型計算機センター第69回研究セミナー 東洋学へのコンピュータ利用     63 - 72  2002年03月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

     概要を見る

    確率的言語モデルであるNグラムは、近年漢字文献の分析に有効であることが指摘されている。 本論文では、『般若心経』の異訳の比較を例に、Nグラムの結果をクラスター分析に応用する試みについて報告する。

    CiNii

  • Internet Explorer 6 (ソフトウエアレビュー インターネットツール)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 2 ) 144 - 147  2001年10月

    CiNii

  • エディタのUnicode対応 (ソフトウエアレビュー その他)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 2 ) 150 - 153  2001年10月

    CiNii

  • 仏教 (学術リソースレビュー 学術ソフトウエア)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 2 ) 188 - 190  2001年10月

    CiNii

  • ポスト文字コードの意義

    師 茂樹

    漢字と情報   ( 3 ) 6  2001年10月

  • 電子メール送受信に伴うトラブル

    師 茂樹

    月刊しにか   12 ( 5 ) 58 - 59  2001年05月

  • 電子メール送信の際の注意

    師 茂樹

    月刊しにか   12 ( 5 ) 56 - 57  2001年05月

  • 中国語でDTP

    師 茂樹

    月刊しにか   12 ( 5 ) 54 - 55  2001年05月

  • 中国製のソフト・CD-ROMなど

    師 茂樹

    月刊しにか   12 ( 5 ) 53 - 53  2001年05月

  • 電子仏典利用者メーリングリストへのご招待

    師 茂樹

    ACADEMIC RESOURCE GUIDE   ( 90 )  2001年02月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • ブラウザ (ソフトウエアレビュー ブラウザ・メールソフト)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 1 ) 102 - 104  2000年10月

    CiNii

  • Perl5.6 (ソフトウエアレビュー その他)

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 1 ) 107 - 109  2000年10月

    CiNii

  • 学術リソースレビュー 仏教

    師 茂樹

    漢字文献情報処理研究   ( 1 ) 139 - 141  2000年10月

    CiNii

  • 大正新脩大蔵経データベース(SAT)における外字問題

    下田 正弘, 師 茂樹

    人文学と情報処理   ( 25 ) 35 - 43  1999年10月   [ 国内誌 ]

    CiNii

  • 第5回EBTI報告

    師 茂樹

    人文学と情報処理   ( 24 ) 47 - 53  1999年09月

     概要を見る

    資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト

    CiNii

  • On the Missing-Characters (GAIJI) of the Taisho Tripitaka Text Database Published by SAT

    師 茂樹

    Proceedings of 1999 EBTI, ECAI, SEER & PNC Joint Meeting 太平洋鄰里協會一九九九年會論文集     323 - 328  1999年04月   [ 国際誌 ]

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

     概要を見る

    1998年3月、大藏經テキスト研究会は、『大正新脩大蔵経』全体のテキスト・データベース(SAT)の公開を、世界に先駆けて開始した。漢字仏典のスタンダードな叢書として世界的に利用されている『大正新脩大蔵経』は、中国における著作・翻訳のほか、日本人による仮名混じりの著作も含むため、SATの文字コードはJISコード(JIS X 0208:1997)が採用されたが、近い将来にUnicodeなどの大規模文字コードに移行する予定である。ただしUnicodeなどでも処理できない所謂「外字」については、Christian Wittern氏のKanjiBaseを参考に『諸橋大漢和辞典』や『今昔文字鏡』の番号をSGML・XMLの実体参照形式で表現する方法が取られている。発表時、SATから70の電子仏典が公開されていたが、そこにはのべ600万文字が含まれ、JISを使用した場合15,000字以上の外字が発生した(Unicodeの場合は1,300字)。

  • 仏典のデジタル化の現状

    師 茂樹

    ASCII   22 ( 11 ) 426 - 427  1998年11月   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

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現在担当している科目

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担当経験のある科目(授業)

  • 漢文講読

    早稲田大学  

    2025年04月
    -
    継続中
     

  • 東洋哲学演習(日本古代思想)

    早稲田大学  

    2025年04月
    -
    継続中
     

  • 基礎講義

    早稲田大学  

    2025年04月
    -
    継続中
     

  • 仏教漢文の世界

    早稲田大学  

    2025年04月
    -
    継続中
     

  • 東洋哲学研究

    早稲田大学  

    2025年04月
    -
    継続中
     

  • 東洋哲学演習(卒論)

    早稲田大学  

    2025年04月
    -
    継続中
     

  • 東洋哲学演習(日本宗教)

    早稲田大学  

    2025年04月
    -
    継続中
     

  • 東洋哲学演習

    早稲田大学  

    2025年04月
    -
    継続中
     

  • 東洋哲学研究指導

    早稲田大学  

    2025年04月
    -
    継続中
     

  • 職業体験プログラム

    花園大学  

    2023年04月
    -
    2025年03月
     

  • インターンシップ

    花園大学  

    2023年04月
    -
    2025年03月
     

  • アカデミック・ライティング入門

    花園大学  

    2022年04月
    -
    2025年03月
     

  • 人権総論

    花園大学  

    2019年04月
    -
    2025年03月
     

  • コミュニケーション・スキル

    花園大学  

    2014年04月
    -
    2025年03月
     

  • 仏教学特殊研究

    花園大学  

    2003年04月
    -
    2025年03月
     

  • 情報基礎

    花園大学  

    2002年04月
    -
    2025年03月
     

  • 課題解決プログラム

    花園大学  

    2017年04月
    -
    2024年03月
     

  • キャリア・デザイン

    花園大学  

    2014年04月
    -
    2024年03月
     

  • 図書館情報資源特論

    花園大学  

    2012年04月
    -
    2024年03月
     

  • 図書館情報技術論

    花園大学  

    2012年04月
    -
    2024年03月
     

  • 地域課題解決プログラム

    花園大学  

    2014年04月
    -
    2022年03月
     

  • アカデミック・スキル

    花園大学  

    2014年04月
    -
    2022年03月
     

  • 情報歴史学概論

    花園大学  

    2019年04月
    -
    2020年03月
     

  • 情報歴史学研究

    花園大学  

    2013年04月
    -
    2020年03月
     

  • 情報と社会

    花園大学  

    2008年04月
    -
    2020年03月
     

  • 人文学とコンピュータ

    大谷大学  

    2006年04月
    -
    2020年03月
     

  • 人文情報学特殊講義

    大谷大学  

    2005年04月
    -
    2020年03月
     

  • 文化遺産学基礎演習

    花園大学  

    2014年04月
    -
    2015年03月
     

  • 情報処理活用論

    花園大学  

    2011年04月
    -
    2014年03月
     

  • 情報メディア

    花園大学  

    2011年04月
    -
    2014年03月
     

  • フレッシュパーソン・ゼミ

    花園大学  

    2006年04月
    -
    2014年03月
     

  • 情報・史料学特殊講義

    京都大学  

    2010年04月
    -
    2013年03月
     

  • 卒業論文

    花園大学  

    2005年04月
    -
    2012年03月
     

  • 日本史学演習

    花園大学  

    2004年04月
    -
    2011年03月
     

  • データベースシステム

    花園大学  

    2002年04月
    -
    2010年03月
     

  • 情報と歴史学

    大谷大学  

    2007年04月
    -
    2007年09月
     

  • HTML中級

    花園大学  

    2002年04月
    -
    2006年03月
     

  • HTML入門

    花園大学  

    2002年04月
    -
    2006年03月
     

  • メディア教育論

    花園大学  

    2002年04月
    -
    2005年03月
     

  • 東洋学とコンピュータ

    大谷大学  

    2004年04月
    -
    2004年09月
     

  • コンピュータ基礎

    花園大学  

    2002年04月
    -
    2004年03月
     

  • 情報メディア実習

    花園大学  

    2002年04月
    -
    2003年03月
     

  • 初等情報教育

    花園大学  

    2002年04月
    -
    2003年03月
     

  • 情報処理入門

    早稲田大学  

    2001年04月
    -
    2002年03月
     

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社会貢献活動

  • 大乗起信論講座

    エア寺 

    2024年05月
    -
    継続中

  • 『成唯識論』を読む

    上七軒文庫合同会社  (保存京町家上七軒文庫/オンライン) 

    2020年01月
    -
    継続中

  • 磐梯山ジオガイド交流研修会

    磐梯山ジオパーク協議会  令和6年度磐梯山ジオパーク協議会 ジオガイド研修  (猪苗代町体験交流館 学びいな) 

    2025年03月
    -
     

  • 磐梯山と徳一菩薩

    磐梯山ジオパーク協議会  令和6年度磐梯山ジオパーク協議会 専門家招聘事業  (猪苗代町体験交流館 学びいな) 

    2025年03月
    -
     

  • 天台密教とその美術

    SBS学苑浜松校/サールナートホール  京都学講座 「もっともっと知りたい! 日本美術のスペシャリストに学ぶ、美術・歴史・文化の裏側」 

    2025年02月
    -
     

  • 仏教的視点から人権概念をどう(批判的に)捉えるか

    武蔵野大学カンファ・ツリー・ヴィレッジ・プロジェクト 

    2024年09月
    -
     

  • 徳一と最澄 分断を越える対話

    主催:徳一菩薩に学ぶ会/共催:福島県立博物館・会津坂下町埋蔵文化財センター友の会・歴史春秋出版㈱/後援:会津ジャーナル・如法寺・徳一ほとけの学校  徳一菩薩に学ぶ会記念講演会  (福島県立博物館) 

    2024年08月
    -
     

  • 「徳一と最澄」~徳一が学んだ唯識思想。そして最澄との論争~

    磐梯山慧日寺資料館  徳一を「一」から学べるスペシャル歴史講座  (磐梯山慧日寺資料館) 

    2024年05月
    -
     

  • SNS利用の注意点

    洛西花園幼稚園 

    2024年03月
    -
     

  • 町家座談「能から見た仏教、仏教から見た能」

    上七軒文庫合同会社  (オンライン) 

    2022年06月
    -
    2024年03月

     概要を見る

    2022年6月25日:第1回
    2022年7月30日:第2回「鵺」
    2022年12月3日:第3回「山姥」
    2023年1月7日:第4回「山姥」後編
    2023年3月11日:第5回「山姥」後編の後編
    2023年4月8日:第6回「杜若」前編
    2023年5月13日:第7回「杜若」後編
    2023年7月15日:第8回「安達原」前編
    2023年8月12日:第9回「安達原」後編
    2023年10月21日:特別編「名にのみ聞きし陸奥の安達原に行ってきた!東北3県舞楽と神社とお寺めぐり」
    2024年3月9日:第10回「半蔀」前編
    2024年3月16日:第11回「半蔀」後編

  • 心は宇宙と同じ大きさなのか: 唯識・唯心思想のアポリアをめぐる議論

    武蔵野大学 仏教文化研究所  2023年度公開講座 連続公開講座「仏教と哲学」 

    2023年12月
    -
     

  • 現代に活かす唯識思想

    朝日カルチャーセンター 中之島教室 

    2023年05月
    -
    2023年06月

     概要を見る

    第1回(5月10日)「AIや医療の倫理をめぐって」、第2回(6月14日)「人種差別やジェンダー問題を考えるために」

  • おまけ放送 in シラス「プラーナと記憶:『シン・仮面ライダー』を読む」

    上七軒文庫合同会社  (オンライン(上七軒文庫合同会社)) 

    2023年06月
    -
     

  • 禅宗・浄土教・結語

    エア寺勧学院  『八宗綱要』講座  (オンライン) 

    2023年04月
    -
     

  • 比叡山の神々 ―山王神道とその周辺―

    サールナートホール  京都学講座 2022年下半期 「神様があらわれる! ~みぢかなかみさな、ふしぎなかみさま~」  (サールナートホール) 

    2023年02月
    -
     

  • 最澄・徳一論争の思想史的意義

    天台宗東京教区教化研修所  天台宗東京教区 教化研修所 令和4年度 第8講座  (オンライン) 

    2023年02月
    -
     

  • 三蔵法師の伝えた論理学~因明入門

    朝日カルチャーセンター 中之島教室 

    2022年12月
     
     

     概要を見る

    日本人は論理的思考が苦手、日本人は議論が下手……そんなことを聞いたことはないでしょうか。しかし、奈良時代から明治時代まで「因明」(いんみょう)という論理学、討論術の伝統がありました。これは、三蔵法師として有名な玄奘がインドより中国にもたらし、遣唐使によって日本に伝えられたもので、主に仏教徒によって学ばれ、研究されてきました。残念ながら、現代においてはほとんど知られていません。この講座では、因明を用いてどのように論証をし、議論を行うのかを解説した後、日本における因明の歴史について概観したいと思います。

  • 最澄・徳一論争から、対話について考える

    聖観音宗浅草寺  第798回浅草寺仏教文化講座  (丸の内マイプラザ) 

    2022年10月
    -
     

     概要を見る

    平安時代初期、比叡山で天台宗を開創した最澄と、会津で活動をしていた法相宗の徳一とのあいだで展開した仏教論争を手がかりに、分断と対立が広がる現代社会で求められている対話のあり方について考える。

  • 最澄と徳一 平安時代の大論争を読み解く

    朝日カルチャーセンター 中之島教室 

    2022年07月
     
     

     概要を見る

    平安時代初期、比叡山で天台宗を開いた最澄は、2021年に1200年大遠忌を迎えたこともあり、現在大きな注目を集めている。しかし、同時代の空海と比べると、最澄がどのような思想を有し、どのような活動をしたのかについては、あまり知られていない。最澄の著作の大部分を占めるのが、当時会津にいた法相宗の学僧・徳一との論争書である。この複雑な論争を読み解くことで、日本の仏教史、思想史を読み解くヒントが得られるだろう。本講座では、『最澄と徳一 仏教史上最大の対決』(岩波新書)の著者が、最澄・徳一論争のポイントを解説するとともに、その現代的な意義についても提言する。

  • 最澄・徳一論争と、その後の展開

    法華コモンズ  シリーズ講座「法華仏教講座」第2回  (オンライン) 

    2022年05月
    -
     

     概要を見る

    平安時代初期に展開した最澄・徳一論争は、三一(一三)権実論争などとよばれてきた。すなわち一乗を説く『法華経』を真実の教えとし、「一切衆生悉有仏性」を標榜する最澄と、一分不成仏説、五姓各別説に依拠し、法華一乗は方便であると主張する徳一とのあいだの論争だと考えられてきた。もちろんその理解は、間違いではない。しかし、拙著『最澄と徳一 仏教史上最大の論争』(岩波新書)でもその一端を明らかにしたように、この論争は一乗 vs. 三乗だけにはとどまらない多様な歴史的背景・ネットワークのなかで成立しており、またその多様性は、後に様々な思想が展開するための土壌にもなった。
    本講義では、最澄・徳一論争の概要を述べるとともに、この論争の後にどのような論争が起き、またこの論争で議論されたことが後の人々にどのように受け止められてきたかをいくつかご紹介したい。教科書的(という言い方がよいのかはわからないが)な日本仏教史の説明であれば、最澄・空海に代表される「平安仏教」から、いきなり鎌倉時代の「新仏教」に飛んでしまう。さらに勉強されている方であれば、院政期の仏教や、本覚思想など、もう少し細かい情報についてご存じの方もおられるだろう。近年、研究が進展するなかで、日本仏教史の“眺め”は大きく変化し、また“解像度”も上がってきている。本講義でも、別の角度から、“解像度”を少し上げることを試みたいと思う。

  • 最澄:生涯と思想

    SBS学苑浜松校/サールナートホール  京都学講座「洛中洛外の寺社をめぐる」 

    2022年03月
    -
     

  • 因明入門講座

    エア寺 

    2021年12月
    -
    2022年03月

  • 現代社会の分断と調和を考える〜最澄と徳一の論争を手がかりに〜

    仏教伝道協会  第27回 BDKシンポジウム  (仏教伝道センタービル/オンライン) 

    2022年03月
    -
     

     概要を見る

    https://www.youtube.com/watch?v=6sJfly6Ty8I
    https://www.youtube.com/watch?v=fUYBL06f6U8

  • 最澄・空海と徳一 〜平安時代、知られざる大論争〜

    花園大学地域連携教育センター  2021年度 花園大学地域連携講座『まなび庵』  (オンライン) 

    2022年02月
    -
     

     概要を見る

    2021年は最澄1200年大遠忌。平安時代初期に、天台宗の最澄、真言宗の空海、法相宗の徳一が交わした宗教論争について、わかりやすくご紹介します。

  • 師先生『最澄と徳一』刊行記念授業

    花園大学 文学部 日本文学科 現代文化演習A  (花園大学 楽道館) 

    2021年12月
    -
     

  • 異文化交流の歴史から共生の知恵を学ぶ

    全日本仏教会; 島根県仏教会  第45回 全日本仏教徒会議 島根大会 

    2021年12月
    -
     

     概要を見る

    コーディネーター:下田正弘、パネラー:ケネス田中・岡田真水・師茂樹

  • 法相宗

    エア寺  八宗綱要講座 

    2021年06月
    -
    2021年11月

  • 師茂樹 × おかざき真里 × 亀山隆彦 仏教と論争、あるいは歴史を描くこと ──『最澄と徳一 仏教史上最大の対決』刊行&『阿・吽』完結記念

    ゲンロンカフェ 

    2021年11月
    -
     

     概要を見る

    平安時代に天台宗を開き、日本の仏教や文化に多大な影響を与えた最澄。今年(2021年)は亡くなってから1200年の大遠忌にあたり、天台宗総本山の比叡山延暦寺では6月に法要が行われ、東京国立博物館では10月12日から11月21日まで特別展「最澄と天台宗のすべて」が開催されるなど、節目の年の話題が続いてる。

    そんななか、マンガ家のおかざき真里氏が「月刊!スピリッツ」で連載していた『阿・吽』が完結。9月に単行本最終巻の第14巻が発売された。同作は、最澄と同時代に生きた空海、そのふたりの生き様を中心に、人間味あふれるドラマを圧倒的な描写力で魅せて、幅広い読者層の支持を得ている。

    また、花園大学教授で仏教学者の師茂樹氏の新著『最澄と徳一 仏教史上最大の対決』(岩波新書)が10月22日に刊行された。同書では、最澄と法相宗の徳一による「三一権実」論争を、単純な二項対立ではなく、多様な観点による新たな見取り図で解きほぐしていく。帯ではおかざき氏が「この本とは『阿・吽』を描く前に出会いたかった。美しい対決だ。」を推薦を寄せ、発売直後に重版がかかるなど好評を博している。

    この度ゲンロンカフェでは、おかざき氏と師氏のおふたりに加え、私塾「上七軒文庫」を師氏とともに運営する仏教学者の亀山隆彦氏を迎えてのトークイベントを生配信する。

    月9ドラマ化された『サプリ』や、11月19日公開映画の原作『ずっと独身でいるつもり?』など、現代の女性を数多く描くおかざき氏は、なぜ『阿・吽』で最澄や空海、徳一といった平安時代の仏教僧を描いたのか? 最澄と徳一は仏教史上まれに見る大論争をどのようにくり広げたのか? 現代のわれわれはその論争の歴史から、なにを学ぶことができるのか?

    仏教や歴史に詳しくないという人も必見! 絶対にお見逃しなく!

  • “空有の論争”とは何か〜日本編

    上七軒文庫合同会社  (保存京町家上七軒文庫/オンライン) 

    2021年08月
    -
     

  • “空有の論争”とは何か〜インド・中国・朝鮮半島編

    上七軒文庫合同会社  (保存京町家上七軒文庫/オンライン) 

    2021年08月
    -
     

  • 書評チャンネル in シラス第2回: 「批判仏教」とは何だったのか

    上七軒文庫合同会社  (オンライン) 

    2021年06月
    -
     

     概要を見る

    1980年代の仏教学界では、「如来蔵思想は仏教にあらず」「本覚思想批判」などといった挑発的なステートメントとともに、仏教とは何か?という問題提起と、それに対する批判、議論が巻き起こりました。後に「批判仏教 Critical Buddhism」と総称されるようになるその運動は、一部の海外での展開を除くと、現在ではほとんど話題になることはありません。「批判仏教」とは何だったのか。その意義はどこにあるのか。代表的な著作をとりあげて「書評」を行いたいと思います。

  • 成実宗

    エア寺  八宗綱要講座 

    2021年03月
    -
    2021年05月

  • 書評チャンネル in シラス第1回: 『仏教とエクリチュール: 大乗経典の起源と形成』(東京大学出版会、2020年) 亀山隆彦・師茂樹

    上七軒文庫合同会社  (オンライン) 

    2021年05月
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     概要を見る

    「書評チャンネル in シラス」では、仏教やアジア古典思想の研究にとって重要な文献を一冊取り上げ、その研究史における位置づけや、人文学上の意義等を詳しく議論します。

    第一回の放送では、下田正弘氏の『仏教とエクリチュール: 大乗経典の起源と形成』(東京大学出版会、2020年)を取り上げ、研究の主題、方法論、人文学における位置づけ等を検討します。

  • 【緊急放送】あつまれ!凝然の森!! 〜凝然研究の最前線〜

    上七軒文庫合同会社  (オンライン) 

    2021年04月
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  • 最澄・徳一論争を読み解く

    上七軒文庫合同会社  (保存京町家上七軒文庫/オンライン) 

    2021年03月
    -
     

  • 序章・仏教史

    エア寺  八宗綱要講座 

    2020年12月
    -
    2021年02月

  • 学びの権利を守るために

    第34回花園大学人権週間実行委員会  第34回花園大学人権週間 全体企画「新型コロナウイルス感染症と人権 花園大学からのメッセージ」  (ネット配信) 

    2020年12月
     
     

  • 無我論としての「笑い男」事件:仏教学者が観た『攻殻機動隊S.A.C.』

    上七軒文庫合同会社  深読みの楽しみ:新しい「古典」の発見 

    2020年08月
    -
     

  • 三島由紀夫『豊饒の海(3) 暁の寺』の仏教教理部分だけを読む(全3回)

    上七軒文庫合同会社 

    2020年02月
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    2020年04月

  • 井筒俊彦を読む:「東洋哲学」入門(全3回)

    上七軒文庫合同会社 

    2019年11月
    -
    2020年01月

  • 中学校・高等学校保健体育科 武道(少林寺拳法)授業指導法

    文部科学省  教員免状更新制 令和元年度 免許状更新講習  (花園大学) 

    2019年12月
    -
     

     概要を見る

    担当:合田雅彦・小井寿史・師茂樹(一般財団法人少林寺拳法連盟と連携)

  • 鯖街道―比叡山の西を抜けて、大原へ―

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「京に向かう、街道の楽しみ」 

    2019年08月
    -
     

  • 寺町通:寺院が集められた通りを歩く

    SBS学苑 遠鉄校/サールナートホール  京都学「京都通になる!~町々の面白みを深く知る~」 

    2019年03月
    -
     

  • 最澄と空海:平安京の仏教のはじまり

    「京あるき in 東京 2019」事務局  京まなび2019 京あるき2019  (株式会社ジェイアール東日本企画 恵比寿本社ビル10階) 

    2019年03月
    -
     

     概要を見る

    比叡山で天台宗を開創した最澄と、東寺を中心に真言密教の普及に努めた空海は、平安時代の仏教を代表する人物です。彼らのもたらした仏教とその教団は、後の日本仏教に大きな影響を与えたことで知られていますが、京都の社会や文化にも大きく関わってきました。最澄と空海の仏教を知れば、京都の歴史や文化に対する理解が深まることでしょう。

  • 中学校・高等学校保健体育科 武道(少林寺拳法)授業指導法

    文部科学省  教員免状更新制 平成30年度 免許状更新講習  (花園大学) 

    2018年12月
    -
     

     概要を見る

    担当:合田雅彦・小井寿史・師茂樹(一般財団法人少林寺拳法連盟と連携)

  • 最澄の著作を読む

    SBS学苑 遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「京の神さま・仏さま」 

    2018年03月
    -
     

  • ディスカッション

    「会津 ほとけの学校」事務局  ほとがく × カオス*ラウンジ新芸術祭2017 市街劇「百五〇年の孤独」 特別講座百五〇年の誤読 ー廃仏毀釈と3.11における「断絶」から「復興」への巡礼ー 黒瀬陽平氏(カオス*ラウンジ代表)×師茂樹氏(花園大学教授)×亀山隆彦氏(龍谷大学非常勤講師)  (会津若松市生涯学習総合センター 會津稽古堂) 

    2018年01月
    -
     

  • 中学校・高等学校保健体育科 武道(少林寺拳法)授業指導法

    文部科学省  教員免状更新制 平成29年度 免許状更新講習  (花園大学) 

    2017年12月
    -
     

     概要を見る

    担当:合田雅彦・安田智幸・師茂樹(一般財団法人少林寺拳法連盟と連携)

  • 日本を知るための仏教

    「会津 ほとけの学校」事務局  会津 ほとけの学校 第2回  (道の駅 会津ゆがわ・会津坂下) 

    2017年11月
    -
     

     概要を見る

    私たちはしばしば「日本人らしさ」「日本の伝統」について語り、時にはそれを誇りに思ったりします。しかし、現代言われている「らしさ」や「伝統」は、その多くが近代以降に作られたものであると言われています。第2回目は、仏教の視点から、「日本」とは何かについて批判的に考えてみたいと思います。

  • 暮らしの中の仏教

    「会津 ほとけの学校」事務局  会津 ほとけの学校 第1回  (道の駅 あいづ湯川・会津坂下) 

    2017年10月
    -
     

     概要を見る

    私たち日本人の生活には今も仏教が深く根付いています。しかしそれはあまり意識されていません。一方で「仏教は宗教ではなく哲学だ」「仏教は暴力を否定する」というようなことが言われています。これらは一概に間違いとは言えませんが、正確とも言えません。第1回目は、身近な話題から、仏教、そして宗教について再考したいと思います。

  • 山のなかの仏たち~北白河界隈を歩く~

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「心を奪われた京都 ~私のみつけた場所・もの・事柄~」 

    2017年09月
    -
     

  • 京都をもっと知るための仏教史入門

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「わかりやすい京都入門 ~歴史・民俗・美術から探る~」 

    2017年02月
    -
     

  • 文化遺産に学ぶ

    文部科学省  教員免状更新制 平成28年度 免許状更新講習  (花園大学) 

    2016年12月
    -
     

     概要を見る

    担当:芳井敬郎、福島恒徳、明珍健二、師茂樹、高橋克壽

  • 学校教育と博物館教育の連携

    文部科学省  教員免状更新制 平成28年度 免許状更新講習  (花園大学) 

    2016年12月
    -
     

     概要を見る

    担当:芳井敬郎、福島恒徳、明珍健二、師茂樹、高橋克壽

  • 中学校・高等学校保健体育科「少林寺拳法」の指導

    文部科学省  教員免状更新制 平成28年度 免許状更新講習  (花園大学) 

    2016年11月
    -
     

     概要を見る

    担当:合田雅彦、小井寿史、安田智幸、師茂樹(一般財団法人少林寺拳法連盟と連携)

  • SNSでのトラブルとこころのケア

    (京都市立銅駝美術工芸高等学校) 

    2016年11月
    -
     

  • SNSでのトラブルと対処

    京都市立銅駝美術工芸高等学校PTA教職員合同人権研修会 

    2016年08月
    -
     

  • 平安京と蝦夷

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「京と諸国の交流」 

    2016年08月
    -
     

  • 法華経入門

    朝日カルチャーセンター中之島教室 

    2016年07月
    -
     

  • 唯識思想入門 如来蔵と唯識

    朝日カルチャーセンター中之島教室 

    2016年05月
    -
     

  • 『洛中洛外図』に描かれた京都の寺社

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「古地図・古絵図から見る京都」 

    2016年03月
    -
     

  • 唯識思想入門 唯識における修行論

    朝日カルチャーセンター中之島教室 

    2016年03月
    -
     

  • もうひとつの玄奘伝

    朝日カルチャーセンター中之島教室 

    2015年12月
    -
     

  • 唯識思想入門 唯識と空

    朝日カルチャーセンター中之島教室 

    2015年09月
    -
     

  • SNSからの社会の見え方

    京都市立銅駝美術工芸高等学校 PTA教職員合同人権研修会 

    2015年08月
    -
     

  • 戦国京都の信仰と戦場の呪術

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「戦乱の京都」 

    2015年08月
    -
     

  • 唯識思想入門 唯識におけるコトバ

    朝日カルチャーセンター中之島教室 

    2015年05月
    -
     

  • 古写経の世界

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「文化財を探る」 

    2015年03月
    -
     

  • 唯識思想入門 アーラヤ識とは何か

    朝日カルチャーセンター中之島教室 

    2015年03月
    -
     

  • 京都の「地蔵」信仰と地蔵盆

    平成26年度「京都学へのいざない講座-京都力を探る-」第3回 まつり 

    2015年01月
    -
     

  • Xuanzang’s proof of idealism (vijñapti-mātratā): The Origin and Controversies

    (ハンブルク大学) 

    2014年12月
    -
     

  • 唯識思想入門:三蔵法師・玄奘が伝えたもの

    朝日カルチャーセンター中之島教室 

    2014年11月
    -
     

  • 〈いのち〉のアビダルマ

    法相宗大本山 興福寺  興福寺仏教文化講座(奈良) 

    2014年10月
    -
     

  • 大西祝-同志社で学んだ哲学者-

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座〜あこがれの京都に来た人々〜 

    2014年07月
    -
     

  • 京都の地蔵信仰と地蔵盆 ―歴史と伝統―

    ふるさとの良さを活かしたまちづくりを進める会  山科の地蔵・地蔵盆調査報告会 

    2014年06月
    -
     

  • 宮中の法会

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「京都と祭り」 

    2014年03月
    -
     

  • 大乗五蘊論を読む

    法相宗大本山 興福寺  興福寺仏教文化講座(奈良) 

    2013年04月
    -
    2014年03月

  • 安倍晴明

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「京都のふしぎ」 

    2013年04月
    -
     

  • 京の路傍のお地蔵さん

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「京都街角ウォッチング」 

    2012年12月
    -
     

  • 日本第一大学生・藤原頼長

    SBS学苑遠鉄校/サールナートホール  京都学講座「京都が誇る、ものと人」 

    2012年05月
    -
     

  • 京都の法華宗

    SBS学苑浜松校/サールナートホール  京都学講座「京都の知られざる歴史」 

    2012年03月
    -
     

  • 電子書籍とデジタル教科書

    文部科学省  教員免状更新制 平成23年度 免許状更新講習  (花園大学) 

    2011年12月
    -
     

  • 京都の律宗寺院

    SBS学苑浜松校/サールナートホール  京都学講座「京都案内の歴史学―各所で見つけた歴史秘話」 

    2011年04月
    -
     

  • 清水寺の歴史と信仰

    SBS学苑浜松校/サールナートホール  京都学講座「寺社と京都―世界遺産を中心に訪ねる」 

    2010年12月
    -
     

  • 調べ物学習のためのインターネットの利用方法と問題点

    文部科学省  教員免状更新制 平成22年度 免許状更新講習  (花園大学) 

    2010年12月
    -
     

     概要を見る

    担当:師茂樹・持田徹

  • 天台中興の僧 元三大師良源

    SBS学苑浜松校/サールナートホール  京都学講座「知られざる京都の歴史」 

    2010年04月
    -
     

  • 明恵上人と高山寺

    SBS学苑浜松校/サールナートホール  京都学講座「京都を変えた人、京都に魅せられた人」 

    2010年03月
    -
     

  • 歴史学・文化遺産に関するデジタルリソースの教育利用とその問題点

    文部科学省  教員免状更新制 平成21年度 免許状更新講習  (花園大学) 

    2009年12月
    -
     

  • 仏典電子化の諸問題

    浄土宗総合研究所 

    2009年06月
    -
     

  • 東山永観堂の「みかえり阿弥陀」その信仰

    SBS学苑浜松校/サールナートホール  京都学講座「京の文化と風俗」 

    2009年06月
    -
     

  • 太秦と秦氏

    SBS学苑浜松校/サールナートホール  京都学講座「京都文化の発掘―知られざる都のこと」 

    2008年10月
    -
     

  • キリシタンの見た京都

    SBS学苑浜松校/サールナートホール  京都学講座「江戸時代の京都」 

    2008年06月
    -
     

  • 僧兵たちの京都

    SBS学苑浜松校/サールナートホール  京都学講座「院政から武士政権へ 京都の中世」 

    2007年11月
    -
     

  • 空海と東寺

    サールナートホール  第三期京都学講座 〜夢の平安をさぐる〜 

    2007年07月
    -
     

  • 最澄と比叡山

    SBS学苑浜松  京都学 平安文化へのいざない 

    2007年07月
    -
     

  • 悟ること〜宗論を語る

    サールナートホール  第二期京都学講座〜中世人の京都〜 

    2007年03月
    -
     

  • 電子大蔵経の開版

    平成13年度(第6回)仏教図書館協会研修会 

    2001年10月
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学術貢献活動