2024/12/21 更新

写真a

クワバラ ナツコ
桑原 夏子
所属
附属機関・学校 高等研究所
職名
講師(任期付)
学位
博士 ( 2018年03月 フィレンツェ大学 )
修士 ( 2010年03月 慶應義塾大学 )
学士 ( 2008年03月 慶應義塾大学 )
プロフィール

中世・ルネサンス期の聖母晩年伝図像の研究を行っています。対象とする地域はイタリアを中心に、広くキリスト教圏を横断する地域としています。最近は近世以降の聖母被昇天図像のアジアや南米地域への普及と受容の問題にも関心を寄せて研究しています。サブ研究テーマは洞窟聖所研究です。

*Twitter、Google+のアカウントは持っておらず、ブログ等も開いておりません。Instaglamのアカウントは閲覧専用で、投稿はしておりません。氏名でweb検索をした際に候補にあがるSNSアカウントは別の方のものです。Facebookの友達申請は実際にお会いした方のみ承認しております。

【単著】『聖母の晩年ー中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜』(名古屋大学出版会、2023年12月25日刊行)(第29回地中海学会ヘレンド賞、第6回西脇順三郎学術賞受賞)

(ISBN978-4-8158-1141-9)5世紀から15世紀まで、イタリアを中心としつつ地中海圏域全域を対象に、聖母マリアの晩年の図像がどのように作り出され、変化し、各地に伝播し、受容され、それぞれの場所で特定の役割を担っていったのかについて論じています。出版会HPはこちら→https://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-1141-9.html

経歴

  • 2024年04月
    -
    継続中

    成城大学   文芸学部 芸術学科   非常勤講師

  • 2022年04月
    -
    継続中

    早稲田大学高等研究所   専任講師

  • 2019年04月
    -
    継続中

    慶應義塾大学   文学部   非常勤講師

  • 2019年04月
    -
    2024年03月

    共立女子大学   文芸学部   非常勤講師

  • 2019年04月
    -
    2022年03月

    日本学術振興会特別研究員-SPD   早稲田大学   博士研究員

  • 2020年04月
    -
    2020年09月

    青山学院大学   文学部   非常勤講師

  • 2019年01月
    -
    2019年03月

    オランダ大学機関美術史研究所   博士研究員

  • 2016年10月
    -
    2017年06月

    ロベルト・ロンギ美術史研究財団奨学生

  • 2014年09月
     
     

    マックス・プランク美術史研究所(ドイツ研)   サマースクール研究員

▼全件表示

学歴

  • 2013年11月
    -
    2018年03月

    フィレンツェ大学博士課程(博士号取得)  

  • 2010年04月
    -
    2013年09月

    慶應義塾大学博士課程  

  • 2008年04月
    -
    2010年03月

    慶應義塾大学修士課程(修士号取得)  

  • 2004年04月
    -
    2008年03月

    慶應義塾大学(学士号取得)  

委員歴

  • 2022年04月
    -
    継続中

    早稲田大学高等研究所  『早稲田大学高等研究所紀要』編集委員

所属学協会

  • 2024年
    -
    継続中

    関西中世史研究会

  • 2020年04月
    -
    継続中

    地中海学会

  • 2019年07月
    -
    継続中

    ICOM日本委員会

  • 2019年04月
    -
    継続中

    早稲田大学美術史学会

  • 2008年04月
    -
    継続中

    美学会

  • 2008年04月
    -
    継続中

    美術史学会

  •  
     
     

    三田芸術学会

  •  
     
     

    西洋中世学会

▼全件表示

研究分野

  • 美術史   イタリア、ヨーロッパ、中世、ルネサンス、図像学、聖母晩年伝

受賞

  • 第6回西脇順三郎学術賞

    2024年06月   慶應義塾大学文学部   『聖母の晩年ー中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜』(名古屋大学出版会)  

    受賞者: 桑原夏子

  • 第29回地中海学会ヘレンド賞

    2024年06月   地中海学会   『聖母の晩年ー中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜』(名古屋大学出版会)  

    受賞者: 桑原夏子

  • 第5回西洋中世学会ポスター賞(審査員賞)

    2022年06月   西洋中世学会   「洞窟聖所研究事始ーマテーラ近郊「原罪のクリプタ」を例に」  

    受賞者: 桑原夏子

  • 第2回西洋中世学会ポスター賞(オーディエンス賞)

    2019年06月   西洋中世学会   「ジョット作《聖母の埋葬》の図像と構図の波及力について」  

    受賞者: 桑原夏子

  • 第1回西洋中世学会賞

    2019年06月   西洋中世学会   「トリエステ近郊ムッジャ・ヴェッキアの聖母晩年伝壁画ーイタリアにおける聖母晩年伝図像生成初期の様相の再検討と終末思想との関わり」  

    受賞者: 桑原夏子

  • 最優秀博士論文賞 (第2位)

    2019年01月   フィレンツェ大学出版会   Indagini sullo svolgimento dell'iconografia del ciclo della Dormitio Virginis in Italia dal Duecento al Quattrocento  

    受賞者: 桑原夏子

  • 第16回美術史論文賞

    2018年05月   美術史学会   「ラクイラ近郊フォッサ、サンタ・マリア・アド・クリプタス聖堂北壁装飾研究―聖母晩年伝図像を手がかりに」  

    受賞者: 桑原夏子

  • 文学部卒業生代表

    2008年03月   慶應義塾大学  

▼全件表示

メディア報道

  • 「聖母マリアの晩年伝をひもとく美術史」(図書新聞書評、評者:金原由紀子先生)

    新聞・雑誌

    執筆者: 本人以外  

    図書新聞  

    2024年05月

  • 最期の絵・物語 千年たどる(読売新聞書評、評者:岡本隆司先生)

    新聞・雑誌

    執筆者: 本人以外  

    読売新聞   よみうり堂  

    https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/reviews/20240213-OYT8T50048/  

    2024年02月

  • 『聖母の晩年ーー中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜』ーー聖書には記されていない、聖母マリアの最期をめぐる美術史

    インターネットメディア

    執筆者: 本人  

    All Reviews   自著解説  

    https://allreviews.jp/review/6375  

    2023年12月

     概要を見る

    彼女はどのように生を終えたのか――聖書には記されていない「聖母マリアの最期」をめぐって、歴史上さまざまなイメージが生み出されてきました。その知られざる美術史を探究した『聖母の晩年』がこのたびついに刊行。本報告は著者による自著紹介になります。

  • 「地中海地域におけるキリストの母「聖母マリア」の晩年を描いた「聖母晩年伝」の研究」

    インターネットメディア

    執筆者: 本人以外  

    早稲田大学高等研究所   マンスリー・スポットライト  

    https://www.waseda.jp/inst/wias/news/2022/10/18/11290/  

    2022年10月

  • ムッジャ市観光局HP

    インターネットメディア

    イタリア、ムッジャ市   ムッジャ市観光局HP内ビデオ  

    https://muggiacultura.eu/cultura/muggia-360/basilica-di-santa-maria-assunta/  

    2022年06月

  • “Ma a Fossa il “miracolo” è Santa Maria ad Cryptas”

    新聞・雑誌

    執筆者: 本人以外  

    Il Centro(イタリアの新聞記事)   Il Centro(イタリアの新聞記事)  

    2021年05月

  • Rivivono gli affreschi medievali di Santa Maria Assunta a Muggia

    新聞・雑誌

    執筆者: 本人以外  

    Il Piccolo  

    2019年10月

  • Tra storia, arte e tradizione: un convegno di studi sulla Sacra Cintola di Prato

    インターネットメディア

    執筆者: 本人以外  

    Report Cult  

    2018年01月

▼全件表示

 

論文

  • 「ピサ、サン・フランチェスコ聖堂サルディ礼拝堂壁画ータッデオ・ディ・バルトロ作《聖母のよみがえり》の制作背景」

    桑原夏子

    『西洋中世研究』   ( 14 ) 123 - 144  2022年12月  [査読有り]

  • "Sull'iconografia della 'Storia della Vergine' nel ciclo trecentesco di Fossa"

    桑原夏子

    Santa Maria ad Cryptas. Storia, arte, restauri.     74 - 83  2021年04月  [査読有り]  [招待有り]  [国際誌]  [国際共著]

     概要を見る

    Researchmap「書籍等出版物」記載の論考と同一のものです。

  • 「聖帯を持つ聖母の魂」図像についての基礎的研究

    『芸術学』   ( 23 ) 41 - 60  2020年03月  [査読有り]

  • 「クレシェンザーゴのサンタ・マリア・ロッサ聖堂内陣壁画研究ー聖母晩年伝と葬礼美術との関わり」

    桑原夏子

    『美術史研究』   57   47 - 56  2019年12月  [査読有り]

  • 「ムッジャ・ヴェッキア、サンタ・マリア・アッスンタ聖堂の説教壇研究」

    桑原夏子

    『鹿島美術研究』   ( 36 ) 26 - 36  2019年11月  [招待有り]

  • 「セスト・アル・レゲナ、サンタ・マリア・イン・シルヴィス修道院付属聖堂身廊交差部北壁装飾研究―福音書記者ヨハネ伝の再構成」

    桑原夏子

    『早稲田大学イタリア研究所:研究紀要』   ( 8 ) 1 - 24  2019年03月  [査読有り]

  • Indagini sullo svolgimento dell'iconografia del ciclo della Dormitio Virginis in Italia dal Duecento al Quattrocento

    桑原夏子

    Università degli Studi di Firenze     1 - 493  2018年03月  [査読有り]  [国際誌]

     概要を見る

    フィレンツェ大学に提出し、口頭試問の後受理された博士論文です。なお口頭試問において最高得点である 110 e lode を獲得しています。本論文は2018年度フィレンツェ大学出版会によるコンペにおいて人文学部門の最優秀博士論文の次点に選出されました。

  • 「北イタリアのジョッテスキ―「スクロヴェーニ礼拝堂内陣の画家」と「セストの聖母晩年伝の画家」の比較研究」

    桑原夏子

    『芸術学』   ( 21 ) 23 - 37  2018年  [査読有り]

  • 「最古の聖母晩年伝壁画のテキスト研究―ローマ、フォルトゥーナ・ヴィリーレ神殿あるいはサンタ・マリア・デ・セクンディチェリオ聖堂壁画(八七二年ー八八二年)」

    桑原夏子

    『美学』   68 ( 2 ) 25 - 36  2017年  [査読有り]

  • "Gli affreschi della fine del Duecento in Santa Maria Rossa di Crescenzago: gli ultimi giorni della Vergine e un'insolita scena di esequie nel presbiterio"

    桑原夏子

    Contesti d'Arte   1   40 - 55  2016年  [査読有り]  [国際誌]

  • "Reconsidering the Problem of the Central Predella of the Barbadori Altarpiece by Filippo Lippi: Why was the subject "Annunciation of the Death of the Virgin and Arrival of the Apostles" chosen?"

    桑原夏子

    Aesthetics   ( 19 ) 39 - 50  2015年03月  [査読有り]

  • 「フラ・フィリッポ・リッピ作《バルバドーリ祭壇画》中央プレデッラ聖母伝パネル―主題選択をめぐる一試論」

    桑原夏子

    『美学』   62 ( 1 ) 49 - 60  2011年  [査読有り]

▼全件表示

書籍等出版物

  • 聖母の晩年―中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜―

    桑原 夏子( 担当: 単著)

    名古屋大学出版会  2023年12月 ISBN: 4815811415

    ASIN

  • Santa Maria ad Cryptas. Storia, arte, restauri

    ( 担当: 分担執筆,  担当範囲: "Sull'iconografia delle Storie della Vergine nel ciclo trecentesco di Fossa")

    editori paparo  2021年04月 ISBN: 8831983474

    ASIN

  • 在外日本学関係資料の調査研究 (【研究編】・【影印編】 (全2冊))

    辻, 英子, Hamish A. Todd( 担当: 単訳,  担当範囲: 「大英図書館所蔵のアーネスト・サトウコレクションーその歴史と意義」(ヘイミッシュ・トッド氏の論文翻訳))

    汲古書院  2021年02月 ISBN: 4762936545

    ASIN

  • 『ピカソと人類の美術』

    大髙保二郎, 永井隆則( 担当: 単訳,  担当範囲: 「八歳で私はラファエロだった。子供のように描くためには、一生かかったーピカソとイタリアの古代美術の影響」(C. Zappia氏の論文の翻訳))

    三元社  2020年03月 ISBN: 4883035085

    ASIN

  • 『イタリア・ルネサンス美術大図鑑 (1) 1400年~1500年』

    池上 公平, 金山 弘昌, Stephen J. Campbell, Michael W. Cole( 担当: 単訳,  担当範囲: 「第3章:1410年ー1420年:作品の注文ー規格、個別注文への対応、競争意識」(翻訳))

    柊風舎  2014年12月 ISBN: 4864980187

    ASIN

講演・口頭発表等

  • 「聖母晩年伝表象と外典とのかかわりーイタリア中世美術を例に」

    桑原夏子

    イタリア言語・文化研究所第183回例会  

    発表年月: 2024年05月

    開催年月:
    2024年05月
     
     
  • 「フィレンツェ周辺域におけるジョット作《聖母の埋葬》図像の波及力について」

    桑原夏子

    オンライン研究会「近世イタリアにおける美術の諸相」(主催:科学研究費助成事業(代表:伊藤拓真)「フィレンツェ絵画の地域性:中心と周縁の二元論を超えて」)  

    発表年月: 2024年03月

    開催年月:
    2024年03月
     
     
  • Accettazione e rifiuto dell'iconografia dell'Assunta in Asia nel XVI e XVII secolo

    桑原夏子  [招待有り]

    Europa ed Estremo Oriente: relazioni, incontri e conflitti nella prima età moderna  

    発表年月: 2024年03月

    開催年月:
    2024年03月
     
     
  • The Last Days of the Virgin Mary in Medieval Art

    桑原夏子  [招待有り]

    Hybrid Lecture of Nederlands Interuniversitair Kunsthistorisch Instituut  

    発表年月: 2024年03月

    開催年月:
    2024年03月
     
     

     概要を見る

    講義内容は以下URLで視聴可能です。 https://www.youtube.com/watch?v=oIqr92hspPw&t=515s

  • The Last Days of the Virgin Mary and Its Placement in Church: Accessibility, Meaning, Function

    桑原夏子  [招待有り]

    Space and Representations: Contexts & Meanings of Christian Iconography  

    発表年月: 2024年02月

  • 『聖母の晩年ーー中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜』を語るーー地中海圏における図像伝播の問題を中心に

    桑原夏子

    地中海学会研究会  

    発表年月: 2024年02月

  • 「聖母晩年伝図像とフランシスコ会」

    桑原夏子  [招待有り]

    ReMo研合同研究会(代表:大貫俊夫先生、学術変革領域研究(B)「中近世における宗教運動とメディア・世界認識社会統合:歴史研究の総合アプローチ」)  

    発表年月: 2024年01月

    開催年月:
    2024年01月
     
     
  • 「中世キリスト教美術と「古典」」

    桑原夏子  [招待有り]

    国際シンポジウム「文学と美術における〈古典〉の変容と生成」  

    発表年月: 2023年12月

    開催年月:
    2023年12月
     
     
  • 「洞窟聖所研究事始ーマテーラ近郊「原罪のクリプタ」を例に」

    桑原夏子

    第14回西洋中世学会大会  

    発表年月: 2022年06月

    開催年月:
    2022年06月
     
     
  • Gli affreschi della Basilica di Santa Maria Assunta di Muggia Vecchia

    桑原夏子  [招待有り]

    Associazione Amici di Muggia Vecchia  

    発表年月: 2022年03月

    開催年月:
    2022年03月
     
     
  • 「ジョットの下絵の共有ースクロヴェーニ礼拝堂内陣とサンタ・マリア・イン・シルヴィス修道院付属聖堂において」

    桑原夏子

    早稲田大学イタリア言語・文化研究会(7月例会)  

    発表年月: 2021年07月

  • 「追悼記念と聖母晩年伝図像ーミラノ近郊クレシェンザーゴのサンタ・マリア・ロッサ聖堂壁画を例に」

    桑原夏子

    早稲田大学美術史学会  

    発表年月: 2019年11月

  • "Il ciclo della Dormitio Virginis di Muggia Vecchia: fra Oriente e Occidente"

    桑原夏子  [招待有り]

    Presentazione del restauro degli affreschi della Basilica di S. Maria Assunta  

    発表年月: 2019年10月

  • 「ジョット作《聖母の埋葬》の図像と構図の波及力について」

    桑原夏子

    西洋中世学会第11回大会  

    発表年月: 2019年06月

  • 「タッデオ・ディ・バルトロ作、ピサ、サン・フランチェスコ聖堂サルディ礼拝堂《聖母のよみがえり》の制作背景」

    桑原夏子

    西洋中世学会第11回大会  

    発表年月: 2019年06月

  • "Dopo il terremoto del 1349: un prototipo perduto romano per i nuovi soggetti della parete settentrionale della chiesa di Santa Maria ad Cryptas a Fossa?"

    桑原夏子

    Risarcimento dei contesti lacerati: il ruolo della storia dell'arte (Università degli Studi dell'Aquila)  

    発表年月: 2019年06月

  • 「9世紀から14世紀前半のイタリアにおける「聖母のお眠り」図像の変遷」

    桑原夏子  [招待有り]

    科研基盤(B)ビザンティンと中世イタリアの聖堂装飾プログラム比較に基づく相互影響関係の分析:研究会「聖母の死」図像の東西  

    発表年月: 2018年12月

  • "Assumptio animae e Assumptio corporis: gli affreschi di Muggia Vecchia al confine fra tradizioni orientali e occidentali"

    桑原夏子

    Interferenze: Idee e modelli dell'arte medievale tra valichi e frontiere (Università degli Studi di Trento)  

    発表年月: 2018年06月

  • "Un contesto europeo per il rilievo di Cabestany: diverse forme dell'Assunzione del corpo della Vergine nel sec. XII"

    桑原夏子

    Cinturale: intersezioni e comparazioni a partire da Prato e dalla Cintola (Palazzo Pretorio di Prato & Università degli Studi di Firenze)  

    発表年月: 2018年01月

  • 「ラクイラ近郊フォッサ、サンタ・マリア・アド・クリプタス聖堂北壁装飾―聖母晩年伝と終末思想」

    桑原夏子

    美術史学会(第69回全国大会)  

    発表年月: 2016年05月

  • 「地震とラクイラ美術ーラクイラ復興の現状報告と、サンタ・マリア・アド・クリプタス教会北壁装飾プログラムの考案期についての一試論」

    桑原夏子

    早稲田大学イタリア言語・文化研究会(第136回例会)  

    発表年月: 2014年11月

  • "The Church of Santa Maria ad Cryptas: Its Authenticity and Original Form"

    桑原夏子

    L'Aquila. The Future of the Historical Center: A Challenge for Art History (Kunsthistorisches Institut in Florenz-summer school)  

    発表年月: 2014年09月

  • 「顕現する聖母子―フラ・フィリッポ・リッピ作《バルバドーリ祭壇画》における立像聖母子表現をめぐって」

    桑原夏子

    早稲田大学イタリア・文化研究会(第118回例会)  

    発表年月: 2011年06月

  • 「フラ・フィリッポ・リッピ作《バルバドーリ祭壇画》主題・図像選択をめぐる考察―中央プレデッラを中心に」

    桑原夏子

    美学会(第61回全国大会)  

    発表年月: 2010年10月

▼全件表示

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • イメージと言語の翻案・翻訳可能性と限界:『福音書画伝』のインドと中国における写しをめぐって

    公益財団法人ヒロセ財団  第11回(2024年度)研究助成

    研究期間:

    2024年12月
    -
    2026年11月
     

  • カトリック改革期ローマ教会圏における聖母被昇天図像の変容と再創出について

    公益財団法人三菱財団  2024年度人文科学研究助成

    研究期間:

    2024年10月
    -
    2025年09月
     

  • 早稲田大学特定課題研究(基盤形成)(2024年)

    早稲田大学  早稲田大学特定課題研究(基盤形成)(2024年)

    研究期間:

    2024年04月
    -
    2025年03月
     

  • 地中海地域における聖母晩年伝図像の形成と偽書の関わり

    独立行政法人日本学術振興会  科学研究費(若手研究)

    研究期間:

    2022年04月
    -
    2025年03月
     

  • 『聖母の晩年ー中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜』(名古屋大学出版会)

    独立行政法人日本学術振興会 科学研究費  (研究成果公開促進費(学術図書))

    研究期間:

    2023年04月
    -
    2024年03月
     

  • 早稲田大学特定課題研究「アーリーキャリア支援」

    早稲田大学  早稲田大学特定課題研究「アーリーキャリア支援」

    研究期間:

    2023年04月
    -
    2024年03月
     

  • 早稲田大学特定課題研究

    早稲田大学  特定課題研究「基盤形成」(2022年)

    研究期間:

    2022年04月
    -
    2023年03月
     

  • 聖母晩年伝の機能研究

    独立行政法人日本学術振興会  科学研究費(特別研究員奨励費)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2022年03月
     

    桑原夏子

  • The Iconographic Study of the Death of the Virgin by Giotto

    Nederlands Interuniversitair Kunsthistorisch Instituut  Foreign postdoctoral researchers or PhD students, a.a.2018-2019

    研究期間:

    2019年01月
    -
    2019年03月
     

    桑原夏子

  • ムッジャ・ヴェッキア、サンタ・マリア・アッスンタ聖堂の説教壇研究

    鹿島美術財団  鹿島美術財団:美術に関する調査研究の助成

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2019年03月
     

    桑原夏子

  • Gli affreschi trecenteschi della chiesa di Santa Maria ad Cryptas a Fossa (l'Aquila)

    Fondazione di Studi di Storia dell'Arte, Roberto Longhi  Borsista annuale, a.a.2016-1017

    研究期間:

    2016年10月
    -
    2017年06月
     

    桑原夏子

  • フラ・フィリッポ・リッピによる祭壇画研究―《バルバドーリ祭壇画》を中心に

    大学女性協会  一般奨学生

    研究期間:

    2011年01月
    -
    2011年12月
     

    桑原夏子

▼全件表示

Misc

  • (翻訳)「一六三五年から一六三九年にかけて 博学なる画家としてルーベンスに挑むレンブラントー《ペリシテ人に目を潰されるサムソン》と芸術理論」

    アレッサンドロ・ノーヴァ

    『芸術学』   ( 26/27 ) 32  2024年03月

    講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他)  

  • It's Our "Wound" - the Challenge of Accessibility to Cultural Sites in the Age of Covid-19 (Palazzo Strozzi, Florence, Italy)

    桑原夏子

    ICOM International Committee for Regional Museums     10 - 11  2021年11月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 「インプルネータのワインと聖なる母たち」

    桑原夏子

    地中海学会月報   442   6 - 6  2021年09月

    担当区分:筆頭著者

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 新刊紹介:『チマブーエとフランチェスコ会士』

    『西洋中世研究』   12   153 - 154  2020年12月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • "Il Beato Giovanni da Capestrano", No.17, ambito di Gerino di Pistoia, in L. Pezzuto, Giovanni da Capestrano: iconografia di un predicatore osservante dalle origini alla canonizzazione (1456-1690)

    桑原夏子

        200 - 201  2016年  [招待有り]

  • 「ルカ・ペッツート著『ジョヴァンニ・ダ・カペストラーノ:フランチェスコ会厳修派説教師の列聖にいたるまでの図像変遷(1456-1690年)』」

    桑原夏子

    美学   67 ( 2 ) 108 - 108  2016年

  • 「展覧会評「ドナテッロからリッピへ:プラートの芸術工房」展」

    桑原夏子

    芸術学   17   26 - 37  2013年  [査読有り]

▼全件表示

 

現在担当している科目

▼全件表示

担当経験のある科目(授業)

  • 美術史特殊IIL

    慶應義塾大学  

    2024年10月
    -
    継続中
     

  • イメージと批評I, II

    早稲田大学  

    2024年04月
    -
    継続中
     

  • 西洋美術史演習IIa, b

    成城大学  

    2024年04月
    -
    継続中
     

  • 美術史演習8A, 8B(現代美術)

    早稲田大学  

    2023年04月
    -
    継続中
     

  • 美術史特殊IIL「卒業論文執筆に向けてー【実践】国立西洋美術館常設展の作品を研究する」

    慶應義塾大学  

    2023年10月
    -
    2024年03月
     

  • 西洋美術史各論(西洋美術史論)A,B「15世紀初期ルネサンス美術史(フィレンツェ)」「16世紀盛期ルネサンス美術史(イタリア)」

    共立女子大学文芸学部  

    2019年04月
    -
    2024年03月
     

  • 美術史演習6A (ルネサンス・バロック美術)

    早稲田大学  

    2022年09月
    -
    2023年03月
     

  • イタリア語原典講読

    慶應義塾大学  

    2021年04月
    -
    2023年03月
     

  • 比較芸術学特講I(1)

    青山学院大学  

    2020年04月
    -
    2021年09月
     

  • 美術史特殊IJ 「ライバル心から読み解くルネサンス」

    慶應義塾大学  

    2020年04月
    -
    2021年09月
     

  • 美術史特殊IJ「中世美術における聖母晩年伝図像学」

    慶應義塾大学文学部  

    2019年04月
    -
    2019年09月
     

▼全件表示

 

社会貢献活動

  • 「聖母マリアの最期をめぐる美術史」

    早稲田大学エクステンションセンター(中野校) 

    2024年10月
    -
    継続中

  • 聖母マリアの晩年ーー東と西の図像交流をたどる

    大学女性協会  JAUWヒューマンリソース活用プログラムJカフェ 

    2024年06月
     
     

  • Promotion Video: the fresco of the Church of Santa Maira Assunta in Muggia

    Comune di Muggia  TV Koper-Capodistria 

    2022年03月
     
     

  • 「ムッジャ・ヴェッキアにおける聖母晩年伝サイクル壁画:東と西の間で」

    イタリア、ムッジャ市 

    2022年03月
     
     

  • イタリアの文化と美術ーフィレンツェの魅力

    上石神井ハイム  上石神井ハイム文化講演会 

     
    -
    2019年12月

学術貢献活動

  • 【グローバル・ヒストリー研究の新たな視角】公開講演会:近代日本と中東・イスラーム圏:ヒト・モノ・情報の交錯から見る

    大会・シンポジウム等

    早稲田大学高等研究所(高等研究所セミナーシリーズ)  

    2023年02月
    -
     

     概要を見る

    ザヘラ・モハッラミプール氏の講演「ペルシア美術は「東洋」美術か1920年代日本の美術商とペルシア美術工芸品の展覧会」についてコメンテーターを務めた。

他学部・他研究科等兼任情報

  • 文学学術院   文学部

  • 文学学術院   文化構想学部

特定課題制度(学内資金)

  • 14世紀イタリア半島における聖母晩年伝作例と偽書の対応関係に関する研究

    2023年  

     概要を見る

    聖母晩年伝とはキリストの母、聖母マリアの地上での最後の日々から天上での栄光化までの一連の画題群を指す。この画題群は地中海圏の重要な聖堂を飾ってきたものである。本研究では14世紀イタリア半島で描かれた聖母晩年伝作例のうち、シエナの《マエスタ》に着目し、6場面(「聖母への死の告知」、「使徒たちの到着」、「いとまごい」、「聖母のお眠り(死)」、「聖母の葬送」、「聖母の埋葬」)から構成される聖母晩年伝について、各場面のモチーフや人物の身振りを観察の上、それらと内容の対応する偽書を探り当てた。《マエスタ》の聖母晩年伝は、当時流布していたヤコブス・デ・ウォラギネによる『黄金伝説』(1263ー98年)をもとに描かれたと考えられてきたが、本研究により、『黄金伝説』と、その下敷きとなった偽書の双方を混ぜ合わせて描かれたことが明らかとなった。その成果は大きく2点に集約される。まずは、シエナ大聖堂の主祭壇を飾っていた《マエスタ》について、その聖母晩年伝パネルの典拠を正確に特定したことである。そして『黄金伝説』を詳細に検討することで、『黄金伝説』の聖母被昇天譚が、複数の偽書を下敷きとして、変更を加えつつ、その部分部分を継ぎ接ぎして編まれたことを明らかにしたことである。1点目に関しては、《マエスタ》がシエナのコンタード(周辺農村部)の小都市にまで、美術における造形や図像の点で影響を及ぼしたことに鑑みると、その典拠を特定したことはシエナとその周辺地域の美術の理解に裨益する成果であると期待される。2点目に関しては、2024年1月に都立大学の大貫俊夫教授の率いるReMo研(科学研究費学術変革領域研究(B)「中近世における宗教運動とメディア・世界認識・社会統合:歴史研究の総合的アプローチ」に基づく研究会)合同研究会にて、本研究で取り組んだ『黄金伝説』の構成について一部発表したところ、成果が評価された。またこの成果は2023年12月に刊行された単著『聖母の晩年ーー中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜』の第4章第1節に反映されている。

  • 地中海地域における聖母晩年伝図像の形成と偽書の関わり

    2022年  

     概要を見る

    2022年7月ー9月、2023年1月ー3月にかけてイタリアに出張し、聖母晩年伝作例の実地調査を行うと同時に、単著の原稿執筆を行った。夏の出張ではシチリアのパレルモを中心に、ビザンツの影響の強い聖母晩年伝作例の調査を行った。また単著の原稿執筆のためフィレンツェのマックス・プランク美術史研究所(KHI Florenz)とオランダ大学機関美術史研究所(NIKI Florence)にて資料収集を行った。