2024/12/15 更新

写真a

マガラ ケイイチ
麻柄 啓一
所属
教育・総合科学学術院
職名
名誉教授
学位
教育学博士 ( 東北大学 )
教育学修士 ( 東北大学 )

学歴

  •  
    -
    1980年

    東北大学   教育学研究科   教育心理学  

  •  
    -
    1980年

    東北大学  

  •  
    -
    1975年

    東北大学   文学部   哲学科 心理学専攻  

  •  
    -
    1975年

    東北大学  

所属学協会

  •  
     
     

    日本教育心理学会

  •  
     
     

    日本教授学習心理学会

研究分野

  • 教育心理学

研究キーワード

  • 理解

  • 学習過程

  • 教授方法

受賞

  • 日本教育心理学会・優秀論文賞

    2005年  

  • とやま賞・学術研究部門

    1996年  

  • 日本読書学会・読書科学研究奨励賞

    1995年  

 

書籍等出版物

  • 社会科領域における学習者の不十分な認識とその修正

    東北大学出版会  2008年

  • 学習者の誤った知識をどう修正するか ル・バー修正ストラテジーの研究

    東北大学出版会  2006年

  • Children's Misconceptions ; Research on Improving Understanding of Mathematics and Science. In D.W.Shwalb, et al. (Eds.) Applied Developmental Psychology: Theory, Practice, and Research from Japan

    Information Age Publishing  2005年

  • Children's Misconceptions ; Research on Improving Understanding of Mathematics and Science. In D.W.Shwalb, et al. (Eds.) Applied Developmental Psychology: Theory, Practice, and Research from Japan

    Information Age Publishing  2005年

  • 現代教育の原理と方法

    勁草書房  2004年

  • じょうずな勉強法

    北大路書房  2002年

  • 人間の発達と学習

    玉川大学通信教育部  2001年

  • いじめられた知識からのメッセージ-ホントは知識が「興味・関心・意欲」を生み出す-

    北大路書房  1999年

  • 子どものつまずきと授業づくり

    岩波書店  1995年

  • 心理学者教科教育を語る

    北大路書房  1995年

  • 授業づくりの心理学

    国土社  1993年

  • 概念と知識の発達

    金子書房  1991年

  • 新・児童心理学講座 第5巻 概念と知織の発達

    金子書房  1991年

  • 児童心理学の進歩・1988

    金子書房  1988年

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講演・口頭発表等

  • 数学公式の適用に及ぼす抽象・具体表現の影響

    日本教授学習心理学会第9回年会予稿集  

    発表年月: 2013年

  • 内包量の公式における「変数の入れ替え原理」の理解

    日本教育心理学会第55回総会発表論文集  

    発表年月: 2013年

  • 物の浮沈ルールの学習における操作の効果

    日本教授学習心理学会第7回年会予稿集  

    発表年月: 2012年

  • 歴史に関する誤認識の修正に及ぼす「操作」援助の効果

    日本教育心理学会第54回総会発表論文集  

    発表年月: 2012年

  • パスカルの原理の学習に及ぼす「違和感への対処情報」の効果

    日本教授学習心理学会第7回年会予稿集  

    発表年月: 2011年

  • 数字なしの公式使用(関係操作)をどう促進するか

    日本教育心理学会第53回総会発表論文集  

    発表年月: 2011年

  • 操作結果の「実体化」の違いが学習に及ぼす効果

    日本教授学習心理学会第6回年回予稿集  

    発表年月: 2010年

  • 数字がない場合の公式利用-関係操作の成否-

    日本教育心理学会第52回総会発表論文集  

    発表年月: 2010年

  • 関係操作の練習を行うことで問題解決が促進されるか

    日本教授学習心理学会第5回年回予稿集  

    発表年月: 2009年

  • 問題解決に及ぼすルール命題操作の効果

    日本教授学習心理学会第5回年回予稿集  

    発表年月: 2009年

  • 法則理解における3段階モデル -数値操作・関係操作・因果操作-

    日本教育心理学会第50回総会発表論文集  

    発表年月: 2008年

  • 誤概念への回帰を防ぐ教授法の検討

    日本教授学習心理学会第3回年会予稿集  

    発表年月: 2007年

  • ルールに対する表面的な確信度の高さとその原因

    日本教授学習心理学会第3回年会予稿集  

    発表年月: 2007年

  • 誤概念のリバウンドを防ぐ教示の条件

    日本教育心理学会第49回総会発表論文集  

    発表年月: 2007年

  • ルール推理の根拠として位置づきやすい象徴事例の条件

    日本教育心理学会第49回総会発表論文集  

    発表年月: 2007年

  • 公式の変数間の関係操作による課題解決の促進

    日本教授学習心理学会第2回年会予稿集  

    発表年月: 2006年

  • 誤法則の修正に及ぼす融合法の効果

    日本教授学習心理学会第1回年会予稿集  

    発表年月: 2005年

  • 「例外への懸念」とルール適用の促進

    日本教育心理学会第47回総会発表論文集  

    発表年月: 2005年

  • 文学作品の誤った読みとりに及ぼす共感性の影響

    日本教育心理学会第47回総会発表論文集  

    発表年月: 2005年

  • 象徴事例が効果を持つ条件

    日本教育心理学会第46回総会発表論文集  

    発表年月: 2004年

  • 小学校教師の「小数のかけ算」に関する理解

    日本教育心理学会第46回総会発表論文集  

    発表年月: 2004年

  • 「象徴事例」概念の提案と歴史学習に及ぼす象徴事例の効果の検討

    日本教育心理学会第45回総会発表論文集  

    発表年月: 2003年

  • 不適切な経済ルール修正の試み ―山頂の缶ジュースはなぜ高い

    日本教育心理学会第41回総会発表論文集  

    発表年月: 1999年

  • ルール適用の促進要因としてのルールの方向性と適用練

    日本教育心理学会第41回総会発表論文集  

    発表年月: 1999年

  • 大学生の「商品の価格」に関する不適切な認識

    日本教育心理学会第39回総会発表論文集  

    発表年月: 1997年

  • 教師と子どもの学びのプロセスへのアプローチ:教室からの教育心理学理論の構築

    日本教育心理学会第39回総会発表論文集  

    発表年月: 1997年

  • 企業の競争に関する大学生の不十分な認識とその関連要因

    日本教育心理学会第39回総会発表論文集  

    発表年月: 1997年

  • 経済法則を適用すべき場面への不適切ルールの適用

    日本教育心理学会第38回総会発表論文集  

    発表年月: 1996年

  • 教育実践科学としての教育心理学は授業内容と授業の構造をどうとらえるか

    日本教育心理学会第38回総会発表論文集  

    発表年月: 1996年

  • 「図形の証明問題」の意味理解

    日本教育心理学会第36回総会発表論文集  

    発表年月: 1994年

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 新しい授業の創造と理論化

  • 誤概念の修正ストラテジーの開発

  • 学習者の誤概念の発見

  • 学習者の誤概念の修正ストラテジーに関する研究

  • Study on Strategy of Correcting Misconception in Learners

Misc

  • 数字がなくても公式を使えるようにするにはどうすればよいか-中学生への操作的思考の援助

    岡田いずみ, 麻柄啓一

    教授学習心理学研究   9 ( 2 ) 63 - 74  2013年

    CiNii

  • 教材文読解における操作活動が歴史の誤認識修正に及ぼす効果

    麻柄啓一, 進藤聡彦

    教授学習心理学研究   8 ( 2 ) 67 - 76  2012年

     概要を見る

    本研究では「徳川幕府は全国の大名から年貢を取っていた」という誤った認識(麻柄,1993)を取り上げる。高校の教科書では,例外として一定期間「上げ米(大名がその石高の1%を徳川家に差し出す)」が行われたことが記述されている。ここで,「○○の期間には××が行われた」(命題a)に接したとき,これを「○○以外の期間には××は行われなかった」という形(命題b)に論理変換できれば,先の誤りは修正される可能性がある。実験1では大学生62名を対象にこの関連を検討したところ,年貢の行方を問う問題(標的問題)での正答者は誤答者より,命題の変換に優れている傾向が示唆された。実験2では大学生34名を対象に,論理変換を援助することにより誤った認識の修正が図られるか否かを検討した。その結果,援助が誤った認識の修正を促進する効果をもつことが確かめられた。知識表象を変形することは操作と呼ばれるが(工藤, 2010),上記の論理変換も操作の1つであり,操作の成否が誤った認識の修正に関わることを示すものとなった。

    DOI CiNii

  • ルール命題の操作による問題解決の促進

    麻柄啓一, 進藤聡彦

    教育心理学研究   59 ( 1 ) 1 - 12  2011年

  • 面積比の理解に及ぼす操作結果の実体化の効果

    進藤 聡彦, 麻柄啓一

    教育心理学研究   59 ( 3 ) 320 - 329  2011年

  • 世界とよりよく交渉するための方法論

    麻柄啓一

    理科教室   53 ( 7 ) 20 - 25  2010年

  • 象徴事例の違いが誤ルールの修正に及ぼす影響 -気体の溶解度に関するルールをめぐって-

    進藤聡彦, 麻柄啓一

    山梨大学人間教育学部紀要   10   183 - 194  2009年

  • 数字がないと公式が使えないのはなぜか -小学生の関係操作の成否とその原因-

    麻柄啓一

    教育心理学研究   57 ( 2 ) 180 - 191  2009年

     概要を見る

    本研究では,小学校5,6年生が問題に数値が記載されていなくても公式を用いることができるか否かを調査した。具体的には底辺の長さが等しく高さが異なる2つの平行四辺形(あるいは2つの三角形)を提示して面積の大小判断とその理由の記述を求めた。正答者は平行四辺形の場合が49名中18名,三角形の場合135名中80名に留まった。また底辺の長さが等しく高さが2倍である三角形の面積を「2倍」と答えることができたのは135名中62名に留まった(彼らは具体的な数値が与えられれば面積を算出することは可能であった)。公式の変数間の関係のみに着目して答の大小を導き出す操作を「関係操作」と名づけた上で,関係操作ができない原因を分析した。その結果,(1)図形の大きさの違いを絶対把握ではなく相対把握しようとすること,(2)面積差は保存されないが面積比は保存される(差の非保存・関係保存)ことの理解が必要であることが示唆された。

    DOI CiNii

  • ルール適用を妨げる要因としての事例範囲の誤った解釈

    伏見陽児, 麻柄啓一

    教育心理学研究   57 ( 3 ) 284 - 294  2009年

     概要を見る

    ルールを教示しても事例に対してそれが適用されない場合がある。麻柄(2006)は,教示されたルールに例外があるかもしれないという「例外への懸念」がその原因となっていることを示した。本研究ではまず麻柄で扱われた「例外への懸念」が,個別事例に基づくものである点を指摘し,それ以外に,個別事例に基づかない一般的なルールの誤解釈がルールの適用を阻んでいる可能性を検討した。「(すべての)金属は非金属より熱伝導率が高い」「(すべての)金属は電気を通す」という理科のルール,「(すべての)XはQである」という論理ルールに即して,大学生等の大人(414名)が事例の分布範囲をどう考えているかを調べた。その結果,論理ルールにおいても事例範囲を「すべて」ではなく自動的に割り引く傾向が認められた。その傾向は理科のルールの方が論理ルールより顕著であった。またそのように割り引く者はルールを事例に適用する傾向が弱いことが確認された。

    DOI CiNii

  • 英語における一人称・二人称の不十分な理解とその修正

    岡田いずみ, 麻柄啓一

    読書科学 / 日本読書学会   50 ( 3.4(合併号) ) 83 - 93  2007年

    CiNii

  • 英文の主語把握の誤りとその修正 -日本語「~は」による干渉-

    水品江里子, 麻柄啓一

    教育心理学研究 / 日本教育心理学会   55 ( 4 ) 573 - 583  2007年

     概要を見る

    日本文の「~は」は主語として使われるだけではなく, 提題 (~について言えば) としても用いられる。従って日本文の「~は」は英文の主語と常に対応するわけではない。また, 日本語の文では主語はしばしば省略される。両言語にはこのような違いがあるので, 日本語の「~は」をそのまま英文の主語として用いる誤りが生じる可能性が考えられる。研究1では, 57名の中学生と114名の高校生に, 例えば「昨日はバイトだった」の英作文としてYesterday was a part-time job, を,「一月は私の誕生日です」の英作文としてJanuary is my birthday. を,「シャツはすべてクリーニング屋に出します」の英作文としてAll my shirts bring to the laundry. を提示して正誤判断を求めた。その結果40%~80%の者がこのような英文を「正しい」と判断した。これは英文の主語を把握する際に日本語の知識が干渉を及ぼしていることを示している。研究2では, 日本語の「~は」と英文の主語の違いを説明した解説文を作成し, それを用いて高校生89名に授業を行った。授業後には上記のような誤答はなくなった。

    DOI CiNii

  • 誤概念の修正に有効な反証事例の使用方略

    進藤聡彦, 麻柄啓一, 伏見陽児

    教育心理学研究 日本教育心理学会   54 ( 2 ) 162 - 173  2006年

    DOI

  • 例外への懸念がルール学習に及ぼす影響

    麻柄啓一

    教育心理学研究 日本教育心理学会   54 ( 2 ) 151 - 161  2006年

    DOI

  • 歴史における学習者の誤った認識を修正する象徴事例の条件

    進藤聡彦, 麻柄啓一

    教授学習心理学研究 日本教授学習心理学会   2 ( 1 ) 1 - 11  2006年

     概要を見る

    言語教材は一般に「pならば(は)qだ」という命題の形で書くことができる。前件pを具体化した事例は代入例と呼ばれてきた。先に著者たちは命題の後件「qである」を具体化することによって別のタイプの事例を作ることができることを示し,これを象徴事例と名づけた。どのような条件を満たす象徴事例が命題の学習に有効であるかを明らかにすることは重要な仕事となる。本研究では明治時代に関するある陳述命題について3つの象徴事例を準備した。学習セッションでは大学生の3グループに象徴事例を1つずつ提示して,その後に事後テストを行った。この問題では多くの学習者が誤った認識に基づいて答えるため間違うことがすでに確認されているが,象徴事例を用いれば正解を出すことができる問題であった。われわれはさらに,象徴事例を参考にして答えたか否か,また参考にしなかった場合はそれはなぜかを質問した。その結果,何人かの学習者は象徴事例に関してわれわれの期待とは異なる解釈をしていることが明らかとなった。また別の何人かは提示された象徴事例を認知構造の中にうまく取り入れることができないので無視してしまうことが明らかとなった。逆に言うと,このような「無視」や「別解釈」が生じない象徴事例が有効であることが明らかとなった。第2実験では2つの象徴事例を同時に学習者に提示することの効果を検討した。その結果,この方法は学習者の誤った認識を修正するのに非常に有効であることが確認された。

    DOI CiNii

  • 「レンズと像」に関するルールの適用はなぜ難しいのか

    麻柄啓一, 岡田いずみ

    教授学習心理学研究 日本教授学習心理学会   2 ( 1 ) 12 - 22  2006年

     概要を見る

    中学校の理科では,とつレンズで光を集めるとその光を発した物の像ができることが扱われているが,大学生であってもこのルールを把握している者が少ないことが先行研究からわかっている。教科書を検討すると,光源の位置の変化に伴って像のできる場所や大きさがどのように変化するかが強調されている。このような扱いによって,「像ができる」というルール自体が把握されにくくなっている可能性が考えられる。調査1では大学生を2群に分けて,グループ1に対しては像ができること自体を強調し,グループ2に対しては像のできる位置と大きさを強調した。事後の標的問題での正答率はグループ1の方が高かったが,その値自体は十分高いものではなかった。調査2では,さまざまな光源を用いた場合の光の道筋とスクリーンにできる像を描くことを被験者に求め,さらにルールも強調した。しかし標的問題での正答率は上昇しなかった。調査3では,調査2の被験者に対して,なぜこのルールを標的問題で用いなかったのかを質問した。その結果,彼らの誤解がいくつか明らかになった。これらの結果に対して,授業の改善の観点から考察を加えた。

    DOI CiNii

  • 「小数のかけ算」に関する教師の不十分な意味理解と教員養成系学習への援助

    麻柄啓一, 進藤聡彦

    教授学習心理学研究 日本教授学習心理学会   1 ( 1 ) 3 - 19  2005年

  • 学習に有効な象徴事例の条件に関する探索的研究 -歴史に関する誤った考えの修正をめぐって-

    進藤聡彦, 麻柄啓一

    山梨大学教育人間科学部紀要   6 ( 1 ) 151 - 159  2004年

    CiNii

  • 意見命題の受け入れに及ぼす象徴事例の効果

    進藤聡彦, 麻柄啓一

    読書科学 日本読書学会   48 ( 2 ) 61 - 69  2004年

  • 「象徴事例」概念の提案と歴史学習に及ぼす象徴事例の効果の検討

    麻柄啓一, 進藤聡彦

    教育心理学研究 日本教育心理学会   52 ( 3 ) 231 - 240  2004年

  • 子どもの思考プロセスに沿った教材とその効果

    麻柄啓一

    悠(はるか)/ぎょうせい   20 ( 2 ) 26 - 29  2003年

  • 子どもの誤概念をどう修正するか

    麻柄啓一

    理科教室/星の環会   46 ( 3 ) 8 - 15  2003年

  • 「植物が種子を作る利点」に関する大学生と中学生の不十分な認識

    麻柄啓一, 伏見陽児

    科学教育研究/日本科学教育学会   26 ( 5 ) 385 - 393  2002年

     概要を見る

    Seed plants propagate by sexual and asexual reproduction. This study investigated to what extent undergraduates and junior high school students understand the merits of sexual reproduction of seed plants. Subjects were asked why the seed plant propagates by seed while it propagates ascxually by subterraneans. Many of them pointed out the extension of the habitat of the plant as a main merit of reproduction by seed. Only about 20% of the undergraduates and 10% of the junior high school students pointed out the variety of an inherited character and the possible chance of adaptation of the plant to various environments. This fact means most of undergraduates and junior high school students do not understand one of the fundamental reason why seed plants propagate by seed. Obtained results were discussed from the standpoint of class work study of science.

    DOI CiNii

  • 論理操作に及ぼすラベリングの効果

    麻柄啓一

    千葉大学教育学部研究紀要   50 ( 1 ) 21 - 28  2002年

  • 二重推理法による誤概念の修正

    麻柄啓一

    科学教育研究/日本科学教育学会   25 ( 2 ) 128 - 136  2001年

     概要を見る

    Magara (1999) proposed a strategy named the Double Reasoning Method in order to rectify learners' misconceptions. In this study the author aimed to examine the beneficial effects of this method by using different learning materials in a science classes. The Double Reasoning Method was exercised as follows. At the first stage, learners were presented with reading material contained useful information to help them answer correctly a target problem in physics. At the second stage the target problem was set and learners were asked two kinds of questions. One question them to solve the problem on the basis of their intuition. Their answers were generally incorrect because they were based on misconception. The second required them to answer the question on the basis of information with which they had already been presented. In the latter case, their answers were generally correct. At the third stage, the result of the physics experiment was presented and learners came to know the correct answer. Subsequently, a transferable problem was set. Most students could solve it successfully. Thus they could rectify their misconceptions and the efficacy of this method was confirmed.

    DOI CiNii

  • 内包量に関する学習者の誤概念

    麻柄啓一

    科学教育研究/日本科学教育学会   25 ( 5 ) 295 - 303  2001年

     概要を見る

    Whereas Piaget established a conservation task to assess children's understanding of extensive quantity, this study aimed at establishing another kind of conservation task to assess children's understanding of the concept of intensive quantity, e.g. the thickness of paint on a board. The following study examined children's misconception by using our conservation task. Subjects were sixth graders and undergraduates. A typical question was asked in the conservation task : Which is thicker, the large part of a board or the small part, when it is painted uniformly? Although Subjects were taught in advance that the thickness of paint was given by its volume per unit area (1 cm^2) , commonly explained in school education, two-thirds of sixth graders and one-fourth of undergraduates failed to answer the question, suggesting they did not understand the concept of intensive quantity through the commonly given explanation. Results were discussed from the viewpoint of the method employed to teach the concept of intensive quantity.

    DOI CiNii

  • 修飾語句の係り方の表記とその理解

    麻柄啓一

    読書科学/日本読書学会   45 ( 1 ) 19 - 26  2001年

  • 験証法と例外例が小学生の法則学習に及ぼす効果

    大木浩, 麻柄啓一

    千葉大学教育学部研究紀要   49 ( 1 ) 47 - 56  2001年

  • 「落下スピード」と「重力の大きさ」に関する学習者の誤った関連づけとその修正

    麻柄啓一

    千葉大学教育実践研究   8   27 - 38  2001年

  • 経済に関する不適切なルールとその修正に及ぼす上位ルールの効果

    麻柄啓一, 進藤聡彦

    千葉大学教育学部研究紀要   48 ( 1 ) 15 - 22  2000年

  • 「円高・円安」は正しく理解されているか

    麻柄啓一

    千葉大学教育実践研究   7   1 - 10  2000年

  • ルールの記述様式がルール適用の促進および抑制に及ぼす効果

    進藤聡彦, 麻柄啓一

    山梨大学教育人間科学部研究紀要   1 ( 2 ) 291 - 299  2000年

  • 学習者の誤った知識をどのように修正するか

    麻柄 啓一

    科学教育研究   23/1,33-41 ( 1 ) 33 - 41  1999年

     概要を見る

    It is widely accepted that in order to rectify learners' misconception it is necessary to make them encounter scientific evidence that contradicts their misconception. In this paper an alternative strategy is proposed and its effect examined. The strategy was as follows. At the first stage a reading material was presented to learners which contained useful information that would help them to make solve aproblem in physics. At the second stage the problem was set and learners were asked two kinds of questions. One question requested them to solve the problem on the basis of their intuition. Their answers were generally wrong because they were guided by a misconception. The other question requested them to solve it on the basis of the information they had already read. Their answers were generally correct. At the third stage the consequence of the experiment in physics was presented and therefore the learners came to know which solution was correct. After these steps a transferable problem was set. Most of them could solve it successfully, being able to rectify their misconception. This teaching strategy was named "double reasoning method", because two contradictory reasoning processes (and answers) were provoked in each learner before he observed the consequence of the experiment.

    DOI CiNii

  • ルール適用の促進要因としてのルールの方向性と適用練習

    教育心理学研究   47/4,472-480  1999年

  • 差別意識と共感性

    千葉大学教育学部研究紀要   47;1  1999年

  • 中学生と大学生における誤った回路認識

    麻柄 啓一

    科学教育研究/日本科学教育学会   22/4,215-222 ( 4 ) 215 - 222  1998年

     概要を見る

    It is quite natural that a household electric appliance such as a television works in a electric circuit. But the author encountered several undergraduates who had the notion that an electric current was sent out one-sidedly from a power plant to a television and was consumed in it. This study investigated to what extent such a misconception was held by undergraduates and junior high school students. Subjects were presented several different figures illustrating schematically how an electric current flowed between a power plant and a television in a house, and then they were asked to select a correct one. About 55% of the undergraduates and 30% of the junior high school students selected a figure in which an electric current was illustrated as being sent out one-sidedly from a power plant to a television. Ss were then asked whether or not a man would be struck by electricity when he jumped and touched a transmission line that was torn off and dangling. Many subjects answered he would be struck. These results indicated that they pay no respect whether a load was incorporated into a circuit or not.

    DOI CiNii

  • 「連言錯誤」はなぜ生じるか

    千葉大学教育学部研究紀要   46;1  1998年

  • 経済学領域における大学生の不適切な認識とその構造―「商品の価格」と「競争」に関する認識の検討

    山梨大学教育学部研究報告   48  1998年

  • 「学ぶ」とは頭の中に「日記」を作ることだ

    学習評価研究/みくに出版   2;34  1998年

  • 経済学領域における大学の不適切な認識とその発生機序

    千葉大学教育学部研究紀要   45;1  1997年

  • 俳句の授業をするためには俳句の「命」をつかむことが必要だ

    読書科学/日本読書学会   40/1,19-25  1996年

  • 学習者の誤った知識はなぜ修正されにくいのか

    教育心理学研究/日本教育心理学会   44/4  1996年

  • 生活的概念は科学的概念に取って代わられるべきか

    千葉大学教育学部研究紀要   44;1  1996年

  • 「お店のもうけ」概念の理解と教授

    千葉大学教育実践研究   3  1996年

  • 見かけの異なる問題への一般的原理の適用

    千葉大学教育学部研究紀要   43;1  1995年

  • 法則学習における「験証」法の効果 -帰納・演繹法批判-

    教育心理学研究/日本教育心理学会   42/3,244-252  1994年

  • 文学作品の読み誤りとその修正について

    読書科学/日本読書学会   38/1,5-12  1994年

  • 自然科学法則の日常生活場面への適用を促進する方法の一研究

    千葉大学教育学部研究紀要   42;1  1994年

  • 教授・学習研究の動向と課題

    教育心理学年報/日本教育心理学会   33  1994年

  • 誤った知識を修正しやすい説明文の条件について

    読書科学/日本読書学会   37/1,34-41  1993年

  • 学習者の誤った知織の修正に関する実験的研究

    千葉大学教育学部研究紀要   41;1  1993年

  • 内包量概念に関する児童の本質的なつまずきとその修正

    教育心理学研究   40/1  1992年

  • 日常生活場面の事例がルールの学習に及ぼす効果

    教育心理学研究   39/3  1991年

  • 誤った知識の組み替えに関する一研究

    教育心理学研究   38/4  1990年

  • 問題解決における典型性効果

    教育心理学研究   37/4  1989年

  • 分類の意味付け情報が学習に及ぼす効果

    教育心理学研究   37/3  1989年

  • 例外のあるルールが学習者の興味に及ぼす効果

    教育心理学研究   34/2  1986年

  • 図形概念の学習に及ぼす焦点事例の違いの効果

    教育心理学研究   30/2  1982年

  • 幼児の学習のおける教材の劇化及びストーリー化の効果

    教育心理学研究   29/2  1981年

  • 幼児の法則学習における「劇化」教材の効果

    教育心理学研究   28/3  1980年

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