2024/06/21 更新

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ミナモト トモミ
皆本 智美
所属
文学学術院 文学部
職名
教授
学位
修士
 

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 19世紀前半英国女性作家による視覚的表象の系譜と国民性意識形成に関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2023年03月
     

    皆本 智美

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    本研究は研究対象年代を「ナショナリティ」の認識から構成される「想像の共同体」意識と「ナショナリズム」が渾然一体となって変容しながら、両者が相互に強化されていった時代と捉え、19世紀前半を中心に活動した女性作家の作品における視覚的表象の分析を通して、その様態を明らかにすることをめざすものである。近年の研究においては、18世紀にヨーロッパ大陸を見聞した女性たちのtravel writingが注目を集めるようになってきた一方、ヴィクトリア朝に入ってからの女性作家たちの大陸との関わりについては個別作家研究の枠内にとどまりがちであり、大陸文化・思想への傾倒や幻滅・反発といった一枚岩的な解釈が見られる傾向にあったので、本研究においては両時代を接続する時期として19世紀前半に着目した。本年度は、対象年代における一次資料と先行研究文献を精読・分析し、論文執筆の準備を行った。18世紀までに確立されていた風景の美学が感受性の言説と連結されていく端緒を前年度の研究でつかんだので、本年度は「感受性の時代」の女性作家たちが眼差しを向ける対象を土地から人へとずらしながら、あるいは人を包摂する環境の美学へと再解釈していく過程について、特にメアリ・ウルストンクラフトとメアリ・シェリーの大陸体験についてのnarrativeを分析し、考察を深めた。

  • 英国版「コリンナ」の系譜と女性セレブリティ:ジューズベリー姉妹とブロンテ姉妹研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2018年03月
     

    皆本 智美

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    本研究は、フランスのスタール夫人が著した小説『コリンナ』に対してイギリス人作家が示した反応を読み解くことにより、19世紀前半における英国女性と公共圏をめぐる問題および女性のナショナリティ意識をめぐる問題と両問題の連関について分析・考察するものである。著作中に「コリンナ」のモチーフが見られるジューズベリー姉妹とシャーロット・ブロンテを中心に調査した結果、大陸女性との差別化のなかにイギリス人女性を位置づける様相が観察されたが、それはイギリス側のヨーロッパに対する錯綜した態様の発現と解釈されるものであった。

  • 英国における「コリンナ」の系譜と女性セレブリティに関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2011年
    -
    2013年
     

    皆本 智美

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    戦時下の女性像を描いたフェリシア・へマンズと、男女間の性愛における女性の苦悩を描いたレティシア・ランドンという二人の女性詩人は、作風は異なるものの、「女性らしさ」の理想と「作家・詩人」という職業との間で引き裂かれる「コリンナ」像の英国版を二人ともに打ち立てた。二人は作品の中で「コリンナ」のモティーフを用いたが、ナショナリズムの高まる英国社会の中で、両者ともに詩人自身が「英国のコリンナ」と見做されるようになっていった。

  • フェリシア・ヘマンズとレティシア・ランドンに関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2009年
    -
    2010年
     

    皆本 智美

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    19世紀前期に活躍した英国女性作家フェリシア・ヘマンズとレティシア・ランドンとその作品について調査・分析し、彼女等が後代の作家に与えた影響の一端について考察し明らかにした。

  • 十九世紀前期女性作家とアニュアルに関する研究-ブロンテ姉妹を中心に

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2007年
    -
    2008年
     

    皆本 智美

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    主に十九世紀前期に発行された年刊本(アニュアル)の特徴を明らかにし、当時の女性作家やブロンテ姉妹をはじめとする後代の女性作家にアニュアルが与えた影響を調査し、考察した。

 

現在担当している科目

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