研究者詳細
2024/12/21 更新
基本情報
経歴
学歴
研究分野
研究キーワード
研究活動
共同研究・競争的資金等の研究課題
社会貢献活動・その他
特定課題制度(学内資金)
東京大学
The University of Tokyo, Research Associate
Criminal Law
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Criminal law doctrine
違法性阻却論の諸相
2014年
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本研究では,違法性阻却について,一般基準と個別適用の視点を交錯させ,検討を加えた。とくに自招侵害と承諾論に焦点を当てた。 自招侵害の問題を解決するためには,正当防衛論についての深い検討が求められるため,正当防衛に関する諸問題の見直し作業を併せて行った。正当防衛の理解に関しては,優越的利益原則の射程がとくに問題になるため,その視点に立脚する近似の見解について批判的検討を加え,その限界を明らかにした。その上で,自招侵害に関する判例を再定位し,その意義を明らかにした。承諾論の関係では,仮定的承諾と推定的承諾の理論的区別を明確化し,その上で推定的承諾の理論的意義を明らかにした。