2024/12/21 更新

写真a

タケモト ミキオ
竹本 幹夫
所属
文学学術院
職名
名誉教授
学位
文学修士 ( 早稲田大学 )
博士(文学) ( 早稲田大学 )
博士(文学)

経歴

  • 2004年
    -
     

    早稲田大学坪内博士記念演劇博物館館長

  • 2001年
    -
    2003年

    早稲田大学坪内博士記念演劇博物館副館長

  • 1977年
    -
    2001年

    法政大学能楽研究所 (非常勤)兼任所員

  • 1992年
    -
    2000年

    早稲田大学文学部 教授

  • 1987年
    -
    1991年

    早稲田大学文学部 助教授

  • 1982年
    -
    1986年

    実践女子大学文学部 助教授

  • 1980年
    -
    1981年

    実践女子大学文学部 専任講師

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学歴

  •  
    -
    1979年

    早稲田大学   文学研究科   日本文学  

  •  
    -
    1971年

    早稲田大学   文学部   日本文学専修  

委員歴

  • 2013年
    -
    2015年

    早稲田大学国文学会代表理事 2013―2015

  • 2013年
    -
    2015年

    中世文学会 代表理事 2013―2015

  • 2011年
    -
     

    日本学術会議 連携会員 2011-

  • 2004年
    -
     

    能楽学会  学会代表・常任委員

  • 2004年
    -
     

    芸能史研究会  評議員

  • 2004年
    -
     

    - 06

  •  
     
     

    文学研究資料館 普及・連携委員会 委員

  •  
     
     

    大学共同利用機関法人人間文化研究機構 国

  •  
     
     

    私立大学情報教育協会 文学部会 委員長

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所属学協会

  •  
     
     

    日本演劇学会

  •  
     
     

    早稲田大学国文学会

  •  
     
     

    EAJS(ヨーロッパ日本学研究集会)

  •  
     
     

    能楽学会

  •  
     
     

    芸能史研究会

  •  
     
     

    中世文学会

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研究分野

  • 日本文学

研究キーワード

  • 中世文学、国文学、演劇学

受賞

  • 観世寿夫記念法政大学能楽賞

    1999年01月  

  • 早稲田大学国文学会窪田空穂賞

    1979年12月  

  • 日本古典文学会賞

    1979年02月  

 

論文

  • 世阿弥発見百年―吉田東伍の人と業績―

    竹本 幹夫他

    能と狂言   8   37 - 49  2010年04月  [招待有り]

  • 吉田文庫蔵『申楽談儀』関係資料について

    竹本 幹夫

    能と狂言   8 ( 8 ) 15 - 24  2010年04月  [招待有り]

    CiNii

  • フェノロサ、逍遙と能

    竹本 幹夫

    LOTUS   30   15 - 20  2010年03月  [招待有り]

  • 『葛巻昌興日記』所引能楽記事稿

    竹本 幹夫

    演劇映像学2008・第3集   ( 3 ) 1 - 31  2009年03月

  • 現代の能における序破急論の展開

    竹本 幹夫

    越境する能     69 - 77  2008年12月

  • 室町時代の能舞台

    竹本 幹夫

    能と狂言   ( 6 ) 46 - 51  2008年04月  [査読有り]

    CiNii

  • 猿楽における興行の歴史

    竹本 幹夫

    国際研究集会『越境する演劇』成果報告集     1 - 9  2008年03月

  • 前田綱紀時代の加賀藩資料に見る能楽追考

    竹本 幹夫

    『演劇映像学2007』第3集   2007年 ( 第3集 ) 165 - 193  2008年03月

     概要を見る

    This essay reports on the latest results of the research group on Noh<br />
    related materials found in the Kaga domain. It is a supplement to the article<br />
    published in Vol. 9 of the 21st Century COE Theatre Museum Bulletin on the same topic, and provides additional analysis of the Genroku zakki<br />
    (Genroku Notes). Due to the quantity of materials, it was not possible to<br />
    introduce all of them in the former article. To give a more detailed picture,<br />
    we decided to reconsider the topic. Fumie EGUCHI, Kazumichi SATO ˉ and<br />
    Yuriko AOYAGI took over the big task of considering the former results<br />
    according to the new findings. Complementary notes were added by the<br />
    author, and finally a thorough examination was done in cooperation with<br />
    Tomoya TANAMACHI and Atsushi IRIGUCHI. Although this essay does not refer<br />
    directly to Noh theatre, it is considered important to investigate the actual<br />
    position of liberal arts in the Kaga domain in general to understand the<br />
    background that supported the flourishing of Noh.

  • 能・狂言の歴史と文学としての魅力

    竹本 幹夫

    中世文学の回廊     484 - 495  2008年03月  [招待有り]

  • 謡曲調の文体

    竹本幹夫

    江戸文学   ( 37 ) 23 - 31  2007年10月

  • 千号記念 国語国文学会の展望 中世 能・狂言

    竹本幹夫

    国語と国文学   84 ( 5 ) 92 - 96  2007年05月

  • 前田綱紀時代の加賀藩資料に見える能楽

    竹本幹夫, 共同執筆, 棚町知彌, 入口敦志, 竹本, 江口文恵, 佐藤和道, 青柳有利子

    演劇センター紀要   ( Ⅸ ) 105 - 128  2007年03月

  • 〔書評〕 表章著『大和猿楽史参究』

    竹本幹夫

    楽劇学   ( 14 ) 73 - 81  2007年03月

    CiNii

  • 狂言ござる乃座「釣狐(つりぎつね)

    竹本幹夫

    読売新聞・朝刊11月20日付    2006年11月

  • パネリストの発表を受けて 身体・芸能—世阿弥以前、それ以後

    竹本幹夫

    中世文学研究は日本文化を解明できるか—記念シンポジウム「中世文学研究の過去・現在・未来」の記録     234 - 238  2006年10月

  • 『拾玉得花』の再検討—序破急説その他について—

    竹本幹夫

    『能と狂言』   ( 4 ) 108 - 114  2006年08月

  • 現代の能における序破急論の展開

    竹本幹夫

    トリア大学・(Noh Theatre Transversal 3月3日)    2006年03月

  • 世阿弥の「物まね論」と現代の能

    竹本幹夫

    2006年日仏演劇研究集会(ストラスブール・マルクブルック大学・2月6日)    2006年02月

  • 世阿弥の世界—〈清経〉と〈恋重荷〉—

    竹本幹夫

    2006年日仏演劇研究集会(ストラスブール・マルクブルック大学・2月6日)    2006年02月

  • 古典力・安田文庫・「花鏡」現存唯一の完本も

    竹本幹夫

    読売新聞全国版2月22日朝刊    2006年02月

  • 古典力—演博の所蔵品・逍遙の日記は演劇史

    竹本幹夫

    読売新聞   1月25日朝刊   36 - 36  2006年01月

  • 現代の能、狂言—「時分の花」重視を—

    竹本幹夫

    北海道新聞   1月25日夕刊   9 - 9  2006年01月

  • 前田綱紀と加賀藩の能—前田綱紀書簡抄—

    棚町知彌, 竹本幹夫, 入口敦志

    早稲田大学21世紀COEプログラム演劇研究センター紀要   ( Ⅶ ) 73 - 89  2006年01月

  • あらためて子方の意味を問う

    観世榮夫, 竹本幹夫, 三宅晶子

    横浜能楽堂企画公演・子方が描く能・狂言第5回「もしも子方がいなければ……」(10月1日)    2005年10月

  • 會津八一と坪内逍遙

    會津八一記念館主催會津八一祭記念講演会(90分)    2005年08月

  • 〈丹後物狂〉の形成

    国文学(学燈社)   50 ( 7 ) 120 - 128  2005年06月

  • 第三分科会・中世文学と身体・芸能の第2発表のコメンテーター

    中世文学会春季大会公開シンポジウム分科会(於青山学院大学)    2005年05月

  • 能楽研究の現在

    プラハ国際シンポジウム「中国・日本演劇研究におけるトレンド」/カレル大学    2004年10月

  • 〈卒都婆小町〉の復元について

    プラハ国際シンポジウム「中国・日本演劇研究におけるトレンド」/カレル大学    2004年10月

  • 能楽学会の歩み—能楽座談会四七五回—

    能楽タイムズ/能楽書林   630/PP2〜3  2004年09月

  • クセと序ノ舞/比類なき美しさ「伯母捨・友枝昭世の会」

    読売新聞21日夕刊    2004年04月

  • 金沢藩能楽資料の調査—前田綱紀書簡を中心として—

    中世から近世・近代にいたる都市と能楽の関係についての総合的研究   課題番号11410115平成11〜14年度科研費基盤B1研究  2004年03月

  • 能楽復元研究の歴史と現状

    演劇研究センター紀要/早稲田大学21世紀COEプログラム〈演劇の総合的研究と演劇学の確立〉   Ⅲ/PP311〜313  2004年01月

  • 吉田文庫蔵新出本『三道』について

    演劇研究センター紀要/早稲田大学21世紀COEプログラム演劇の総合的研究と演劇学の確立   Ⅲ/PP1〜7  2004年01月

  • 吉田文庫蔵新出本『三道』

    演劇研究センター紀要/早稲田大学21世紀COEプログラム〈演劇の総合的研究と演劇学の確立〉   Ⅲ/口絵1〜10  2004年01月

  • 最近のエンパク

    能楽タイムズ/能楽書林   621/1PP  2003年12月

  • 見事に演じた大正の新作—新作能「山鳥」(横浜能楽堂・関根祥六)

    読売新聞10日夕刊    2003年11月

  • 演劇博物館の学術フロンティア事業

    早稲田大学演劇博物館館報/演劇博物館   89/32〜33pp  2003年10月

  • 野村万作の目指すもの

    『狂言 三人三様—野村万作の巻』/岩波書店   ;226-235PP  2003年10月

  • 能『女郎花』第4段の謡について

    The Noh Ominameshi--A Flower Viewed from Many Directions--/Cornell University East Asia Program/Mae J. Smethurst   243-256pp.  2003年08月

  • 卒都婆小町復元

    The 10th International Conference of the EUROPIAN ASSOCIATION FOR JAPANESE STUDIES/Warsaw University    2003年08月

  • 吉田文庫の世阿弥能楽論資料紹介

    文学/岩波書店   4;4(7,8月号)/199〜206pp  2003年07月

  • 橋の会第73回公演・友枝昭世〈半蔀〉立花供養

    読売新聞29日夕刊    2003年07月

  • 吉田文庫本『三道』を紹介して吉田東伍の演劇史研究に及ぶ

    能楽学会例会/能楽学会   第1回  2003年05月

  • 東アジア世界の文化交流

    国際シンポジウム報告書「東アジア世界の文化交流」/早稲田大学演劇博物館・會津八一記念博物館・文学研究科による学術フロンティア事業   92〜103pp  2003年05月

  • 基調講演 散楽・猿楽から能・狂言へ

    国際シンポジウム報告書『東アジア世界の文化交流』/早稲田大学演劇博物館・會津八一記念博物館・文学研究科による学術フロンティア事業   87〜91pp  2003年05月

  • マルチメディアと日本の伝統演劇(研究報告・狂言DVD制作の基礎的研究)

    研究報告書・アジア地域文化に関する共同研究/演劇博物館・會津八一記念博物館・文学研究科による学術フロンティア事業   39〜46pp  2003年05月

  • テーマ研究・世阿弥晩年期の能と能作者

    能と狂言/能楽学会   1/123〜127PP  2003年04月

  • 色気 物足りぬ"狂女"—式能(能楽協会・桜間金記)

    読売新聞10日夕刊    2003年03月

  • 能楽復元研究の歴史と現状

    国際研究集会「演劇学の現在」日本古典演劇復元研究分科会/21世紀COE演劇研究センター    2003年03月

  • 21世紀COEと演劇博物館

    早稲田大学演劇博物館年報/演劇博物館   88/1p  2003年03月

  • 能における語り

    楽劇学/楽劇学会   10/106〜116pp  2003年03月

  • 早稲田大学におけるIT技術を応用した文学関係の授業

    平成14年度文学教育情報技術活用研究集会/私立大学情報教育協会    2003年01月

  • 遠隔講義の意味と将来性

    大学教育と情報/私立大学情報教育協会   11;3/3p  2003年01月

  • 東アジア世界の文化交流

    学術フロンティア事業「東アジア地域文化共同研究」/演劇博物館・會津八一記念博物館・文学研究科    2002年12月

  • 秀吉の見た「卒都婆小町」

    横浜能楽堂    2002年11月

  • 〈卒都婆小町〉復元

    企画公演パンフレット/横浜能楽堂   2p  2002年11月

  • 二十五世観世左近十三回忌追善能・観世清和〈三輪〉誓納

    読売新聞6日夕刊    2002年11月

  • 対訳でたのしむ「紅葉狩」

    檜書店   1〜23  2002年10月

  • 対訳でたのしむ「野宮」

    檜書店   1〜26pp  2002年10月

  • 対訳でたのしむ「俊寛」

    檜書店   1〜25pp  2002年10月

  • 七夕ろうそく能・凛風の会・友枝昭世〈葵上〉

    読売新聞5日夕刊    2002年08月

  • 能における語り

    楽劇学会大会   第10回  2002年06月

  • 銕仙会四月定期公演・浅見真州〈鵺〉

    読売新聞7日夕刊    2002年05月

  • 能における巫俗

    図録『韓国における巫俗と芸能』展—神々の宇宙/演劇博物館   64〜66pp  2002年05月

  • 古典芸能を教材とすることの意味

    早稲田大学国語教育学会2002年度4月例会    2002年04月

  • ビデオ『能 囃子の世界』

    能楽協会    2002年03月

  • 能作者宮増の作品と作風(上)

    『能楽研究』/法政大学能楽研究所   26:1〜35pp  2002年03月

  • 21世紀の能と狂言—(シンポジウム)観世寿夫によせて

    『文学』/岩波書店   11,12月号;214〜229pp  2001年11月

  • ネットワーク上の共同授業シミュレーション「世阿弥の能楽論」

    『大学教育への提言・授業改善のためのIT活用』第二章/私立大学情報教育協会   2001年版/25〜29pp  2001年11月

  • 演劇博物館シンポジウム「21世紀の能と狂言—観世寿夫没後23年」の提起したもの

    『能楽タイムズ』/能楽書林   595  2001年10月

  • 能・狂言のデジタル画像化

    『金剛』/金剛雑誌会   162;2〜3pp  2001年09月

  • 野村万作・萬斎 狂言でござる

    演劇博物館・角川書店   DVDビデオ4枚組・DVDROM1枚組  2001年09月

  • 三宅晶子『歌舞能の確立と展開』

    『文学』/岩波書店   9,10月号;194〜199pp  2001年09月

  • Keynote address:マルチメディアと能・狂言

    International Symposium: Japanese Theatre in the 21st Century/The University of Edinburgh and Royal Museum of Scotland    2001年07月

  • 対訳で楽しむ「通小町」

    檜書店   1〜23pp  2001年07月

  • 対訳で楽しむ「海士(海人)」

    檜書店   1〜30pp  2001年07月

  • 新収資料紹介「観世音御太夫伝書第四巻断簡」一巻

    早稲田大学図書館紀要   48号13〜38pp  2001年03月

  • 対訳で楽しむ「土蜘蛛」

    檜書店   1〜23pp  2001年03月

  • 対訳で楽しむ「鞍馬天狗」

    檜書店   1〜27pp  2001年03月

  • 対訳で楽しむ「杜若」

    檜書店   1〜23pp  2001年03月

  • 対訳ノート4 ことば探し—安達原・鉄輪・清経

    観世/檜書店   68;1/72〜73pp  2001年01月

  • 『花伝』の成立をめぐる諸問題

    文学   11,12月号66〜78pp  2000年11月

  • 花のゆくえ

    文学   11,12月号88〜108pp  2000年11月

  • 能・狂言と軍記および戦語り

    軍記物語研究叢書12巻「軍記語りと芸能」   183〜202pp  2000年11月

  • 対訳ノート2・ことば探し「高砂・安宅」

    観世   58〜59pp(10月号)  2000年10月

  • 観世稚雪・観世寿夫追悼座談会

    観世稚雪十三回忌・観世寿夫二十三回忌追善能パンフ   2〜12pp  2000年10月

  • 対訳で楽しむ「清経」

    檜書店   1〜25pp  2000年08月

  • 対訳で楽しむ「鉄輪」

    檜書店   1〜21pp  2000年08月

  • 対訳で楽しむ「安達原黒塚」

    檜書店   1〜25pp  2000年08月

  • 『風姿花伝』をめぐる諸問題

    世阿弥忌研究セミナー   80分  2000年08月

  • 『能楽史事件簿』

    岩波書店   91〜132pp 137〜179pp  2000年06月

  • 対訳で楽しむ「高砂」

    檜書店   1〜27pp  2000年05月

  • 対訳で楽しむ「安宅」

    檜書店   1〜37pp  2000年05月

  • 『研究十二月往来』200回記念座談会

    銕仙(483号)   4〜9pp(5pp)  2000年05月

  • 電子展覧会『能楽資料展』—能楽の六百年・中世から近代まで—

    1997年度教育のオープン化に伴う教育ソフトの開発に関する研究/早稲田大学   課題番号14;338MB  2000年01月

  • 観世寿夫記念法政大学能楽賞

    法政大学   第21回  2000年01月

  • 能の本たち第15回「能楽資料としての藩政文書」

    能楽タイムズ/能楽書林   573;1pp  1999年12月

  • 紅葉館能舞台

    江戸文学/ぺりかん社   21;108-111pp  1999年12月

  • 早稲田大学所蔵能楽関係文書目録データベース

    文学部ホームページ   約1000件  1999年11月

  • 能の本たち第14回「貫氏本『花鏡』の伝来と本文」

    能楽タイムズ/能楽書林   572;1pp  1999年11月

  • 能の本たち第13回「観世国広の太鼓伝書」

    能楽タイムズ/能楽書林   571;1pp  1999年10月

  • 能の本たち第12回「梅若徳太郎家の伝書」

    能楽タイムズ/能楽書林   570;1pp  1999年09月

  • 能の本たち第11回「明治時代の能番組」

    能楽タイムズ/能楽書林   569;1pp  1999年08月

  • 能の本たち第10回「元和卯月本と寛永卯月本」

    能楽タイムズ/能楽書林   568;1pp  1999年07月

  • 能の本たち第9回「岡田紫男と『猿楽聞書』」

    能楽タイムズ/能楽書林   567;1pp  1999年06月

  • 能の本たち第8回「秋田城介実季の型付」

    能楽タイムズ/能楽書林   566;1pp  1999年05月

  • 能の本たち第7回「凸版の話」

    能楽タイムズ/能楽書林   565;1pp  1999年04月

  • 五番綴謡本と百番謡(能の本たち・第6回)

    能楽タイムズ/能楽書林   564,1pp.以下  1999年03月

  • 新収貴重書紹介 袋綴光悦謡本 別製新種本

    早稲田大学図書館紀要/図書館   46,pp.1-11  1999年03月

  • 演能記録データベース

    文部省国文学研究資料館ホームページ(http//www.nijl.ac.jp),電子資料館実験    1999年03月

  • 擬古活字本の話(能の本たち・第5回)

    能楽タイムズ/能楽書林   563,1pp.以下  1999年02月

  • 観阿弥・世阿弥時代の能楽

    明治書院   pp.1-656  1999年02月

  • 古活字本の話(能の本たち・第4回)

    能楽タイムズ/能楽書林   562,1pp.以下  1999年01月

  • 孫四郎と彦次郎—常門伝書のこと—(能の本たち・第3回)

    能楽タイムズ/能楽書林   561,1pp.以下  1998年12月

  • 能作者宮増の作品と作風

    早稲田大学国文学会大会(研究発表の部)   1998/12/4  1998年12月

  • 町能の話

    本田安次著作集/錦正社   17,2p.  1998年12月

  • 八帖花伝書の古写本(能の本たち・第2回)

    能楽タイムズ/能楽書林   560,1pp.以下  1998年11月

  • 現存最古の観世流謡本(能の本たち・第1回)

    能楽タイムズ/能楽書林   559,1pp.以下  1998年10月

  • 作品研究「百万」

    観世/檜書店   65;5,pp.26-32  1998年05月

  • 世阿弥時代の歌舞能—「謡舞の形成」続考

    能楽研究/法政大学能楽研究所   22,pp.99-123  1998年05月

  • 能界展望(平成八年)

    能楽研究/法政大学能楽研究所   22,pp.183-194  1998年05月

  • 〈女郎花〉の初同部分の問題点

    Ominameshi Conference   於ピッツバーグ大学  1997年10月

  • 〈檜垣〉を読む

    世阿弥忌研究セミナー   第2回大会(30分)於関西大学飛鳥文化研究所  1997年08月

  • 『能本三十五番目録』考

    能楽研究/法政大学能楽研究所   21号(p87-p108)  1997年07月

  • 『三道』執筆以後の世阿弥の作風

    中世文学/中世文学会   42号(p94-p105)  1997年06月

  • 早稲田大学演劇博物館蔵特別資料目録5 貴重書 能・狂言篇

    演劇博物館   p1-380pp.  1997年03月

  • 『三道』執筆以後の世阿弥の作風

    中世文学会秋季大会    1996年10月

  • 「念仏の猿楽」考

    仏教文学の構想(今成元昭編)/新典社   p490-p503  1996年07月

  • 橘家旧蔵福井県立博物館蔵太鼓伝書考

    国文学研究/早稲田大学国文学会   116;24-35pp.  1995年06月

  • 能・狂言必携

    学燈社   224p  1995年05月

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書籍等出版物

  • 風姿花伝・三道

    竹本 幹夫( 担当: 単著)

    角川書店(ソフィア文庫)  2009年09月 ISBN: 9784044055011

  • 対訳で楽しむ・小鍛冶

    檜書店  2005年08月

  • 対訳で楽しむ・巻絹

    檜書店  2005年08月

  • 対訳で楽しむ・屋島(八島)

    檜書店  2005年08月

Works(作品等)

  • もう一つの翁

    竹本 幹夫, 高桑 いづみ, 三宅 晶子, 山中 玲子  その他 

    2007年05月
     
     

     概要を見る

    鎌倉時代に成立し、江戸時代まで興福寺薪猿楽等で演じられてきた古態の翁猿楽は、現代の能の翁の原型となった芸能であるが、現在ではまったく失われている。中世以来の文献資料を博捜し、江戸時代に興福寺薪猿楽で上演されていた形態の翁猿楽を復元上演した。2008年1月にはNHK教育テレビの正月番組でも再演された。

  • 秀吉の見た<卒都婆小町>

    芸術活動 

    2000年05月
    -
    2002年11月

  • 狂言DVD 野村万作・萬斎「狂言でござる」野村萬斎 狂言ワークショップ

    1998年04月
    -
    2001年09月

  • データベース構築・早稲田大学所蔵能楽関係文書目録データベース

    1999年
    -
     

  • 文科系各種研究領域におけるコンピュータ利用の研究(共同研究)

    1993年
    -
    1996年

  • 早稲田大学演劇博物館安田文庫蔵書調査

    1993年
    -
    1996年

  • 法政大学能楽研究所鴻山文庫蔵書調査(共同研究)

    1993年
    -
    1996年

  • 演能記録データベース(共同研究)

    1993年
    -
    1996年

  • 早稲田大学演劇博物館安田文庫蔵書調査

    1991年
    -
    1992年

  • 演能記録データベース

    1991年
    -
    1992年

  • 法政大学能楽研究所鴻山文庫蔵書調査(共同研究)

    1990年
    -
    1992年

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講演・口頭発表等

  • 観世寿夫とは何だったのか

    竹本 幹夫, 岡本 章他

    観世寿夫とは何だったのか   早稲田大学演劇博物館グローバルCOE事業  

    発表年月: 2010年09月

     概要を見る

    「伝統演劇の挑戦」野村万作、シェリー・フェノ・クイン、竹本幹夫、岡本章(司会)/映像「演劇作業の根拠」ジャン=ルイ・バロー、観世寿夫他/「観世寿夫と現代」渡邊守章、湯浅譲二、岡本章、竹本幹夫(司会)

  • 中世芸能面の仮頭性

    竹本 幹夫

    国際シンポジウム「日本伎楽とチベット仏教チャムの比較研究」   (東京、立教大学立川記念館3階多目的ホール)  立教大学アジア地域研究所・早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点共催  

    発表年月: 2010年01月

  • 国際交流・学問・教育の新展開――日本文学・日本文化研究の将来――

    竹本 幹夫

    早稲田大学国際日本文学・文化研究所・早稲田大学国際部共催 ワークショップ   (早稲田大学大隈会館N202・202会議室)  早稲田大学日本文学・文化研究所  

    発表年月: 2010年01月

  • 日本の散楽・猿楽が鑑賞される場について

    竹本 幹夫

    日中舞台構造比較研究会   (早稲田大学大隈会館N201・202会議室)  早稲田大学演劇博物館グローバルCOE事業  

    発表年月: 2009年12月

  • 能―演劇的なるものとは―

    竹本 幹夫

    国際シンポジウム「演劇・舞踊・芸術環境―日仏演劇交流の20世記」第一日・巨匠たちとの出会い   (世界文化会館、パリ)  早稲田大学演劇博物館グローバルCOE事業  

    発表年月: 2009年11月

  • 失われた歴史―観世元雅考

    竹本 幹夫  [招待有り]

    早稲田中世の会   (東京、早稲田大学文学学術院第5会議室)  早稲田大学中世文学研究室  

    発表年月: 2009年11月

  • 日中演劇交流の歴史

    竹本 幹夫  [招待有り]

    上海市文化芸術档案館・演劇博物館共催「日中演劇交流の歴史展」記念公演   (上海美術館、上海市)  上海档案館・早稲田大学坪内記念演劇博物館  

    発表年月: 2009年10月

  • フェノロサ、逍遙と能楽

    竹本 幹夫  [招待有り]

    日本フェノロサ学会第30回年次大会記念講演会   (東京、早稲田大学)  日本フェノロサ学会  

    発表年月: 2009年09月

  • 舞踊劇としての能―能における舞踊の役割を中心に―

    竹本 幹夫  [招待有り]

    日本の前衛芸術   (ヴェネツィア)  ベネツィア大学日本語学科  

    発表年月: 2009年09月

  • 吉田文庫の世阿弥能楽論関係資料について(世阿弥発見百年―吉田東伍の人と学問)

    竹本 幹夫  [招待有り]

    能楽学会第八回大会   (早稲田大学国際会議場井深ホール)  能楽学会  

    発表年月: 2009年03月

  • 演劇博物館の現状と将来

    竹本 幹夫  [招待有り]

    韓国舞踊学会国際研究集会   (ソウル)  韓国舞踊学会  

    発表年月: 2008年05月

  • 猿楽における興行の歴史

    日亜・日欧比較演劇国際研究集会—越境する演劇  

    発表年月: 2007年06月

  • 散楽の国際性をめぐって

    竹本幹夫

    21世紀COE演劇研究センター主催国際研究集会「散楽の国際性」  

    発表年月: 2006年12月

    開催年月:
    2006年12月
     
     

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 世阿弥時代の能詞章の系統に関する遡源的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2021年03月
     

    竹本 幹夫

     概要を見る

    本年はほぼ予定通り研究事業が進行した。番外謡本の翻刻を24曲行い、また世阿弥時代の能本の校合作業、その他の謡本の校合作業を行った。翻刻文献は全体で未翻刻番外曲を洗い直し、今回新たに、〈石神〉〈磯の童〉〈巌猩々〉〈植田〉〈優填王〉〈笈捜〉〈落葉・乙〉〈蛙〉〈元服曽我〉〈大般若〉〈人形文覚〉〈野寺〉〈巴園〉〈箱根龍神〉〈婆相天〉〈初瀬西行〉〈花軍〉〈花櫓〉〈馬融〉〈治親〉〈氷上〉〈広元〉〈笛之巻〉〈笛物狂〉の諸曲の複数伝本を翻刻及び校合した。このほか主要伝本のみを校合・校訂して、問題点を洗い出したものとして、大乗院文書『寺社方諸廻請』紙背文書中の「応永34年薪別当坊観世方猿楽番組」所収曲15番を中心に、〈綾鼓〉〈哥占〉〈雲林院・甲〉〈雲林院・乙〉〈大江山〉〈通小町〉〈自然居士〉〈猩々〉〈忠信〉〈虎送〉〈盛久〉〈籠祇王〉の12曲の作品を検討した。さらに〈知章〉を中心に世阿弥時代の能本と謡本との比較校合作

  • 日本の現代演劇と東日本大震災

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2016年03月
     

     概要を見る

    東日本大震災後5年を経てもなお、福島第一原子力発電所の受けた甚大な地震・津波被害と、それによる放射能災害は、今なお深刻な影響を日本にもたらしている。東日本大震災の二次災害の中でも最悪・最大のこの事態に対して、震災復興に文化面から関わった日本の演劇が、いかに関わり、まだどのような影響を蒙ったのかを考察・分析するのが、本研究の目的である。本研究は、①東日本大震災が東北地方の伝統芸能に与えた影響の調査・分析、②同じく、現代演劇、とくに地元の劇団が蒙った被害の実態調査・分析、③震災直後の被災地における演劇活動の報告調査・分析、④原子力災害が被災地の演劇活動にもたらした影響の調査・分析、⑤原子力災害以後の演劇活動の特色の調査・分析、の各項目につき、フィールドワークとインタビューを中心に資料と情報を収集することを目指す。本年度は、成果の取りまとめを念頭に置きつつ、ガイルホルンは、日本国内(8月30日国

  • 江戸期以前の番外謡曲本文校訂に関する基礎的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2016年03月
     

    竹本 幹夫

     概要を見る

    江戸初期以前に成立した非現行謡曲(番外曲)全曲245曲を翻刻・校訂し、それを踏まえ謡曲校訂の理論を確立し、モデルとなる校訂本文を作成するのが、本研究の目的である。曲ごとに複数の写本を翻刻したため、当初の245曲に67曲及ばず、ナ行までの178曲となった。未了分は今後も翻刻作業を継続する。この作業の過程で、謡曲本文の遡源的研究の可能性に想到した。これにより謡曲本文がどのように系統化したかのパターン分析の目安を得た。これは世阿弥自筆能本と現存謡本諸本との関係性の想定論に基づく理論であるが、世阿弥自筆本の存在しない非現行曲についても、ある程度の想定をすることが、曲ごとに可能となった

  • 江戸期以前の番外謡曲本文校訂に関する基礎的研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2012年
    -
    2015年
     

     概要を見る

    本年度の主たる研究内容は、謡曲本文の翻刻、謡本資料調査、貴重資料購入、データベース用データ作成である。まず謡曲本文の翻刻であるが、前年度分の未了作業がア行・カ行にかなり残っていたため、そのすべてを完了してア行・カ行分翻刻を完成させ、さらに当初予定のサ行・タ行に移行したが、サ行の一部までで年度計画を終える事となった。未了分の処理に時間が掛かった事、作業従事の院生がいずれも学位論文の執筆を控えて多忙となったために、予想以上に作業が捗らなかったためである。次年度にはタ行までを完了する事としたい。謡本資料調査としては、新潟市吉田文庫、岩国市徴古館での番外謡本調査を行ったことが主な作業となった。吉田文庫では新資料(未見)が大量に出現してこの中に能楽資料が含まれる可能性がある。また岩国市徴古館は予定した出張日程では謡本すべての撮影を完了出来無いほどに大量の資料が存在していた。従ってこの両所については調

  • アジアの無形文化における仮頭の研究-仮面との比較から-

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2007年
    -
    2010年
     

    細井 尚子, 粟屋 利江, 板谷 徹, 竹本 幹夫, 中野 照男, 上田 信, 稲葉 明子, 山本 宏子, 宮本 万里

     概要を見る

    日本の伎楽面のように頭部を覆う仮頭は、顔につける仮面と区別されずに仮面研究の中に埋もれ、長らく死角となってきた。アジアに現存する仮頭を用いる芸態の調査、資料収集、分析により、仮頭の属性は仮面の仮装性とは異なり、「頭を挿げ替える」ことにあり、民俗・宗教的な文脈にのみ存在することが判明した。また仮頭を用いる存在は、民俗・宗教の相違を超えて空間を移動する点から人間の原初的な世界観という新たな課題を得た

  • 観世文庫所蔵能楽関係資料のデジタル画像化と解題目録作成に向けた総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2006年
    -
    2009年
     

    松岡 心平, 天野 文雄, 磯田 道史, 小川 剛生, 落合 博志, 高桑 いづみ, 高橋 悠介, 竹本 幹生, 橋本 朝生, 姫野 敦子, 宮本 圭造, 山中 玲子, 横山 太郎

     概要を見る

    本研究は、観世文庫が所蔵する貴重な能楽関係文献資料の調査・整理・保存・公開によって、今後の能楽研究の発展の基礎を築いた。資料はマイクロフィルムに撮影・保存したうえで、これをデジタル画像化し、文献調査に基づく書誌情報と統合してデータベース化した。これはデジタルアーカイブとしてWeb上に公開され、資料が世界中から検索・閲覧可能になった。さらに「観世家のアーカイブ展」の開催を通じて、研究によって得られた知見の普及をはかった

  • 散楽の源流と中国の諸演劇・芸能・民間儀礼に見られるその影響に関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2005年
    -
    2009年
     

    加藤 徹, 上田 望, 竹本 幹夫, 細井 尚子

     概要を見る

    本研究は、特定領域研究「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成」の中の「演劇班」として、日本と中国に残存する演劇・芸能の調査研究を行った。具体的には、(1) 古代(7c頃)以降の散楽の源流(2) 中世(14c頃)以降の寧紹地域の演劇の伝播(3) 近世(18c頃)以降の明清楽の日本伝来の三つを中心に調査研究を行い、東アジアの芸能が「いつ、どのようなルートで、どのような要因によって伝播したか」を考察した

  • 地方諸藩の能楽資料に基づく、都市と能楽の関係についての総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2005年
    -
    2008年
     

    山中 玲子, 西野 春雄, 伊海 孝充, 宮本 圭造, 小秋元 段, 橋本 朝生, 表 きよし, 竹本 幹夫, 橋本 朝生, 表 きよし, 小秋元 段

     概要を見る

    4年間の全国的な調査により、従来知られていなかった資料を含む多くの能楽関係資料の伝存を確認し得た。これらの資料から収集した能楽関係記事を比較分析することで、諸藩の能楽が従来知られていた以上に多様な担い手によって支えられていたこと、お抱え役者に対する藩の全面的な管理とサポートの様態、藩の所有する能面・能装束の管理の実態など、江戸時代の能楽の具体的な姿を明らかにし、今後の能楽史研究を大きく進める基盤を築くことができた

  • 室町期成立番外謡本の網羅的調査・系統分類と『謡曲大成』の作成

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2005年
    -
    2008年
     

    竹本 幹夫, 山中 玲子, 小林 健二, 落合 博志, 大谷 節子, 天野 文雄, 石井 倫子, 稲田 秀雄, 表 きよし, 樹下 文隆, 西村 聡, 松岡 心平, 三宅 晶子, 三宅 晶子

     概要を見る

    番外曲を中心に、カ行までの170番1020本ほどを翻刻した。また代表者・分担者・連携研究者はそれぞれ別記の論考を発表した。研究成果として発表した謡本以外にも、全国の謡本資料を博捜して、『国書総目録』未収の謡本を多数発見、デジタル化した。それらはハードディスクに複写して連携研究者以上の研究参加者がそれぞれ保管し、今後の作業のために役立てる。また竹本が監修し、分担者等の内、三宅晶子・山中玲子が中心となり、落合博志・大谷節子が補佐して編集実務に当たる形で、『現代謡曲集成』全6巻を企画し、勉誠出版より刊行の予定である。これについてはすでに第1巻が本年度中に刊行の予定で、数年以内に全巻刊行の後、別途全謡曲本文を網羅した『謡曲大成』を刊行の予定である。また分担者の内、大谷節子が、別記の著書『世阿弥の中世』により、2008年度角川源義賞を受賞したことも申し添えたい

  • 日亜・日欧比較演劇総合研究プロジェクト

    文部科学省 

    研究期間:

    2003年
    -
    2007年
     

  • 室町期番外謡本の網羅的調査・系統分類と『謡曲大成』の作成

    研究期間:

    2005年
    -
     
     

  • 能テキストの網羅的調査・系統分類と『謡曲大成』の作成

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2001年
    -
    2004年
     

    竹本 幹夫, 山中 玲子, 小林 健二, 落合 博志, 大谷 節子, 石井 倫子, 表 きよし, 三宅 晶子

     概要を見る

    本研究においては、現代の能楽研究における資料調査の実績を踏まえ、全国に散在する文庫・図書館・個人所蔵の謡本を博捜し、曲目索引を作成して『国書総目録』【能の本】以後に発見された謡曲作品・伝本を網羅的に補足することから出発し、上記500曲の各作品ごとに、伝存するテキストの系統関係を調査した上で、主要な系統の伝本を、一曲につき数本ずつ翻刻することを目指した。室町期成立の能のテキストを網羅的に翻刻・集成するような事業は今まで全く存在せず、本研究が能楽のみならず、近世・近代前期の文芸研究、および国語学に与える影響は、きわめて大きい。最終的な成果は、『謡曲大成』(仮称)の刊行を企図しているが、一曲ごとに数十本存在する伝本を書写・校合する作業が予想以上に難航し、このたびようやくア行74曲の系統付けが完了した。C-18として付属させた冊子がその成果内容である。これらの作業過程で、古写本・古版本の新出資料を複数調査するこ

  • 能テキストの網羅的調査・系統分類と『謡曲大成』の作成

    研究期間:

    2001年
    -
    2004年
     

  • 日欧・日亜比較演劇総合研究プロジェクト

    研究期間:

    2003年
    -
     
     

  • 演劇の総合的研究と演劇学の確立

    研究期間:

    2002年
    -
     
     

  • 中世から近世・近代にいたる都市と能楽の関係についての総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    1999年
    -
    2002年
     

    表 章, 竹本 幹夫, 山中 玲子, 西野 春雄, 表 きよし, 橋本 朝生, 天野 文雄, 松岡 心平

     概要を見る

    本研究は、能楽が現代にいたるまでの問に全国各地でどのように成長・発展したかを具体的に跡づけ地方能楽史の体系的な位置づけを行うことを最終的な目標として、(1)全国の地方諸藩の能楽資料の残存状況を調査し、(2)藩政日記中の演能記事、演出資料、演能記録等を可能な限り収集・整理し、(3)地方各都市における能楽の浸透の程度や演能の際の経済的基盤、役者確保の方法、技法の伝播の仕方など、様々な問題を具体的な資料によって跡づける作業を行ってきた。その結果、資料収集の面では、予想通り各藩の藩政日記は能楽資料の宝庫であることが確認され、特に東北・北陸諸藩を中心に撮影・収集が進んだ。が、逆に、量があまりにも厖大なため、これらの大藩や江戸・京・大坂といった大都市の状況については全体を俯瞰する論をまとめるまでに至らず、基礎資料としての能楽関係記事年表や、個々の役者に関する考察等、一側面を切り取った論考を掲載することになった。一

  • 中世から近世・近代にいたる都市と能楽の関係についての総合的研究

    研究期間:

    1999年
    -
    2002年
     

  • アジア地域文化に関する共同研究:演劇

    文部科学省 

    研究期間:

    1998年
    -
    2002年
     

  • 『謡曲大成』編纂のための謡本の所在調査と系統分類の研究

    研究期間:

    2000年
     
     
     

  • 室町中後期の能の形成過程に関する基礎的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    1999年
    -
    2000年
     

    竹本 幹夫

     概要を見る

    本研究においては、ポスト世阿弥時代(1441年頃〜応仁の乱_<1467>以前)における能の作風と作者について研究・調査を行った。同時代の作者とその作品、および作者不明の作品群につき、そのテキストを収集し、データベース化する一方で、それらを利用して作品研究を行った。作品研究としての成果は、世阿弥風の幽玄能とは正反対の作風について、武士の戦闘を描く能を中心に検討したことと、能作者宮増の網羅的な作品研究を行ったことである。武士の登場する能は、実は世阿弥以前から少なからず存在していたが、世阿弥の新作活動が活発化するに及んで、制作例が一時的に減少した。しかしポスト世阿弥時代になると、再び活発化し、多くの点で古風な面を残した、武士同士の戦闘を描く現在能が次々に制作された。それらの作品は、酒宴の場面で歌舞を演じる設定があること、美しい少年(稚児)の活躍する場面があること、戦闘描写に類型的な共通表現があること、などが特色であ

  • 近世以前の能役者の総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    1996年
    -
    1998年
     

    表 章, 三宅 晶子, 竹本 幹夫, 片桐 登, 落合 博志, 山中 玲子

     概要を見る

    本研究は、明治維新以前の演能記録と能役者資料とに基づいて、全国の能役者の姓名・芸暦活動状況等を総合的に調査し、その成果を要約した『能役者総覧』を作成することを最終目的としていた。しかし、資料が予想に数倍し、十年を費やしても目標達成は困難と判断されたため、3年計画の仕事の2年目から、『能役者総覧』を作成することを諦め、その基礎となる広範囲で充実した内容の能役者氏名一覧を作成することに目標を変更した。その結果、《A》60種を超える資料に現れる累計13000人に及ぶ能役者の氏名を網羅した名簿を作成し《B》江戸初期の代表的な演能記録七種-「江戸初期能番組七種」-と、《C》江戸後期の江戸城での演能記録修正たる『触流し御能組』の、出演者一覧と詳細な牽引とを作成することができた。その内の《A》を、姓名の五十音順と、通称(弥太郎・権左衛門の類)の文字JISコード順の、二種の「能役者総合名鑑」に編集し、使用した資料の解題と入手困難な4

  • 観阿弥・世阿弥時代の能の形成過程に関する総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    1996年
    -
    1997年
     

    竹本 幹夫

     概要を見る

    観阿弥・世阿弥の時代に、能がいかにして大成されたかにつき、とくにその作品性と演技性との関連を中心に考察すべく、謡本テキストの集成を行い、それらの良質なテキストに基づきつつ、作品研究を行った。この作業を通じて、観阿弥時代・世阿弥時代前半・世阿弥時代後半のそれぞれにおける演目のあり方の概要を知ることが可能となり、またあわせて、観阿弥時代から世阿弥時代にかけて、能がいかに舞踊化・音楽化され、現在の能の祖型が形成されるに至ったかについての見解を集成した。平成八年十一月にこの成果を踏まえて旧稿を再編増補した学位申請論文を提出し、平成九年十一月に早稲田大学より博士(文学)の学位を授与された。また平成八年度中世文学会秋季大会で研究発表を行い、その成果を博士論文とは別に、平成九年度の中世文学会の紀要と、同じく法政大学能楽研究所の紀要とに分載した。現在上記の成果を統合して一書として刊行すべく、準備中である。な

  • 江戸時代の能楽に関する基礎的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    1990年
    -
    1992年
     

    竹本 幹夫

     概要を見る

    1、江戸時代の能は、幕府で行われた四座の能、地方諸藩の大名の下で行われた四座の弟子筋に指導された能、地方在住の町衆や農民による神事能、諸国を巡業する群小猿楽役者の辻能の四種に大別される。2、その担い手は、幕府直属の役者である四座の役者及びその弟子筋と、四座以外の系統の役者とに分かれる。四座の系統の役者がいわゆる玄人猿楽であり、それ以外の役者は手猿楽と呼ばれていた。3、四座の役者がそれ以外の系統の役者を圧倒し、能に志す者が四座の家元の印可を得るようになり、幕府直属の能役者、その弟子筋のお抱え役者や雇い役者、さらにその弟子の町役者という一枚岩の構造へと、江戸時代を通じて徐々に整えられていくのであるが、その過程がすなわち家元制度の完成過程でもあった。4、将軍の四座の能愛好に迎合して多くの大名がその弟子の能役者を育成・雇用したため、武士本来の職務から能方に転じる者もあり、また浪人していた武士階級の多く

  • 江戸時代の能楽に関する基礎的研究

     概要を見る

    本年度は、仙台藩伊達家・佐賀藩鍋島家・熊本藩細川家、及び幕府関係の資料を調査し、現在その成果をデ-タベ-ス化しつつある。以下各資料ごとに報告したい。仙台藩伊達家文書にみる江戸時代の能楽について仙台藩能楽資料は、宮城県図書館伊達文庫所蔵のものが中心である。もと武士の家柄であったものが、主命により能役者に弟子入りし、やがて伊達家の能大夫となっていく過程などが見え、当時の諸藩の能役者のあり方を示す好例であろう。ただし断片的資料が多いため、現在も調査を続行中である。佐賀藩鍋島家文書に見る江戸時代の能楽について佐賀藩能楽資料は、佐賀県立図書館鍋島家文庫のものを主に調査したが、美麗田楽に関する学会未知の一座の資料を閲覧することが出来たのが、大きな収穫であった。今回発見したのは梅崎姓を名乗る複数の役者から成る一座で、鍋島家の扶持を受け、慶事の度に囃子を演奏し上覧に備えていたもの。きわめて注目すべき資料で、

  • 演能記録の全国的総合調査と演能年表の編纂

     概要を見る

    1.本研究は、法政大学能楽研究所が調査・蒐集した全国各地の演能記録を基盤に、新たに探索した記録をも加え、催し単位の番組を所定の形式に調理してパソコンかワープロのフロッピーに収納し、それを国文学研究資料館が「連歌資料のコンピュータ処理の研究」で開発したシステムを利用して、データベース化することを目標としており、いわば能楽研究所と国文研究資料館が提携した共同研究である。初年度と2年目に基盤データの集積に力を注ぎ、20000番に近い番組のフロッピーへの収納を完了し、国文学研究資料館の大型コンピュータへの転移も終了した。2.資料数が予想以上に多く、当初意図した明治初年までの記録をすべて集成することを無理であることが明らかになったので、2年目の途中から江戸中期の享保5年(1720)までの分を優先することに方針を変更し、3年目にあたる本年度は、集めた資料の整理・分析に重点を移した。コンピュータによる曲名索引や演者名索引がその

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Misc

  • 能楽研究者に聞く

    竹本 幹夫

    銕仙   ( 598、599 ) 6、7 - 8、9  2010年12月

  • 鼎談

    竹本 幹夫

    観世寿夫三十三回忌追善能パンフレット     7 - 17  2010年07月

  • 『新曲浦島』現代語訳

    竹本 幹夫

    東京芸大100年記念公演『新曲浦島』パンフレット付録    2007年09月  [招待有り]

  • 『新曲浦島』によせて

    竹本 幹夫

    東京芸術大学100年記念公演『新曲浦島』パンフレット     2 - 5  2007年09月  [招待有り]

  • 前田綱紀時代の加賀藩資料に見える能楽

    竹本幹夫, 共同執筆, 棚町知彌, 入口敦志, 竹本, 江口文恵, 佐藤和道, 青柳有利子

    演劇センター紀要   ( Ⅸ ) 105 - 128  2007年

  • 〔書評〕 表章著『大和猿楽史参究』

    竹本幹夫

    楽劇学   ( 14 ) 73 - 81  2007年

  • 千号記念 国語国文学会の展望 中世 能・狂言

    竹本幹夫

    国語と国文学   84 ( 5 ) 92 - 96  2007年

  • 謡曲調の文体

    竹本幹夫

    江戸文学   ( 37 ) 23 - 31  2007年

  • 古典力―演博の所蔵品・逍遙の日記は演劇史

    竹本幹夫

    読売新聞   1月25日朝刊   36 - 36  2006年

  • 現代の能、狂言―「時分の花」重視を―

    竹本幹夫

    北海道新聞   1月25日夕刊   9 - 9  2006年

  • 前田綱紀と加賀藩の能―前田綱紀書簡抄―

    棚町知彌, 竹本幹夫, 入口敦志

    早稲田大学21世紀COEプログラム演劇研究センター紀要   ( Ⅶ ) 73 - 89  2006年

  • 世阿弥の「物まね論」と現代の能

    竹本幹夫

    2006年日仏演劇研究集会(ストラスブール・マルクブルック大学・2月6日)    2006年

  • 世阿弥の世界―〈清経〉と〈恋重荷〉―

    竹本幹夫

    2006年日仏演劇研究集会(ストラスブール・マルクブルック大学・2月6日)    2006年

  • 古典力・安田文庫・「花鏡」現存唯一の完本も

    竹本幹夫

    読売新聞全国版2月22日朝刊    2006年

  • 現代の能における序破急論の展開

    竹本幹夫

    トリア大学・(Noh Theatre Transversal 3月3日)    2006年

  • 『拾玉得花』の再検討―序破急説その他について―

    竹本幹夫

    『能と狂言』   ( 4 ) 108 - 114  2006年

  • パネリストの発表を受けて 身体・芸能―世阿弥以前、それ以後

    竹本幹夫

    中世文学研究は日本文化を解明できるか―記念シンポジウム「中世文学研究の過去・現在・未来」の記録     234 - 238  2006年

  • 狂言ござる乃座「釣狐(つりぎつね)

    竹本幹夫

    読売新聞・朝刊11月20日付    2006年

  • 散楽の国際性をめぐって

    竹本幹夫

    21世紀COE演劇研究センター主催国際研究集会「散楽の国際性」    2006年

  • 第三分科会・中世文学と身体・芸能の第2発表のコメンテーター

    中世文学会春季大会公開シンポジウム分科会(於青山学院大学)    2005年

  • 〈丹後物狂〉の形成

    国文学(学燈社)   50 ( 7 ) 120 - 128  2005年

  • 會津八一と坪内逍遙

    會津八一記念館主催會津八一祭記念講演会(90分)    2005年

  • あらためて子方の意味を問う

    観世榮夫, 竹本幹夫, 三宅晶子

    横浜能楽堂企画公演・子方が描く能・狂言第5回「もしも子方がいなければ……」(10月1日)    2005年

  • 能楽復元研究の歴史と現状

    演劇研究センター紀要/早稲田大学21世紀COEプログラム〈演劇の総合的研究と演劇学の確立〉   Ⅲ/PP311~313  2004年

  • 吉田文庫蔵新出本『三道』について

    演劇研究センター紀要/早稲田大学21世紀COEプログラム演劇の総合的研究と演劇学の確立   Ⅲ/PP1~7  2004年

  • 吉田文庫蔵新出本『三道』

    演劇研究センター紀要/早稲田大学21世紀COEプログラム〈演劇の総合的研究と演劇学の確立〉   Ⅲ/口絵1~10  2004年

  • 金沢藩能楽資料の調査―前田綱紀書簡を中心として―

    中世から近世・近代にいたる都市と能楽の関係についての総合的研究   課題番号11410115平成11~14年度科研費基盤B1研究成果報告書/PP90~92  2004年

  • クセと序ノ舞/比類なき美しさ「伯母捨・友枝昭世の会」

    読売新聞21日夕刊    2004年

  • 能楽学会の歩み―能楽座談会四七五回―

    能楽タイムズ/能楽書林   630/PP2~3  2004年

  • 能楽研究の現在

    プラハ国際シンポジウム「中国・日本演劇研究におけるトレンド」/カレル大学    2004年

  • 〈卒都婆小町〉の復元について

    プラハ国際シンポジウム「中国・日本演劇研究におけるトレンド」/カレル大学    2004年

  • 早稲田大学におけるIT技術を応用した文学関係の授業

    平成14年度文学教育情報技術活用研究集会/私立大学情報教育協会    2003年

  • 遠隔講義の意味と将来性

    大学教育と情報/私立大学情報教育協会   11;3/3p  2003年

  • 色気 物足りぬ"狂女"―式能(能楽協会・桜間金記)

    読売新聞10日夕刊    2003年

  • 能楽復元研究の歴史と現状

    国際研究集会「演劇学の現在」日本古典演劇復元研究分科会/21世紀COE演劇研究センター    2003年

  • 21世紀COEと演劇博物館

    早稲田大学演劇博物館年報/演劇博物館   88/1p  2003年

  • 能における語り

    楽劇学/楽劇学会   10/106~116pp  2003年

  • テーマ研究・世阿弥晩年期の能と能作者

    能と狂言/能楽学会   1/123~127PP  2003年

  • 吉田文庫本『三道』を紹介して吉田東伍の演劇史研究に及ぶ

    能楽学会例会/能楽学会   第1回  2003年

  • 東アジア世界の文化交流

    国際シンポジウム報告書「東アジア世界の文化交流」/早稲田大学演劇博物館・會津八一記念博物館・文学研究科による学術フロンティア事業   92~103pp  2003年

  • 基調講演 散楽・猿楽から能・狂言へ

    国際シンポジウム報告書『東アジア世界の文化交流』/早稲田大学演劇博物館・會津八一記念博物館・文学研究科による学術フロンティア事業   87~91pp  2003年

  • マルチメディアと日本の伝統演劇(研究報告・狂言DVD制作の基礎的研究)

    研究報告書・アジア地域文化に関する共同研究/演劇博物館・會津八一記念博物館・文学研究科による学術フロンティア事業   39~46pp  2003年

  • 吉田文庫の世阿弥能楽論資料紹介

    文学/岩波書店   4;4(7,8月号)/199~206pp  2003年

  • 橋の会第73回公演・友枝昭世〈半蔀〉立花供養

    読売新聞29日夕刊    2003年

  • 能『女郎花』第4段の謡について

    The Noh Ominameshi--A Flower Viewed from Many Directions--/Cornell University East Asia Program/Mae J. Smethurst   243-256pp.  2003年

  • 卒都婆小町復元

    The 10th International Conference of the EUROPIAN ASSOCIATION FOR JAPANESE STUDIES/Warsaw University    2003年

  • 演劇博物館の学術フロンティア事業

    早稲田大学演劇博物館館報/演劇博物館   89/32~33pp  2003年

  • 野村万作の目指すもの

    『狂言 三人三様―野村万作の巻』/岩波書店   ;226-235PP  2003年

  • 見事に演じた大正の新作―新作能「山鳥」(横浜能楽堂・関根祥六)

    読売新聞10日夕刊    2003年

  • 最近のエンパク

    能楽タイムズ/能楽書林   621/1PP  2003年

  • ビデオ『能 囃子の世界』

    能楽協会    2002年

  • 能作者宮増の作品と作風(上)

    『能楽研究』/法政大学能楽研究所   26:1~35pp  2002年

  • 古典芸能を教材とすることの意味

    早稲田大学国語教育学会2002年度4月例会    2002年

  • 銕仙会四月定期公演・浅見真州〈鵺〉

    読売新聞7日夕刊    2002年

  • 能における巫俗

    図録『韓国における巫俗と芸能』展―神々の宇宙/演劇博物館   64~66pp  2002年

  • 能における語り

    楽劇学会大会   第10回  2002年

  • 七夕ろうそく能・凛風の会・友枝昭世〈葵上〉

    読売新聞5日夕刊    2002年

  • 対訳でたのしむ「紅葉狩」

    檜書店   1~23  2002年

  • 対訳でたのしむ「野宮」

    檜書店   1~26pp  2002年

  • 対訳でたのしむ「俊寛」

    檜書店   1~25pp  2002年

  • 秀吉の見た「卒都婆小町」

    横浜能楽堂    2002年

  • 〈卒都婆小町〉復元

    企画公演パンフレット/横浜能楽堂   2p  2002年

  • 二十五世観世左近十三回忌追善能・観世清和〈三輪〉誓納

    読売新聞6日夕刊    2002年

  • 東アジア世界の文化交流

    学術フロンティア事業「東アジア地域文化共同研究」/演劇博物館・會津八一記念博物館・文学研究科    2002年

  • 対訳ノート4 ことば探し―安達原・鉄輪・清経

    観世/檜書店   68;1/72~73pp  2001年

  • 新収資料紹介「観世音御太夫伝書第四巻断簡」一巻

    早稲田大学図書館紀要   48号13~38pp  2001年

  • 対訳で楽しむ「土蜘蛛」

    檜書店   1~23pp  2001年

  • 対訳で楽しむ「鞍馬天狗」

    檜書店   1~27pp  2001年

  • 対訳で楽しむ「杜若」

    檜書店   1~23pp  2001年

  • Keynote address:マルチメディアと能・狂言

    International Symposium: Japanese Theatre in the 21st Century/The University of Edinburgh and Royal Museum of Scotland    2001年

  • 対訳で楽しむ「通小町」

    檜書店   1~23pp  2001年

  • 対訳で楽しむ「海士(海人)」

    檜書店   1~30pp  2001年

  • 能・狂言のデジタル画像化

    『金剛』/金剛雑誌会   162;2~3pp  2001年

  • 野村万作・萬斎 狂言でござる

    演劇博物館・角川書店   DVDビデオ4枚組・DVDROM1枚組  2001年

  • 三宅晶子『歌舞能の確立と展開』

    『文学』/岩波書店   9,10月号;194~199pp  2001年

  • 演劇博物館シンポジウム「21世紀の能と狂言―観世寿夫没後23年」の提起したもの

    『能楽タイムズ』/能楽書林   595  2001年

  • 21世紀の能と狂言―(シンポジウム)観世寿夫によせて

    『文学』/岩波書店   11,12月号;214~229pp  2001年

  • ネットワーク上の共同授業シミュレーション「世阿弥の能楽論」

    『大学教育への提言・授業改善のためのIT活用』第二章/私立大学情報教育協会   2001年版/25~29pp  2001年

  • 電子展覧会『能楽資料展』―能楽の六百年・中世から近代まで―

    1997年度教育のオープン化に伴う教育ソフトの開発に関する研究/早稲田大学   課題番号14;338MB  2000年

  • 観世寿夫記念法政大学能楽賞

    法政大学   第21回  2000年

  • 対訳で楽しむ「高砂」

    檜書店   1~27pp  2000年

  • 対訳で楽しむ「安宅」

    檜書店   1~37pp  2000年

  • 『研究十二月往来』200回記念座談会

    銕仙(483号)   4~9pp(5pp)  2000年

  • 『能楽史事件簿』

    岩波書店   91~132pp 137~179pp  2000年

  • 対訳で楽しむ「清経」

    檜書店   1~25pp  2000年

  • 対訳で楽しむ「鉄輪」

    檜書店   1~21pp  2000年

  • 対訳で楽しむ「安達原黒塚」

    檜書店   1~25pp  2000年

  • 『風姿花伝』をめぐる諸問題

    世阿弥忌研究セミナー   80分  2000年

  • 対訳ノート2・ことば探し「高砂・安宅」

    観世   58~59pp(10月号)  2000年

  • 観世稚雪・観世寿夫追悼座談会

    観世稚雪十三回忌・観世寿夫二十三回忌追善能パンフ   2~12pp  2000年

  • 『花伝』の成立をめぐる諸問題

    文学   11,12月号66~78pp  2000年

  • 花のゆくえ

    文学   11,12月号88~108pp  2000年

  • 能・狂言と軍記および戦語り

    軍記物語研究叢書12巻「軍記語りと芸能」   183~202pp  2000年

  • 古活字本の話(能の本たち・第4回)

    能楽タイムズ/能楽書林   562,1pp.以下  1999年

  • 擬古活字本の話(能の本たち・第5回)

    能楽タイムズ/能楽書林   563,1pp.以下  1999年

  • 観阿弥・世阿弥時代の能楽

    明治書院   pp.1-656  1999年

  • 五番綴謡本と百番謡(能の本たち・第6回)

    能楽タイムズ/能楽書林   564,1pp.以下  1999年

  • 新収貴重書紹介 袋綴光悦謡本 別製新種本

    早稲田大学図書館紀要/図書館   46,pp.1-11  1999年

  • 演能記録データベース

    文部省国文学研究資料館ホームページ(http//www.nijl.ac.jp),電子資料館実験    1999年

  • 能の本たち第7回「凸版の話」

    能楽タイムズ/能楽書林   565;1pp  1999年

  • 能の本たち第8回「秋田城介実季の型付」

    能楽タイムズ/能楽書林   566;1pp  1999年

  • 能の本たち第9回「岡田紫男と『猿楽聞書』」

    能楽タイムズ/能楽書林   567;1pp  1999年

  • 能の本たち第10回「元和卯月本と寛永卯月本」

    能楽タイムズ/能楽書林   568;1pp  1999年

  • 能の本たち第11回「明治時代の能番組」

    能楽タイムズ/能楽書林   569;1pp  1999年

  • 能の本たち第12回「梅若徳太郎家の伝書」

    能楽タイムズ/能楽書林   570;1pp  1999年

  • 能の本たち第13回「観世国広の太鼓伝書」

    能楽タイムズ/能楽書林   571;1pp  1999年

  • 早稲田大学所蔵能楽関係文書目録データベース

    文学部ホームページ   約1000件  1999年

  • 能の本たち第14回「貫氏本『花鏡』の伝来と本文」

    能楽タイムズ/能楽書林   572;1pp  1999年

  • 能の本たち第15回「能楽資料としての藩政文書」

    能楽タイムズ/能楽書林   573;1pp  1999年

  • 紅葉館能舞台

    江戸文学/ぺりかん社   21;108-111pp  1999年

  • 作品研究「百万」

    観世/檜書店   65;5,pp.26-32  1998年

  • 世阿弥時代の歌舞能―「謡舞の形成」続考

    能楽研究/法政大学能楽研究所   22,pp.99-123  1998年

  • 能界展望(平成八年)

    能楽研究/法政大学能楽研究所   22,pp.183-194  1998年

  • 現存最古の観世流謡本(能の本たち・第1回)

    能楽タイムズ/能楽書林   559,1pp.以下  1998年

  • 八帖花伝書の古写本(能の本たち・第2回)

    能楽タイムズ/能楽書林   560,1pp.以下  1998年

  • 孫四郎と彦次郎―常門伝書のこと―(能の本たち・第3回)

    能楽タイムズ/能楽書林   561,1pp.以下  1998年

  • 能作者宮増の作品と作風

    早稲田大学国文学会大会(研究発表の部)   1998/12/4  1998年

  • 町能の話

    本田安次著作集/錦正社   17,2p.  1998年

  • 早稲田大学演劇博物館蔵特別資料目録5 貴重書 能・狂言篇

    演劇博物館   p1-380pp.  1997年

  • 『三道』執筆以後の世阿弥の作風

    中世文学/中世文学会   42号(p94-p105)  1997年

  • 『能本三十五番目録』考

    能楽研究/法政大学能楽研究所   21号(p87-p108)  1997年

  • 〈檜垣〉を読む

    世阿弥忌研究セミナー   第2回大会(30分)於関西大学飛鳥文化研究所  1997年

  • 〈女郎花〉の初同部分の問題点

    Ominameshi Conference   於ピッツバーグ大学  1997年

  • 「念仏の猿楽」考

    仏教文学の構想(今成元昭編)/新典社   p490-p503  1996年

  • 『三道』執筆以後の世阿弥の作風

    中世文学会秋季大会    1996年

  • 能・狂言必携

    学燈社   224p  1995年

  • 橘家旧蔵福井県立博物館蔵太鼓伝書考

    国文学研究/早稲田大学国文学会   116;24-35pp.  1995年

  • 由良家蔵能笛手付『番笛集』解題と翻刻(一)

    竹本 幹夫

    実践女子大学文学部紀要   28   55 - 78  1986年03月

    CiNii

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特定課題制度(学内資金)

  • 謡本テクストに関する総合的研究と『現代謡曲集成』の刊行

    2018年  

     概要を見る

    本研究期間を通じて知り得た知見は、以下の通りである。 ① 室町期謡本の節付を研究した。室町期謡本の最古例に続する金春禅鳳謡本を中心に、その後嗣が書写した謡本との比較校合を行い、詞章と節付の変遷の状態を確認した。 ② さらに、金春禅鳳謡本その他で同一曲が重複して現存するものにつき、比較校合を行った。以上の作業を通じて、下記の事柄が明らかとなった。1.金春大夫禅鳳の謡本は、金春流系の鈔写版謡本としては最古例に属するが、複数の重複曲が存在する。それらを初めて厳密に校合したところ、文字表記・詞章内容・節付のいずれにおいても、小異が存在することが明らかになった。2.禅鳳の孫の大夫喜勝は多数の謡本を残している。その自筆本や節付本(詞章は別筆)の重複例をすべて検討したところ、やはり禅鳳同様の小異が存在した。3.両者を比較したところ、小異に関しては異同が互いに錯綜して、それらの異同自体は、禅鳳から喜勝への系統的な変遷の後を辿る材料とはなり得ないことが明らかとなった。4.参考として、観世大夫元忠(宗節)の謡本について、重複曲を検討したところ、やはり禅鳳や喜勝の例と類似の小異が存在した。5.以上のことから、室町期鈔写謡本に関する微少な異同に注目した系統分析は、あまり意味がないことが明らかである。謡本の系統を分析する場合には、きわめて大きな異文のみに注目することが重要である。6.同様の理由から、節付の厳密な異同分析から謡曲のアクセントの変遷を辿ろうとする日本語学の分野においても、小異の違いの扱いには注意を要する。③ なおこれと関連する謡本研究の一環として、科学研究費補助金を用いた、本学図書館蔵古活字玉屋謡本の表紙裏打ちの反故に用いられた文書の内容検討と、謡本自体の本文研究を行った。そして同本を光悦本と元和卯月本との中間形態とする従来の説に対し、古活字玉屋本は、寛永頃に刊行された、光悦謡本の複数の版に基づく海賊版であると結論し、その刊者は京都寺町下御霊前町在住の太兵衛なる書肆であり、屋号もしくは姓が塩川であった可能性を論じたことを付言する(後記研究成果欄参照)。&nbsp;

  • 吉田文庫本の網羅的調査と公開

    2017年   池澤一郎

     概要を見る

     元早稲田大学教授の吉田東伍(1864―1918)は、歴史学の泰斗であり、同時に世阿弥の発見者としても著名である。その手沢資料を保存する新潟市秋葉区吉田文庫所蔵文書全件の調査とデジタル化に向けて、年度内に500件ほどの資料の調査とデジタル写真撮影を行うこと、合わせてデジタル写真データと書誌データとの関連付けを行って、将来のデータベース公開に備えることが、本研究の目的である。  本年度は8月と2月の2度にわたり、それぞれ4日間の現地調査を行い、8月分は資料№3841~3877及び番号未決分漢詩文資料4点一括分を含む38項目22.1GB分の撮影と書誌採録とを実施した。また2月分は資料№3878~3927及び番号未決の吉田東伍自筆仙台日記『東征稿』の53項目30.0GB分の撮影と書誌採録とを実施した。 本研究では、連携研究者・研究協力者に近世漢詩文の研究者の参加を求め、既調査分資料の再検を委嘱し、難読の資料の読解や解題作成に大きな成果を挙げることが出来た。その一部は後記研究業績に掲げた。

  • グローバルな視野に立つ古典作品校訂のための新テクスト学

    2014年  

     概要を見る

    &nbsp; 古典文学作品の校訂方法について、日本のみならず諸外国の最先端の研究成果を比較検討し、古典研究のあり方を見直すと共に、新たな古典テクスト提供の可能性を探るのが、この研究の目的である。本研究は、2014年度に申請した同題の科学研究費・新学術領域研究が不採択となったための補完的な意味合いを持つ。2015年度にも再度の申請を準備するための準備研究と位置付け、文学学術院研究部門の「国際日本学共同研究部門」において当該研究を実施した。具体的には、上代文学テキストデータベース構築の準備としてテキストのデジタル化を進めたこと、古典演劇研究の一環として、能の舞台映像の撮影と3D画像作成などを行い、また多岐の分野にわたる他大学の研究分担者の参集を得て、年度末(2月24日~26日の三日間)に大規模な研究打ち合わせ会議を開催して、意見交流を深めた。

  • 室町時代の謡本の研究

    2000年  

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     本研究は、諸方に現存する室町時代の謡本を収集し、系統的に分類することを目指したものであり、同時に申請した科学研究費補助金「室町時代の能に関する総合的研究」を補完する意味を持つ。研究内容としては、室町時代成立の謡本データベースをほぼ完成し、それに従って重要な謡本の幾つかを収集した。市立米沢図書館興譲館文庫の金剛流謡本や、法政大学能楽研究所の謡本の内、特殊文庫所蔵本以外の分は、本研究によって撮影した。また都内の大学や公共機関所蔵の謡本についても所在調査を行った。当初予定していた明治大学図書館蔵擬車屋本や、日本大学図書館蔵福王神右衛門奥書謡本については、調査できなかった。東北歴史資料館の春藤流謡本や演劇博物館安田文庫の春藤流謡本など、従来あまり顧みられることの少なかったワキ方謡本については、福王流系の番外謡本とともに、調査を行った。 謡本は、世阿弥自筆の能本とはことなり、能の台本と言うよりは、謡教授用のテキストとして流布したものであるが、研究材料としては能の台本に準じたものとして扱われている。しかしながら、世阿弥の自筆能本各曲と重複する諸曲について、現存謡本を比較校合してみると、世阿弥本と現存諸本との相違は、現存諸本相互の異同を遥かに越えるものがあり、ここから、現存諸本の校合によって世阿弥時代の能本の姿を厳密に復元することが不可能であることがわかる。しかしながらまた、現存する室町時代成立の五〇〇曲弱の作品群についてみると、その幾つかには、作風において、明らかに世阿弥のそれとは系統をことにするものが存在する。それらの中には、世阿弥時代以前にまで溯る作品も含まれている可能性がある。そうした作品を抽出する作業を網羅的に行ったが、とくに今年度においては、『平家物語』をはじめとする軍記物に取材した能を中心に調査し、武士の登場する現在能の中に、きわめて古い作風を備えるものが少なくないことを想定した。これについてはさらに考察を進め、室町時代後期に発生したとされる非世阿弥的作風の根底に、実はこれらの作風があったのではないか、との想定を立証したいと考えている。

  • 宗家文書と対馬国の文化史に関する基礎的研究

    1998年   紙屋 敦之, 和田 修

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     本研究においては、対馬民俗資料館寄託の宗家文書の調査と、対馬全域における民俗資料の調査・収集とを目的としたが、実際の調査の過程では、民俗資料の記録収録に多くの力点を置くことになった。また研究の当初には対馬の政治史・外交史にも力点を置く予定であったが、結果的には芸能史中心の成果報告とならざるを得なかったことをお断りしたい。 風流踊りは、上県郡・下県郡のほぼ全域についての調査を行ったが、これにあわせて対馬特有の巫覡である法者(ほさ)・命婦(みょうぶ)関係の資料に関しても、演劇博物館学芸員であった渡辺伸夫同館主任の協力を仰ぎ、いくつかの重要資料を調査・収集することができた。風流踊りに関しては、厳原を中心とする南部一帯の踊りと、対馬北部に散在するいくつかの踊りについて調査した。これらの調査を通じて、対馬全域における風流踊りならびに法者家・命婦家の現状での分布がほぼ明らかになった。また厳原地域の踊りを本学に招聘して徹底的に調査する機会を得たために、舞踊の技法研究上きわめて意義のある資料を収集できたことも特筆に値する。 対馬の藩政資料には、能楽に関する記事が少なくない。厖大な資料群のすべてを網羅するつもりで始めた調査であったが、そのもくろみはあまりに無謀で、実際には江戸前期の分の収集のみで、研究をまとめざるを得なかった。対馬藩には朝鮮半島との交流の歴史があり、釜山にはいわゆる倭館を構えて交易・外交交渉等を行っていたのであるが、そこでも能の舞われた記事が最近韓国の研究者により紹介されている。そうした外部資料との照合作業を通じて、同藩の能楽文化の歴史的な広がりをさらに明らかにしたい。 今回の共同研究を通じて、一見無縁な風流踊りと能とが、実は対馬藩の年中行事を通じて密接に結びついていたことが証明された。厖大な資料の分析を踏まえた、対馬藩芸能史の総合的研究を可能にするための基礎研究を行い得たことが、今回の最大の成果である。

  • 観阿弥・世阿弥時代の能の形成過程に関する総合的研究

    1996年  

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     観阿弥・世阿弥時代の能のテキスト蒐集のため、数度にわたる出張と資料調査を行った。そこで撮影したフィルムの引伸し写真を元に謡本テキストの電子化作業を進める一方で、それらを用いて作品研究を試みた。すなわち博士論文の提出という最終目標に向けて、旧稿の手直しと新たな論考の発表を行ったものである。 具体的には、96年10月の中世文学会秋季大会における竹本の口頭発表「『三道』執筆以後の世阿弥の作風」がその新考の一端で、世阿弥時代の能の形成過程の見直しを目的として、禅竹伝来の世阿弥自筆能本の曲目控えである『能本三十五番目録』の資料性を再確認し、世阿弥の前半生における能作の実態と、『三道』執筆以後の晩年期における精力的な能作活動とを対照して論じ、晩年期における世阿弥一座の所演曲総数が百番弱であること、その大半が晩年期の新作であること、それ以前は新作の実績が余り多くなく、他座所演曲の摂取や古作の改訂を押し進めることで自座の所演曲を拡大しようとしていたらしいことなどを論じた。 また同じく10月には、最終目標であった博士論文を提出したが、本論文は観阿弥時代の能・世阿弥時代の能・世阿弥時代以後の能の三部より成り、それぞれ観阿弥時代における能の形成、世阿弥時代における大成、世阿弥時代以後の展開を論じたものであり、提出にあたっては旧稿を主としてそれを全面的に改訂している。本論文は98年度中には刊行の予定である。 なお本研究とまったく同題で96・97両年度にわたり、文部省科学研究費補助金基盤研究Cの交付を受けてもおり、二つの研究費を同一研究に投入しているために、両研究の成果は分担を明示できない場合もあることをお断りしておく。本年は本特定課題研究の成果と明示する論考は未発表である。博士論文公刊時にその旨を明記することになろう。

  • 謡曲の文体解析についての基礎的研究

    1995年  

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    本年度は,主に世阿弥時代成立の作品を中心とする非現行曲を集め,校訂する作業を行った。昨年度の成果である竹本編「能作品全覧」(竹本他監修『能・狂言必携』所収,複数の共同執筆ながら,竹本が全面的に加筆訂正し,実質的にも竹本編)を踏まえ,そこに所収の諸曲の内,成立が室町中期にまで遡るものを選び出し,それらの本文を収集・校訂した。これについては,筧捷彦理工学部教授・吉田順一文学部教授・西本武彦文学部教授らとの特定課題共同研究により,OCRを利用しての翻刻文献の読み取り作業と,法政大学能楽研究所鴻山文庫蔵の上掛り謡本写本のCD-ROM化とをなし得たことが,大きく与かっている。予定の諸曲をすべて校訂し得たわけではないが,現在も引続きその作業を継続しつつある。 成果の第二としては,一昨年度に発見した世阿弥時代の珍曲〈融通鞍馬〉を中心として,同時代の数曲について,論考を発表したことがある。研究成果欄に掲げた論文がそれで,前記特定課題共同研究の成果の一部でもあるので,そちらでも掲げてある。小稿は,室町時代の能を網羅的に調査していた一昨年度に,たまたま廃曲〈融通鞍馬〉の一節に世阿弥の芸談『申楽談儀』に引用される出典不明の文句と同一のものを発見したのを,さらに精査し,世阿弥時代の詞章制作技法の諸問題とあわせて作品論的に考察したものである。 上記の成果を踏まえつつ,今後さらに文体解析の材料となる作品の校訂を重ねていく積りである。

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