2024/04/26 更新

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ナス セイゲン
那須 政玄
所属
社会科学総合学術院
職名
名誉教授
学位
文学修士 ( 早稲田大学 )

学歴

  •  
    -
    1976年

    早稲田大学   文学研究科   哲学  

  •  
    -
    1971年

    早稲田大学   文学部   哲学  

所属学協会

  •  
     
     

    日本倫理学会

  •  
     
     

    日本哲学会

研究キーワード

  • 哲学

受賞

  • 教学功労賞 (真言宗智山派)

    2010年06月  

  • 「理想」500号記念懸賞論文由良学術文化助成基金

    1976年  

 

論文

  • 神話と永遠回帰、そして祈り

    那須政玄

    祈りと再生のコスモロジー -比較基層文化論序説-     729 - 746  2016年10月

  • 哲学的と宗教的

    那須政玄

    智山学報   ( 第65輯 ) 63 - 75  2016年03月

  • 秘密ということ

    那須政玄

    現代密教   ( 26号 ) 95 - 116  2015年03月

  • 絶対者が見える地平 -シェリングの『哲学と宗教』− (2)

    那須政玄

    早稲田社会科学総合研究   巻15 ( 号2 ) 1 - 13  2014年12月

    CiNii

  • 教学の再考 —根源的一者を求めること—

    那須政玄

    現代密教   25   53 - 67  2014年03月

  • 絶対者が見える地平 —シェリングの『哲学と宗教』— (1)

    那須政玄

    早稲田社会科学総合研究   14 ( 2 ) 1 - 9  2013年12月

  • 近代の「先」ということ

    那須政玄

    現代密教   ( 24 ) 163 - 176  2013年03月

  • 近代からの離反 岐路に立つカント −『判断力批判』§77の解読−

    那須政玄

    現代密教   22   119 - 134  2011年03月

  • 距-離の現象学(Ⅲ)

    那須政玄

    早稲田大学社会科学総合研究   11 ( 2 ) 25 - 44  2010年12月

  • 距-離の現象学(Ⅱ)

    那須政玄

    早稲田大学社会科学総合研究   10 ( 3 ) 25 - 38  2010年03月

  • 近代 −いびつな時代−

    那須政玄

    現代密教   ( 21 ) 103 - 120  2010年03月

  • 距-離の現象学(Ⅰ)

    那須政玄

    早稲田大学社会科学総合研究   10 ( 2 ) 13 - 28  2009年12月

  • 総合研究テーマ『伝統の創造』を哲学する −時間論の本質−

    那須政玄

    現代密教   20   107 - 125  2009年03月

  • 形而上学から見たヤスパースとシェリング

    那須政玄

    コムニカチオン(日本ヤスパース協会)   15   31 - 37  2008年12月

  • シェリング『哲学的経験論の叙述』について—シェリングの経験の射程—

    那須政玄

    早稲田社会科学総合研究   9 ( 2 ) 31 - 45  2008年12月

     概要を見る

    論文

    CiNii

  • 川原榮峰先生の思い出

    那須政玄

    フィロソフィア   95 ( 95 ) 154 - 156  2008年02月

    CiNii

  • 宗教の基礎づけとしての「神観念」について

    那須政玄

    智山学報   56   229 - 246  2007年03月

  • 形而上学から見たヤスパースとシェリング

    日本ヤスパース協会第23回大会    2006年12月

  • ヤスパース『シェリング』について

    那須政玄

    共訳 ヤスパース『シェリング』 解題    2006年10月

  • コミュニケーション断想

    那須政玄

    早稲田大学学生部 『新鐘』    2005年10月

  • 善悪について

    那須政玄

    「智山教化資料」真言宗智山派宗務庁   30   1 - 21  2004年11月

  • 「結婚の根底にあること」

    那須政玄

    「智山教化資料」真言宗智山派宗務庁   第29集(p.3-20)  2003年11月

  • 試訳(8)シェリング「啓示の哲学」講義1831/32(原草稿)(第30講義—第31講義)

    早稲田社会科学総合研究   第3巻第3号  2003年03月

  • 環境問題の本質 —動物論に寄せて—

    那須政玄

    現代密教/智山伝法院   第16号  2003年03月

  • なぜ人を殺してはいけないのか? —戒律について・西洋哲学の立場から—

    那須政玄

    「智山ジャーナル」真言宗智山派教化センター   第23号  2002年12月

  • 新義真言教学の宗教的位相

    那須政玄

    『新義真言教学の研究』真義真言宗三派合同記念論集 大蔵出版    2002年10月

  • コミュニケーションとは何か

    那須政玄

    「智山教化資料」 真言宗智山派宗務庁   第28集(p.3-25)  2002年08月

  • 試訳(7)シェリング「啓示の哲学」講義1831/32(原草稿)

    早稲田大学社会科学総合研究   第2巻2号  2002年01月

  • 家族の本質

    那須政玄

    智山教化資料   27集  2001年08月

  • 試訳(6)シェリング「啓示の哲学」講義1831/32(原草稿)

    早稲田大学社会科学総合研究   第2巻1号  2001年08月

  • エクスタシーの論理(4)

    那須政玄

    現代密教/智山伝法院   No.14  2001年03月

  • 試訳(5)シェリング「啓示の哲学」講義1831/32(原草稿)(第19講義—第22講義)

    早稲田社会科学総合   No.2  2001年01月

  • 人間と自然

    那須政玄

    「智山教化資料」真言宗智山派宗務庁   第26集  2000年08月

  • 西洋における人間観の変遷

    那須政玄

    真言宗智山派宗務庁   智山文庫24集  2000年02月

  • 試訳(4)シェリング「啓示の哲学」講義1831/32(原草稿)

    那須政玄

    早稲田人文自然研究   56号  1999年11月

  • J.H.ライヒホルフ著『進化の創造力』

    青土社    1999年10月

  • セックス(セクシュアリティー・ジェンダー)問題に寄せて

    那須政玄

    智山教化資料   25集  1999年06月

  • 試訳(3)シェリング『「啓示の哲学」講義 1831/32 (原草稿)』

    早稲田人文自然研究/早稲田大学社会科学学会   54,pp.107-134  1998年11月

  • シェリングにおける哲学と宗教

    那須政玄

    山喜房/佐藤隆賢博士古稀論文集所収    1998年05月

  • 試訳(2)シェリング『「啓示の哲学」講義 1831/32 (原草稿)』

    早稲田人文自然研究/早稲田大学社会科学学会   53,pp.51-90  1998年03月

  • エクスタシーの論理(Ⅲ)

    那須政玄

    現代密教   10,pp.139-162  1998年03月

  • 子ども観の変遷 -子どもの発見- (ヨーロッパ)

    那須政玄

    智山教化資料 第24集/真言宗智山派宗務庁   24,pp.1-16  1998年03月

  • 試訳(1)シェリング『「啓示の哲学」講義 1831/32 (原草稿)』

    早稲田人文自然研究/早稲田大学社会科学学会   52,pp.31-52  1997年10月

  • 生命倫理学と人間行動

    那須政玄

    社会人間学(小林登、田村貞雄編)/成文堂   pp.69-104  1997年10月

  • 西洋における人間観の変遷

    那須政玄

    現代教化フォーラム/智山教化センター    1997年10月

  • 家を離れることの意味

    那須政玄

    智山教化資料/真言宗智山派宗務庁   23,pp.1-31  1997年10月

  • 現代(科学時代)における「死」

    那須政玄

    智山伝法院選書/智山伝法院   4  1997年03月

  • 叡智界への助走−『純粋理性批判』の読み方(2)

    那須政玄

    早大人文自然研究/社会科学部学会   49  1996年03月

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書籍等出版物

  • 闇への論理 カントからシェリングへ

    那須政玄

    行人社  2012年10月 ISBN: 9784905978862

  • ヤスパース著 『シェリング』

    行人社  2006年10月

  • 西洋における人間観の変遷

    那須政玄

    真言宗智山派宗務庁  2000年02月

  • 結界と虚界

    那須政玄

    行人社  1992年06月 ISBN: 9784905978367

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 環境問題と仏教-環境倫理構築の仏教学的可能性とその諸問題

    科学研究費助成事業(国際仏教学大学院大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    1998年
    -
    2001年
     

    津田 眞一, デュルト ユベール, 平川 彰, 原 實, 鎌田 茂雄, 今西 順吉, 広沢 隆之, 那須 政玄, 木村 清孝, 加藤 純章, ハイネマン ローベルト, 杉山 二郎

     概要を見る

    仏教学の立場からする環境論基礎論の定立を目標とする本研究は、世界の存立の根本的な肯定、逆の方向から言えば終末論の克服という一つの立場を自らの前提として自覚し、研究代表者がその著『アーラヤ的世界とその神』(1998年、大蔵出版)において提示した<開放系>という新しい世界理解の原理を嚮導原理として平成10年度に開始され、以後、各研究協力者はそれぞれの専門分野からこの原理を批判的に確認し、それに実質的なデータを提供する、という路線を保ちつつ、最終年度を迎えた。
    <開放系>とは、人間の総体としての世界(衆生世間)と環境世界(器世間)とのZwiefalt的同一態としての世界を或る人格神的原理(<開放系の神>としてのプルシャ)の「身体性と生命」(ニーチェ・ハイデッガー)として把握し、あるいは仏教思想史の事実的(<閉鎖系>的)な過程をその「歴史を貫く目的論的な理性が自己を告知する」(フッサール)その過程と見做すところのものなのであるが、われわれの共同研究は、ゴータマ・ブッダの宗教(原始仏教)の一見世界否定的な表出の裏面にすでにその「理性」(大プルシャ)の自己保存という「目的論」が厳然と存在しており、それが大乗仏教、密教、本覚思想ないし日本浄土教という仏教思想史の過程を一貫して働きつづけ、そして、その終極、親鷺から西田幾多郎への最終的展開においてわれわれ人間の側からする世界の存在維持の実践可能性、すなわち、「歴史創造的な行為」としての「名号的表現」(西田)という本質規定において、現にわれわれの生を規定しているそれ(世界の「自然法爾」的安立)にわれわれの人間側から行為的に投帰しなければならない、という「弁証法」的な「倫理」の原則を確認することが出来、所期の目標を達成した。

 

特定課題制度(学内資金)

  • 後期シェリング哲学からの宗教の本質研究

    2004年  

     概要を見る

    本年度は、3年前から共訳で作業を進めているヤスパース『シェリング』の翻訳のためにほとんどの時間を割いた。というのも、ヤスパースが引用している文献を逐一確認していく作業に思いのほかの時間がかかったからである。それでも、翻訳そのものは、2004年12月の段階で、一応完了し、出版予定の出版社「行人社」に翻訳原稿を提出した。したがって、今は3月下旬に出てくる初校のゲラを待っているところである。また、本翻訳の終わりに付ける「解題」(ヤスパース『シェリング』の意義と限界)の執筆中である。 論文に関しては、一本しか書くことができなかった。シェリングの『人間的自由の本質』をベースにして、『善悪について』(智山教化資料第30集 「善悪を考える」所収 2004年11月発行)と題する論文を書いた。

  • シェリングの宗教哲学における宗教一般の本質についての研究

    2003年  

     概要を見る

    一昨年から開始したヤスパース『シェリング』の翻訳を、高橋章仁氏(第二文学部助手)、山本冬樹氏と私との三人で精力的に行った。翻訳は、共訳の場合ともすると分割されたものを別々に翻訳し、それを単に合体させて一冊の本にすることもあるが、この翻訳は、三人で逐一訳を検討しながら、また引用文献は一々原書に当たって確認しながら進めている。したがって、思ったよりも時間がかかっている。しかし、2004年3月現在、全体340頁のうち300頁を訳了し、今年の夏に早くを完了し、年内には出版可能と考えている。また、この翻訳の末尾に「改題」として、『ヤスパース「シェリング」の意義と限界』という論文を付そうと考えている。 論文としては、シェリングの『人間的自由の本質』における「悪の根源性」ということをベースに、「善悪について」という論文を書いた。これは2004年9月に発行予定となっている。

  • シェリングの宗教哲学と現代における宗教のあり方についての研究

    2002年  

     概要を見る

     後期シェリングの神話と啓示を研究することによって、近代の枠組みを反省するための基盤とすることを目論んできた。そのために、近年発見されたシェリングの『啓示論(1831/32)』を山本冬樹氏と共訳しつつ新しいシェリング像を発見することに努め、また後期シェリングの理解を深めた。 2002年度は、この『啓示論』の翻訳を継続し、全部で81講義録中、30講義から31講義までを印刷に付すことができた。今年度、『啓示論』の翻訳がはかどらなかったのは、2001年の7月から開始したヤスパースの著作『シェリング』の翻訳に全精力を費やしたからである。この翻訳は、2003年秋に翻訳を完成させ出版したいと考えている。 シェリングの『啓示論』翻訳の成果として、2002年度に、比較宗教学の観点から、「新義真言教学の宗教的位相」という表題のもとに、新義真言宗の依拠する「加持身説法」と、シェリングの「三位一体」解釈との比較を行った。この論文は、2002年10月に大蔵出版から出版された。 

  • シェリング宗教哲学と現代人にとっての宗教についての研究

    2001年  

     概要を見る

     今まで、後期シェリングの神話と啓示を研究することによって、近代の枠組みを反省するための基盤とすることを目論んできた。そのために、近年発見されたシェリングの『啓示論(1831/32)』を山本冬樹氏と共訳しつつ新しいシェリング像を発見することに努め、また後期シェリングの理解を深めた。 2001年度も、この『啓示論』の翻訳を継続し、全部で81講義録中、23講義から29講義までを印刷に付すことができた。さらに、2001年の7月からヤスパースの著作『シェリング』の翻訳を山本冬樹氏と高橋章仁氏と私との3人ではじめ、できれば今年度中に翻訳を完成させたいと思っている。 また、2001年度には、比較宗教学の観点から、「新義真言教学の宗教的位相」という表題のもとに、新義真言宗の依拠する「加持身説法」と、シェリングの解釈するキリスト教における「啓示」との比較を行った論文を書いた。この論文は、2002年10月に大蔵出版から出版される予定になっている。

  • シェリング哲学における啓示と神話の研究

    2000年  

     概要を見る

     後期シェリングの神話と啓示を研究するために、近年発見されたシェリングの「啓示論」(1831/32)を山本冬樹氏と共訳するかたちで新しいシェリング像を発見することに努めた。全部で81ある講義録を毎年10講義(半年に5講義)づつ印刷物にして公開していくべく努力した。しかし、2000年度の前半9月まで私が学部長の役職にあり多忙を極め、結局2000年度は後半に第19講義から第22講義までの4講義しか訳出できなかった。またシェリング研究も計画どおりには進まず、『意志の問題』の研究ノート作成までにしか到らなかった。しかし、啓示を解明するシェリングの発想法は、神の場所から人間の場所を見るという特異なもので、新しい世界観の形成(近代の枠を超える可能性の模索)に大いに役立つ素材であることの確信をより明確に持つことができた。 次年度は一層精力的に翻訳の作業を行い、少なくとも10講義は訳出しようと考えている。また、研究に関しては、シェリングの啓示と神話の問題を検討する前段階として、『意志の問題』を徹底的に突き詰めることをもって、研究の成果を出していきたいと考える。

  • シェリング哲学における啓示と神話の研究

    1999年  

     概要を見る

     シェリングはフィヒテを、またヘーゲルはシェリングを「乗り越えながら」彼ら独自の哲学を提示し、最終的にヘーゲルにおいてドイツ観念論は完成に至る、と哲学史では考えられている。しかし、フィヒテとシェリングの晩年の著述を見れば、この二人は、ヘーゲルと同じ立場に立っており、三人の間には決定的な差異は認められない。つまり三人に共通の立場とは、「哲学は唯一絶対的なものへの問いによってのみ規定される」ということであり、それは弁証法的に絶対者が自分自身を規定するという形によってである。 私は、この三人に共通の立場を、シェリングの後期の立場、すなわち「啓示と神話」の中に見ていこうとするものである。つまり、「啓示」によって近代の枠組みを超える理念を模索し、また「神話」によって新しい枠組みの構造を考えようと、考えている。 そのために、まずシェリングの後期の『「啓示の哲学」講義』(全83講義)の翻訳に着手し、1999年度末までに第18講義まで訳出し印刷に付した。この訳出の仕事は、山本冬樹氏との共訳であり、訳出の過程で二人で討議したことは、この課題遂行に大変役に立った。 今年度は私が役職に就いたため多忙をきわめ予定していた仕事を行うことができなかった。 来年度からは、翻訳作業と並行して翻訳の成果をもとに、逐次論文を出していこうと思っている。2000年度には、「意志の問題」をシェリングから考えていこうと思っている。

  • シェリング哲学における啓示と神話の研究

    1998年  

     概要を見る

     後期シェリングの神話と啓示を研究するために、近年発見されたシェリングの「啓示論」(1831/32)を山本冬樹氏と共訳するかたちで新しいシェリング像を発見することに努めた。全部で81ある講義録を毎年10講義(半年に5講義)づつ印刷物にして公開していくべく努力した。しかし、98年度の後半私が学部の役職に就き多忙を極め、結局98年度は5講義しか訳出できず、またシェリング研究も計画どおりには進まなかった。しかし、啓示を解明するシェリングの発想法は、新しい世界観の形成(近代の枠を超える可能性の模索)に大いに役立つ素材であることの確信をより明確に持つことができた。これからは一層精力的に翻訳をするとともに研究の成果を出していきたいと考える。

  • シェリング哲学における啓示と神話の研究

    1997年  

     概要を見る

    シェリングの啓示と神話に関しては、後期シェリングの研究が決定的に重要である。しかし後期シェリングの邦訳はほとんどない。そこで新しく発見された『啓示の哲学原草稿』の翻訳を行った。この草稿は1831-32年に行われた全83回にわたる講義であり、今年度はその内の第10講義までを訳出し、公刊した。また、後期の啓示・神話に至るまでのシェリング研究の一環として『哲学と宗教』とを取り上げて、シェリングにおける宗教の位置づけに関する論文『シェリングにおける哲学と宗教』を書いた。研究成果の発表:1997.10 翻訳『「啓示の哲学」講義1831/32(原草稿)』(第1-4講義まで) 「早稲田人文自然研究 52号」に掲載1998.3 翻訳『「啓示の哲学」講義1831/32(原草稿)』(第5-10講義まで)「早稲田人文自然研究53号」に掲載1998.5 論文『シェリングにおける哲学と宗教』 「仏教教理・思想の研究(佐藤隆賢博士古稀論文集)」(山喜房)に掲載

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