研究者詳細
2024/12/26 更新
基本情報
教育活動
現在担当している科目
社会貢献活動・その他
他学部・他研究科等兼任情報
特定課題制度(学内資金)
わかる文法:言葉の使い方から学ぶ文法3-4 (留学生対象日本語科目)
日本語教育研究センター
2024年 秋学期
2024年 春学期
ことばのネットワークをつくろう2-3 (留学生対象日本語科目)
PBLで学ぶアカデミック・キャリア7-8 (留学生対象日本語科目)
総合日本語4 (留学生対象日本語科目)
日本語を知る 1
グローバルエデュケーションセンター
2024年 春クォーター
日本語を知る 2
2024年 夏クォーター
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附属機関・学校 グローバルエデュケーションセンター
日本語教育における連語による語彙と文法の学習とその指導
2019年
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本研究は、統語関係を持つ語と語の結びつきである連語を用い、語彙と文法を学ぶ「連語による学習」を考案し、それをより効果的な学びにするための方法を明らかにしようとするものである。 具体的な指導方法を探るため、2019年4月から7月にかけて、国内の大学の2つの初級クラスにおいて、実際にこの考え方に基づく授業を行った。1つは、語彙を主眼とし、語の使い方を学びながら語彙の拡張を図るクラス、もう1つは、連語を用いて助詞の理解を図るクラスである。いずれのクラスにおいても、オリジナル教材を作成し、指導を行った。現在、アンケート等から、授業に対する学生の反応や学習の成果の分析を行っている。
日本語教育における「考える語彙学習」の実現のための教材と指導方法の開発
2017年
語の使い方について「考える」ことで、効果的、かつ面白みのある語彙学習が可能になると考え、そのための教材として語句の問題作成を試みた。問題を用いた指導の後に学習者が作った短文では誤りが減少し、語彙学習に関する気づきが得られるなどの効果も認められた。学習者の評価も好意的であった。一方で、難しさ、わかりにくさの指摘も少なくなかった。特に、語句の正確な使用を追求すると問題の難易度が上がり、学習者のニーズとのずれや不活発な授業につながりかねないことがわかった。また、意味的に複雑な語句の場合、理解のためにより多くの文脈が必要で、短文を用いた問題形式では十分な理解が得られにくいこともわかった。