2024/11/21 更新

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シミズ ヒロシ
清水 洋
所属
商学学術院 商学部
職名
教授
学位
博士 ( ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス・アンド・ポリティカルサイエンス )
修士 ( ノースウエスタン大学 )
修士 ( 一橋大学 )

経歴

  • 2019年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   商学学術院   教授

  • 2017年04月
    -
    2019年03月

    一橋大学   経営管理研究科・イノベーション研究センター   教授

  • 2017年04月
    -
    2018年03月

    一橋大学   商学研究科・イノベーション研究センター   教授

  • 2011年04月
    -
    2017年03月

    一橋大学   イノベーション研究センター   准教授

  • 2008年09月
    -
    2011年03月

    一橋大学   イノベーション研究センター   講師

  • 2007年10月
    -
    2008年08月

    アイントホーヘン工科大学(オランダ)   テクノロジーマネジメント部門イノベーション・スタディ   ポストドクトラル・リサーチフェロー

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学歴

  • 2004年09月
    -
    2007年08月

    ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス・アンド・ポリティカルサイエンス   経済史研究科  

  • 1997年04月
    -
    2005年03月

    一橋大学   商学研究科  

  • 2001年09月
    -
    2003年08月

    ノースウエスタン大学大学院   歴史学研究科   科学・技術史  

  •  
    -
    1997年03月

    中央大学   商学部   経営学科  

委員歴

  • 2016年07月
    -
    2021年07月

    国際シュムペーター学会  理事

  • 2019年07月
    -
     

    組織学会  国際委員会

所属学協会

  •  
     
     

    Academy of Management

  •  
     
     

    経営史学会

  •  
     
     

    組織学会

  •  
     
     

    International Joseph Alois Schumpeter Society

研究分野

  • 経営学

研究キーワード

  • アントレプレナーシップ

  • イノベーション

受賞

  • シュンペーター賞

    2021年07月   国際シュンペーター学会  

  • 組織学会高宮賞

    2017年06月   組織学会  

     概要を見る

    『ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション -半導体レーザーの技術進化の日米比較-』

  • 日経・経済図書文化賞

    2016年11月   日本経済新聞社・日本経済研究センター   『ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション』  

 

論文

  • Who explores further? Evidence on R&D outsourcing from the survey of research and development

    Shotaro Yamaguchi, Ryuji Nitta, Yasushi Hara, Hiroshi Shimizu

    R&D Management    2020年09月  [査読有り]

    担当区分:最終著者, 責任著者

    DOI

    Scopus

    5
    被引用数
    (Scopus)
  • Apprenticeship and product quality: empirical analysis on the sake brewing industry

    Keisuke Hori, Yusuke Hoshino, Hiroshi Shimizu

    Management & Organizational History   15 ( 1 ) 40 - 64  2020年01月  [査読有り]

    担当区分:最終著者, 責任著者

    DOI

    Scopus

    2
    被引用数
    (Scopus)
  • Management of Science, Serendipity, and Research Performance: Evidence from a Survey of Scientists in Japan and the U.S. (共著)

    Kota Murayama, Makoto Nirei, Hiroshi Shimizu

    Research Policy   44 ( 4 ) 862 - 873  2015年  [査読有り]

    DOI

    Scopus

    53
    被引用数
    (Scopus)
  • Reassessing Patent Propensity: Evidence from a dataset of R&D awards, 1977–2004 (共著)

    Roberto Fontana, Alessandro Nuvolari, Hiroshi Shimizu, Andrea Vezzulli

    Research Policy   42 ( 10 ) 1780 - 1792  2013年12月  [査読有り]

    DOI

    Scopus

    61
    被引用数
    (Scopus)
  • Schumpeterian Patterns of Innovation and the Sources of Breakthrough Inventions: Evidence from a Data-set of R&D Awards (共著)

    Roberto Fontana, Alessandro Nuvolari, Hiroshi Shimizu, Andrea Vezzulli

    Journal of Evolutionary Economics   22 ( 4 ) 785 - 810  2012年09月  [査読有り]

    DOI

    Scopus

    21
    被引用数
    (Scopus)
  • ORCHESTRATING INNOVATION: DIVERSITY OF TEAM CHARACTERISTICS IN THE SYMPHONY OF NEW PRODUCT DEVELOPMENT

    HANG YUAN, SEN ZHANG, MENGRU ZHAO, KEISUKE HORI, YUSUKE HOSHINO, HIROSHI SHIMIZU

    International Journal of Innovation Management    2024年07月

     概要を見る

    This study investigates the strategic orchestration of New Product Development (NPD) teams, focusing on how age diversity influences their innovation capabilities within the competitive landscape of firms. As firms encounter an evolving demographic landscape, the role of team composition, particularly age diversity, becomes critical in tuning innovation and market alignment. This paper synthesises the disparate findings from the innovation management literature on the impact of age diversity, employing dual theoretical perspectives: information/decision-making and similarity/categorisation. The former suggests that age diversity brings diverse knowledge that boosts innovation, while the latter indicates it might hinder social cohesion and team performance. Addressing the gaps in existing research, this study explores tenure diversity and team familiarity as moderators in the age diversity–performance relationship. It hypothesises that tenure diversity can enhance knowledge exchange and innovation but may complicate social interactions, whereas high team familiarity might restrict new idea generation by homogenising knowledge. Empirical analysis conducted on a dataset of 21,370 observations from Japanese sake breweries reveals that tenure diversity and team familiarity are critical in moderating the effects of age diversity on NPD outcomes. These findings enrich the NPD literature by highlighting the importance of demographic diversity and provide new insights into managing age-related dynamics in team settings. The study underscores the need for managerial strategies that leverage demographic diversity to enhance NPD effectiveness.

    DOI

  • ベネッセアートサイト直島:コーポレートアイデンティティーと地域振興 (共著)

    新田隆司, 山口翔太郎, 清水洋

    一橋ビジネスレビュー   66 ( 4 ) 110 - 123  2019年03月

  • TBM:社会的な課題をビジネスに転換するグリーン・アントレプレナー (共著)

    清水洋, 山口健俊, 山﨑敦義

    一橋ビジネスレビュー   66 ( 4 ) 34 - 46  2019年03月

  • イノベーションと流動性:企業の成長と脱成熟のジレンマ (共著)

    清水 洋, 山口 翔太郎, 金 東勲

    証券アナリストジャーナル   56 ( 6 ) 6 - 15  2018年06月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • Staying Young at Heart or Wisdom of Age: Longitudinal Analysis of Age and Performance in US and Japanese Firms (共著)

    Yamaguchi, Shotaro, Ryuji Nitta, Yasushi Hara, Hiroshi Shimizu

    IIR Working Paper WP#18-41 Institute of Innovation Research, Hitotsubashi University    2018年06月

  • 西角友宏第3回インタビュー後半:「スペースインベーダー」のゲームデザインとマーケティング (共著)

    福田 一史, 生稲 史彦, 井上 明人, 金 東勲, 木村 めぐみ, 中村 彰憲, 鴫原 盛之, 清水 洋, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-27 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 西角友宏第2回インタビュー前半:「スカイファイター」の開発 (共著)

    江藤 学, 生稲 史彦, 金 東勲, 木村 めぐみ, 鴫原 盛之, 清水 洋, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-24 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 西角友宏第1回インタビュー後半:高校時代からパシフィック工業への入社まで (共著)

    江藤 学, 生稲 史彦, 金 東勲, 木村 めぐみ, 中村 彰憲, 鴫原 盛之, 清水 洋, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-23 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 西角友宏第1回インタビュー前半:中学時代までの生い立ち (共著)

    江藤 学, 生稲 史彦, 金 東勲, 木村 めぐみ, 中村 彰憲, 鴫原 盛之, 清水 洋, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-22 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 佐藤秀樹第3回インタビュー後半:セガサターン、ドリームキャスト、ソフトウェアメーカーへの転身 (共著)

    清水 洋, 鴫原 盛之, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-21 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 佐藤秀樹第3回インタビュー前半:ゲームにおけるハードとソフト (共著)

    清水 洋, 鴫原 盛之, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-20 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 佐藤秀樹第2回インタビュー後半:家庭用ゲーム機における任天堂との競争 (共著)

    清水 洋, 鴫原 盛之, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-19 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 佐藤秀樹第2回インタビュー前半:テレビゲームの開発に着手 (共著)

    清水 洋, 鴫原 盛之, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-18 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 佐藤秀樹第1回インタビュー後半:中学時代からセガ入社まで (共著)

    清水 洋, 金 東勲, 鴫原 盛之, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-17 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 佐藤秀樹第1回インタビュー前半:幼少期の暮らし (共著)

    清水 洋, 金 東勲, 鴫原 盛之, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-16 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 西角友宏第3回インタビュー前半:「スペースインベーダー」開発の経緯 (共著)

    福田 一史, 生稲 史彦, 井上 明人, 金 東勲, 木村 めぐみ, 中村 彰憲, 鴫原 盛之, 清水 洋, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-26 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 西角友宏第2回インタビュー後半:メカゲームからビデオゲームへ (共著)

    江藤 学, 生稲 史彦, 金 東勲, 木村 めぐみ, 鴫原 盛之, 清水 洋, 山口 翔太郎

    IIRワーキングペーパーWP#18-25 一橋大学イノベーション研究センター    2018年02月

  • 川口洋司第1回インタビュー後半:家庭用ゲーム雑誌の先駆け (共著)

    福田 一史, 井上 明人, 鴫原 盛之, 清水 洋, 山口 翔太郎, 黄 巍

    IIRワーキングペーパーWP#18-02 一橋大学イノベーション研究センター    2018年01月

  • 川口洋司第1回インタビュー前半:ゲーム雑誌の出版に携わるまで (共著)

    福田 一史, 井上 明人, 鴫原 盛之, 清水 洋, 山口 翔太郎, 黄 巍

    IIRワーキングペーパーWP#18-01 一橋大学イノベーション研究センター    2018年01月

  • Which Do You Prefer, Artisanal or Laboratory Made?: Tension between Science and Tradition in Sake Brewing (共著)

    Keisuke Hori, Yusuke Hoshino, Shimizu Hiroshi

    Hitotsubashi Journal of Commerce and Management   51 ( 1 ) 1 - 16  2017年10月

  • Spin-Outs and Patterns of Subsequent Innovation: Technological Development of Laser Diodes in the US and Japan (共著)

    Shimizu, Hiroshi, Naohiko Wakutsu

    IIR Working Paper WP#17-14 Institute of Innovation Research, Hitotsubashi University    2017年08月

  • 時間を長くとりませんか

    清水 洋

    組織科学   50 ( 4 ) 85 - 85  2017年06月

  • 加速するイノベーションと手近な果実

    清水洋

    一橋ビジネスレビュー   64 ( 4 ) 90 - 98  2017年03月

    CiNii

  • イノベーションに何が必要か(下)スピンアウトに功罪両面―累積的な技術改善に支障

    清水洋

    日本経済新聞    2016年12月

  • 統計を用いた研究が最強か?―そんなわけはないが、最強として構築されつつある

    清水洋

    経営哲学   13 ( 2 ) 2 - 10  2016年10月

  • コラム: 価値創りの新しいカタチ ― オープン・イノベーションを考える (1)-(5)

    清水洋

    一橋ビジネスレビュー   64 ( 1 ) 100 - 103  2016年06月

  • やさしい経済学:イノベーションを考える 第1章 新しい価値とは

    清水洋

    日本経済新聞    2016年02月

  • オリンパス:胃カメラとファイバースコープの開発 (共著)

    山口翔太郎, 清水洋

    一橋ビジネスレビュー   63 ( 2 ) 110 - 113  2015年09月

  • 日本企業には適さないのか? (共著)

    清水洋, 諏訪暁彦

    米倉誠一郎・清水洋(編)『オープン・イノベーションのマネジメント:高い経営成果を生む仕組みづくり』     35 - 54  2015年03月

  • 異なる知識をどのようにすり合わせるのか?

    清水 洋

    米倉誠一郎・清水洋(編)『オープン・イノベーションのマネジメント:高い経営成果を生む仕組みづくり』     111 - 138  2015年03月

  • 技術革新を超える (共著)

    清水洋, 星野達也, 中井博之, 村上まり恵

    米倉誠一郎・清水洋(編)『オープン・イノベーションのマネジメント:高い経営成果を生む仕組みづくり』     257 - 277  2015年03月

  • オープン・イノベーションと日本企業のチャレンジ

    清水 洋

    化学工業   66   67 - 72  2015年02月

  • Collaboration and Innovation Speed: Evidence from a Prize Data-Set, 1955-2010 (共著)

    Hiroshi Shimizu, Yusuke Hoshino

    IIR Working Paper WP#15-04 Institute of Innovation Research, Hitotsubashi University    2015年01月

  • なぜ「本命」ではなかった彼らが成し遂げたのか

    清水 洋

    一橋ビジネスレビュー   62 ( 3 ) 94 - 99  2014年12月

  • Vectran: Development of High-Functionality Fiber and its Applications at Kuraray Co., Ltd. (共著)

    Keisuke Hori, Yusuke Hoshino, Hiroshi Shimizu

    IIR Working Paper WP#14-06 Institute of Innovation Research, Hitotsubashi University    2014年10月

  • 世界で勝つためのイノベーション経営論

    清水 洋, 米倉 誠一郎

    経済界    2014年04月

  • イノベーションの誤解

    清水 洋

    週刊エコノミスト    2014年03月

  • イノベーションの大きな流れ

    清水 洋

    月刊監査役   2 ( 624 ) 26 - 37  2014年02月

    CiNii

  • Entrepreneurial Spin-Outs and Vanishing Technological Trajectory: Laser Diodes in the U.S. and Japan (共著)

    Hiroshi Shimizu, Naohiko Wakutsu

    IIR Working Paper WP#13-21 Institute of Innovation Research, Hitotsubashi University    2014年01月

  • 経営史

    清水 洋

    『はじめての経営学』東洋経済新報社     174 - 191  2013年05月

  • Management of Science, Serendipity, and Research Performance: Evidence from Scientists' Survey (共著)

    Kota Murayama, Makoto Nirei, Hiroshi Shimizu

    IIR Working Paper WP#13-13 Institute of Innovation Research, Hitotsubashi University    2013年05月

  • 科学技術イノベーション政策における経営学の役割 (共著)

    清水 洋, 青島 矢一

    研究技術計画   27 ( 3/4 ) 183 - 196  2013年04月

  • Intermediary Functions and the Market for Innovation in Meiji and Taisho Japan (共著)

    Tom Nicholas, Hiroshi Shimizu

    Business History Review   87 ( 1 ) 121 - 149  2013年  [査読有り]

    DOI

    Scopus

    21
    被引用数
    (Scopus)
  • Reassessing patent propensity: evidence from a data-set of R&D awards 1977-2004 (共著)

    Roberto Fontana, Alessandro Nuvolari, Hiroshi Shimizu, Andrea Vezzulli

    Working Papers 2013/09, Department of Economics at the School of Economics and Management (ISEG), Technical University of Lisbon   42 ( 10 ) 1780 - 1792  2013年

    DOI

    Scopus

    61
    被引用数
    (Scopus)
  • Schumpeterian Patterns of Innovation and the Sources of Breakthrough Inventions: Evidence from a Data-Set of R&D Awards (共著)

    Roberto Fontana, Alessandro Nuvolari, Hiroshi Shimizu, Andrea Vezzulli

    Working Papers 2012/24, Department of Economics at the School of Economics and Management (ISEG), Technical University of Lisbon     313 - 340  2013年

  • オープン・イノベーションのマネジメント:探索と知識マネジメント (共著)

    清水洋, 星野雄介

    一橋ビジネスレビュー   60 ( 2 ) 28 - 41  2012年09月

    CiNii

  • 経営資源の補完を目指した日蘭合弁事業 超高強力ポリエチレン繊維「ダイニーマ®(Dyneema)」の開発 (共著)

    星野雄介, 清水洋

    IIRケーススタディ CASE#12-02(一橋大学イノベーション研究センター)    2012年06月

  • A Pitfall of Environmental Policy: An analysis of “Eco-point Program” in Japan and its application to the renewable energy policy (共著)

    Yaichi Aoshima, Hiroshi Shimizu

    IIR Working Paper WP#12-12 Institute of Innovation Research, Hitotsubashi University    2012年05月

  • The Nature of Inventive Activities: Evidence from a Data-Set of the Okouchi Prizes and a Comparison with the R&D 100 Awards (共著)

    Hiroshi Shimizu, Yusuke Hoshino

    IIR Working Paper WP#12-02 Institute of Innovation Research, Hitotsubashi University    2012年02月

  • 経営史

    清水洋

    一橋ビジネスレビュー 2010年別冊 No.1 はじめての経営学    2011年03月

  • 日本の業界団体:産業政策と企業の能力構築の共進化 (共著)

    清水洋, 米倉誠一郎

    制度転換期の企業と市場     195 - 220  2011年03月

  • SCIENTIFIC BREAKTHROUGHS AND NETWORKS IN THE CASE OF SEMICONDUCTOR LASER TECHNOLOGY IN THE US AND JAPAN, 1960s-2000s

    Hiroshi Shimizu

    AUSTRALIAN ECONOMIC HISTORY REVIEW   51 ( 1 ) 71 - 96  2011年03月  [査読有り]

     概要を見る

    United States organisations took a clear lead in semiconductor laser research until the mid-1970s. After the 1980s, many important breakthroughs were developed by Japanese organisations. Exploring the journal Applied Physics Letters, this study examines how semiconductor laser technology developed in these two countries and how this change in the country-level industrial leadership in the scientific research occurred. Examining the relationship among industrial organisations, research networks, and scientific breakthroughs, it discusses how these coevolved and how breakthroughs were channelled in different directions. R&D targets were channelled into small markets in the US, but were concentrated into the same markets in Japan.

    DOI

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    3
    被引用数
    (Scopus)
  • 科学技術におけるコミュニティ構築のリーダーシップ

    清水洋

    一橋ビジネスレビュー   58 ( 4 ) 52 - 65  2011年03月

    CiNii

  • Role of doctoral scientists in corporate R&D in laser diode research in Japan

    Hiroshi Shimizu, Yasushi Hara

    Prometheus (United Kingdom)   29 ( 1 ) 5 - 21  2011年  [査読有り]

     概要を見る

    With the advancement of technology and increase in its complexity, the use of external information and resources provides companies with an important competitive advantage. In addition, the university-industry relationship has received attention with increases in the importance of science. Exploring papers on laser diodes published in Applied Physics Letters and patents from 1960 to 2000, this study analyses the roles of corporate scientists with doctoral degrees in laser diode technology. The study focuses on the different roles played by two types of doctoral scientists: university-based and industry-based. It explores both direct and indirect contributions of doctoral corporate scientists to R&amp
    D by examining their papers and patents. The results indicate that both types achieved a higher average number of papers and patents than non-doctoral scientists. Exploring the co-authors of doctoral scientists to determine the indirect effect of doctoral scientists on corporate R&amp
    D, this study observes that the co-authors of industry-based doctoral corporate scientists published more papers or filed more patents. This study confirms that industry-based doctoral corporate scientists play an important role in promoting corporate R&amp
    D by linking corporate R&amp
    D with university research. © 2011 Taylor &amp
    Francis.

    DOI

    Scopus

    1
    被引用数
    (Scopus)
  • How Well Does Knowledge Travel? The Transition from Energy to Commercial Application of Laser Diode Fabrication Technology (共著)

    Shimizu,Hiroshi Shimizu, Satoshi Kudo

    Business and Economic History On-Line   9  2011年01月

  • Book Review: Ulrike Schaede, Choose and Focus: Japanese Business Strategies for the 21st Century

    Hiroshi Shimizu

    the Journal of Asian Studies   69 ( 3 ) 916 - 918  2010年12月

  • ソニー: MOCVD法による化合物半導体デバイスの開発と量産化 (共著)

    工藤悟志, 清水洋

    IIRケーススタディ CASE#10-09(一橋大学イノベーション研究センター)    2010年12月

  • 日本の科学技術:研究開発の効率性と資源配分」

    清水洋

    一橋ビジネスレビュー   58 ( 2 ) 58 - 72  2010年12月

    CiNii

  • Pitfalls of Open Innovation: Technological Trajectory in Laser Diodes in the United States and Japan (共著)

    Hiroshi Shimizu, Takashi Hirao

    Business and Economic History On-Line   8  2010年10月

  • Book Review: Choose and Focus: Japanese Business Strategies for the 21st Century by Ulrike Schaede

    Hiroshi Shimizu

    the Journal of Asian Studies   69 ( 3 ) 916 - 918  2010年09月

  • Entrepreneurship in Pre World War II Japan: Organizational Innovation, the role and logic of the Zaibatsu (共著)

    米倉誠一郎, 清水洋

    The Invention of Enterprise: Entrepreneurship from Ancient Mesopotamia to Modern Times     501 - 526  2010年08月  [査読有り]

  • Different evolutionary paths: Technological development of laser diodes in the US and Japan, 1960–2000

    Hiroshi Shimizu

    Business History   52 ( 7 ) 1151 - 1181  2010年  [査読有り]

     概要を見る

    Exploring the technological development of laser diodes from 1960 to 2000, this study examines how US and Japanese firms diverged from the same technological target to take separate evolutionary paths over time and came to be competitive in the different areas. Scrutinising the level of vertical integration, entrepreneurial start-ups, scientists' mobility and research networks, it shows that RD efforts were scattered over different technological domains, giving US firms the chance to obtain technological advantages in customised and small markets. RD efforts were concentrated in the same targeted markets in Japan, giving Japanese companies the opportunity to capture the markets offering the highest sales volumes.

    DOI

    Scopus

    4
    被引用数
    (Scopus)
  • Scientific and Technological Breakthroughs and Networks in the Case of Semiconductor Laser Technology in the U.S. and Japan, 1960-2000

    Hiroshi Shimizu

    Hitotsubashi University Center for Japanese Business Studies   114  2010年01月

  • 株式会社東芝:0.6μm帯可視光半導体レーザの開発 (共著)

    工藤悟志, 清水洋

    IIRケーススタディ CASE#10-01(一橋大学イノベーション研究センター)    2010年01月

  • The Nature of Inventive Activities: Evidence from a Data-Set of R&D Awards

    Roberto Fontana, Alessandro Nuvolari, Hiroshi Shimizu, Andrea Vezzulli

    IIR Working Paper WP#09-09 Institute of Innovation Research, Hitotsubashi University    2009年12月

  • Inter-Organizational Collaboration in Semiconductor Laser Technology in the U.S. and Japan: University-Industry Relation

    Hiroshi Shimizu, Takashi Hirao

    International Journal of Global Business and Competitiveness   4 ( 1 ) 15 - 21  2009年12月

  • The Nature of Inventive Activities: Evidence from a Data-Set of R&D Awards (共著)

    Roberto Fontana, Alessandro Nuvolari, Hiroshi Shimizu, Andrea Vezzulli

    Hitotsubashi University IIR Working Paper    2009年06月

  • Networking and Scientific Breakthrough in Semiconductor Laser Technology in the US and Japan

    Hiroshi Shimizu, Takashi Hirao

    PROCEEDINGS OF THE 4TH EUROPEAN CONFERENCE ON ENTREPRENEURSHIP AND INNOVATION     420 - +  2009年

     概要を見る

    By exploring the U.S. and Japanese engineers' networking and research outcome in semiconductor laser technology, this study aims to investigate how the central location in research networks among engineers influenced their research outcome. More concretely, exploring co-authored papers on semiconductor laser technology published in Applied Physics Letters, this study examines how structural location could be advantageous for U.S. and Japanese engineers and how they used networks in their research. It presents that degree centrality, which is measured by the number of direct ties, is positively associated with the number of citations that an engineer obtained for both U.S. and Japanese engineers. It also observes that betweenness, which locates the geodesic paths between all pairs of engineers and counts how frequently each engineer falls in each pathway, does not show significant influence on research outcome for both U.S. and Japanese engineers. Even though this paper presents that being centrally located with direct ties plays an important role in U.S. and Japanese research networks, it shows different network formation between U.S and Japanese engineers. It presents that U.S. engineers developed their networks beyond their organizational boundary, while Japanese engineers heavily relied on in-house networks.

  • Inter-Organizational Collaborative Research Networks in Semiconductor Lasers 1975-1994 (共著)

    清水 洋(Hiroshi Shimizu, Takashi Hirao

    Social Science Journal   46 ( 2 )  2009年  [査読有り]

    DOI

    Scopus

    5
    被引用数
    (Scopus)
  • Collaborative Research Networks in Semiconductor Laser Technology, 1960-2000: A Comparative Perspective on Networks and Breakthroughs in the U.S. and Japan (共著)

    清水 洋

    Business and Economic History On-Line   ( 6 )  2008年04月

  • サウスウェスト航空:ポイント・システムの経営戦略

    清水 洋

    一橋ビジネスレビュー   53 ( 4 )  2007年04月

  • The International History of Japanese Economic Thought and Policy, 1945-2000 (共著)

    清水 洋(ローラ・ヘイン

    経済学史研究   47 ( 1 ) 79 - 93  2005年04月  [査読有り]

  • ヤマト運輸 (共著)

    清水 洋

    有斐閣    2005年04月

  • 茨城県東海村臨界事故:組織の危機管理

    清水 洋

    一橋ビジネスレビュー   50 ( 4 ) 146 - 161  2003年04月

    CiNii

  • 産業政策と企業行動の社会的合成:石油化学工業の『利益なき繁栄』

    清水 洋

    企業の発展    2002年05月

  • ヤマト運輸:競争とビジネスモデルの革新

    清水 洋

    一橋ビジネスレビュー   49 ( 1 ) 120 - 131  2001年04月

  • 新日本窒素肥料株式会社の石油化学工業への進出と水俣病問題―目的と手段の非一貫性

    清水 洋

    経営史学   35 ( 2 ) 75 - 94  2000年04月  [査読有り]

     概要を見る

    The main object of this article is to analyze the strategy of Chisso Corporation when Minamata Disease became a social issue and to explain the paradox of the strategy. I scrutinize the decision-making process of Chisso, which was one of the leading firms in Japanese chemical industry and which caused Minamata disease, one of the worst pollution incidents in Japan. This article focuses on why Chisso increased production despite the knowledge that this would intensify the suffering as well as increase the number of victims.<BR>On the basis of this analysis, it can be concluded that increasing production, which only served to spread the suffering, was the means Chisso used to avoid the further expansion of Minamata disease. The backdrop of this paradox was a complex situation in which the policies of the Ministry of International Trade and Industry's (MITI) and the local government, the strategies of rival firms, and technological change were intertwined.

    DOI CiNii

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書籍等出版物

  • 野生化するイノベーション

    清水 洋( 担当: 単著)

    新潮選書  2019年08月

  • General Purpose Technology, Spin-Out, and Innovation: Technological Development of Laser Diodes in the United States and Japan

    清水 洋( 担当: 単著)

    Springer  2019年05月

  • ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション:半導体レーザーの技術進化の日米比較

    清水 洋( 担当: 単著)

    有斐閣  2016年03月 ISBN: 9784641164697

  • イノベーション・マネジメント入門(第2版) (共著)

    清水洋, 青島 矢一( 担当: 単著,  担当範囲: イノベーションと企業間システム)

    日本経済新聞出版社  2017年10月 ISBN: 9784532134747

  • イノベーション・マネジメント入門(第2版) (共著)

    清水 洋, 青島 矢一( 担当: 編集,  担当範囲: イノベーションを実現する資源動員と知識創造)

    日本経済新聞出版社  2017年10月 ISBN: 9784532134747

  • イノベーション・マネジメント入門(第2版) (共著)

    清水洋, 野間幹晴( 担当: 共著,  担当範囲: イノベーションとアントレプレナーシップ)

    日本経済新聞出版社  2017年10月 ISBN: 9784532134747

  • イノベーション・マネジメント入門(第2版) (共著)

    清水洋, 米倉誠一郎( 担当: 編集,  担当範囲: イノベーションの歴史)

    日本経済新聞出版社  2017年10月 ISBN: 9784532134747

  • イノベーション・マネジメント入門(第2版)

    一橋大学イノベーション研究センター, 清水 洋( 担当: 編集)

    日本経済新聞出版社  2017年10月 ISBN: 9784532134747

  • オープン・イノベーションのマネジメント:高い経営成果を生む仕組みづくり

    米倉誠一郎, 清水洋( 担当: 共編者(共編著者))

    有斐閣  2015年03月 ISBN: 9784641164581

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講演・口頭発表等

  • Which Would You Prefer, Artisanal or Laboratory Made?: How Quantification Came into the Sake Brewery Industry

    Yamaguchi, Shotaro, Yasushi Hara, Hiroshi Shimizu

    The Business History Conference   (Denver, Colorado, USA) 

    発表年月: 2017年03月

  • How R&D Performance is Degraded by Rivals? Lngitudinal Analysis on Japanese Firms Based on Patent Data, and Research and Development Survey

    Shimizu, Hiroshi, Yasushi Hara, Shotaro Yamaguchi

    The 7th Asia-Pacific Innovation Conference   (ACROS, Fukuoka, Japan) 

    発表年月: 2016年11月

  • Exploration Needs Stable Shareholders? Ownership Structure and R&D Strategy: The Case of the Electronics, Steel and Iron, and Pharmaceutical Industries in Japan

    Hiroshi Shimizu, Yusuke Hoshino

    Business History Conference   Business History Conference  

    発表年月: 2014年03月

  • Do Doctoral Degree and Prior Publication Matter? How Do They Vary across Countries? Science-Linkage and Technological Development in Laser Diodes

    Hiroshi Shimizu, Yasushi Hara

    Forth Asia-Pacific Innovation Conference  

    発表年月: 2013年12月

  • Does Collaboration Accelerate R&D? Evidence from a Data Set of the Okochi Prizes

    Hiroshi Shimizu, Yusuke Hoshino

    Asia-Pacific Innovation Conference  

    発表年月: 2012年10月

  • Management of Science, Serendipity, and Research Performance: Evidence from Scientists’ Survey in the US and Japan

    Kota Murayama, Makoto Nirei, Hiroshi Shimizu

    International Schumpeter Society Conference  

    発表年月: 2012年07月

  • How Well Does Knowledge Travel? The Transition from Energy to Commercial Application of Laser Diode Fabrication Technology

    Hiroshi Shimizu, Kudo Satoshi

    Business History Conference 2011 Annual Meeting   (セントルイス) 

    発表年月: 2011年03月

  • 日本企業のコラボレーションによる新機能探索

    清水洋

    経営史学会  

    発表年月: 2010年12月

  • The Nature of Inventive Activities: Evidence from a Data-Set of R&D Awards

    Roberto Fontana, Alessandro Nuvorari, Hiroshi Shimizu, Andrea Vezzulli

    International Schumpeter Society Conference 2010  

    発表年月: 2010年06月

  • Pitfalls of Open Innovation: Technological Trajectory in Laser Diodes in the United States and Japan

    Hiroshi Shimizu

    Business History Conference 2010 Annual Meeting  

    発表年月: 2010年03月

  • Scientific and Technological Breakthroughs and Networks in the Case of Semiconductor Laser Technology in the U.S. and Japan

    Hiroshi Shimizu

    International Conference on Business History (Fuji Conference)  

    発表年月: 2010年03月

  • Takashi Hirao・Networking and Scientific Breakthrough in Semiconductor Laser Technology in the U.S. and Japan

    Hiroshi Shimizu

    European Conference on Entrepreneurship and Innovation   (ベルギー) 

    発表年月: 2009年09月

  • The Sources of Invention 1963-2005. Evidence from a Dataset of R&D Awards

    Roberto Fontana, Alessandro Nuvorari, Hiroshi Shimizu, Andrea Vezzulli

    The 6th European Meeting on Applied Evolutionary Economics   (ドイツ) 

    発表年月: 2009年06月

  • Breakthrough Illusions in the case of semiconductor laser technology in the US and Japan

    Hiroshi Shimizu

    Asia-Pacific Economic and Business History Conference   (日本・東京) 

    発表年月: 2009年02月

  • The Ingenious Crowd: Great British Inventors and Their Patents

    Hiroshi Shimizu

    Applied Econometrics Association, Patent and Innovation   (日本・東京) 

    発表年月: 2008年12月

  • 半導体レーザーにおける科学的ブレークスルー:エンジニアの流動性とネットワーク

    清水洋, 平尾毅

    商品学会   (日本・長野) 

    発表年月: 2008年06月

  • Inter-Organisational Research Networks in Semiconductor Laser Technology, 1960-2000

    Hiroshi Shimizu, Takashi Hirao

    Business History Conference 2008 Annual Meeting   (アメリカ・カリフォルニア) 

    発表年月: 2008年04月

  • Competition, Knowledge Spillover, and Technological Change: Technological Development of Semiconductor Lasers 1960-1990

    Hiroshi Shimizu

    Economic History Society 2007 Annual Conference   (イギリス・エグゼター) 

    発表年月: 2007年04月

  • Research Networks and Knowledge Spillovers in Semiconductor Laser Technology in North America, Europe, and Japan

    Hiroshi Shimizu

    British Association For Japanese Studies Annual Conference   (イギリス・ノリッチ) 

    発表年月: 2007年03月

  • Competition and Technological Change, the OMCS project in Semiconductor Laser Technology

    Hiroshi Shimizu

    Mitsubishi Bank Foundation International Conference; Exploring New Perspectives on Management   (日本・神奈川) 

    発表年月: 2006年08月

  • 利益なき繁栄考察:石油化学工業における産業政策と企業行動の合成

    清水 洋

    経営史学会関東部会   (日本・東京) 

    発表年月: 2001年05月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • スピンアウトと人材の流動性が汎用性の高い技術のイノベーションに与える影響

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2015年04月
    -
    継続中
     

  • 科学技術イノベーション

    科学研究費補助金

    研究期間:

    2010年04月
    -
    継続中
     

  • 科学者・エンジニアのネットワークの国際比較

    科学研究費補助金

    研究期間:

    2009年04月
    -
    継続中
     

  • スピンアウトとジェネラル・パーパス・テクノロジー

    研究期間:

    2007年04月
    -
    継続中
     

  • 半導体レーザー技術の歴史的な発展

    研究期間:

    2005年04月
    -
    継続中
     

  • 日本の産業動態の研究:マルチレベル・アプローチ

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2021年04月
    -
    2026年03月
     

    淺羽 茂, 山野井 順一, 鳥田 友起, ALEXANDER・JEAN・LuC COAD, 井口 衡, 三橋 平, 清水 洋, 枝村 一磨

  • 領域横断的リンケージに注目したイノベーションシステムの実証的解明

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2025年03月
     

    青島 矢一, 大山 睦, 江藤 学, 和泉 章, 中島 賢太郎, 吉岡 徹, カン ビョンウ, 延岡 健太郎, 軽部 大, 清水 洋, パドロン・エルナンデス イバ

     概要を見る

    本研究は,「組織内リンケージ」「組織間リンケージ」「セクター間リンケージ」「革新活動・資源動員リンケージ」の4つの領域横断的なリンケージを通じた「知識創造・資源動員メカニズム」を解明し、日本型イノベーション・システムの経営・経済・政策課題を導出することを目的としている。2020年度の主な実績は以下の通りである.
    <BR>
    (1)組織間リンケージとセクター間リンケージに関係する革新活動・資源動員については,主要4産業を選び,VC,CVC、事業会社によるスタートアップ投資やM&Aの実態と推移を,日本,米国,中国市場間で比較して分析を行い,論文として発表した.また,日本の上場企業については,スタートアップ投資と財務データと紐付けたデータベースを作成し,スタートアップ投資を促す要因の解明を行い,海外学会で発表した.(2)「セクター間リンケージ」については,公的セクターの役割に注目して,日本の産総研,ドイツのフラウンホーファ,台湾のITRIの比較分析を行った.(3)大企業によるスタートアップ企業への資源動員については,構造タンパク質を事業化したSpiber社の事例と,旭化成のCVCの事例を分析してケース論文として発表した.また,パナソニック,NTTドコモ,日立製作所のCVCを含む,日米欧の代表的なCVCについてそれらの戦略目標に注目した比較分析を行い論文を発表した.(4)企業内外のコミュニケーションネットワークに関しては,特にオンラインコミュニケーションに注目して,そのイノベーションへの影響を分析し,発表を行った.また,企業組織内部のイノベーションプロセスを解明するため,脱炭素化に関する国際的イニシアティブであるScience Based Target Initiative(SBTi)の参加企業6社より調査協力を得て,構造化質問票調査を聞き取り調査と並行して行った.

  • 企業レベルのアントレプレナーシップの実証分析

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2025年03月
     

    米倉 誠一郎, 野間 幹晴, 清水 洋, 星野 雄介

     概要を見る

    本研究プロジェクトは、日米のアントレプレナーシップについての実証的な分析を行うものである。より具体的には、1950年代から2010年代の日米の新興市場を含めた上場企業を分析対象として、ビジネス機会の追及に必要な経営資源の組み換えの柔軟性を測定し、長期の時系列の実証研究を行う。高い水準のアントレプレナーシップを可能にする組織的な特徴を量的、質的の両面から分析を行っていく。
    新型コロナの流行が続いており、質的な調査や学会発表、さらには対面による議論やフィードバック獲得には2021年度も大きな制限があった。しかし、量的な調査のための日米企業のデータベースの構築はほぼ完了した。これが2021年度の大きな進捗の1つである。このデータベースを用いて、経営資源の組み換えの実証的な研究を進めることができるようになった。実際に、2021年度12月からは中間的な研究成果をワーキングペーパーとしてまとめ始めている。質的な調査については、日本企業におけるイノベーションという言説の広がりについての中間的な成果を論文として出版した。また、企業の四半期財務情報の開示は短期志向をもたらすのかについての分析などについても論文としてまとめた。また、シリコンバレーにおける日本企業のCVC 活動の実態を調査することができた。さらには、本研究プロジェクトの成果の一部を反映させた書籍が2022年度に出版予定である。このように2021年度は本研究プロジェクトの量的な研究については着実に進められている。

  • 伝統産業における熟練とイノベーションの実証研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2025年03月
     

    星野 雄介, 堀 圭介, 清水 洋, 原 泰史, 金 東勲

     概要を見る

    2020年度は当初の計画通り、南部杜氏協会の名簿の入力作業を行った。データベース作成は、研究組織のメンバーが行うには膨大すぎるため、相見積もりの上、業者に委託した。委託の結果、当初の予定より早く、2021年2月には全期間のデータ入力を完了させることができた。
    また、本研究の関連分野で投稿を進めていた論文がいくつか掲載された。特に強調すべきは、査読付き英文学会誌に掲載された” Apprenticeship and product quality: empirical analysis on the sake brewing industry” であった。この論文は、現行の研究プロジェクトの前段にあたるものである。日本酒産業では従来、農閑期に杜氏(酒造現場の責任者)を酒蔵が雇うことで日本酒を生産している。その杜氏を季節雇用のままとするか、正社員として雇用するかによって、鑑評会で受賞するか、すなわち高い品質の製品を生み出せるかどうかを検討した。分析の結果について、統計的な有意差が出ることが明らかにされた。
    さらに、関連分野であるイノベーションに関する論文を2本発表した。うち1本は、カンファレンスペーパーではあるが、査読ありの英文論文であった。最後の1本は大学研究紀要である。2020年度のすべての論文業績は、オープンアクセスとなっている。
    ただし、順調ではなかった点もある。それは、COVID-19によって、各種学会が開催されなかったり、オンライン開催となってしまったことである。特に、申請者らが重視しているイノベーション分野の著名学会であるInternational Schumpeter Societyが延期となったのは、仕方ないとはいえ、研究の進捗に若干の影響を与えた。
    以上のように、COVID-19の影響はありつつも、2020年度は予定通りに進捗したといえる。

  • 経営資源の流動性とイノベーション

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2024年03月
     

    清水 洋, 生稲 史彦, 金 東勲

     概要を見る

    本研究プロジェクトは、ヒト・モノ・カネといった経営資源の流動性がイノベーションの生成のパターンにどのような影響を与えるかを分析することを目的としている。経営資源の流動性が高まれば、社会的には経営資源の配分が効率的になされ、イノベーションにとって好ましい効果があると一般的に考えられている。しかしながら、本当に経営資源の流動性の程度を上げていけば、イノベーションの生成につながるのだろうか。本研究はこれに対して、経営資源の流動性がイノベーションにもたらす影響を、より多元的にとらえることを目的としている。
    2021年度は、2020年度に構築した経営資源の流動性を分析するためのデータベースを使って分析を進めた。具体的には、日米の上場企業の収益性の自己回帰性を分析するための財務情報とそれと組み合わせて研究開発の流動性を測るために構築した特許のデータベースを使って分析を行った。また、2021年度に国際学術誌へ投降した論文が戻ってきたため、その改定を進めている。さらに、ゲーム産業を分析対象として経営資源の流動性がどのように新産業の生成に寄与してきたのかについての中間的な成果をディスカッション・ペーパーとして発表した。
    2021年度は新型コロナウィルス感染症により、共同研究についての議論を対面で行うことはできなかった。オンラインでの打ち合わせは行ってきたものの、まだそれぞれの研究をすり合わせ切れていない側面はある。

  • 経営資源の流動性とイノベーションの長期時系列国際比較

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))

    研究期間:

    2020年
    -
    2022年
     

    清水 洋

     概要を見る

    経営資源の流動性の程度は、イノベーションの生成とそのコストにどのような影響を与えるのだろうか。これが、本研究課題の基本的な問いである。ヒト・モノ・カネといった経営資源の流動性の高さは、イノベーションを促進すると先行研究では考えられてきた。それらの流動性を高める政策が日本を含み様々な国でとられている。しかしながら、本当にこれらはイノベーションを促進するのだろうか。本研究では、次の3つの点を中心に分析していく。それらは、①経営資源の流動性はどのように変化するのか、②イノベーションの生成のパターンに与える影響、そして、③イノベーションのコストに与える影響についてである。流動性が高い(高まった)アメリカやイギリスと流動性が低かった(低くなった)日本の企業の長期的な時系列の比較分析を通じて、流動性が高まることがイノベーションの生成のパターンとイノベーションのコストにどのような影響があるのかを分析していく。
    2021年度は、上記の①と②の分析のために、アメリカのデラウェア州にあるハグレー図書館においてアーカイバル・ワークを行った。より具体的にはアメリカの企業が整理解雇を行う上でどのような議論を行っていたのかについての企業の内部資料の収集を行った。また、2021年12月には経営史学会で本研究プロジェクトについての概要と中間的な成果を発表した。

  • アントレプレナーシップの長期時系列・国際比較分析

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

    米倉 誠一郎, 平尾 毅, 野間 幹晴, 清水 洋, 星野 雄介

     概要を見る

    本研究は、アントレプレナーシップについての実証的な分析を行うものである。これまでのアントレプレナーシップについての研究では、企業家の個人的な心構えや精神論を記述した伝記的なものが蓄積されてきた。しかし、そのような心構えや精神論だけでは、長期的なパフォーマンスの推移についての説明が難しい。また、スタートアップが中心的な分析対象であった。しかし、アントレプレナーシップが重要になるのは、スタートアップ、だけではない。既存企業の新規事業などでもアントレプレナーシップは重要になるであろう。そのため、本研究では企業の設立からの年数と新規参入、そしてROA(総資本利益率)のボラティリティやその水準に注目し、1900年代から2010年までの新興市場を含めた上場企業について実証的に長期の時系列・国際比較分析を行う。また、量的な実証研究だけでなく、そこで見られた一般的な傾向から逸脱する事例について質的なケース分析を行う。
    2018年度には、これまで質的な分析として書籍を1冊、査読論文1本、そしてケーススタディを3本公開することができた。その中でも書籍の『松下幸之助:きみならできる、必ずできる』は書評でも多く取り上げられており、高い評価がなされてきている。さらに、ROAのボラティリティなどを実証的に分析したものを1本のワーキングペーパーとして公開するとともに、2本の論文を国際ジャーナルへ投稿した。

  • スピンアウトと人材の流動性が汎用性の高い技術のイノベーションに与える影響

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2020年03月
     

    清水 洋

     概要を見る

    本研究の目的は、汎用性の高い技術(General Purpose Technology)の発展に親組織からのスピンアウトと人材の流動性がどのような影響を与えるかを考察することにある。汎用性の高い技術は、産業や経済全体への波及効果が極めて大きい。しかし、そのような技術は生み出された時点ではまだ未成熟である。大きな波及効果を生み出すためには、補完技術の開発とともに、その後の累積的な改良が必要になる。このプロセスは長期的な時間を要するものである。しかし、そのプロセスにおいて、能力の高い技術者や科学者がその技術を応用して新しいサブマーケットを開拓するために親組織からスピンアウトする場合がある。そのような場合には、新しい用途の開発は進むものの、その基になる汎用性の高い技術の累積的な改良が進まなくなる可能性がある。
    平成29年度には、これまで構築してきたスピンアウトと人材の流動性、そして特許のデータを接合し、分析を行える水準のデータベースを完成させることができた。分析では、仮説どおりにスピンアウトを促進するような制度整備が、汎用性の高い技術の累積的な改良を阻害する側面が明らかになりつつある。これは、スタートアップやスピンアウトを促進する制度整備を行えば、イノベーションにつながるという見方が単純すぎることを示唆するものである。平成29年度末には、研究結果を論文として発表するために国際的な査読誌に投稿を行った。日本経営学会の関東部会で発表を行うとともに、国内誌へ招待論文として論文を投稿した。さらに、平成30年度に予定されているイノベーションの国際学会に2本研究発表のプロポーザルを提出し、受理されている。また、広く社会に研究成果を発信するために英語と日本語での書籍の出版の準備をそれぞれ開始した。英語の書籍は平成31年度、日本語の書籍は平成30年度に出版の計画である。

  • ノーベル賞の分析による研究者の知的創造過程と研究振興政策の関係に関する実証研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2016年03月
     

    赤池 伸一, 富澤 宏之, 伊神 正貫, 長岡 貞男, 清水 洋

     概要を見る

    ノーベル賞に代表される研究成果に対する報奨制度は、基礎研究の効果を知る上で重要な指標となりうる。本研究では、受賞者の生年、没年、受賞年、主要研究の開始年、競争的資金の取得状況、特許及び学術論文数等の情報を網羅したデータベースを作成した。1945年以降447名の科学者キャリア分析から、平均的に30代中盤から後半の研究成果によりノーベル賞の受賞理由となった成果を得ていること、研究成果公表から受賞までの期間は近年長くなる傾向にあること等の結果が得られた。また、日本出身の受賞者へのインタビュー等から、受賞者の多くが海外での経験又は海外研究機関との共同研究の経験を有している等の示唆が得られた。

  • 日本企業のコラボレーションとイノベーション:新製品開発のダイナミクス

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2016年03月
     

    米倉 誠一郎, 島本 実, 崔 裕眞, 宮崎 晋生, 平尾 毅, 川合 一央, 星野 雄介, 清水 洋

     概要を見る

    本研究プロジェクトは、日本企業の製品開発における外部の経営資源の活用を考察することを目的としたものであった。特に、近年になり外部の経営資源を活用した価値づくりは、「オープン・イノベーション」として大きな注目をあつめるようになった。本研究プロジェクトではオープン・イノベーションを中心として研究を進め、日本企業の課題を分析してきた。より具体的には異なる企業間のコラボレーションを上手く進めるための組織体制や、外部の経営資源を活用する上での戦略などを議論してきた。それらの一部は『オープン・イノベーションのマネジメント』として2015年に出版された。

  • 汎用性の高い技術におけるイノベーションの発生のプロセス

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2015年03月
     

    清水 洋

     概要を見る

    本研究は、汎用性の高い技術(General Purpose Technology)において革新が生み出されるパターンを明らかにすることを目的としている。より具体的には、本研究は、汎用性の高い技術において、イノベーションが基幹技術において起きるか、その技術の応用先で起きるのかを、産業構造のあり方から明らかにすることに分析の焦点がある。
    本研究から、スタートアップの興隆がかならずしも汎用性の高い技術の革新へとはつながらないことが明らかになった。既存企業からのスピンアウトは、汎用性の高い技術の累積的な革新を阻害することが明らかになった。

  • 研究ネットワークとイノベーションの日米比較

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2009年04月
    -
    2012年03月
     

    清水 洋

     概要を見る

    半導体レーザーにおける日米の研究ネットワークとイノベーションの関係の比較分析をインタビュー調査と特許・論文の分析に基づいて行った。アメリカはネットワークが大きく発展し、イノベーションはネットワークから生み出されていた一方で、日本のネットワークは小さく、イノベーションへの寄与も大きくなかったことが分かった。研究ネットワークの存在は企業のニッチ市場の開拓を促進する一方で、研究ネットワークの未熟な発達は要素技術のイノベーションを促進していたことが明らかになった。

  • サイエンスにおける知識生産プロセスとイノベーション創出の研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2009年
    -
    2012年
     

    長岡 貞男, 伊地知 寛博, 大湾 秀雄, 楡井 誠, 伊神 正貫, 清水 洋, オルシュ ジョン, 江藤 学, 江藤 学

     概要を見る

    日米の科学者を対象として「サイエンスにおける知識生産プロセス」にかかる大規模質問表調査(世界初の調査)を成功裏に実施し(2001年から2006年の論文対象。日米でそれぞれ2100人、2300人から回収)、パスツールの象限研究の重要性と成果、研究チームにおける若手研究者の役割、研究チームの国際化の原因と効果、研究とマネジメントの分離によるトレードオフ効果、プライオリティー競争の認識とその効果、等多くの新規の知見を得た。

  • オプトエレクトロニクス産業におけるエンジニアのネットワークの国際比較

    研究期間:

    2007年04月
    -
    2011年03月
     

  • イギリスの特許制度と発明

    研究期間:

    2007年04月
    -
    2010年03月
     

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現在担当している科目

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学内研究所・附属機関兼任歴

  • 2019年
    -
     

    産業経営研究所   兼任研究所員