伊藤 遼 (イトウ リョウ)

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所属

文学学術院 文学部

職名

准教授

プロフィール

19・20世紀英国哲学史と論理の哲学(規則という観点からの証明の理解)を専門としています。

2013年から2016年まで、英国セントアンドルーズ大学・スターリング大学哲学PhDプログラム(SASP)へ留学していました。2017年12月同プログラムにてPhDを取得しました。

学位論文 'Russell's Metaphysical Accounts of Logic' は、ラッセルの論理主義に関する諸業績を、当時英国で隆盛をみた英国観念論の論理観から現代的な論理観へと向かう一つの軌跡として捉える試みです。現代の論理学の発展を知るわれわれからすれば時代遅れななものに見える彼の論理学に関する業績も、その思想背景を踏まえて解釈することで、現代のわれわれにとっても意味をなすものとして理解することができます。これまでになされた同様の試みは、彼の論理観を一定不変のものと想定するあまり、テクストとの整合性を欠く傾向がありました。本論文は、彼が残した膨大な草稿を丁寧に読むことで、彼の思想の変化に忠実な仕方で彼の論理観を理解するという試みです。

現在は、上記の成果を国内外の学術雑誌に発表しつつ、数学史(とくに19世紀の微積分の歴史)と現代哲学における「規則」をめぐる諸々の議論を手がかりに、数学の実践(とりわけ、証明という営み)を規則という観点から説明するという計画に取り組んでいます。

学歴 【 表示 / 非表示

  • 2013年09月
    -
    2017年12月

    University of St Andrews & Stirling University   PhD Programme   Philosophy  

  • 2011年04月
    -
    2013年09月

    京都大学   文学研究科 後期博士課程   思想文化学  

  • 2009年04月
    -
    2011年03月

    京都大学   文学研究科 修士課程   思想文化学  

  • 2005年04月
    -
    2009年03月

    京都大学   文学部   思想文化学  

学位 【 表示 / 非表示

  • 2017年12月   University of St Andrews, Stirling University   PhD

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2021年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   文学学術院   准教授

  • 2020年10月
    -
    2021年03月

    京都精華大学   非常勤講師

  • 2019年04月
    -
    2021年03月

    日本学術振興会 特別研究員PD/CPD

  • 2019年04月
    -
    2020年09月

    滋賀大学   経済学部   非常勤講師

  • 2019年04月
    -
    2020年03月

    龍谷大学   文学部   非常勤講師

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研究分野 【 表示 / 非表示

  • 哲学、倫理学   初期分析哲学史、英国観念論、数学の哲学

論文 【 表示 / 非表示

  • 分析哲学のいわゆる「心理学的起源」について

    伊藤 遼

    哲学(日本哲学会)   72   67 - 78  2021年  [査読有り]

  • 初期ラッセルの存在論における世界の十全な記述可能性

    伊藤 遼

    科学哲学   53 ( 2 ) 25 - 44  2021年  [査読有り]

  • Russell's Theories of Judgment

    伊藤 遼

    British Journal for the History of Philosophy   28   112 - 133  2020年02月  [査読有り]

  • The Origin of the Theory of Types

    伊藤 遼

    Annals of the Japan Society for Philosophy of Science   ( 27 )  2018年09月  [査読有り]

  • ブラッドリーの判断論と初期ラッセルの判断概念

    伊藤 遼

    Nagoya Journal of Philosophy   13   16 - 25  2018年06月  [査読有り]

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • Kit Fine on Truthmakers, Relevance, and Non-Classical Logic (Outstanding Contributions to Logic)

    Leon Horsten, Ryo Ito( 担当: 分担執筆)

    Springer  2021年

受賞 【 表示 / 非表示

  • 奨励賞

    2019年11月   科学基礎論学会   The Origin of the Theory of Types  

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 論理的「不一致」の解明

    国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

    研究期間:

    2019年10月
    -
    2024年03月
     

    岡田 光弘, 岡本 賢吾, 五十嵐 涼介, 細川 雄一郎, 伊藤 遼, 峯島 宏次

    担当区分: 研究分担者

     概要を見る

    本研究5年度計画の第1ステップとして、論理的「不一致」の代表的で伝統的な論争を整理する作業を開始した。古典論理と直観主義論理論争、シンタクスーセマンティクス論争、古典数学と構成数学の論争、幾何学・図形証明の論争などの論理の哲学と数学の哲学の伝統的論争は、見方を変えると論理文法の「不一致」についての論争と読み直すことができる。日本側代表及び日本側全員とフランス側パリ第1大学哲学科・IHPST代表との間で、これを検討した。ウィトゲンシュタインの規則論の変遷、ラッセルの判断概念変遷、ゲティア反例の多領域様相論理などの分析を通じて、論理的論争の不一致を検討した。
    岡田・伊藤および協力者高橋・秋吉が2月にフランス側パリ第1大学哲学科・IHPSTを訪問し、本国際共同研究の開始のためのワークショップを開催した。特に、協力者高橋は、本日仏プロジェクトの準備期間中に、JSPS海外特別研究員としてこのプロジェクトの相手側パリ大学IHPSTに派遣され、フランス側チームに長期滞在する形で日本側との共同研究に積極的に協力している。2020年2月のパリ大学における共同研究立ち上げワークショップは、Mathematical and logical understanding and formalization Workshop in honor of Pr. Mitsuhiro Okadaと題され、特に日本側共同研究代表者の岡田のこれまでの仕事を振り返る作業もここで行われた。それらの議論の成果も今後の日仏共同研究に活かしていく。
    代表者岡田がカナダUQAM・CIRST所長)Mathieu Marionと本プロジェクトのための共同研究を開始し、成果を出版した。フランス側共同研究者Joinetが2019年11月に来日し、本共同研究の調整を行った。また、岡田が2020年2月にJoinetを訪問し、共同研究の打ち合わせをさらに進めた。

  • 微分積分学の論理の解明―規則の理論としての論理学に向けて

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2021年03月
     

    伊藤 遼

    担当区分: 研究代表者

  • 海外留学(長期派遣)

    研究期間:

    2013年09月
    -
    2016年06月
     

    伊藤 遼

    担当区分: 研究代表者

  • 「意味=使用」説に基づく「論理とは何か」の解明

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2013年08月
     

    伊藤 遼

    担当区分: 研究代表者

講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • いわゆる分析哲学の心理学的起源について

    伊藤 遼

    日本哲学会  

    発表年月: 2020年06月

  • The Notion of Dependence and the Ramified Theory of Types

    伊藤 遼  [招待有り]

    Bochum Non-classical Logic Workshop I  

    発表年月: 2020年02月

  • Frege’s Puzzle and the Early Russell’s Logic of Relations

    伊藤 遼

    Society for the History of Early Analytical Philosophy  

    発表年月: 2019年06月

  • Geometrical Reasoning and Moves in Space of Reason

    伊藤 遼

    Logic Workshop– Wittgenstein, Phenomelogical Ontology, and Contextualism  

    発表年月: 2019年06月

  • Diagrammatic Reasoning and Two Kinds of Rules

    伊藤 遼

    応用哲学会 年次大会  

    発表年月: 2019年04月

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現在担当している科目 【 表示 / 非表示

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