Updated on 2024/02/28

Affiliation
Faculty of Letters, Arts and Sciences, School of Culture, Media and Society
Job title
Professor
Degree
博士(文学) ( 早稲田大学 )
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メールアドレス

Research Experience

  • 2022.04
    -
    Now

    Waseda University   Faculty of Letters, Arts and Sciences

  • 2021.04
    -
    2022.03

    Waseda University   Faculty of Letters, Arts and Sciences

  • 2015.04
    -
    2021.03

    Tokyo Woman's Christian University   School of Arts and Sciences Division of Humanities

  • 2013.04
    -
    2015.03

    Tokyo Woman's Christian University   School of Arts and Sciences Division of Humanities

  • 2010.04
    -
    2013.03

    Waseda University Faculty of Letters,Arts and Sciences   Faculty of Letters, Arts and Sciences   Assistant Professor

Research Areas

  • Japanese history
 

Papers

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Books and Other Publications

  • モダン東京地図さんぽ

    和田, 博文( Part: Contributor, 大衆文化と娯楽 浅草)

    風媒社  2023.05 ISBN: 9784833143103

  • 近現代日本思想史「知」の巨人100人の200冊

    和田, 博文, 山辺, 春彦, 東京女子大学比較文化研究所附置丸山眞男記念比較思想研究センター( Part: Contributor, 河上肇、山川均、山川菊栄、平塚らいてう、高群逸枝)

    平凡社  2023.02 ISBN: 9784582860221

  • 日本近・現代史研究入門

    松沢, 裕作, 高嶋, 修一( Part: Contributor, 民衆史・社会史1 「民衆」の歴史叙述──明治期の民衆運動を描く)

    岩波書店  2022.10 ISBN: 9784000615617

  • 論点・日本史学

    岩城卓二, 上島享, 川西秀哉, 塩出浩之, 谷川穣, 告井幸男編( Part: Contributor, ジェンダーと近現代)

    ミネルヴァ書房  2022.08

  • 民衆暴力ー一揆・暴動・虐殺の日本近代

    藤野裕子( Part: Sole author)

    中央公論新社  2020.08

  • 牧原憲夫著作選集 下巻 近代日本の文明化と国民化

    藤野裕子, 戸邉秀明編( Part: Joint editor)

    有志舎  2019.09

  • 牧原憲夫著作選集 上巻 明治期の民権と民衆

    藤野裕子, 戸邉秀明編( Part: Joint editor)

    有志舎  2019.09

  • 館林市史普及版 館林の歴史

    館林市史編さん委員会編( Part: Contributor, 大正デモクラシーと暮らしの変化、関東大震災)

    2019.03

  • 近代法の形成と実践ー19世紀日本における在野法曹の世界

    浅古弘監訳( Part: Joint translator, 第2章)

    2019.03

  • 東京女子大学100年史【本編】

    東京女子大, 年史編纂委員会( Part: Contributor, 第3章)

    東京女子大学  2019.03

  • 女学生とジェンダー――女性教養誌『むらさき』を鏡として

    今井久代, 中野貴文, 和田博文編( Part: Contributor, 戦時下女学生の研究・創作ーー東京女子大学における諸雑誌を手がかりに)

    笠間書院  2019.03

  • 公正から問う近代日本史

    佐藤健太郎, 荻山正浩, 山口道弘編( Part: Contributor, 「裁判記録にみる一九三二年矢作事件―包括的再検証にむけた基礎的考察」)

    吉田書店  2019.03

  • 米騒動100年―滑川から全国へ

    滑川市立博物館編( Part: Contributor, 「論考 米騒動と民衆の異議申し立ての系譜」「コラム 米騒動・女一揆・運動会」)

    滑川市立博物館  2018.07

  • 館林市史 通史編3 館林の近代・現代

    館林市史編さん委員会編( Part: Contributor, 第2章第4節3、第3章総説・第1節・第2節4など)

    館林市  2017.06

  • 第4次現代歴史学の成果と課題 1

    歴史学研究会編( Part: Contributor, 「ジェンダーⅠ 男性史とクィア史」)

    績文堂  2017.05

  • 都市と暴動の民衆史―東京・1905-1923年

    藤野 裕子( Part: Sole author)

    有志舎  2015.10 ISBN: 9784903426983

  • 館林市史 資料編5 近現代I 近代館林の歩みと社会

    館林市史編さん委員会( Part: Contributor, 昭和期の政治と社会)

    館林市  2014.03

  • 歴史学のアクチュアリティ

    歴史学研究会( Part: Contributor, 歴史学をめぐる承認-隔離-忘却―ジェンダー史を事例として)

    東京大学出版会  2013.05 ISBN: 9784130230650

  • 震災・核災害の時代と歴史学

    歴史学研究会( Part: Contributor, 関東大震災時の朝鮮人虐殺と向きあう―災害時の公権力と共同性をめぐって)

    青木書店  2012.05 ISBN: 9784250212062

  • 軽度外傷性脳損傷のためのリハビリテーション・ワークブック―高次脳機能障害の回復にむけて

    ダグラス・メイソン( Part: Sole translator)

    西村書店  2010.09 ISBN: 9784890133925

  • 館林市史資料編6 近現代II 鉱毒事件と戦争の記録

    館林市史編さん委員会( Part: Contributor, 日露戦争と館林の人びと)

    館林市  2010.03

  • 暴力の地平を超えて―歴史学からの挑戦

    須田努, 趙景達, 中嶋久人( Part: Contributor, 騒乱する人びとへの視線―近代日本の都市騒擾と政治運動)

    青木書店  2004.05 ISBN: 425020412X

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Presentations

  • 『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか』と歴史研究者の営み

    藤野裕子  [Invited]

    オンライン合評会「オンライン合評会「小野寺拓也・田野大輔著『検証 ナチスは〈良いこと〉もしたのか?』(岩波書店、2023年)を読む」(第20回研究会) 

    Presentation date: 2023.12

  • 朝鮮人虐殺における加害民衆の論理―ジェンダー史の視点から

    藤野裕子  [Invited]

    ジェノサイド×奴隷制研究会シンポジウム「1923年朝鮮人ジェノサイドを考える」 

    Presentation date: 2023.11

  • コメント

    藤野裕子  [Invited]

    教育史学会第67回大会シンポジウム「アイヌ教育史研究の現在――研究の有効性を不断に問う」 

    Presentation date: 2023.09

  • 虐殺する日本民衆と向きあうーー101年を見据えて

    藤野裕子

    じんけんスコラ「関東大震災朝鮮人虐殺 100 年 特別講演」 

    Presentation date: 2023.09

  • 近代日本都市暴動と男性労働者文化

    藤野裕子  [Invited]

    日本史学会(韓国)学術大会「関東震災100年:民衆暴力と歴史的な記憶」 

    Presentation date: 2023.08

  • コメント

    藤野裕子  [Invited]

    歴史学研究会大会近代史部会 

    Presentation date: 2023.05

  • 朝鮮人虐殺を考えるー1923年・1931年

    藤野裕子

    かわさき市民アカデミー「大正デモクラシーの光と影」第7回 

    Presentation date: 2022.11

  • 普選運動と労働運動を再考するー1920年代

    藤野裕子

    かわさき市民アカデミー「大正デモクラシーの光と影」第6回 

    Presentation date: 2022.11

  • 都市暴動はいかにして起きたかー1905~1918年

    藤野裕子

    かわさき市民アカデミー「大正デモクラシーの光と影」第5回 

    Presentation date: 2022.11

  • 大学は学術資料の活用・保存の「担い手」をちゃんと育てられているのでしょうか、というご相談

    藤野裕子  [Invited]

    学術野営2022 第2回火起こしの会 

    Presentation date: 2022.06

  • 民衆の姿から見通す近代の暴力性

     [Invited]

    「追悼の道行き」シンポジウム 

    Presentation date: 2022.05

  • 大正デモクラシーと部落差別

    藤野裕子

    神奈川部落史研究会講座「水平社宣言100年と神奈川」 

    Presentation date: 2022.04

  • コメント:政治暴力への視点

    藤野裕子

    第31回西日本ドイツ現代史学会 合評会「原田昌博『政治的暴力の共和国 』をめぐって」 

    Presentation date: 2022.03

    Event date:
    2022.03
     
     
  • 近代日本の都市における民衆暴動の研究をめぐって

    ロバート・エスキルドセン, 藤野裕子  [Invited]

    ICUアジア文化研究所主催ワークショップ「歴史のなかの暴力と社会」 

    Presentation date: 2022.03

  • おわりに:「民衆暴力」から何が見えたか

    藤野裕子

    PARC自由学校・2021年度講座「近代の民衆暴力―何が人びとをつき動かしたのか」 

    Presentation date: 2021.12

  • 「民衆暴力」から考える日本近代

    藤野裕子

    朝日カルチャーセンター講座 

    Presentation date: 2021.09

  • 「民衆暴力」について

    藤野裕子

    かわさき市民アカデミー「近代日本の民衆運動・市民運動」 

    Presentation date: 2021.08

  • 日比谷焼き討ち事件を考える

    藤野裕子

    PARC自由学校・2021年度講座「近代の民衆暴力―何が人びとをつき動かしたのか」 

    Presentation date: 2021.07

  • イントロダクション:「民衆暴力」という視座

    藤野裕子

    PARC自由学校・2021年度講座「近代の民衆暴力―何が人びとをつき動かしたのか」 

    Presentation date: 2021.06

  • 関東大震災時の悲劇

    藤野裕子

    国立市公民館・近現代史講座「民衆暴力の近代史」第2回 

    Presentation date: 2021.03

  • 都市暴動とデモクラシー

    藤野裕子

    国立市公民館・近現代史講座「民衆暴力の近代史」第1回 

    Presentation date: 2021.03

  • コメント:日本民衆史の立場から

    藤野 裕子  [Invited]

    朝鮮史研究会大会「三・一運動から朝鮮近現代史を問う」 

    Presentation date: 2019.10

  • 民衆が加害者になった理由

    藤野 裕子  [Invited]

    PARC自由学校「いま何を語るべきか―関東大震災朝鮮人虐殺」 

    Presentation date: 2019.10

  • 再論・『都市と暴動の民衆史―東京・1905-1923年』

    藤野 裕子  [Invited]

    比較歴史社会学研究会 

    Presentation date: 2019.09

  • 史料読解ワークショップ―裁判記録とラブレター

    藤野裕子, 小野寺拓也  [Invited]

    歴史家ワークショップ 

    Presentation date: 2019.07

  • 米騒動にみる民衆文化とそのゆくえ

    藤野 裕子  [Invited]

    米騒動100年展シンポジウム 

    Presentation date: 2018.08

  • 日本民衆による朝鮮人虐殺を考える

    藤野 裕子  [Invited]

    アリラン文化センター講演会 

    Presentation date: 2017.10

  • コメント:感情史はいかにして可能か?

    藤野 裕子  [Invited]

    ドイツ現代史学会第40回大会・シンポジウム「感情史の射程―日独事例研究から―」 

    Presentation date: 2017.09

  • 全国で起きた、さまざまな米騒動

    藤野 裕子  [Invited]

    滑川市「米騒動100年展」プレイベント 

    Presentation date: 2017.08

  • 民衆運動史研究の方法と課題―『都市と暴動の民衆史』をもとにして

    藤野 裕子  [Invited]

    静岡県近代史研究会拡大例会 

    Presentation date: 2017.07

  • 民衆史研究という挑戦―語らない人びとの歴史にせまる

    藤野 裕子  [Invited]

    第43回日本史研究会歴史学入門講座 

    Presentation date: 2017.06

  • コメント:近代民衆運動史の立場から

    藤野 裕子  [Invited]

    学芸大学史学会大会 

    Presentation date: 2017.04

  • コメント:民衆暴動史・ジェンダー史の立場から

    藤野 裕子  [Invited]

    西日本ドイツ現代史学会 

    Presentation date: 2017.03

  • コメント:日本史(民衆史?)の立場から

    藤野 裕子  [Invited]

    立教大学アメリカ研究所主催 2016年度アメリカ学会清水博賞受賞記念研究会「「民衆」を描くということ―アメリカ労働史の歩みとその課題」 

    Presentation date: 2016.12

  • 戦前東京の暴動と労働者文化

    藤野 裕子  [Invited]

    コザ暴動プロジェクトin大阪・シンポジウム「都市と暴動」 

    Presentation date: 2016.12

  • アンダークラス上等!―非正規労働と戦争煽動

    藤野裕子, 栗原康, 加藤直樹  [Invited]

    山岡強一虐殺30年「山さん プレセンテ!」討論集会 

    Presentation date: 2016.10

  • 「暴動」から考える-東京の過去と現在

    藤野裕子, 加藤直樹  [Invited]

    本を育てる街・高円寺主催トークイベント 

    Presentation date: 2016.04

  • 民衆史研究の最前線―語らない人びとの歴史にせまる

    藤野 裕子  [Invited]

    岡山県高等学校教育研究会地理歴史公民部会 

    Presentation date: 2015.05

  • 虐殺事件の裁判記録からわかること

    藤野 裕子  [Invited]

    関東大震災朝鮮人虐殺の国家責任を問う会 

    Presentation date: 2013.03

  • 大正政変・米騒動・関東大震災

    藤野 裕子  [Invited]

    ヒスカル日本歴史文化講座・近代2 

    Presentation date: 2013.02

  • 都市の暴動―労働者の生活文化から読み解く

    藤野 裕子  [Invited]

    ヒスカル日本歴史文化講座・近代1 

    Presentation date: 2012.12

  • コメント

    藤野 裕子

    歴史学研究会創立80年シンポジウム「歴史学のアクチュアリティ」 

    Presentation date: 2012.12

  • 新聞と社会―戦争・メディア・政治文化

    藤野 裕子  [Invited]

    ヒスカル日本歴史文化講座・近代1 

    Presentation date: 2012.12

  • 戦前日本の土木建築業と朝鮮人労働者

    第3回東アジア人文学フォーラム 

    Presentation date: 2012

  • The Historical Context of the Film “Reconstructed Imperial Capital Symphony"

    早稲田大学総合人文科学研究センター講演会 

    Presentation date: 2012

  • The Historical Context of the Film “Reconstructed Imperial Capital Symphony"

    Presentation date: 2012

  • Bad Youthを読む 近代民衆史研究の立場から

    都市史研究会 

    Presentation date: 2011

  • 関東大震災時の「デマ」を考える――朝鮮人虐殺の現場から

    早稲田大学史学会大会 

    Presentation date: 2011

  • 戦前の都市下層労働と任侠文化

    早稲田大学国際日本文学・日本文化研究所シンポジウム 

    Presentation date: 2011

  • 2010年度歴史学研究会近代史部会 大会報告批判

    歴史学研究会近代史部会 

    Presentation date: 2010

  • 「実践」の世界へのアプローチ

    民衆史研究会大会 

    Presentation date: 2010

  • Urban Riots and Democracy in Taisho Japan

    Association of Asian Studies (Annual Meeting) 

    Presentation date: 2006.04

  • 書評 大門正克・安田常雄・天野正子編『近代社会を生きる』

    日本現代思想史研究会 

    Presentation date: 2004

  • 一九一三年対中強硬運動と都市騒擾

    早稲田大学史学会大会 

    Presentation date: 2004

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Research Projects

  • 「岸清一法律事務所訴訟記録」を起点とする法の近代化と裁判の実相に関する実証的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    Project Year :

    2021.04
    -
    2026.03
     

    福永 清貴, 村上 一博, 五島 京子, 岡部 雅人, 藤野 裕子, 本山 雅弘, 岩谷 十郎, 浅古 弘

     View Summary

    令和3年度は、「岸清一法律事務所訴訟記録」を学界共通の財産として広く研究者の利用に供するために整理し、目録を作成して適切な方法で公開するために、その下準備を行った。具体的には、100年以上前の明治後期・大正・昭和初期の訴訟資料であることから埃をかぶり汚損した資料も多く含まれていたため、専門の業者へクリーニングおよび整理作業を3年計画で委託した。今年度分については、当該資料のクリーニングおよび分別作業を終えて、中性紙の保存用袋に資料ごとに収納し国士舘大学中央図書館の専用書庫に分別して保管している。
    また、当該資料の適切な方法での公開に向けて、公文書管理に関する勉強会を開催した。具体的には、令和3年5月8日に、研究分担者の一人であり日本法制史の専門家である早稲田大学名誉教授の浅古弘氏に「公文書管理から考える司法記録の保存と公開」というテーマで報告をしていただいた。そこで報告された「諸外国における司法記録の保存と公開」や「日本における司法記録の保存と公開」の内容に基づき、「岸清一法律事務所訴訟記録」の保存や公開のあり方について分担研究者および研究協力者で意見交換を行った。さらに、令和3年7月3日には、明治後期・大正・昭和初期に活躍した岸清一弁護士の業績や人物像を知るために外部の研究者(江戸川大学客員教授の古城庸夫氏)を招聘して講演会を開催した。
    さらに、令和3年7月17日に、「岸清一法律事務所訴訟記録」の目録化に向けて、採録項目について検討するための研究会を開催した。

  • 1920年代における在日朝鮮人への暴力とその記憶の継承

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    Project Year :

    2020.04
    -
    2023.03
     

    藤野 裕子, 宮本 正明, 愼 蒼宇

     View Summary

    本研究は、研究分担者2名とともに、1920年代における在日朝鮮人に対する暴力行使について、(1)震災時以外の暴力事件と(2)関東大震災時に分担して、史料調査を実施するとともに、各地域における記憶の継承のされ方を明らかにすることを目的とする。
    昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、各県への史料調査を実施できなかったが、本年度も同様の影響が断続的に続いたため、個別の史料調査、および合同での史料調査を実施することがかなわなかった。そのため、昨年度同様に、利用可能な図書館において、以下の分担により、東京周辺で行える史料調査・収集と、次年度以降の史料調査の予備調査に徹することとした。
    第一に、昨年度の成果をもとに、北海道における金鉱山に関する先行研究を精査し、当該期における朝鮮人労働者の置かれていた状況について知見を深め、史料状況の把握を行った。第二に、昨年度から継続して、各都道府県・市町村の自治体史における戦前の在日朝鮮人に関する記述を悉皆調査し、これまで知られていなかった重要事件の洗い出しを行った。第三に、国会図書館やその他図書館において、東北地方などの地域新聞の調査を行い、関東大震災時の関東以外の地域での動向を調査した。
    オンラインでの研究会を4回(5月・8月・9月・2月)開催し、年間計画の修正に関する議論、各調査結果に関する研究報告を行った。各県での史料調査を行うことができなかったため、調査費用は翌年度に繰り越し、次年度以降に調査出張を実施する予定である。

  • A Study on Interchange of Legal Practice and Academic Intelligence in Empire and Colonies from the View Point of Dr. Santaro Okamatsu as the Starting Point

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2018.04
    -
    2023.03
     

  • The Continuity and Transformation of the Sex Trade Structure in Japanese Society: the Sex Industry in Aichi and Tokyo from the 1950s to the1970s

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2016.04
    -
    2022.03
     

    Sakai Hiromi

     View Summary

    This study examines the continuity and transformation of the sex trade structure in Japanese society, focusing on the sex industry in Aichi and Tokyo from the 1950s to the 1970s. Specifically, we selected four regions, Toyohashi and Nagoya in Aichi, and Yoshiwara and Tamanoi in Tokyo, and compared the sex industry in these regions. For each region, we conducted comprehensive investigation of the local libraries and archives. As a result, we were able to find the related materials in local newspapers, trade journals, magazines, local materials, official documents, and the materials related to women’s organizations. We also scrutinized these materials and explored the situations and characteristics of the sex industry in each region, focusing on various actors involved in the red-light district, such as sex workers, employers, local politics, and the state.

  • A Study on Empire and Legislative System of Colonies from the View of Comparative Legal History

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2014.04
    -
    2018.03
     

    ASAKO Hiroshi, OKAMATSU Akiko, GOTO Kyoko, TAYAMA Satomi, NAKAAMI Emiko, FUJINO Natsuko, YAMAGUCHI Ryosuke, WANI Kaya, CHEN Yun-Ru, WAKABAYASHI Masahiro, CHIANG Cheng-Yin, CHIANG Hsiu-Hua

     View Summary

    This project is an attempt to provide researchers with fundamental documents on colonial laws during Japanese ruling, and to study on Empire and legislative system of colonies from the view of comparative legal history.
    We listed and provided the digital catalogue of the criminal case records of the Taichu Discrict Court during Japanese ruling (43,888 cases of 327 volumes) preserved by the Taiwan Academy for Judiciary, Ministry of Justice to the Academy and National Taiwan University to open to public. We also listed the tentative catalogue of the criminal records of the Hualian District Court during Japanese ruling (2,067 cases of 8 books). And we researched and collected case records during Japanese ruling at the Office of Records at the Supreme Court of Korea. 9 seminars of “Empire and Legislative System of Colonies” was held during this project period. We were invited at international symposiums as a guest speaker.

  • A Positive Study on the Legal System in Japanese Empire and Colonies

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2009.04
    -
    2014.03
     

    ASAKO Hiroshi, NITTA Ichiro, YAMANAKA Itaru, TAGUCHI Morikazu, URAKAWA Michitaro, KATO Tetsuo, OZAWA Takashi, KONDO Kayoko, NISHI Hideaki, FUJINO Yuko, KO Seiin, OKAMATSU Akiko, GOTO Kyoko, NAKAAMI Emiko, FUJINO Natsuko

     View Summary

    This project is an attempt to provide researchers with fundamental documents on colonial laws in Japanese Imperial Period to depict influence of Japanese Law on modern legal system in East Asia and to study differences of socio-historical backgrounds among countries and inter-comparison of each system, using comparative framework between Imperial Japan and her colonies based on archives of "Okamatsu Santaro Monjo Documents" and so on.
    Web catalogues of "Chigusa Tatsuo Monjo Documents" (1282 items) and "Miyauchi Kishi Monjo Documents" (436 items) donated to Waseda University Library are open to public. A tentative archival catalogue of "Judicial Records of Taichung District Court in Colonial Times" (40,033 cases of 326 volumes) in Academy for the Judiciary in Taiwan has been created. In this process, 6 study sessions on "The Empire and the Colonial Legal System" and 1 International Symposium on the same topic were held.

  • Construction Contractors and Political Parties in Prewar Japan

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2010
    -
    2011
     

    FUJINO Yuko

     View Summary

    This research explores the collusive relationship and its backgrounds between construction contractors and political parties from 1920s to 1930s in Japan. It adopts two approaches : the political approach, which examines the groups under the political parties composed by the construction contractors, and the social one, which examines the labor-capital relations and the labor and life culture of the day workers in constructions. It provides that the collusive relationship between them formed in tandem with the evolution of capitalism and democratization in prewar Japan.

  • The Positive Exploration of Formation of Modern Laws and Legal Corridor in East Asia

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2004
    -
    2007
     

    ASAKO Hiroshi, OZAWA Takashi, URAKAWA Michitaro, KATO Tetsuo, OKAMOTO Makiko, FYJINO Yuko

     View Summary

    This project organized three research groups; a group for Okamatsu Documents, one for Chigusa Documents, and one for court records, in order to provide “Documents of the Okamatsus" and “Documents of Chigusa Tatsuo" in Waseda University Library' s collections, both of which are the research materials of the first magnitude for exploring formation process of modern laws in East Asian countries, and “Criminal Trial Records" held by the Judges and Prosecutors Training Institute in Taiwan, to academia for sharing them with researchers. Each group had engaged in basic research and work for public opening as follows:
    (1) The research group for Okamatsu Documents: publishing “Documents of the Okamatsus" (8,579 items) as “Documents of Okamatsu Santaro (microfilms version)" (122 reels) and Catalogue of Documents of Okamatsu Santaro (820 pages total) through the Yushodo Publishing.
    (2) The research group for Chigusa Documents: making the tentative catalog of “Documents of Chigusa Tatsuo" (1,271 items) donated to Waseda University Library.
    (3) The research group for trial records: conducting field work on the criminal trial records in Japanese colonial times held by the above institute, and incorporating 19,558 items of 192 volumes in the tentative catalog.
    (4) Making public these catalogs by publishing them in the accomplishment report.
    (5) Focusing on development of legal profession training and legal education in East Asia, as one of the materials for empirical study on a corridor of formation process of laws in East Asia. Participating in the symposiums in each country, exchanging views lively, and studying differences of socio-historical backgrounds among countries and intercomparison of each system.

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Misc

  • 「MOCT(モスト)」書評 国と国、過去と現在をつなぐ橋

    藤野裕子

    朝日新聞    2024.01

  • 「ウィーン ユダヤ人が消えた街」書評 急速な迫害 18万人が6千人に

    藤野裕子

    朝日新聞    2024.01

  • 「索引 ~の歴史」書評 短い人生 豊かに過ごすために

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.12

  • (ひもとく)関東大震災100年 過去を知り未来につなぐ試み 藤野裕子

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.11

  • 「クィアなアメリカ史」書評 逸脱めぐり国家社会の根幹形成

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.10

  • 『ナチスは「良いこと」もしたのか?』書評 一般論超え、歴史的思考へと誘う

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.10

  • 「アフター・アガサ・クリスティー」書評 時代切り開き 性差別・暴力問う

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.09

  • 「占領下の女性たち」書評 国内外で「性の防波堤」担わされ

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.08

  • 「通訳者と戦争犯罪」書評 加害の場に立ち会う者に責任は

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.08

  • 「東京史」書評 破壊と復興生きた人びとに着目

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.08

  • 「デミーンの自殺者たち」書評 暴力が起きた状況を克明に復元

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.07

  • 「首都の議会」書評 富商と言論人 激動の会議描く

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.07

  • 「羊と日本人」書評 国家・戦争と連動した牧畜事業

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.06

  • 短い二〇年、長い一〇年

    歴史学研究月報   ( 762 ) 1 - 3  2023.06

  • 「妾と愛人のフェミニズム」書評 家族の理念と性規範を問い直す

    朝日新聞    2023.05

  • 「「私のはなし 部落のはなし」の話」書評 自省と対話止めず表現する姿勢

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.04

  • 「自転車と女たちの世紀」書評 身体を動力に 可能性切り拓く

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.04

  • 「私たちと戦後責任」書評 歴史認識を鍛えあげることこそ必要

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.04

  • 「戦前日本の私娼・性風俗産業と大衆社会」書評 「外側」に位置づけず歴史を考察

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.03

  • 「帝国の虜囚」書評 虐待の実態・原因 多角的に解明

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.02

  • 1923年 100年の節目、過去を確認する

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.01

  • 「進駐軍を笑わせろ!」書評 占領期の芸人たち 活躍を復元

    藤野裕子

    朝日新聞    2023.01

  • 「プロレタリア文学とジェンダー」書評 描写から権力の網の目読み解く

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.12

  • 「物語とトラウマ」書評 閉塞感揺らぎ 微細な声を聴く

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.12

  • 「狂気な倫理」書評 逸脱した思想に場所与える学問

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.11

  • 「関東大震災 描かれた朝鮮人虐殺を読み解く」書評 絵から明かされる官民一体での行為

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.11

  • 「非暴力の力」書評 新たな可能性を想像する「闘争」

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.10

  • 「ひとかけらの木片が教えてくれること」 顕微鏡から文化交流を見とおす

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.10

  • 「縄文人と弥生人」書評 日本人の起源は 時代映す学説

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.09

  • 「女性兵士という難問」書評 善し悪しを即断せずに向き合う

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.09

  • 「遠い声をさがして」書評 死を見つめ、生を慈しみ続ける

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.09

  • 「帝国のフロンティアをもとめて」書評 移民の定住をとおした支配描く

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.08

  • 「人種主義の歴史」書評 本来ない差異を作り序列化する

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.07

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 「村の公証人」書評 日常から時代の大きな変化描く

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.07

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 「弱者に仕掛けた戦争」 断種生んだ「淘汰の欲望」の暴走

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.07

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 「帝国の写真師 小川一眞」書評 近代日本の視覚文化形成に寄与

    藤野裕子

    朝⽇新聞    2022.06

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 「雇用形態間格差の制度分析」書評 働く人の痛みをもとに問い直す

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.06

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 「積み重なる差別と貧困」書評 1世の戦いつづり戦後史に一石

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.05

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 「ハッシュタグだけじゃ始まらない」書評 リアルな体取り戻し社会変える

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.05

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 「旧植民地を記憶する」 侵略を公的に認めることの意味

    藤野裕子

    朝日新聞    2022.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 解説

    藤野裕子

    エイコ・マルコ・シナワ『悪党・ヤクザ・ナショナリスト――近代本の暴力政治』朝日新聞出版     290 - 294  2020.06  [Invited]

    Article, review, commentary, editorial, etc. (other)  

  • 自覚的に「客分」であること――『牧原憲夫著作選集』刊行にあたって

    藤野裕子

    CROSS ROADS   ( 4 ) 1 - 2  2020.04  [Invited]

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • 米騒動再見 「お上」への不満 根強く

    藤野 裕子

    北日本新聞    2018.09  [Invited]

    Other  

  • 米騒動再見 労働者の不満 暴力へ

    藤野 裕子

    北日本新聞    2018.08  [Invited]

    Other  

  • 米騒動再見 政治集会から「暴動」に

    藤野 裕子

    北日本新聞    2018.08  [Invited]

    Other  

  • 足元の「平和」はどこかの「戦争」につながっている

    藤野 裕子

    imidas「情報コラム 戦争と平和のリアル」    2017.10  [Invited]

    Other  

  • 「民衆史」を考える手がかり

    藤野 裕子

    Web中公新書「私の好きな中公新書3冊」    2017.09  [Invited]

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 新刊紹介 大口勇次郎・成田龍一・服藤早苗編『新体系日本史9 ジェンダー史』

    藤野 裕子

    ジェンダー史学   ( 12 )  2016  [Invited]

  • 市史コラム133回 二業見番とにぎわう花街

    藤野 裕子

    広報館林    2015.12  [Invited]

    Other  

  • 書評 橋本伸也・沢山美果子編『保護と遺棄の子ども史』昭和堂、2013年

    藤野 裕子

    史論   ( 68 ) 75 - 79  2015.03

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 「性欲」の歴史学を構想する

    藤野 裕子

    女性とジェンダーの歴史   ( 2 ) 44 - 46  2014.11  [Invited]

    Other  

  • 史料・文献紹介 宮地尚子『震災トラウマと復興ストレス』『環状島=トラウマの地政学』

    藤野 裕子

    歴史学研究   ( 909 ) 42 - 44  2013.09  [Invited]

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • 座談会 浅草を語る

    木内昇, 藤野裕子, ロバート キャンベル, 児玉竜一, 十重田裕一

    文学   14 ( 4 ) 2 - 35  2013.07  [Invited]

    Other  

    CiNii

  • 史料・文献紹介 農山漁村文化協会編『TPP反対の大義』

    藤野 裕子

    歴史学研究   ( 893 ) 67 - 68  2012.06

    Book review, literature introduction, etc.  

  • ラウンド・テーブル “Bad Youth” と東京の近代―デイヴィッド=アンバラス氏を囲んで

    藤野 裕子

    年報都市史研究   ( 19 ) 135 - 137  2012.03  [Invited]

    Research paper, summary (national, other academic conference)  

    CiNii

  • 関東大震災時の「デマ」を考える―朝鮮人虐殺の現場から

    藤野 裕子

    史観   166 ( 166 ) 167 - 169  2012.03

    Research paper, summary (national, other academic conference)  

    CiNii

  • 史料・文献紹介 山下文男『津波てんでんこ』

    藤野 裕子

    歴史学研究   ( 884 ) 75  2011.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 戦前のヤクザを考える

    藤野 裕子

    Waseda Online オピニオン・社会    2011.10

    Other  

  • 書評 仲本和彦著『研究者のためのアメリカ国立公文書館徹底ガイド』

    藤野 裕子

    古文書研究   ( 70 ) 133 - 134  2010.11  [Invited]

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 私と歴史学の不確かな関係

    藤野 裕子

    史観   ( 161 ) 119 - 120  2009.09  [Invited]

    Other  

  • 市史コラム66 日露戦争と館林の人々

    藤野 裕子

    広報たてばやし   ( 1010 )  2009.08

    Other  

  • 書評 大門正克ほか編『近代社会を生きる』

    藤野 裕子

    歴史評論   ( 675 ) 96 - 100  2006.07  [Invited]

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • 展示短評 江戸東京博物館企画展「都市と騒擾の記憶――日比谷焼き打ち事件」

    藤野 裕子

    民衆史研究   ( 69 ) 70  2005.05

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 市史コラム23 関東大震災と館林

    藤野 裕子

    広報たてばやし   ( 912 ) 18  2005.05  [Invited]

    Other  

  • 一九一三年対中強硬運動と都市騒擾

    藤野 裕子

    史観   ( 152 ) 118 - 120  2005.03

    Rapid communication, short report, research note, etc. (bulletin of university, research institution)  

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Syllabus

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Internal Special Research Projects

  • 戦前日本の女性同性愛に関する実証的研究

    2021  

     View Summary

    本研究は、戦前の女性同性愛の実践を明らかにすることを目的とする。通時的な史料としては、古川誠・赤枝香奈子編『戦前期同性愛関連文献集成』に収録されている史料の分析を行った。そのうえで、明治期については、早稲田大学中央図書館所蔵の新聞史料を中心に史料収集を行い、大正期については同性心中に関する史料調査を行った。また、昭和戦前期については、古書店から入手した女学生の日記の翻刻を行い、それをもとに自治体史や文芸誌など周辺史料の調査を行った。

  • 近代日本の民主化と政治暴力に関する実証的研究

    2009  

     View Summary

    研究計画にしたがい、①大隈重信暗殺未遂事件(1916年)、②政友会本部放火事件(1919年)、③加藤高明暗殺未遂事件(1925年)の三事件について、以下の調査・分析を行った。まず、基礎作業として、三事件の裁判記録(東京弁護士会・第二東京弁護士会合同図書館所蔵)について、原史料の再整理・確認を行ったうえで、精読した。ついで、①については、被告人の一人鬼倉重次郎の上申書(早稲田大学図書館所蔵)の収集・分析を行った。これにより、従来の研究では同事件の主犯を、民衆騒擾を先導した経歴をもつ福田和五郎と見なしてきたが、実際には鬼倉重次郎などより若い世代の政治青年が、福田らの世代が行ってきた民衆騒擾とは異なる政治実践を模索し、自律的にテロリズムを選択したことが判明した。②については、被告人河本惠治について、出身村の自治体史などをあたることで出自を確認した。このため、出身村での調査を取り止め、上京後の足跡に調査の重点を置くこととし、特に河本が上京してから参加した東京の米騒動(1918年)の実態を明らかにすべく、裁判資料(京都大学人文科学研究所図書室所蔵)の筆写・分析を行った。この結果、同事件は、米騒動後の労働運動の隆盛に刺激を受けた河本が、米騒動の再発を目して行った事件であることが明らかとなった。③については、実行犯である尾道鷹一が黒龍会員かつ土木建築請負業であったことから、土木建築と同会に関する資料を収集・分析した。この結果、a) 土木建築請負業は都市の下層社会を基盤に成り立っており、社会の周縁的存在であるがゆえに、政党や右翼団体と結びつきをもつこと、b) 黒龍会は、純正普選運動(普選反対運動)を進める際、会員に民衆騒擾などの過激な行動が起きないように徹底したため、業を煮やした一部の青年会員らがテロリズムを企図したこと、などが明らかとなった。以上から、近代日本の民衆騒擾とテロリズムの関係性は、これまでの研究が提示するような「民衆騒擾=デモクラシー、テロリズム=反デモクラシー」という図式というよりも、表出の仕方が異なるが同一線上にある政治実践であると考えられる。今後はこの点についてより詳細かつ包括的な論証が課題となる。