Updated on 2024/04/18

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IRIKURA, Yuki
 
Affiliation
Faculty of Letters, Arts and Sciences, Research Institute for Letters, Arts and Sciences
Job title
Assistant Professor(without tenure)
Degree
博士(文学) ( 2024.02 早稲田大学大学院文学研究科 )

Research Experience

  • 2024.04
    -
    Now

    Waseda University

  • 2022.10
    -
    2024.03

    Waseda University

  • 2019.04
    -
    2022.09

    独立行政法人日本学術振興会   特別研究員(DC1)

  • 2021.04
    -
    2021.09

    桐朋学園芸術短期大学   演劇専攻   非常勤講師(映画史)

Education Background

  • 2019.04
    -
    2024.03

    早稲田大学   大学院文学研究科 博士後期課程   演劇映像学コース  

  • 2017.04
    -
    2019.03

    Waseda University  

  • 2011.04
    -
    2015.03

    早稲田大学   文学部   演劇映像コース  

Professional Memberships

  • 2022.04
    -
    Now

    Women and Film History International

  • 2017.10
    -
    Now

    日本映像学会

  • 2015.03
    -
    Now

    早稲田大学演劇映像学会

  • 2020.11
    -
    2021.06

    Society For Cinema and Media Studies

Research Areas

  • Aesthetics and art studies   映画史 / Theory of art practice   映画学

Research Interests

  • 映画史

  • 女性映画

  • 比較映画史

Awards

  • 奨励賞(卒業論文)

    2015.03   早稲田大学文学部演劇映像コース   ロイス・ウェバー論

 

Papers

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Presentations

  • Voices of the Japanese Silent Film Period: Exploring Cross-Cutting Research through Audio Dramas of the Film

    Irikura, Yuki

    Presentation date: 2024.01

  • Universal Actresses in Japan: Grace Cunard and Mary MacLaren

    Irikura, Yuki

    [Online] Women and the Silent Screen XI: Women, Cinema, and World Migration 

    Presentation date: 2022.06

    Event date:
    2022.06
     
     
  • Universal Actresses in Japan: Grace Cunard and Mary MacLaren

    Irikura, Yuki

    Women and the Silent Screen XI: Women, Cinema, and World Migration 

    Presentation date: 2022.06

    Event date:
    2022.06
     
     
  • 松井千枝子:スター女優、そして脚本家として

    入倉 友紀

    Performing Intermediality: New Perspectives on Women’s Creative Contributions to Pre-War Japanese Film Culture(間メディア性の実践:戦前日本映画文化における女性の創造的貢献への新たな視座) 

    Presentation date: 2021.12

    Event date:
    2021.12
     
     
  • 青鳥映画の名花たち: 日本におけるブルーバード映画俳優の受容

    入倉 友紀

    日本映像学会第47回大会 

    Presentation date: 2021.06

    Event date:
    2021.06
     
     
  • The Audience Reception of Universal's Bluebird Photoplays in Japan

    Irikura, Yuki

    Society for Cinema and Media Studies (SCMS) 2021 Virtual Conference 

    Presentation date: 2021.03

    Event date:
    2021.03
     
     
  • 『切望』The Craving (1918) から考える フランシス・フォードの作家性の模索

    入倉 友紀

    早稲田大学演劇映像学会第39回大会 

    Presentation date: 2019.07

    Event date:
    2019.07
     
     
  • ロイス・ウェバー監督作『毒流』における ドラマ的アプローチ

    入倉 友紀

    日本映像学会第44 回大会 

    Presentation date: 2018.05

    Event date:
    2018.05
     
     
  • ミセス・ウォレス・リード―プロデューサー としての特異性と作品から見る女性性―

    入倉 友紀

    早稲田大学演劇映像学会第37 回大会 

    Presentation date: 2017.07

    Event date:
    2017.07
     
     

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Research Projects

  • 無声映画期の日本映画界における声:SPレコードの分析を通して

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    Project Year :

    2023.08
    -
    2025.03
     

    入倉 友紀

  • ブルーバード映画の再考:フェミニズムと比較映画史の観点から

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    Project Year :

    2019.04
    -
    2022.09
     

    入倉 友紀

     View Summary

    本研究は1916年から1919年にかけて活動したアメリカの映画会社、ブルーバード社とその映画群をフェミニズムと比較映画史の観点から再考するものである。当該年度は以下の研究を行った。
    2021年度は新型コロナウイルスの影響により主に日本での研究に従事した。前半は日本におけるブルーバード映画俳優の人気に着目した研究を行った。この研究では、同社の女優陣が日本においてスターとして独自のペルソナを獲得した過程を一次資料を用いて明らかにした。後半は、日本の映画会社の中でもブルーバード映画の影響が最も強かった、松竹の蒲田撮影所に着目した研究を行った。日本における映画製作は長らく男性優位であったが、蒲田撮影所は1920年代という早い時期に、人気女優であった松井千枝子を脚本家としても起用するという先進的な試みを行った。これはアメリカ映画、とりわけ女性監督の作品も多いブルーバード映画の影響を受けていた松竹であったからこそ実現したのではないかと考え、松井の多彩な活躍を論じた。
    2022年4月から9月までは研究費の繰越を申請し、この期間に新型コロナウイルスの影響で長らく困難であった海外での調査を行った。前半はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に約3ヶ月滞在し、同大学の図書館や近隣のマーガレット・へリック図書館が所蔵する資料を用いて、アメリカでのブルーバード社の活動を調査した。またこの滞在期間中にアメリカ議会図書館を訪問し、同図書館が所蔵するブルーバード映画を視聴した。また8月末から9月頭にかけては、ヨーロッパでの調査を行った。フランスのアーカイブには多くのブルーバード映画が現存しているため、フランス国立図書館とCNCにおいて映像資料を視聴した。またフランス国立図書館、オランダの映画アーカイブにおいて一次資料へもアクセスし、ヨーロッパにおけるブルーバード映画受容の実態も調査した。

Misc

  • 翻訳「失われた無声映画の音―映画作品を伴わない日本映画史におけるSPレコードの使用―」

    ケアスティン・フォーケン著, 入倉 友紀訳

    論文集『歴史の音日本学における SP レコードの活用に向けて』     93 - 109  2022.04

  • 書籍紹介 Michael Raine and Johan Nordström eds. The Culture of the Sound Image in Prewar Japan

    入倉 友紀

    演劇映像   ( 63 ) 128 - 130  2022.03

  • 書籍紹介 ケヴィン・ブラウンロウ著、 宮本高晴訳『サイレント映画の黄金時代』

    入倉 友紀

    演劇映像   ( 62 ) 92 - 95  2021.03

  • 書籍紹介 北村匡平、志村三代子編 『リメイク映画の創造力』

    入倉 友紀

    演劇映像   ( 60 ) 86 - 87  2019.03

  • 書評 登重樹著『望郷の小津安二郎』

    入倉 友紀

    演劇映像   ( 59 ) 65 - 68  2018.03

 

Teaching Experience

  • 映画史

    桐朋学園芸術短期大学  

    2021.04
    -
    2021.09
     

 

Social Activities

  • 公開セミナー「日本研究の新たな可能性:環境・文化・社会」ラウンドテーブル「大学院生とシラネ教授、大西教授とのディスカッション」

    Columbia University-Waseda University Workshop 2023 Future Directions in Japanese Studies: Environment, Culture, and Society 日本研究の新たな可能性:環境・文化・社会 

    2024.01
     
     

Academic Activities

  • Panel 4. Japanese Actresses

    Academic society, research group, etc.

    2022.06
     
     
  • Plenary Panel # 3: Serial Queen Craze in Japan and Korea

    Academic society, research group, etc.

    2022.06
     
     
  • Performing Intermediality: New Perspectives on Women’s Creative Contributions to Pre-War Japanese Film Culture(間メディア性の実践:戦前日本映画文化における女性の創造的貢献への新たな視座)

    Competition, symposium, etc.

    ケアスティン・フォーケン  

    2021.12
     
     
  • Collegium

    Other

    2021.10
     
     

Internal Special Research Projects

  • 無声映画期の日本映画界における声:SPレコードの分析を通して

    2023  

     View Summary

     本研究は、無声映画期における日本の映画界と音声メディアの関わりに着目し、映画館の外における映画文化の広がりを調査するものである。日本の映画界は、無声映画の時代からすでにラジオやレコード業界と密接に関わり、活動弁士や映画俳優が参加する映画の音声ドラマを製作することで、映画に声を与えるというユニークな試みを行っていた。これは同時代の他国にはみられない、日本独自の映画実践として注目すべき現象である。 上記を踏まえて、2023年度は主に二つの調査を行った。まず日本におけるラジオやレコードの受容史を調査した。日本における音声メディアの展開を論じた書籍は数多く存在するが、初期の映画業界との関わりは、これまで十分に論じられてきたとは言い難い。一方で映画研究においても、これらの映画に関連する音声メディアは主要な研究対象から除外されてきたという事実がある。2023年度は基礎的な文献調査を行ったため、それを踏まえて2024年度はなぜ映画業界はこの時期に、同時に発展してきたラジオやレコード業界とライバル関係ではなく、むしろ協調関係を結ぶ結果となったかを一次資料を調査して明らかにすることを目指す。 また、2023年度は国立国会図書館が所蔵しているSPレコードの調査も行った。同館では数多くの映画に関連するSPレコードを所蔵しており、館内限定ではあるものの実際に音源を聴くこともできる。本調査では、映画関連のレコードを分類することを目指しているが、所蔵資料が多いため調査を継続している。 これまでの研究成果としては、2024年1月に米コロンビア大学と早稲田大学が合同で開催した国際ワークショップにて、「日本の無声映画期における声:映画の音声ドラマから考える分野横断的研究の可能性」と題した口頭発表を行っている。