2024/12/21 更新

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イシドウ ツネヨ
石堂 常世
所属
教育・総合科学学術院
職名
名誉教授
学位
Dr.en philosophie(Université ParisⅠ) ( 該当なし )

経歴

  •  
     
     

    早稲田大学 教育・総合科学学術院   教授

所属学協会

  •  
     
     

    Revue "Chemins de formation"(France)

  •  
     
     

    Comité scientifique

  •  
     
     

    Revue "Penser l'Education"(France)

  •  
     
     

    Université partenaires

  •  
     
     

    教育史学会

  •  
     
     

    日本比較教育学会

  •  
     
     

    日仏教育学会

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研究分野

  • 教育学

研究キーワード

  • 教育哲学

  • 倫理学

  • 哲学

  • Philosophy of education

 

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 市民性の倫理・ユマニテの倫理

  • 21世紀教育課程改革のエピステモロジー

  • 理性と教育

  • 複雑性思考・複合的思考とカリキュラム改造

  • 教育的価値

  • -

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Misc

  • Dictionnaire de la culture générale, PUF, 2000

    日仏教育学会年報   7号(№29)pp.200-202  2001年

  • オリヴィエ・ルブール著、佐野泰雄訳『レトリック』白水社

    日仏教育学会年報   7号(№29)pp.192-194  2001年

  • 松阪浩史著『フランス高等教育制度の概要─多様な高等教育機関とその課程─』

    広島大学高等教育研究開発センター   pp.257-258  2001年

  • フランス人を育てる普遍的教養観の再検討

    日仏教育学会年報   7号(№29)pp.150-158  2001年

  • 「情報」の教員養成課程申請への対応と課題

    『大学時報』日本私立大学連盟   pp.76-83  2001年

  • E.モランの複合的知識論:フランス型「総合学習」の提示

    総合的な学習の時間を生かす複合・学際的テーマと教材作成のプランニングに関する研究   pp.50-57  2001年

  • 「複合・学際的教科」の国際的実践と研究動向

    総合的な学習の時間を生かす複合・学際的テーマと教材作成のプランニングに関する研究   pp.36-41  2001年

  • 総合的な学習の時間を生かす複合・学際的テーマと教材作成のプランニングに関する研究

    早稲田大学教育総合研究所   220p.  2001年

  • 教育倫理学構築のための基礎研究─実践倫理学としての教育哲学の可能性の検討作業─

    文部省科研費研究成果報告早稲田大学教育学部   127p.  2001年

  • 子どもたちよ、若者よ―教育の責任性から―

    第47回福島県PTA研究大会報告書/福島県PTA連合会   No.47  2000年

  • “Questions pédagogigues"刊行の今日的意義

    日仏教育学会年報/日仏教育学会   No.28 (Vol.6)  2000年

  • フランスのリセ(高校)教育改革のエピステモロジー

    日仏教育学会年報/日仏教育学会   No.28 (Vol.6)  2000年

  • 開設の思いは新たなり

    『早稲田大学大学院教育学研究科10年史』早稲田大学退学員教育学研究科   pp.91-93  2000年

  • Jean Houssaye, Questions pédagogiques, Hachette 1999, 606p.

    日仏教育学会年報   6号(№28)pp.156-157  2000年

  • こどもたちよ、若者よ─教育の責任性から─

    福島県PTA研究大会 大会報告書   47号pp.1-22  2000年

  • 21世紀の消費者・市民・人間─教育倫理学の視点から─

    21世紀の消費者像[財]消費者教育支援センター   pp.37-70  2000年

  • ラルース臨床心理学事典 価値、学校、学校教育、外19項目

    弘文堂    2000年

  • 教職課程

    『早稲田大学教育学部50年』早稲田大学教育学部   pp.213-226  2000年

  • エドガー・モランの教育改革とエピステモロジー

    日仏教育学会年報   6号(№28)pp.144-146  2000年

  • 21世紀へ向かう教育学部の再構築について

    早稲田フォーラム―大学問題論叢―   No.79  1999年

  • 21世紀の消費者・市民・人間―教育倫理学の視点から―

    21世紀の消費者像/(財)消費者教育支援センター   No.8(消費者教育読本シリーズ)  1999年

  • パルム・アカデミック(教育学術)彰受勲

    フランス共和国   フランス大使館文化部(受勲式1998/12) 於:東京  1998年

  • E. Becchi et D. Julia, Histoire de l'enfonce en Occident de l'antiquité à nes jours, 2 vols, Seuil, 1998

    日仏教育学会年報/日仏教育学会   第4号  1998年

  • 〈フランス研究動向〉家庭教育研究国際連合の創設と活動

    日仏教育学会年報/日仏教育学会   第4号  1998年

  • 共存の時代におけるアイデンティティと教育―各国は伝統的な文化や価値体系をどう教えているか―

    比較教育学研究/日本比較教育学会   第24号(200-201)  1998年

  • 宗教と学校教育の関係性をめぐる今日的展開―分離・排除から接近・融合へ―

    早稲田大学大学院/教育学研究科紀要   No.8(13-27)  1998年

  • 教科書を選ぶにあたって:教育実践の課題(フランス文部省刊)

    日仏教育学会年報   3  1997年

  • フランス教育哲学の新風について

    日仏教育学会年報/日仏教育学会   3  1997年

  • 市民性の育成を日仏教科書にさぐる-比較価値教育的アプローチ

    日仏教育学会年報/日仏教育学会   3  1997年

  • 「価値」の視点から「教育的価値」の視点へ-教育と価値をつなぐもの

    日仏教育学会発行/石橋財団助成国際共同研究    1997年

  • 日仏共同研究最終報告書-教育的価値の問題に関する今日的検討

    日仏教育学会発行/石橋財団助成国際共同研究    1997年

  • フランスの学校教育にみる“ライシテ”の歴史性と今日性

    日本の教育史学/教育史学会紀要   第40集(355-364)  1997年

  • 1995年度日仏教育コローク(学術シンポジウム)開催責任者,1995/9/1~9/5 於:日仏会館・早稲田大学国際会議場(井深ホール)

       1996年

  • フランスの教育から日本を考える

    Nouvells(日仏会館・日仏協会通信)/日仏会館,フランスを知りフランス文化を考える会依頼講演   79  1996年

  • 日仏学術シンポジウム1995年度報告――教育学 Sciences de l'education

    日仏文化/日仏会館   61  1996年

  • フランス-知性主義の教育的挑戦

    比較・国際教育学(石附実編著)/東信堂    1996年

  • パリ第5大学客員教授として1996年6月~7月渡仏(フランス国立教育研究所INRP受入れ)講演

       1996年

  • J・F.ルクレール「フランスにおける比較教育の現状」

    日仏教育学会年報   2  1996年

  • J・ボベロ「スカーフ事件、一体何故?」

    日仏教育学会年報   2  1996年

  • H・ラングロワ「生体臨床医療倫理における自律と相互理解ならびに市民の道徳について」

    日仏教育学会年報   2  1996年

  • J・ウーセ「学校の位置について問い直す」

    日仏教育学会年報   2  1996年

  • H.ラングロワ「分立的生命倫理から統合的生命倫理教育へ」

    日仏教育学会年報   2  1996年

  • O.グラスマン「フランスの学校制度の今日的機能と価値の両義性」

    日仏教育学会年報   2  1996年

  • J.ボベロ「フランスにおける世俗的道徳の確立とその今日的展望」

    日仏教育学会年報   2  1996年

  • J.-K.Roth,International Encyclopedia of Ethics

    学燈/丸善   12  1996年

  • 日仏公開シンポジウム報告:教科書を語る/教科書から語る

    Nouvelles/日仏会館   81  1996年

  • 日仏共同研究-教育的価値の問題に関する今日的研究(石橋財団研究助成)

    日仏教育学会   中間研究報告書  1995年

  • 日仏の教育交流手法の動態化に向けて-静態的紹介・解説から相互交流構造の確立へ

    比較教育学研究/日本比較教育学会   21  1995年

  • 価値教育の理論的基礎-現代思想・現代教育学批判をもとに

    日仏共同研究;教育的価値の問題に関する今日的検討/日仏教育学会   中間研究報告書  1995年

  • 日仏共同研究の経過について-教育的価値の問題に関する今日的研究

    日仏教育学会年報/日仏教育学会   1  1995年

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特定課題制度(学内資金)

  • ヨーロッパ統合と教育概念の変革に対する研究

    1995年   沖田 吉穂, 梅本 洋

     概要を見る

    本研究は,EUの政治的・経済的統一と共に推進されている教育領域での変革とその動向の研究である。EUの教育基盤は「ヨーロッパ教育空間」1'espace educatif europeen と称されているが,この「空間」において現在共有され,今後共有されていく「市民」意識の変革を問題とした。最終目的は,EU教育プランを通して「ヨーロッパ市民」の育成がどのように立案され,実施に入っているか,その理念と哲学を研究するところにおいた。1. 一般にドイツに集中しているEU研究に対して,本研究の焦点はフランスにおかれた。その理由は,EUの教育の計画や政策のリーダーシップは,文化的にみてフランスにあるとみたからである。ある意味で,EUを可能にしたのは,共通の文化,共通の教養(culture)のためである。ひとつは,ギリシャ・ローマ文化,2つは,キリスト教,3つはルネサンス,4つは市民社会(の成立)である。これらは,加盟国の学校教育,教育一般をアクセス可能とする要因であるが,フランスは,いずれの要因においてもその本流に位置する。2. 従来,EC,EUの教育面での研究は,エラスムスプランに代表される域内留学制度の研究か職業免状・資格の域内共通化問題に重点がおかれていた。本研究は,政策・制度分析に終始することを越えて,「ヨーロッパ市民像」の概念と,そのための教育実践上の変革を明らかにした。ひとつには,「ナショナル」な市民から「グローバルなエスパス(espace)の市民」への意識転換が,どのような教育努力を生み,どのような実践を開始しているかという問題となる。この場合,伝統文化的にみたヨーロッパの統一性と,加盟各国民・各民族の多様性との葛藤,接合,あるいは融合の関係構造の分析がなされた。ふたつには,ヨーロッパの教育の歴史的発展過程からくる伝統的統一性と同時に,加盟各国,各民族の多様性との共生,調和という問題がある。したがってEU教育のキーワードは,多様性のうえの統合性となり,それが,ヨーロッパ「市民像」の特色となっている。3. 最後に課題となったのは,教育内容,教育課程の刷新である。これについては今後も持続的な研究調査を要するが,(1)初等教育からの外国語教育の推進,(2)「公民教育」「歴史」「地理」の教育にみる刷新内容の変化,(3)「人権教育」「環境教育」「生命倫理教育」といったいわゆる価値教育の調査が効果を上げた。 最後に,今後の課題として研究を深めるべきは,「21世紀のユマニテ」へ向けての教育内容の刷新と精選の行方,ならびに,「ヨーロッパ市民像」が「世界市民像」に直線的に発展するか,それともヨーロッパに限定された閉塞的な市民像に止まるのかである。教科書ならびに教育実践を調査研究することによってさらに解明したい。