Updated on 2024/12/26

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TOMOZOE, Taiki
 
Affiliation
Faculty of Letters, Arts and Sciences, School of Culture, Media and Society
Job title
Assistant Professor(non-tenure-track)
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Research Experience

  • 2022.04
    -
    Now

    Toho University   Faculty of Science

  • 2022.04
    -
    Now

    早稲田大学文化構想学部   講師(任期付)

  • 2019.04
    -
    2022.03

    早稲田大学文化構想学部   助手

Professional Memberships

  •  
     
     

    横光利一文学会

  •  
     
     

    早稲田大学国文学会

  •  
     
     

    昭和文学会

  •  
     
     

    日本文学協会

  •  
     
     

    日本近代文学会

Research Areas

  • Japanese literature   日本近代文学
 

Papers

  • 文学と株式相場の交響:新興芸術派/新社会派文学/文芸復興期における株式表象の変遷

    友添太貴

    日本文学   73 ( 8 ) 29 - 39  2024.08  [Refereed]

  • すれ違う二人―横光利一と小林秀雄の「心理小説」観についての試論―

    友添太貴

    早稲田現代文芸研究   ( 10 ) 49 - 61  2020.03  [Refereed]

  • The Age of Literature and Economics: A Studyof Yokomitsu Riichi's Shin-en

    Taiki TOMOZOE

    Modern Japanese Literary Studies   101 ( 0 ) 142 - 155  2019  [Refereed]

     View Summary

    <p>In this paper, I analyze the workings of economics in Yokomitsu Riichi's novel Shin-en. By focusing on Kaji, who loses his fortune when corporate stocks crash, and Kō, a graduate student in economics, I show that the expressions and motifs of used in the text are closely connected to "Ludwig Pohle's Theory of Economic Depression," an academic paper by the economist Shuzuta Hitoshi, which Yokomitsu consulted while writing the novel. Furthermore, by bringing in Shizuta's paper, which analyzes the theoretical collapse of Pohle's economic thought, I suggest that Shin-en also works as a critique of other Japanese writers during the early 1930s, many of whom tried to produce literature by applying economic theory to the actual economic situation at the time.</p>

    DOI CiNii

  • 横光利一の「朝鮮」-「青い石を拾つてから」「青い大尉」論-

    友添太貴

    繍   29   20 - 33  2017.03

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Books and Other Publications

  • 転形期のメディオロジー : 一九五〇年代日本の芸術とメディアの再編成

    鳥羽耕史, 山本直樹( Part: Joint translator, ナミコ・クニモト「田中敦子と《電気服》──女性の主体性の回路をめぐって」)

    森話社  2019.09 ISBN: 9784864051415

  • 東京百年物語3 一九四一~一九六七 (岩波文庫)

    ロバート キャンベル, 十重田裕一, 宗像和重( Part: Contributor, 森茉莉「街の故郷」,三島由紀夫「橋づくし」, 山川方夫「お守り」, 吉行淳之介「廃墟の眺め」)

    岩波書店  2018.12 ISBN: 9784003121719

  • 東京百年物語2 一九一〇~一九四〇 (岩波文庫)

    ロバート キャンベル,十重田裕一,宗像和重( Part: Contributor, 佐藤春夫「滅びたる東京」, 中原中也「除夜の鐘・正午」)

    岩波書店  2018.11 ISBN: 9784003121719

  • 東京百年物語1 一八六八~一九〇九 (岩波文庫)

    ロバート キャンベル, 十重田裕一, 宗像和重( Part: Contributor, 樋口一葉「十三夜」,正岡子規「車上所見」)

    岩波書店  2018.10 ISBN: 9784003121719

  • 岩波茂雄文集 第3巻 1942-1946年

    植田康夫, 紅野謙介, 十重田裕一編( Part: Contributor, 注・解題)

    岩波書店  2017.03 ISBN: 9784000270885

  • 岩波茂雄文集 第2巻 1936-1941年

    植田康夫, 紅野謙介, 十重田裕一編( Part: Contributor, 注・解題)

    岩波書店  2017.02 ISBN: 9784000270885

  • 岩波茂雄文集 第1巻 1898-1935年

    植田康夫, 紅野謙介, 十重田裕一編( Part: Contributor, 注・解題)

    岩波書店  2017 ISBN: 9784000270885

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Presentations

  • 「家族会議」再考―同時代文学における株式表象を視座として―

    友添太貴  [Invited]

    横光利一文学会 

    Presentation date: 2024.09

  • 特集 1923――『文藝時代』前夜――

    友添太貴(ディスカッサント)  [Invited]

    横光利一文学会 

    Presentation date: 2023.09

  • 文学における「相場」の実践ー横光利一「上海」ー

    友添太貴

    早稲田文芸・ジャーナリズム学会 

    Presentation date: 2021.10

  • The Potential of Economic Novels: The Case of Yokomitsu Riichi

    Taiki Tomozoe

    The International Symposium/Workshop in Japanese Literary and Visual Studies 

    Presentation date: 2020.03

  • 小説に描かれる株式市場ー横光利一「家族会議」論ー

    友添太貴

    早稲田文芸・ジャーナリズム学会 

    Presentation date: 2019.12

  • 横光利一『寝園』と経済学

    友添太貴

    横光利一文学会 

    Presentation date: 2019.03

  • 横光利一と平林初之輔

    友添太貴

    横光利一文学会 

    Presentation date: 2017.08

  • 横光利一「花園の思想」論ー同時代フランス映画との関わりからー

    友添太貴

    日本文学協会 

    Presentation date: 2017.07

  • 横光利一『上海』における〈外国語〉

    友添太貴

    早稲田大学国文学会 

    Presentation date: 2016.12

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Research Projects

  • 昭和10年代における対外宣伝と文学作品の翻訳の関わりについて

    村田学術振興財団  研究助成

    Project Year :

    2021.07
    -
    2022.06
     

Misc

  • 経済小説

    友添太貴

    昭和文学研究   88   222 - 225  2024.03  [Invited]

  • 横光利一文学会の過去・現在・未来(2) (『横光利一研究』第二〇号記念座談会)

    位田 将司, 小林 洋介, 高橋 幸平, 謝 惠貞, 劉 妍, 芳賀 祥子, 加藤 夢三, 中井 祐希, 友添 太貴, 掛野 剛史

    横光利一研究   ( 20 ) 26 - 51  2022.03  [Invited]

  • <Japanese Studies>Summary of Excellent Master's Theses

      ( 64 ) 1070 - 1056  2019.03  [Invited]

    CiNii

Other

  • 早稲田大学歴史館 「聳ゆる甍」エリア テーマ展示「早稲田の文学者たち―明治から平成まで―」

    2019.03
    -
    2019.09

     View Summary

    監修:宗像和重、堀江敏幸、十重田裕一/監修協力:古矢篤史、塩野加織、佐藤未央子、友添太貴/企画編集:早稲田大学文化推進部文化企画課/展示期間:2019年3月22日~9月17日

 

Syllabus

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Teaching Experience

  • 文学

    東邦大学  

    2024.04
    -
    Now
     

  • 現代文芸・文化論6

    早稲田大学  

    2023.04
    -
    Now
     

  • 卒業研究

    早稲田大学  

    2022.04
    -
    Now
     

  • 日本語文章表現

    東邦大学  

    2022.04
    -
    Now
     

  • 必修基礎演習

    早稲田大学  

    2022.04
    -
    Now
     

  • 近代からの日本の文学1

    早稲田大学  

    2022.04
    -
    Now
     

  • メディアと文芸1

    早稲田大学  

    2022.04
    -
    Now
     

  • 思想と文学2

    早稲田大学  

    2022.04
    -
    Now
     

  • 同時代文学論4

    早稲田大学  

    2022.04
    -
    Now
     

  • 同時代文学論3

    早稲田大学  

    2022.04
    -
    Now
     

  • 出版文化論

    早稲田大学  

    2022.04
    -
    Now
     

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Internal Special Research Projects

  • 日本モダニズム文学における「株式市場」の表象に関する研究

    2022  

     View Summary

    本研究では、一九三〇年代の文壇において株式市場や株式相場を描くことが重要なトピックのひとつとして浮上していたことを、新興芸術派、新社会派文学、そして文芸復興期に発表された諸作品を分析した。その際にとりわけ、新聞やラジオといったメディア環境の中で「株式相場」がどのように扱われていたのかに注目し、一九三〇年代の文壇においてさまざまなかたちで、単純なモチーフのレベルをこえて、株式相場と文学との並行関係が意識されていたことを作品分析を通じて明らかにした。

  • モダニズム文学における経済学受容の研究

    2021  

     View Summary

    本研究では、日本のモダニズム文学を代表する文学者である横光利一の長編小説『上海』の分析を通してモダニズム文学における経済思想の受容を考察した。まず横光利一という作家が、株式市場という対象に強い関心を持っていたという事実を明らかにした。そして、横光がそれらの株式市場の表象と自身の形式主義文学論とを関連させながら作品を生み出していたことを『上海』の分析を通して実証した。そして、最後に『上海』での実践が横光利一の文学活動全体においていかなる意味を持つものであったかを位置付けた。

  • 「新感覚派」における映画受容の総合的研究

    2020  

     View Summary

    本研究では、1920年代欧米の前衛芸術の影響下に出発した文学グループ「新感覚派」における映画受容の問題を分析した。とりわけ本研究では、新感覚派映画聯盟の活動とそこで製作された映画「狂つた一頁」に焦点をあて研究を行なった。これまでにも「狂つた一頁」については、その脚本からの分析をはじめ多くの先行研究が存在した。しかしそれらの研究では、今日的に名声を獲得している横光利一・川端康成らの功績ばかりに注目が向けられ、実際中心的な役割を果たしていた片岡鉄兵の功績がこれまで無視され続けてきた。とりわけ、片岡鉄兵は「狂つた一頁」が公開された当初、小説家としての活動に合わせて、旺盛に映画評論を発表しており、片岡はその映画評論の活動を通じて自身の映画観を醸成し、実作である「狂つた一頁」に応用していた。本研究では、片岡の映画評論の網羅的な調査を行い、その資料の分析結果を公表に向けて現在準備中である。

  • 横光利一の経済学受容に関する総合的研究

    2019  

     View Summary

    本研究では、これまでほとんど指摘されてこなかった横光利一の経済学受容を長編小説「寝園」「家族会議」の分析を通して明らかにした。従来、横光の経済学受容はマルクスに限られたものとされてきたが、横光が京都帝国大学経済学会の学術雑誌『経済論叢』を定期的に目にしていたことを明らかにし、その経済学受容が1930〜35年頃までのプロレタリア文学と新興芸術派(とりわけ久野豊彦)に象徴される、文学に経済学を取り込むことが盛んに議論されていた時代相に対する批評性を持つものであったことを明らかにした。