2026/01/27 更新

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リュウ ローリン
劉 羅麟
所属
附属機関・学校 日本語教育研究センター
職名
准教授(任期付)
学位
博士(日本語教育学) ( 2023年02月 早稲田大学 )
修士(日本語教育学) ( 2017年03月 早稲田大学 )

経歴

  • 2025年10月
    -
    継続中

    東京大学   大学院工学系研究科   非常勤講師

  • 2025年09月
    -
    継続中

    早稲田大学   日本語教育研究センター   准教授(任期付)

  • 2023年11月
    -
    2025年09月

    東京大学   大学院工学系研究科 附属国際工学教育推進機構   特任助教

  • 2023年09月
    -
    2024年03月

    東京女子大学   現代教養学部   非常勤講師

  • 2023年04月
    -
    2023年09月

    早稲田大学   大学院日本語教育研究科   助教

  • 2021年10月
    -
    2023年03月

    早稲田大学   大学院日本語教育研究科   助手

  • 2017年10月
    -
    2021年09月

    早稲田大学   日本語教育研究センター   インストラクター

  • 2017年10月
    -
    2018年09月

    早稲田大学   ライティングセンター   指導員

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学歴

  • 2017年04月
    -
    2023年02月

    早稲田大学   大学院日本語教育研究科   博士後期課程  

  • 2015年04月
    -
    2017年03月

    早稲田大学   大学院日本語教育研究科   修士課程  

  • 2007年09月
    -
    2011年07月

    上海外国語大学   西方言語学部   ギリシア語専攻  

    学部

  • 2009年06月
    -
    2009年07月

    アテネ大学   哲学部   現代ギリシャ語サマーコース(THYESPA)  

委員歴

  • 2025年04月
    -
    継続中

    日本語音声コミュニケーション学会  企画委員

  • 2023年04月
    -
    継続中

    東京音声研究会  事務局

  • 2021年10月
    -
    2023年09月

    早稲田大学日本語教育学会  事務局

所属学協会

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研究分野

  • 日本語教育   音声教育、音声習得 / 言語学   音声学、音韻論

研究キーワード

  • 漢字

  • 日本語教育

  • 音声学

  • 音韻論

  • 音声

  • 音声教育

  • 音声習得

  • 母語の活用

  • 非母語話者教師

  • 音声教育観

  • ビリーフ

  • 中国語の方言

  • 中国語西南官話

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論文

  • 【研究ノート】オンデマンド発音講座の設計と非日本語教育専門家による発音評価―Google Classroomを用いた実践研究―

    劉 羅麟, 木原 将雄, 鈴木 はるか

    早稲田日本語教育学   39   200 - 209  2025年12月  [国内誌]

    担当区分:筆頭著者, 責任著者

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    音声教育の必要性が認められつつも、教育現場では様々な制限により発音指導の実施が難しい場合があり、オンライン教育リソースが求められている。本研究ではそのような教師の声に応えるべく、Google Classroomを用いてオンデマンド発音講座を立ち上げ、実践研究を行った。本講座では学習者にわかりやすいように、その母語・母方言を日本語の発音学習に活用した。また、日本語教師以外の日本語母語話者が発音の評価者として講座に参加することで、教師と異なる視点を提供できるのではないかという問題意識から、非日本語教育専門家による発音評価を実施した。本稿ではこのオンデマンド発音講座の設計について報告し、非日本語教育専門家による発音評価の実践可能性と意義について論じる。

  • 【研究論文】日本語のアクセントにおける学習者の産出と内省―初級名詞、人名、複合名詞を中心に―

    劉 羅麟

    日本語/日本語教育研究   16   167 - 183  2025年09月  [査読有り]  [国内誌]

     概要を見る

    本稿では発音授業の参加者が提出した発音課題と振り返りシートを分析し、中国語話者の日本語学習者によるアクセントの産出と内省を解明する。初級名詞では主に、非平板型の語の平板化、平板型と尾高型の混同、中高型②調の③調への移行が見られた。人名では主に、-3型の平板化、後ろから2拍目で下がるという通常でないアクセント(-2型)が見られた。複合名詞では主に、前部要素と後部要素の本来のアクセントで発音するという非複合、前部要素の影響による平板化、アクセント核のずれが見られた。授業を経て、学習者は知識面・認識面・運用面において、過去の問題について自己分析を行い、日本語のアクセントと母語である中国語の声調に関する学びを得て、今後の課題を見出した。

  • 【研究論文】中国の高等教育機関における日本語教師の音声教育観と指導実態―BEOモデルに基づくアンケート調査の結果から―

    劉 羅麟

    音声研究   29 ( 2 ) 155 - 168  2025年08月  [査読有り]  [国内誌]

     概要を見る

    これまで日本語教師の音声教育観と指導実態に関して多くの研究が行われてきたが,海外については調査が十分でなく,共通の枠組みの欠如により各研究の調査結果を比較することも難しい。そのため,本研究ではBEOモデルに基づき,教師の理念・経験・意見に関する18項目のアンケートを作成し,中国の37大学に勤める日本語教師100名を対象に調査を行った。本稿では調査結果を述べたうえで,発音指導の実施における葛藤,指導すべき音声項目の取捨選択,発音指導における非母語話者教師の役割に対する認識について論じる。

    DOI

  • 【研究ノート】音声教育のためのBEOモデル―日本語教師を対象とした調査の枠組み―

    劉 羅麟

    早稲田日本語教育学   37   147 - 156  2024年12月  [国内誌]

     概要を見る

    21世紀の日本語教育では、音声教育の必要性が再認識されるようになり、日本語教師の音声教育観と指導実態に関する研究も盛んに行われている。教育現場の実態を把握するために、このような研究は今後も必要だと思われる。先行研究における用語の不一致や共通の枠組みの欠如を解決するために、本稿ではBEOモデル(理念・経験・意見モデル)を提案した。このモデルでは、理念・経験・意見という三つの分類といくつかの下位分類を設けており、樹木をモチーフとしたイメージ図を提示している。本稿ではBEOモデルに基づいてアンケートやインタビューの質問項目を作成する方法や、このモデルと併用できるほかの理論的枠組みについても紹介した。研究者が本モデルを援用することで、調査をデザインしやすくなると思われる。それだけでなく、研究を参照する者にとってもその調査結果を比較することで、分野の全体像を把握しやすくなると期待される。

  • 【査読付研究ノート】日本語学習者による拗音の誤用パターンと内省―中国語話者を対象とした発音授業の結果から―

    劉 羅麟

    音声研究   28 ( 2 ) 27 - 35  2024年08月  [査読有り]  [国内誌]

     概要を見る

    本稿では、中国語話者の日本語学習者が提出した発音課題を分析し、拗音の誤用パターンを次の五つに分類した。①拗音化:拗音でない2拍を拗音1拍で発音する。②長音化:短音の拗音を伸ばす。③短音化:長音の拗音の長さが足りない。④母音違い:拗音「ゅ」と「ょ」を混同する。⑤中国語の母音:拗音の母音を母語の母音で代用する。また、学習者が記入した振り返りシートから、拗音に対する学習者の内省を抽出した。それを誤用パターンと照合し、誤用が生じる原因、誤用が多発する音環境、誤用と母方言との関係、発音する際の意識について考察した。

    DOI

  • 【研究ノート】日本語教師の音声教育観と指導実態に関する文献研究―先行研究の質問項目と調査結果の整理―

    劉 羅麟, 趙 氷清

    早稲田日本語教育学   36   269 - 278  2024年06月  [国内誌]  [国際共著]

    担当区分:筆頭著者, 責任著者

     概要を見る

    本稿では、日本語教師の音声教育観と指導実態に関する先行研究を14本収集し、文献研究を行った。まず、研究が行われた年代や、調査の地域・対象の分布を整理した。次に、調査の方法(アンケートやインタビュー)と工夫(講習会やセミナー)をまとめ、調査に用いられた質問項目をLiu(2023)の「Belief-Experience-Opinion Model」で分類した。続いて、先行研究の調査結果を音声教育観と指導実態の両側面から概観した。音声教育観については「なぜ」「なにを」「どのように」指導するかの三つから、指導実態については指導の「概要」と「詳細」および教師の「背景」の三つから、各先行研究の調査結果を整理し、総合的に考察した。最後に、本稿で行った文献研究を踏まえ、今後の研究の方向性への提言を試みた。

  • 【ショートノート】学習者の母語を活用した音声特化授業の設計―中国語母語話者を第一歩として―

    劉 羅麟

    早稲田日本語教育実践研究   12   31 - 38  2024年03月  [国内誌]

     概要を見る

    第二言語教育では教室における母語の使用を回避または禁止する時代もあったが,近年では教育における母語の活用に関する研究が盛んに行われ,その実際の効果も検証されている。本稿では,学習者の母語(母方言を含む)を活用した,音声に特化した授業の設計について報告する。研究の第一歩として中国語母語話者を対象に選び,その母語を活かしながら,日本語のリズム(促音,長音,撥音,拗音),子音(清音・濁音,ナ行音・ラ行音),アクセント(初級名詞,人名,複合名詞),イントネーション(への字のイントネーション,文末のイントネーション)について学習する授業を設計し実践した。

  • 【研究論文】日本語の清音と濁音の指導における中国語方言の活用―受講者の捉え方から見る効果と課題―

    劉 羅麟

    中国語話者のための日本語教育研究   14   49 - 65  2023年09月  [査読有り]  [国内誌]

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    中国語話者の日本語学習者には清音と濁音を混同する問題があり、教育現場ではその指導法に悩む教師が少なからずいる。本稿では、中国語の方言である西南官話を活用した日本語の清音と濁音の指導法を探究した。教育実践と調査を通して母語(母方言)の活用に対する受講者の捉え方を明らかにし、それらを適合性・有効性・使用しやすさ・理解しやすさ・新鮮さ・面白さ・印象深さに分類した。それを踏まえ、日本語の音声の指導における母語の活用の効果と課題を浮き彫りにした。

  • 【研究論文】日本語教材におけるナ行音・ラ行音の記述に関する一考察―学習者用教科書と教師用参考書の調査と分析を通して―

    劉 羅麟

    中国語話者のための日本語教育研究   13   78 - 93  2022年09月  [査読有り]  [国内誌]

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    本稿では音声の観点から,日本で出版された教材におけるナ行音・ラ行音に関する記述を分析した。その結果,《理論》と《実践》に大別される様々な記述が確認された。《理論》では〈ナ行音・ラ行音の混同の現象〉〈音声学上の名称・記号〉〈ラ行音の異音〉〈日本語と他言語の子音の異同〉に関する記述が見られ,《実践》では〈生成の練習〉〈知覚の練習〉〈練習材料〉に関する記述が見られた。今後の教材の改善や開発に向け,これらの記述における検討すべき点を4点述べた。

  • 【研究論文】日本語学習者によるナ行音・ラ行音の生成とその混同―中国語西南官話話者を対象に―

    劉 羅麟

    早稲田日本語教育学   32   41 - 58  2022年06月  [査読有り]  [国内誌]

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    本稿では、中国語西南官話話者の日本語学習者を対象に、ナ行音・ラ行音の生成実験(発音テスト)を行い、その結果からナ行音・ラ行音の混同における特徴を明らかにした。具体的には、次の4点が浮き彫りになった。①ナ行音・ラ行音の混同の方向は学習者個人によって異なる。②ナ行音・ラ行音の母音によって混同の起こりやすさが異なるかどうかは、学習者の母方言(下位方言)によって異なる。③一部の学習者を除き、ナ行音・ラ行音が直音か拗音かでは混同の起こりやすさに差がない。④撥音を伴うナ行音・ラ行音は最も混同が起こりやすく、この場合「ラ行音→ナ行音」と「ナ行音→ラ行音」の両方が同程度に見られる。これらの結果を踏まえ、ナ行音・ラ行音の発音練習に向けて、①学習者が自身の混同の方向を把握したうえで練習する、②三段式の方法で拗音のナ行音・ラ行音を練習する、③撥音を伴うナ行音・ラ行音を重点的に練習する、という三つの提言を行った。

  • 【研究論文】日本語の音声の授業における学習者の母語の活用―学習者が得た知識面・認識面・運用面の学び―

    劉 羅麟

    日本語/日本語教育研究   13   169 - 184  2022年05月  [査読有り]  [国内誌]

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    本稿では、母語を活用した日本語の音声の授業を通して学習者が得た学びを明らかにした。授業後アンケートとインタビューの分析から、学習者が《知識面》《認識面》《運用面》の3種類の学びを得たことがわかった。《知識面》では、〈母語の音声〉や〈日本語の音声〉そして〈日本語と母語の音声の異同〉に関する知識を得て、さらにそれらに基づいた〈日本語の音声の練習方法〉を得た。《認識面》では、〈音声の重要性に関する気づき〉を得て、〈音声の学習に対する考え方の変化〉が現れ、〈音声に対する意識化〉が促され、自身の〈音声上の問題点の把握〉ができた。《運用面》では、〈発音の改善の実感〉または〈聴取の改善の実感〉もしくはその両方を得た。

  • 【研究ノート】母語に関わる諸用語に関する議論の概観―第二言語習得の先行研究の整理を通して―

    劉 羅麟

    早稲田日本語教育学   31   127 - 135  2021年12月  [国内誌]

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    本稿では、第二言語習得の先行研究を整理し、母語に関わる諸用語(「干渉」「転移」「役割」)に関する議論を概観した。その結果、次の三点がわかった。①「干渉」は第二言語習得(特に対照分析仮説)においてネガティブなイメージを持ちやすい。②「転移」は「干渉」と比べ、ネガティブなイメージが薄く、より中立的な用語である。しかし、「転移」の定義が定まっておらず、用語としての適切さ自体も指摘されている。③「役割」は汎用的な表現として広く用いられており、「干渉」や「転移」と同時に用いられる場合もある。また、「干渉」や「転移」のかわりに母語の「役割」の使用を提唱する先行研究もある。この三点を踏まえ、用語に関する議論を把握したうえで、どの用語をなぜ用いるかを自覚する必要性を述べた。また、「干渉」や「転移」のような専門用語の使用に注意が必要であること、代わりに汎用的な表現である「役割」が使用できることを述べた。

  • 【研究論文】中国語成都・重慶方言話者によるナ行音・ラ行音の知覚混同―子音・母音・音環境に着目して―

    劉 羅麟

    早稲田日本語研究   29   1 - 12  2020年03月  [査読有り]  [国内誌]

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講演・口頭発表等

  • Do “Non-professional” Native Speakers Have a Role in L2 Pronunciation Teaching?: A trial of pronunciation evaluation in an on-demand course

    劉 羅麟, 木原 将雄, 鈴木 はるか

    東海大學2025二語教學與研究國際研討會   (東海大學語文館)  東海大學  

    発表年月: 2025年12月

    開催年月:
    2025年12月
     
     
  • 学習者の実践知にもとづく発音教材開発ーボトムアップ型アプローチの可能性ー

    木下 直子, 伊藤 茉莉奈, 大戸 雄太郎, 劉 羅麟, 劉 佳琦[国際共著]

    日本語教育学会2025年度秋季大会   (富山国際会議場)  日本語教育学会  

    発表年月: 2025年11月

    開催年月:
    2025年11月
     
     

     概要を見る

    本研究は,国内外の日本語学習者が他者との円滑なコミュニケーションを図る際に発音面を中心にどのような工夫を行っているかを明らかにし,得られた経験則や実践知にもとづいて発音学習に関するパターン・ランゲージ(PL)教材の開発を目的とする。学習者1名あたり約 2 時間のインタビュー調査を 5 名に実施した。その音声データは,黒田ほか(2023)の PL 作成過程を参考に,KJ 法を用いて分類した。その結果,「アクセントに自信が持てない時には,とりあえず平板型で発音する」「『つ』の発音が難しい時には,ビートボックスの音をイメージする」「音の高低がわからない時には,メロディとして覚える」など,学習者ならではの創意工夫が確認された。これら の知見は,音声学的知識を学習者に提示し,それを記憶・模倣させるような従来の音声教育では捉えきれなかったボトムアップ型のアプローチの可能性を示しており,新たな音声教育の方向性を示唆するものである。

  • Google Classroomを用いたオンデマンド発音授業―大規模オンライン発音講座の構築に向けて―

    劉 羅麟

    第11回日本語教育支援システム研究会(CASTEL/J)国際大会   (キール大学(イギリス))  日本語教育支援システム研究会  

    発表年月: 2025年08月

    開催年月:
    2025年08月
     
     
  • 母語を活用した発音指導を受けた学習者による清音と濁音の生成と内省

    劉 羅麟

    中国語話者のための日本語教育研究会第57回大会   (東洋大学白山キャンパス)  中国語話者のための日本語教育研究会  

    発表年月: 2025年03月

    開催年月:
    2025年03月
     
     
  • 英語で研究する工学系留学生はなぜ日本語を必要とするか―留学生と教員のニーズ調査を踏まえて―

    古市 由美子, 牛山 和子, 猪狩 美保, 劉 羅麟

    第27回専門日本語教育学会研究討論会   (江戸川大学)  専門日本語教育学会  

    発表年月: 2025年03月

    開催年月:
    2025年03月
     
     
  • 体系的・非体系的な発音指導を行う日本語教師の比較―中国の大学教師の回答から体系的な音声教育について考える―

    劉 羅麟

    第38回日本音声学会全国大会   (大東文化大学板橋キャンパス)  日本音声学会  

    発表年月: 2024年09月

    開催年月:
    2024年09月
     
     

     概要を見る

    日本語教育において音声の重要性が再び提起されるようになったが,発音指導は「音声教育の専門家」にしか行えないと考える教師も少なくない。教師の音声教育観と指導実態を解明するために,本研究では中国の37大学の中国人日本語教師100名にアンケート調査を実施した。本発表では体系的な発音指導を行う教師(G1)と非体系的な発音指導を行う教師(G2)の回答を比較しながら両者の違いを分析し,発音指導の体系性に対する教師の認識に関係する要因について考察する。

  • How do NNS Teachers in Universities across China Instruct on Japanese Pronunciation: Focusing on the use of student’s L1 and L1 dialect

    Liu Luolin

    ICJLE 2024 日本語教育国際研究大会   (ウィスコンシン大学マディソン校)  全米日本語教育学会、カナダ日本語教育振興会  

    発表年月: 2024年08月

    開催年月:
    2024年08月
     
     

     概要を見る

    Though previous studies conducted several questionnaire surveys on how teachers instruct on Japanese pronunciation, due to the lack of a common model, it’s difficult to compare their results to grasp the big picture. In this study, we reviewed relative literature and proposed a Belief-Experience-Opinion model for such surveys. By using this model as a guidance, we conducted a questionnaire survey, in which participated 100 teachers from 37 universities across China. These teachers were divided into two groups: G1 had practiced systematic pronunciation instruction for at least one semester (47.47%), and G2 had practiced unsystematic instruction (52.53%). Both groups instructed mainly in freshman year, while G2 mainly in comprehensive classes and G1 in various classes such as pronunciation, conversation, listening, speech contest, etc. Among different aspects of pronunciation, Japanese accent was the most instructed by both groups. G1 instructed more on intonation than G2, but both groups instructed little on pause and prominence. As for teaching methods, audio aids (e.g., modeling and CDs) were preferred by both groups, compared to visual (e.g., symbols and marks) and movement (e.g., gestures) aids. Many teachers (56.57%) shared their ways of using student’s L1 or L1 dialect in teaching L2 Japanese pronunciation. They focused on consonants [16 ideas, the same hereinafter], vowels [5], segments [6], rhythm [2], accent [2], and intonation [2]. These ideas could be categorized into five types, according to the TP-SD framework from Liu (2023). a) Explaining reason for errors [8]. b) Explaining important points [8]. c) Explaining manner or place of articulation [5]. d) Pre-practicing by using L1 sounds [2]. e) Applying method of pronunciation from L1 to L2 [7]. Besides, 7 ideas of using cross-linguistic similarities and another 7 of using both similarities and dissimilarities were mentioned, but these are holistic concepts rather than specific ways of L1 use.

  • Beliefs about Speech Education and Teaching Practices of Japanese Language Teachers in Universities across China: Results of a Model-based Questionnaire Survey

    Liu Luolin[国際共著]

    第13回国際日本語教育・日本研究シンポジウム   (香港大学専業進修学院保良局何鴻燊社区書院)  香港大学専業進修学院; 香港日本語教育研究会  

    発表年月: 2023年11月

    開催年月:
    2023年11月
     
     

     概要を見る

    本発表では、理念・経験・意見モデルに基づいてアンケートを作成し、中国の大学における日本語教師(CT)の音声教育観と指導実態を調査した。CTを体系的な発音指導を行うG1と、非体系的な発音指導を行うG2に分けた。分析の結果、①CTは全員音声教育が必要だと考え、主に1年生(特に入門期)の際に発音指導を実践している。②G2の指導は殆ど総合系科目で行われているのに対し、G1の指導は発音、会話、聴解など様々な科目で行われている。③G1は発音のほぼすべての側面を指導しているのに対し、G2はアクセントとリズムに重点を置いている。④G1とG2はどちらもフィードバック、知識伝授、モデル発音を指導方法として用いているが、視覚や身体補助はあまり使用されていない。⑤約40%のCTが学習者の母語を日本語の発音指導に活用している。

  • 日本語のアクセントについて学習者はどう考えるか―発音特化授業を初めて受講した学習者の場合―

    劉 羅麟

    日本語/日本語教育研究会第15回大会   (学習院女子大学)  日本語/日本語教育研究会  

    発表年月: 2023年10月

    開催年月:
    2023年10月
     
     

     概要を見る

    本発表ではまず学習者が産出した初級名詞、人名、複合名詞のアクセントを分析した。産出された「通常でないアクセント」には恣意性がある一方で、⓪(平板型)が圧倒的に多かった。助詞「が」にアクセントの不自然な上がり下がりが目立った。授業を経て複合名詞の平板化や非複合のパターンは著しく減少したが、核ずれは改善が見られなかった。次に、学習者が記入した振り返りシートを分析し、アクセントに対する学習者の考えを明らかにした。それを定性的コーディングにより《過去の問題》《授業での学び》《今後の課題》の三つに分類し、授業前・授業後・今後という時系列で通時的な分析を行った。

  • 同期型オンラインで行われた学習者の母語を活用した日本語発音授業に関する実践報告

    劉 羅麟

    CASTEL/J 2023   (ホーチミン市師範大学)  日本語教育支援システム研究会  

    発表年月: 2023年08月

    開催年月:
    2023年08月
     
     

     概要を見る

    音声教育における母語の活用を探究するために教育実践を行ったが、コロナにより同期型オンライン授業の形を取った。本実践は、①スマホとメールを用いた発音課題、②オンラインアンケートを用いた聴取課題、③Zoomを用いた同期型授業、④オンラインアンケートを用いた振り返り、⑤SNS(WeChat)を用いた課題へのフィードバック、という五つから構成される。本発表では、1) 対面で学習者の発音練習をサポートできない、2) 面識のない学習者の授業への持続参加を促しづらい、という二つの難点を解決するために施した工夫について報告する。本発表の最後では、学習者による振り返りシートの記述を踏まえ、今後の課題を示し、来場者と意見交換を行う。

  • A Framework for L1 Use in Teaching L2 Pronunciation: Its Construction and Effects

    Liu Luolin

    Pacific Second Language Research Forum 2023   (Language Institute Thammasat University, Bangkok)  PacSLRF2023  

    発表年月: 2023年07月

    開催年月:
    2023年07月
     
     

     概要を見る

    In order to facilitate effective L1 use in teaching L2 pronunciation, I present a framework called TP-SD, abbreviation for "A framework for Theoretical & Practical ways of L1 use based on cross-lingual Similarities & Dissimilarities". I also report the effects of using this framework in actual teaching from the result of a survey conducted with Chinese learners of Japanese.

  • 中国語話者による拗音の誤用パターンと学習者の内省

    劉 羅麟

    中国語話者のための日本語教育研究会第53回大会   (東京都立大学南大沢キャンパス/オンライン(ハイブリッド))  中国語話者のための日本語教育研究会  

    発表年月: 2023年03月

    開催年月:
    2023年03月
     
     
  • 母語による影響は音声のレベルで起こるか音韻のレベルで起こるか―中国語西南官話話者による日本語のナ行音・ラ行音の知覚と生成の事例から―

    劉 羅麟

    第22回日本第二言語習得学会国際年次大会(J-SLA2022)   (中央大学後楽園キャンパス/オンライン開催(ハイブリッド))  日本第二言語習得学会  

    発表年月: 2022年10月

    開催年月:
    2022年10月
     
     

     概要を見る

    本研究では「母語に/ni/・/li/の音韻対立がある日本語学習者は「ニ・リ」(①)だけでなく、「ニャ ニュ ニョ・リャ リュ リョ」(②)の混同も起こりにくい」という仮説を検証するために、中国語西南官話話者のナ行音・ラ行音の知覚と生成を調査した。調査の結果、仮説の前半が確認されたが、後半が確認されなかった。その原因を学習者の母語の音韻体系から考察した。つまり、①と②は音声的に子音が同じとは言え、母語に近似音のある①は母語の正の影響で混同が起こりにくいが、母語の音韻体系に近似音のない②は母語の正の影響が現れず混同が依然起こる。このことから、母語による影響は音声のレベルよりも音韻のレベルで起こっている可能性が窺える。

  • 中国語方言の無声音・有声音は日本語の清音・濁音の指導と練習に活用できるか―西南官話話者の学習者の学びと捉え方から―

    劉 羅麟

    中国語話者のための日本語教育研究会第52回大会   (東京都立大学南大沢キャンパス/オンライン(ハイブリッド))  中国語話者のための日本語教育研究会  

    発表年月: 2022年09月

    開催年月:
    2022年09月
     
     
  • 中国語西南官話話者によるナ行音・ラ行音の生成の傾向や特徴

    劉 羅麟

    中国語話者のための日本語教育研究会第50回記念大会   (オンライン)  中国語話者のための日本語教育研究会  

    発表年月: 2021年09月

    開催年月:
    2021年09月
     
     
  • 既存のナ行音・ラ行音の練習方法に関する一考察―これまでの成果とこれからの課題―

    劉 羅麟

    早稲田大学日本語教育学会2019年秋季大会   (早稲田大学)  早稲田大学日本語教育学会  

    発表年月: 2019年09月

    開催年月:
    2019年09月
     
     
  • 中国語成都・重慶方言話者によるナ行音・ラ行音の知覚混同―子音・母音・音環境に着目して―

    劉 羅麟

    早稲田大学日本語学会2019年度前期研究発表会   (早稲田大学)  早稲田大学日本語学会  

    発表年月: 2019年07月

    開催年月:
    2019年07月
     
     
  • ナ行音・ラ行音の生成における母音の影響―中国語成都・重慶方言話者を対象に―

    劉 羅麟

    第12回国際日本語教育・日本研究シンポジウム   (香港理工大学)  香港日本語教育研究会  

    発表年月: 2018年12月

    開催年月:
    2018年12月
     
     
  • ナ行音・ラ行音の知覚混同における母方言の影響―若年層の成都方言話者に着目して―

    劉 羅麟

    第五回中日韓朝言語文化比較研究国際シンポジウム   (延辺大学)  延辺大学外国語学院・日本学研究所  

    発表年月: 2017年08月

    開催年月:
    2017年08月
     
     
  • 発音指導の実態と教師の音声教育観を知るには―BEOモデル(理念・経験・意見モデル)のすすめ―

    劉 羅麟

    発音フェスタ   (早稲田大学)  東京音声研究会  

    発表年月: 2024年12月

    開催年月:
    2024年12月
     
     

     概要を見る

    他の教師や教育機関はどのように発音指導を行い、どのような音声教育観を持つのか。音声教育の実践者・研究者として、日々の教育活動をより良くしていくために、知りたいところである。本発表では先行研究のメタ分析から構築したBEOモデル(理念・経験・意見モデル)について説明し、本モデルを用いて発音指導の実態と教師の音声教育観について調査する方法を紹介する。その上で発音指導について内省してもらい、来場者と意見交換を行う。

  • 工学系留学生は日本語教育に何を求めるか―言語使用実態調査のデータを用いて―

    古市 由美子, 猪狩 美保, 市原 明日香, 牛山 和子, 劉 羅麟  [招待有り]

    J-GELSワークショップ2024   (東京工業大学(大岡山キャンパス))  GELSネットワーク  

    発表年月: 2024年06月

    開催年月:
    2024年06月
     
     

     概要を見る

    本発表では、東京大学工学系研究科日本語教室で五年間行った言語使用実態調査のデータを用い、工学系留学生における日本語教育のニーズについて分析した。主に、①指導教官と学生自身が求める日本語レベルの差、②対象者別の言語使用状況、③場面別の言語使用状況、④日本語力不足による学内で困る場面の分類、の四つについて発表した。そのうえで、日本語という言語面の問題が、情意面・実践面の問題に繋がり、ひいては工学系留学生の自己実現の妨げになりかねないことを指摘し、工学系という専門日本語教育で何ができるかという問題提起を行った。

  • 日本語の合成音声を用いた講義動画の作成―合成音声の調整方法の報告―

    渡 邉咲, 劉 羅麟, 伊藤 茉莉奈, 小林 美希

    東京音声研究会例会   (明治大学中野キャンパス)  東京音声研究会  

    発表年月: 2023年05月

    開催年月:
    2023年05月
     
     
  • ニ・リとニャニュニョ・リャリュリョの混同から見た母語の影響―音声学と音韻論の観点から立てた仮説―

    劉 羅麟

    東京音声研究会例会   (埼玉大学/オンライン)  東京音声研究会  

    発表年月: 2022年12月

    開催年月:
    2022年12月
     
     
  • 母語を活用した音声授業を通して学習者がどのような学びを得たのか

    劉 羅麟

    東京音声研究会例会   (オンライン)  東京音声研究会  

    発表年月: 2021年10月

    開催年月:
    2021年10月
     
     
  • 音声教育における母語の活用

    劉 羅麟

    東京音声研究会例会   (オンライン)  東京音声研究会  

    発表年月: 2020年12月

    開催年月:
    2020年12月
     
     
  • 日本語学習者のナ行音・ラ行音の生成混同―成都方言話者を対象として―

    劉 羅麟  [招待有り]

    日本語音声コミュニケーション学会2017年度秋季研究集会   (早稲田大学)  日本語音声コミュニケーション学会  

    発表年月: 2017年11月

    開催年月:
    2017年11月
     
     

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 学習者の経験則を活かした音声学習・教育支援

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2025年04月
    -
    2030年03月
     

    木下 直子, 伊藤 茉莉奈, 大戸 雄太郎, 劉 羅麟

     [国際共著]

  • 学習者の母語と母方言を活用したオンライン日本語発音講座の開発とその検証

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2024年04月
    -
    2027年03月
     

    劉 羅麟

     [国際共著]

     概要を見る

    本研究の目的は、学習者の母語(母方言を含む)を活用したオンライン発音講座の開発と検証を通して、日本語音声教育の新たな教授法の確立に繋げることである。

  • 中国の高等教育機関における日本語の発音指導と母語の活用に関する研究

    日本語教育学会  日本語教育グローバル人材奨励プログラム

    研究期間:

    2023年07月
    -
    2024年03月
     

    劉 羅麟

     [国際共著]

     概要を見る

    本プロジェクトでは中国の日本語教師を対象に、発音指導に関する実態調査と交流活動を行い、日本語音声教育における母語の活用を探究する。

  • 音声教育に対する中国の日本語教師の認識

    早稲田大学  特定課題研究助成費

    研究期間:

    2023年04月
    -
    2024年03月
     

    劉 羅麟

     [国際共著]

     概要を見る

    本研究では、先行研究を踏まえたうえで、中国の36の大学に所属する99名(2023年10月1日まで)の日本語教師を対象にアンケート調査を行った。具体的には、まず、日本語教師の音声教育観と指導実態に関する先行研究を概観し、その調査結果を整理した。各研究の調査における質問項目を比較することにより、音声教育のための「理念・経験・意見モデル」を構築した。次に、上記のモデルに基づき、アンケートの質問項目や具体的な文言を精査した。スノーボールサンプリングで調査協力者を募い、アンケート調査を行った。その結果を分析し、中国の高等教育機関における日本語教師の指導実態と音声教育観を明らかにした。

  • 学習者の母語を活用した日本語音声教育の可能性

    早稲田大学  特定課題研究助成費

    研究期間:

    2022年04月
    -
    2023年03月
     

    劉 羅麟

     概要を見る

    本研究では中国語を母語とする日本語学習者を対象に、その母語と母方言を活用した音声教育を実践した。本実践は、①授業前の発音・聴取課題、②オンライン同期型の授業、③授業後の発音・聴取課題、④個別及び全体のフィードバック、というサイクルで構成される。授業前後の課題の分析を通し、学習者の発音や聴取上の変化を明らかにした。また、振り返りシートの分析を通し、学習者の学び、日本語と母語の音声に関する内省、母語の活用に対する捉え方などを明らかにした。

Misc

  • 【実践報告】日本語の合成音声を用いた講義動画の作成―調整方法の報告と「聞きやすさ」に関する考察―

    劉 羅麟, 伊藤 茉莉奈, 小林 美希, 中川 彩野, 渡邉 咲, 福島 青史

    早稲田日本語教育学   35   179 - 183  2023年12月   [ 国内誌 ]

    担当区分:筆頭著者, 責任著者

    速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)  

     概要を見る

    本稿では、オンデマンド科目で使用する講義動画を作成する過程における、1)合成音声の不自然な箇所を調整する方法と、2)調整を行うか否かを判断する中で行われた音声の「聞きやすさ」に関する考察について報告する。ソフトウェアが生成した合成音声には、不自然な読み方・ポーズ・アクセントがあったため、文字表記と句読点の変更・コマンドの挿入・同音異義語への置換などの方法で調整した。こうした調整を行うか否かを判断する中で、①読み方の間違い、②テーマとなる語句の後におけるポーズの欠如、③語句の途中に挿入された不要なポーズ、④頻出する語におけるアクセントの崩れ、⑤ひとまとまりであるはずの語句におけるアクセントの分断や、長い漢字語彙のような難しい語彙におけるアクセントの崩れ、⑥音声上の問題点の多発、という6点が講義動画としての「聞きやすさ」に影響を及ぼす要因として浮かび上がった。

  • 【実践報告】漢字語彙の意味推測を重んじた漢字授業―非漢字系初級レベルの実践の紹介―

    劉 羅麟

    早稲田日本語教育実践研究   8   49 - 50  2020年03月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)  

 

現在担当している科目

担当経験のある科目(授業)

  • 総合日本語1

    早稲田大学  

    2025年10月
    -
    継続中
     

  • 発音を学んで聴解を練習しよう1-2

    早稲田大学  

    2025年10月
    -
    継続中
     

  • 推測と想像で広げよう!漢字のことば1-2

    早稲田大学  

    2025年10月
    -
    継続中
     

  • 入門、初級1、初級2、初級4、インテンシブ初級Ⅰ、中級1総合、中級1会話

    東京大学  

    2023年11月
    -
    継続中
     

  • 日本語教育学入門

    早稲田大学  

    2023年04月
    -
    2023年09月
     

  • 学術的文章の作成

    早稲田大学  

    2017年10月
    -
    2018年09月
     

     概要を見る

    ライティングセンターの指導員として一部担当

  • タスクベースで学ぶ日本語(冬季集中日本語科目)

    東京大学  

    2024年02月
    -
    2024年03月
     

  • 日本語Ⅱ(応用)(地域社会とつながる音声)

    東京女子大学  

    2023年09月
    -
    2024年03月
     

  • 会話

    早稲田大学  

    2018年04月
    -
    2021年09月
     

  • 漢字(非漢字圏)

    早稲田大学  

    2017年10月
    -
    2021年03月
     

  • 入門日本語

    早稲田大学  

    2017年10月
    -
    2020年03月
     

  • 総合日本語1

    早稲田大学  

    2017年10月
    -
    2018年03月
     

  • 日本語個別指導

    早稲田大学高等学院  

    2015年04月
    -
    2017年03月
     

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社会貢献活動

  • 発音に対する考え方とその指導について話そう―BEOモデルと中国での調査結果を共有しながら―

    日本語教育学会  日本語教育学会2025年度秋季大会 

    2025年11月
     
     

     概要を見る

    本出展では,まず,中国37大学の日本語教師100名に対するアンケート調査の結果を来場者に共有する。このアンケート調査はBEOモデルに基づいて作成したものであり,理念・経験・意見という3つの分類における18の質問項目が設けられている。調査の結果,①発音指導の必要性が高く認識されているが,様々な原因で指導が入門期を含む一年目に集中し,学年が上がるにつれて減少していること,②アクセントが最も多く指導されており,ポーズとプロミネンスの優先順位が最下位で後回しになっていること,③教師が各々の方法で学習者の母語や母方言の音声上の特徴を日本語の発音指導に活かしていること,④非母語話者のほうが発音指導に適任だという考える教師が増えてきていること,⑤母語や母方言の影響,学生の意識不足,学生数の多さ,教師自身の発音が発音指導の妨げになっていることなどが明らかになった。調査結果の総合的考察から,音声教育の課題として,発音指導の実施における葛藤,指導すべき音声項目の取捨選択,発音指導における非母語話者教師の役割に対する認識が浮き彫りになった。
    次に,上記の結果を踏まえ,出展者は来場者と一緒にBEOモデルを参照しながら,自身が発音についてどのように考え,日頃の教育活動において発音をどのように指導しているかについて内省し,話し合う。例えば,上記の理念に関しては,発音指導の必要性・重要度,発音指導の目標,指導を行うべき時期・内容,各音声項目の優先順位,指導の適任者について話す。経験に関しては,指導を行う科目・時期,指導の内容・方法,指導に用いるリソース,指導における母語の活用,音声学・発音指導方法の学習経験について話す。意見に関しては発音指導の難点,難点を克服する方法などについて話す。そのうえで,今後の日本語音声教育のあり方について来場者と意見交換を行う。

  • 考える力を育てる中級前半の会話科目

    劉 羅麟  早稲田大学日本語教育学会2025年度大会  (早稲田大学) 

    2025年09月
     
     

     概要を見る

    発題者はこれまで初級前半と中級前半の会話科目を担当してきた。いずれも場面シラバスで実施したが、初級前半では日本で「サバイバル」していくための日本語力の育成を重視した。一方、中級前半の学習者は言語形式と会話ストラテジーについて考え、自らの会話力を向上させていく必要があると考える。交流ひろばでは、発題者が行ってきた会話科目のコースデザイン(特に語彙課題、ロールプレイ課題、期末の上映会)と授業展開(特にキーフレーズの検討、会話の流れの確認)について紹介し、来場者と意見交換を行う。

  • 理工系の初級日本語学習者向けの教室活動

    劉 羅麟  早稲田大学日本語教育学会2024年度大会  (早稲田大学) 

    2024年09月
     
     

     概要を見る

    発題者は現在、主に工学系の留学生を対象に日本語教育を実施している。LSP(Language for Specific Purposes)、即ち「特定の目的のための言語」という考え方があるが、初級の段階では目標言語の一般的な基礎知識に焦点を当てる場合が多い。発題者がこれまで実践した、連体修飾節の応用練習としての「ロボット作り」の活動を例に紹介しつつ、理工系の初級日本語学習者にも実施可能な教室活動について、意見交換やブレインストーミングを行いたい。

  • 海外の高等教育機関における日本語音声教育―教師の教育観と指導実態を中心に―

    日本語教育学会  世界中の日本語教育関係者のためのオンライン交流会  (日本語教育学会) 

    2024年03月
     
     

     概要を見る

    発題者は中国における日本語音声教育の現状を把握するために、本学会2023年度グローバル人材奨励プログラムおよび早稲田大学研究助成費による助成の下で、2023年8~9月の間に一連の活動を行った。今回の交流会では、活動の成果としてアンケート調査の結果および中国5都市9大学への訪問について簡単に紹介する。そのうえで、日本語による音声コミュニケーションの機会が限られる海外環境における音声教育の現状と将来について、来場者と意見交換を行う。

  • 漢字授業の工夫について話そう

    劉 羅麟  早稲田大学日本語教育学会2023年度大会  (早稲田大学) 

    2023年09月
     
     

     概要を見る

    話題提供者はこれまで、非漢字圏の日本語学習者を対象とした漢字科目を担当してきた。漢字の字形の複雑さや、母語にない「表意文字」という考え方が、非漢字圏の学習者にとって容易ではない。そこで、「漢字語彙推測クイズ」と「甲骨文・金文の活用」という二つの工夫を授業に取り入れた。大会当日はこれらについて紹介しつつ、皆様が普段行っている工夫についても伺いたいと考える。漢字授業の新たな可能性について語り合おう!

  • 日本語音声教育と学習者の母語・母方言の活用に関する研修会(七)

    劉 羅麟  (東北財経大学) 

    2023年09月
     
     

  • 非日本語専攻・独学型の学習者のための日本語学習法

    劉 羅麟  (東北財経大学) 

    2023年09月
     
     

  • 日本語音声教育と学習者の母語・母方言の活用に関する研修会(六)

    劉 羅麟  (大連海事大学) 

    2023年09月
     
     

  • 日本語音声教育と学習者の母語・母方言の活用に関する研修会(五)

    劉 羅麟  (大連外国語大学) 

    2023年09月
     
     

  • 日本語音声教育と学習者の母語・母方言の活用に関する研修会(四)

    劉 羅麟  (遼寧軽工職業学院) 

    2023年09月
     
     

  • 日本語音声教育と学習者の母語・母方言の活用に関する研修会(三)

    劉 羅麟  (復旦大学) 

    2023年09月
     
     

  • 日本語音声教育と学習者の母語・母方言の活用に関する研修会(二)

    劉 羅麟  (南京信息工程大学) 

    2023年09月
     
     

  • 日本語音声教育と学習者の母語・母方言の活用に関する研修会(一)

    劉 羅麟  (西安翻訳学院) 

    2023年08月
     
     

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学術貢献活動

  • 『日本語/日本語教育研究』査読協力者

    査読等

    日本語/日本語教育研究会  

    2024年
    -
    継続中
  • 「発音フェスタ」立案運営

    学会・研究会等

    東京音声研究会  

    2024年12月
     
     

特定課題制度(学内資金)

  • 音声教育に対する中国の日本語教師の認識

    2023年  

     概要を見る

    本研究では、先行研究を踏まえたうえで、中国の36の大学に所属する99名(本報告の時点まで)の日本語教師を対象にアンケート調査を行った。具体的には、まず、日本語教師の音声教育観と指導実態に関する先行研究を概観し、その調査結果を整理した。各研究の調査における質問項目を比較することにより、音声教育のための「理念・経験・感想モデル」を構築した。次に、上記のモデルに基づき、アンケートの質問項目や具体的な文言を精査した。スノーボールサンプリングで調査協力者を募い、アンケート調査を行った。その結果を分析し、中国の高等教育機関における日本語教師の指導実態と音声教育観を明らかにした。指導実態に関しては、①体系性や科目などの違いがあるものの、調査協力者は全員発音指導を行っている(特に大学一年の入門期)。②最も指導されているのはアクセントであり、ポーズとプロミネンスに関しては指導があまり行われていない。③母語の活用を含む多様な指導方法やリソースが用いられているが、記号などの視覚的補助やジェスチャーなどの運動型補助が少ない。④半数以上の教師は大学・大学院で音声学や発音指導に関する知識を得た。音声教育観に関しては、①全ての教師が発音指導が必要、もしくは非常に必要と考えている。半数以上が発音を文法や語彙以上に重要だと考えている。②音声教育の目標として、正確または自然な発音の習得だと考える教師が最も多い。ほかには、知識や規則の理解、音声に関する意識化の促進、コミュニケーションにおける問題の減少があった。③大学一年だけでなく、二年ないしそれ以上の段階における発言指導が必要だと考える教師が多い。適任な指導者としては学習者と母語が同じの、非日本語母語話者教師という意見が最も多い。本研究の成果を11月に香港の国際シンポジウムで発表する予定である。また、国内外の学術誌に研究論文を3本投稿する予定である。

  • 学習者の母語を活用した日本語音声教育の可能性

    2022年  

     概要を見る

     本研究では中国語を母語とする日本語学習者を対象に、その母語と母方言を活用した音声教育を実践した。本実践は、①授業前の発音・聴取課題、②オンライン同期型の授業、③授業後の発音・聴取課題、④個別及び全体のフィードバック、というサイクルで構成される。授業前後の課題の分析を通し、学習者の発音や聴取上の変化を明らかにした。また、振り返りシートの分析を通し、学習者の学び、日本語と母語の音声に関する内省、母語の活用に対する捉え方などを明らかにした。本研究の成果を3月に国内の学会で発表したほか、7月・8月に海外の国際シンポジウムでも発表する予定である。また、国内の学術誌に研究論文を3本投稿する予定である。