Updated on 2024/12/21

写真a

 
CHIBA, Fumio
 
Affiliation
Faculty of Letters, Arts and Sciences
Job title
Professor Emeritus
Degree
(BLANK) ( Waseda University )
doctorat de 3ecycle ( Université de Paris I (France) )

Education Background

  •  
    -
    1983

    Waseda University   Graduate School, Division of Letters   French Literature  

  •  
    -
    1975

    University of Tohoku   Faculty of Literature   Aesthetics & Art History  

Professional Memberships

  •  
     
     

    早稲田フランス文学会

  •  
     
     

    日本フランス語フランス文学会

  •  
     
     

    表象文化論学会

Research Areas

  • European literature

Research Interests

  • 表象文化・イメージ研究/フランス文学

 

Papers

  • ミシェル・レリスの肖像──アンドレ・マッソンの場合

    千葉文夫

    マリアンヌ・シモン=及川編『絵を書く』水声社     99 - 119  2012.06

  • ミシェル・レリスの肖像──アルベルト・ジャコメッティの場合

    千葉文夫

    早稲田大学文学研究科紀要   57   17 - 34  2012.03

  • 結晶=イメージをめぐる断章──クリス・マルケル讃──

    千葉文夫

    表象・メディア研究   2 ( 2 ) 61 - 73  2012.03

    CiNii

  • Le fantôme mythique et mythologique de Robert Desnos

    Fumio Chiba

    L'Etoile de mer : Robert Desnos et ses fantômes   nouvelle série no 4   60 - 74  2012

  • 岡本太郎と「場所」の記憶

    千葉文夫

    記憶の痕跡──WIJLC報告──     67 - 83  2011.09

  • ピエール・クロソフスキーあるいはシミュラクルの乱舞

    千葉文夫

    ふらんす   86 ( 8 ) 13 - 15  2011.08

    CiNii

  • 結晶=イメージをめぐる断章──マックス・オフュルスの場合──

    千葉文夫

    表象・メディア研究   1 ( 1 ) 103 - 115  2011.03

    CiNii

  • ロベール・デスノスとラジオ──『ファントマ幻想』補遺

    千葉文夫

    <前衛>とは何か?──文学史の虚構と近代性の時間     373 - 391  2010.04

  • 夢の裂け目──ミシェル・レリス『ゲームの規則』第三巻を読む

    千葉文夫

    早稲田大学文学研究科紀要   55   31 - 48  2010.03

  • La liberté et l'amour, mais à l'ombre de la ”machinerie révolutionnaire”

    Fumio Chiba

    L'Etoile de mer   nouvelle série no 2   52 - 66  2010

  • 映画がメロドラマになる瞬間──マックス・オフュルス監督『忘れじの面影』をめぐって

    千葉文夫

    アウリオン叢書「映画と文学」白百合大学 言語・文学研究センター編   8   23 - 35  2010

  • 都市の表皮──差異と反復のトポス体験

    千葉文夫

    現代都市街路空間の多元性と公共性     207 - 219  2009.12

  • ジョルジュ・バタイユと小説の可能性──『空の青』を読む

    千葉文夫

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   54  2009.03

  • 光と輝きの印象

    千葉文夫

    深尾由美子 セヴラック・コンサート・シリーズ第四回プログラムノート    2009.02

  • 力動・痙攣・静止──写真の用法をめぐって

    千葉文夫

    展覧会関連シンポジウム報告書「シュルレアリスムの宇宙」東京写真美術館     30 - 35  2008.04

  • モンタージュの思考

    千葉文夫

    Etudes Françaises   16   121 - 143  2008.03

  • Eloges de l'ombre

    Fumio Chiba

    Ecritures contemporaines 9, Gérard Macé-La pensée littéraire     197 - 210  2008.02

  • 痙攣的な美について

    千葉文夫

    水声通信    2008

  • 東京-パリ-ビアリッツ

    千葉文夫

    ロベール・ブレッソンDVD-BOX1 紀伊國屋書店    2008.01

  • La dialectique des formes — Chassés-croisés d’Einstein, Bataille, Leiris dans la revue Documents,

    FUMIO CHIBA

    Plein Marge   ( 45 ) 157 - 178  2007.06

  • ロベール・デスノスとラジオ——『ファントマ幻想』以後——

    千葉文夫

    平成16-18年度科学研究費補助金による研究成果報告書「フランス文学における時間意識の変化」第�部 近代の二つの顔——<前衛>と<後衛>     283 - 294  2007.04

  • De la dialectique des formes dans la revue Documents

    FUMIO CHIBA

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   51 ( 52 ) 39 - 59  2006.03

    CiNii

  • 鏡に映る操り人形の像——書評『リンさんの小さな子』

    千葉文夫

    文藝   59 ( 12 ) 328 - 331  2005.12

  • メリメの小説「カルメン」から、オペラ「カルメン」へ

    千葉文夫

    レニングラード国立歌劇場オペラ「カルメン」公演プログラム    2003.12

  • オペラあるいは声の原光景

    千葉文夫

    ユリイカ   35 ( 17 ) 146 - 158  2003.12

  • Eloges de l'ombre : Gérard Macé et l'esthétique japonaise

    Travel, Translation and Photography in the Work of Gérard Macé. One-Day Colloquium, University College London    2003.12

  • ベルク「ルル」

    千葉文夫

    モーストリー・クラシック   79  2003.11

  • 空はひとりのきわめて偉大な人間である

    ピエール・ミション

    みすず   45 ( 5 )  2003.06

  • 小伝礼賛

    フロランス・ドゥレ

    みすず   44 ( 7 )  2002.07

  • 芸術家の肖像——ミシェル・レリス、パブロ・ピカソ、そしてアンドレ・マッソン

    千葉文夫

    早稲田大学文学研究科紀要   ( 47 ) 85 - 101  2002.03

  • 反文学装置としての映画

    千葉文夫

    東横短大女性文化研究所報   19  2002.02

  • オペラの力——ニューヨークで見た「蝶々夫人」

    千葉文夫

    ジ・アトレ   5 ( 9 )  2001.08

  • ヴィオレッタの手紙─歌と言葉の双曲線

    千葉文夫

    國文學   11月号  2000.11

  • 鳥の歌、カタルーニャの歌

    千葉文夫

    文藝別冊 総特集カザルス    2000.10

  • 1920年代モンパルナスのお伽噺

    千葉文夫

    ふらんす   75 ( 7 )  2000.06

  • 創意の源泉─(インヴェンションとシンフォニア)

    千葉文夫

    文藝別冊 総特集グレン・グールド    2000.04

  • Déconstruction du jidaigeki chez Makino Masahiro

    Equinoxe   ( 17-18 ) 187 - 194  2000

  • 小沼純一著『パリのプーランク』

    千葉文夫

    週刊読書人   ( 2312 )  1999.11

  • フレンチ・カンカン

    千葉文夫

    アミューズ/毎日新聞社   52 ( 12 )  1999.06

  • 小沼純一著『武満徹—音・ことば・イメージ』

    千葉文夫

    図書新聞   ( 2438 )  1999.05

  • 頭蓋内部の劇場に迫るハイパーテクストの可能性

    千葉文夫

    比較文学年誌   ( 36 ) 146 - 149  1999.03

  • フーコーという名のネットワーク

    千葉文夫

    早稲田文学   24 ( 2 ) 61 - 65  1999.03

  • 「修道士と不良」「躁と鬱」が同居するプーランク作品の二面性

    千葉文夫

    レコード芸術/音楽之友社   48 ( 4 ) 174 - 175  1999.03

  • 律動する時間

    千葉文夫

    青柳いずみこ「ドビュッシー、クープラン作品集」/ナミ・レコード    1998.05

  • ヒエログリフとしての文字

    千葉文夫

    ユリイカ   30 ( 6 ) 104 - 115  1998.05

  • ホロフェルネスの頸

    千葉文夫

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   ( 43/2 ) 43 - 58  1998.03

  • パスカル・キニャール『舌の先まで出かかった名前』

    千葉文夫

    図書新聞   ( 2382 )  1998.03

  • 蜘蛛のように踏み潰されて

    千葉文夫

    ユリイカ 青土社   29 ( 9 ) 220 - 237  1997.06

  • 青柳いずみこ『ドビュッシー—想念のエクトプラズム』

    千葉文夫

    図書新聞   ( 2342 )  1997.05

  • 日記ならざる日記

    千葉文夫

    ふらんす/白水社   72 ( 5 ) 98 - 99  1997.04

  • イコンの生成—アセファルの出現

    千葉文夫

    早稲田フランス語文学論集   ( 4 ) 110 - 131  1997.03

  • ミイラのみずみずしい肉体

    千葉文夫

    ユリイカ   28/14   180 - 189  1996.12

  • ミシェル・ビュトール『ディアベリ変奏曲との対話』

    千葉文夫

    図書新聞/図書新聞社   ( 2371 )  1996.11

  • 歌の影像、声の支配

    千葉文夫

    ユリイカ   28 ( 7 ) 66 - 77  1996.06

  • 束の間の幻影—シュルレアリス的映画体験の一様相

    千葉文夫

    早稲田フランス語文学論集   ( 3 ) 94 - 114  1996.03

  • サイード『音楽のエラボレーション』

    千葉文夫

    産経新聞   1996年2月15日号  1996.02

  • 画家ウッチェルロの架空の伝記

    千葉文夫

    図書新聞   ( 2237 )  1995.12

  • ポール・クローデル『眼は聴く』

    千葉文夫

    図書新聞   ( 2250 )  1995.06

  • みずからをスペクタクルと化す視線

    千葉文夫

    新潮   1995年7月号  1995.06

  • 音楽が喪に服するとき—シャトレ劇場の<ペアレスとメリザンド>

    千葉文夫

    ユリイカ   27 ( 6 ) 232 - 237  1995.05

  • 碑文の解読

    千葉文夫

    早稲田文学   ( 228 )  1995.04

  • ダンシング・イメージ—双数性の運命、『踊らん哉』を中心として

    千葉文夫

    シネティック   2   186 - 204  1995.04

  • 鏡と剣—ミシェル・レリス『闘牛鑑』をめぐって

    千葉文夫

    早稲田大学文学研究科紀要   ( 40 ) 73 - 88  1995.03

  • GGの主題によるバガテル

    千葉文夫

    ユリイカ   27 ( 1 ) 115 - 119  1995.01

  • 神秘と魅惑—ジャンケレヴィッチとモンポウ

    千葉文夫

    へるめす   ( 52 ) 40 - 47  1994.11

  • シミュラクルの演戯

    千葉文夫

    ユリイカ   26 ( 7 ) 90 - 104  1994.07

  • ヤヌスの頭—「ドキュマン」誌(1929-1930年)の周辺

    千葉文夫

    早稲田フランス語フランス文学論集   ( 1 ) 45 - 62  1994.03

  • 神話としてのエッフェル塔

    千葉文夫

    月刊国語教育   13 ( 12 ) 76 - 79  1994.02

  • ミシェル・レリスとオペラ

    千葉文夫

    比較文学年誌   ( 29 ) 97 - 118  1993.03

  • ヴィルトゥオーゾと求道者—パスカル・キニャールの世界

    千葉文夫

    へるめす   ( 39 ) 73 - 79  1992.09

  • 夜の音楽—ジャンケレヴィッチによるガブリエル・フォーレ

    千葉文夫

    フォーレ手帖/日本フォーレ協会   ( 2 ) 1 - 13  1991.09

  • 『コシ・ファン・トゥッテ』の曖昧さ

    千葉文夫

    ユリイカ   23 ( 9 ) 30 - 41  1991.08

  • ご覧なさい、死の天使が…… ミシェル・レリスの視線

    千葉文夫

    ルプレザンタシオン/筑摩書房   ( 1 ) 122 - 124  1991.04

  • 無限にして、しかも閉ざされた空間

    千葉文夫

    早稲田文学   ( 162 ) 42 - 52  1989.11

  • 声—洞窟の奥から

    千葉文夫

    現代詩手帖   32 ( 6 ) 74 - 79  1989.06

  • 漂流する権利—ロラン・バルトと'批評'

    千葉文夫

    ヨーロッパ文学研究   ( 36 )  1988.03

  • ホテル・リッツのよく冷えたビール

    千葉文夫

    ユリイカ   19 ( 14 ) 158 - 166  1987.12

  • 旅の神話—ミシェル・レリスのアフリカ旅行

    千葉文夫

    早稲田文学   ( 132 ) 26 - 35  1987.05

  • 身体のアナグラム

    千葉文夫

    早稲田文学   ( 113 ) 18 - 27  1985.10

  • 晩年のバルト—見いだされた写真

    千葉文夫

    ヨーロッパ文学研究   ( 31 )  1984.03

  • ブリス・パランのことばの哲学

    千葉文夫

    フランス語フランス文学研究   41  1982

  • La Philosophie du langage chez Brice Parain

       1981

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Books and Other Publications

  • La littérature française du 20e siècle lue de l'étranger

    Fumio Chiba

    Presses Universitaire Septentrion  2011.11 ISBN: 9782757402078

  • 『明るい部屋』の秘密

    千葉文夫ほか

    青弓社  2008.08

  • ガーシュウィン ラブソディ・イン・ブルー

    千葉文夫ほか

    全音楽譜出版社  2008.05

  • ガーシュウィン 3つのプレリュード

    千葉文夫ほか

    全音楽譜出版社  2008.05

  • がーシュウィン ソングブック

    千葉文夫ほか

    全音楽譜出版社  2008.05

  • ロードムーヴィーの考古学

    千葉文夫

    長田攻一・坂田正顕・千葉文夫共編『道空間のポリフォニー』音羽書房鶴見書店  2007.08

  • オペラ、魅惑する女たち

    ジャン・スタロバンスキー

    みすず書房  2006.10

  • 古代ローマの女たち

    ピエール・クロソフスキー

    平凡社ライブラリー  2006.02

  • 玉川上水

    フィリップ・アダン

    Verticales  2005.02

  • ヤーコブソン 現象学的構造主義

    ホーレンシュタイン

    白水社  2003.06

  • 裸体・皮膚・衣裳——ミシェル・レリスの変身譚

    千葉文夫

    岩波講座 文学11「身体と性」  2002.11

  • リッチ&ライト

    フロランス・ドゥレ

    みすず書房  2002.05

  • 20世紀の美術と思想

    千葉文夫

    美術出版社  2002.03

  • ミシェル・レリス日記2 1945-1989

    ミシェル・レリス

    みすず書房  2002

  • ジャンル別映画ベスト1000

    千葉文夫

    学研M文庫  2001.12

  • ミシェル・レリス日記1 1922-1944

    ミシェル・レリス

    みすず書房  2001

  • エリック・サティ その生涯とピアノ音楽

    千葉文夫

    サティ ピアノ作品集/音楽之友社  2000.11

  • オペラ名歌手201

    千葉文夫

    新書館  2000.08

  • 演劇と憑依—ミシェル・レリスにとっての詩学と民族誌

    千葉文夫

    文化解体の想像力/人文書院  2000

  • 戦争と映画

    ヴィリリオ

    平凡社  1999.07

  • フランス哲学思想事典

    千葉文夫

    弘文堂  1999.01

  • ファントマ幻想—30年代パリのメディアと芸術家たち

    千葉文夫

    青土社  1998.12

  • 『オーロラ』あるいは名の発見

    千葉文夫

    シュルレアリスムの射程/せりか書房  1998.10

  • 線描表現におけるオートマティスムの徴

    フランソワーズ・ルヴァイヤン

    シュルレアリスムの射程/せりか書房  1998.10

  • 時代劇映画がミュージカルになるとき

    千葉文夫

    時代劇映画とはなにか/人文書院  1997.12

  • ミュージカル・ベスト50

    千葉文夫

    ジャンル別映画ベスト1000/学習研究社  1996.03

  • 記号の殺戮

    フランソワーズ・ルヴァイヤン

    みすず書房  1995.12

  • グレン・グールド 孤独のアリア

    ミシェル・シュネデール

    ちくま学芸文庫  1995.10

  • シュザンヌの日々

    白水社  1995.07

  • 最後のエジプト人

    ジェラール・マセ

    白水社  1995.05

  • プーランクは語る

    ステファヌ・オーデル編

    筑摩書房  1994

  • シューマン 黄昏のアリア

    ミシェル・シュネデール

    筑摩書房  1993

  • スタジオという名の孤島

    千葉文夫

    グレン・グールド大研究/春秋社  1991.07

  • グレン・グールド-孤独のアリア

    ミシェル・シュネデール

    筑摩書店  1991

  • オールウェイズ・イン・オール・ウェイズ、ルビッチ

    千葉文夫

    シネクラブ時代、フィルムアート社  1990.08

  • ミュージカル物語

    アラン・ジェイ・ラーナー

    筑摩書房  1990.04

  • 角笛と叫び

    ミシェル・レリス

    青士社  1989

  • ローマの貴婦人

    ピエール・クロソフスキー

    哲学書房  1989

  • 夜の音楽

    ジャンケレヴィッチ

    シンフォニア  1986

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Presentations

  • Le Japon de Chris Marker

    Presentation date: 2013.09

  • ミシェル・レリスあるいは自伝(auto-bio-graphie)のパラドクス

    Presentation date: 2011.01

  • La littérature française du XXe siècle lue du Japon

    Presentation date: 2008.12

  • ロード写真は存在するか──ロバート・フランク、レーモン・ドパルドン、ベルナール・プロシュ

    Presentation date: 2007.01

  • Paris-Tokyo : Street Photographs and the Optical Unconscious

    Presentation date: 2006.08

  • Carl Einstein, Georges Bataille et Michel Leiris : Une aventure dialectique dans la revue Documents

    Presentation date: 2005.12

  • Le Japon comme objectif : Un ragard sur l’oeuvre de Gérard Macé

    Presentation date: 2005.01

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Research Projects

  • Multiple Construction of Public Dimensions of Road Space in Contemporary Society viewing from the Conflicts among its Different Dimensions

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2007
    -
    2008
     

    OSADA Koichi, SAKATA Masaaki, SEKI Mitsuo, CHIBA Fumio, SAKAGAMI Keiko, TOYAMA Shigeki, IRIE Masakatsu, SUZUKI Muni, SUGIMOTO Masaaki, IKEDA Yoshifusa, KOYABU Akio, KOHNO Masahiro, HIRANO Naoko, LUDOVIC Bruneaux

  • The dynamic structure of life-representation : autobiography, autofiction, life history

  • Equipe de recherche en histoire de l’art contemporain (XXe-XXIe si&#232;cles) Sous la responsabilit&#233; d’Arnauld Pierre

 

Overseas Activities

  • ミシェル・レリス研究

    2004.03
    -
    2005.03

    フランス   パリ第7大学エクリチュールとイメージ研究センター

Internal Special Research Projects

  • 「ドキュマン」誌(1929‐30年)に見る民族誌学的視線の生成

    2000  

     View Summary

     本特定課題研究の出発点にあたって設定した問の軸は以下の三点にある。1)「ドキュマン」誌を舞台とする民族誌学的な知の形成を問う意味はどこにあるのか。2)「ドキュマン」誌において「プリミティフ」と「モダン」の諸問題がどのようなかたちであらわれるのか。3)いわゆる「複製技術時代」の普遍化と上記の問題の連関はどこに見出されるのか。 2000年4月ルーヴル美術館の一角にアフリカ、オセアニア、アメリカなどを産地とするマスクや像など、いわゆる今日のフランスでの呼称にしたがうならば「アール・プルミエ」と呼ばれるオブジェの数々を展示する部屋が設けられ、これをめぐるさまざまな議論が紹介された。1984年ニューヨーク近代美術館で「20世紀美術におけるプリミティヴィズム」展が開催されて以来の大きな事件であったといえる。この出来事はまさに上記の問題の追求とも密接に関係する内容を孕んでいる。この出来事は、「プリミティフ」の問題が、単に歴史的な問題というばかりではなく、今日の文化表象の問題としてなおもありつづけていることを示している。その点を見据えつつ、本年度は「モダン」と「プリミティフ」をめぐる諸観念が相互連関的に形成されることを明らかにするための予備作業を中心としておこなった。アポリネールからレヴィ=ストロースにいたるまで、非西欧的世界にみずからの出自をもつオブジェの芸術性を認めつつ、新たにこれを展示する美術館を設立すべきだとする論者の主張をあとづけ、さらにはバタイユおよびレリスのテクストについての検討を中心として、そのなかで「ドキュマン」誌がしめる位置を確認する作業にとりかかった。本年度の成果としてはとりあえず、この問題との連関で別記のようにレリス研究の論文をまとめることができた。現在レリスの著作における非西欧的世界に出自をもつオブジェが提起する問題、さらには同時代の、つまり「モダン」の側にある芸術家、とくにジャコメッティのオブジェが提起する問題について考えをまとめつつあり、この主題を論じる研究論文を準備しているところである。また下記の通り、「ドキュマン」誌における写真の用法に検討を加える口頭発表を行なった。

  • ジョルジュ・バタイユとミシェル・レリス―「ドキュマン」誌の研究

    1997  

     View Summary

    1920年代から30年代にかけてのアヴァンギャルド運動についての研究を進めるなかで、「ドキュマン」誌はどうしても研究対象として取り上げなければならないもののひとつである。ミシェル・レリスなどのシュルレアリスム運動を離れた詩人たちが参加しているというだけの理由によるものではない。この雑誌はアヴァンギャルド運動の機関誌ではない。レリスが指摘するように、これは考古学・美術史学・民族誌学などの分野におけるこの時代の新たな学問研究の動向を示すものであると同時に、文学と芸術における批評的意識の過激な展開を体現するというヤヌス的な顔をもっており、その点にこそ特異性が認められるのである。筆写はすでに「ヤヌスの頭―《ドキュマン》誌(1929-1930年)の周辺」(「早稲田フランス語フランス文学論集」第一号)において、この特異性についてのおおまかなエスキースを試み、引き続き「イコンの生成あるいはアセファル像の出現」(「早稲田フランス語フランス文学論集」第四号)において、この雑誌に掲載されたジョルジュ・バタイユの論考の部分的な分析を試みた。今回は、この雑誌の方向性を提示する上で文字どおり原動力となったバタイユとレリスの二人のテクスト的連関に焦点をあて、「斬首」の主題を中心とする力線の形成過程を追ってみた。「斬首」の主題はバタイユにとっては1930年代後半のアセファルをめぐる思想形成に深く結びついている。またレリスにとってはやはり同時期に出版された『成熟の年齢』の主導動機ともいえる役割を果たすことになる。