2024/05/27 更新

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イリクラ ユキ
入倉 友紀
所属
文学学術院 総合人文科学研究センター
職名
助教
学位
博士(文学) ( 2024年02月 早稲田大学大学院文学研究科 )

経歴

  • 2024年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   文学学術院総合人文科学研究センター   助教

  • 2022年10月
    -
    2024年03月

    早稲田大学   文学学術院 総合人科学研究センター   助手

  • 2019年04月
    -
    2022年09月

    独立行政法人日本学術振興会   特別研究員(DC1)

  • 2021年04月
    -
    2021年09月

    桐朋学園芸術短期大学   演劇専攻   非常勤講師(映画史)

学歴

  • 2019年04月
    -
    2024年03月

    早稲田大学   大学院文学研究科 博士後期課程   演劇映像学コース  

  • 2017年04月
    -
    2019年03月

    早稲田大学   大学院文学研究科 修士課程   演劇映像学コース  

  • 2011年04月
    -
    2015年03月

    早稲田大学   文学部   演劇映像コース  

所属学協会

  • 2022年04月
    -
    継続中

    Women and Film History International

  • 2017年10月
    -
    継続中

    日本映像学会

  • 2015年03月
    -
    継続中

    早稲田大学演劇映像学会

  • 2020年11月
    -
    2021年06月

    Society For Cinema and Media Studies

研究分野

  • 美学、芸術論   映画史 / 芸術実践論   映画学

研究キーワード

  • 映画史

  • 女性映画

  • 比較映画史

受賞

  • 奨励賞(卒業論文)

    2015年03月   早稲田大学文学部演劇映像コース   ロイス・ウェバー論  

 

論文

  • 最高でも最悪でもない私たち : アメリカ女性映画史とA24

    入倉 友紀

    ユリイカ   55 ( 8 ) 127 - 134  2023年06月

  • 松竹蒲田撮影所における女性の映画製作への参画――女優兼脚本家、松井千枝子の活動を通して

    入倉 友紀

    映像学   ( 108 ) 144 - 163  2022年08月  [査読有り]

     概要を見る

    1925年に女優として松竹に入社した松井千枝子は、同社のスターとして人気を博す一方で、自身の二つの主演作で原作脚色を務め、脚本家としても活動した。本論考では、松井のこのような異例の活躍が、なぜ初期の松竹蒲田において可能であったのか、またその中で彼女はどのように女優としてのペルソナを獲得し、そのイメージを活用しながら脚本家としてのキャリアを形成したかを論じる。

    第1節では、松井が在籍した松竹蒲田撮影所の体制に着目する。1924年に同撮影所の所長に就任した城戸四郎は、脚本部の充実を図ることで、若手が積極的に議論する場を作り上げた。また、松竹では新たな現代劇の製作を模索する一方で、従来の新派悲劇的題材も脈々と受け継がれ、松井はここに女優そして脚本家としての活躍の場を見出していく。第2節では、スター女優としての松井千枝子に着目する。彼女は「第二の栗島すみ子」として人気を確立し、運命に翻弄される可憐なヒロインを得意とした。同時に、高等女学校卒で様々な芸術に通じているという当時の映画女優としては珍しい教養の高さも注目され、独自のペルソナを形成していく。第3節では、脚本家としての松井の活動を追う。松井の死後編纂された遺稿集に収録された「シナリオ」の分析を通して、彼女の描いた物語は、新派悲劇的な題材が強く引き継がれたことを示すと同時に、松井独自の世界観が表現されていることを明らかにする。

    DOI

  • ユニバーサル社における初期の長編劇映画製作

    入倉 友紀

    演劇映像   ( 62 ) 38 - 53  2021年03月  [査読有り]

    CiNii

  • Enchanting the Hearts of Taisho Japan: Why did Japanese Audiences Fall for the Films of Bluebird Photoplays?

    Irikura, Yuki

    WASEDA RILAS JOURNAL   ( 8 ) 11 - 24  2020年10月  [査読有り]

    CiNii

  • ブルーバード社の挑戦——活動の変遷と3人の女性監督たち

    入倉 友紀

    映像学   ( 103 ) 73 - 90  2020年01月  [査読有り]

     概要を見る

    本論文では、1916年から1919年にかけて活動したユニバーサル社の子会社、ブルーバード・フォトプレイズに着目する。同社は設立当初、作品の質を重視し、5リールの長編劇映画を週に1本公開するという理念を打ち出した。1910年代は、映画製作の主流が短編やシリアルから長編へと変化していった時代であり、ブルーバード社の活動に着目することは、ユニバーサル社の長編劇映画への取り組みを考える上で非常に重要である。

    ブルーバード社は同時代の日本映画へ与えた影響がよく知られている一方で、アメリカ映画史においては長い間忘れ去られた映画会社であった。しかし、近年のフェミニズム的な映画史再考の流れによって、同社は非常に多くの女性監督の作品を製作していたことが明らかになり、ようやく本国アメリカにおいても注目を集めつつある。しかし同社の全貌は未だ謎に包まれており、まとまった文献も存在していないのが現状である。

    そこで今回は、ブルーバード社の3年の活動期間に着目してその変遷を追いつつ、同社に在籍した3人の女性監督、ロイス・ウェバー、アイダ・メイ・パーク、エルシー・ジェーン・ウィルソンの活動を論じ、その影響を明らかにすることを目指す。

    DOI CiNii

  • ブルーバード映画の変遷

    入倉 友紀

    演劇映像   ( 60 ) 17 - 29  2019年03月  [査読有り]

    CiNii

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講演・口頭発表等

  • Voices of the Japanese Silent Film Period: Exploring Cross-Cutting Research through Audio Dramas of the Film 日本の無声映画期における声:映画の音声ドラマから考える分野横断的研究の可能性

    入倉 友紀

    Columbia University-Waseda University Workshop 2023, Future Directions in Japanese Studies: Environment, Culture, and Society 「日本研究の新たな可能性:環境・文化・社会」  

    発表年月: 2024年01月

  • Universal Actresses in Japan: Grace Cunard and Mary MacLaren

    Irikura, Yuki

    [Online] Women and the Silent Screen XI: Women, Cinema, and World Migration  

    発表年月: 2022年06月

    開催年月:
    2022年06月
     
     
  • Universal Actresses in Japan: Grace Cunard and Mary MacLaren

    Irikura, Yuki

    Women and the Silent Screen XI: Women, Cinema, and World Migration  

    発表年月: 2022年06月

    開催年月:
    2022年06月
     
     
  • 松井千枝子:スター女優、そして脚本家として

    入倉 友紀

    Performing Intermediality: New Perspectives on Women’s Creative Contributions to Pre-War Japanese Film Culture(間メディア性の実践:戦前日本映画文化における女性の創造的貢献への新たな視座)  

    発表年月: 2021年12月

    開催年月:
    2021年12月
     
     
  • 青鳥映画の名花たち: 日本におけるブルーバード映画俳優の受容

    入倉 友紀

    日本映像学会第47回大会  

    発表年月: 2021年06月

    開催年月:
    2021年06月
     
     
  • The Audience Reception of Universal's Bluebird Photoplays in Japan

    Irikura, Yuki

    Society for Cinema and Media Studies (SCMS) 2021 Virtual Conference  

    発表年月: 2021年03月

    開催年月:
    2021年03月
     
     
  • 『切望』The Craving (1918) から考える フランシス・フォードの作家性の模索

    入倉 友紀

    早稲田大学演劇映像学会第39回大会  

    発表年月: 2019年07月

    開催年月:
    2019年07月
     
     
  • ロイス・ウェバー監督作『毒流』における ドラマ的アプローチ

    入倉 友紀

    日本映像学会第44 回大会  

    発表年月: 2018年05月

    開催年月:
    2018年05月
     
     
  • ミセス・ウォレス・リード―プロデューサー としての特異性と作品から見る女性性―

    入倉 友紀

    早稲田大学演劇映像学会第37 回大会  

    発表年月: 2017年07月

    開催年月:
    2017年07月
     
     

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 無声映画期の日本映画界における声:SPレコードの分析を通して

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2023年08月
    -
    2025年03月
     

    入倉 友紀

  • ブルーバード映画の再考:フェミニズムと比較映画史の観点から

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2022年09月
     

    入倉 友紀

     概要を見る

    本研究は1916年から1919年にかけて活動したアメリカの映画会社、ブルーバード社とその映画群をフェミニズムと比較映画史の観点から再考するものである。当該年度は以下の研究を行った。
    2021年度は新型コロナウイルスの影響により主に日本での研究に従事した。前半は日本におけるブルーバード映画俳優の人気に着目した研究を行った。この研究では、同社の女優陣が日本においてスターとして独自のペルソナを獲得した過程を一次資料を用いて明らかにした。後半は、日本の映画会社の中でもブルーバード映画の影響が最も強かった、松竹の蒲田撮影所に着目した研究を行った。日本における映画製作は長らく男性優位であったが、蒲田撮影所は1920年代という早い時期に、人気女優であった松井千枝子を脚本家としても起用するという先進的な試みを行った。これはアメリカ映画、とりわけ女性監督の作品も多いブルーバード映画の影響を受けていた松竹であったからこそ実現したのではないかと考え、松井の多彩な活躍を論じた。
    2022年4月から9月までは研究費の繰越を申請し、この期間に新型コロナウイルスの影響で長らく困難であった海外での調査を行った。前半はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に約3ヶ月滞在し、同大学の図書館や近隣のマーガレット・へリック図書館が所蔵する資料を用いて、アメリカでのブルーバード社の活動を調査した。またこの滞在期間中にアメリカ議会図書館を訪問し、同図書館が所蔵するブルーバード映画を視聴した。また8月末から9月頭にかけては、ヨーロッパでの調査を行った。フランスのアーカイブには多くのブルーバード映画が現存しているため、フランス国立図書館とCNCにおいて映像資料を視聴した。またフランス国立図書館、オランダの映画アーカイブにおいて一次資料へもアクセスし、ヨーロッパにおけるブルーバード映画受容の実態も調査した。

Misc

  • 翻訳「失われた無声映画の音―映画作品を伴わない日本映画史におけるSPレコードの使用―」

    ケアスティン・フォーケン著, 入倉 友紀訳

    論文集『歴史の音日本学における SP レコードの活用に向けて』     93 - 109  2022年04月

  • 書籍紹介 Michael Raine and Johan Nordström eds. The Culture of the Sound Image in Prewar Japan

    入倉 友紀

    演劇映像   ( 63 ) 128 - 130  2022年03月

  • 書籍紹介 ケヴィン・ブラウンロウ著、 宮本高晴訳『サイレント映画の黄金時代』

    入倉 友紀

    演劇映像   ( 62 ) 92 - 95  2021年03月

  • 書籍紹介 北村匡平、志村三代子編 『リメイク映画の創造力』

    入倉 友紀

    演劇映像   ( 60 ) 86 - 87  2019年03月

  • 書評 登重樹著『望郷の小津安二郎』

    入倉 友紀

    演劇映像   ( 59 ) 65 - 68  2018年03月

 

担当経験のある科目(授業)

  • 映画史

    桐朋学園芸術短期大学  

    2021年04月
    -
    2021年09月
     

 

社会貢献活動

  • 公開セミナー「日本研究の新たな可能性:環境・文化・社会」ラウンドテーブル「大学院生とシラネ教授、大西教授とのディスカッション」

    Columbia University-Waseda University Workshop 2023 Future Directions in Japanese Studies: Environment, Culture, and Society 日本研究の新たな可能性:環境・文化・社会 

    2024年01月
     
     

学術貢献活動

  • Panel 4. Japanese Actresses

    学会・研究会等

    [Online] Women and the Silent Screen XI: Women, Cinema, and World Migration  

    2022年06月
     
     
  • Plenary Panel # 3: Serial Queen Craze in Japan and Korea

    学会・研究会等

    Women and the Silent Screen XI: Women, Cinema, and World Migration  

    2022年06月
     
     
  • Performing Intermediality: New Perspectives on Women’s Creative Contributions to Pre-War Japanese Film Culture(間メディア性の実践:戦前日本映画文化における女性の創造的貢献への新たな視座)

    大会・シンポジウム等

    ケアスティン・フォーケン  

    2021年12月
     
     
  • Collegium

    その他

    Le Giornate del Cinema Muto  

    2021年10月
     
     

特定課題制度(学内資金)

  • 無声映画期の日本映画界における声:SPレコードの分析を通して

    2023年  

     概要を見る

     本研究は、無声映画期における日本の映画界と音声メディアの関わりに着目し、映画館の外における映画文化の広がりを調査するものである。日本の映画界は、無声映画の時代からすでにラジオやレコード業界と密接に関わり、活動弁士や映画俳優が参加する映画の音声ドラマを製作することで、映画に声を与えるというユニークな試みを行っていた。これは同時代の他国にはみられない、日本独自の映画実践として注目すべき現象である。 上記を踏まえて、2023年度は主に二つの調査を行った。まず日本におけるラジオやレコードの受容史を調査した。日本における音声メディアの展開を論じた書籍は数多く存在するが、初期の映画業界との関わりは、これまで十分に論じられてきたとは言い難い。一方で映画研究においても、これらの映画に関連する音声メディアは主要な研究対象から除外されてきたという事実がある。2023年度は基礎的な文献調査を行ったため、それを踏まえて2024年度はなぜ映画業界はこの時期に、同時に発展してきたラジオやレコード業界とライバル関係ではなく、むしろ協調関係を結ぶ結果となったかを一次資料を調査して明らかにすることを目指す。 また、2023年度は国立国会図書館が所蔵しているSPレコードの調査も行った。同館では数多くの映画に関連するSPレコードを所蔵しており、館内限定ではあるものの実際に音源を聴くこともできる。本調査では、映画関連のレコードを分類することを目指しているが、所蔵資料が多いため調査を継続している。 これまでの研究成果としては、2024年1月に米コロンビア大学と早稲田大学が合同で開催した国際ワークショップにて、「日本の無声映画期における声:映画の音声ドラマから考える分野横断的研究の可能性」と題した口頭発表を行っている。