2024/10/07 更新

写真a

シュンドウ ユウ
春藤 優
所属
法学学術院 法学部
職名
助手

経歴

  • 2024年04月
    -
    継続中

    筑波大学   非常勤講師

  • 2023年04月
    -
    継続中

    新潟大学   非常勤講師

  • 2022年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   法学学術院   助手

  • 2023年04月
    -
    2024年03月

    埼玉大学   非常勤講師

学歴

  • 2022年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   大学院法学研究科   博士後期課程  

  • 2020年04月
    -
    2022年03月

    早稲田大学   大学院法学研究科   修士課程  

  • 2016年04月
    -
    2020年03月

    早稲田大学   法学部  

所属学協会

  • 2022年05月
    -
    継続中

    憲法理論研究会

研究分野

  • 公法学   憲法学

研究キーワード

  • カナダ憲法

  • 人工妊娠中絶

  • 憲法

受賞

  • 法学会懸賞論文第三等賞

    2020年03月   早稲田大学法学会   『関係性』の権利論は中絶議論における『女性対胎児』枠組みを転換できるか  

  • 法学会成績優秀者表彰

    2020年03月   早稲田大学  

 

論文

  • 「中絶の権利」への手続的アプローチのための予備的考察

    春藤 優

    早稲田法学会誌   73 ( 1 ) 93 - 137  2022年10月  [査読有り]

Misc

  • Abortion and Spousal Consent in Japan

    春藤優

    日本法トピックス No.2022-2    2022年12月

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

 

担当経験のある科目(授業)

  • 日本国憲法

    筑波大学  

    2024年04月
    -
    継続中
     

  • 日本国憲法

    新潟大学  

    2023年10月
    -
    継続中
     

  • 現代社会と法Ⅱ

    埼玉大学  

    2023年10月
    -
    2024年03月
     

 

社会貢献活動

  • 三浦まり編著『政治って、面白い!』

    花伝社 

     
    -
    2023年05月

  • What’s Consent? より良い関係性を築く方法 作成の経緯とその活用実践の報告

    早稲田大学ジェンダー研究所  ジェンダー研究21 12号 

     
    -
    2023年01月

  • CSW62参加報告

    早稲田大学ジェンダー研究所  ジェンダー研究21 

    2019年01月
    -
     

特定課題制度(学内資金)

  • リプロダクティブジャスティス概念の憲法学的分析

    2023年  

     概要を見る

     本研究課題では、手続的権利保障概念の背景にある法的な「公正さ」と、近年のフェミニズム運動において着目されており、生殖の公正さ及び正義を追求すると言われている「リプロダクティブ・ジャスティス(RJ)」概念がどう接続しうるのか、あるいはしないのかを分析することを通じて、生殖の権利保障に果たす客観的法原則の役割とリプロダクティブ・ジャスティスの関係を明らかにすることを研究課題とした。 研究課題に取り組むにあたり、まず「リプロダクティブ・ジャスティス」という言葉が生み出される過程を歴史的に分析した。その中で、「リプロダクティブ・ジャスティス」が社会正義の文脈にあると言及があり、社会正義(Social Justice)についても概念分析を行った。社会正義については、狭義においては分配的正義概念と同義であるとの指摘もあり、この指摘を踏まえて、政治哲学と憲法概念について論じた文献を参考にして、本研究課題への応答に取り組んだ。 本研究課題の結論として、RJ概念をいくつかのレイヤーに分けて考えた場合に運動論のタームとして維持し続けることが、さしあたりRJ概念を最も生かすことになると考えられる。RJは、歴史的には白人中流階級女性中心の運動へのプロテストとして誕生した。この意味で、RJは生殖に関するフェミニズム運動が、常に特定の属性を「中心化」していないかを批判的に検討する視座を提供する。一方、政治哲学概念と接続した場合は、普遍的な「公正」概念に吸収されるか、フェミニズムとリベラリズムの対立論争へと収れんされてしまい、概念としての鋭さを維持しえない。したがって、RJは、法学分野の外での社会の動きを参照する指針とはなり得ても、法的概念として法律論に取り込むことは困難であるように考えられる。

  • カナダにおける中絶の健康保険への包摂過程に関する研究

    2022年  

     概要を見る

    カナダでは、健康保険の運用は各州が権限を持つため、中絶の健康保険包摂過程を研究するにあたっては、州ごとに整理をしての研究を行った。長年にわたって、中絶に対して保守的な態度を取り続けてきたプリンスエドワード島州に特に注目し、同州での中絶への健康保険適用を含む中絶アクセスをめぐる政治を分析した。1970年代から2010年代後半の期間を分析する中で、中絶アクセスを求める側が採用した論理には、「法の支配」の観念と結びつく側面があり、憲法論としてはこうした公正さを内容とする法の支配との結びつきを意識した「中絶の権利」論を構想することで、中絶のアクセス保障をも権利内容へと含める可能性への示唆を得た。本研究は論文化には至っていないが、2022年9月に開催された研究会にて報告を行った。