Updated on 2025/05/09

写真a

 
SAITO, Shinichiro
 
Affiliation
Affiliated organization, Waseda University Senior High School
Job title
Teacher (Affiliated Senior High School)

Research Experience

  •  
    -
    Now

    Waseda University   Senior High School   Teacher

  •  
     
     

    Aoyama Gakuin University   College of Education, Psychology and Human Studies Department of Psychology

  •  
     
     

    Waseda University

  •  
     
     

    Waseda University   Faculty of Letters, Arts and Sciences

  •  
     
     

    Waseda University   Honjo Senior High School

  •  
     
     

    早稲田実業学校   非常勤講師

  •  
     
     

    Waseda University   Senior High School

  •  
     
     

    早稲田高等学校   非常勤講師

▼display all

Education Background

  •  
     
     

    早稲田大学大学院   文学研究科   人文科学専攻心理学コース  

  •  
     
     

    Waseda University   School of Letters, Arts and Sciences I  

Professional Memberships

  • 2014
    -
    Now

    COMMUNITY FOR INNOVATION OF EDUCATION AND LEARNING THROUGH COMPUTERS AND COMMUNICATION NETWORKS

  • 2013
    -
    Now

    JAPANESE ASSOCIATION OF MINDFULNESS

  • 2010
    -
    Now

    THE JAPANESE ASSOCIATION OF EDUCATIONAL PSYCHOLOGY

  • 2008
    -
    Now

    THE JAPANESE PSYCHOLOGICAL ASSOCIATION

Research Areas

  • Clinical psychology

Research Interests

  • 教育・社会系心理学

  • mindfulness

  • 臨床心理学

 

Papers

  • Practical Examples of Media Literacy Education in Integrated Junior High, High School, and University

    SAITO Shinichiro

      ( 295 ) 12 - 15  2023.11  [Invited]

 

Internal Special Research Projects

  • 高校生の性格特性の変化に関する一研究

    2023  

     View Summary

     若者の性格特性に関する研究は数多く行われている。たとえば、大学生の性格特性の変化について1986年・2002年・2018年の3時点においてYG性格検査により検討した研究(中村・相良, 2020)、16歳から29歳の青年を対象に1992年・2002年・2012年の10年ごとの変化を調査した研究(藤村・浅野・羽渕, 2016)、さらには情緒不安定性に焦点を当てた時間横断的メタ分析(小塩・市村・汀・三枝, 2020)などが存在する。しかし、特定の高校における性格特性の経年的変化を検討した研究は極めて少ない。そこで本研究では、男子校であるA高校において1970年代に実施されたYG性格検査の結果と、2023年に筆者が同校で実施した最新の検査結果を比較し、性格特性の変容や継続性を検討した。1977年の同校研究紀要によれば、スクールカウンセラー導入の検討を目的として1974〜75年にYG性格検査が行われ、生徒全体の傾向としてはD型(安定積極型)の割合が最も高く、C型(安定消極型)の割合が最も低いと報告された。また、学業成績との関連ではC型が成績優秀である一方、E型(不安定積極型)およびD型は成績が振るわない傾向が示されていた。2023年の検査結果においてもD型が最多であり、次いでB型(不安定積極型)の割合が高かった。この結果は、A高校の男子生徒が活動性・攻撃性・支配性の側面で高い傾向を示しつつ、同時に劣等感や神経質傾向もやや高いことを反映していると考えられる。これらの傾向は約50年前とほぼ一致しており、同校に固有の気質が長期にわたって維持されている可能性を示唆する。現代においては個人情報保護の観点から成績との直接的な関連づけは困難であるものの、こうした長期的データの比較は、校風に即した進路指導や教育的支援の方針策定に有用な示唆を与えると考えられる。

  • 中等教育機関における効果的なマインドフルネス技法の適用方法に関する予備的研究

    2022  

     View Summary

     近年、マインドフルネスを用いた心理技法が「認知行動療法の第3の波」として展開されている。臨床現場では心理療法として実際にマインドフルネスの諸技法が取り入れられる機会は多くなったが、中等教育現場においてマインドフルネス技法を実践する研究はまだ少ない。本研究では、短時間のマインドフルネス技法を一度限り用いることで、中学3年生の気分状態がどのように変化するかについて、日本語版POMS(Profile of Mood States)短縮版を用いて検討を試みた。その結果、POMSの下位尺度得点のうち、緊張-不安得点、疲労得点に関しては有意な低下が見られた一方、疲労得点に関しては有意な上昇が見られた。

  • 中等教育現場におけるマインドフルネス技法の効果検討

    2021  

     View Summary

     臨床現場において、マインドフルネスを用いた技法を用いる機会が増えている。しかし、中等教育現場においてマインドフルネス技法を効果的に適用する方法についての研究はまだ途上である。本研究では中学生を対象として、より効果的なマインドフルネス技法の適用方法について、複数の技法による予備的研究を行った。その結果、比較的短時間で行うマインドフルネス技法であっても、不安気分や抑うつ気分の低減には効果があることが示唆された。一方、マインドワンダリングについては短時間の技法では変化が見られなかった。この結果は、中等教育機関におけるマインドフルネスの効果的な技法の適用方法についての研究の端緒となると考えられる。