2022/12/02 更新

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イトウ リョウ
伊藤 遼
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所属
文学学術院 文学部
職名
准教授
プロフィール

19・20世紀英国哲学史と論理の哲学(規則という観点からの証明の理解)を専門としています。

2013年から2016年まで、英国セントアンドルーズ大学・スターリング大学哲学PhDプログラム(SASP)へ留学していました。2017年12月同プログラムにてPhDを取得しました。

学位論文 'Russell's Metaphysical Accounts of Logic' は、ラッセルの論理主義に関する諸業績を、当時英国で隆盛をみた英国観念論の論理観から現代的な論理観へと向かう一つの軌跡として捉える試みです。現代の論理学の発展を知るわれわれからすれば時代遅れななものに見える彼の論理学に関する業績も、その思想背景を踏まえて解釈することで、現代のわれわれにとっても意味をなすものとして理解することができます。これまでになされた同様の試みは、彼の論理観を一定不変のものと想定するあまり、テクストとの整合性を欠く傾向がありました。本論文は、彼が残した膨大な草稿を丁寧に読むことで、彼の思想の変化に忠実な仕方で彼の論理観を理解するという試みです。

現在は、上記の成果を国内外の学術雑誌に発表しつつ、数学史(とくに19世紀の微積分の歴史)と現代哲学における「規則」をめぐる諸々の議論を手がかりに、数学の実践(とりわけ、証明という営み)を規則という観点から説明するという計画に取り組んでいます。

学歴

  • 2013年09月
    -
    2017年12月

    University of St Andrews & Stirling University   PhD Programme   Philosophy  

  • 2011年04月
    -
    2013年09月

    京都大学   文学研究科 後期博士課程   思想文化学  

  • 2009年04月
    -
    2011年03月

    京都大学   文学研究科 修士課程   思想文化学  

  • 2005年04月
    -
    2009年03月

    京都大学   文学部   思想文化学  

学位

  • 2017年12月   University of St Andrews, Stirling University   PhD

経歴

  • 2021年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   文学学術院   准教授

  • 2020年10月
    -
    2021年03月

    京都精華大学   非常勤講師

  • 2019年04月
    -
    2021年03月

    日本学術振興会 特別研究員PD/CPD

  • 2019年04月
    -
    2020年09月

    滋賀大学   経済学部   非常勤講師

  • 2019年04月
    -
    2020年03月

    龍谷大学   文学部   非常勤講師

  • 2018年04月
    -
    2020年03月

    同志社大学   文化情報学部   実習助手

  • 2018年04月
    -
    2020年03月

    龍谷大学   社会学部   非常勤講師

  • 2017年04月
    -
    2020年03月

    京都大学   文学部   非常勤講師

  • 2018年04月
    -
    2019年03月

    大阪体育大学   体育学部   非常勤講師

  • 2014年09月
    -
    2016年06月

    University of St Andrews   Tutor

  • 2013年11月
    -
    2016年06月

    Arché Philosophical Research Centre   Graduate Student

  • 2011年04月
    -
    2013年08月

    日本学術振興会 特別研究員DC1

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研究分野

  • 哲学、倫理学   論理学の哲学、初期分析哲学史、英国観念論

論文

  • 哲学史研究の越境と分業についてーある推論主義の立場から

    伊藤遼

    文学研究科紀要   67   23 - 40  2022年03月

  • 初期ラッセルの存在論における世界の十全な記述可能性

    伊藤 遼

    科学哲学   53 ( 2 ) 25 - 44  2021年  [査読有り]

  • 分析哲学のいわゆる「心理学的起源」について

    伊藤 遼

    哲学(日本哲学会)   72   67 - 78  2021年  [査読有り]

  • Russell's Theories of Judgment

    伊藤 遼

    British Journal for the History of Philosophy   28   112 - 133  2020年02月  [査読有り]

  • The Origin of the Theory of Types

    伊藤 遼

    Annals of the Japan Society for Philosophy of Science   ( 27 )  2018年09月  [査読有り]

  • ブラッドリーの判断論と初期ラッセルの判断概念

    伊藤 遼

    Nagoya Journal of Philosophy   13   16 - 25  2018年06月  [査読有り]

  • Russell's Metaphysical Accounts of Logic

    伊藤 遼

    University of St Andrews, Stirling University (SASP Programme)    2017年08月

  • ラッセルにおける論理学と形而上学の関係

    伊藤 遼

    哲学(日本哲学会)   ( 65 ) 118 - 134  2014年04月  [査読有り]

  • 証明論的意味論とその課題

    伊藤 遼

    哲学論叢   ( 37 ) S37 - S48  2011年09月

  • タイプ理論の起源と発展

    池田 真治, 伊藤 遼, 久木田 水生

    哲学論叢   38 ( 38 ) S49 - S60  2011年09月

    CiNii

  • ラッセルの置き換え理論と二つのパラドクス

    伊藤 遼

    哲学論叢(哲学論叢刊行会)   ( 38 ) 97 - 108  2011年09月  [査読有り]

    CiNii

  • ラッセルの置き換え理論とその位置づけ

    伊藤 遼

    哲学論叢(哲学論叢刊行会)   ( 37 ) 58 - 69  2010年09月  [査読有り]

    CiNii

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受賞

  • 奨励賞

    2019年11月   科学基礎論学会   The Origin of the Theory of Types  

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 論証・証明の哲学の深化に向けた学際的「論理の哲学」研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    研究期間:

    2021年04月
    -
    2026年03月
     

    岡田 光弘, 伊藤 遼, 峯島 宏次

  • 初期分析哲学史における実在論と観念論-対立構造の重層的理解に向けて

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究

    研究期間:

    2022年04月
    -
    2025年03月
     

    伊藤 遼

  • 論理的「不一致」の解明

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

    研究期間:

    2019年10月
    -
    2024年03月
     

    岡田 光弘, 岡本 賢吾, 五十嵐 涼介, 細川 雄一郎, 伊藤 遼, 峯島 宏次

     概要を見る

    本研究5年度計画の第1ステップとして、論理的「不一致」の代表的で伝統的な論争を整理する作業を開始した。古典論理と直観主義論理論争、シンタクスーセマンティクス論争、古典数学と構成数学の論争、幾何学・図形証明の論争などの論理の哲学と数学の哲学の伝統的論争は、見方を変えると論理文法の「不一致」についての論争と読み直すことができる。日本側代表及び日本側全員とフランス側パリ第1大学哲学科・IHPST代表との間で、これを検討した。ウィトゲンシュタインの規則論の変遷、ラッセルの判断概念変遷、ゲティア反例の多領域様相論理などの分析を通じて、論理的論争の不一致を検討した。
    岡田・伊藤および協力者高橋・秋吉が2月にフランス側パリ第1大学哲学科・IHPSTを訪問し、本国際共同研究の開始のためのワークショップを開催した。特に、協力者高橋は、本日仏プロジェクトの準備期間中に、JSPS海外特別研究員としてこのプロジェクトの相手側パリ大学IHPSTに派遣され、フランス側チームに長期滞在する形で日本側との共同研究に積極的に協力している。2020年2月のパリ大学における共同研究立ち上げワークショップは、Mathematical and logical understanding and formalization Workshop in honor of Pr. Mitsuhiro Okadaと題され、特に日本側共同研究代表者の岡田のこれまでの仕事を振り返る作業もここで行われた。それらの議論の成果も今後の日仏共同研究に活かしていく。
    代表者岡田がカナダUQAM・CIRST所長)Mathieu Marionと本プロジェクトのための共同研究を開始し、成果を出版した。フランス側共同研究者Joinetが2019年11月に来日し、本共同研究の調整を行った。また、岡田が2020年2月にJoinetを訪問し、共同研究の打ち合わせをさらに進めた。

  • 微分積分学の論理の解明―規則の理論としての論理学に向けて

    日本学術振興会  特別研究員(PD/CPD)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2021年03月
     

    伊藤 遼

  • 海外留学(長期派遣)

    日本学生支援機構  海外留学プログラム

    研究期間:

    2013年09月
    -
    2016年06月
     

    伊藤 遼

  • 「意味=使用」説に基づく「論理とは何か」の解明

    日本学術振興会  特別研究員(DC1)

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2013年08月
     

    伊藤 遼

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講演・口頭発表等

  • 推論主義に基づく数学的推論の説明とその限界

    伊藤遼

    早稲田哲学会  

    発表年月: 2022年07月

  • An Interpretation of the Gray's Elegy Argument

    Ryo Ito

    Society for the Study of the History of Analytical Philosophy  

    発表年月: 2022年07月

  • ラッセルとヴィトゲンシュタイン

    伊藤遼

    科学基礎論学会  

    発表年月: 2022年06月

  • ラッセルの「構成」概念とスタウトの心理学

    伊藤遼  [招待有り]

    日本ホワイトヘッド・プロセス学会  

    発表年月: 2021年10月

  • フレーゲのパズルとラッセルの存在論

    伊藤 遼  [招待有り]

    存在論・形而上学ワークショップ・三田ロジックセミナー  

    発表年月: 2021年09月

  • Two Epistemological Problems in the Early Russell’s Ontology

    Ryo Ito

    Society for the History of Early Analytical Philosophy  

    発表年月: 2021年07月

  • Wittgenstein’s Distinction between Fact and Complex and Russell’s Acceptance of It

     [招待有り]

    「世紀転換期における観念論と実在論」定例研究会  

    発表年月: 2021年03月

  • ムーアとスタウト

    伊藤 遼  [招待有り]

    「世紀転換期における観念論と実在論」定例研究会  

    発表年月: 2020年08月

  • いわゆる分析哲学の心理学的起源について

    伊藤 遼

    日本哲学会  

    発表年月: 2020年06月

  • 可能性を解放する論理と事実の形式を解明する論理 – 1910年代 ラッセルにおける二つの論理観

    伊藤 遼  [招待有り]

    論理思想史に関する研究集会  

    発表年月: 2020年02月

  • The Notion of Dependence and the Ramified Theory of Types

    伊藤 遼  [招待有り]

    Bochum Non-classical Logic Workshop I  

    発表年月: 2020年02月

  • Frege’s Puzzle and the Early Russell’s Logic of Relations

    伊藤 遼

    Society for the History of Early Analytical Philosophy  

    発表年月: 2019年06月

  • Geometrical Reasoning and Moves in Space of Reason

    伊藤 遼

    Logic Workshop–Wittgenstein, Phenomelogical Ontology, and Contextualism  

    発表年月: 2019年06月

  • Diagrammatic Reasoning and Two Kinds of Rules

    伊藤 遼

    応用哲学会 年次大会  

    発表年月: 2019年04月

  • The Linguistic Turn and Russell's Egocentric Predicament

    伊藤 遼

    Kyoto-NTU Philosophy Colloquium of Graduate Students: Self, Subjectivity, and Consciousness  

    発表年月: 2019年03月

  • Towards A Realist Interpretation of Principia Mathematica

    伊藤 遼  [招待有り]

    Yang Ming–Kyoto Mini Workshop  

    発表年月: 2019年03月

  • Mathematics and Its Rules: Trivialities in Proofs

    伊藤 遼  [招待有り]

    The 4th Conference on Contemporary Philosophy in East Asia  

    発表年月: 2018年08月

  • The Early Russell's Ontology and the Univocity of Being

    伊藤 遼  [招待有り]

    Making Sense Of: A Workshop with and about Adrian Moore  

    発表年月: 2018年07月

  • 二つの真理概念と誤謬の問題−ラッセルはなぜ判断の多項関係理論を採用したのか

    伊藤 遼  [招待有り]

    論理学の哲学・数学の哲学セミナー  

    発表年月: 2018年04月

  • The Unity of the Proposition and Russell’s Theories of Truth

    伊藤 遼  [招待有り]

    French-Japanese Workshop “Philosophy of Logic and Mathematics’  

    発表年月: 2018年01月

  • ムーアの概念とラッセルの項

    伊藤 遼

    日本科学哲学会年次大会  

    発表年月: 2017年11月

  • ラッセルの命題論とブラッドリーの判断論

    伊藤 遼

    関西哲学会年次大会  

    発表年月: 2017年10月

  • Rules and Trivialities in Proofs

    伊藤 遼  [招待有り]

    Kyoto Workshop on Logic and Metaphysics  

    発表年月: 2017年10月

  • Classes, Fusions and Russell’s Theories of Classes

    伊藤 遼  [招待有り]

    Kyoto Philosophical Logic Workshop II  

    発表年月: 2017年06月

  • ラッセルの「不完全記号」概念と分岐タイプ理論

    伊藤 遼

    科学基礎論学会総会  

    発表年月: 2017年06月

  • The Unity of the Proposition and Russell’s Theories of Truth

    伊藤 遼

    The 5th Seoul Philosophy Graduate Conference  

    発表年月: 2017年06月

  • Bradley’s Notion of Judgment and Russell’s Theories of Truth

    伊藤 遼  [招待有り]

    International Graduate Student Conference on Asian Philosophy  

    発表年月: 2017年04月

  • Bradley, the unity of the proposition and material implication

    伊藤 遼  [招待有り]

    Kyoto Philosophical Logic Workshop  

    発表年月: 2017年02月

  • Mathematical Reasoning and Paraconsistent Logic

    伊藤 遼  [招待有り]

    Kyoto Non-Classical Logic Workshop II  

    発表年月: 2016年10月

  • Russell’s Notion of Acquaintance

    伊藤 遼

    Arché: Models, Modality and Meaning Research Group  

    発表年月: 2015年05月

  • Russell's Conception of Classes

    伊藤 遼

    Arché: Models, Modality and Meaning Research Group  

    発表年月: 2014年04月

  • Russell’s Metaphysical Conception of Logic

    伊藤 遼  [招待有り]

    Bristol-Kyoto Workshop  

    発表年月: 2013年09月

  • ラッセルの型理論の起源

    伊藤 遼

    科学基礎論学会総会  

    発表年月: 2013年06月

  • ラッセルにみる論理と哲学の関係

    伊藤 遼

    日本哲学会大会  

    発表年月: 2013年05月

  • 初期ラッセルにおける観念論論駁

    伊藤 遼

    科学基礎論学会総会  

    発表年月: 2012年06月

  • 『数学の諸原理』におけるラッセルの言語観

    伊藤 遼  [招待有り]

    慶應義塾大学 GCOE プログラム「論理と感 性の先端的教育研究拠点」  

    発表年月: 2011年12月

  • ラッセルの置き換え理論と二つのパラドクス

    伊藤 遼

    哲学若手研究者フォーラム  

    発表年月: 2011年07月

  • Russell’s Substitutional Theory and Two Paradoxes

    伊藤 遼

    Annual Conference of Australazian Association of Philosophy  

    発表年月: 2011年07月

  • 初期ラッセルにみる命題の存在論

    伊藤 遼

    科学基礎論学会総会  

    発表年月: 2011年06月

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学内研究費(特定課題)

  • 初期分析哲学史における「構成」概念の探究

    2021年  

     概要を見る

    本特定研究課題は、分析哲学、すなわち、現代の英語圏を中心とする哲学の営みの出発点の一つともなった「外部世界 external world」の実在性をめぐる論争の内実を文献学的な探求を通じて整理することで、分析哲学の創始者の一人であるバートランド・ラッセルが提示した外部世界の「論理的構成 logical construction」という考えに対するより正確な理解を得るものである。 この課題への取り組みの成果は、国内外の学会にて、査読付き発表(Society for the Study of the History of Analytical Philosophy, 7月, Vienna/online)と招待講演(日本ホワイトヘッド・プロセス学会10月、オンライン)という形で公表されている。

 

現在担当している科目

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