2024/12/21 更新

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イノウエ ナオミ
井上 直美
所属
附属機関・学校 日本語教育研究センター
職名
准教授(任期付)
学位
博士(学術)(埼玉大学) ( 2024年03月 )

経歴

  • 2024年04月
    -
    2024年09月

    文京学院大学外国語学部,非常勤講師

  • 2022年10月
    -
    2024年09月

    埼玉大学日本語教育センター   非常勤講師

  • 2021年04月
    -
    2024年03月

    日本学術振興会特別研究員DC1

学歴

  • 2021年04月
    -
    2024年03月

    埼玉大学 人文社会科学研究科 日本アジア文化専攻(博士後期)  

  • 2019年04月
    -
    2021年03月

    埼玉大学 人文社会科学研究科 国際日本アジア専攻(博士前期)  

  •  
    -
    2019年03月

    埼玉大学 教養学部  

所属学協会

  •  
     
     

    日本語誤用と日本語教育学会

  •  
     
     

    日本語教育学会

  •  
     
     

    日本語文法学会

  •  
     
     

    日本語学会

  •  
     
     

    東京都立大学言語研究会

  •  
     
     

    さいたま言語研究会

  •  
     
     

    日本語/日本語教育研究会

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研究分野

  • 日本語学 / 日本語教育

研究キーワード

  • 日本語文法

  • 級外項目

受賞

  • ドクターフォーラム優秀発表賞(日本語誤用と日本語教育学会)

    2022年08月  

  • 日本語学会 2020年度秋季大会 発表賞

    2021年05月  

  • 埼玉大学教養学部同窓会 けやき会学生顕彰 第1回けやき賞

    2019年06月  

 

論文

  • 「~てのける」の文法化

    井上直美

    言語の研究<特集号>(東京都立大学言語研究会)   ( 13 ) 143 - 158  2024年03月

  • 歴史的回想を表す「~ていった」について

    井上直美

    埼玉大学日本語教育センター紀要   ( 18 ) 3 - 22  2024年03月

  • 失礼な「テオク」についてーテオクの使用類型と失礼さとの関係を中心にー

    井上直美

    日語偏誤与日語教学研究(日本語誤用と日本語教育学会)   ( 8 ) 46 - 72  2023年07月

  • 「~てしかるべき」の意味・機能

    井上直美

    埼玉大学日本語教育センター紀要   ( 17 ) 9 - 21  2023年03月

  • 「~ておくれ」の意味・機能とその関連表現について

    井上直美

    日本アジア研究(埼玉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程紀要)   ( 20 ) 103 - 123  2023年03月

  • 「~てよこす」の意味・用法ーぞんざいな印象の正体

    井上直美

    日本語/日本語教育研究(日本語/日本語教育研究会)   ( 13 ) 19 - 34  2022年05月

  • 「~てナンボ」の意味・機能―ウェブコーパスを用いて―

    井上直美

    日本語文法(日本語文法学会)   22 ( 1 ) 19 - 35  2022年03月

  • 「Vてたまるか」の意味・機能について―「Vるものか」との比較から―

    井上直美

    さいたま言語研究   ( 5 ) 1 - 12  2021年03月

  • 「彼は笑ってみせた。」は何を見せたか ―書き言葉の「てみせた。」 の意味機能に注目して―

    井上直美

    日本語の研究(日本語学会)   16 ( 1 ) 68 - 83  2020年04月

  • 「お・ご~おき下さい」をどう教えるか ―「ご承知おき下さい」と「ご承知下さい」の違いに注目して―

    井上直美

    言語の研究(首都大学東京言語研究会)   ( 6 ) 51 - 64  2020年03月

  • 「テミセル」表現に関する一考察 ―書き言葉における「てみせる。」の使用実態-

    井上直美

    さいたま言語研究   ( 3 ) 26 - 37  2019年03月

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書籍等出版物

  • 日本語能力試験の「級外項目」に関する記述的研究―テ形接続の機能語を中心に―

    井上直美

    日中言語文化出版社  2024年04月

  • ハイスコア文法1級 日本語能力試験で差をつける出題基準外の表現

    落合太郎, 原直美

    国書刊行会  2004年10月

講演・口頭発表等

  • 「~てのける」から生じる評価的意味について

    井上直美

    国際シンポジウム「多様性社会における日本語教育と日本語研究の現在」(主催:東京 都立大学言語研究会)  

    発表年月: 2024年03月

  • 歴史的回想を表す「~ていった」について

    井上直美

    さいたま言語研究会2022年度研究大会  

    発表年月: 2022年12月

  • 現代日本語における「~ておくれ」の意味・機能と関連形式について

    井上直美

    第十三届汉日对比语言学研讨会  

    発表年月: 2022年08月

  • 日本語教科書での「~ていく」の時間的用法について

    井上直美

    2022年日本語の誤用及び第二言語習得研究国際シンポジウム  

    発表年月: 2022年08月

  • 「~てのける」の意味・機能について

    井上直美

    日本語文法学会第22回大会  

    発表年月: 2021年12月

  • 現代日本語の共通語における「~てよこす」の意味・機能について

    井上直美

    2021年日语教育与日本学研究国际研讨会  

    発表年月: 2021年11月

  • 「~てしかるべき」の意味・機能について

    井上直美

    第11回日本語実用言語学国際会議(ICPLJ11)  

    発表年月: 2020年12月

  • 級外項目「~てたまるか」について

    井上直美

    さいたま言語研究会第5回例会  

    発表年月: 2020年12月

  • 「~てナンボ」の構文パターンと意味機能について

    井上直美

    日本語学会2020年度秋季大会  

    発表年月: 2020年10月

  • 「お・ご~おき下さい」をどう教えるか

    井上直美

    国際シンポジウム「外国人材と敬語・敬語教育」  

    発表年月: 2019年12月

  • お/ご~おき系列の表現について

    井上直美

    さいたま言語研究会第4回例会  

    発表年月: 2019年12月

  • 失礼な「テオク」について-「テオク」の級外下位ポイントに着目して-

    井上直美

    日本語学会2019年度秋季大会  

    発表年月: 2019年10月

  • 「お/ご~おき(下さい)」について

    井上直美

    言語資源活用ワークショップ2019  

    発表年月: 2019年09月

  • 文末「てみせた。」の周辺形式について

    井上直美

    関東日本語談話会第161回例会  

    発表年月: 2019年01月

  • 文末「~てみせた」の典型形式に関する一考察-級外項目または下位ポイント の指導を目指して-

    井上直美

    さいたま言語研究会第3回例会  

    発表年月: 2018年12月

  • 「てみせた。」は何を見せたか-「彼は笑ってみせた」という表現から-

    井上直美

    日本語/日本語教育研究会第10回大会  

    発表年月: 2018年10月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本語能力試験の「級外項目」に関する記述的研究‐テ形接続の機能語を中心に‐

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 特別研究員奨励費

    研究期間:

    2021年04月
    -
    2024年03月
     

    井上 直美

     概要を見る

    当該年度は、次の3つの課題に取り組んだ。(1)「~てナンボ」の意味・機能について、(2)「~てよこす」の意味・機能について、(3)「~てのける」の意味・機能について、である。
    (1)の「~てナンボ」は、方言ではあるが、メディアなどを通じて見聞きするため、さらなる上達を目指す日本語学習者にとって気になる表現になっている。(1)は前年からの継続課題であるため、当該年度はこれまでに進めてきた分析内容を精査し、論文として公表することに注力した。この論文は、査読付き学会誌に掲載された。
    (2)の「~てよこす」は、広義の授受を表し、また視点性を有するため、日本語学習者にとって理解に困難が伴いやすい表現である。そこで、コーパスで収集した実例を用いて、移動対象物や2者間の距離的関係について調査し、その特徴を明らかにした。また、本動詞「よこす」との比較、「~てくる」や「~てくれる」との比較考察を行うことにより、「~てよこす」からぞんざいな印象が生じる仕組みを示した。この内容は、国際シンポジウムでの口頭発表後、学術論文として投稿し、査読付き研究会誌に掲載が決定した。
    (3)の「~てのける」は、辞書類に「~てしまう」の意を表すと説明されていることがあり、日本語学習者が疑問を抱く表現である。そこで、コーパスを用いて、現代日本語における「~てのける」の実例調査を行い、その特徴を探るとともに、「~てしまう」との競合関係を前提とした通時的な考察も加えた。その結果、現代日本語の「~てのける」は、前接動詞が「やる」「言う」「する」の3つに偏ること、主用法は話者の評価的意味(驚き/見事さ⇔奇異さ)を含意する三人称主語文の「逸脱用法」であること、現代日本語に見られるような前接動詞の偏りは江戸期以前の資料には見られないことが明らかになった。この内容は、日本語文法学会第22回大会で口頭発表を行った。

その他

  • 埼玉大学教養学部「日本語教育プログラム」修了

  • 日本語教師養成講座修了(420時間)

  • 日本語教育能力検定試験 合格

 

現在担当している科目

担当経験のある科目(授業)

  • 日本語表現法入門

    文京学院大学  

    2024年04月
    -
    2024年09月
     

  • 日本語学概論

    文京学院大学  

    2024年04月
    -
    2024年09月
     

  • 日本語(留学生科目)

    埼玉大学日本語教育センター  

    2022年10月
    -
    2024年09月