Updated on 2024/12/08

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EBISAWA, Tadashi
 
Affiliation
Faculty of Letters, Arts and Sciences
Job title
Professor Emeritus
Degree
(BLANK) ( Waseda University )
(BLANK) ( Waseda University )

Research Experience

  • 1995
    -
    2019

    早稲田大学教授

  • 1990
    -
    1995

    Waseda University, assistant professor

  • 1987
    -
    1990

    Waseda University, full-time lecturer

  • 1981
    -
    1987

    大分県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館研究員

  • 1980
    -
    1981

    Educational Board of Oita Prefecture, Research Worker

Education Background

  •  
    -
    1982

    Waseda University   Graduate School, Division of Letters  

  •  
    -
    1974

    Waseda University  

Committee Memberships

  • 2014.04
    -
    2019.03

    文化審議会  文化財分科会専門委員

  • 2010.04
    -
    2013.03

    JSPS  program officer

Professional Memberships

  •  
     
     

    The Historical Science Society of Japan

  •  
     
     

    The Historical Society of Waseda University

  •  
     
     

    The Historical Society of Japan

  •  
     
     

    Kamakura-ibun Research Association

  •  
     
     

    The society of Japanese Hitory

  •  
     
     

    Rice Terrace Research Association

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Research Areas

  • Japanese history

Research Interests

  • Waseda University Wet-Rice Culture Research Institute

  • 城下町

  • 荘園

  • 山城国上桂荘

  • 伊賀国黒田庄

  • 地頭政所

  • 戦時ハザード

  • 王領

  • 朝河貫一

  • 自然頭首工

  • 環境歴史学

  • 国東半島荘園村落遺跡詳細分布調査

  • 条里制

  • 和名抄郷

  • 圃場整備事業

  • GIS

  • 千年村

  • 重要文化的景観

  • 田園空間博物館

  • 棚田

  • バリ島

  • 弓削島

  • 対馬

  • 美濃国大井荘

  • 備中国新見荘

  • 島津荘

  • 豊後国田原別符

  • 豊後国田染荘

  • 鎌倉遺文

  • 中世村落

  • 日本中世史

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Papers

  • 『大化改新の研究』と近代日本史学の岐路

    海老澤衷

    朝河貫一と人文学の形成    2019.02

  • 重要文化的景観と豊後国田染荘

    海老澤衷

    よみがえる荘園―景観に刻まれた中世の記憶―     389 - 418  2019.02

  • スバック・バサンアラスの形態的特質と東アジアの水利社会

    海老澤衷

    世界遺産バリの文化戦略―水稲文化と儀礼がつくる地域社会―     76 - 93  2019.02

  • 「バリ島」イメージの形成と日本

    海老澤衷

    世界遺産バリの文化戦略―水稲文化と儀礼がつくる地域社会―     8 - 42  2019.02

  • 荘園から城下町へ―継承されるハザードへの対応と流通、文化―

    海老澤衷

    中世荘園村落の環境歴史学―東大寺領美濃国大井荘の研究――     2 - 21  2018.07

  • 鎌倉幕府の成立と惟宗忠久-朝河貫一研究との関連で-

    海老澤衷

    朝河貫一と日欧中世史研究    2017.03

  • 高瀬・釜村の信仰・水利・下地中分ー氷室神社と亀尾神社

    飯分徹, 海老澤衷

    中世の荘園空間と現代-備中国新見荘の水利・地名・たたら     70 - 88  2015.12

  • 里山とたたら製鉄

    海老澤衷

    こころの未来   14 ( 14 ) 19 - 22  2015.07

    CiNii

  • 備中国新見荘の調査と「多層荘園記録システム」

    海老澤衷

    中世の荘園空間と現代-備中国新見荘の水利・地名・たたら   ( 178 ) 163 - 180  2014.12

    CiNii

  • 中世における水田開発と鉄生産

    海老澤衷

    水の中世―治水・環境・支配     39 - 70  2013.07

  • 田染荘域における水田開発の諸段階と小崎

    海老澤衷

    重要文化的景観への道―エコ・サイトミュージアム田染荘     32 - 42  2012.06

  • 田染荘小崎への招待 2011年1月

    海老澤衷

    『史学雑誌』120-1号(p,36-38)   120 ( 1 ) 36 - 38  2011.01

  • 荘園景観の保存と活用 『日本歴史』752号(p,63-67)

    海老澤衷

    『日本歴史』   ( 752 ) 63 - 67  2011.01

  • An Invitation to the Ecomuseum "Tashibunosyo-Osaki"(Column)

    EBISAWA Tadashi

    Shigaku zasshi   120 ( 1 ) 36 - 38  2011.01

    DOI CiNii

  • 早稲田大学文学学術院学術情報データベース

    海老澤衷

    『日本歴史』740号(p,84-86)   ( 740 ) 84 - 86  2010.01

  • 鎌倉時代の立荘と村落形成-日根荘日根野村の誕生をめぐって-『歴史評論』714号(p,45-57)

    海老澤衷

    『歴史評論』   ( 714 ) 45 - 57  2009.10  [Refereed]  [Invited]

    CiNii

  • 網代弁天山の棚田

    海老澤衷

    郷土あれこれ   ( 19 ) 1 - 4  2008.03

  • 東京都弁天山の棚田-あきる野市大字網代字引谷の事例-

    海老澤衷

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   53   3 - 17  2008.02

    CiNii

  • 東アジアの水利社会におけるバリ島の位置

    海老澤衷

    アジア地域エンハンシング研究センター報告集   Ⅴ   47 - 50  2007.03

  • 久留島典子・五味文彦編『史料を読み解く1 中世文書の流れ』

    海老澤衷

    歴史と地理   ( 602 ) 48 - 51  2007.03

    CiNii

  • 日本的灌漑システムの特徴と荘園景観の保存

    海老澤衷

    ヒストリア   ( 202 ) 61 - 78  2006.11

    CiNii

  • アジアにおける照葉樹林と棚田

    海老澤衷

    棚田学会誌/棚田学会   ( 7号 ) 41 - 46  2006.07

  • 日本的灌漑システムの特徴と荘園景観の保存

    海老澤衷

    大阪歴史学会見学検討会(大阪府泉佐野市和泉の森ホール)    2006.04

  • 対馬における照葉樹林の保護について

    海老澤衷

    『アジア地域文化エンハンシング研究センター報告集』   Ⅳ   59 - 68  2006.03

  • 早稲田大学の教務部・オープン教育センターにおける初年次教育

    海老澤衷

    大学における初年次・導入教育中間報告     111 - 119  2006.03

  • 早稲田大学プロジェクト研究所の活動・成果・未来

    海老澤衷

    日本歴史   ( 692 ) 27 - 29  2006.01

    CiNii

  • 対馬における照葉樹林の保護について

    海老澤衷

    国際シンポジウム「アジア地域文化学の構築Ⅲ」(早稲田大学国際会議場)   アジア地域文化エンハンシング研究センター  2005.11

  • 照葉樹林と棚田

    海老澤衷

    棚田学会大会シンポジウム「棚田からアジアが見えるⅡ」(三越劇場)    2005.08

  • 傾斜面水田調査の方法と課題

    海老澤衷

    棚田学会誌/棚田学会   ( 6 ) 20 - 22  2005.07

  • 嶋津荘内薩摩方伊作荘・同日置北郷の「下地中分」について

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』/吉川弘文館   ( 15 ) 30 - 32  2005.04

    CiNii

  • 傾斜面水田調査の方法と課題

    海老澤衷

    棚田学会第六回シンポジウム(早稲田奉仕園)    2004.08

  • 棚田学会

    海老澤衷

    『書斎の窓』/有斐閣   ( 531 ) 22 - 23  2004.01

  • 対馬・バリ島・劇場国家

    海老澤衷

    『アジア地域文化エンハンシング研究センター国際シンポジウム「アジア地域文化学の構築」資料集』     62 - 66  2003.12

  • 集落・儀礼・水田の復原研究-対馬とバリ島-

    海老澤衷

    国際シンポジウム「アジア地域文化学の構築」(早稲田大学国際会議場)   アジア地域エンハンシング研究センター  2003.12

  • 伊賀国黒田荘における寺僧私領の展開と終焉-畿内に近接した東大寺領荘園の特質-

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』/鎌倉遺文研究会   ( 12 ) 23 - 50  2003.10

    CiNii

  • 石井進氏が企画された史学会日本史部会シンポジウム

    海老澤衷

    2002史学会第100回大会プログラム     25 - 26  2002.11

  • 荒川荘の調査ー紀ノ川流域荘園調査のパイロット的役割を果たすー

    海老澤衷

    『和歌山地方史研究』/和歌山地方史研究会   ( 44 ) 2 - 10  2002.11

  • 歴史博物館における展示叙述の可能性

    海老澤衷

    『民衆史研究』/民衆史研究会   ( 63 ) 49 - 57  2002.05

    CiNii

  • 大木の水田が語るもの

    海老澤衷

    『泉佐野の歴史と今を知る会 会報』/泉佐野の歴史と今を知る会   ( 169 ) 1 - 2  2002.03

  • 棚田のルーツをさぐる

    海老澤衷

    『日本の原風景・棚田』/棚田学会   ( 2 ) 3 - 13  2001.07

  • 広域水田遺跡調査の軌跡ー国東半島における二十年ー

    海老澤衷

    『日本歴史』/日本歴史学会   ( 635 ) 91 - 99  2001.03

  • 棚田のルーツをさぐる

    海老澤衷

    棚田学会第二回シンポジウム「すばらしきもの・棚田」(三越劇場)    2000.08

  • ノビル畑から棚田へー紀伊国阿弖河荘の故地にみる棚田開発ー

    海老澤衷

    『日本の原風景・棚田』/棚田学会   ( 創刊号 ) 44 - 51  2000.07

  • 豊後国田染荘の保存をめぐって

    海老澤衷

    『あるく中世』/『あるく中世』編集部   ( 13 ) 10 - 16  1998.11

  • 地域における荘園の復原研究と歴史博物館

    海老澤衷

    『早稲田大学文学研究科紀要 第4分冊』/早稲田大学大学院文学研究科   42 ( 42 ) 19 - 34  1997.02

    CiNii

  • 棚田と水資源-豊後国大野荘の場合

    海老澤衷

    『月刊文化財』/第一法規出版   ( 400 ) 14 - 20  1997.01

    CiNii

  • 中世村落の復原と景観保存-和泉国日根荘の場合-

    海老澤衷

    『民衆史研究』/民衆史研究会   ( 43 ) 33 - 47  1992.05

  • 1991年の歴史学界(回顧と展望)

    海老澤衷

    『史学雑誌』/史学会(東京大学)   101 ( 5 ) 91 - 95  1992.05

    CiNii

  • 中世における荘園景観と名体制

    海老澤衷著

    『歴史学研究』/歴史学研究会   ( 626 ) 69 - 78  1991.11

  • 中世における荘園景観と名体制

    海老澤衷

    歴史学研究会大会中世史部会(青山学院大)    1991.05

  • 宇佐栄忠と豊後国田染荘

    海老澤衷

    『早稲田大学大学院文学研究科紀要 哲学・史学編』/早稲田大学大学院文学研究科   36 ( 36 ) 99 - 121  1991.01

    CiNii

  • 荘園史研究の新展開

    海老澤衷

    『列島の文化史』/日本エディタースクール   ( 7 ) 11 - 18  1990.09

  • 中世城館の歴史的変遷

    海老澤衷

    『月刊文化財』/第一法規出版   ( 298 ) 36 - 44  1988.07

    CiNii

  • 田染宇佐氏の系譜について

    海老澤衷

    『史観』/早稲田大学史学会   ( 118 ) 2 - 18  1988.03

    CiNii

  • 応神天皇と八幡信仰

    海老澤衷

    『MUSEUM KYUSHU』/博物館建設推進九州会議   6 ( 4 ) 13 - 18  1987.03

  • 条里制水田と荘園村落

    海老澤衷

    『条里制研究』/条里制研究会   ( 2 ) 115 - 130  1986.12

  • 中世村落の復原の問題点

    海老澤衷

    『歴史地名通信』/地方資料センター   ( 8 ) 1 - 8  1986.07

  • 広域水田遺跡調査と豊後国田染荘

    海老澤衷

    『大分県地方史』/大分県地方史研究会   ( 119 ) 1 - 22  1986.03

  • 中世水田開発史序説

    海老澤衷

    『研究紀要』/大分県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館   ( 1 ) 45 - 69  1984.03

  • 寺院と山城—豊後国玖珠城の場合—

    海老澤衷

    『南北朝遺文月報』/東京堂出版   ( 3 ) 4 - 7  1983.10

  • 豊後国田染荘の復原調査

    海老澤衷

    『日本歴史』/日本歴史学会   ( 393 ) 86 - 93  1981.02

    CiNii

  • 1979年の歴史学界(回顧と展望)

    海老澤衷

    『史学雑誌』/史学会(東京大学)   89 ( 5 ) 62 - 66  1980.05

  • 豊後国大田文の基本的性格

    海老澤衷

    『早稲田大学文学研究科紀要 別冊』/早稲田大学大学院文学研究科   ( 25 ) 167 - 175  1980.03

  • 鎌倉時代における豊後国の国衙領について

    海老澤衷

    『西南地域史研究』/西南地域史研究会   ( 3 ) 101 - 119  1980.02

  • 「別府」再論

    海老澤衷

    『地方史みやざき』/宮崎県地方史研究連絡協議会   ( 13 ) 4 - 6  1980.02

  • 日向国における別符の歴史的意義について

    海老澤衷

    『日本歴史』/日本歴史学会   ( 368 ) 26 - 44  1979.01

  • 「島津荘内薩摩方地頭守護職」に関する一考察

    海老澤衷

    『史観』/早稲田大学史学会   ( 98 ) 58 - 72  1978.03

  • 日向国図田帳の性格

    海老澤衷

    『鎌倉遺文月報』/東京堂出版   ( 14 ) 4 - 5  1978.02

  • 日向国における「院」と「別符」について

    海老澤衷

    早稲田大学史学会大会(早稲田大学文学部)    1977.10

  • 辺境荘園の成立過程とその存在形態

    海老澤衷

    『民衆史研究』/民衆史研究会   ( 15 ) 33 - 54  1977.05

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Books and Other Publications

  • 朝河貫一と人文学の形成

    海老澤, 衷, 近藤, 成一, 甚野, 尚志( Part: Joint editor)

    吉川弘文館  2019.03 ISBN: 9784642029575

  • よみがえる荘園 : 景観に刻まれた中世の記憶

    海老澤, 衷( Part: Edit)

    勉誠出版  2019.02 ISBN: 9784585222330

  • 世界遺産バリの文化戦略 : 水稲文化と儀礼がつくる地域社会

    海老澤, 衷( Part: Edit)

    勉誠出版  2019.02 ISBN: 9784585226963

  • 中世荘園村落の環境歴史学 : 東大寺領美濃国大井荘の研究

    海老澤, 衷( Part: Edit)

    吉川弘文館  2018.07 ISBN: 9784642029476

  • 朝河貫一と日欧中世史研究

    海老澤, 衷, 近藤, 成一, 甚野, 尚志( Part: Joint editor)

    吉川弘文館  2017.03 ISBN: 9784642029353

  • 中世の荘園空間と現代 : 備中国新見荘の水利・地名・たたら

    海老澤, 衷, 酒井, 紀美, 清水, 克行( Part: Joint editor)

    勉誠出版  2014.12 ISBN: 9784585226444

  • 中世荘園の環境・構造と地域社会 : 備中国新見荘をひらく

    海老澤, 衷, 高橋, 敏子( Part: Joint editor)

    勉誠出版  2014.06 ISBN: 9784585220909

  • 重要文化的景観への道 : エコ・サイトミュージアム田染荘

    海老澤, 衷, 服部, 英雄, 飯沼, 賢司( Part: Joint editor)

    勉誠出版  2012.06 ISBN: 9784585226192

  • 『東アジア村落における水稲文化の儀礼と景観』

    海老澤衷( Part: Edit)

    海老澤衷  2008.03

  • 対馬における天道信仰と照葉樹林の保護

    海老澤衷( Part: Edit)

    『アジア地域文学叢書9 海のクロスロード対馬-21世紀COEプログラム研究集成-』/雄山閣  2007.03

  • 講座水稲文化研究Ⅲ ジャポニカの起源と伝播/伊予国弓削島荘の調査

    海老澤衷( Part: Edit)

    水稲文化研究所  2007.03

  • 村の水利からみたバリ・劇場国家と日本の前近代社会

    海老澤衷( Part: Contributor)

    『アジア地域文化学の構築』/雄山閣  2006.03

  • 『講座水稲文化研究Ⅱ バリ島の水稲文化と儀礼-カランガスム県バサンアラス村を中心として-』

    海老澤衷( Part: Edit)

    水稲文化研究所  2006.03

  • 『景観に歴史を読む 史料編 増補版』

    海老澤衷( Part: Sole author)

    トランスアート  2005.09

  • 『景観に歴史を読む 史料編』

    海老澤衷( Part: Sole author)

    早稲田大学文学学術院  2005.03

  • 紀伊国相賀荘地域総合調査

    海老澤衷( Part: Edit)

    2005.03

  • 『講座 水稲文化研究Ⅰ 古代・中世仏教寺院の水田開発と水稲文化』

    海老澤衷

    水稲文化研究所  2005.03

  • 豊前国(大分県側)、豊後国、田染荘

    海老澤衷( Part: Contributor)

    『講座日本荘園史』/吉川弘文館  2005.02

  • 棚田-東アジアの景観と棚田

    海老澤衷( Part: Contributor)

    『歴史を読む』/東京大学出版会  2004.11

  • フィールド調査における資料デジタル化とネットワーク授業

    海老澤衷( Part: Contributor)

    『活動報告:ネットワーク授業における新たなる壁』/戸山リサーチセンター  2004.09

  • 『東アジアにおける水田形成および水稲文化の研究(日本を中心として)』

    海老澤衷

    科学研究費基盤研究(B)(2)研究代表者海老澤衷  2004.03

  • 集落・儀礼・水田の復原研究—対馬とバリ島—

    海老澤衷

    『アジア地域文化エンハンシング研究センター報告書Ⅱ』/アジア地域文化エンハンシング研究センター  2004.03

  • 『対馬内山文書史料集』

    海老澤衷

    水稲文化研究所(代表海老澤衷)  2004.03

  • 『古文書演習ー様式と解釈ー』

    柴辻俊六, 海老澤衷, 本郷和人

    続群書類従完成会  2003.04

  • 水無川の中分斗

    海老澤衷

    『きのくに荘園の世界 下巻』/清文堂  2002.02

  • 相続と女性

    海老澤衷

    『史料に見る日本女性の歩み』/吉川弘文舘  2000.12

  • 中世における荘園景観と名体制

    海老澤衷

    『展望日本歴史8 荘園公領制』/東京堂出版  2000.10

  • 『荘園公領制と中世村落』

    海老澤衷

    校倉書房  2000.02

  • The System of Manor, Public Land and Medieval Village

    Azekurasyobo  2000

  • 『紀伊国鞆淵荘地域総合調査 本編』

    海老澤衷

    科学研究費基盤研究C研究代表者海老澤衷  1999.10

  • 『岩波日本史辞典』

    海老澤衷

    岩波書店  1999.10

  • 九州における荘園公領制の形式と鎌倉幕府

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究Ⅰ 鎌倉時代の政治経済』/東京堂出版  1999.04

  • 『紀伊国鞆淵荘地域綜合調査資料編』

    海老澤衷

    科学研究費基盤研究C研究代表者海老澤衷  1999.03

  • 室町幕府と国東の動向

    海老澤衷

    『豊後高田市史』/大分県豊後高田市  1998.08

  • 『日本史史料2 中世』

    海老澤衷

    岩波書店  1998.03

  • 「国東半島の春」再訪

    海老澤衷

    『竹内理三 人と学問』/東京堂出版  1998.03

  • 田染のムラを歩く

    海老澤衷

    『豊後高田市史特論編 くにさきの世界』/豊後高田市  1996.09

  • 荘園調査の方法と課題

    海老澤衷

    『中世荘園の世界』/思文閣出版  1996.09

  • 栂牟礼城と小田山城

    海老澤衷

    『弥生町誌』/大分県弥生町  1996.02

  • 豊後国田染荘

    海老澤衷

    『中世のムラ-景観は語りかける-』/東京大学出版会  1995.03

  • 近世絵図による中世居住空間の復原

    海老澤衷

    『描かれた荘園の世界』/新人物往来社  1995.03

  • 栂牟礼城の堀切り・竪堀群とその歴史的性格

    海老澤衷

    『栂牟礼城関連遺跡発掘調査報告書』/大分県佐伯市教育委員会  1994.03

  • 小野地区の石造文化財(オオヤ・財前家墓地・財前家近世墓地)

    海老澤衷

    『豊後国田原別符の調査Ⅱ-田原谷の中世石造物-』/大分県大田村教育委員会  1994.03

  • 田原谷の灌漑・地名調査 小結〜開発ブロックの設定

    海老澤衷

    『豊後国田原別符の調査Ⅰ』/大分県大田村教育委員会  1994.03

  • 中世村落の復原

    海老澤衷著

    『岩波講座日本通史 7 中世1』/岩波書店  1993.11

  • Study on Restoring of Medieval Village

    Iwanami koza Nihon tsushi  1993

  • 豊後国田染荘

    海老澤衷

    『シンポジウム 中世のムラと現代』/大分県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館  1991.10

  • 豊後国田染荘の復原と景観保存

    海老澤衷

    『中世の村落と現代』/吉川弘文館  1991.09

  • 栂牟礼城を踏査して

    海老澤衷

    『栂牟礼城址と関連遺跡発掘調査概報Ⅱ』/大分県佐伯市教育委員会  1990.03

  • 『上野遺跡』

    海老澤衷

    大分県豊後高田市教育委員会  1990.03

  • 大野荘志賀村の耕地景観と用作

    海老澤衷

    『朝地地区遺跡群発掘調査概報Ⅳ』/大分県朝地町教育委員会  1989.03

  • 大友氏と府中

    海老澤衷

    『大分市史 中巻』/大分市  1987.11

  • 『豊後国田染荘の調査 Ⅱ』

    海老澤衷

    大分県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館  1987.03

  • 文献資料の調査

    海老澤衷

    『豊後高田地区遺跡調査概報Ⅲ』/大分県豊後高田市教育委員会  1986.03

  • 『豊後国田染荘の調査Ⅰ』

    海老澤衷

    大分県立宇佐風土記の丘資料館  1986.03

  • 歴史学的調査の概要

    海老澤衷

    『豊後高田地区遺跡調査概報Ⅱ』/大分県豊後高田市教育委員会  1985.03

  • 弥勒寺北域の建物群と到津家絵図

    海老澤衷

    『宇佐宮弥勒寺』/大分県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館  1985.03

  • 文献史学的調査の成果

    海老澤衷

    『小竿遺跡』/大分県玖珠町教育委員会  1985.03

  • 中村絵図と「薗」名を有する水田

    海老澤衷

    『国東半島荘園村落遺跡詳細分布調査概報 豊後国田染莊Ⅲ』/大分県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館  1985.03

  • 戦国大名への道

    海老澤衷

    『大分県史 中世篇Ⅱ』/大分県  1985.03

  • 富貴寺の歴史的環境

    海老澤衷

    『富貴寺』/大分県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館  1984.10

  • 歴史学的調査の概要

    海老澤衷

    『豊後高田地区遺跡調査概報』/大分県豊後高田市教育委員会  1984.03

  • 豊後国玖珠城の歴史的性格

    海老澤衷

    『伐株山城跡』/大分県玖珠市教育委員会  1984.03

  • 二豊の開発と荘園・国衙領/豊後国諸郡における荘園・国衙領

    海老澤衷

    『大分県史 古代篇Ⅱ』/大分県  1984.03

  • 社務宿館考

    海老澤衷

    『圃場整備関係発掘調査概報 藤田遺跡Ⅱ・高森城跡』/大分県宇佐市教育委員会  1984.03

  • 広域水田遺跡資料としての近世村絵図

    海老澤衷

    『国東半島荘園村落遺跡詳細分布調査概報 豊後国田染荘Ⅱ』/大分県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館  1984.03

  • 灌漑体系

    海老澤衷

    『国東半島荘園村落遺跡詳細分布調査 豊後国田染荘』/大分県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館  1983.03

  • 惣田遺跡と中世の集落

    海老澤衷

    『惣田遺跡発掘調査概報』/大分県三重町教育委員会  1983.03

  • キリシタン大名の海と愛

    海老澤衷

    『日本史の舞台』/集英社  1982.08

  • 幕府体制と「豊後国図田帳」の成立

    海老澤衷

    『大分県史 中世篇Ⅰ』/大分県  1982.03

  • 豊後国大田文の伝写過程と現存写本

    海老澤衷

    『九州中世社会の研究』/第一法規出版  1981.11

  • 若狭国惣田数帳における「浦」について

    海老澤衷

    『荘園制社会と身分構造』/校倉書房  1980.04

  • 『黒田庄現地調査概報』(共同執筆)

    海老澤衷

    早稲田大学竹内研究室  1973.10

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Works

  • 東アジア村落における水稲文化の儀礼と景観

    Other 

    2004.04
    -
     

  • 東アジアにおける水田形成および水稲文化の研究(日本を中心として)

    Other 

    2002.04
    -
    2004.03

  • 紀ノ川流域における荘園の復原調査

    Other 

    1998.04
    -
    2000.03

  • 国東半島荘園村落遺跡詳細分布調査

    Other 

    1981.04
    -
     

Presentations

  • 備中国新見荘の景観と地頭方百姓谷内家差図

    海老澤衷  [Invited]

    ユネスコ「世界の記憶」登録5周年記念東寺百合文書展(京都府立京都学・歴彩館) 

    Presentation date: 2021.03

    Event date:
    2021.01
    -
    2021.03
  • 東アジアにおける二つの水利システムと和泉国日根荘

    海老澤衷  [Invited]

    日本遺産日根荘推進協議会主催 全国中世荘園サミットin大阪(エブノ泉の森ホール) 

    Presentation date: 2021.03

  • 大井荘のレジリエンスと大垣城下町―聖武天皇勅施入の地の世界史的意義―

    海老澤衷  [Invited]

    大垣市教育委員会主催 歴史講演会(スイトピアセンター) 

    Presentation date: 2020.11

  • 荘とVilla―東大寺とサン・ジェルマン・デ・プレ修道院―

    海老澤衷  [Invited]

    長野教育文化振興会(長野金鵄会館) 

    Presentation date: 2019.07

  • 荘園研究の新たな展開―東大寺領美濃国大井荘の共同研究―

    海老澤衷  [Invited]

    中央史学会第44回大会(中央大学) 

    Presentation date: 2019.07

  • 『大化改新の研究』から115年 シンポジウム「没後70年記念シンポジウム 朝河貫一―人文学の形成とその遺産―」

    シンポジウム「没後70年記念シンポジウム 朝河貫一―人文学の形成とその遺産―」(早稲田大学大隈講堂) 

    Presentation date: 2018.07

  • 学問に名利を求めず―歴史学者竹内理三博士の軌跡― 2018年4月14日

     [Invited]

    知多市立中央図書館教養講座 

    Presentation date: 2018.04

  • 中世都市と戦時ハザード

    海老澤衷  [Invited]

    第3回府中市史講演会「中世都市「府中」の力」(市民活動センタープラッツ) 

    Presentation date: 2018.03

  • 千年続いた二つのムラ―宇佐宮領豊後国田染荘と東大寺領美濃国大井荘―

    海老澤衷  [Invited]

    早稲田まちづくりシンポジウム2017 地域の持続のかたちを考える(早稲田大学国際会議場) 

    Presentation date: 2017.07

  • 新見莊の鉄年貢とたたら生産

    海老澤衷  [Invited]

    東寺百合文書世界記憶遺産登録記念平成28年度特別展「新見莊~中世荘園の記憶~」記念講演会(岡山県立博物館) 

    Presentation date: 2016.11

  • 中世文書から荘園景観を見る

     [Invited]

    2016年度日本古文書学会大会(早稲田大学国際会議場) 

    Presentation date: 2016.09

  • 国東半島荘園村落遺跡詳細分布調査とデジタルアーカイブ

    シンポジウム「既存荘園村落情報に関するクラスターモデルの構築に向けて」(早稲田大学33号館第11会議室) 

    Presentation date: 2015.09

  • 重要文化的景観の保全と活用-エコ・サイトミュージアム-

    海老澤衷  [Invited]

    第19回全国棚田(千枚田)サミット(和歌山県有田川町きびドーム文化ホール) 

    Presentation date: 2013.11

  • 「多層荘園記録システムの構築に向けて」

    海老澤衷

    シンポジウム「中世村落の総合的復原研究―備中国新見荘の歴史と水利―」(早稲田大学小野記念講堂) 

    Presentation date: 2013.07

  • 多層荘園記録システムにおける水利と地名

    海老澤衷

    シンポジウム「日本中世の荘園空間と水利」(早稲田大学33号館第10会議室) 

    Presentation date: 2013.06

  • 日本および東アジアにおける村落景観と現代社会

    海老澤衷  [Invited]

    JSPSストラスブール研究連絡センター主催講演会 (Maison Universitaire France-Japon) 

    Presentation date: 2013.03

  • 文化的景観の危機と再生-東アジアの村落景観をめぐって-

    早稲田大学文学学術院主催第4回東アジア人文学フォーラム「危機と再生-グローバリズム・災害・伝統文化」(早稲田大学小野記念講堂) 

    Presentation date: 2012.12

  • 田染荘におけるムラ

    海老澤衷  [Invited]

    「ムラの戸籍簿」研究会主催シンポジウム「「古代のムラと中世のムラー連続・非連続について考えるー」(立命館大学衣笠キャンパス 創思館) 

    Presentation date: 2012.10

  • 『鎌倉遺文』未収録の荘園帳簿について

     [Invited]

    公開研究会「協調作業環境下での中世文書の網羅的収集による古文書学の再構築」(東京大学史料編纂所大会議室) 

    Presentation date: 2012.09

  • 中世における水田開発と鉄生産-備中国新見荘の場合-

    海老澤衷  [Invited]

    第10回考古学と中世史シンポジウム「水の中世-開発・生活・災害-」(帝京大学文化財研究所) 

    Presentation date: 2012.07

  • 水田開発と砂鉄・砂金採取

    海老澤衷

    佐渡市主催中山間地域活性化フォーラム(佐渡市トキ交流会館) 

    Presentation date: 2012.03

  • 田染荘小崎の歴史的価値

    海老澤衷

    水稲文化研究所・豊後高田市共催シンポジウム「重要文化的景観と農村の未来」(早稲田大学小野記念講堂) 

    Presentation date: 2011.07

  • 学問と社会連携

     [Invited]

    シンポジウム「田染荘小崎への招待」九州大学主催(九州大学西新プラザ)2010年12月 

    Presentation date: 2010.12

  • 日本における中世村落の研究調査と文化的景観について

    海老澤衷  [Invited]

    豊後高田市主催重要文化的景観選定記念シンポジウム「田染荘小崎の農村景観」(豊後高田市ホテル清照) 

    Presentation date: 2010.08

  • 多摩地域における棚田と里山

    海老澤衷  [Invited]

    第8回あきる野市市民解説員発表会(あきる野市中央公民館) 

    Presentation date: 2010.02

  • 「里山と棚田を守る」の今日的意義

    海老澤衷

    棚田学会大会シンポジウム「里山と棚田を守る-歴史・論理・実践-」(三越劇場) 

    Presentation date: 2009.07

  • 棚田発祥地としての紀ノ川流域-南北朝・室町前期の領主と棚田-

     [Invited]

    棚田学会シンポジウム「棚田のルーツをさぐる-紀ノ川流域の文化財としての棚田-(紀の川市粉河ふるさとセンター) 

    Presentation date: 2008.05

  • 「バリ島」イメージの形成と日本

    海老澤衷

    早稲田大学史学会大会シンポジウム「地域イメージの形成と他者認識」(早稲田大学戸山校舎453教室) 

    Presentation date: 2007.10

  • 村落の歴史的景観-田染小崎地区およびアジアの棚田から-

    海老澤衷  [Invited]

    くにさき庄屋聯繋網(大分県国東市アストくにさきマルチホール) 

    Presentation date: 2006.09

  • 日本的灌漑システムの特徴と荘園景観の保存

    海老澤衷  [Invited]

    大阪歴史学会見学検討会(大阪府泉佐野市和泉の森ホール) 

    Presentation date: 2006.04

  • 対馬における照葉樹林の保護について

    海老澤衷

    国際シンポジウム「アジア地域文化学の構築Ⅲ」(早稲田大学国際会議場) 

    Presentation date: 2005.10

  • 照葉樹林と棚田

    海老澤衷

    棚田学会大会シンポジウム「棚田からアジアが見えるⅡ」(三越劇場) 

    Presentation date: 2005.08

  • 集落・儀礼・水田の復原研究―対馬バリ島―

    海老澤衷

    国際シンポジウム「アジア地域文化学の構築」(早稲田大学国際会議場) 

    Presentation date: 2003.12

  • 日本の棚田について

    海老澤衷  [Invited]

    棚田学会・ウダヤナ大学共催シンポジウム「モンスーン・アジアにおける棚田」(会場インドネシア・バリ州国立ウダヤナ大学) 

    Presentation date: 2002.04

  • 棚田のルーツをさぐる

    海老澤衷

    棚田学会第二回シンポジウム「すばらしきもの・棚田」(三越劇場) 

    Presentation date: 2000.08

  • 中世における荘園景観と名体制

    海老澤衷  [Invited]

    歴史学研究会大会中世史部会(青山学院大) 

    Presentation date: 1991.05

  • 豊後国田染荘の復原と景観保存

    海老澤衷  [Invited]

    史学会大会中世史部会シンポジウム「荘園村落遺跡の調査と保存をめぐって」(東京大学) 

    Presentation date: 1988.11

  • 豊後国大田文の史料的性格

    海老澤衷

    史学会大会日本中世史部会(東京大学) 

    Presentation date: 1980.11

  • 初期鎌倉幕府の対南九州政策

    海老澤衷

    九州史学会大会(九州大学) 

    Presentation date: 1978.12

  • 日向国における「院」と「別符」について

    海老澤衷

    早稲田大学史学会大会(早稲田大学文学部) 

    Presentation date: 1977.10

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Research Projects

  • 既存荘園村落情報のデジタル・アーカイブ化と現在のIT環境下における研究方法の確立

    Project Year :

    2015.04
    -
    2019.03
     

     View Summary

    カレントモデルである東大寺領大井荘(岐阜県大垣市)の共同研究を深化させるため、5月に大垣城下町の構造を現在に伝える大垣八幡神社の祭礼(ユネスコ無形文化財に登録)の調査を行った。また、初年度から連続する地名・灌漑・伝承などの調査も継続した。これらを踏まえて、9月6日(水)には早稲田大学戸山キャンパス33号館3階の第1会議室にてシンポジウム「カレントモデルとしての美濃国大井荘研究」を開催した。報告は①赤松秀亮(早稲田大学大学院文学研究科博士課程、JSPS特別研究生)「東大寺領美濃国大井荘の「勅施入」と「開発領主」」、②遠藤基郎(東京大学史料編纂所教授)「東大寺領大井荘の史料論―鎌倉期から室町中期まで―」、③稲葉伸道(名古屋大学名誉教授)「大井莊研究の諸問題について」、④海老澤衷「荘園から城下町へ―変貌し、継承される防災・流通・文化―」で、終了後に討論が行われた。大井荘の共同研究はきわめて順調に進んでおり、今

  • 既存荘園村落情報のデジタル・アーカイブ化と現在のIT環境下における研究方法の確立

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    Project Year :

    2015
    -
    2018
     

  • The creation of a collaborative, computer-supported transcribing system for medieval Japanese documents

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2013.04
    -
    2017.03
     

    Kondo Shigekazu, JINNO Kiyoshi, NOMURA Tomohiro, KANEKO Hiraku, NISHITA Tomohiro, ENDO Tamaki, YAMADA Taizo, OKAMOTO Takaaki

     View Summary

    The research group created a computer supported cooperative work system for transcribing medieval Japanese documents. This system has two sections. The first section is made in a Wiki format. Anyone can input data into this public section from the outside. Another section is placed under the management of the Historiographical Institute. The data entered in the first section is moved to the second, and it is presented to the public by the Historiographical Instutide after being checked

  • 未刊古文書釈文作成のための協調作業環境の構築

    科学研究費助成事業(東京大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    Project Year :

    2013
    -
    2016
     

     View Summary

    「未刊古文書釈文ヴァーチャルラボラトリ」システム開発の要件定義を行った。
    協調作業環境において未刊古文書の釈文を作成するための前提として、対象となる古文書について既刊分・未刊分を振り分け、それを明示する必要がある。その準備作業として、1600年以前の古文書を網羅することを目標としている「日本古文書ユニオンカタログ」のデータを拡充し、同一文書について媒体を異にするデータの統合作業を進めて、刊本を媒体とするデータと統合されているものを既刊、統合されていないものを未刊として仮に振り分けることを試みた。また東寺文書と東大寺文書については特に精度を上げて、様々な媒体によるデータの拡充と統合につとめた。
    釈文を作成するときに、対象である古文書の画像を同一ないしは並列するモニターで熟覧することができれば便利である。たまたま本年度、京都府立総合資料館から同館所蔵「東寺百合文書」カラー画像の公開が始まったので、同館

  • Comprehensive Restoration Research on Bicchuno Kuni Niiminosho

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2010.04
    -
    2014.03
     

    EBISAWA TADASHI, TAKAHASHI Toshiko, INOUE Satoshi, SHIMIZU Katuyuki, SIMIZU Ryou, KAMIYA Nobuyuki, SHINKAWA Tokio, KUBO Kenitirou, TURUMI Tarou, KURODA Satoshi, TAKAHASHI Suguru, ITOU Toshikazu, KAWATO Takashi, SAKAI Kimi, TAKAGI Tokurou, NITADORI Yuichi

     View Summary

    Bicchuno Kuni Niiminosho is a Toji domain manor that existed in the Takahashi River basin in Niimi city Okayama prefecture.Containing a plethora of extant medieval documents, (such as the Toji hyakugo monjo), it is a veritable treasure house for the study of medieval manors. For this research, we were able to engage in a collaborative and comprehensive restoration study on the whole of this vast manor area. In the process of doing so, we progressed in the development of the GIS software "Multi-Layered Manor Record System", which is useful for manor surveys overall. We also presented our results in, for example, "Chusei syoen no kankyo, kozo to chiiki syakai" (Bensei Syuppan, 2014)

  • Re-thinking the study of medieval Japanese documents through the construction and use of a computer supported cooperative work system

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2009.04
    -
    2013.03
     

    KONDO Shigekazu, EBISAWSA Tadashi, INABA Nobumichi, HONDA Hiroyuki, YANAGIHARA Toshiaki, ENDO Motoo, WATANABE Masao, KAMOGAWA Tatsuo, KANEKO Hiraku, NISHITA Tomohiro, ENDO Tamaki, YAMADA Taizo, JINNO Kiyoshi, NOMURA Tomohiro, OKAMOTO Takaaki, ADOLPHSON Mikael

     View Summary

    The research group made a computer supported cooperative work system for research on medieval Japanese documents. Users of this system use various information about historical documents and collaboratively work to add more information to the system. Using this system, the group revised considerable information in the Shiryohensanjo Historical Information Processing System (SHIPS). The group held a conference open to the public about their research and published a report as Tokyo Daigaku Shiryohensanjo kenkyu seika hokoku 2012-4

  • Comprehensive Restoration Research on Bicchuno Kuni Niiminosho

    Project Year :

    2010
    -
    2013
     

     View Summary

    Bicchuno Kuni Niiminosho is a Toji domain manor that existed in the Takahashi River basin in Niimi city Okayama prefecture.Containing a plethora of extant medieval documents, (such as the Toji hyakugo monjo), it is a veritable treasure house for the study of medieval manors. For this research, we were able to engage in a collaborative and comprehensive restoration study on the whole of this vast manor area. In the process of doing so, we progressed in the development of the GIS software "Multi-Layered Manor Record System", which is useful for manor surveys overall. We also presented our results in, for example, "Chusei syoen no kankyo, kozo to chiiki syakai" (Bensei Syuppan, 2014).

  • Re-thinking the study of medieval Japanese documents through the construction and use of a computer supported cooperative work system

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2009
    -
    2012
     

    KONDO Shigekazu, EBISAWSA Tadashi, INABA Nobumichi, HONDA Hiroyuki, YANAGIHARA Toshiaki, ENDO Motoo, WATANABE Masao, KAMOGAWA Tatsuo, KANEKO Hiraku, NISHITA Tomohiro, ENDO Tamaki, YAMADA Taizo, JINNO Kiyoshi, NOMURA Tomohiro, OKAMOTO Takaaki, ADOLPHSON Mikael

     View Summary

    The research group made a computer supported cooperative work system for research on medieval Japanese documents. Users of this system use various information about historical documents and collaboratively work to add more information to the system. Using this system, the group revised considerable information in the Shiryohensanjo Historical Information Processing System (SHIPS). The group held a conference open to the public about their research and published a report as Tokyo Daigaku Shiryohensanjo kenkyu seika hokoku 2012-4.

  • Landscapes and Rituals of Wet Rice Culture in East Asian Villages

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2004
    -
    2007
     

    EBISAWA Tadashi, HORIGUTI Kenji, FUKAYA Katumi, KAMIYA Nobuyuki, SHINKAWA Tokio, NISHIMURA Masao

     View Summary

    The aim of this research was to demonstrate the historical and cultural relationships between wet-rice culture and societies in East Asia. In particular, it was intended to elucidate the cultural position of Japan in East Asia, with its focus on religious rites and village landscapes, through identifying specific fields of study. Japan is known as the easternmost edge of Indian culture. In order to clarify the cultural position of Japan, China and Japan are set as an east-west axis, with its focus on the study of the diffusion of wet-rice culture and Buddhism. Japan and Bali(Indonesia) were set as a north-south axis. Todai-ji temple in Japan, where research on the relationship between Buddhist culture and rice agriculture had already been carried out, was selected as the chief site. The study was conducted in the temple compound, and subsequently a symposium entitled Rice Field Development and the Wet-Rice Culture of Ancient and Medieval Buddhist Temples was organized on November 27, 2004. Another symposium, The Origin and Diffusion of Japonica Rice , organized on October 29, 2005, considered the Japanese cultural position, centering on the southern route which rice production took

  • Landscapes and Rituals of Wet Rice Culture in East Asian Villages

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2004
    -
    2007
     

    EBISAWA Tadashi, HORIGUTI Kenji, FUKAYA Katumi, KAMIYA Nobuyuki, SHINKAWA Tokio, NISHIMURA Masao

     View Summary

    The aim of this research was to demonstrate the historical and cultural relationships between wet-rice culture and societies in East Asia. In particular, it was intended to elucidate the cultural position of Japan in East Asia, with its focus on religious rites and village landscapes, through identifying specific fields of study. Japan is known as the easternmost edge of Indian culture. In order to clarify the cultural position of Japan, China and Japan are set as an east-west axis, with its focus on the study of the diffusion of wet-rice culture and Buddhism. Japan and Bali(Indonesia) were set as a north-south axis. Todai-ji temple in Japan, where research on the relationship between Buddhist culture and rice agriculture had already been carried out, was selected as the chief site. The study was conducted in the temple compound, and subsequently a symposium entitled Rice Field Development and the Wet-Rice Culture of Ancient and Medieval Buddhist Temples was organized on November 27, 2004. Another symposium, The Origin and Diffusion of Japonica Rice , organized on October 29, 2005, considered the Japanese cultural position, centering on the southern route which rice production took

  • Historiographical research on the formation and spread of ancient documents of samurai in the medieval Eastern Japan - with a special focus on the Documents of the Yuki-Familiy of Shirakawa in Mutsu

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2004
    -
    2006
     

    MURAI Shosuke, TAKAHASHI Yuji, CHIJIWA Itaru, EBISAWA Tadashi, YANAGIHARA Tohoku, ICHIMURA Takao

     View Summary

    The Documents of the Yuki-Familiy of Shirakawa are the ancient documents transmitted by the Yuki-Familiy, who controlled the region of Shirakawa, the connecting point between the Tohoku- and the Kanto-region. They was considered as an important family in the Medieval Japan. The archives of the Yuki-Familiy contain more than 800 documents written by important samurai warriors of Eastern Japan. Because of a lot of severe historical events from the Warring State Period until the modern times these documents dispersed in many parts of Eastern Japan. Therefore we considered, that it would be necessary, to make a historiographical research on all of these documents on the base of the present state of research.We examined all original versions of the Documents of the Yuki-Familiy of Shirakawa at the locations, where these documents are preserved. There is only one location, Sukagawa city, where the owner did not allow the examination. During the investigation we carried out a detailed examination of all original documents, we prepared a record sheet for each document and took various kind of photographs. The locations of the investigation were Shirakawa, Tokyo, Kawasaki, Sendai, Tagajo, T

  • Historiographical research on the formation and spread of ancient documents of samurai in the medieval Eastern Japan - with a special focus on the Documents of the Yuki-Familiy of Shirakawa in Mutsu

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2004
    -
    2006
     

    MURAI Shosuke, TAKAHASHI Yuji, CHIJIWA Itaru, EBISAWA Tadashi, YANAGIHARA Tohoku, ICHIMURA Takao

     View Summary

    The Documents of the Yuki-Familiy of Shirakawa are the ancient documents transmitted by the Yuki-Familiy, who controlled the region of Shirakawa, the connecting point between the Tohoku- and the Kanto-region. They was considered as an important family in the Medieval Japan. The archives of the Yuki-Familiy contain more than 800 documents written by important samurai warriors of Eastern Japan. Because of a lot of severe historical events from the Warring State Period until the modern times these documents dispersed in many parts of Eastern Japan. Therefore we considered, that it would be necessary, to make a historiographical research on all of these documents on the base of the present state of research.
    We examined all original versions of the Documents of the Yuki-Familiy of Shirakawa at the locations, where these documents are preserved. There is only one location, Sukagawa city, where the owner did not allow the examination. During the investigation we carried out a detailed examination of all original documents, we prepared a record sheet for each document and took various kind of photographs. The locations of the investigation were Shirakawa, Tokyo, Kawasaki, Sendai, Tagajo,

  • Research of rice field formation and the water field rice culture in east Asia (Center on Japan)'.

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2002
    -
    2003
     

    EBISAWA Tadashi, OKAUTI Mituzane, HORIGUTI Kenzi, NAKASIMA Minehiro, WADA Osamu, NISIMURA Masao

     View Summary

    The purpose of this research is to clarify the characteristic of the rice field society which extends to east Asia. Tsushima and Bali were chosen as the investigation field. It aimed to clarify a traditional form of the rice field and the village on these ground, and to do the comparison research on the water field rice culture. The digitalization of the survey material with a remarkable evolution was positively used now, and the restoration research on the rice field, the village, and etiquette was advanced interdisciplinary.The focus was decided in 豆酸(ツツ) located in the south end in Tsushima. An environment of the rice field where the red-kerneled rice divine service was held and historical details of the etiquette were investigated on this ground. In that case, it gave priority to digging up the history material. It investigated emphatically in the Tsushima history folk customs material pavilion. Nagasaki prefectural library, and Kongoin Temple, etc. The historical materials of about 6000 points was digitalized. These were input to the personal computer, it made to the table at once, and it used it to investigate the restoration. Moreover. 1/2000 topographical maps were

  • Research of rice field formation and the water field rice culture in east Asia (Center on Japan)'.

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2002
    -
    2003
     

    EBISAWA Tadashi, OKAUTI Mituzane, HORIGUTI Kenzi, NAKASIMA Minehiro, WADA Osamu, NISIMURA Masao

     View Summary

    The purpose of this research is to clarify the characteristic of the rice field society which extends to east Asia. Tsushima and Bali were chosen as the investigation field. It aimed to clarify a traditional form of the rice field and the village on these ground, and to do the comparison research on the water field rice culture. The digitalization of the survey material with a remarkable evolution was positively used now, and the restoration research on the rice field, the village, and etiquette was advanced interdisciplinary.
    The focus was decided in 豆酸(ツツ) located in the south end in Tsushima. An environment of the rice field where the red-kerneled rice divine service was held and historical details of the etiquette were investigated on this ground. In that case, it gave priority to digging up the history material. It investigated emphatically in the Tsushima history folk customs material pavilion. Nagasaki prefectural library, and Kongoin Temple, etc. The historical materials of about 6000 points was digitalized. These were input to the personal computer, it made to the table at once, and it used it to investigate the restoration. Moreover. 1/2000 topographical maps were

  • The reserch of medieval landscape in the kinokawa basin

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    1998
    -
    1999
     

    EBISAWA Tadashi

     View Summary

    Tomobuchi-no-syo in Kii province is famous for the land where active farmers lived in the 14th century. This reserch is a all-rounnd investigation of documents, irrigation works, place names, folk customs and etc. "The maps of Tomobuti-no-syo landscape" (1 : 4000) are made of these result of reserch.Particularly, the inquiry of "Daizennji Daihannyakyo" (the important sutra of Buddhisum) realized the breakthrough in reserching the relation between the village and the sutra. Through this all-rounnd investigation, medieval historry of Tomobuchi-no-syo has been mainly clarified

  • The reserch of medieval landscape in the kinokawa basin

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    1998
    -
    1999
     

    EBISAWA Tadashi

     View Summary

    Tomobuchi-no-syo in Kii province is famous for the land where active farmers lived in the 14th century. This reserch is a all-rounnd investigation of documents, irrigation works, place names, folk customs and etc. "The maps of Tomobuti-no-syo landscape" (1 : 4000) are made of these result of reserch.
    Particularly, the inquiry of "Daizennji Daihannyakyo" (the important sutra of Buddhisum) realized the breakthrough in reserching the relation between the village and the sutra. Through this all-rounnd investigation, medieval historry of Tomobuchi-no-syo has been mainly clarified.

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Misc

  • 立川市史編さん古代・中世部会編『新編立川市史 資料編古代・中世』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 46 ) 83 - 83  2020.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 北条氏研究会編『北条氏発給文書の研究 附発給文書目録』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 45 ) 113 - 113  2020.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 小原仁編『変革期の社会と九条兼実―『玉葉』をひらく―』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 43 ) 74 - 74  2019.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 奥四万十山の暮らし調査団編『地域資料叢書17 土佐の地名を歩く―高知県西部地名民俗調査報告書Ⅰ』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 42 ) 111 - 111  2018.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 史料編纂所研究成果報告書『島津家本吾妻鏡の基礎的研究』(研究代表者・高橋秀樹)

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 42 ) 110 - 110  2018.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 高橋愼一朗編『鎌倉の歴史―谷戸めぐりのススメ』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 41 ) 85 - 85  2018.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 志賀節子著『中世荘園制社会の地域構造』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研』   ( 40 ) 100 - 100  2017.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 春田直紀編『中世地下文書の世界―史料編のフロンティア―』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 40 ) 99 - 99  2017.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 木村茂光著『頼朝と街道―鎌倉政権の東国支配 ―』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 39 ) 89 - 89  2017.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 中院一品記修復担当グループ(代表尾上陽介)編『東京大学史料編纂所所蔵『中院一品記』修理事業に伴う調査と研究』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 38 ) 109 - 109  2016.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 荘園・村落史研究会編『中世村落と地域社会-荘園制と在地の論理-』

    海老澤衷

    鎌倉遺文研究』   ( 38 ) 108 - 108  2016.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 千々和到・浅野晴樹編著『板碑の考古学』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 39 ) 90 - 90  2016.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 五味文彦著『中世社会のはじまり シリーズ日本中世史①』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』37号(p,138)   ( 37 ) 138 - 138  2016.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 入間田宣夫著『藤原秀衡ー義経を大将軍として国務せしむべしー』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 37 ) 137 - 137  2016.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 科研研究成果報告書『中山・花山院関係史料にみる中世文化情報の継承過程についての研究』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 36 ) 93 - 93  2015.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 北条氏研究会編『武蔵武士を歩く―重忠・直実のふるさと 埼玉の史跡ー』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 36 ) 92 - 92  2015.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 八王子市市史編集委員会編『新八王子市史 資料編2 中世』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 35 ) 122 - 122  2015.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 高橋修著『熊谷直実―中世武士の生き方―』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 35 ) 121 - 121  2015.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 竹内理三先生と『鎌倉遺文』編纂のコンセプト

    海老澤衷

    日本歴史   ( 800 ) 65 - 70  2014.12  [Invited]

    Article, review, commentary, editorial, etc. (scientific journal)  

  • 樋口州男・村岡薰・戸川点・野口華世・田中曉龍編『歴史と文学-文学作品はどこまで史料たり得るか-』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 34 ) 111 - 111  2014.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 貴田潔編著『地域資料叢書11 筑後国水田荘故地調査報告書』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 34 ) 110 - 110  2014.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 2013年の歴史学会ー回顧と展望ー日本中世ー総論・史料

    海老澤衷

    史学雑誌   123 ( 5 ) 71 - 73  2014.05  [Invited]

    Article, review, commentary, editorial, etc. (scientific journal)  

  • 海津一朗編『中世都市根来寺と紀州惣国』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 33 ) 116 - 116  2014.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 井原今朝男編『生活と文化の歴史学3 富裕と貧困』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 33 ) 115 - 115  2014.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • Book Reviews : OYAMA Kyohei, Villages and Gods in Medieval Japan

      ( 914 ) 50 - 53  2014.01  [Invited]

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • エコ・サイトミュージアム

    海老澤衷

    AFCフォーラム   61 ( 9 ) 2 - 2  2013.12

    Article, review, commentary, editorial, etc. (scientific journal)  

  • 科研研究成果報告書『協調作業環境下での中世文書の網羅的収・Wによる古文書学の再構築』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 32 ) 125 - 125  2013.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 高橋一樹著『動乱の東国史2東国武士団と鎌倉幕府』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 32 ) 124 - 124  2013.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 関周一著『対馬と倭寇-境界に生きる中世びと-』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 31 ) 169 - 169  2013.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 上村喜久子著『尾張の荘園・国衙領と熱田社』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 31 ) 168 - 168  2013.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 飯沼賢司著『阿蘇下野狩史料集』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 30 ) 193 - 193  2012.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 薗部寿樹著『中世村落と名主座の研究』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 30 ) 192 - 192  2012.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 田中大喜著『中世武士団構造の研究』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 29 ) 187 - 187  2012.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 遠藤珠紀著『中世朝廷の官司制度』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 29 ) 186 - 186  2012.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 愛知県立大学中世史研究会『中世三河国普門寺領現地調査報告書Ⅰ』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 28 ) 159 - 159  2011.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 瀬野精一郎著『鎌倉遺文の研究』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 28 ) 158 - 158  2011.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 瀬野精一郎著『松浦党研究とその軌跡』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 27 ) 109 - 109  2011.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 科研報告書『金沢北条氏領下総国下河辺庄の総合的研究』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 27 ) 108 - 108  2011.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 井原今朝男編『国立歴史民俗博物館研究報告 157 [共同報告]中・近世における生業と呪術信仰』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 26 ) 156 - 156  2010.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 坂田聡編『禁裏領山国荘』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 26 ) 155 - 155  2010.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 鈴木哲雄著『香取文書と中世の東国』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 25 ) 136 - 136  2010.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 八木町史編さん事業事務局編『八木町史編さん事業歴史資料調査報告書第2集神護寺領丹波国吉富荘故地調査報告書』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 25 ) 135 - 135  2010.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 科研研究成果報告書『日本金石文の編年史料化と史料学的分析方法に関する研究』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 24 ) 147 - 147  2009.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 江平望著『拾遺島津忠久とその周辺』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』23号(p,92)   ( 23 ) 92 - 92  2009.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 遠藤基郎著『中世王権と王朝儀礼』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』23号(p,91)   ( 23 ) 91 - 91  2009.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 棚田から読み解く歴史-棚田を城郭として活用した楠木正成-

    海老澤衷

    『ライステラス』51号(p,112)   ( 51 ) 112 - 112  2009.03

    Article, review, commentary, editorial, etc. (scientific journal)  

  • 遠藤ゆり子・蔵持重裕・田村憲美編『再考 中世荘園制』

    海老澤衷

    『日本歴史』   ( 730 ) 115 - 117  2009.03

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • 楠瀬慶太著『地域資料叢書9 新・韮生槇山風土記』

    海老澤衷

    棚田学会通信26号(p,6)   ( 26 ) 66 - 66  2008.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 北条氏研究会編『北条時宗の時代』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 22 ) 88 - 8888  2008.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 皇學館大学史料編纂所編『福富家文書-野津本「北条氏系図・大友系図」ほか-』

    海老澤衷

    『鎌倉遺文研究』   ( 21 ) 169 - 169  2008.04

  • 山古志村写真集制作委員会編『ふるさと山古志に生きる-村の財産を生かす宮本常一の提案-』 『日本の原風景・棚田』8号(p,98-99)

    海老澤衷

    『日本の原風景・棚田』   ( 8 ) 98 - 99  2007.07

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 柿木村教育委員会『大井谷の棚田-大井谷の棚田歴史研究部会研究調査報告書-』 2003年 7月 棚田学会 日本の原風景・棚田4(p,108-109)

    海老澤衷

    『日本の原風景・棚田』   ( 4 ) 108 - 109  2003.07

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 須磨千頴『賀茂別雷神社境内諸郷の復原的研究』

    海老澤衷

    『 古文書研究』   ( 56 ) 128 - 128  2002.11

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • 水野章二著『日本中世の村落と荘園制』

    海老澤衷

    歴史学研究759(p,36-39)   ( 759 ) 36 - 39  2002.02

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • 小菅徹也編『金銀山史の研究』

    海老澤衷

    『歴史学研究』   ( 754 ) 61 - 62  2001.10

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 前原茂雄著『備後国大田庄故地調査報告書』

    海老澤衷

    『歴史学研究』   ( 733 ) 60 - 60  2000.02

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 網野善彦ほか編『中世都市空間と一の谷中世墳墓群』

    海老澤衷

    『歴史学研究』   ( 722 ) 47 - 49  1999.04

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • 藤木久志・荒野泰典編『荘園と村を歩く』

    海老澤衷

    『日本歴史』   ( 604 ) 122 - 124  1998.09

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • 川添昭二著『中世九州地域史料の研究』

    海老澤衷

    『 日本歴史』   ( 591 ) 113 - 115  1997.08

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 佐藤信・五味文彦編『土地と在地の世界をさぐる』

    海老澤衷

    『歴史と地理』   ( 502 ) 55 - 56  1997.06

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • 長谷川成一著『失われた景観―名所が語る江戸時代』

    海老澤衷

    『 歴史学研究』   ( 696 ) 60 - 60  1997.04

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 平和博物館・戦争資料館ガイドブック(歴史教育者協議会編)

    海老澤衷

    『歴史学研究』   ( 695 ) 62 - 62  1997.03

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 服部英雄著『景観にさぐる中世』

    海老澤衷

    『史学雑誌』   106 ( 2 ) 105 - 114  1997.02

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 網野善彦・石井進『中世の風景を読む2巻・3巻・7巻』

    海老澤衷

    『歴史学研究』   ( 693 ) 49 - 54  1997.01

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • 服部英雄著『景観にさぐる中世 変貌する村の姿と荘園史研究』

    海老澤衷

    『日本歴史』   ( 583 ) 107 - 108  1996.12

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 日野市史編さん委員会『日野市史史料集 高幡不動胎内文書編』

    海老澤衷

    『 歴史学研究』   ( 687 ) 56 - 57  1996.08

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 戸田芳実編『中世の生活空間』

    海老澤衷

    『歴史学研究』   ( 683 ) 60 - 62  1996.04

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • 安西欣治『崩壊期荘園史の研究』

    海老澤衷

    『 歴史学研究』   ( 681 ) 61 - 61  1996.02

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 宮本誠『奈良盆地の水土史』 『 歴史学研究』

    海老澤衷

    『 歴史学研究』   ( 673 ) 56 - 57  1995.07

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 工藤敬一『荘園公領制の成立と展開』

    海老澤衷

    『歴史学研究』   ( 660 ) 38 - 42  1994.07

    Book review, literature introduction, etc.  

    CiNii

  • 網野善彦『日本中世土地制度史の研究』

    海老澤衷

    『日本歴史』   ( 538 ) 114 - 115  1993.03

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 太子町教育委員会『播磨国鵤荘現況調査報告Ⅰ・Ⅱ』

    海老澤衷

    『日本史研究』   ( 340 ) 103 - 103  1990.12

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 渡辺澄夫編『豊後国安岐郡・八坂(上・下・新)荘・山香郷史料』

    海老澤衷

    『日本歴史』   ( 486 ) 110 - 112  1989.11

    Book review, literature introduction, etc.  

  • 小山靖憲・佐藤和彦編『絵図にみる荘園の世界』

    海老澤衷

    『史学雑誌』   97 ( 6 ) 103 - 104  1988.06

    Book review, literature introduction, etc.  

  • ジェフリー・P・マス著『鎌倉幕府―文書の研究を中心に―』

    海老澤衷

    『日本歴史』   ( 363 ) 94 - 95  1978.08

    Book review, literature introduction, etc.  

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Overseas Activities

  • 日本における水利システムの研究

    2008.03
    -
    2009.03

    インドネシア   ウダヤナ大学

Internal Special Research Projects

  • 荘園から城下町への変遷に関する研究

    2018  

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     2015年度に採択された科研基盤研究(A)「既存荘園村落の情報のデジタル・アーカイブ化と現在のIT環境下における研究方法の確立」(研究代表者:海老澤衷)においては、パイロットモデルとして和名抄郷から出発し、千年以上の持続性を有する豊後国田染荘(大分県豊後高田市)、カレントモデルとして古代に開発特区として成立した美濃国大井荘(岐阜県大垣市)を研究してきた。 荘園の全体像は未だ明らかでないが、ここでは千年単位で考察を加え、荘園から城下町へと変貌した実例を解明することによって、日本における荘園のサスティナビリティーを明らかにしたい。すでに、このような視点に立って美濃国大井荘→大垣城下町の変遷について考察したが、今回は①荘・郷から城下町への変遷、②荘園の水田灌漑から城郭の堀割と武家屋敷・商家の生活用水との関係、③交通上の変化などを視野に入れ、その変遷の特徴を考察する。また、16世紀に発達した荘園内の城郭についても、山城のみならず、領主の館についても様々な角度から究明した。

  • 荘園領主としての東大寺と東寺に関する研究

    2017   出田和久, 田島公, 遠藤基郎, 稲葉伸道

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     課題とした荘園領主の東大寺と東寺のうち、東寺についてはすでに2014年に二冊の共編著を刊行しており、その後も研究を継続している。本年度、研究の中心となったのは東大寺である。東大寺の著名な荘園として美濃国大井荘があり、科学研究費の共同研究の成果として、現在、海老澤衷編『中世荘園村落の環境歴史学-東大寺領美濃国大井荘-』(吉川弘文館、2018年刊行予定)をまとめている。現地調査を踏まえた研究により、荘園領主東大寺は南北朝期の大井荘民が被った戦時ハザードを巧みに切り抜け、室町時代後期に到るまで長期間にわたって荘園としての機能を持続させていることを指摘し、それが城下町の形成をもたらしたことを明らかにした。

  • 大和国・山城国を中心とする荘園村落情報の収集と体系化

    2016  

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    2016年度の研究成果は次の通りである。(1)大和国 大和国に関しては、東大寺領荘園に関する東大寺文書を挙げることができる。特筆すべき成果としてあげられるのは2016年9月24日に行った日本古文書学会大会(早稲田大学井深記念ホール)における招待講演である。「中世文書から荘園景観を見る」と題して、東大寺領美濃国大井莊に関して現地調査による情報と中世文書による情報を照合しながらその成果を公表することができた。特に永仁3年に作成された「大井莊実検馬上取帳案」については前半が東大寺図書館に、後半が早稲田大学図書館に存在するもので、この地の条里制の特性を示すことができた。(2)山城国の場合 山城国については東寺領荘園である備中国新見莊を挙げることができる。2016年11月6日、岡山県立博物館の「新見莊-中世荘園の記憶」(国宝東寺百合文書がユネスコの記憶遺産に選定されたことを記念する特別展)で招待講演「「新見莊の鉄年貢とたたら生産」を行った。

  • 美濃国大井荘・茜部荘における荘園構造と空間構成

    2015   高木徳郎

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     美濃国大井莊は、鎌倉時代の後期、永仁3年(1295)に検注が行われ、条里制に基づいた詳細な史料が現存する。空間構成を考察するにあたってArcGISという地理情報ソフトを用いて分析することとした。過去の先行研究を基盤としてまず大井莊の条里メッシュを作成し、そこに名主居住地を当てはめる方法を採った。2016年3月に海老澤研究室で現地調査を行ったところ、西半分には主に水門川の用水によって水田が切り開かれ、その水口は1条1里1坪に存在することがわかった。それに対して東側半分は、西側の灌漑方法とは異なり、揖斐川の支流である平野井川の柿の木分水などから灌漑されており、西側のように大井莊内で自己完結するものではないことを知り得た。

  • 重要文化的景観「田染荘小崎の農村景観」の保全と活用に関する研究

    2014  

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     「国東半島荘園村落遺跡詳細分布調査」などで作成された図面について、①現地景観との照合、②荘園の里推進委員会(豊後高田市小崎の水田景観を守る組織)からの聞き取り、③農家民泊スタッフからの聞き取り、④豊後高田市役所および教育委員会での調査により、景観保全上重要な役割をはたしていることがわった。しかしながら、これらの図面は現在体系的な保存は図られておらず、今後の景観の保全の上では大きな課題となる。また、既存の荘園村落に関する報告書、概報などの情報についても散逸の危機にあり、今後の全国的な重要文化的景観の保全のためには、まずこれらを収集し、体系化すべきことが明らかとなった。

  • バリ島の灌漑組織「スバック」にみる世界遺産登録の成果と課題に関する研究

    2013  

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    バリ島の灌漑組織「スバック」とその水田景観が2012年にユネスコの世界遺産に登録された。海老澤は既に2002年からこのスバックに注目し、様々な研究を進めてきた。2010年11月には現地の国立ウダヤナ大学の2名の教授を早稲田大学に招き、ワークショップ「バリ島の農業と灌漑システムの歴史」を開催し、その成果を『講座水稲文化研究5 バリ島ゲルゲル王朝とスバック・グデ・スウェチャプラ』としてまとめた。ささやかながらこれらにより世界遺産登録に貢献することができた。 今回、8月1日から8月6日にかけて世界遺産に登録されたゾーンを調査し、登録された事による効果を確認した。特にジャテルイ地域においては、美しい棚田の中にある複数のヒンドゥー教寺院がトレッキング・ロードによって結ばれ、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパからの多数の旅行者が散策していた。10年前にはこのような散策路はなく、農耕用のあぜ道しかなかったので誠に隔世の感がある。水田景観そのものが人類のサスティナビリティに大きな影響を与えるものであることが確認され、今後の日本における施策にとって学ぶべきものがあると感じられた。 また、山間部における水源の寺院にも多くの観光客が集まり、沐浴する姿が見られた。トリヒタカラナと呼ばれる神と自然と人間の一体化を目指すバリ島のヒンドゥー教が無理なく島外の人に受け入れられている様子を見ることが出来た。日本においても伝統的村落景観の重要性が認識されはじめ、21世紀になってから「重要文化的景観」として保全の方策がとられるようになり、その景観によりグリーンツーリズムも展開されはじめているが、外国人が多数見学に訪れるような状況にはなっていない。この点では、バリ島の方が遙かに先進的であり、日本も学ばなければならないと感じられた。日本においても、「水神」は存在し、用水源には祠もあるが(長野県姨捨の更級川上流にある水源林内の水神など)、人跡まれといえるような状況になっていることが多い。工業化、都市化を急いだ日本の姿がそこにあるともいえるが、人類社会のサスティナビリティーのためには村落社会の持続が鍵となるであろう。

  • バリ島ゲルゲル王国期における水利の復原研究

    2010   西村 正雄

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     8月にインドネシア・バリ州にて、19世紀までバリ島に君臨したゲルゲル王国の首都であるスマラプラの主要な水利施設であったスバック・グデ・スウェチャプラの調査をおこなった。このスバックはかつて灌漑面積が900ヘクタールほどで、ゲルゲル王国の王宮周辺を灌漑するものであり、ウンダ川にある主要な取水口は、現在の用水ダムのさらに上流にあり、川原石を積んだ導水路によって引水されている。水利事業が近代化される中で、このスバックは伝統的な灌漑方式を今に伝えているものとして貴重である。 国立ウダヤナ大学にて、副学長で農学部教授のイ・グデ・プトゥ・ウィラワン教授および、文学部のアナック・アグン・バグス・ウィラワン教授と会見し、スバック・グデ・スウェチャプラに関しての知見を得るとともに、秋に早稲田大学にて行うワークショップでの講演を要請した。 11月4日(木)、早稲田大学文学学術院第2研究棟第7会議室にてワークショップ「バリ島の農業と灌漑システムの歴史」を開催した。海老澤が趣旨説明を行った後、アナック・アグン・バグス・ウィラワン教授が講演「ゲルゲル王国とスバック・グデ・スウェチャプラ」を行った後、イ・グデ・プトゥ・ウィラワン教授が講演「バリ島農業とスバック」を行った。ここで明らかになったことは、次の6点に要約できる。(1)スウェチャプラ王宮はダルム・スワラ・クパキサン(1381-1460)として知られるゲルゲル王朝の初代王が建てたものである。(2)ゲルゲル王国は当初スバックが発展した農村に過ぎなかったが、2世ダルム・ワトゥレゴンの時に最盛期を迎える。王は二人のヒンドゥーの高僧を招き、宗教・軍事・農業・芸術などの部門でヒンドゥー文化を進化させた。(3)スウェチャプラ王宮の周囲には、イェー・ヒィーというスバックが以前から存在したが、さらにトーヤ・チャウ、プガテパン、カチャン・ダワなどの家臣の名がつけられたスバックが形成された。(4)1651年には、家臣の叛乱により、スウェチャプラ王宮は放棄された。(5)ゲルゲル王国の滅亡後もスバックは維持されてきたが、1995年に4つのスバックが統合され、かつての王宮の名を取って「スバック・グデ・スウェチャプラ」が生まれた。(6)現代において、スバックの維持には様々な困難が伴い、523ヘクタールにまで縮小している。スバック会員の負担も重くなっており、儀礼の費用の調達が大きな問題となっている。 以上のように、従来明らかにされていなかったバリ島の長い伝統を有する水利組織の歴史と現状が明らかとなった。これらの成果については、海老澤が代表を務める水稲文化研究所の刊行物『講座水稲文化研究 5』(2011年度刊行予定)に収録される。 

  • 鎌倉時代における備中国新見荘地頭方所領の研究

    2009  

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     この研究は、備中国新見荘(岡山県新見市周辺)をフィールドとして中世荘園の復原を目指すものである。備中国新見荘は研究対象として魅力があるため、これまでも多くの研究者が取り組んできた。しかし、全体的な復原は極めて困難である。方法として文献資料の精査と現地調査の実施という二方面からのアプローチがあるが、新見荘の場合、文献資料が厖大に存在し、また現地も広大である。そのため、今回の研究では、鎌倉時代の地頭方所領に限定して行った。 文献資料に関しては最も基本となる東寺百合文書中の「備中国新見荘東方地頭方山里畠実検取帳」(ク函13、14、15)と「備中国新見荘地頭方東方畠地実検名寄帳」(ク函18)の原本の精査を京都府立総合資料館において行った。前者については、13・14が原本に近く、15はその案文であることがわかったが、13・14は欠失分があり、15により補わざるを得ない部分があることが判明した。後者は現在重厚な巻子本となっているが、山折りと谷折りの跡があり、山折り部分に文字が重なることがなく、谷折りと紙継ぎ目には頻繁に文字が重なることから、もとは折本または旋風葉仕立てであったと考えられる。これらの成果については、『鎌倉遺文研究』23号・25号の「『鎌倉遺文』未収録「東寺百合文書」」参照のこと。 現地調査に関しては、大学院ゼミの一環として実施することができた。幸いにも、1980年代に、東京大学史学会シンポジウムで詳細な報告を行った竹本豊重氏がご健在であっため、多くの知見を得ることができた。ほぼ、検注順路に沿って踏査したが、調査期間が短時日であったため、概要は把握できたものの、細部の調査については今後に期待しなければならない。従来、高梁川の下流沿いにわずかに存在する平地部分の研究が進められていたが、奥村の山間地域に広がる所領にも関心を向けるべきことが明らかとなった。 

  • 伊賀国黒田荘の基礎的研究

    2001  

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    伊賀国黒田荘は、荘園研究史上、最も著名な荘園の一つであるが、この荘園に関する基礎資料の収集は未だ十分には行われていない。故竹内理三氏によって『伊賀国黒田荘史料』の第一巻および第二巻が刊行されたが、鎌倉時代初めの建保6年(1218年)までの史料が載せられているすぎない。そこでまず、東大寺文書を中心に黒田荘の1219年以降の史料を収集することに重点を置いた。 その結果、2002年3月までの段階で、518点の史料を収集し、『海老澤ゼミテキスト 東大寺文書伊賀国黒田荘史料ver2』を作成した。デジタル化できたこれらの資料は、今後様々な利用が考えられる。 同時に、「伊賀国黒田荘における寺僧私領の展開と終焉ー畿内に近接した東大寺領荘園の特質ー」をテーマとしてこの荘園の特質を究明した。 その内容については2002年4月鎌倉遺文研究会第80回例会で報告した。 黒田荘における寺僧私領の展開は、奈良盆地より約半世紀遅れ、12世紀前半から見られるところであるが、一円不輸後も荘内の広汎な地域に存在し、東大寺の支配にも大きな影響を及ぼしたが、14世紀に入るころには、その地子収取が難しくなり、元徳元年(1329年)には、現地荘官が地子徴収に一切協力しない姿勢を示し、事実上寺僧私領は終焉を迎えたことを明らかにした。 以上のような成果を上げてきたが、資料収集はまだまだ完全とは言えない。特に、戦前に東大寺から流出し、個人所蔵となっている文書については多く問題が残されており、十分な調査が行われていない。今後の課題といえよう。 

  • 空中写真の解析等による真国川流域の復原研究

    1999  

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     真国川は和歌山県の北部を流れる紀ノ川の支流である。高野山の西に位置するかつらぎ町天野に端を発し、西南に流れて、貴志川に合流し、やがて紀ノ川に至る。この真国川流域に、平安時代から鎌倉時代にかけて石清水八幡宮領で、のちに高野山領となった紀伊国鞆淵荘が存在する。この荘園は荘民の活発な政治活動などできわめて著名である。しかし、どのような水源によって水田を灌漑していたかなど、具体的な開発行為はほとんど明らかにされてこなかった。そこで、荘園関係の文献資料と1945年以降に米軍および国土地理院が撮影した空中写真を照合することによって、現在では変化・消滅した真国川の水利施設を復原し、荘園時代の水田の状況を明らかにすることとなった。 特に従来の研究で、真国川に存在し、文献資料上重要な位置にある「柳瀬湯」については現地調査によってその水路を部分的に確認することができたが、肝心の真国川本流にかかる井堰については既に流失して不明であった。そこで立体視鏡を使用して空中写真で探査したところその位置と形状を明確に確認することができ、「まぼろしの柳瀬湯」の復原に成功した。また、現況では山林化している棚田についても過去の状況を復原することができた。その他、鞆淵地域には、真国川にかかる井堰としてウシロブチ井堰・大湯・湯ノ本溝・中野北溝・中野南溝・マエカワ溝・宮前湯・オノイデ・坊の堰・太鼓渕堰・鳥渕井などの灌漑施設があり、これらについても空中写真による探査により様々な発見があった。これらの成果については、『紀伊国鞆淵荘地域総合調査 本編』(平成10~平成11年度科学研究費補助金基盤研究C2報告書、課題番号10610336)の「特論 中山間地域の荘園における本流灌漑と支流灌漑」に掲載した。荘園復原研究では、空中写真による調査が大きな成果を収めることを証明した一事例であるといえよう。

  • 紀伊国阿弖河荘の復原的研究

    1998  

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     紀伊国阿弖河荘は現在の和歌山県清水町一帯に存在した荘園である。鎌倉時代末期には高野山領となるが、それまでは京都にある円満院・寂楽寺が荘園領主であった。この地の在地領主湯浅氏が農民を過酷に支配したことで著名な荘園である。しかし、その開発過程などは不明な点が多い。今回復原的な研究を行い、これらを究明したいと考えた。『清水町史』の上巻および史料編が既に刊行されており、これらを手がかりとして多くの事実が判明したが、なお十分ではないため現地景観をふまえ得つつ、清水町役場に保存されている古文書の調査を行った。ここではそこで明らかとなったことのうち重要と思われる事柄に触れておきたい。それは慶長期の検地帳の問題である。かつて安諦支所に所蔵されていた文書の表紙には例えば、「慶長六年九月朔日 御検田帳写 有田郡押手村 元禄十年丑六月」とあるが、これに関連するものとして「元禄十年丑六月 安永七年三月改替候 名寄帳押手村」とある帳簿も存在し、慶長検地帳(元禄期の写しであるが)に付けられた通し番号は、後者の史料にも全く共通するものであることが判明した。このことからおそらくのちに名寄帳を作成する際にふった通し番号であると推定する事が可能となった。和歌山県下では例えばかつらぎ町にも同時期の検地帳があり、その通し番号の経緯については十分明らかにされていなかったので、この阿弖河での解明は地域の復原研究の一助となるものである。 また、アラギ島(河川の蛇行によってできた河岸段丘)における水田開発状況(大庄屋笠松佐太夫の開墾が大きな比重を占めるが、畑地開発は中世にさかのぼることも可能)のほか、中世の集落として知られる立神の現況、島崎のサンマイ、についても多くの知見が得られたが、これらについては今後発表される論文などにより明らかにしていきたい。

  • 紀伊国における高野山領荘園群の研究

    1997  

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    紀伊国に展開する高野山領の荘園を広く研究するため、高野山、かつらぎ町史編纂室、清水町教育委員会和歌山県立博物館、粉河寺、根来寺などを訪ね、基礎資料の収集に努めた。とりわけ荘民と荘官との関係が詳細に検討でき、また村毎の中世の帳簿が存在するため、復原研究の可能な鞆淵荘(和歌山県粉河町)に焦点を定めて研究を行い、同時に関連性のある阿弖河荘(和歌山県清水町)についても調査を行うことができた。まず、鞆淵荘では鎮守の鞆淵八幡宮において安貞2年(1228)に石清水八幡宮から送られた沃懸地螺鈿金銅装神輿と「神輿奉送目録」等を調査し、この荘園が鎌倉期において石清水八幡宮と深く関わっていたことを確認した。また鞆淵荘の場合には、室町時代の耕作地・作人・地主を書き上げた下村、上村、妙法寺村、本河村の各歩付帳が残存しており、これに関わる現在の集落である和田・高原・大西・上垣内・畑野・新子・境石・平野原・湯本・咲林・中野南・中野北・本川・岩滝・久保・北原・南地・鳥淵・清川などのほか、耕地は存在するが集落は消滅した神路谷を踏査し、多くの知見を得た。また、鞆淵荘の関連史料の分析によって、応永30年12月29日の高野山評定などがこの地域の状況を考察する際に大きな意味のあることが明らかとなった。とくに応永年間における守護領国制の展開と農民の動向および高野山の対応が、全国的に見ても貴重な事例であることが判明した。以上のことから鞆淵荘が、全国およそ3000ヶ所存在すると言われる荘園村落遺跡の中で飛び抜けて良質の資料を包含する地域であることが確認された。このことは誠に大きな成果であったといわねばならない。今後科学研究費補助金を得てこの厖大な成果をまとめれば、学界にとってこの分野での飛躍的な進展が期待できる。研究成果の発表1999年9月 『紀伊国鞆淵荘の調査』(科学研究費補助金報告書、早稲田大学海老澤研究室発行)〈予定〉

  • 九州荘園における地頭領主制の展開について

    1996  

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     鎌倉幕府成立後、九州の荘園に広く地頭が設置されたことが知られている。従来東国の御家人が総地頭として入部し(多くは代官が所領管理にあたったが)、在来の領主は小地頭として位置づけられた。鎌倉時代後期には、幕府は非御家人の武士に対する支配を強め、総地頭は荘園内の所領を拡大していったことが明らかにされている。 これらの内、本年の研究で扱ったのは豊後国国東郡の田原氏および大野郡大野荘の大友氏である。前者については、宇佐八幡宮の荘園であった田染荘において小領主から見た田原氏がどのような存在であったかを考察し、まとめた。詳しくは、『豊後高田市史特論編 くにさきの世界』(1996年9月刊)を参照してほしいが、鎌倉時代において荘園領主は在地社会で独力で権力を行使することには限界があり、既に多くの点で地頭の力に頼ってした。それ故、地頭が荘園を侵略するという構図はきわめて一面的な見解であることが明らかになったといえよう。次に大野荘における大友氏の場合であるが、地頭領主制を景観復原論のなかにおいてみた。大野荘は大分県の大野川上流域に展開するが、この河川は水量がきわめて豊かであると同時に山間の無数の細かな谷あいから成り立っているという特徴を持つ。このような地域での地頭の開発は、湧水のある小谷を「用作」(ゆうじゃく)として確保した上で、棚田を切り開きつつ、周辺に広がる荒野を薗として把握するものであった。この地方では、小谷最上流部の湧水を「イノコ」と呼んでいる場合が多く、以上のような開発を「イノコ灌漑による開発」と規定することが可能であるが、鎌倉時代にあっては地頭がこのような開発を独占的に行い得たといえよう。したがって、ため池灌漑が発達した瀬戸内・近畿地方とは大きく異なる形態を示していた。拙稿「棚田と水資源-豊後国大野荘の場合」『月刊文化財』400号、1997年1月)参照のこと。

  • 播磨国における荘園公領制の研究

    1995  

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    中世における土地制度は網野善彦氏の大著『日本中世土地制度史の研究』(塙書房,1991年)によってその大枠が示された。氏によってこの時期の土地制度は「荘園公領制」と名付けられ,現在この水準を超える研究は存在しないが,なお二つの課題が残されていると言えよう。一つは網野氏の研究が近畿および東国をフィールドとして行われたことであり,西国の問題はあまり視野に入っていないことである。いま一つは中世前期についてはきわめて詳細に論じられて荘園公領制の形成過程においては近畿および東国に関する限り問題が出尽くした感があるが,中世後期については若干の見通しが述べられているにすぎないことである。 このような研究状況の欠落を補うために,主に西国をフィールドとし,中世土地制度の具体的状況を明らかにするため播磨国を選んで研究を進めた。対象としたのは,(1)東大寺領大部荘(現在の兵庫県小野市周辺),(2)法隆寺領鵤荘(現在の兵庫県太子町周辺),(3)東寺領矢野荘(現在の兵庫県相生市周辺)の3ケ所である。このうち,とくに(1)の大部荘については,現地調査を行ない,その領域等の確認を行うとともに,荘園公領制の変遷に重要な意味を有する次の諸点について詳しく調査を行なった。列挙すると次のとおりである。垂井住吉神社・島田出水・岩窓神社・王子出水・王子観音堂・敷地町墓地・いぼの薬師・かんだに池・新大川橋・旧寺井堰・旧高田下井堰・六ヵ井取入口・地蔵池・浄土寺・中島埋墓・大池・熊野神社・権現池・南池・雲光寺・高塚山である。これによって,加古川流域における荘園公領制の一断面に関して多くの知見を得ることができた。とくに鎌倉時代初期にこの地の開発にあった俊乗坊重源の活動については従来以上に高く評価すべきことが明らかになった。

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