2024/12/21 更新

写真a

ナカガキ アキラ
中垣 啓
所属
教育・総合科学学術院
職名
名誉教授
学位
博士 ( 早稲田大学 )
修士(教育学) ( 東京大学 )

学歴

  •  
    -
    1976年

    東京大学大学院   教育学研究科  

  •  
    -
    1969年

    東京大学   理学部   物理学科  

所属学協会

  •  
     
     

    Jean Piaget Society

  •  
     
     

    日本心理学会

  •  
     
     

    日本教育心理学会

  •  
     
     

    日本発達心理学会

研究分野

  • 科学教育 / 教科教育学、初等中等教育学 / 哲学、倫理学 / 実験心理学 / 教育心理学

研究キーワード

  • 認知発達、発達心理学、児童心理学、発生的認識論、自己組織化、論理的思考、論理的推論、数

受賞

  • 教育心理学会木戸奨励賞

    1980年  

 

論文

  • 「知の発達科学」としての認知発達(準備委員会主催公募シンポ:「知の発達科学」の可能性を探る)

    中垣 啓

    日本発達心理学会/第21回大会発表論文集     124 - 128  2010年03月

  • 連言否定型推論における様相未分化

    中垣 啓, 伊藤朋子

    日本発達心理学会/第21回大会発表論文集     96  2010年03月

  • 棒分割合成課題における、長さ・本数補償関係の理解の発達(1)

    大浦賢治, 中垣 啓

    日本教育心理学会/第51回大会発表論集     125  2009年09月

  • Gelman et al.(1978)の計数原理は生得的原理か?(3)−Order-Irrelevance Pricipleを中心に−

    中垣 啓

    日本教育心理学会/第51回大会発表論集     3  2009年09月

  • 発生的構造主義から見た今日の認知発達研究(準備委員会シンポ:人間発達における連続性vs非連続性)

    中垣 啓

    日本心理学会/第73回大会発表論文集     37  2009年08月

  • 認知的浮動による条件錯誤の説明

    中垣 啓, 伊藤朋子

    日本心理学会/第73回大会発表論文集     958  2009年08月

  • 選言型推論における様相未分化

    中垣 啓, 伊藤朋子

    日本発達心理学会/第20回大会発表論文集     132  2009年03月

  • ピアジェの創造性評価の隘路

    中垣 啓

    日本教育心理学会/第50回大会発表論文集     S39  2008年10月

  • 認知的浮動による選言錯誤の説明

    中垣 啓, 伊藤朋子

        931  2008年09月

  • Gelman et al.(1978)の計数原理は生得的原理か?(2)−Stable-Order Pricipleを中心に−

    中垣 啓

    日本教育心理学会/第50回大会発表論集     197  2008年09月

  • Matching heuristic cannot explain matching bias in conditional reasoning.

    The 3rd London Reasoning Workshop(see also http://www.f.waseda.jp/nakagaki/kyokan3.html)    2008年08月

  • A single process theory is better than a dual process theory on the principle of Occam's razor.

    Akira Nakagaki

    Proceedings of the Sixth International Conference on Thinking. (see also http://www.f.waseda.jp/nakagaki/kyokan3.html)     84  2008年08月

  • Is an inference rule Modus Ponens really an early acquisition?

    Akira Nakagaki

    Abstracts of the XXIX International Congress of Psychology     113  2008年07月

  • The Resurrection of Inhelder & Piaget's The Growtt of Logical Thinking from Childhood to Adolescence

    Akira Nakagaki

    The 38th Annual Meeting of the Jean PIaget Society     63  2008年06月

  • 発生的認識論は認知発達研究に何をもたらすか

    中垣 啓

    日本教育心理学会/第49回大会発表論集     S105  2007年09月

  • 認知的浮動による連言錯誤の説明

    中垣 啓, 伊藤朋子

    日本心理学会/第71回大会発表論文集     856  2007年09月

  • Gelman et al.(1978)の計数原理は生得的原理か?−One-One Principleを中心に−

    中垣 啓

    日本教育心理学会/第49回大会発表論集     529  2007年09月

  • Is domain-specific reasoning in conditional reasoning tasks really domain-specific? Toward an integral theory of conditional reasoning.

    Akira Nakagaki

    The 2nd London Reasoning Workshop(see http://www.f.waseda.jp/nakagaki/kyokan3.html)    2007年08月

  • 認知発達の科学のために

    中垣 啓

    ピアジェに学ぶ認知発達の科学(書名)     6 - 29  2007年03月

  • 「理論」説とピアジェの認知発達理論

    中垣 啓

    日本発達心理学会/第18回大会発表論文集    2007年03月

  • 合理性論争の解決に向けて

    中垣 啓

    日本心理学会/第70回大会発表論文集     W31  2006年11月

  • 形式的に考えることの意義について

    中垣 啓

    日本教育心理学会/第48回大会発表論文集    2006年09月

  • 今、あらためて、表象発生のメカニズムを問う

    中垣 啓

    日本発達心理学会/第17回大会発表論文集     S25  2006年03月

  • 認知発達と進化論

    中垣 啓

    日本発達心理学会/第17回大会発表論文集     PS6  2006年03月

  • 領域普遍的アプローチから見たGigerenzer:Adaptive Thinkingの射程と限界

    中垣 啓

    日本発達心理学認知発達理論分科会/第17回研究例会    2005年10月

  • ピアジェを読み直す:具体的操作をめぐって

    中垣 啓

    日本教育心理学会/第47回大会発表論集    2005年09月

  • 認知発達理論の最前線

    中垣 啓

    日本発達心理学会/第16回大会発表論文集     31  2005年03月

  • 命題的推論の理論

    中垣 啓

        1 - 246  2005年01月

  • ピアジェを読み直す:知能の誕生

    中垣 啓

    日本教育心理学会/ 第46回大会発表論文集     30  2004年10月

  • 子どもの論理数学的認識の獲得における自己組織化のメカニズムに関する実証的研究

    中垣 啓

    平成12〜15年度科学研究費補助金・基盤研究補助金 研究成果報告書     1 - 66  2004年05月

  • ピアジェの道徳性発達理論を読み直す

    中垣 啓

    日本発達心理学会第15回大会発表論文集     40  2004年03月

  • ピアジェを読み直す−道徳判断の発達-

    日本教育心理学会第45回総会発表論集     S98  2003年08月

  • メンタルロジックかメンタルモデルか、それとも・・・?

    中垣 啓

    「心の科学の基礎論」研究会   2002年10月例会  2002年10月

  • 発達・教育研究の課題と挑戦ー波多野完治先生記念シンポジュウムー

    日本教育心理学会第44回大会発表論文集     S16  2002年10月

  • ピアジェを読み直す:心理学と認識論

    日本教育心理学会第44回大会発表論文集     S54  2002年10月

  • 子どもの社会認識は如何に発達するのか

    日本発達心理学会/ 第13回大会発表論文集     S80  2002年03月

  • J.Piagetの項目

    E.ディヴァイン他著『20世紀思想家事典』木田元他編 誠信書房    2001年12月

  • Piagetの<臨床法>をめぐって

    日本教育心理学会/ 第43回大会発表論文集     39  2001年10月

  • Macro-devepopmentとMicro-development

    日本発達心理学会第12回大会発表論文集     S34  2001年03月

  • 認知発達研究におけるピアジェ遺産相続の問題点

    日本発達心理学会認知発達理論分科会/第5回例会    2000年09月

  • 21世紀の認知発達研究を展望する

    日本発達心理学会/第11回大会発表論文集     S34  2000年03月

  • 変則型条件4枚カード問題における否定の効果

    中垣 啓

    国立教育研究所研究紀要   第129集   119 - 138  2000年

    CiNii

  • 条件4枚カード問題における否定の効果

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.38   31 - 50  1999年

    CiNii

  • Wason選択課題を用いた研究の成果と意義

    日本心理学会/第63回大会発表論文集     (45)  1999年

  • 条件文解釈における否定の効果

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.36   13 - 33  1998年

    CiNii

  • 条件3段論法における否定の効果

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.37   51 - 72  1998年

    CiNii

  • 子どもの生物学的認識は如何に発達するか?

    日本発達心理学会/第9回大会発表論文集     S19  1998年

  • 表象機能の成立とその条件

    日本発達心理学会/第8回大会発表論文集     S17  1997年

  • 見方が育つ? 認知発達と自己組織化

    中村祐子編『ものの見方を見る見方』北大路書房     136 - 150  1997年

  • 割合比較課題にみる認知システムのダイナミズム

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.34   31 - 51  1997年

    CiNii

  • ウェイソンの4枚カード゛問題はなぜ難しいのか

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.35   45 - 64  1997年

    CiNii

  • 連言4枚カード問題の発達的研究

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.33   39 - 55  1996年

    CiNii

  • 子どもの空間表象は自己中心的か?

    日本発達心理学会/第7回大会発表論文集     11  1996年

  • 演算順序の可逆性に関する発達的研究

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.32   31 - 51  1996年

    CiNii

  • ピアジェ理論と発達心理学の現在

    日本発達心理学会/第7回大会発表論文集     S2  1996年

  • 選言3段論法の発達的研究

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.30   17 - 34  1995年

    CiNii

  • 混合型4枚カード問題における課題変質効果

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.31   1 - 20  1995年

    CiNii

  • ピアジェ保存課題は何を問うているのか

    日本発達心理学会/第6回大会発表論文集     S15  1995年

  • 認知的制約とは何か?

    日本発達心理学会/第5回大会発表論文集     64  1994年

  • 対提示法による発達促進効果について 選言文解釈の場合

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.29   21 - 39  1994年

    CiNii

  • ゲーム事態における必勝性の認識の発達? 減数ゲームの発達心理学的研究

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.28   65 - 84  1994年

    CiNii

  • 領域固有性と理解(その二) 発生的認識論と認知心理学研究(4)

    三田哲学会『哲学』   No.94   79 - 113  1993年

  • 人は論理的に推論しているか? 条件文推理の場合

    数理科学   No.362   36 - 41  1993年

  • 真偽判断課題を通してみた条件文解釈の発達

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.26   35 - 51  1993年

    CiNii

  • 条件3段論法の発達的研究

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.27   19 - 35  1993年

    CiNii

  • 象徴的機能の獲得と言語

    日本発達心理学会/第4回大会発表論文集     59  1993年

  • 子どもにおける論理的言明の解釈とその発達

    教育と情報   No.418   44 - 47  1993年

  • 領域固有性と理解(その一) 発生的認識論と認知心理学研究(3)

    三田哲学会『哲学』   No.93,pp331-372  1992年

  • 物の永続性の発達とピァジェ理論

    日本発達心理学会/第3回大会発表論文集     22  1992年

  • 条件4枚カード問題の発達的研究

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.25   47 - 68  1992年

    CiNii

  • 可能性・必然性の発達と知的操作 最晩年のピァジェ理論

    藤永保編『現代の発達心理学』有斐閣     25 - 39  1992年

  • 仮説演繹的推論の難しさについて? WasonのThog課題の場合

    国立教育研究所研究集録   No.24   1 - 15  1992年

  • 否定連言4枚カ?ド問題の発達的研究

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.23   35 - 55  1991年

    CiNii

  • 選言型推論スキーマの獲得に関する発達的研究

    国立教育研究所研究集録   No.22   1 - 19  1991年

  • 子どもの思考活動を高めるために(理論) 広さの保存概念の獲得をめぐって

    『Audio Visual Science』   No.199   12 - 19  1991年

  • ピァジェ理論の魅力を語る

    日本発達心理学会/第2回大会発表論文集     (17)  1991年

  • 選言4枚カード問題の発達的研究

    国立教育研究所研究集録   No.20   65 - 83  1990年

  • 精神発達における論理と言語

    科学基礎論学会1990年度総会    1990年

  • 数保存課題におけるみかけの“文脈効果”について

    教育心理学研究   Vol.38 ( 4 ) 369 - 37  1990年

  • 実用的推論スキーマは存在するか?

    中垣 啓

    教育心理学研究   Vol.38 ( 2 ) 106 - 116  1990年

     概要を見る

    Cheng et al.(1985) proposed that peop le typically reason about realistic situations by using pragmatic reasoning schemas, which are generalized sets of rules defined according to classes of goals. We examined the credibility of such hypothesis through two experiments. Experiment I demonstrated that even subjects, regarded as not having pragmatic reasoning schemas, could solve a reasoning task exemplified by athematic four-card problem and also that, many of the subjects who correctly solved a normal thematic four-card problem failed to solve similar four-card problems. Experiment II demonstrated that the thematic four-card problem in which the task goal was introduced, could be solved just as easily even though no rule defining the task goal was introduced. Based on these results, we concluded that there were no pragmatic reasoning schemas as proposed by Cheng et al. that might solve reasoning tasks ; and we interpreted these results from the viewpoint of the "deformation theory" anteriorly proposed. Finally, the argument that the hypothesis of pragmatic reasoning schemas supporting the idea of ecological rationalism was criticized.

    DOI CiNii

  • 子供は如何に選言文を解釈しているか?

    国立教育研究所研究集録   No.21   19 - 44  1990年

  • 抽象的4枚カ?ド問題における課題変質効果について

    教育心理学研究   Vol.37 ( 1 ) 36 - 45  1989年

  • 言明の真偽判断に関する発達的研究

    国立教育研究所研究集録   No.18   1 - 23  1989年

  • 割合の観念の形成過程に見る子どもの発達と学習

    教育と情報   No.37   32 - 35  1989年

  • くじ引きの順序は確率に影響するか?

    国立教育研究所研究集録   No.19   53 - 69  1989年

  • 理論の反証不可能性について

    科学基礎論学会1988年度総会    1988年

  • 視点と理解 発生的認識論と認知心理学研究(2)

    三田哲学会『哲学』   No.86   107 - 150  1988年

  • 子供は理論的予測と矛盾する事実に直面して、如何に振舞うか?

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.16   50 - 74  1988年

    CiNii

  • 「事実の理論負荷性」は「理論の反証不可能性」を含意するか。

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.17   1 - 12  1988年

    CiNii

  • 論理的推論における主題化効果の発達的研究 4枚カード問題の場合

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.15   49 - 72  1987年

    CiNii

  • 論理的推論における“みかけの主題化効果”について

    中垣 啓

    教育心理学研究   Vol.35 ( 4 ) 290 - 299  1987年

     概要を見る

    The present experiment was designed to examine so-called "thematic material effect" on logical performance in a reasoning task. In particular, the four cards problem was used to elicit preferences for various logical and illogical problem-solving strategies. The result showed that high performance in D'Andrade's "receipts task" was not due to thematic material effect but to cards shape not equivalent to that used in D'Andrade's "label factory task", and therefore the effect was more apparent than real in the sense that the high performance was caused by illogical problem-solving strategies. Based on such evidence, "schema theory" and "viewpoint theory" purporting to explain thematic material effect were then criticized. Finally, the author proposed a new theory called "degeneration theory" and cast doubt on the idea of domain-specific knowledge.

    CiNii

  • 納得と理解 発生的認識論と認知心理学研究(1)

    三田哲学会『哲学』   No.84   91 - 118  1987年

  • 子供の因果的説明における体積と重さの未分化について

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.14   37 - 53  1987年

    CiNii

  • 事実の論理負荷性について

    科学基礎論学会1986年度総会    1986年

  • 子供は如何に条件文を解釈しているか?

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.12   37 - 53  1986年

    CiNii

  • 子供は如何に割合の大小を判断しているか?

    中垣 啓

    国立教育研究所研究集録   No.13   35 - 55  1986年

    CiNii

  • 計算問題より見た児童・生徒の学力と発達

    国立教育研究所研究集録   No.11   51 - 64  1985年

  • Intellectual Development in Elementary and Junior High School Students.

    Research Bulletin of the NIER   No.24   27 - 36  1985年

  • 矛盾と均衡化

    波多野完治監 『ピアジェ双書4』 国土社     177 - 217  1984年

  • 発生的認識論と今日のジュネーブ学派

    波多野完治監 『ピアジェ双書4』 国土社     9 - 37  1984年

  • 小学校・中学校期における児童・生徒の知的発達

    国立教育研究所紀要   No.109   1 - 70  1984年

  • 発達と学習

    波多野完治監 『ピアジェ双書1』 国土社     21 - 65  1982年

  • 子どもの認知発達

    北陸心理学会 第17 回大会    1982年

  • 形式的操作の教授=学習の心理学的研究

    国立教育研究所紀要   No.102   335 - 409  1982年

  • ピァジェ理論の将来

    日本教育心理学会第22回大会     S17  1980年

  • 組合せ操作の発達的研究

    教育心理学研究   Vol.27 ( 2 ) 20 - 29  1979年

  • 教育思想における環境・発達観

    梅本尭夫・麻生誠編 『教育学講座3』 学習研究社     2 - 27  1979年

  • 学力のとらえ方

    坂野登編 『日本の学力3』 日本標準社     153 - 182  1979年

  • J.ピアジェ著『発達の条件と学習』

    誠信書房    1977年

  • 人間性の構造

    東京大学教育学部紀要   Vol.15   1 - 12  1976年

  • ピァジェの発達観Ⅱ ピァジェの発達要因論

    教育史教育哲学研究室紀要   Vol.3   37 - 54  1976年

  • 能力の構造

    東京大学教育学部紀要   Vol.14   209 - 219  1975年

  • 動物の育児行動と人間の教育

    教育学研究   Vol.42   41 - 51  1975年

  • ピァジェの発達観Ⅰ ピァジェの発達段階区分と段階の概念について

    教育史教育哲学研究室紀要   Vol.2   20 - 35  1975年

  • ピァジェの知能観

    日本教育学会第34会大会    1975年

  • 教育の生物学的起源

    教育史教育哲学研究室紀要   Vol.1  1974年

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書籍等出版物

  • 命題的推論の理論—論理的推論の一般理論に向けて—

    中垣 啓

    早稲田大学出版部  2010年03月

  • 脳機能の発達と発達心理学上の発達段階との相互関係に関する実験的研究

    中垣 啓

    科研費補助金基盤研究B研究成果報告書(研究代表者 安彦忠彦)  2008年03月

  • ピアジェに学ぶ認知発達の科学

    J. ピアジェ

    北大路書房  2007年03月

  • 子どもの論理数学的認識の獲得における自己組織化のメカニズムに関する実証的研究

    中垣 啓

    科研費補助金基盤研究C2研究成果報告書(研究代表者 中垣啓)  2004年05月

  • 知的財産教育の発達心理学的考察−知的財産教育の可能性を探る−

    中垣 啓

    特許庁委託事業:大学における知的財産教育研究プロジェクト 成果報告書(研究代表者 並木秀男)  2003年03月

  • 子どもの論理・数学的認識の獲得において認知的矛盾が果たす役割に関する発達心理学研究

    中垣 啓

    科研費補助金基盤研究B2研究成果報告書(研究代表者 中垣啓)  1997年03月

  • 選言型論理的推論能力の獲得過程に関する発達的研究

    中垣 啓

    科研費補助金基盤研究(一般C)研究成果報告書(研究代表者 中垣啓)  1994年03月

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講演・口頭発表等

  • Gelman et al.(1978)の計数原理は生得的原理か?(2)

    発表年月: 2008年10月

  • ピアジェの創造性評価の隘路

    発表年月: 2008年10月

  • 認知的浮動による選言錯誤の説明

    発表年月: 2008年09月

  • Matching heuristic cannot explain matching bias in conditional reasoning

    発表年月: 2008年08月

  • A single process theory is better than a dual process theory on the principle of Occam's razor

    発表年月: 2008年08月

  • The resurrection of Inhelder & Piaget's The Growth of Logical Thinking from Childhood to Adolescence

    発表年月: 2008年06月

  • 発生的認識論は認知発達研究に何をもたらすか

    発表年月: 2007年09月

  • Gelman et al.(1979)の計数原理は生得的原理か?−One-One Pricipleを中心に—

    発表年月: 2007年09月

  • 認知的浮動による連言錯誤の説明

    発表年月: 2007年09月

  • Is domain-specific reasoning in conditional reasoning tasks really domain-specific?

    発表年月: 2007年08月

  • 理論説とピアジェ認知発達理論

    発表年月: 2007年03月

  • 条件確率文・連言確率文の解釈

    発表年月: 2006年11月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 脳科学的観点から見た子どもの発達と学校カリキュラムの開発に関する基礎研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2005年
    -
    2007年
     

    安彦 忠彦, 中垣 啓, 坂爪 一幸, 三尾 忠男

     概要を見る

    本研究は、脳科学の研究成果を生かして、子どもの成長発達の段階性を従来以上に明確にし、それに応じて学校のカリキュラムをこれまで以上に効果的なものとして開発することを目指すものであった。この3年間の研究により、以下の点が明らかとなった。まず、幼児期から学童期の子どもの発達については、従来のピアジェの発達段階が、K.Fischerハーバード大学教授の研究により、その大枠において脳科学的にもほぼ妥当するものだと言えることが明らかとなり、さらに研究分担者・中垣により、発達心理学的に9歳前後を境として、子どもが課題を、現実性の世界と可能性の世界とをどう受けとめるか、という「様相上」の変化があること、また発達段階を、この変化に応じて区分すれば、これまで疑問視されてきた「発達段階」の存在が説明できること、などの新次元の発達段階説が脳機能の前提となる心理学レベルで提示された。さらに、J.Giedd全米衛生研究所所員(NIH)らの研究で、思春期の10歳前後に再度脳の神経細胞が一時的に増加することが発見され、これにより脳細胞の神経回路がもう一度作り変えられる、という点も分かってきた。そして、研究分担者の坂爪は、障害児のアセスメント(評価)を脳機能の方からも可能にする方法の確立を求めて、神経心理学及び臨床心理学を通して検討し、その評価法と指導法のマニュアルの作成について、その内容項目の確定を探索する方向で実践的に試みている。さらに、研究分担者の三尾は、実際の指導場面において、その脳科学的なデータを用いながらどのように指導するかについて、教師の研修に役立てようという実験的な試みを、最新の没入型仮想現実空間を教育工学的につくる装置の導入により行い、実験データを集めた。以上の全体を受けて、安彦は学校のカリキュラムを、小学校4年と5年の間に境があるものと仮定し、6-3制を4・2-3制に改革する方向及び「子どもの興味・要求の移行による発達段階説」(SINCT)の妥当性を強化した。

  • 子どもの論理・数学的認識の獲得における自己組織化のメカニズムに関する実証的研究

    科学研究費助成事業(国立教育研究所)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2000年
    -
    2003年
     

    中垣 啓

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    1 認知発達における自己組織化は、当初考えていたより、その過程がはるかに頑強(robust)であり、もっと内在的であることが分かった。このことは、自己組織化が自律的なメカニズムに従っていることを示唆している。
    2 認知システムを認知的撹乱に対する補償システムとして捉え,矛盾は肯定(認知的撹乱のポジティブな側面)と否定(認知的撹乱のネガティブな側面)との不完全な補償に由来するとする、ピアジェ(Piaget 1974)の矛盾の捉え方は極めて有効であることが分かった。しかし、認知システムにとって何が肯定であり、何が否定であるかはあらかじめ決められないことも示された。
    3 被験者にとっての肯定と否定とを実験手続きによって反転させることによって、被験者は均衡化への手がかりが与えられ、認知発達における自己組織化を促進できる可能性が示唆された。
    4 認知発達の自己組織化における矛盾の役割は限定的であった。そもそも被験者自身が自分の推論や考え方に矛盾があることを意識化することがほとんどない。さらに、被験者を矛盾事態に直面させても矛盾の意識化は誤りの自覚に留まる。矛盾そのものはどこで誤ったかを教えるものではないため、直ちに理解することにつながらないのである。認知システムにおける矛盾は自己組織化のきっかけになることあってもそれ自体が自己組織化の促進要因にはなりえないことが示唆された。
    5 本調査で、論理数学的認識の獲得において急速な自己組織化が見られたのは、自己組織化に必要な道具立てが被験者に既に備わっている場合であった。この場合、認知発達の自己組織化は当該の課題についてじっくり考えさせるという、内在的思考活動に訴えるだけで十分効果的であることが示された。しかし、自己組織化のための道具立てそのものがいかに獲得されるのかについては未解明である。この点についてはこれからの研究課題となろう。

  • 子どもの論理・数学的認識の獲得において認知的矛盾が果たす役割に関する発達的研究

    科学研究費助成事業(国立教育研究所)  科学研究費助成事業(一般研究(B))

    研究期間:

    1994年
    -
    1996年
     

    中垣 啓

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    研究期間中に行われた4つの実験調査「割合の観念における認知的矛盾」、「四則演算の可逆性における認知的矛盾」、「選言文解釈における認知的矛盾」、「条件型命題論理における認知的矛盾」)によって明らかにされた知見は以下の通りである。
    1.論理数学的認識の矛盾には質的に異なる2タイプの矛盾が存在しており、1つは認知システムにとって外在的に矛盾が確認される場合であり、もう1つは認知システムにおいて内在的に矛盾が感じられる場合である。前者は自然科学的認識において理論的予測が実験結果と合わない場合に、後者は科学理論内部にあるいは科学諸理論間に矛盾が存在している場合に対応している。
    2.認定的矛盾が認知システムにとって外的に確認される場合、矛盾の存在を認めることは容易であるが、矛盾自体はその源泉がどこにあるかを明らかにするものではないため、主体は試行錯誤に頼らざるを得ず、それだけでは矛盾を除去し、認知システムの再体制化を促す力としては弱い。
    3.認知的矛盾が認知システムの内部に存在する場合、矛盾が感じられるかどうかは主体の発達水準そのものに依存し、より初歩的な水準においては認知システムは矛盾そのものを感じることがない。つまり、矛盾の認知そのものが発達的所産となる。この場合、認知システムはその内部において矛盾を矛盾として措定しうるだけの認知的道具(概念的シエマ)を備えていることを示しており、矛盾は認知システムの再体制化を促す力となり得る条件を整えている。
    4.認知的矛盾を利用して論理数学的認識の獲得を促進することは可能だが、その場合、矛盾そのものは認知システムの再体制化への方向づけを与えるものではないため、教授学習においてはその方向づけを与えるための何らかのガイドが必要となるであろう。

  • 選言型論理的推論能力の獲得過程に関する発達的研究

    科学研究費助成事業(国立教育研究所)  科学研究費助成事業(一般研究(C))

    研究期間:

    1992年
    -
    1993年
     

    中垣 啓

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    本研究の目的は選言型推論能力の獲得過程および獲得時期に関する先行研究の理論的対立を克服し、先行研究の諸結果を統一的に解釈しうるような説明理論の妥当性を実証的に検討することであった。当初の研究計画において予定していた選言型4枚カード問題、選言型3段論法、選言型トートロジーの3課題のうち、本研究では選言型4枚カード問題(平成4年度)、選言型3段論法(平成5年度)の2課題およびそれらの結果を解釈するのに必要な選言文解釈課題(平成4,5年度)の調査を実施することができ、次のような知見を得た。
    1.選言文の前件と後件とが両立可能な選言文を用いて、選言型3段論法を実施した場合、小学生低中学年ではほとんどの者が論理的に妥当な推論ができず、小学生高学年、中学生でさえ正答率が50%を越えない程困難な課題であった。このことは、この推論が既に5,6歳児から可能であったというBraineらの結果は、彼らの実験で与えられた選言文の前件と後件とが両立不可能であり、選言型論理に固有の困難があらかじめ回避されているためであるとするわれわれの説明を裏づけるものであった。
    2.選言型4枚カードについても、前件と後件とが両立不可能な選言文を用いた場合、選言3段論法とほぼ平行した発達過程を示し、ここでもまた、選言型推論は小学校低中学年ではほとんど不可能であり、形式的操作が可能となる前青年期に獲得されるとするわれわれの予測を裏づけるものであった。
    3.選言型3段論法、選言型4枚カード問題という2つの選言型推論課題と選言文解釈との関係については、解釈は推論より発達的にやや先行するとはいえそのずれは小さく、選言型推論は選言文解釈が可能となることを不可欠な前提としながらも、両者は連帯的に発達することが示された。

  • 子どもの文法発達と認知発達との相互関係についての発達心理学的研究

    科学研究費助成事業(国立教育研究所)  科学研究費助成事業(一般研究(B))

    研究期間:

    1985年
    -
    1986年
     

    天野 清, 中垣 啓

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    1.1-2歳児の文と認知能力の発達の追跡実験:1歳前半から約1年半追跡した3名の幼児の言語発達と認知発達についての資料のうち、特に統辞文発生と認知発達、遊びの発達の関係についての資料を分析した結果、次のことが明らかになった。(1)統辞文発生の時期は3名でも個人差が大きく,それと認知発達の個々の尺度との間には一貫した対応関係は認められない。(2)しかし、象徴遊びの発達、特に、その組合せの発達と、発話の脱文脈化、統辞文の発生の間に一定の対応関係が観察される。
    2.6歳児の文の構造の自覚の発達:20名の6歳児について、疑問詞を表すシンボルマークを用い文の統辞・意味論的構造についての自覚の発達を調べた結果、次のことが明らかにされた。(1)簡単な教育を行うだけで、就学直前の6歳児の約半数は、文の統辞・意味論的構造についてのモデルを構成でき、初歩的な自覚が発達している。(2)そのモデル構成課題は、保存未習得の幼児でも可能で、保存課題の遂行との間に強い対応関係は存在しない。
    3.形式的思考操作と文の理解能力の発達についての縦断的調査:幼稚園年長児,小学2,4,6年の児童約70名に条件文の解釈と論理的推論に関する課題を与え、その発達を調べた結果、次のことが明らかにされた。(1)子供の条件文の解釈には、省略的,連言的,双条件的,条件的解釈の反応型があり、その順に発達する。(2)論理的推論ができない子供でも条件文を正しく解釈でき、条件文の解釈と論理的推論の発達の間にはデカラージュがある。なお、実施した幼児の言語発達の追跡資料、3-6歳児の文の理解についての調査資料等が年度内に分析できずに残った。資料の分析作業が全部終了次第、改めて、公刊する予定である。

  • 仮説演繹的推論能力の発達的研究

    科学研究費助成事業(国立教育研究所)  科学研究費助成事業(一般研究(C))

  • 仮説演繹的推論における“文脈効果"に関する研究

    科学研究費助成事業(国立教育研究所)  科学研究費助成事業(一般研究(C))

  • 近年の自然科学・社会科学等の進展・転換に鑑みての教育科学の学的存立基盤の再検討-教育科学の新しいパラダイム構築の基礎作業として-

    科学研究費助成事業(国立教育研究所)  科学研究費助成事業(一般研究(C))

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特別研究期間制度(学内資金)

  • 論理的推論におけるCP効果の研究

    2007年04月
    -
    2008年03月

    イギリス   ブルックス大学

特定課題制度(学内資金)

  • 子供の割合観念の獲得における、自己組織化のメカニズムの発達的研究

    2001年  

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     割合観念の獲得における自己組織化のメカニズムをくじびき課題を用いて調べた(くじ引き課題というのは、当たりとはずれをいくつかずつ含む袋を二つ用意し、いずれかの袋からくじを一回引く場合、どちらの袋からくじを引いた方が得かどうかを判断させる課題である)。具体的には、都内の調査協力校に赴き、小学校 1,3,5年生各学年20名、合計60名の被験児に対して、個別的に児童に面接して臨床的にくじ引き課題を提示する個別面接方式で調査を行った。 初めに、通常式くじ引き課題で各被験者について、割合観念の到達水準を明らかにし、この結果に基づいて各被験者にとってのチャレンジ課題を、変数式割合課題、形象的布置変更課題、当たり外れ変更課題、割合等化課題などを用いて提出し、割合観念に関する被験者の自己組織化の可能性を調べた。 以上のような調査から次のような知見が得られた。第1の知見は、自己組織化をリアルタイムで誘発させることはなかなか困難であり、散発的な向上反応はしばしば観察することができたものの、それを安定的に維持することは多くの場合難しかった。 第2の知見は、被験者が安定的な自己組織化を示した場合、その変化の多くは割合観念に関する認知システムにおける下位システムの再体制化であって、上位システムにおける自己組織化は稀であった。 第3の知見は、調査者にとって自己組織化を図る上で特に困難が感じられたのは、第一に、割合判断における差異方略と倍数方略が同じ被験者に共存している場合、差異方略を放棄して倍数方略を一貫して使用するように仕向けること、第2に、変数式課題などで小さな攪乱要因に対しては妥当な方略を採りうる被験者に対して、攪乱要因を大きくしていっても、同じ方略を適用し認知システムの均衡を維持させることであった。