Updated on 2024/05/01

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MIYAMOTO, Yuji
 
Affiliation
Faculty of Human Sciences, Advanced Research Center for Human Sciences
Job title
Researcher(Assistant Professor)
 

Syllabus

 

Internal Special Research Projects

  • 日本とスウェーデンにおける固定遊具と設置・管理システムに関する研究

    2019  

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    2019年4月~2020年1月に、固定遊具の設置から幼児の固定遊具あそびの状況について、固定遊具メーカーと幼稚園へヒアリング調査を行った。合わせて、幼稚園年長児30名を対象に、固定遊具あそびと園庭での自由あそびの実態について、各30分間の歩数を測定し、比較・分析を行った。その結果、(1)固定遊具メーカーは、幼児体育の有識者に監修を依頼し、4つの運動スキルを習得でき、子どもの健全育成に必要な5つの側面を発達させること意図した総合遊具を開発していた。(2)幼児の運動あそびの実態として、30分間の歩数推移をみると、走り回る外あそびは、後半歩数が減少するが、総合遊具あそびは、継続的に動き続けていた。子どもたちがあそび続けたいと思う要素が、総合遊具あそびにあるものと推察した。

  • 児童遊園における固定遊具の配置と選定システムに関する研究

    2019  

     View Summary

     子どものあそび場としての児童遊園における固定遊具に関する研究を進めるための基礎として、日本スポーツ振興センターの「学校の管理下における災害」のデータを用いて、ケガが生じやすい固定遊具を年齢別に分析した。安全規準については、日本公園施設業協会が定めた「遊具の安全に関する規準」から、対象年齢別の固定遊具の安全規準を整理した。その結果、(1)固定遊具でのケガの発生は、1~3歳児では、すべり台、砂場、総合遊具が、4~6歳児では、すべり台、総合遊具に加え、鉄棒や雲ていが、上位となる特徴がみられた。(2)落下高さの規準は、1~3歳児用では90cm、3~6歳児用では2m、児童用では3mであり、対象年齢表示のない固定遊具で遊ぶ場合は、保護者や保育者が幼児の年齢に応じた落下高さに留意する重要性が示唆された。