2024/12/21 更新

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ホンマ マリコ
本間 まり子
所属
社会科学総合学術院 社会科学部
職名
講師(任期付)
学位
博士号(社会学) ( 2019年03月 一橋大学 )

経歴

  • 2022年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   社会科学総合学術院   講師

学歴

  • 2010年04月
    -
    2019年03月

    一橋大学大学院   社会学研究科  

  • 2008年04月
    -
    2010年03月

    一橋大学大学院   社会学研究科  

  • 1996年09月
    -
    1997年09月

    University of East Anglia   Schoold of Development Studies   MA in Gender Analysis in Development  

所属学協会

  •  
     
     

    日本南アジア学会

  •  
     
     

    国際ジェンダー学会

  •  
     
     

    国際開発学会

研究キーワード

  • ジェンダー

  • 女性のエンパワメント

  • バングラデシュ

  • 国際開発

  • 国際協力

 

論文

  • 当事者にとっての「早婚」 ―バングラデシュからの報告

    本間 まり子, 高松 香奈

      ( 14 ) 101 - 118  2019年03月

     概要を見る

    There is an increasing understanding that “early marriage” has a negative
    impact on the physical and mental health, as well as the education of girls.
    Hence, efforts to eradicate early marriage are being promoted.
    Bangladesh is one of the countries with a high rate of early marriages.
    Previous studies on early marriage in Bangladesh point out that the level of
    education and ignorance towards potential risks are influential factors in
    determining the likelihood of early marriage. Therefore, approaches to
    eradicate early marriage through the promotion of school education and risk
    awareness are being taken. Yet, despite the fact that in Bangladesh – especially
    with regards to women – the education index has increased, the rate of early
    marriages remains high.
    This paper aims to examine the social meanings of and the ways
    individuals think about early marriage in Bangladesh through interviews with
    people who experienced early marriage. This field research shows that the
    actual situation of the participants is different from the prevailing opinion
    regarding early marriage that ignorance towards potential risks and low levels
    of education are the main causes of early marriages.
    This research identifies two key factors underlying early marriage. One is
    a growing awareness of the importance of education for having better job
    opportunities and a greater income. The second one is the current situation of
    women in Bangladesh, who have to rely on marital status for socioeconomic
    safety. Parents choose early marriage as a result of the influence of both factors.
    In other words, on the one hand there is a traditional understanding of
    marriage, as a strategy to avoid potential future risks for girls and women and
    ensure a stable social life. On the other hand, marriage is also seen as a way
    for girls and young women to continue their education after, which then allows
    them to get better employment opportunities, thus raising their and their
    family’s status. However, while acknowledging that early marriage is
    considered as a new strategy to ensure a better life for girls and young women,
    this paper does not affirm early marriage as such. Rather, this paper aims to
    question the effectiveness of current measures to end early marriage based on
    promoting education and awareness-raising activities in Bangladesh.

    DOI CiNii

  • 開発事業をめぐる女性のジェンダーニーズの捉え方―バングラデシュにおけるマイクロファイナンス事業の分析に基づく再考―

    本間まり子

    一橋大学 博士学位論文    2019年03月

  • ジェンダー視点に立ったJICAプロジェクトの評価

    本間 まり子

    日本評価研究   2 ( 1 ) 39 - 53  2002年

     概要を見る

    本研究ノートは、東アフリカにおいてJICAが実施しているプロジェクトおけるジェンダー視点に立った活動を評価し、その特徴を分析することによって、ジェンダー・メインストリーミングの必要性を明らかにするものである。<BR>プロジェクト活動は、その進行状況を「ステップ」に整理でき、そのステップごとに「ありうべき、ないしは必要とされるジェンダー視点に立った活動要素」が考えらる。本研究ノートは、それらの要素をまとめて「ジェンダー視点の活動9要件」として提示し、各プロジェクトで実際に行われている活動と対比することによって、ジェンダー視点からのプロジェクトの評価を試みる。次に、プロジェクにおけるジェンダー視点に立った活動を促進するうえで、専門家やカウンターパート (ここではフォーカル・ポイントと呼ぶ) が重要な役割を果たしていることを論じる。最後にフォーカル・ポイントの活動とプロジェクトサイクルを構成するPDMとの関係を論じることで、プロジェクト本来の目標をより有効かつ効果的に達成するためには、ジェンダー・メインストリーミングが必要であると結論づける。

    DOI CiNii

講演・口頭発表等

  • コロナ禍におけるバングラデシュのマイクロファイナンス事業―二重の制約に対する女性の生存戦略に着目して

    国際開発学会 第34回全国大会  

    発表年月: 2023年11月

  • Covid19パンデミックのジェンダー規範への影響―バングラデシュのマイクロファイナンスの事例よりー

    国際ジェンダー学会 2023年度大会  

    発表年月: 2023年09月

  • バングラデシュにおけるマイクロファイナンスと女性のエンパワメント―コロナ禍を乗り越える力による社会変革の可能性の検討―

    国際開発学会 第33回全国大会  

    発表年月: 2022年12月

  • 開発事業に対するニーズの捉え方の再考―バングラデシュ女性によるマイクロファイナンスの利用を事例として-

    国際ジェンダー学会 2021年度大会  

    発表年月: 2021年10月

  • バングラデシュ女性について知ろう!-マイクロファイナンスを利用する女性たち-

    ACEFセミナー 認定NPO法人アジアキリスト教教育基金  

    発表年月: 2021年04月

  • 3rd Workshop on Gender and Rice Research in Ethiopiat (Theory, Research Proposal Writing, Filed Practice)

    JICA EthioRice Project, Ethiopia Institute of Agricultural Research (EIAR)  

    発表年月: 2019年11月

  • 開発事業における戦略的ジェンダーニーズの捉え方―バングラデシュのマイクロファイナンスを事例として

    国際開発学会 第29回全国大会  

    発表年月: 2018年12月

  • Possible Gender Responsive Rice Research: Sharing from EthioRice Activities

    Ethiopian Institute of Agricultural Research (EIAR, JICA EtihoRice Projec

    Seminar on Gender and Rice Research for EIAR  

    発表年月: 2017年12月

  • 草の根女性たちによるジェンダー不平等を改善するための戦略をどのように捉えるか―バングラデシュ女性の収入創出と結婚に関する事例分析に基づく検討

    国際開発学会 第28回全国大会  

    発表年月: 2017年11月

  • Gender Narrative Impact Assessment: Methodologies and Analytical Framework in Tanzania

    Gender Task Group Workshop for JICA Tanzania Rice Enhancement Project (TANRICE)  

    発表年月: 2017年07月

  • 制約的なジェンダー規範に対する女性の戦略とそれを用いた交渉プロセスの分析―バングラデシュにおけるマイクロファイナンス事業の事例分析を通じて―

    国際開発学会 第27回全国大会  

    発表年月: 2016年11月

  • グループ活動を通じた女性の収入向上の可能性と限界-バングラデシュの刺繍生産とベナンの養殖活動の比較分析-

    国際開発学会 第15回春季大会  

    発表年月: 2014年05月

  • エンパワメント概念の分析枠組みへの適用可能性-開発援助と草の根女性のエンパワメントの関係性の分析を目指して

    国際開発学会 第23回全国大会  

    発表年月: 2012年11月

  • バングラデシュ女性グループのエンパワメント

    国際開発学会 第22回全国大会  

    発表年月: 2011年11月

  • Gender Analysis of Fish Farming in Benin: Findings from Field Research and Strategies for JICA PROVAC Project

    Gender Seminar for Department of Fishery (JICA PROVAC Project)  

    発表年月: 2011年05月

  • ジェンダー視点に立ったJICAプロジェクトの評価

    日本評価学会 第二回全国大会  

    発表年月: 2001年09月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • バングラデシュ女性のエンパワメント―経済活動、安全、健康を包括する複合アプローチ

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2024年04月
    -
    2027年03月
     

    本間 まり子

  • 地域を主体とするサスティナブル社会への移行方法論の構築

    環境省  環境研究総合推進費

    研究期間:

    2024年
    -
    2027年
     

  • ポストコロナ期のバングラデシュにおける女性のエンパワメント

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2022年08月
    -
    2024年03月
     

    本間 まり子

Misc

  • Gender Mainstreaming Guidelines for Japanese NGOs in International Cooperation

    The FY, NGO Study Group, “Issues a, Practice Towar, Gender Mainstreaming in International Cooperation”

       2023年03月

  • 日本の国際協力NGO『ジェンダー主流化ガイドライン』

    令和4年度NGO研究会「国際協力におけるジェンダー主流化に向けた課題と実践」    2023年03月

  • アフリカCARDイニシアティブ:タンザニアの稲作振興におけるジェンダー分析調査報告書

    国際協力機構, JICA

       2010年

  • 特定テーマ評価 参加型地域社会開発のジェンダー評価報告書(グアテマラ,ネパールの現地調査を中心に)

    国際協力機構, JICA)企画, 調整部

       2005年

その他

  • コラム1「ジェンダー分析の可能性 ~自分たちで行うジェンダー分析の方法~」

     概要を見る

    日本の国際協力NGO「ジェンダー主流化ガイドライン」pp. 31-33

 

現在担当している科目

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学内研究所・附属機関兼任歴

  • 2022年
    -
    2024年

    カーボンニュートラル社会研究教育センター   兼任センター員

特定課題制度(学内資金)

  • バングラデシュ女性のエンパワメント-安全と健康の混合アプローチの検討

    2023年  

     概要を見る

    バングラデシュでは、女子の早婚と教育の関係性が重視され、早婚を予防するための啓発活動がおこなわれてきた。既に早婚の違法性は広く認識されているが、社会経済的な要因により両親の手配による女子の早婚が継続的におこなわれてきている。一方、女性の主な死亡要因には、乳がんや子宮頸がんといった女性ならではの疾病且つ予防可能なものが上位を占めている。本研究は、これまで取られてきた社会経済的な側面に焦点を当てた啓発活動ではなく、女性/女子の健康という側面からの意識化のアプローチを用いることにより、早婚の抑制と女性の疾病予防を同時に促進することが出来るという仮説をたて、そのための教育アプローチの開発と有効性の検証を、現地のNGOを通じたアクションリサーチを通じておこなうことを目指している。&nbsp;2023年度は、パッケージ作成のための情報収集および内容の検討をおこなった。具体的には、調査対象地として選定しているバングラデシュ北西部において、調査対象となる女性たちから聞き取りをおこない、現状やニーズを確認した。その結果を踏まえてパートナーNGOに本調査の概要を説明し、調査計画を具体化した。比較のために3か所の対象地を選定することや、アクションリサーチに先立って質問票調査を実施することなどを決定した。作成した計画書は、既に提出済である(採択が決定している)。

  • ポストコロナにおけるバングラデシュ女性のエンパワメント

    2022年  

     概要を見る

    本研究は、新型コロナウィルス感染拡大や拡大防止措置(以下、コロナ禍)が、ジェンダー規範により社会経済活動への従事に制約を受けているバングラデシュ女性のエンパワメントに与えた影響を、マイクロファイナンス事業を事例として明らかにすることを目指している。事例調査は、(A)コロナ前後の変化、 (B)ポストコロナ禍における意識の変化のプロセス、(C)コロナ禍後についての調査、という段階的なアプローチを用いる。2022年度は、2015年に報告者が実施した調査対象者を対象として、インタビューやワークショップを通じてコロナ禍前後の状況について聞き取りをおこなった。次年度、現地調査を通じて変化のプロセスを明らかにしていく予定である。