2026/04/30 更新

写真a

カキザワ カホ
柿澤 香穂
所属
附属機関・学校 會津八一記念博物館
職名
助手

経歴

  • 2024年04月
    -
    継続中

    早稲田大学會津八一記念博物館   助手

  • 2022年06月
    -
    2024年03月

    早稲田大学會津八一記念博物館   学芸員

  • 2020年05月
    -
    2022年05月

    公益財団法人德川記念財団   学芸員

学歴

  • 2019年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   大学院文学研究科   美術史学コース 博士後期課程  

所属学協会

  • 2019年
    -
     

    美術史学会

  • 2017年
    -
     

    早稲田大学美術史学会

研究分野

  • 美術史

研究キーワード

  • 禅宗美術

  • 日本近世絵画

  • 日本美術史

受賞

  • 第31回鹿島美術財団 財団賞

    2024年05月   鹿島美術財団   柿澤香穂「白隠慧鶴筆「蛤蜊観音図」の研究 ―御伽草子『蛤の草子』からの影響―」(『『鹿島美術研究(年報第40号別冊)』、387〜398頁、鹿島美術財団、2023年11月)  

  • 早稲田大学美術史学会賞

    2021年06月   早稲田大学美術史学会   柿澤香穂「白隠慧鶴筆「大日如来像」に関する考察ー松林寺伝来「神影図」との関わりを中心に」(『美術史』第190冊、美術史学会、157~172頁、2021年3月)  

 

論文

  • 「白隠慧鶴筆 墨蹟「紅葉」について―伝来と制作年に関する考察―」

    柿澤香穂

    『早稲田大学會津八一記念博物館研究紀要』   ( 26 ) 45 - 56  2025年03月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 「白隠慧鶴筆「蛤蜊観音図」に関する考察―御伽草子『蛤の草子』からの影響」

    柿澤香穂

    『鹿島美術研究(年報第40号別冊)』   ( 40 ) 387 - 398  2023年11月

  • 「白隠慧鶴筆「大日如来像」に関する考察―松林寺伝来「神影図」との関わりを中心に」

    柿澤香穂

    『美術史』   ( 190 ) 157 - 172  2021年03月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

書籍等出版物

  • 『雲岡へのまなざしー小川晴暘が見つめた中国仏教遺跡』

    ( 担当: 共編者(共編著者))

    早稲田大学會津八一記念博物館  2026年03月

  • 『日比義也コレクション名品展 石に遊ぶ―愛石家たちの想像と創造』

    ( 担当: 編集)

    早稲田大学會津八一記念博物館  2025年03月

  • 『ニューヨークを舞台にした日本人アーティストたち―木村利三郎作《メトロポリス》を中心に』

    ( 担当: 分担執筆)

    早稲田大学會津八一記念博物館  2024年05月

  • 『私が描くーコレクションでたどる女性画家たち』

    ( 担当: 共編者(共編著者))

    早稲田大学會津八一記念博物館  2023年05月

  • 『和宮江戸へーふれた品物、みた世界』

    ( 担当: 共編者(共編著者))

    徳川記念財団、東京都歴史文化財団東京都江戸東京博物館  2021年01月

  • 『日比義也コレクション受贈記念 石を愛でるー盆石書画の世界』

    ( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 東嶺圓慈筆「盆石画賛」作品解説)

    早稲田大学會津八一記念博物館  2018年11月

▼全件表示

講演・口頭発表等

  • 「禅画との対話―白隠と仙厓と」

    柿澤香穂  [招待有り]

    岐阜県文化財保護協会 総会・講演会  

    発表年月: 2023年06月

  • 「禅画の魅力―白隠と仙厓を中心に―」

    柿澤香穂  [招待有り]

    美濃加茂市民ミュージアム展覧会「墨痕に咲う」講演会  

    発表年月: 2023年01月

  • 「富岡コレクションにおける近世禅画―近世禅僧による達磨図の展開―」

    柿澤香穂

    早稲田大学エクステンションセンター「會津八一記念博物館を楽しむ」  

    発表年月: 2023年01月

  • 「白隠と原―白隠禅画の美術史学的アプローチ―」

    柿澤香穂  [招待有り]

    第13回富士山世界遺産セミナー「東海道・原の文化誌」  

    発表年月: 2022年08月

  • 「徳川宗家伝来の美術―歴代将軍の肖像画とその意義」

    柿澤香穂  [招待有り]

    えどはくカルチャー  

    発表年月: 2022年02月

  • 「A Study on Hamaguri Kannon by Hakuin Ekaku: The Virtues of Filial Piety as Interpreted in Hamaguri no sōshi」

    Kaho Kakizawa

    International Symposium/Workshop in Japanese Literary & Visual Studies, Columbia University  

    発表年月: 2020年02月

  • 「白隠慧鶴筆「大日如来像」に関する考察」

    柿澤香穂

    第21回美術史学会全国大会  

    発表年月: 2019年05月

▼全件表示

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 白隠慧鶴の絵画作品における図像の受容と変容に関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2024年07月
    -
    2026年03月
     

    柿澤 香穂

     概要を見る

    本研究は、江戸時代中期の禅僧・白隠慧鶴の作品に見られる特異な図像に注目し、その成立背景にある文化的・思想的要因を明らかにすることを目的とする。2024年度は、研究計画に沿って【課題1】白隠画における新奇な図像を持つ作品の整理と、【課題2】江戸時代の庶民文芸との関わりの検証を主に実施した。
    まず【課題1】では、「葦葉達磨図」「三教図」「関羽図」「鼠大国図」「蛤蜊観音図」など、白隠の創意に富む画題を対象とし、文献資料の収集および国内所蔵先での調査を通じて作品リストの拡充と整理を進めた。図像の由来や造形的特徴を検討し、作品の成立時期の特定や制作背景を探る手がかりを得ることができた。また【課題2】では、白隠が親しんだであろう庶民文芸との関係性に注目し、御伽草子や草双紙、浮世絵などとの図像的・思想的連関を分析した。
    さらに、本研究を進める過程で、白隠作品を受容者ごとに比較検討した結果、白隠が受容者に応じて書風や画題を柔軟に変化させていたことが明らかとなった。これは、白隠の制作姿勢を「場と相手に応じて変化しうる表現者」として捉え直す視点を提供するものであり、美術史的評価にとどまらず、彼の思想や伝道方針を読み解くうえでも重要な手がかりとなる。その成果は、査読付研究論文「白隠慧鶴筆 墨蹟「紅葉」について―伝来と制作年に関する考察―」(早稲田大学會津八一記念博物館研究紀要』第26号、早稲田會津八一記念博物館、2025年3月)において発表した。
    以上のように、2024年度はおおむね研究計画に沿って実施でき、次年度の展開に向けた基盤を形成する成果を挙げた。2025年度はさらに視野を広げ、同時代の絵師との比較や海外所蔵作品の調査へと研究を発展させていく予定である。

  • 白隠慧鶴筆「蛤蜊観音図」に関する研究

    鹿島美術財団  美術に関する調査研究助成

    研究期間:

    2022年04月
    -
    2023年03月
     

  • 白隠慧鶴の神仏習合作品についての研究

    出光文化福祉財団  調査・研究事業助成

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2020年03月
     

Misc

  • コラム「王寅と鳩居堂」

    柿澤香穂

    『日比義也コレクション名品展 石に遊ぶ―愛石家たちの想像と創造』     24  2025年03月

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • コラム「家茂の上洛を描く錦絵の変遷」

    柿澤香穂

    『和宮江戸へーふれた品物、みた世界ー』     34 - 35  2021年01月

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 「A Study on Hamaguri Kannon by Hakuin Ekaku: The Virtues of Filial Piety as Interpreted in Hamaguri no sōshi」

    『International Symposium / Workshop in Japanese Literary and Visual Studies』     27 - 28  2020年02月

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • 「白隠慧鶴筆「大日如来像」に関する考察」(第七十二回全国大会研究発表要旨およびシンポジウム要旨)

      ( 187 ) 129 - 130  2019年10月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

 

特定課題制度(学内資金)

  • 日中戦争期における小川晴暘の雲岡石窟調査に関する研究

    2025年  

     概要を見る

    本研究は、中国山西省大同市に所在する雲岡石窟を対象として、同地を訪れた写真家・小川晴暘の調査実態を解明することを目的としたものである。とりわけ、晴暘が現地で記録した写真・拓本・スケッチという複数の媒体を横断的に検討することで、彼がいかなる方法と認識のもとで雲岡石窟に向き合ったのかを明らかにした。まず、晴暘の造形観と調査姿勢の基盤として、會津八一との交流に注目した。八一の示唆のもとで創設された写真館「飛鳥園」、および『室生寺大観』や『東洋美術』の刊行に見られるように、写真・解説・造本を統合する実践は、のちの雲岡調査における総合的な方法論へと連続している。ついで、1939年および1941年の現地調査において制作されたスケッチ資料を検討した。晴暘はカメラと並行してスケッチ帳を携行し、石窟内外の仏像や建築、さらには大同市内の景観を描写している。現地調査の結果、これらの建築の多くは解体・移設・復元を経ており、晴暘のスケッチは当時の景観や細部意匠、さらには周辺環境の様相を伝える記録であることが確認された。さらに、拓本は彫刻の線や量感を実物大で写し取る手段として重視され、写真では捉えにくい細部の把握に寄与していた。とくに光の届きにくい石窟内部において、彫線の抑揚や深浅を的確に捉える方法として有効であり、スケッチとともに対象の形態理解を支える重要な媒体であった。これらの実践は、著書『大同雲岡の石窟』(1944年)に結実する。本書は、写真・スケッチ・拓本を総合した構成をとり、本文では石窟の構造、造像過程、さらには他地域との関係にまで論及する。本書中の「作品への理解なしに、その真価を伝える写真は撮れない」との言葉に示されるように、晴暘にとって写真は調査・考証と不可分の営為であり、本書はその集大成と位置づけられる。以上より、晴暘の雲岡石窟調査は、複数の実践を相互に連関させた総合的研究であったことが明らかとなった。

  • 近世禅書画の研究

    2024年  

     概要を見る

    本研究は、近世禅書画の研究を目的とし、特に白隠慧鶴の書画を中心に、その伝来や制作背景を考察することで、作品の意義を明らかにすることを目指した。本助成の成果の一環としてまとめた論文「白隠慧鶴筆墨蹟『紅葉』について―伝来と制作年に関する考察―」では、白隠の墨蹟の一つである「紅葉」に焦点を当て、その来歴と制作年を詳細に検討した。本研究では、まず「紅葉」の使用印や書風を整理し、その制作時期を60代から70代半ばと推測した。さらに、宝暦7年(1757)、73歳の白隠が信州を巡錫した際に制作された作品のみを集めた昭和34年(1959)の展覧会に、本作が出品されていたことを示す資料を発見した。これにより、本作が信州巡錫時に制作された可能性が高いことが明らかとなった。これらの検討を通じて、本作の制作背景から現存に至るまでの経緯を明確にすることができた。さらに、近世禅書画における本作の位置付けを探るため、類似する様式を持つ墨蹟との比較分析も行った。その結果、本作は中世から近世にかけての禅僧による置字様式を持つ墨蹟のなかでも、仮名交じりの歌を置字で揮毫している点で特異な作品であることが確認された。本研究の成果として、白隠作品の美術史的評価にとどまらず、歴史的意義や思想的背景についての理解を深めることができた点が挙げられる。特に、同時期に制作された具体的な作品を受容者ごとに比較検討することで、作品の受容者によって画風や書風が変えられているという白隠の制作姿勢についても提示することができた。今後の課題としては、他の白隠作品との比較をさらに進め、伝来や制作年の精査、書風の変遷に関して体系的な分析を行う必要が挙げられる。また、白隠以外の近世禅僧による書画との比較を通じて、当時の禅書画の位置付けをより広い視野で考察する必要がある。本研究助成によって得られた知見を基に、今後も近世禅書画の研究を深化させていきたい。