2024/04/26 更新

写真a

イゴウ マミコ
井合 真海子
所属
人間科学学術院 人間科学部
職名
准教授
学位
博士

経歴

  • 2021年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   人間科学学術院   准教授

  • 2020年04月
    -
    2021年03月

    帝京平成大学 准教授

  • 2014年04月
    -
    2020年03月

    帝京平成大学 講師

  • 2011年04月
    -
    2014年03月

    早稲田大学人間科学学術院   助手

学歴

  • 2008年04月
    -
    2014年03月

    早稲田大学   人間科学研究科博士後期課程  

  • 2005年04月
    -
    2007年03月

    早稲田大学   人間科学研究科修士課程  

  • 2001年04月
    -
    2005年03月

    早稲田大学   人間科学部  

研究分野

  • 臨床心理学   認知行動療法

研究キーワード

  • スキーマ

  • 境界性パーソナリティ障害

  • 弁証法的行動療法

  • 認知行動療法

  • 臨床心理学

受賞

  • 学会奨励賞

    2017年   日本パーソナリティ学会   境界性パーソナリティ傾向者に対する認知的再構成の手続きが見捨てられスキーマの変容に及ぼす効果  

    受賞者: 井合真海子, 根建金男

  • 第16回内山記念賞

    2015年   日本行動医学会   捨てられ場面における見捨てられスキーマと思考・感情・行動との関連  

    受賞者: 井合真海子・根建金男

 

論文

  • Assessment and psychotherapy of borderline personality disorders in Japan: Results from a cross-sectional survey of psychologists

    Mamiko Igo, Yasuichiro Yusa, Akifumi Ikeda, Joichiro Shirahase, Wataru Sakamoto, Shinya Yoshida, Sadanobu Ushijima

    International Journal of Mental Health     1 - 22  2024年01月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

    DOI

  • 弁証法的行動療法におけるマインドフルネス—Mindfulness in Dialectical Behavior Therapy—特集 マインドフルネス再考(2) ; 関連する心理療法理論から見たマインドフルネス ; 第3世代の認知行動療法

    井合 真海子, 宮城 整, 山崎 さおり, 松野 航大, 片山 皓絵, 成瀬/麻夕, 野網 惠, 遊佐 安一郎

    心理学評論 = Japanese psychological review / 心理学評論刊行会 編   64 ( 4 ) 460 - 475  2021年  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 弁証法的行動療法とアサーション

    井合真海子 遊佐安一郎

    精神療法   46 ( 3 ) 42 - 47  2020年06月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 境界性パーソナリティ傾向者に対する認知的再構成の手続きが見捨てられスキーマの変容に及ぼす効果

    井合 真海子, 根建 金男

    パーソナリティ研究   25 ( 3 ) 252 - 254  2016年  [査読有り]

     概要を見る

    <p>In this study, we assessed the efficacy of a procedure for cognitive restructuring of abandonment schemas. A two-week intervention was conducted for individuals with borderline personality features. Results showed that the scores for abandonment schemas reduced for participants in the intervention group who were included in the procedure for cognitive restructuring, but not for those in the waiting list. However, no significant differences were observed in scores of borderline personality traits between the two groups. Future studies need to conduct lengthier interventions that enable the generalization of value of cognitive restructuring of abandonment schemas.</p>

    DOI CiNii

  • 【精神科医療技術の将来】感情調節困難のための弁証法的行動療法の日本での応用

    井合 真海子, 松野 航大, 山崎 さおり, 遊佐 安一郎

    精神科治療学   30 ( 1 ) 117 - 122  2015年01月  [査読有り]

     概要を見る

    弁証法的行動療法(DBT)は、境界性パーソナリティ障害をはじめとする感情調節に問題を抱える患者に対して、治療効果が実証されている治療法である。しかし、治療にかかるコストやマンパワーの問題から、本邦において標準型のDBTを実施することは難しい。本論文では、DBTの概要を述べた上で、筆者らが実施しているDBTに基づくグループセラピーと個人療法を紹介し、本邦においてDBTに基づいた「DBT的治療」を実施する上での工夫点と問題点について考察する。(著者抄録)

    CiNii

  • 感情調節困難な人との家族の関わりの変化 DBTを取り入れた家族グループ参加による体験の探索的研究

    須川 聡子, 井合 真海子, 松野 航大, 遊佐 安一郎

    家族療法研究   30 ( 1 ) 72 - 82  2013年04月  [査読有り]

     概要を見る

    感情調節困難な人との家族の関わりの変化を、弁証法的行動療法(DBT)スキル訓練などを参考にした家族グループへの聞き取りから調査した。DBT訓練の最初の2回までをドロップアウトしなかったグループ参加者18名(母親グループ10名、混合グループ8名)を調査対象とした。母親グループから5名、混合グループから2名に対して半構造化面接調査を行った。データについては、グラウンデッド・セオリー・アプローチを援用などし、分析を行った。分析の結果、感情調節困難な人の家族が家族グループに参加することで経験している本人との関わりの変化は、「反応しないことも、本音で反応することも許されない悪循環」「自分の状態への気付きが増したことで感情的になった後の回復が早まる」「相手を変化させようとしないことで修羅場に発展し難くなる」の三つの位相が漸進的に移行するプロセスが把握できた。家族は自分のできそうなものから応じる姿勢を身につけていったと考えられた。

  • 見捨てられ場面における見捨てられスキーマと思考・感情・行動との関連

    井合 真海子, 根建 金男

    行動医学研究   19 ( 2 ) 83 - 92  2013年  [査読有り]

     概要を見る

    本研究では、認知行動カウンセリングの視点から、境界性パーソナリティ障害(borderline personality disorder:BPD)周辺群を対象として、BPD周辺群が実際の見捨てられ場面において示す、見捨てられスキーマの働きと思考・感情・行動との関連を調べることを目的として、研究1では質問紙による量的研究を行い、研究2では実験的手法による量的・質的研究を行った。研究1では、大学生352名を対象に質問紙調査を行った。その結果、見捨てられ経験を持つ者は、見捨てられ経験を持たない者と比べて、有意に見捨てられスキーマ得点およびBPD傾向得点が高いことが示された。さらに、見捨てられ場面における対人スキルの欠如や、肯定的解釈の不足などが、見捨てられスキーマの維持・強化につながる可能性が示唆された。研究2では、大学生のBPD周辺群9名を対象として、実際に経験した見捨てられ場面を想起するイメージ実験を行った。その結果、見捨てられ場面において見捨てられスキーマが賦活しており、快感情の低下やその場面における否定的解釈、相手と距離をとるといった対処行動に影響を与えている可能性が示唆された。

    DOI CiNii

  • 抑うつ的反すうに関するネガティブな信念と抑うつとの関連性

    長谷川 晃, 金築 優, 井合 真海子, 根建 金男

    行動医学研究   17 ( 1 ) 16 - 24  2011年  [査読有り]

     概要を見る

    本研究では,抑うつ的反すうに関するネガティブな信念の確信度を測定する尺度を作成し,また,この信念の確信度が抑うつ傾向と関連するという仮説を検討することを目的とした。研究1では,大学生465名に対して,抑うつ的反すうに関するネガティブな信念の内容を反映していると考えられる項目群からなる質問紙を実施した。得られた回答に対する因子分析の結果を踏まえて,1因子構造からなる「抑うつ的反すうに関するネガティブな信念尺度(NBDRQ)」を作成した。研究2では,大学生129名に対して,NBDRQと心配に関する信念の確信度を測定する尺度を実施した。変数間の相関関係から,NBDRQの十分な構成概念妥当性が確認された。それに加え,研究2では,大学生107名に対して,NBDRQを4週間の間隔をあけて2度実施した。2度実施したNBDRQの得点間の相関係数から,尺度の再検査信頼性が確認された。研究3では,大学生196名に対して,NBDRQと抑うつ的反すう傾向,および抑うつ傾向を測定する尺度を実施した。その結果,抑うつ的反すう傾向の影響を統制した上でも,NBDRQ得点と抑うつ傾向との関連性が示され,抑うつ的反すうに関するネガティブな信念の確信度が抑うつ傾向と関連するという仮説が支持された。抑うつ的反すうに関するネガティブな信念を変容することにより,抑うつ傾向を効果的に低減できる可能性が示唆された。

    DOI CiNii

  • 抑うつ的反すう傾向の高い大学生が保持する抑うつ的反すうに関する信念の内容

    長谷川晃, 井合真海子, 根建金男

    早稲田大学臨床心理学研究   9 ( 1 ) 49 - 59  2010年  [査読有り]

  • 注意集中を促す自己教示訓練がテスト中の認知的干渉の緩和に及ぼす効果

    井合真海子, 長谷川晃, 矢部純子, 根建金男

    早稲田大学臨床心理学研究   9 ( 1 ) 61 - 73  2010年  [査読有り]

  • 見捨てられスキーマが境界性パーソナリティ周辺群の徴候に及ぼす影響

    井合 真海子, 矢澤 美香子, 根建 金男

    パーソナリティ研究   19 ( 2 ) 81 - 93  2010年  [査読有り]

     概要を見る

    本研究では,境界性パーソナリティ障害(borderline personality disorder: BPD)周辺群を対象として,認知行動理論的視点から,見捨てられスキーマとBPD周辺群が示すBPDの徴候との関連を調べることを目的とした。調査1・2では,大学生452名を対象に質問紙調査を実施し,見捨てられスキーマ尺度(the Abandonment Schema Questionnaire: ASQ)を作成した。その結果,ASQは「恒常的な見捨てられ・孤独」,「親密な関係に対するしがみつき・同一視」,「他者からの好意に対するあきらめ」の3因子構造であることが示され,信頼性・妥当性も確認された。調査3においては,大学生253名を対象に,BPD周辺群の徴候と見捨てられスキーマの関連を調べた。パス解析の結果,見捨てられスキーマは,感情の不安定性を介してBPD周辺群に顕著にみられる様々な行動化に影響を与えている,という因果モデルが導かれた。今後は,ASQの大学生以外の適応可能性を検討することが求められる。

    DOI CiNii

  • 対人関係における先延ばしが気分や友人満足感に及ぼす影響

    井合真海子, 石原教子, 中井あづみ, 根建金男

    早稲田大学臨床心理学研究   6   57 - 65  2007年03月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

▼全件表示

書籍等出版物

  • 心理療法統合ハンドブック

    杉原保史, 福島哲夫( 担当: 共著,  担当範囲: 第10章 弁証法的行動療法)

    誠信書房  2021年04月

  • 認知行動療法における治療関係 : セラピーを効果的に展開するための基本的態度と応答技術

    Moorey, Stirling, Lavender, Anna, 鈴木, 伸一( 担当: 共訳,  担当範囲: 第13章「パーソナリティ障害」)

    北大路書房  2020年10月 ISBN: 9784762831317

  • 認知行動療法事典

    日本認知・行動療法学会( 担当: 共著,  担当範囲: 第1章「弁証法的行動療法の基礎理論」)

    丸善出版  2019年08月 ISBN: 9784621303825

  • 基礎から学ぶ心理療法

    矢沢, 美香子( 担当: 共著,  担当範囲: 第6章「認知行動療法」)

    ナカニシヤ出版  2018年03月 ISBN: 9784779512520

  • APA心理学大辞典

    VandenBos, Gary R., 繁桝, 算男, 四本, 裕子, American Psychological Association( 担当: 共訳)

    培風館  2013年09月 ISBN: 9784563052348

講演・口頭発表等

▼全件表示

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 弁証法的行動療法の日本における普及を目指した支援者教育プログラムの開発

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

    井合 真海子

     概要を見る

    本研究は,境界性パーソナリティ障害(borderline personality disorder: BPD)をはじめ感情調節不全に起因する様々な精神疾患に治療効果が実証されている,弁証法的行動療法(Dialectical Behavior Therapy: DBT)の日本における普及を目指した支援者教育プログラムの開発を目的とするものである。DBTはBPDなどの自傷行為・自殺企図などを繰り返す患者に対して開発された心理療法であり,欧米では広く普及している。しかしながら,日本における実践例は少なく,効果研究はほとんど見受けられない(井合・遊佐,2019)。その原因の一つとして,DBTの治療原理と技法を理解し実践できる専門家がごく限られているという現状が挙げられる。そこで本研究では,DBTの日本での普及に向けて支援者を対象とした教育プログラムを作成・実施し,受講生のDBTに対する理解度・技術の習得度をアンケート調査で測定する。
    令和2年度から3年度にかけて,DBTの効果的な支援者教育プログラム開発に向けて,現在研究実施者らが試験的に実施しているDBTに基づいたスキルトレーニングに関する教育プログラムの受講生に対して,DBTの理解度や習得度,現場での有用度,プログラムの改善点などについて申請者が独自に項目を作成してwebアンケート調査を実施した。アンケート調査については,帝京平成大学倫理委員会の承認を得ている。令和3年3月~5月にweb上のアンケート調査を実施し,16名から回答が得られた。アンケート調査の結果,研修の理解度や満足度,役立ち度は概ね高いこと等が示された。また,今後は施設単位への研修活動や,実際に実施するに当たってのコンサルテーションなども有効である可能性が考えられた。アンケート調査の結果は,令和3年10月に開催された日本認知・行動療法学会第47回大会にて発表した。

  • BPDに対するDBTに基づくグループカウンセリングの効果

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)

    研究期間:

    2013年04月
    -
    2017年03月
     

    井合 真海子

     概要を見る

    本研究では、境界性パーソナリティ障害(BPD)の患者を対象として,BPDの治療に有効であるとされる弁証法的行動療法(DBT)の手法を用いたグループセラピーを行い,その治療効果を検討した。グループセラピーを6ヶ月間完遂したBPDの特徴をもつ研究参加者11名について、研究参加時点と6か月後時点のデータを比較した結果、BPD傾向が有意に改善し、抑うつ状態の改善、マインドフルネス状態が増進している可能性が示された。本研究の結果から、本邦においてDBTに基づくグループセラピーを実施する有用性が示唆された。

  • ボーダーライン周辺群における見捨てられスキーマとボーダーラインの徴候との関連

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 研究活動スタート支援

    研究期間:

    2011年
    -
    2012年
     

    井合 真海子

     概要を見る

    本研究では、境界性パーソナリティ障害(borderline personality disorder : BPD)傾向者を対象に、「見捨てられスキーマ(見捨てられることに関する考え方の枠組み)」の変容を促す2ヶ月の長期的介入実験を行った。
    介入実験の結果、見捨てられスキーマの変容を焦点とした群では、スキーマをターゲットとしないCBT(Cogtnitive Behavior Therapy)群およびWL(Waiting-List)群よりも有意に見捨てられスキーマ得点とBPDに特徴的な行動(不安定な対人関係、衝動的な行動など)得点が減少した。よって、見捨てられスキーマの変容を促す介入は、BPDの徴候の改善に効果があることが示された。

Misc

  • 弁証法的行動療法における逆説的介入

    井合真海子

    精神療法   49 ( 1 )  2023年02月

    担当区分:筆頭著者

  • 弁証法的行動療法に基づいた集団スキル訓練の支援者教育プログラムの効果と課題

    井合 真海子, 松野 航大, 山崎 さおり, 宮城 整, 片山 皓絵, 遊佐 安一郎

    日本認知・行動療法学会大会プログラム・抄録集   47回   116 - 117  2021年10月

  • アサーション(自他を尊重した自己表現)の現在とこれから

    三田村 仰, 菅沼 憲治, 遊佐 安一郎, 井合 真海子, 平木 典子

    日本心理学会大会発表論文集   83回   SS(40) - SS(40)  2019年08月

  • 本邦におけるDBTに基づいたグループセラピーの実践 感情調節困難に対する効果

    井合 真海子, 松野 航大, 山崎 さおり, 遊佐 安一郎

    日本認知・行動療法学会大会プログラム・抄録集   43回   457 - 458  2017年09月  [査読有り]

    J-GLOBAL

  • 感情調節困難に対するDBTに基づいたグループセラピーの効果

    井合 真海子, 松野 航大, 山崎 さおり, 遊佐 安一郎

    日本認知・行動療法学会大会プログラム・抄録集   42回   366 - 367  2016年10月  [査読有り]

    J-GLOBAL

  • 感情調整に対するアプローチ 診断をこえて 感情障害に対する診断横断的治療のための統一プロトコル 感情調整の視点から

    竹林 由武, 伊藤 正哉, 藤里 紘子, 細越 寛樹, 加藤 典子, 中島 俊, 大江 悠樹, 宮前 光宏, 蟹江 絢子, 堀越 勝

    日本認知・行動療法学会大会プログラム・抄録集   41回   39 - 39  2015年10月

    J-GLOBAL

  • 感情調整に対するアプローチ : 診断をこえて(自主企画シンポジウム7)

    井合 真海子, 竹林 由武, 三田村 仰, 遊佐 安一郎

    日本認知・行動療法学会大会プログラム・抄録集   ( 41 ) 38 - 39  2015年  [査読有り]

    CiNii

  • 第16回内山記念賞を受賞して

    井合 真海子

    行動医学研究   21 ( 2 ) 109 - 109  2015年

    DOI CiNii

  • BPD傾向者における見捨てられスキーマとBPDの徴候との関連の実験的検討

    井合真海子, 根建金男

    日本行動医学会学術総会プログラム・抄録集   21st   77  2014年10月

    J-GLOBAL

  • BPD傾向者における見捨てられスキーマとBPDの徴候との関連

    井合 真海子

    人間科学研究   27 ( 1 ) 132 - 133  2014年03月  [査読有り]

    CiNii

  • 見捨てられスキーマの認知的再構成に焦点を当てた短期的介入の効果

    井合真海子, 根建金男

    日本摂食障害学会学術集会プログラム・講演抄録集   18th   106  2014年

    J-GLOBAL

  • DEVELOPMENT OF COGNITIVE BEHAVIORAL THERAPY FOR OLDER ADULTS WITH DEPRESSION IN JAPAN

    Mamiko Igo, Nobuo Furuta

    INTERNATIONAL JOURNAL OF BEHAVIORAL MEDICINE   17   9 - 9  2010年08月

    研究発表ペーパー・要旨(国際会議)  

  • P2-24 反すう傾向の高い大学生に知覚された抑うつ的反すうの悪影響(一般演題(ポスター発表),認知行動療法を全国民に提供するために、総力の結集を!)

    長谷川 晃, 井合 真海子, 根建 金男

    日本行動療法学会大会発表論文集   ( 35 ) 436 - 437  2009年10月  [査読有り]

    CiNii

  • P1-08 BPD傾向者における見捨てられスキーマ尺度(Abandonment Schema Questionnaire:ASQ)の作成と信頼性・妥当性の検討(ポスター発表I,教育・福祉・健康分野への進展)

    井合 真海子, 矢澤 美香子, 根建 金男

    日本行動療法学会大会発表論文集   ( 33 ) 154 - 155  2007年11月  [査読有り]

    CiNii

  • BPD傾向者の見捨てられスキーマがBPD様の徴候に及ぼす影響

    井合 真海子

    人間科学研究 = Waseda Journal of Human Sciences   20 ( 0 ) 47 - 47  2007年03月  [査読有り]

     概要を見る

    修士論文要旨

    CiNii

  • eラーニングによる大学入学前教育「文章表現」の設計・実践とその評価

    向後 千春, 伊豆原 久美子, 中井 あづみ, 加藤 亜紀, 井合 真海子, 藤岡 緑

    日本教育工学会研究報告集   2006 ( 3 ) 79 - 86  2006年05月  [査読有り]

    CiNii

  • P2B-4 自己開示の抑制と開示に関する信念との関連(ポスター発表4(不安・抑うつ・精神医療),人間科学としての行動療法の展開)

    井合 真海子, 宗澤 岳史, 根建 金男

    日本行動療法学会大会発表論文集   ( 31 ) 382 - 383  2005年10月  [査読有り]

    CiNii

▼全件表示

 

現在担当している科目

▼全件表示

 

他学部・他研究科等兼任情報

  • 人間科学学術院   大学院人間科学研究科

  • 人間科学学術院   人間科学部通信課程

特定課題制度(学内資金)

  • 見捨てられスキーマに対する短期的介入がBPDの徴候に及ぼす影響

    2011年  

     概要を見る

    ①研究の背景 近年,境界性パーソナリティ障害(borderline personality disorder: BPD)の治療において有効性が示されている認知行動療法的介入では,「見捨てられスキーマ(見捨てられることに関する考え方)」が治療の対象とされている。また,BPD臨床群ほど重篤ではないが,BPDの特徴を有するBPD周辺群についても,見捨てられスキーマ得点が高いことが明らかとなっている(井合ら,20010)。しかしながら,BPD周辺群を対象として,見捨てられスキーマを介入のターゲットとした実証研究は本邦においては未だ見られない。本研究の準備状況として,井合ら(2010)が,見捨てられスキーマを詳細に測定することを目的として,見捨てられスキーマ尺度を作成し,十分な信頼性・併存的妥当性を確認している。さらに,井合ら(2010)は,見捨てられスキーマが,BPDに特徴的な徴候に対して影響を与えているというメカニズムを示唆している。②研究目的 本研究においては,上記の知見をもとに,BPD周辺群に対して見捨てられスキーマの変容を促す短期的介入実験の実施を行う。本研究により,BPD周辺群に対する効果的な介入方法の開発の一助となると考えられるため,意義深いといえる。③研究の特色 本研究により,BPD周辺群に対する見捨てられスキーマへの介入の有効性を示唆することができると考えられる。これは,近年注目されているBPDに対する認知行動理論的アプローチの効果が,本邦において実証されるという点で,有益であると考えられる。④方法 本研究は,スクリーニング調査,実験の説明(インフォームドコンセント),2回の実験室来室,日常生活での2週間の介入,2回のフォローアップ調査により構成されている。実験参加者の予定人数は20名である。対象者:スクリーニング調査を行い,BPD傾向を測定する日本語版Personality Diagnostic Questionnaire-Revised: PDQ-Rの得点が平均値以上で,かつ見捨てられスキーマ尺度(the Abandonment Schema Questionnaire: ASQ; 井合・矢澤・根建,2006)の得点が平均値以上である男女約20名を実験の対象とする。手続き:本研究は,スクリーニング調査,実験の説明(インフォームドコンセント),2回の実験室来室,日常生活での2週間の介入,2回のフォローアップ調査により構成されている。スクリーニング調査では,授業終了後の学生が集まっている場を利用し,調査協力の同意を得られた者のみに調査用紙を配布し,回答を得る。実験参加を希望したものの中で,スクリーニングの基準に合致した者に,研究実施者が連絡を取り,実験への参加を依頼する。実験者はそれぞれ介入群と待機(Waiting List: WL)群にランダムに割り振られる。介入群については,1回目の実験室来室時に,質問紙においてベースラインの測定(見捨てられスキーマとその確信度,BPD傾向等)を行う。次に,「見捨てられた」場面をひとつイメージしてもらい,実験参加者の気分,感情,行動の予測について,質問紙に回答を求める。その後,見捨てられスキーマに関する心理教育を行う。介入群にはその後,2週間のホームワークを実施してもらう。WL群については,1回目の実験室来室において,ベースライン測定とイメージ想起の実験のみを行う。両群ともに,1回目の来室から約2週間後に再び実験参加者に実験室に来室してもらう。そして,1回目と同様にスキーマ等に関する質問紙,見捨てられ場面のイメージとその後の感情等の予測に関する質問紙に回答を求める。その後,2週間の介入実験の感想などを尋ねるインタビューを行う。WL群については,1回目と同様,ベースライン測定とイメージ想起の実験のみを行い,希望があれば介入群と同様の介入を行う。実験終了後 3カ月後および6カ月後に,フォローアップ調査を行う。なお,実験参加者には,実験室来室時およびフォローアップ時にそれぞれ1回500円分の図書カードを謝礼として渡す。⑤結果 本研究は,現在も継続中である。現時点で,10名(男性6名,女性4名)の実験参加者に対して実験を行い,フォローアップ期間中である。今後も引き続き実験参加者を募り,実験予定参加人数を満たすまで研究を行う予定である。