2024/12/07 更新

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ミウラ レイヤ
三浦 領哉
所属
文学学術院 文化構想学部
職名
助手
学位
修士(文学) ( 早稲田大学 )

経歴

  • 2024年04月
    -
    継続中

    早稲田大学 総合人文科学研究センター   比較文学研究室   研究員

  • 2023年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   文学学術院   助手

  • 2022年04月
    -
    継続中

    大東文化大学   法学部 法律学科   非常勤講師

  • 2015年04月
    -
    2017年03月

    日本学術振興会   特別研究員 (DC2)

学歴

  • 2014年04月
    -
    2023年03月

    早稲田大学   大学院文学研究科 博士後期課程   ロシア語ロシア文化コース  

  • 2011年04月
    -
    2014年03月

    早稲田大学   大学院文学研究科 修士課程   ロシア語ロシア文化コース  

  • 2003年04月
    -
    2011年03月

    早稲田大学   政治経済学部   政治学科  

  • 2006年09月
    -
    2007年06月

    ロシア連邦国立モスクワ大学   芸術学部  

  • 2006年09月
    -
    2007年06月

    ロシア連邦国立モスクワ音楽院   オペラ・管弦楽指揮科  

研究分野

  • 美学、芸術論 / その他   音楽史 / 思想史 / その他   芸術とメディア / その他   メディア史 / ヨーロッパ文学 / 情報学基礎論 / 情報ネットワーク

研究キーワード

  • ロシア音楽

  • ルーマニア音楽

  • 比較音楽史

  • スラヴ文化

  • ロシア文学

  • 情報技術史と芸術

  • 情報とメディア

  • 音楽哲学

  • 美学

  • 情報哲学

  • 情報理論

  • 情報学

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論文

  • 比較「国民音楽」史におけるロシアの独自性 ──「 ユニヴァーサルな音楽」と「ナショナルな音楽」の思想をめぐって ──

    三浦 領哉

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   ( 67 ) 353 - 368  2022年03月  [査読有り]

  • 連作小説『ロシアの夜』におけるV. F. オドーエフスキーの音楽論

    三浦 領哉

    文学と哲学 ― ロマン主義から20世紀へ V. F. オドーエフスキー没後150周年記念、「ロシア文学と哲学 ― その相互運動」シリーズ   3   194 - 204  2019年11月  [査読有り]  [国際誌]

  • 『ロシアの夜』における В. Ф. オドーエフスキーの音楽思想 ― 自然哲学と自然科学、新プラトン主義とドイツ観念論の狭間で ―

    三浦 領哉

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   ( 64 ) 391 - 407  2019年03月  [査読有り]

  • V. F. オドーエフスキー公の著作における音楽思想の諸問題 ― その音楽哲学・音楽美学の源泉を求めて

    三浦 領哉

    ソロヴィヨフ研究   2 ( 54 ) 82 - 91  2017年  [査読有り]  [国際誌]

  • 人文・社会系学生への基礎的情報教育をめぐる諸課題 ― 中等数学教育と高等教育における情報の学術利用をめぐって

    三浦 領哉

    数理教育のロゴスとプラクシス 2021年11月号     71 - 76  2021年11月  [国内誌]

  • V. F. オドーエフスキーの活動初期における音楽思想 ー その評論と論文から

    三浦 領哉

    第66 回美学会全国大会 若手研究者フォーラム発表報告集     27 - 34  2016年03月  [査読有り]  [国内誌]

  • セルゲイ・ラフマニノフのオペラ作品 -各作品分析、およびその発展過程の研究ー

    三浦 領哉

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   2   117 - 119  2015年02月

  • ウィーン古典派リヴァイヴァルの試み : リムスキー=コルサコフ《モーツァルトとサリエリ》Op.48(企画1「リバイバルとしての創作」 : 文学・音楽・美術の観点から)

    三浦 領哉

    スラヴィアーナ   4   5 - 6  2012年11月

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書籍等出版物

  • キーワードで読む オペラ/音楽劇 研究ハンドブック

    丸本隆, 荻野静男, 佐藤英, 佐和田敬司, 添田里子, 長谷川悦朗, 東晴美, 森佳子( 担当: 分担執筆,  担当範囲: ロシア)

    アルテスパブリッシング  2017年03月 ISBN: 9784865591583

講演・口頭発表等

  • V. F. オドーエフスキーとその音楽哲学における独自性 - 東欧・スラヴにおける「国民楽派」の視座から

    三浦 領哉

    第12回東アジア・スラヴ=ユーラシア学会   (ソウル、漢陽大学校)  韓国スラヴ・ユーラシア学会  

    発表年月: 2024年06月

    開催年月:
    2024年06月
     
     
  • 『国民音楽』の比較哲学の試み - ルーマニア、チェコ、ロシアの事例から

    三浦 領哉

    第10回音楽・哲学・文化国際学会   (モスクワ)  ロシア連邦国立モスクワ音楽院  

    発表年月: 2023年04月

    開催年月:
    2023年04月
     
     
  • 『ロシアの夜』におけるВ. Ф. オドーエフスキーの音楽思想

    三浦 領哉

    V. F. オドーエフスキー没後150年記念国際学会「文学と哲学:ロマン主義から20世紀へ」   (モスクワ)  ロシア連邦科学アカデミー世界文学研究所、ロシア連邦国立モスクワ音楽院  

    発表年月: 2019年06月

    開催年月:
    2019年06月
     
     
  • В. Ф. オドーエフスキーの音楽思想 ー 『ロシアの夜』と以後への展開 :「音楽小説」の外に現れる芸術思想をめぐって

    三浦 領哉

    日本ロシア文学会第68回大会   (名古屋外国語大学)  日本ロシア文学会  

    発表年月: 2018年10月

  • В. Ф. オドーエフスキーの音楽思想と『ロシアの夜』

    三浦 領哉

    日本ロシア文学会第67回大会   (上智大学)  日本ロシア文学会  

    発表年月: 2017年10月

  • 初期「グリンカ期」におけるВ. Ф. オドーエフスキーの音楽思想 ー 作曲家グリンカとの関わりをめぐって

    三浦 領哉

    日本ロシア文学会第66回大会   (北海道大学)  日本ロシア文学会  

    発表年月: 2016年10月

  • V. F. オドーエフスキーの著作における音楽哲学の諸問題

    三浦 領哉

    国際ロシア哲学史学会第4回大会   (サンクトペテルブルク国立大学) 

    発表年月: 2016年09月

  • 「前国民楽派」期のВ.Ф. オドーエフスキーにおける音楽思想 ー その音楽哲学の源泉をめぐって

    三浦 領哉

    日本ロシア文学会第65回大会   (埼玉大学)  日本ロシア文学会  

    発表年月: 2015年11月

  • V. F. オドーエフスキーの音楽美学 — その初期の評論から

    三浦 領哉

    国際中東欧研究協議会第9回世界大会`  

    発表年月: 2015年08月

  • В.Ф. Одоевскийの音楽美学 - 19世紀前半における西欧芸術音楽の受容をめぐって

    三浦 領哉

    日本ロシア文学会第64回大会   (山形大学)  日本ロシア文学会  

    発表年月: 2014年11月

  • 人文・社会系学生への基礎的情報教育をめぐる諸課題 ― 中等数学教育と高等教育における情報の学術利用をめぐって

    三浦 領哉

    TECUM数理教育学会第16回定期研究会  

    発表年月: 2021年11月

    開催年月:
    2021年11月
     
     

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 19-20世紀ポルトガル・スペインにおける「国民音楽」思想の展開

    早稲田大学  特定課題(アーリーキャリア支援)

    研究期間:

    2024年04月
    -
    2025年03月
     

    三浦 領哉

     [国際共著]

  • ヨーロッパ周縁地域における「国民音楽」思想の地域横断的比較研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2023年08月
    -
    2025年03月
     

    三浦 領哉

  • 19世紀から20世紀初頭のルーマニア「国民音楽」の研究

    早稲田大学  特定課題(研究基盤形成)

    研究期間:

    2023年04月
    -
    2024年03月
     

    三浦 領哉

     [国際共著]

  • 19世紀前半のロシアにおける音楽美学の展開 - V. オドーエフスキーを中心に

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 特別研究員奨励費

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2017年03月
     

    三浦 領哉

     概要を見る

    オドーエフスキーの音楽に関する著作においては、年代を下るに従って、マクロな議論からミクロな議論へと移行していく傾向が見られる。彼のキャリアの初に書かれた論文では、「音楽とは何か」という問いとともに議論が展開されているのに対し、1820年代後半からはむしろ「音楽の美とは何か、それはどのようにして達成されるのか」という音楽美学の問題へと移行している。さらに30年代前半には古今の有名な作曲家を題材とした「音楽小説」が書かれ、後半からは作曲家の作品とその作曲思想への評論を通じ「ロシアの芸術音楽とは何か」を論じている。哲学論文から音楽小説へ、そして音楽評論へと「メディア」が変化していったとすれば、その思想の対象と内容もそれぞれに適した規模のものへと変化したかもしれない。つまり、オドーエフスキー自身の音楽思想の対象が一般的な音楽哲学から個別的な音楽美学へと変化していったことは、このような表現手段の変化の表れであったのではないだろうか。
    そこで史料を参照してみると、それと前後してオドーエフスキーとグリンカの個人的関係が始まっていることがわかる。両者の手紙を仔細に検討すると、オドーエフスキーとグリンカを結びつけたのは、当時盛んにペテルブルクで演奏されたベートーヴェンの交響曲であり、ロシアの「ベートーヴェニアーナ」を通じて両者が「ロシア固有の芸術音楽」に向かっていったことが確認される。このことは、ロシア音楽におけるロマン主義が国民主義へと変化していく過程において、ドイツ・ロマン主義の思想が基礎となったことを明確に示している。これにより、19世紀前半のロシア音楽思想史の流れにおける根幹となる思想的潮流をあぶり出し、ロシア音楽思想史の通史的記述への道をある程度開くことができたと考えている。

 

担当経験のある科目(授業)

  • 情報処理B

    大東文化大学  

    2022年09月
    -
    継続中
     

  • 情報処理A

    大東文化大学  

    2022年04月
    -
    継続中
     

 

特定課題制度(学内資金)

  • 19世紀から20世紀初頭のルーマニア「国民音楽」の研究

    2023年  

     概要を見る

    本研究は、19世紀から20世紀初頭のルーマニアにおけるいわゆる「国民楽派」運動の展開をとくに音楽思想の側面から研究するものである。ルーマニア音楽史はそれ自体が国外においてほとんど研究されておらずルーマニア語以外による研究も同様にほとんど存在しない。このような状況においては本国におけるルーマニア音楽史研究の歴史を把握し先行研究の整理を行うことが研究の基礎となる。その上で該当する時期において「国民音楽」運動が本地域においてどのような音楽思想(哲学・美学)の議論の上に成立したかを探ることが本研究の課題であった。具体的な研究方法としては、第一に法定納本図書館であるルーマニア国立図書館に所蔵されている音楽史研究文献を調査するとともに、現地においてその内容を確認し文献目録の作成を行ったが、法定納本図書館である国立図書館にも所蔵資料に欠落があることが明らかとなった。これは1989年ルーマニア民主化革命の際の被害によるものであり、首都以外の大学図書館・公共図書館などにも資料を求める必要性が生じたことにより当初の計画よりも研究の進捗に遅延が発生することとなった。その上で第二に、ルーマニア「国民楽派」運動における音楽思想の展開について一次資料にアクセスし詳細に検討を行った。これにより「19世紀後半のルーマニアにおける『国民音楽』思想をめぐる諸問題 — 『ルーマニア国民音楽』の袋小路」のタイトルで論文を執筆した(現在投稿先を選定中)。本論文ではルーマニアにおいて「国民音楽」の確立が遅れた原因が、国内における音楽思想をめぐる議論の欠乏にあったことを明らかにした。また本論文を元に19世紀後半のルーマニアにおける音楽をめぐる言説をさらに詳細に分析し、当該地域の歴史的な特殊事情とそれによる他地域との差異を明らかにする研究発表を、2024年6月に韓国で開かれる国際学会にて行うことが決定している。