2024/03/29 更新

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キタガワ ケンゾウ
北河 賢三
所属
教育・総合科学学術院
職名
名誉教授

所属学協会

  •  
     
     

    日本史研究会

  •  
     
     

    歴史学研究会

研究分野

  • 日本史
 

論文

  • (書評)大門正克編著『昭和史論争を問う—歴史を叙述することの可能性—』

    歴史と経済   198  2008年01月

  • 『岩手の保健』と大牟羅良

    岩手の保健   ( 192 )  2007年11月

  • 戦争未亡人の戦中と戦後

    歴史地理教育   ( 703 ) 17 - 24  2006年08月

  • 戦後日本の戦争孤児と浮浪児

    民衆史研究   ( 71 ) 27 - 43  2006年05月

  • 戦後精神の航跡(下) 戦後精神の核を求めて

    世界/岩波書店   ( 744 ) 279 - 287  2005年10月

  • 戦争未亡人と遺族会・未亡人会

    戦争・暴力と女性3 植民地と戦争責任/吉川弘文館     155 - 174  2005年02月

  • 一九三〇年代日本のファシズム化と民衆

    歴史地理教育/歴史教育者協議会   651  2003年03月

  • 大牟羅良と「岩手の保健」

    年報 日本現代史/現代史料出版   8号pp.37-67  2002年05月

  • 敗戦後の民衆と民衆意識

    展望日本歴史21/東京堂出版   月報12  2001年09月

  • 資料集 総力戦と文化 第一巻 大政翼賛会文化部と翼賛文化運動

    大月書店    2000年12月

  • 敗戦後の遺族運動と戦争未亡人

    同上   pp.126-145  2000年08月

  • 戦後初期における文化運動の昂揚

    占領期の言論・出版と文化/早稲田大学・立命館大学   pp.30-39  2000年08月

  • 日本20世紀館

    小学館    1999年02月

  • 〈プランゲ文庫展シンポジウム報告〉戦後初期における文化運動の高揚

    早稲田大学    1998年12月

  • 「翼賛国民運動史」解説

    ゆまに書房    1998年09月

  • 藤田省三の全体主義認識について

    年報日本現代史第3号「総力戦・ファシズムと現代史」/現代史料出版   p.43-52  1997年08月

  • 戦中・戦後初期の農村文化運動

    「民衆史研究の視点」/三一書房   p.330-349  1997年06月

  • 高岡裕之報告「総力戦と都市—厚生運動を中心に—」について

    「日本史研究」   417号p.44-47  1997年05月

  • 日本史史料[5]現代

    岩波書店    1997年04月

  • 青年団における戦後の出発

    社会科学討究/早稲田大学社会科学研究所   124  1997年03月

  • 戦時下の地方文化運動−会津文化協会を中心に

    社会科学討究/早稲田大学社会科学研究所   121  1996年03月

  • 民衆にとっての敗戦

    中村政則ほか編「世界中のなかの1945年」所収/岩波書店    1995年07月

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書籍等出版物

  • 風見章日記・関係資料 1936ー1947

    北河賢三, 望月雅士, 鬼嶋淳編

    みすず書房  2008年03月

  • 戦争と知識人

    山川出版社  2003年11月

  • 戦後の出発 文化運動・青年団・戦争未亡人

    青木書店  2000年11月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 戦中・戦後初期における地域文化の研究-地方文化運動の検討を中心に-

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    1997年
    -
    1998年
     

    北河 賢三

     概要を見る

    戦時下の地方文化運動と戦後初期の文化状況および文化運動の検討を目的として、両年度にわたって国内各地の資料調査と聞き取りをおこなってきた。また、現地調査とは別に、メリーランド大学所蔵のプランゲ文庫資料(雑誌と新聞の一部は国会図書館にマイクロ・フィルムで所蔵)から、戦後初期の新聞・雑誌のコピーを収集した。これらの資料の分析にもとづいて、(1)戦後初期における文化運動の昂揚、(2)青年団・地域婦人運動の再出発、(3)遺族および未亡人運動、についてまとめ、それらを通じて「戦後の出発」の特質を明らかにすることを企図した。そのうち、今回の報告書では(1)と(3)についてまとめることができた。(1)については、これまでも特定の地域の文化運動の研究はあったが、各地の資料を検討し、全国的な文化運動の昂揚の実態とその意味を明らかにすることができた。(3)については、これまで研究は乏しかったが、プランゲ文庫資料の新聞などを手がかりとして遺族

 

特定課題制度(学内資金)

  • 近代日本における地域文化の研究

    1997年  

     概要を見る

    上記の研究課題の一環として、長野県下伊那地方の青年団に関する資料調査をおこない、第二次大戦末期から戦後初期(1947、48年)の青年団について、「青年団における戦後の出発」(『社会科学討究』1997・3)にまとめたが、1997年度にはこの延長線上に、青年団資料の補足調査のほか、各種の文化団体、婦人会、社会教育行政、戦後処理問題などに関する資料収集と聞取り調査をかさねた。また、これと並行してCIE、地方軍政部など連合国側の資料調査を進めており、両者を突き合わせることにより占領期における地域の社会・文化状況を把握する見通しを得ることができた。 長野県以外では、熊本県の戦時中の文化団体である熊本文化協会とその中心人物荒木精之に関する資料、戦時中の大阪を中心とする移動演劇に関する資料を収集した。このほか、青森、石川はじめ各地の戦中・戦後初期の社会と文化運動に関する資料調査を現在おこなっており、98年度以降も継続する。 以上の調査の成果を整理することによって、戦中・戦後初期の地域文化に関する研究をまとめる予定である。

  • 戦中・戦後の社会と文化

    1995年  

     概要を見る

    近年,「戦中・戦後の社会と文化」に関する研究を続けているが,この特定課題研究では,戦時から戦後初期にかけての東北地方のいくつかの地域の文化運動を検討してきた。今年度はそのうち,福島県会津地方の文化運動について最終調査をおこない,「戦時下の地方文化運動-会津文化協会の成立と活動を中心に-」(『社会科学討究』121号)にまとめた。これまでの調査・研究によって明らかにできた秋田県角館地方,福島県郡山その他の地方の文化運動と突き合わせることによって,翼賛運動の一翼である地方文化運動が多様な側面をもっており,ある程度の類型化が可能であるとともに,戦時と戦後の関連について一定の見通しが得られたと考えている。 また,上記の調査と併行して,東北地方とは様相を異にすると思われる沖縄および奄美地方の文化についての研究を計画し,両地方での予備調をおこない,資料および研究状況を大概把握することができた。これを踏まえて今後さらに調査を進め,諸地方の地域文化を比較し総合的に考察することをめざしている。