竹本 幹夫 (タケモト ミキオ)

写真a

所属

文学学術院

職名

名誉教授

学歴 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1979年

    早稲田大学   文学研究科   日本文学  

  •  
    -
    1971年

    早稲田大学   文学部   日本文学専修  

学位 【 表示 / 非表示

  • 博士(文学)

  • 早稲田大学   博士(文学)

  • 早稲田大学   文学修士

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2004年
    -
     

    早稲田大学坪内博士記念演劇博物館館長

  • 2001年
    -
    2003年

    早稲田大学坪内博士記念演劇博物館副館長

  • 1977年
    -
    2001年

    法政大学能楽研究所 (非常勤)兼任所員

  • 1992年
    -
    2000年

    早稲田大学文学部 教授

  • 1987年
    -
    1991年

    早稲田大学文学部 助教授

全件表示 >>

所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    日本演劇学会

  •  
     
     

    早稲田大学国文学会

  •  
     
     

    EAJS(ヨーロッパ日本学研究集会)

  •  
     
     

    能楽学会

  •  
     
     

    芸能史研究会

全件表示 >>

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 日本文学

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 中世文学、国文学、演劇学

論文 【 表示 / 非表示

  • 世阿弥発見百年―吉田東伍の人と業績―

    竹本 幹夫他

    能と狂言   8   37 - 49  2010年04月  [招待有り]

  • 吉田文庫蔵『申楽談儀』関係資料について

    竹本 幹夫

    能と狂言   8   15 - 24  2010年04月  [招待有り]

  • フェノロサ、逍遙と能

    竹本 幹夫

    LOTUS   30   15 - 20  2010年03月  [招待有り]

  • 『葛巻昌興日記』所引能楽記事稿

    竹本 幹夫

    演劇映像学2008・第3集   ( 3 ) 1 - 31  2009年03月

  • 現代の能における序破急論の展開

    竹本 幹夫

    越境する能     69 - 77  2008年12月

全件表示 >>

書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 風姿花伝・三道

    竹本 幹夫( 担当: 単著)

    角川書店(ソフィア文庫)  2009年09月 ISBN: 9784044055011

  • 対訳で楽しむ・小鍛冶

    檜書店  2005年08月

  • 対訳で楽しむ・巻絹

    檜書店  2005年08月

  • 対訳で楽しむ・屋島(八島)

    檜書店  2005年08月

Misc 【 表示 / 非表示

  • 能楽研究者に聞く

    竹本 幹夫

    銕仙   ( 598、599 ) 6、7 - 8、9  2010年12月

  • 鼎談

    竹本 幹夫

    観世寿夫三十三回忌追善能パンフレット     7 - 17  2010年07月

  • 『新曲浦島』現代語訳

    竹本 幹夫

    東京芸大100年記念公演『新曲浦島』パンフレット付録    2007年09月  [招待有り]

  • 『新曲浦島』によせて

    竹本 幹夫

    東京芸術大学100年記念公演『新曲浦島』パンフレット     2 - 5  2007年09月  [招待有り]

  • 前田綱紀時代の加賀藩資料に見える能楽

    竹本幹夫, 共同執筆, 棚町知彌, 入口敦志, 竹本, 江口文恵, 佐藤和道, 青柳有利子

    演劇センター紀要   ( Ⅸ ) 105 - 128  2007年

全件表示 >>

Works(作品等) 【 表示 / 非表示

  • もう一つの翁

    竹本 幹夫, 高桑 いづみ, 三宅 晶子, 山中 玲子  その他 

    2007年05月
     
     

     概要を見る

    鎌倉時代に成立し、江戸時代まで興福寺薪猿楽等で演じられてきた古態の翁猿楽は、現代の能の翁の原型となった芸能であるが、現在ではまったく失われている。中世以来の文献資料を博捜し、江戸時代に興福寺薪猿楽で上演されていた形態の翁猿楽を復元上演した。2008年1月にはNHK教育テレビの正月番組でも再演された。

  • 秀吉の見た<卒都婆小町>

    芸術活動 

    2000年05月
    -
    2002年11月

  • 狂言DVD 野村万作・萬斎「狂言でござる」野村萬斎 狂言ワークショップ

    1998年04月
    -
    2001年09月

  • データベース構築・早稲田大学所蔵能楽関係文書目録データベース

    1999年
    -
     

  • 文科系各種研究領域におけるコンピュータ利用の研究(共同研究)

    1993年
    -
    1996年

全件表示 >>

受賞 【 表示 / 非表示

  • 観世寿夫記念法政大学能楽賞

    1999年01月  

  • 早稲田大学国文学会窪田空穂賞

    1979年12月  

  • 日本古典文学会賞

    1979年02月  

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 世阿弥時代の能詞章の系統に関する遡源的研究

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2021年03月
     

     概要を見る

    本年はほぼ予定通り研究事業が進行した。番外謡本の翻刻を24曲行い、また世阿弥時代の能本の校合作業、その他の謡本の校合作業を行った。翻刻文献は全体で未翻刻番外曲を洗い直し、今回新たに、〈石神〉〈磯の童〉〈巌猩々〉〈植田〉〈優填王〉〈笈捜〉〈落葉・乙〉〈蛙〉〈元服曽我〉〈大般若〉〈人形文覚〉〈野寺〉〈巴園〉〈箱根龍神〉〈婆相天〉〈初瀬西行〉〈花軍〉〈花櫓〉〈馬融〉〈治親〉〈氷上〉〈広元〉〈笛之巻〉〈笛物狂〉の諸曲の複数伝本を翻刻及び校合した。このほか主要伝本のみを校合・校訂して、問題点を洗い出したものとして、大乗院文書『寺社方諸廻請』紙背文書中の「応永34年薪別当坊観世方猿楽番組」所収曲15番を中心に、〈綾鼓〉〈哥占〉〈雲林院・甲〉〈雲林院・乙〉〈大江山〉〈通小町〉〈自然居士〉〈猩々〉〈忠信〉〈虎送〉〈盛久〉〈籠祇王〉の12曲の作品を検討した。さらに〈知章〉を中心に世阿弥時代の能本と謡本との比較校合作

  • 日本の現代演劇と東日本大震災

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2016年03月
     

     概要を見る

    東日本大震災後5年を経てもなお、福島第一原子力発電所の受けた甚大な地震・津波被害と、それによる放射能災害は、今なお深刻な影響を日本にもたらしている。東日本大震災の二次災害の中でも最悪・最大のこの事態に対して、震災復興に文化面から関わった日本の演劇が、いかに関わり、まだどのような影響を蒙ったのかを考察・分析するのが、本研究の目的である。本研究は、①東日本大震災が東北地方の伝統芸能に与えた影響の調査・分析、②同じく、現代演劇、とくに地元の劇団が蒙った被害の実態調査・分析、③震災直後の被災地における演劇活動の報告調査・分析、④原子力災害が被災地の演劇活動にもたらした影響の調査・分析、⑤原子力災害以後の演劇活動の特色の調査・分析、の各項目につき、フィールドワークとインタビューを中心に資料と情報を収集することを目指す。本年度は、成果の取りまとめを念頭に置きつつ、ガイルホルンは、日本国内(8月30日国

  • 江戸期以前の番外謡曲本文校訂に関する基礎的研究

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2016年03月
     

     概要を見る

    江戸初期以前に成立した非現行謡曲(番外曲)全曲245曲を翻刻・校訂し、それを踏まえ謡曲校訂の理論を確立し、モデルとなる校訂本文を作成するのが、本研究の目的である。曲ごとに複数の写本を翻刻したため、当初の245曲に67曲及ばず、ナ行までの178曲となった。未了分は今後も翻刻作業を継続する。この作業の過程で、謡曲本文の遡源的研究の可能性に想到した。これにより謡曲本文がどのように系統化したかのパターン分析の目安を得た。これは世阿弥自筆能本と現存謡本諸本との関係性の想定論に基づく理論であるが、世阿弥自筆本の存在しない非現行曲についても、ある程度の想定をすることが、曲ごとに可能となった

  • 江戸期以前の番外謡曲本文校訂に関する基礎的研究

    基盤研究(B)

    研究期間:

    2012年
    -
    2015年
     

     概要を見る

    本年度の主たる研究内容は、謡曲本文の翻刻、謡本資料調査、貴重資料購入、データベース用データ作成である。まず謡曲本文の翻刻であるが、前年度分の未了作業がア行・カ行にかなり残っていたため、そのすべてを完了してア行・カ行分翻刻を完成させ、さらに当初予定のサ行・タ行に移行したが、サ行の一部までで年度計画を終える事となった。未了分の処理に時間が掛かった事、作業従事の院生がいずれも学位論文の執筆を控えて多忙となったために、予想以上に作業が捗らなかったためである。次年度にはタ行までを完了する事としたい。謡本資料調査としては、新潟市吉田文庫、岩国市徴古館での番外謡本調査を行ったことが主な作業となった。吉田文庫では新資料(未見)が大量に出現してこの中に能楽資料が含まれる可能性がある。また岩国市徴古館は予定した出張日程では謡本すべての撮影を完了出来無いほどに大量の資料が存在していた。従ってこの両所については調

  • 日亜・日欧比較演劇総合研究プロジェクト

    学術フロンティア推進事業

    研究期間:

    2003年
    -
    2007年
     

全件表示 >>

講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 観世寿夫とは何だったのか

    竹本 幹夫, 岡本 章他

    観世寿夫とは何だったのか   早稲田大学演劇博物館グローバルCOE事業  

    発表年月: 2010年09月

     概要を見る

    「伝統演劇の挑戦」野村万作、シェリー・フェノ・クイン、竹本幹夫、岡本章(司会)/映像「演劇作業の根拠」ジャン=ルイ・バロー、観世寿夫他/「観世寿夫と現代」渡邊守章、湯浅譲二、岡本章、竹本幹夫(司会)

  • 中世芸能面の仮頭性

    竹本 幹夫

    国際シンポジウム「日本伎楽とチベット仏教チャムの比較研究」   (東京、立教大学立川記念館3階多目的ホール)  立教大学アジア地域研究所・早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点共催  

    発表年月: 2010年01月

  • 国際交流・学問・教育の新展開――日本文学・日本文化研究の将来――

    竹本 幹夫

    早稲田大学国際日本文学・文化研究所・早稲田大学国際部共催 ワークショップ   (早稲田大学大隈会館N202・202会議室)  早稲田大学日本文学・文化研究所  

    発表年月: 2010年01月

  • 日本の散楽・猿楽が鑑賞される場について

    竹本 幹夫

    日中舞台構造比較研究会   (早稲田大学大隈会館N201・202会議室)  早稲田大学演劇博物館グローバルCOE事業  

    発表年月: 2009年12月

  • 能―演劇的なるものとは―

    竹本 幹夫

    国際シンポジウム「演劇・舞踊・芸術環境―日仏演劇交流の20世記」第一日・巨匠たちとの出会い   (世界文化会館、パリ)  早稲田大学演劇博物館グローバルCOE事業  

    発表年月: 2009年11月

全件表示 >>

特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • 謡本テクストに関する総合的研究と『現代謡曲集成』の刊行

    2018年  

     概要を見る

    本研究期間を通じて知り得た知見は、以下の通りである。 ① 室町期謡本の節付を研究した。室町期謡本の最古例に続する金春禅鳳謡本を中心に、その後嗣が書写した謡本との比較校合を行い、詞章と節付の変遷の状態を確認した。 ② さらに、金春禅鳳謡本その他で同一曲が重複して現存するものにつき、比較校合を行った。以上の作業を通じて、下記の事柄が明らかとなった。1.金春大夫禅鳳の謡本は、金春流系の鈔写版謡本としては最古例に属するが、複数の重複曲が存在する。それらを初めて厳密に校合したところ、文字表記・詞章内容・節付のいずれにおいても、小異が存在することが明らかになった。2.禅鳳の孫の大夫喜勝は多数の謡本を残している。その自筆本や節付本(詞章は別筆)の重複例をすべて検討したところ、やはり禅鳳同様の小異が存在した。3.両者を比較したところ、小異に関しては異同が互いに錯綜して、それらの異同自体は、禅鳳から喜勝への系統的な変遷の後を辿る材料とはなり得ないことが明らかとなった。4.参考として、観世大夫元忠(宗節)の謡本について、重複曲を検討したところ、やはり禅鳳や喜勝の例と類似の小異が存在した。5.以上のことから、室町期鈔写謡本に関する微少な異同に注目した系統分析は、あまり意味がないことが明らかである。謡本の系統を分析する場合には、きわめて大きな異文のみに注目することが重要である。6.同様の理由から、節付の厳密な異同分析から謡曲のアクセントの変遷を辿ろうとする日本語学の分野においても、小異の違いの扱いには注意を要する。③ なおこれと関連する謡本研究の一環として、科学研究費補助金を用いた、本学図書館蔵古活字玉屋謡本の表紙裏打ちの反故に用いられた文書の内容検討と、謡本自体の本文研究を行った。そして同本を光悦本と元和卯月本との中間形態とする従来の説に対し、古活字玉屋本は、寛永頃に刊行された、光悦謡本の複数の版に基づく海賊版であると結論し、その刊者は京都寺町下御霊前町在住の太兵衛なる書肆であり、屋号もしくは姓が塩川であった可能性を論じたことを付言する(後記研究成果欄参照)。 

  • 吉田文庫本の網羅的調査と公開

    2017年   池澤一郎

     概要を見る

     元早稲田大学教授の吉田東伍(1864―1918)は、歴史学の泰斗であり、同時に世阿弥の発見者としても著名である。その手沢資料を保存する新潟市秋葉区吉田文庫所蔵文書全件の調査とデジタル化に向けて、年度内に500件ほどの資料の調査とデジタル写真撮影を行うこと、合わせてデジタル写真データと書誌データとの関連付けを行って、将来のデータベース公開に備えることが、本研究の目的である。  本年度は8月と2月の2度にわたり、それぞれ4日間の現地調査を行い、8月分は資料№3841~3877及び番号未決分漢詩文資料4点一括分を含む38項目22.1GB分の撮影と書誌採録とを実施した。また2月分は資料№3878~3927及び番号未決の吉田東伍自筆仙台日記『東征稿』の53項目30.0GB分の撮影と書誌採録とを実施した。 本研究では、連携研究者・研究協力者に近世漢詩文の研究者の参加を求め、既調査分資料の再検を委嘱し、難読の資料の読解や解題作成に大きな成果を挙げることが出来た。その一部は後記研究業績に掲げた。

  • グローバルな視野に立つ古典作品校訂のための新テクスト学

    2014年  

     概要を見る

      古典文学作品の校訂方法について、日本のみならず諸外国の最先端の研究成果を比較検討し、古典研究のあり方を見直すと共に、新たな古典テクスト提供の可能性を探るのが、この研究の目的である。本研究は、2014年度に申請した同題の科学研究費・新学術領域研究が不採択となったための補完的な意味合いを持つ。2015年度にも再度の申請を準備するための準備研究と位置付け、文学学術院研究部門の「国際日本学共同研究部門」において当該研究を実施した。具体的には、上代文学テキストデータベース構築の準備としてテキストのデジタル化を進めたこと、古典演劇研究の一環として、能の舞台映像の撮影と3D画像作成などを行い、また多岐の分野にわたる他大学の研究分担者の参集を得て、年度末(2月24日~26日の三日間)に大規模な研究打ち合わせ会議を開催して、意見交流を深めた。

  • 室町時代の謡本の研究

    2000年  

     概要を見る

     本研究は、諸方に現存する室町時代の謡本を収集し、系統的に分類することを目指したものであり、同時に申請した科学研究費補助金「室町時代の能に関する総合的研究」を補完する意味を持つ。研究内容としては、室町時代成立の謡本データベースをほぼ完成し、それに従って重要な謡本の幾つかを収集した。市立米沢図書館興譲館文庫の金剛流謡本や、法政大学能楽研究所の謡本の内、特殊文庫所蔵本以外の分は、本研究によって撮影した。また都内の大学や公共機関所蔵の謡本についても所在調査を行った。当初予定していた明治大学図書館蔵擬車屋本や、日本大学図書館蔵福王神右衛門奥書謡本については、調査できなかった。東北歴史資料館の春藤流謡本や演劇博物館安田文庫の春藤流謡本など、従来あまり顧みられることの少なかったワキ方謡本については、福王流系の番外謡本とともに、調査を行った。 謡本は、世阿弥自筆の能本とはことなり、能の台本と言うよりは、謡教授用のテキストとして流布したものであるが、研究材料としては能の台本に準じたものとして扱われている。しかしながら、世阿弥の自筆能本各曲と重複する諸曲について、現存謡本を比較校合してみると、世阿弥本と現存諸本との相違は、現存諸本相互の異同を遥かに越えるものがあり、ここから、現存諸本の校合によって世阿弥時代の能本の姿を厳密に復元することが不可能であることがわかる。しかしながらまた、現存する室町時代成立の五〇〇曲弱の作品群についてみると、その幾つかには、作風において、明らかに世阿弥のそれとは系統をことにするものが存在する。それらの中には、世阿弥時代以前にまで溯る作品も含まれている可能性がある。そうした作品を抽出する作業を網羅的に行ったが、とくに今年度においては、『平家物語』をはじめとする軍記物に取材した能を中心に調査し、武士の登場する現在能の中に、きわめて古い作風を備えるものが少なくないことを想定した。これについてはさらに考察を進め、室町時代後期に発生したとされる非世阿弥的作風の根底に、実はこれらの作風があったのではないか、との想定を立証したいと考えている。

  • 宗家文書と対馬国の文化史に関する基礎的研究

    1998年   紙屋 敦之, 和田 修

     概要を見る

     本研究においては、対馬民俗資料館寄託の宗家文書の調査と、対馬全域における民俗資料の調査・収集とを目的としたが、実際の調査の過程では、民俗資料の記録収録に多くの力点を置くことになった。また研究の当初には対馬の政治史・外交史にも力点を置く予定であったが、結果的には芸能史中心の成果報告とならざるを得なかったことをお断りしたい。 風流踊りは、上県郡・下県郡のほぼ全域についての調査を行ったが、これにあわせて対馬特有の巫覡である法者(ほさ)・命婦(みょうぶ)関係の資料に関しても、演劇博物館学芸員であった渡辺伸夫同館主任の協力を仰ぎ、いくつかの重要資料を調査・収集することができた。風流踊りに関しては、厳原を中心とする南部一帯の踊りと、対馬北部に散在するいくつかの踊りについて調査した。これらの調査を通じて、対馬全域における風流踊りならびに法者家・命婦家の現状での分布がほぼ明らかになった。また厳原地域の踊りを本学に招聘して徹底的に調査する機会を得たために、舞踊の技法研究上きわめて意義のある資料を収集できたことも特筆に値する。 対馬の藩政資料には、能楽に関する記事が少なくない。厖大な資料群のすべてを網羅するつもりで始めた調査であったが、そのもくろみはあまりに無謀で、実際には江戸前期の分の収集のみで、研究をまとめざるを得なかった。対馬藩には朝鮮半島との交流の歴史があり、釜山にはいわゆる倭館を構えて交易・外交交渉等を行っていたのであるが、そこでも能の舞われた記事が最近韓国の研究者により紹介されている。そうした外部資料との照合作業を通じて、同藩の能楽文化の歴史的な広がりをさらに明らかにしたい。 今回の共同研究を通じて、一見無縁な風流踊りと能とが、実は対馬藩の年中行事を通じて密接に結びついていたことが証明された。厖大な資料の分析を踏まえた、対馬藩芸能史の総合的研究を可能にするための基礎研究を行い得たことが、今回の最大の成果である。

全件表示 >>

 

委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2013年
    -
    2015年

    早稲田大学国文学会代表理事 2013―2015

  • 2013年
    -
    2015年

    中世文学会 代表理事 2013―2015

  • 2011年
    -
     

    日本学術会議 連携会員 2011-

  • 2004年
    -
     

    能楽学会  学会代表・常任委員

  • 2004年
    -
     

    芸能史研究会  評議員

全件表示 >>