2024/02/28 更新

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フジノ ユウコ
藤野 裕子
所属
文学学術院 文化構想学部
職名
教授
学位
博士(文学) ( 早稲田大学 )
メールアドレス
メールアドレス

経歴

  • 2022年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   文学学術院   教授

  • 2021年04月
    -
    2022年03月

    早稲田大学   文学学術院   准教授

  • 2015年04月
    -
    2021年03月

    東京女子大学   現代教養学部 人文学科   准教授

  • 2013年04月
    -
    2015年03月

    東京女子大学   現代教養学部 人文学科   専任講師

  • 2010年04月
    -
    2013年03月

    早稲田大学   文学学術院   助教

研究分野

  • 日本史
 

論文

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書籍等出版物

  • モダン東京地図さんぽ

    和田, 博文( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 大衆文化と娯楽 浅草)

    風媒社  2023年05月 ISBN: 9784833143103

  • 近現代日本思想史「知」の巨人100人の200冊

    和田, 博文, 山辺, 春彦, 東京女子大学比較文化研究所附置丸山眞男記念比較思想研究センター( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 河上肇、山川均、山川菊栄、平塚らいてう、高群逸枝)

    平凡社  2023年02月 ISBN: 9784582860221

  • 日本近・現代史研究入門

    松沢, 裕作, 高嶋, 修一( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 民衆史・社会史1 「民衆」の歴史叙述──明治期の民衆運動を描く)

    岩波書店  2022年10月 ISBN: 9784000615617

  • 論点・日本史学

    岩城卓二, 上島享, 川西秀哉, 塩出浩之, 谷川穣, 告井幸男編( 担当: 分担執筆,  担当範囲: ジェンダーと近現代)

    ミネルヴァ書房  2022年08月

  • 民衆暴力ー一揆・暴動・虐殺の日本近代

    藤野裕子( 担当: 単著)

    中央公論新社  2020年08月

  • 牧原憲夫著作選集 下巻 近代日本の文明化と国民化

    藤野裕子, 戸邉秀明編( 担当: 共編者(共編著者))

    有志舎  2019年09月

  • 牧原憲夫著作選集 上巻 明治期の民権と民衆

    藤野裕子, 戸邉秀明編( 担当: 共編者(共編著者))

    有志舎  2019年09月

  • 館林市史普及版 館林の歴史

    館林市史編さん委員会編( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 大正デモクラシーと暮らしの変化、関東大震災)

    2019年03月

  • 近代法の形成と実践ー19世紀日本における在野法曹の世界

    浅古弘監訳( 担当: 共訳,  担当範囲: 第2章)

    2019年03月

  • 東京女子大学100年史【本編】

    東京女子大, 年史編纂委員会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第3章)

    東京女子大学  2019年03月

  • 女学生とジェンダー――女性教養誌『むらさき』を鏡として

    今井久代, 中野貴文, 和田博文編( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 戦時下女学生の研究・創作ーー東京女子大学における諸雑誌を手がかりに)

    笠間書院  2019年03月

  • 公正から問う近代日本史

    佐藤健太郎, 荻山正浩, 山口道弘編( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「裁判記録にみる一九三二年矢作事件―包括的再検証にむけた基礎的考察」)

    吉田書店  2019年03月

  • 米騒動100年―滑川から全国へ

    滑川市立博物館編( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「論考 米騒動と民衆の異議申し立ての系譜」「コラム 米騒動・女一揆・運動会」)

    滑川市立博物館  2018年07月

  • 館林市史 通史編3 館林の近代・現代

    館林市史編さん委員会編( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第2章第4節3、第3章総説・第1節・第2節4など)

    館林市  2017年06月

  • 第4次現代歴史学の成果と課題 1

    歴史学研究会編( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「ジェンダーⅠ 男性史とクィア史」)

    績文堂  2017年05月

  • 都市と暴動の民衆史―東京・1905-1923年

    藤野 裕子( 担当: 単著)

    有志舎  2015年10月 ISBN: 9784903426983

  • 館林市史 資料編5 近現代I 近代館林の歩みと社会

    館林市史編さん委員会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 昭和期の政治と社会)

    館林市  2014年03月

  • 歴史学のアクチュアリティ

    歴史学研究会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 歴史学をめぐる承認-隔離-忘却―ジェンダー史を事例として)

    東京大学出版会  2013年05月 ISBN: 9784130230650

  • 震災・核災害の時代と歴史学

    歴史学研究会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 関東大震災時の朝鮮人虐殺と向きあう―災害時の公権力と共同性をめぐって)

    青木書店  2012年05月 ISBN: 9784250212062

  • 軽度外傷性脳損傷のためのリハビリテーション・ワークブック―高次脳機能障害の回復にむけて

    ダグラス・メイソン( 担当: 単訳)

    西村書店  2010年09月 ISBN: 9784890133925

  • 館林市史資料編6 近現代II 鉱毒事件と戦争の記録

    館林市史編さん委員会( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 日露戦争と館林の人びと)

    館林市  2010年03月

  • 暴力の地平を超えて―歴史学からの挑戦

    須田努, 趙景達, 中嶋久人( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 騒乱する人びとへの視線―近代日本の都市騒擾と政治運動)

    青木書店  2004年05月 ISBN: 425020412X

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講演・口頭発表等

  • 『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか』と歴史研究者の営み

    藤野裕子  [招待有り]

    オンライン合評会「オンライン合評会「小野寺拓也・田野大輔著『検証 ナチスは〈良いこと〉もしたのか?』(岩波書店、2023年)を読む」(第20回研究会)  

    発表年月: 2023年12月

  • 朝鮮人虐殺における加害民衆の論理―ジェンダー史の視点から

    藤野裕子  [招待有り]

    ジェノサイド×奴隷制研究会シンポジウム「1923年朝鮮人ジェノサイドを考える」  

    発表年月: 2023年11月

  • コメント

    藤野裕子  [招待有り]

    教育史学会第67回大会シンポジウム「アイヌ教育史研究の現在――研究の有効性を不断に問う」  

    発表年月: 2023年09月

  • 虐殺する日本民衆と向きあうーー101年を見据えて

    藤野裕子

    じんけんスコラ「関東大震災朝鮮人虐殺 100 年 特別講演」  

    発表年月: 2023年09月

  • 近代日本都市暴動と男性労働者文化

    藤野裕子  [招待有り]

    日本史学会(韓国)学術大会「関東震災100年:民衆暴力と歴史的な記憶」  

    発表年月: 2023年08月

  • コメント

    藤野裕子  [招待有り]

    歴史学研究会大会近代史部会  

    発表年月: 2023年05月

  • 朝鮮人虐殺を考えるー1923年・1931年

    藤野裕子

    かわさき市民アカデミー「大正デモクラシーの光と影」第7回  

    発表年月: 2022年11月

  • 普選運動と労働運動を再考するー1920年代

    藤野裕子

    かわさき市民アカデミー「大正デモクラシーの光と影」第6回  

    発表年月: 2022年11月

  • 都市暴動はいかにして起きたかー1905~1918年

    藤野裕子

    かわさき市民アカデミー「大正デモクラシーの光と影」第5回  

    発表年月: 2022年11月

  • 大学は学術資料の活用・保存の「担い手」をちゃんと育てられているのでしょうか、というご相談

    藤野裕子  [招待有り]

    学術野営2022 第2回火起こしの会  

    発表年月: 2022年06月

  • 民衆の姿から見通す近代の暴力性

     [招待有り]

    「追悼の道行き」シンポジウム  

    発表年月: 2022年05月

  • 大正デモクラシーと部落差別

    藤野裕子

    神奈川部落史研究会講座「水平社宣言100年と神奈川」  

    発表年月: 2022年04月

  • コメント:政治暴力への視点

    藤野裕子

    第31回西日本ドイツ現代史学会 合評会「原田昌博『政治的暴力の共和国 』をめぐって」  

    発表年月: 2022年03月

    開催年月:
    2022年03月
     
     
  • 近代日本の都市における民衆暴動の研究をめぐって

    ロバート・エスキルドセン, 藤野裕子  [招待有り]

    ICUアジア文化研究所主催ワークショップ「歴史のなかの暴力と社会」  

    発表年月: 2022年03月

  • おわりに:「民衆暴力」から何が見えたか

    藤野裕子

    PARC自由学校・2021年度講座「近代の民衆暴力―何が人びとをつき動かしたのか」  

    発表年月: 2021年12月

  • 「民衆暴力」から考える日本近代

    藤野裕子

    朝日カルチャーセンター講座  

    発表年月: 2021年09月

  • 「民衆暴力」について

    藤野裕子

    かわさき市民アカデミー「近代日本の民衆運動・市民運動」  

    発表年月: 2021年08月

  • 日比谷焼き討ち事件を考える

    藤野裕子

    PARC自由学校・2021年度講座「近代の民衆暴力―何が人びとをつき動かしたのか」  

    発表年月: 2021年07月

  • イントロダクション:「民衆暴力」という視座

    藤野裕子

    PARC自由学校・2021年度講座「近代の民衆暴力―何が人びとをつき動かしたのか」  

    発表年月: 2021年06月

  • 関東大震災時の悲劇

    藤野裕子

    国立市公民館・近現代史講座「民衆暴力の近代史」第2回  

    発表年月: 2021年03月

  • 都市暴動とデモクラシー

    藤野裕子

    国立市公民館・近現代史講座「民衆暴力の近代史」第1回  

    発表年月: 2021年03月

  • コメント:日本民衆史の立場から

    藤野 裕子  [招待有り]

    朝鮮史研究会大会「三・一運動から朝鮮近現代史を問う」  

    発表年月: 2019年10月

  • 民衆が加害者になった理由

    藤野 裕子  [招待有り]

    PARC自由学校「いま何を語るべきか―関東大震災朝鮮人虐殺」  

    発表年月: 2019年10月

  • 再論・『都市と暴動の民衆史―東京・1905-1923年』

    藤野 裕子  [招待有り]

    比較歴史社会学研究会  

    発表年月: 2019年09月

  • 史料読解ワークショップ―裁判記録とラブレター

    藤野裕子, 小野寺拓也  [招待有り]

    歴史家ワークショップ  

    発表年月: 2019年07月

  • 米騒動にみる民衆文化とそのゆくえ

    藤野 裕子  [招待有り]

    米騒動100年展シンポジウム  

    発表年月: 2018年08月

  • 日本民衆による朝鮮人虐殺を考える

    藤野 裕子  [招待有り]

    アリラン文化センター講演会  

    発表年月: 2017年10月

  • コメント:感情史はいかにして可能か?

    藤野 裕子  [招待有り]

    ドイツ現代史学会第40回大会・シンポジウム「感情史の射程―日独事例研究から―」  

    発表年月: 2017年09月

  • 全国で起きた、さまざまな米騒動

    藤野 裕子  [招待有り]

    滑川市「米騒動100年展」プレイベント  

    発表年月: 2017年08月

  • 民衆運動史研究の方法と課題―『都市と暴動の民衆史』をもとにして

    藤野 裕子  [招待有り]

    静岡県近代史研究会拡大例会  

    発表年月: 2017年07月

  • 民衆史研究という挑戦―語らない人びとの歴史にせまる

    藤野 裕子  [招待有り]

    第43回日本史研究会歴史学入門講座  

    発表年月: 2017年06月

  • コメント:近代民衆運動史の立場から

    藤野 裕子  [招待有り]

    学芸大学史学会大会  

    発表年月: 2017年04月

  • コメント:民衆暴動史・ジェンダー史の立場から

    藤野 裕子  [招待有り]

    西日本ドイツ現代史学会  

    発表年月: 2017年03月

  • コメント:日本史(民衆史?)の立場から

    藤野 裕子  [招待有り]

    立教大学アメリカ研究所主催 2016年度アメリカ学会清水博賞受賞記念研究会「「民衆」を描くということ―アメリカ労働史の歩みとその課題」  

    発表年月: 2016年12月

  • 戦前東京の暴動と労働者文化

    藤野 裕子  [招待有り]

    コザ暴動プロジェクトin大阪・シンポジウム「都市と暴動」  

    発表年月: 2016年12月

  • アンダークラス上等!―非正規労働と戦争煽動

    藤野裕子, 栗原康, 加藤直樹  [招待有り]

    山岡強一虐殺30年「山さん プレセンテ!」討論集会  

    発表年月: 2016年10月

  • 「暴動」から考える-東京の過去と現在

    藤野裕子, 加藤直樹  [招待有り]

    本を育てる街・高円寺主催トークイベント  

    発表年月: 2016年04月

  • 民衆史研究の最前線―語らない人びとの歴史にせまる

    藤野 裕子  [招待有り]

    岡山県高等学校教育研究会地理歴史公民部会  

    発表年月: 2015年05月

  • 虐殺事件の裁判記録からわかること

    藤野 裕子  [招待有り]

    関東大震災朝鮮人虐殺の国家責任を問う会  

    発表年月: 2013年03月

  • 大正政変・米騒動・関東大震災

    藤野 裕子  [招待有り]

    ヒスカル日本歴史文化講座・近代2  

    発表年月: 2013年02月

  • 都市の暴動―労働者の生活文化から読み解く

    藤野 裕子  [招待有り]

    ヒスカル日本歴史文化講座・近代1  

    発表年月: 2012年12月

  • コメント

    藤野 裕子

    歴史学研究会創立80年シンポジウム「歴史学のアクチュアリティ」  

    発表年月: 2012年12月

  • 新聞と社会―戦争・メディア・政治文化

    藤野 裕子  [招待有り]

    ヒスカル日本歴史文化講座・近代1  

    発表年月: 2012年12月

  • 戦前日本の土木建築業と朝鮮人労働者

    第3回東アジア人文学フォーラム  

    発表年月: 2012年

  • The Historical Context of the Film “Reconstructed Imperial Capital Symphony"

    早稲田大学総合人文科学研究センター講演会  

    発表年月: 2012年

  • The Historical Context of the Film “Reconstructed Imperial Capital Symphony"

    発表年月: 2012年

  • Bad Youthを読む 近代民衆史研究の立場から

    都市史研究会  

    発表年月: 2011年

  • 関東大震災時の「デマ」を考える――朝鮮人虐殺の現場から

    早稲田大学史学会大会  

    発表年月: 2011年

  • 戦前の都市下層労働と任侠文化

    早稲田大学国際日本文学・日本文化研究所シンポジウム  

    発表年月: 2011年

  • 2010年度歴史学研究会近代史部会 大会報告批判

    歴史学研究会近代史部会  

    発表年月: 2010年

  • 「実践」の世界へのアプローチ

    民衆史研究会大会  

    発表年月: 2010年

  • Urban Riots and Democracy in Taisho Japan

    Association for Asian Studies (annual conference)  

    発表年月: 2006年04月

  • 書評 大門正克・安田常雄・天野正子編『近代社会を生きる』

    日本現代思想史研究会  

    発表年月: 2004年

  • 一九一三年対中強硬運動と都市騒擾

    早稲田大学史学会大会  

    発表年月: 2004年

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 「岸清一法律事務所訴訟記録」を起点とする法の近代化と裁判の実相に関する実証的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2021年04月
    -
    2026年03月
     

    福永 清貴, 村上 一博, 五島 京子, 岡部 雅人, 藤野 裕子, 本山 雅弘, 岩谷 十郎, 浅古 弘

     概要を見る

    令和3年度は、「岸清一法律事務所訴訟記録」を学界共通の財産として広く研究者の利用に供するために整理し、目録を作成して適切な方法で公開するために、その下準備を行った。具体的には、100年以上前の明治後期・大正・昭和初期の訴訟資料であることから埃をかぶり汚損した資料も多く含まれていたため、専門の業者へクリーニングおよび整理作業を3年計画で委託した。今年度分については、当該資料のクリーニングおよび分別作業を終えて、中性紙の保存用袋に資料ごとに収納し国士舘大学中央図書館の専用書庫に分別して保管している。
    また、当該資料の適切な方法での公開に向けて、公文書管理に関する勉強会を開催した。具体的には、令和3年5月8日に、研究分担者の一人であり日本法制史の専門家である早稲田大学名誉教授の浅古弘氏に「公文書管理から考える司法記録の保存と公開」というテーマで報告をしていただいた。そこで報告された「諸外国における司法記録の保存と公開」や「日本における司法記録の保存と公開」の内容に基づき、「岸清一法律事務所訴訟記録」の保存や公開のあり方について分担研究者および研究協力者で意見交換を行った。さらに、令和3年7月3日には、明治後期・大正・昭和初期に活躍した岸清一弁護士の業績や人物像を知るために外部の研究者(江戸川大学客員教授の古城庸夫氏)を招聘して講演会を開催した。
    さらに、令和3年7月17日に、「岸清一法律事務所訴訟記録」の目録化に向けて、採録項目について検討するための研究会を開催した。

  • 1920年代における在日朝鮮人への暴力とその記憶の継承

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2023年03月
     

    藤野 裕子, 宮本 正明, 愼 蒼宇

     概要を見る

    本研究は、研究分担者2名とともに、1920年代における在日朝鮮人に対する暴力行使について、(1)震災時以外の暴力事件と(2)関東大震災時に分担して、史料調査を実施するとともに、各地域における記憶の継承のされ方を明らかにすることを目的とする。
    昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、各県への史料調査を実施できなかったが、本年度も同様の影響が断続的に続いたため、個別の史料調査、および合同での史料調査を実施することがかなわなかった。そのため、昨年度同様に、利用可能な図書館において、以下の分担により、東京周辺で行える史料調査・収集と、次年度以降の史料調査の予備調査に徹することとした。
    第一に、昨年度の成果をもとに、北海道における金鉱山に関する先行研究を精査し、当該期における朝鮮人労働者の置かれていた状況について知見を深め、史料状況の把握を行った。第二に、昨年度から継続して、各都道府県・市町村の自治体史における戦前の在日朝鮮人に関する記述を悉皆調査し、これまで知られていなかった重要事件の洗い出しを行った。第三に、国会図書館やその他図書館において、東北地方などの地域新聞の調査を行い、関東大震災時の関東以外の地域での動向を調査した。
    オンラインでの研究会を4回(5月・8月・9月・2月)開催し、年間計画の修正に関する議論、各調査結果に関する研究報告を行った。各県での史料調査を行うことができなかったため、調査費用は翌年度に繰り越し、次年度以降に調査出張を実施する予定である。

  • 岡松参太郎を起点とする帝国と植民地における法実務と学知の交錯

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2023年03月
     

    浅古 弘, 加藤 哲夫, 山中 至, 新田 一郎, 藤野 裕子, 浦川 道太郎, 岡松 暁子, 和仁 かや, 小沢 隆司, 岡本 真希子, 井上 正仁, 藤野 奈津子, 谷口 眞子, 菅原 郁夫, 山田 八千子, 石田 京子, 五島 京子, 中網 栄美子, 山本 研, 江 秀華, 太田 茂

     概要を見る

    本年度は、①「岡松参太郎文書」のうち台湾関係の文書の翻刻作業を進め、「法律六三号問題」に関する意見書等、「殖民地ノ立法司法制度」にかかわる草案類、「蕃族調査報告書」草稿類、「台湾居留外国人ノ土地永借権」に関する意見書など73点の翻刻原稿(未定稿)を作成した。②第18回「帝国と植民地法制」研究会(2019年10月19日 早稲田大学)を開催し、岸本亜季「岡松参太郎文書の翻刻作業について」、浅古弘「司法記録の保存と公開の現状と課題」の報告があった。③第19回「帝国と植民地法制」研究会(2019年12月21日 早稲田大学)を開催し、岡松暁子「岡松甕谷の学問と生涯-岡松甕谷生誕200年によせて」、小澤隆司「法典調査会起草委員補助松波仁一郎の函館商事慣習調査について」の報告があった。④COVID-19ウイルスの感染拡大により海外渡航が制限されたため、米国国立公文書館での調査並びに日本統治期の台湾に於ける特別保存制度の調査及び裁判所構成法時代の法曹の出自に関する台湾大学でのセミナーの開催ができなかったので、次年度以降にCOVID-19感染症の終熄状況を見て実施したい。

  • 1950~1970年代日本における性売買構造の展開

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2022年03月
     

    坂井 博美, 藤野 裕子

     概要を見る

    1950年代から1970年代までの愛知と東京における性産業地を対象にして、日本社会の性売買構造の連続性と変容を考察した。具体的には、愛知からは豊橋と名古屋、東京からは吉原と玉の井という、4つの地域を選び、それらの地域のなかの性産業地を比較検討した。各地域に関して、図書館や資料館・公文書館などで資料調査を実施した。その結果、地方紙・業界紙や雑誌、郷土資料、公文書、女性団体関係資料などのなかから関連資料を発掘することができた。それらの資料の検討を行い、地域に即して、各時期の性産業地の有り様と特徴を、赤線関係者や地域政治や国家など、多様なアクターに着目して検討した。

  • 帝国と植民地法制に関する比較法制史的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2018年03月
     

    浅古 弘, 山中 至, 新田 一郎, 加藤 哲夫, 西 英昭, 藤野 裕子, 井上 正仁, 菅原 郁夫, 浦川 道太郎, 小沢 隆司, 近藤 佳代子, 石田 京子, 太田 茂, 岡松 暁子, 五島 京子, 田山 聡美, 中網 栄美子, 藤野 奈津子, 山口 亮介, 和仁 かや, 陳 韻如, 若林 正丈, 江 正殷, 江 秀華

     概要を見る

    本研究は、現存する日本の植民地統治関係の法制資料を学界共有の財産として広く研究者の利用に供するとともに、帝国日本の形成と植民地統治を比較法制史的視点から実証的に研究しようとの試みである。
    台湾・法務部・司法官学院保管の日治期台中地方法院刑事判決原本目録(327冊43,888件)を作成し、「日治法院档案資料庫」から公開するため目録データを国立台湾大学・司法官学院へ提供した。日治期花蓮地方法院刑事判決原本(8冊2,067件)の仮目録を作成した。韓国・最高法院記録保存所で日本統治期の民事判決原本調査蒐集を行った。この間に、「帝国と植民地法制」研究会を9回開催し、国際シンポジウムで招待講演を行った。

  • 帝国と植民地法制に関する実証的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2009年04月
    -
    2014年03月
     

    浅古 弘, 新田 一郎, 山中 至, 田口 守一, 浦川 道太郎, 加藤 哲夫, 小澤 隆司, 近藤 佳代子, 西 英昭, 藤野 裕子, 江 正殷, 岡松 暁子, 五島 京子, 中網 栄美子, 藤野 奈津子

     概要を見る

    帝国と植民地統治という視点から、『岡松参太郎文書』等の歴史資料に基づき、東アジア諸国の近代法の形成に及ぼした相互の影響を実証的に明らかにし、そこにおける日本法の影響とその意義を考えるために、日本統治時代の裁判記録や関係者の文書を整理し目録を作成して、植民地法制に関する研究の基礎を整えようとの試みである。
    「千種達夫文書」(1,282点)と「宮内季子文書」(436点)の目録をWeb上に公開した。また、日本統治時代の台中地方法院刑事判決原本及び裁判関係資料326冊40,033件の仮目録を作成した。この間に「帝国と植民地法制」研究科を6回、国際学術シンポジウム「帝国と植民地法制I」を1回開催した。

  • 戦前日本の土建請負業と政党

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2010年
    -
    2011年
     

    藤野 裕子

     概要を見る

    本研究は、1920~1930年代を対象に、土建請負業者と政党との癒着の実態とそれを必然化させた背景を明らかにするものである。大正赤心団・大日本国粋会・大和民労会といった土建請負業者からなる政党の院外団体に関する分析を行った政治的なアプローチと、土木建築業の労資関係や日雇い労働者の労働・生活文化に関する分析を行った社会的アプローチとにより、資本主義と民主主義の進展過程と不可分に癒着が形成されたことを明示した。

  • 東アジアにける近代法形成と法の回廊に関する実証的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2004年
    -
    2007年
     

    浅古 弘, 小澤 隆司, 浦川 道太郎, 加藤 哲夫, 岡本 真希子, 藤野 裕子, 田山 輝明, 田口 守一

     概要を見る

    「岡松文書研究班」・「千種文書研究班」・「裁判記録研究班」の3つのグループを組織して、東アジアの諸国・地域の近代法形成過程を知るための一等資料である早稲田大学図書館が所蔵する「岡松家旧蔵文書資料」・「千種達夫文書資料」及び台湾法務部司法官訓練所が保管する「刑事裁判記録」を、研究者の共有の研究資料として学界に提供するため、公開利用に向けて、各班において、次のような基礎的研究・作業を行った。
    (1)「岡松文書研究班」:早稲田大学図書館が所蔵する「岡松家旧蔵文書資料」(8,579件)について、「(マクロフィルム版)岡松参太郎文書」(122リール)と「岡松参太郎文書目録」(全820頁)を雄松堂より刊行した。
    (2)「千種文書研究班」:早稲田大学図書館に寄贈された「千種達夫文書資料」(1,271件)の仮目録を作成した。
    (3)「裁判記録班」:台湾法務部司法官訓練所が保管する日本統治時代の刑事裁判記録について、現地調査を行い、刑事判決原本など192冊19,558件を仮目録に採録した。
    (4)これらの目録は成果報告書に掲載し公開した。
    (5)東アジアでの法形成における法の回廊を実証的に研究する材料として、東アジア各国で盛んに議論をされている新たな法曹養成・法学教育の展開を取り上げ、各国で開催された国際シンポジウ等に参加し、活発な意見交換をし、各国の歴史的・社会的背景の違いと相互の制度的比較を研究した。

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Misc

  • 「MOCT(モスト)」書評 国と国、過去と現在をつなぐ橋

    藤野裕子

    朝日新聞    2024年01月

  • 「ウィーン ユダヤ人が消えた街」書評 急速な迫害 18万人が6千人に

    藤野裕子

    朝日新聞    2024年01月

  • 「索引 ~の歴史」書評 短い人生 豊かに過ごすために

    藤野裕子

    朝日新聞    2023年12月

  • (ひもとく)関東大震災100年 過去を知り未来につなぐ試み 藤野裕子

    藤野裕子

    朝日新聞    2023年11月

  • 「クィアなアメリカ史」書評 逸脱めぐり国家社会の根幹形成

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    朝日新聞    2023年10月

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    朝日新聞    2023年10月

  • 「アフター・アガサ・クリスティー」書評 時代切り開き 性差別・暴力問う

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    朝日新聞    2023年09月

  • 「占領下の女性たち」書評 国内外で「性の防波堤」担わされ

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    朝日新聞    2023年08月

  • 「通訳者と戦争犯罪」書評 加害の場に立ち会う者に責任は

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    朝日新聞    2023年08月

  • 「東京史」書評 破壊と復興生きた人びとに着目

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    朝日新聞    2023年08月

  • 「デミーンの自殺者たち」書評 暴力が起きた状況を克明に復元

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    朝日新聞    2023年07月

  • 「首都の議会」書評 富商と言論人 激動の会議描く

    藤野裕子

    朝日新聞    2023年07月

  • 「羊と日本人」書評 国家・戦争と連動した牧畜事業

    藤野裕子

    朝日新聞    2023年06月

  • 短い二〇年、長い一〇年

    歴史学研究月報   ( 762 ) 1 - 3  2023年06月

  • 「妾と愛人のフェミニズム」書評 家族の理念と性規範を問い直す

    朝日新聞    2023年05月

  • 「「私のはなし 部落のはなし」の話」書評 自省と対話止めず表現する姿勢

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    朝日新聞    2023年04月

  • 「自転車と女たちの世紀」書評 身体を動力に 可能性切り拓く

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    朝日新聞    2023年04月

  • 「私たちと戦後責任」書評 歴史認識を鍛えあげることこそ必要

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    朝日新聞    2023年04月

  • 「戦前日本の私娼・性風俗産業と大衆社会」書評 「外側」に位置づけず歴史を考察

    藤野裕子

    朝日新聞    2023年03月

  • 「帝国の虜囚」書評 虐待の実態・原因 多角的に解明

    藤野裕子

    朝日新聞    2023年02月

  • 1923年 100年の節目、過去を確認する

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    朝日新聞    2023年01月

  • 「進駐軍を笑わせろ!」書評 占領期の芸人たち 活躍を復元

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    朝日新聞    2023年01月

  • 「プロレタリア文学とジェンダー」書評 描写から権力の網の目読み解く

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    朝日新聞    2022年12月

  • 「物語とトラウマ」書評 閉塞感揺らぎ 微細な声を聴く

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    朝日新聞    2022年12月

  • 「狂気な倫理」書評 逸脱した思想に場所与える学問

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    朝日新聞    2022年11月

  • 「関東大震災 描かれた朝鮮人虐殺を読み解く」書評 絵から明かされる官民一体での行為

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    朝日新聞    2022年11月

  • 「非暴力の力」書評 新たな可能性を想像する「闘争」

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    朝日新聞    2022年10月

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  • 「縄文人と弥生人」書評 日本人の起源は 時代映す学説

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    朝日新聞    2022年09月

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    朝日新聞    2022年09月

  • 「遠い声をさがして」書評 死を見つめ、生を慈しみ続ける

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    朝日新聞    2022年09月

  • 「帝国のフロンティアをもとめて」書評 移民の定住をとおした支配描く

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    朝日新聞    2022年08月

  • 「人種主義の歴史」書評 本来ない差異を作り序列化する

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    朝日新聞    2022年07月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 「村の公証人」書評 日常から時代の大きな変化描く

    藤野裕子

    朝日新聞    2022年07月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 「弱者に仕掛けた戦争」 断種生んだ「淘汰の欲望」の暴走

    藤野裕子

    朝日新聞    2022年07月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 「帝国の写真師 小川一眞」書評 近代日本の視覚文化形成に寄与

    藤野裕子

    朝⽇新聞    2022年06月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 「雇用形態間格差の制度分析」書評 働く人の痛みをもとに問い直す

    藤野裕子

    朝日新聞    2022年06月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 「積み重なる差別と貧困」書評 1世の戦いつづり戦後史に一石

    藤野裕子

    朝日新聞    2022年05月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 「ハッシュタグだけじゃ始まらない」書評 リアルな体取り戻し社会変える

    藤野裕子

    朝日新聞    2022年05月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 「旧植民地を記憶する」 侵略を公的に認めることの意味

    藤野裕子

    朝日新聞    2022年04月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 解説

    藤野裕子

    エイコ・マルコ・シナワ『悪党・ヤクザ・ナショナリスト――近代本の暴力政治』朝日新聞出版     290 - 294  2020年06月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 自覚的に「客分」であること――『牧原憲夫著作選集』刊行にあたって

    藤野裕子

    CROSS ROADS   ( 4 ) 1 - 2  2020年04月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 米騒動再見 「お上」への不満 根強く

    藤野 裕子

    北日本新聞    2018年09月  [招待有り]

    その他  

  • 米騒動再見 労働者の不満 暴力へ

    藤野 裕子

    北日本新聞    2018年08月  [招待有り]

    その他  

  • 米騒動再見 政治集会から「暴動」に

    藤野 裕子

    北日本新聞    2018年08月  [招待有り]

    その他  

  • 足元の「平和」はどこかの「戦争」につながっている

    藤野 裕子

    imidas「情報コラム 戦争と平和のリアル」    2017年10月  [招待有り]

    その他  

  • 「民衆史」を考える手がかり

    藤野 裕子

    Web中公新書「私の好きな中公新書3冊」    2017年09月  [招待有り]

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 新刊紹介 大口勇次郎・成田龍一・服藤早苗編『新体系日本史9 ジェンダー史』

    藤野 裕子

    ジェンダー史学   ( 12 )  2016年  [招待有り]

  • 市史コラム133回 二業見番とにぎわう花街

    藤野 裕子

    広報館林    2015年12月  [招待有り]

    その他  

  • 書評 橋本伸也・沢山美果子編『保護と遺棄の子ども史』昭和堂、2013年

    藤野 裕子

    史論   ( 68 ) 75 - 79  2015年03月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 「性欲」の歴史学を構想する

    藤野 裕子

    女性とジェンダーの歴史   ( 2 ) 44 - 46  2014年11月  [招待有り]

    その他  

  • 史料・文献紹介 宮地尚子『震災トラウマと復興ストレス』『環状島=トラウマの地政学』

    藤野 裕子

    歴史学研究   ( 909 ) 42 - 44  2013年09月  [招待有り]

    書評論文,書評,文献紹介等  

    CiNii

  • 座談会 浅草を語る

    木内昇, 藤野裕子, ロバート キャンベル, 児玉竜一, 十重田裕一

    文学   14 ( 4 ) 2 - 35  2013年07月  [招待有り]

    その他  

    CiNii

  • 史料・文献紹介 農山漁村文化協会編『TPP反対の大義』

    藤野 裕子

    歴史学研究   ( 893 ) 67 - 68  2012年06月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • ラウンド・テーブル “Bad Youth” と東京の近代―デイヴィッド=アンバラス氏を囲んで

    藤野 裕子

    年報都市史研究   ( 19 ) 135 - 137  2012年03月  [招待有り]

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

    CiNii

  • 関東大震災時の「デマ」を考える―朝鮮人虐殺の現場から

    藤野 裕子

    史観   166 ( 166 ) 167 - 169  2012年03月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

    CiNii

  • 史料・文献紹介 山下文男『津波てんでんこ』

    藤野 裕子

    歴史学研究   ( 884 ) 75  2011年10月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 戦前のヤクザを考える

    藤野 裕子

    Waseda Online オピニオン・社会    2011年10月

    その他  

  • 書評 仲本和彦著『研究者のためのアメリカ国立公文書館徹底ガイド』

    藤野 裕子

    古文書研究   ( 70 ) 133 - 134  2010年11月  [招待有り]

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 私と歴史学の不確かな関係

    藤野 裕子

    史観   ( 161 ) 119 - 120  2009年09月  [招待有り]

    その他  

  • 市史コラム66 日露戦争と館林の人々

    藤野 裕子

    広報たてばやし   ( 1010 )  2009年08月

    その他  

  • 書評 大門正克ほか編『近代社会を生きる』

    藤野 裕子

    歴史評論   ( 675 ) 96 - 100  2006年07月  [招待有り]

    書評論文,書評,文献紹介等  

    CiNii

  • 展示短評 江戸東京博物館企画展「都市と騒擾の記憶――日比谷焼き打ち事件」

    藤野 裕子

    民衆史研究   ( 69 ) 70  2005年05月

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 市史コラム23 関東大震災と館林

    藤野 裕子

    広報たてばやし   ( 912 ) 18  2005年05月  [招待有り]

    その他  

  • 一九一三年対中強硬運動と都市騒擾

    藤野 裕子

    史観   ( 152 ) 118 - 120  2005年03月

    速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)  

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現在担当している科目

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特定課題制度(学内資金)

  • 戦前日本の女性同性愛に関する実証的研究

    2021年  

     概要を見る

    本研究は、戦前の女性同性愛の実践を明らかにすることを目的とする。通時的な史料としては、古川誠・赤枝香奈子編『戦前期同性愛関連文献集成』に収録されている史料の分析を行った。そのうえで、明治期については、早稲田大学中央図書館所蔵の新聞史料を中心に史料収集を行い、大正期については同性心中に関する史料調査を行った。また、昭和戦前期については、古書店から入手した女学生の日記の翻刻を行い、それをもとに自治体史や文芸誌など周辺史料の調査を行った。

  • 近代日本の民主化と政治暴力に関する実証的研究

    2009年  

     概要を見る

    研究計画にしたがい、①大隈重信暗殺未遂事件(1916年)、②政友会本部放火事件(1919年)、③加藤高明暗殺未遂事件(1925年)の三事件について、以下の調査・分析を行った。まず、基礎作業として、三事件の裁判記録(東京弁護士会・第二東京弁護士会合同図書館所蔵)について、原史料の再整理・確認を行ったうえで、精読した。ついで、①については、被告人の一人鬼倉重次郎の上申書(早稲田大学図書館所蔵)の収集・分析を行った。これにより、従来の研究では同事件の主犯を、民衆騒擾を先導した経歴をもつ福田和五郎と見なしてきたが、実際には鬼倉重次郎などより若い世代の政治青年が、福田らの世代が行ってきた民衆騒擾とは異なる政治実践を模索し、自律的にテロリズムを選択したことが判明した。②については、被告人河本惠治について、出身村の自治体史などをあたることで出自を確認した。このため、出身村での調査を取り止め、上京後の足跡に調査の重点を置くこととし、特に河本が上京してから参加した東京の米騒動(1918年)の実態を明らかにすべく、裁判資料(京都大学人文科学研究所図書室所蔵)の筆写・分析を行った。この結果、同事件は、米騒動後の労働運動の隆盛に刺激を受けた河本が、米騒動の再発を目して行った事件であることが明らかとなった。③については、実行犯である尾道鷹一が黒龍会員かつ土木建築請負業であったことから、土木建築と同会に関する資料を収集・分析した。この結果、a) 土木建築請負業は都市の下層社会を基盤に成り立っており、社会の周縁的存在であるがゆえに、政党や右翼団体と結びつきをもつこと、b) 黒龍会は、純正普選運動(普選反対運動)を進める際、会員に民衆騒擾などの過激な行動が起きないように徹底したため、業を煮やした一部の青年会員らがテロリズムを企図したこと、などが明らかとなった。以上から、近代日本の民衆騒擾とテロリズムの関係性は、これまでの研究が提示するような「民衆騒擾=デモクラシー、テロリズム=反デモクラシー」という図式というよりも、表出の仕方が異なるが同一線上にある政治実践であると考えられる。今後はこの点についてより詳細かつ包括的な論証が課題となる。