2024/10/08 更新

写真a

フクシマ イサオ
福島 勲
所属
人間科学学術院 人間科学部
職名
教授
学位
博士(文学) ( 東京大学 )
D.E.S. (Littérature et esthétique) ( ジュネーヴ大学 )
修士(文学) ( 東京大学 )
ホームページ
プロフィール

福島 勲 Isao Fukushima

専門はフランス文学・思想、表象文化論、文化資源学。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。著書に『バタイユと文学空間』(水声社)、共編著に『洞窟の経験 ラスコー壁画とイメージの起源をめぐって』(水声社)、『フランス文化読本』(丸善出版)、共著に『文化資源学 文化の見つけかたと育てかた』(新曜社)、『トラウマと喪を語る文学』(朝日出版社)、『無名な書き手のエクリチュール』(朝日出版社)、訳書に『映画をめぐるディアローグ ゴダール/オフュルス全対話』(読書人)、『ディアローグ デュラス/ゴダール全対話』(読書人)、『ミヒャエル・ハネケの映画術』(水声社)、共訳書にTakiguchi Shuzo, Dali (Tokyo-1939)(Éditions Notari)等がある。

経歴

  • 2020年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   人間科学学術院 人間環境科学科   教授

  • 2018年04月
    -
    2020年03月

    早稲田大学   人間科学学術院 人間環境科学科   准教授

  • 2011年04月
    -
    2018年03月

    北九州市立大学   文学部 比較文化学科   准教授

  • 2015年10月
    -
    2016年09月

    フランス国立極東学院(EFEO)   パリ本部   客員研究員

  • 2007年04月
    -
    2011年03月

    東京大学大学院   人文社会系研究科 文化資源学研究専攻   助教

  • 2005年05月
    -
    2007年03月

    東京大学大学院   人文社会系研究科 21世紀COEプログラム「生命の文化・価値をめぐる〈死生学〉の構築」   研究拠点形成特任研究員

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学歴

  • 1997年04月
    -
    2005年09月

    東京大学大学院   人文社会系研究科   欧米系文化研究専攻 フランス語フランス文学専門分野 博士課程修了  

  • 1998年10月
    -
    2000年07月

    ジュネーヴ大学大学院   D.E.S.(博士論文提出資格授与)課程修了  

  • 1995年04月
    -
    1997年03月

    東京大学大学院   人文社会系研究科   欧米系文化研究専攻 フランス語フランス文学専門分野 修士課程修了  

  • 1990年04月
    -
    1995年03月

    早稲田大学   第一文学部   英文学専修 卒業  

  • 1986年04月
    -
    1989年03月

    埼玉県立川越高等学校  

委員歴

  • 2023年05月
    -
    継続中

    日本フランス語フランス文学会  学会誌編集委員

  • 2017年07月
    -
    2024年07月

    文化資源学会  理事

  • 2018年07月
    -
    2022年07月

    文化資源学会  『文化資源学』編集委員長

  • 2020年06月
    -
    2021年05月

    日本フランス語フランス文学会  常任幹事

  • 2015年04月
    -
    2018年03月

    日本フランス語フランス文学会  研究情報委員

  • 2013年04月
    -
    2015年03月

    独立行政法人 大学入試センター  教科科目第一委員会委員

  • 2010年04月
    -
    2011年03月

    日本フランス語フランス文学会  関東支部論集編集委員

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所属学協会

  • 2020年04月
    -
    継続中

    日本映像学会

  • 2019年11月
    -
    継続中

    日本映画学会

  • 2007年04月
    -
    継続中

    文化資源学会

  • 2001年04月
    -
    継続中

    日本フランス語フランス文学会

研究分野

  • 日本文学   近・現代文学 / 芸術実践論   映画論 / 美学、芸術論   文化資源学 / 哲学、倫理学   フランス思想 / ヨーロッパ文学   フランス文学

研究キーワード

  • フランス哲学

  • イメージ

  • 聖遺物

  • ゴダール

  • バタイユ

  • 記憶

  • 写真

  • 現代美術

  • 映画

  • 死生学

  • 文化資源学

  • フランス文学

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論文

  • 1949年のコカコーラ 小津安二郎監督『晩春』と敗戦へのまなざし

    福島 勲

    東京大学文化資源学研究室編『文化資源学 文化の見つけかたと育てかた』新曜社     128 - 146  2021年10月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 吾輩は主権者である 動物を追う人間、バタイユ

    福島 勲

    奥野克己・近藤祉秋編『たぐい』亜紀書房   vol.4   80 - 90  2021年10月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • ポンピドゥー・センターからラスコー洞窟へ 美しい動物たちと消尽する芸術

    福島勲

    『洞窟の経験 ラスコー壁画とイメージの起源をめぐって』水声社     215 - 255  2020年12月

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 「恋人たちの共同体」再考 バタイユの物語作品とナンシーの思考から

    福島 勲

    『多様体』月曜社   ( 2 ) 163 - 174  2020年10月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 占領下の不安と恍惚 占領期文学としてのG・バタイユ著『マダム・エドワルダ』試論

    福島 勲

    『仏語仏文学研究』東京大学仏語仏文学研究会   ( 52 ) 171 - 196  2020年03月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 違う穴の同じむじな 忠誠なヴェイユと至高なバタイユ

    福島勲

    別冊水声通信『シモーヌ・ヴェイユ』水声社     139 - 150  2017年12月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 文化資源学のかくも不純な欲望

    福島勲

    『文化資源学』文化資源学会   15 ( 特集:文化資源学と私 ) 118 - 119  2017年06月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 至高性から人間性へ G.バタイユ著『C神父』におけるレジスタンスの裏切りと赦し

    福島勲

    『仏語仏文学研究』東京大学仏語仏文学研究会   ( 49 ) 459 - 477  2016年10月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

     概要を見る

    塩川徹也先生古希記念特集号

    CiNii

  • 被爆体験の〈存在〉と〈時間〉-長田新編『原爆の子』と土田ヒロミ『ヒロシマ1945-1979』をめぐって

    福島勲

    中里まき子編『無名な書き手のエクリチュール –3.11後の視点から』朝日出版社     65 - 74  2015年12月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 喪の語り:レネ=デュラス『二十四時間の情事』に見る記憶の想起、喪、復興

    福島勲

    中里まき子編『トラウマと喪を語る文学』朝日出版社     170 - 189  2014年03月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 限定的モラルから一般的モラルへ-留保なき少数派主義者としてのバタイユ

    福島勲

    別冊水声通信 『セクシュアリティ』水声社     pp. 151 - 158.  2012年08月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 他者の記憶に触れるレネ=デュラスの『ヒロシマ・モナムール』における復興のイメージ (水本弘文教授・新村昭雄教授退官記念号)

    福島 勲

    『北九州市立大学文学部紀要』   0 ( 81 ) 67 - 82  2012年

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    CiNii

  • 陰画の文学--バタイユのジュネ論から (特集 到来することば)

    福島 勲

    『文学』岩波書店   12 ( 1 ) 143 - 163  2011年01月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    CiNii

  • 共同体を解体する文学:デュルケム、タルド、バタイユをめぐって

    福島勲

    『LACワークショップ論文集』第2号,日本学術振興会/人文・社会科学振興のためのプロジェクト研究事業V-3「文学・芸術の社会的機能の研究(LAC)」発行     7 - 15  2009年03月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • ブニュエル講座VI 第六回・前衛芸術篇「自由、スキャンダル、パリ」

    福島 勲

    『ルイス・ブニュエルDVD-BOX6:アンダルシアの犬/他』特製ブックレット、紀伊国屋書店、     22 - 35  2008年  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • Histoire des doubles, entre vie et mort : pour une lecture de Shiriagari Kotobuki, Yaji et Kita de minuit

    福島 勲

    『芸術・宗教・文化における死生観 = Conception et représentations de la mort dans les arts, la religion et la culture』東京大学大学院人文社会系研究科、三元社     281 - 291  2007年03月  [査読有り]  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 死生のリアルを探して––しりあがり寿『真夜中の弥次さん喜多さん』に読む死生観

    福島 勲

    『芸術・宗教・文化における死生観 = Conception et représentations de la mort dans les arts, la religion et la culture』東京大学大学院人文社会系研究科、三元社     95 - 106  2007年03月  [査読有り]  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • ひとりひとりの死の場面で : バタイユの死の概念に見られる個別性

    福島 勲

    『死生学研究』   8   503 - 518  2006年11月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    CiNii

  • バタイユにおける死:反転する死、至高性、コミュニケーション

    福島勲

    『次世代死生学研究会議・論文集』東京大学大学院人文社会系研究科     333 - 343  2006年03月

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 供犠の表象としての文学(博士論文)

    福島勲

    東京大学大学院    2005年09月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • 「無目的=非-意味」化の意味 : バタイユの思想的特徴とその射程をめぐる一考察

    福島 勲

    『仏語仏文学研究』東京大学仏語仏文学研究会   29   169 - 197  2004年05月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    CiNii

  • 神話の可能性、供犠の必然性--バタイユ「魔法使いの弟子」における共同体の設計図

    福島 勲

    『仏語仏文学研究』東京大学仏語仏文学研究会   ( 27 ) 159 - 177  2003年05月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    CiNii

  • Sacrifice à travers textes : Le sens de la pratique littéraire selon Georges Bataille

    福島 勲

    『フランス語フランス文学研究』日本フランス語フランス文学会   82 ( 82 ) 133 - 145  2003年03月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    DOI CiNii

  • 供犠の装置としての文学--バタイユにおける「文学」の地位

    福島 勲

    『仏語仏文学研究』東京大学仏語仏文学研究会   ( 24 ) 63 - 79  2001年11月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    CiNii

  • La représentation du sacrifice (Mémoire de D.E.S.)

    福島勲

    Université de Genève    2000年07月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • ありうべき道化の言説のために--G・バタイユ『内的体験』におけるディスクール

    福島 勲

    『仏語仏文学研究』東京大学仏語仏文学研究会   ( 17 ) 131 - 153  1998年03月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    CiNii

  • G・バタイユ『内的体験』の語り方分析(修士論文)

    福島勲

    東京大学大学院    1997年03月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

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書籍等出版物

  • 『モーリス・ドニ イタリア絵画巡礼: 芸術の主題をもとめて』

    福島 勲( 担当: 単訳)

    三元社  2023年07月 ISBN: 4883035522

    ASIN

  • 『はじまりのバタイユ:贈与・共同体・アナキズム』

    澤田 直・岩野 卓司編、福島勲他( 担当: 共著,  担当範囲: 福島勲「窓の外の青い空、転落と飛翔」)

    法政大学出版局  2023年04月 ISBN: 4588130358

    ASIN

  • 『映画をめぐるディアローグ:ゴダール/オフュルス全対話』

    福島 勲( 担当: 単訳)

    読書人  2022年10月 ISBN: 4924671541

    ASIN

  • 『バタイユ書簡集』

    福島 勲( 担当: 共訳,  担当範囲: pp. 321-369.)

    水声社  2022年07月 ISBN: 4801005616

  • 『文化資源学:文化の見つけかたと育てかた』

    東京大学文化資源学研究室編, 福島 勲( 担当: 共著,  担当範囲: (論文)福島勲「1949年のコカコーラ 小津安二郎監督『晩春』と敗戦へのまなざし」)

    新曜社  2021年10月 ISBN: 4788517434

    ASIN

  • 『たぐい』vol.4

    奥野克己・近藤祉秋編、福島 勲( 担当: 共著,  担当範囲: 「吾輩は主権者である 動物を追う人間、バタイユ」)

    亜紀書房  2021年10月 ISBN: 9784750517179

  • 『洞窟の経験:ラスコー洞窟とイメージの起源をめぐって』

    吉田裕, 福島勲編, 吉本 素子, 郷原 佳以, 鈴木 雅雄, 西山 達也( 担当: 共編者(共編著者),  担当範囲: (巻頭言)「はじめに」、(論文)「ポンピドゥー・センターからラスコー洞窟へ 美しい動物たちと消尽する芸術」(pp. 215-255))

    水声社  2020年12月 ISBN: 4801004946

    ASIN

  • 『多様体 2』[総特集]ジャン=リュック・ナンシー

    福島 勲( 担当: 共著,  担当範囲: (論文)「「恋人たちの共同体」再考 バタイユの物語作品とナンシーの思考から」(pp. 163-174);(翻訳)エレーヌ・ナンシー「龍安寺」(pp. 259-271))

    月曜社  2020年10月 ISBN: 9784865031010

  • 『翻訳家たちの挑戦』

    澤田直・坂井セシル編、福島 勲( 担当: 共訳,  担当範囲: マチュー・カペル「映像のような言葉–––可視化された字幕のために」(仏和訳))

    水声社  2019年07月 ISBN: 9784801004283

  • 『ディアローグ:デュラス/ゴダール全対話』

    福島 勲( 担当: 単訳)

    読書人  2018年10月 ISBN: 4924671347

    ASIN

  • 『シモーヌ・ヴェイユ (別冊水声通信)』

    福島 勲( 担当: 共著,  担当範囲: ジョルジュ・バタイユ「シモーヌ・ヴェイユの性格」翻訳と解説(p. 55-59)、論文「違う穴の同じむじな 忠誠なヴェイユと至高なバタイユ」)

    水声社  2017年12月 ISBN: 9784801003200

  • 『無名な書き手のエクリチュール―3.11後の視点から』

    中里 まき子編、福島 勲( 担当: 共著,  担当範囲: (論文)「被爆体験の〈存在〉と〈時間〉-長田新編『原爆の子』と土田ヒロミ『ヒロシマ1945-1979』をめぐって」)

    朝日出版社  2015年12月 ISBN: 4255008981

    ASIN

  • 『ミヒャエル・ハネケの映画術 : 彼自身によるハネケ』

    福島 勲( 担当: 単訳)

    水声社  2015年11月 ISBN: 9784801001398

  • 『ジョルジュ・バタイユの反建築 : コンコルド広場占拠』

    福島 勲( 担当: 共訳,  担当範囲: pp. 109-154(「迷宮、ピラミッドそして迷宮」および「帝王切開(未完了、肉屋)」の章))

    水声社  2015年09月 ISBN: 9784801001268

  • 『フランス文化読本:フランスを知るための16の窓』

    鈴木雅生・福島勲編、田村 毅監修、福島 勲( 担当: 共編者(共編著者),  担当範囲: 第3,4,16章(pp. 26-49、182-193))

    丸善出版  2014年04月 ISBN: 4621087460

  • 『トラウマと喪を語る文学』

    中里 まき子編、福島 勲( 担当: 共著,  担当範囲: 論文「喪の語り:レネ=デュラス『二十四時間の情事』に見る記憶の想起、喪、復興」)

    朝日出版社  2014年03月 ISBN: 4255007640

  • 『フランス文化事典』

    田村毅・塩川徹也・西本晃二・鈴木雅生編、福島 勲( 担当: 共著,  担当範囲: 「植物園と自然史博物館」「ケ・ブランリー美術館」「シャトー・ディフ」「レ・ゼズィー」)

    丸善出版  2012年07月 ISBN: 4621085220

  • 『セクシュアリティ』

    福島 勲( 担当: 共著,  担当範囲: (翻訳)ディディエ・エリボン「明かされた共同体」(pp.131-151);(解題)「限定的モラルから一般的モラルへ―留保なき少数派主義者としてのバタイユ」(pp.151-158))

    水声社  2012年07月 ISBN: 9784891769154

  • 『Dali (Tokyo - 1939)』

    Fukushima Isao, Nicolas Mollard, Oliver Constable( 担当: 共訳,  担当範囲: ニコラ・モラールとの仏訳)

    Genève : Notari (éditions)  2011年05月 ISBN: 2940408408

    ASIN

  • 『バタイユと文学空間』

    福島 勲( 担当: 単著)

    水声社  2011年04月 ISBN: 4891768290

    ASIN

  • 『別冊情況 68年のスピノザ:アントニオ・ネグリ『野生のアノマリーの世界』』第三期第十巻第七号

    福島勲( 担当: 共訳,  担当範囲: ピエール・マシュレー「媒介から構成へ:ある思弁的道程の記述」翻訳(pp. 12-19))

    情況出版  2009年07月

  • 『ルイス・ブニュエルDVD-BOX6:アンダルシアの犬/他』特製ブックレット,紀伊国屋書店

    福島 勲( 担当: 共著,  担当範囲: 「ブニュエル講座第六回・前衛芸術篇 自由、スキャンダル、パリ」(pp. 22-35))

    紀伊国屋書店  2008年12月

  • 『1880年代の民間レベルにおける日伊芸術交流史の再検討 : 写真家アドルフォ・ファルサーリとブルボン家エンリコ・バルディ伯爵の随臣アレッサンドロ・ツィーリ伯爵の日本での活動』

    小佐野 重利, 木下 直之, 浦 一章, 福島 勲( 担当: 共著,  担当範囲: 論考「日本の欧文新聞紙に見るファルサーリの活動」(pp. 50-55)、翻訳資料「ファルサーリ日本活動記–––欧文新聞関連記事」(pp. 67-96))

    小佐野重利、平成17-19年度科学研究費補助金基礎研究(B)-(2)、調査研究報告書  2008年03月

  • 『芸術・宗教・文化における死生観 = Conception et représentations de la mort dans les arts, la religion et la culture』

    東京大学大学院人文社会系研究科21世紀COEプログラム「生命の文化・価値をめぐる〈死生学〉の構築」&トゥールーズ人類学センター編、福島 勲( 担当: 共著,  担当範囲: 「死生のリアルを探して––しりあがり寿『真夜中の弥次さん喜多さん』に読む死生観」(pp. 95-106)、« Histoire des doubles, entre vie et mort : pour une lecture de Shiriagari Kotobuki, Yaji et Kita de minuit » (pp. 281-291))

    東京大学大学院人文社会系研究科 : 三元社  2007年03月 ISBN: 9784883032013

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講演・口頭発表等

  • ブルトンからバタイユへ、バタイユからブルトンへ:革命とシュルレアリスムの美学をめぐる論争と対話

    福島勲  [招待有り]

    日本フランス語フランス文学会2024年度春季大会(於 明治大学)ワークショップ「バタイユ、ブルトン、サルトル論争を通しての〈対話〉」(コーディネーター:岩野卓司、パネラー: 福島勲、齊藤哲也、石川学、澤田直)  

    発表年月: 2024年06月

  • 玩具の伝統からデジタルゲームを捉え直す

    講演者:吉田寛(東京大学)、コメンテーター:福島勲、高野光平(茨城大学)、企画進行:野村悠里(東京大学)  [招待有り]

    文化資源学会・特別講演会   文化資源学会  

    発表年月: 2022年12月

  • コカコーラの味:GHQ占領と小津安二郎監督『晩春』をめぐって

    福島 勲  [招待有り]

    第2回研究会「戦争と映画 日本とフランスの場合」   (名古屋大学文学研究科1F 大会議室)  科研費基盤研究(B)「ドイツ占領下フランス南部における定期刊行物と検閲制度 についてのアーカイブ研究」(代表:重見晋也)(於 名古屋大学)  

    発表年月: 2022年10月

  • 贈与論合評会

    第1セッション=発表者:岩野卓司(『贈与論』)、書評者:山田広昭、司会:福島 勲、第2セッション=発表者:湯浅博雄(『贈与の系譜学』)、書評者:藤岡俊博、司会:石川 学  [招待有り]

    バタイユ・ブランショ研究会(於 東京大学教養学部駒場キャンパス)   (東京大学教養学部駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1) 

    発表年月: 2022年07月

  • テーマ討論:現代哲学の諸相

    発表者:井岡詩子(日本学術振興会特別研究員PD)「造形と心理―『ドキュマン』誌、バタイユとその周辺」、発表者:横田祐美子(立命館大学衣笠総合研究機構助教)「バタイユ思想とエクリチュール・フェミニンをつなぐもの」、コメンテーター:福島 勲、司会:森岡正博  [招待有り]

    早稲田超域哲学研究会  

    発表年月: 2022年04月

  • 文化資源としてのノートル=ダム

    川瀬さゆり(トゥール大学)、中野芳彦(慶應義塾大学)、司会:福島勲、企画進行:野村悠里(東京大学)  [招待有り]

    文化資源学会・特別講演会   文化資源学会  

    発表年月: 2021年12月

     概要を見る

    ランスのパリにあるノートル=ダムは大火災によって崩落し、現在も修復が続けられている。文化資源学会では、被災から1000日が過ぎようとしていることに鑑み、「文化資源としてのノートル=ダム」と題して特別講演会を行う。後半部では日仏を結んで、講演者の対談も予定している。 講演1では「焼失したノートル=ダム・ド・パリの小屋組―フランス中世木造小屋組研究の魅力と課題」を取り上げる。2019年4月15日の火災で焼失したパリのノートル=ダム大聖堂の13世紀の小屋組(屋根を形造り支える骨組み)に関して、現在フランスで行われている最新の建築史学的・考古学的研究の成果と今後の再建方針をめぐる議論を紹介する。19世紀以降のゴシック大聖堂の屋根修復の歴史を振り返ると共に、フランス中世木造小屋組研究の魅力と課題について考察する。 講演2は「ユゴーと文化財保護~『ノートル=ダム・ド・パリ』を中心に」である。小説家・詩人として知られるヴィクトル・ユゴー(1802-85)は、19世紀前半のフランスにおける歴史的建造物の保護・修復にも積極的に関わっていた。20代初め頃からvandalisme(文化財破壊)を非難する詩や論文を発表し、小説『ノートル=ダム・ド・パリ』(1831)の成功によって、この大聖堂の価値を多くのフランス人に再発見させたと言われる。その後、第二帝政下で国外亡命するまで、ユゴーは政治家として文化財の保護・修復に大きな影響力を保ち続けた。本講演ではこうしたユゴーの活動を跡づけることで、パリのノートル=ダム大聖堂を中心とした、文化資源をめぐる十九世紀の言説をさまざまな角度で紹介する。

  • 対談「反学問のススメ―人類学と表象文化から斬る―」

    奥野克巳(立教大学)、福島勲、MOSA(マンガ家)、司会:吉川真央(日本実業出版社)  [招待有り]

    主催:本屋B&B、会場:本屋B&B(下北沢)  

    発表年月: 2020年11月

  • 文化資源としての蓄音機・SPレコード

    大澤啓(東京大学総合研究博物館)、京谷啓徳(学習院大学)、司会:福島勲

    文化資源学会・特別講演会   (東京大学法文2号館 2番大教室)  文化資源学会  

    発表年月: 2019年12月

     概要を見る

    東京大学と九州大学はそれぞれ蓄音機やSPレコードの貴重なコレクションを有している。今回の特別講演会では、各コレクションの研究者をお招きし、それらの文化資源としての魅力と今後の活用法についてお話いただく。尚、当日は東京大学所蔵の蓄音機を使ったSPレコードの実演も披露する。

  • 菊地成孔×冨永昌敬トークイベント〈『ディアローグ デュラス/ゴダール全対話』をめぐって〉

    菊地成孔、冨永昌敬、司会:福島勲  [招待有り]

    主催:週間読書人、会場:神保町・スペース「読書人隣り」  

    発表年月: 2019年02月

  • イメージをめぐって〜聖遺物からゴダールまで〜

    福島 勲  [招待有り]

    早稲田超域哲学研究会:テーマ「哲学と表象」   (早稲田大学(戸山キャンパス)31号館311教室) 

    発表年月: 2018年12月

  • 人生のピクニック - フランス映画に見る女性像 -

    福島勲  [招待有り]

    ムーブフェスタ2018市民企画事業《奇跡の名画ジャン・ルノワール監督『ピクニック』上映と講演会》   (北九州市立男女共同参画センター・ムーブ)  主催:北九州映画サークル協議会、後援:北九州市、北九州市教育委員会  

    発表年月: 2018年07月

  • バタイユにおける共同性の力学

    福島勲  [招待有り]

    人文社会系若手セミナー   (日仏会館)  主催:公益財団法人 日仏会館  

    発表年月: 2018年07月

  • 第23回QMACセミナー「文化資源学遠足篇」

    福島勲  [招待有り]

    QMACセミナー(於 Operation Table)   (北九州市八幡東区)  Operation Table  

    発表年月: 2018年03月

  • ワークショップ「ラスコーの曙光から〜バタイユ、シャール、ブランショ〜」

    福島勲(コーディネーター), 吉田裕, 吉本素子, 郷原佳以

    日本フランス語フランス文学会2017年度秋季大会(於 名古屋大学)  

    発表年月: 2017年10月

  • 映画『アルジェの戦い』をめぐって

    福島勲  [招待有り]

    『アルジェの戦い』事前学習会   (西小倉市民センター)  北九州映画サークル協議会  

    発表年月: 2017年10月

  • 「恋人たちの共同体」再考 ─バタイユの物語作品とナンシーの思考から

    福島勲  [招待有り]

    ジョルジュ・バタイユ 生誕120年記念 国際シンポジウム「神話・共同体・虚構:ジョルジュ・バタイユからジャン=リュック・ナンシーへ」   (慶應義塾大学)  慶應義塾大学文学部仏文学専攻  

    発表年月: 2017年04月

  • 宗教文化としての「聖地巡礼」~ヨーロッパの事例から

    福島勲, 須藤 廣, 濱野 健, 表 智之  [招待有り]

    公開研究会「マンガとコンテンツツーリズム」   (北九州市漫画ミュージアム)  北九州現代文化研究会、北九州市漫画ミュージアム  

    発表年月: 2015年08月

  • 未来への作文 ― 長田新編『原爆の子』の子供たちとその後

    福島勲  [招待有り]

    国際シンポジウム「無名な書き手のエクリチュール」   (岩手大学)  岩手大学人文社会科学部  

    発表年月: 2014年12月

  • 公開研究会「メガヒットアニメからみる現代社会-「魔法少女まどか☆マギカ」をめぐって-」

    福島勲、須藤廣、表智之、濱野健、水口すみれ  [招待有り]

    (北九州市漫画ミュージアム)  北九州現代文化研究会、北九州市漫画ミュージアム  

    発表年月: 2014年09月

  • 『ヒロシマ・モナムール』と死者忘却の条件

    竹内修一(コーディネーター)、福島勲、田中悟

    日本フランス語フランス文学会2014年度春季大会ワークショップ「死者の記憶と共同体」   日本フランス語フランス文学会(於 お茶の水女子大学)  

    発表年月: 2014年05月

  • 文学と呪術?

    阿尾安泰, コーディネーター, 濱田明, 熊本, 福島勲

    日本フランス語フランス文学会2013年度秋季大会ワークショップ「…と文学−混淆性の探求に向けて」   (別府大学)  日本フランス語フランス文学会(於 別府大学)  

    発表年月: 2013年10月

  • ルーヴル/ケ・ブランリー

    福島勲  [招待有り]

    日仏文化講座「フランス文化をパリのモニュマンから」   (日仏会館ホール)  主催:公益財団法人 日仏会館、共催:フランス政府給留学生(ABC)の会、日本フランス語フランス文学会、後援:丸善出版株式会社  

    発表年月: 2013年10月

     概要を見る

    司会:塩川徹也(東京大学名誉教授)、 講師:田村 毅(東京大学名誉教授)、鈴木雅生(学習院大学准教授)、福島 勲(北九州市立大学准教授)、滝沢明子(上智大学非常勤講師)、倉方健作(東京理科大学非常勤講師)、福田美雪(獨協大学専任講師)

  • レネ=デュラス『二十四時間の情事』に見る喪と再生のイメージ

    福島勲  [招待有り]

    国際シンポジウム『文学における<喪>、そして共同体の再構築』(於 岩手大学)   (岩手大学)  日本学術振興会日仏交流促進事業、岩手大学人文社会科学部、フランス・ボルドー第3大学「モデルニテ」  

    発表年月: 2012年12月

  • 日本フランス語フランス文学会2012年度春季大会ワークショップ「バタイユ没後50周年:これまでとこれからを考える」

    福島勲(コーディネーター)、湯浅博雄、西谷修、酒井健、岩野卓司、濱野耕一郎

    (東京大学(本郷キャンパス)法文1号館215教室)  日本フランス語フランス文学会(於 東京大学)  

    発表年月: 2012年06月

  • « Histoire des doubles, entre vie et mort : pour une lecture de Shiriagari Kotobuki, Yaji et Kita de minuit »

    福島勲

    トゥールーズ大学・東京大学共催国際研究会議「死の向こう側II:芸術・宗教・文化における死生観(於 トゥールーズ=ル・ミライユ大学)  

    発表年月: 2006年10月

  • バタイユにおける死の意味

    福島勲

    東京大学・京都大学共催「次世代死生学研究会議 ―深化と展開―」,部会「哲学の視線をめぐって」(於 和歌山県南紀白浜・熊野)  

    発表年月: 2005年11月

  • 供犠の表象としての文学:ジョルジュ・バタイユにおける共同体の実践をめぐって

    福島勲

    日本フランス語フランス文学会2001年度秋季大会(於 名古屋外国語大学)  

    発表年月: 2001年11月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 映画『ヒロシマ・モナムール』をめぐる日仏の受容状況の包括的研究

    文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(C))

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2025年03月
     

    福島 勲

  • 現代フランスにおける死者の記憶:文学作品とモニュメントの分析を通じて

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2018年03月
     

    福島 勲

     概要を見る

    ヴェルダンの追悼施設やリヨンのレジスタンス強制収容歴史センターといったモニュメントないし追悼施設においては、死者は聖別され、さらに、明確な輪郭を持った存在として扱われることが多い。そこには、そうした記憶装置を設置した国家や共同体といった「設置者」の意志が色濃く反映している。それに対して、文学においては、G・バタイユの『C神父』に見られるように、死者の記憶を固定化するというよりは、むしろその輪郭を曖昧なままに維持するという傾向・手法が見られる。そこで意図されているのは、死者たちの政治利用とは反対に、むしろその不可能化であると結論される。

  • 美術と宝物の相関性についての比較美術史学的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2014年03月
     

    秋山 聰, 佐藤 康宏, 板倉 聖哲, 高岸 輝, 京谷 啓徳, 芳賀 京子, 畑 浩一郎, 福島 勲, 塚本 麿充, 田中 正之

     概要を見る

    ハンス・ベルティンクが芸術ではなくイメージという用語を用いて中世キリスト教美術を見直したように、本研究においては、宝物という概念を軸に、洋の東西の美術史をとらえ直そうと試みた。美術ないし芸術という概念が未発達だった時代に、宝物として扱われた事物は、必ずしも現在の美術作品あるいは文化財という概念と一致するものではなかったこと、またしばしば消耗品的性格を有していたこと等が明らかとなり、宝物への着目が前近代の造形イメージを総体として把握しうる手段として有効であることが判明した。本研究の過程で国際的な研究者のネットワークが形成され、今後の比較美術史研究にとっての基盤となることが期待される。

  • 1880年代の民間レベルにおける日伊芸術交流史の再検討-写真家アドルフォ・ファルサーリとブルボン家エンリコ・バルディ伯爵の随臣アレッサンドロ・ツィレーリ伯爵の日本での活動

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2005年
    -
    2007年
     

    小佐野 重利, 木下 直之, 浦 一章, 福島 勲

     概要を見る

    明治初めの日本写真史研究において、イタリア人アドルフォ・ファルサーリの写真家としての活動に関しては謎の点が多く残されていた。1990年代のイタリア人研究者エレナ・ダル・プラによる新出のファルサーリ書簡を中心とした研究を踏まえて、1888年に横浜から彼が家族に贈った写真アルバム(ヴィチェンツァ市立美術館所蔵)や、1890年の帰国時に持参し、妹や、とくに娘キクに遺贈された写真アルバムや写真ガラス原板などの遺品(ヴィチェンツア市立ベルトリアーナ図書館と同市所在のドロテア女子修道院の所蔵)を精査・写真撮影し、ファルサーリの遺言(1895年作成)や公文書などよりそれらがファルサーリの制作品あるいは所有品であることを確認した。同時に、日本で発行された欧米語新聞の記事などからファルサーリの横浜での雑貨商、測量家、地図製作者、出版者、写真家・画家という多彩な活動(1876年9月8日横浜港到着から1890年4月12日イタリアに向け横浜港を出港)を跡付け、横浜写真の代表的写真家としての彼の活動の全容をほぼ明らかにした。
    これに対し、ファルサーリが帰郷する寸前の1889年にブルボン家エンリコ・ディ・バルディ伯爵の世界周航旅行の随行者として日本に滞在したアレッサンドロ・ヅィレーリ・ダル・ヴェルメ伯爵が旅行の問につけていた挿絵・写真入り日記15冊(未刊行)に関しては、一行がファルサーリから写真を購入しているため、日本滞在記事をヴェネツィア東洋美術館現館長フィオレッラ・スパダヴェッキアが解読転写し、その邦訳を試みた。その記事は、1880年代に日本を訪れた外国人旅行者たちが横浜写真を買い漁っていた様子を知るうる貴重な証言であることが判明した。

Misc

  • 【寄稿】公開往復書簡【第二回】福島勲×市川沙央

    福島勲, 市川沙央

    早稲田大学人間科学部eスクールHP    2024年05月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

  • 【書評】「榊原洋史著『奄美人入門』南方新社」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2024年3月24日号)     7 - 7  2024年03月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【寄稿】公開往復書簡【第一回】福島勲×市川沙央

    福島勲, 市川沙央

    早稲田大学人間科学部eスクールHP    2023年09月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    その他  

  • 【寄稿】「ハネケが描く「抑圧された子ども」とその後:『白いリボン』を中心に」

    福島 勲

    東京二期会オペラ劇場『ドン・カルロ』(ロッテ・デ・ベア演出)公演プログラム、公益財団法人 東京二期会     36 - 38  2023年09月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【書評】「ロング書評:『青山真治クロニクルズ』(リトルモア)を読む 不在の青山真治をめぐる実在的作家論」

    福島 勲

    『週間読書人』(2023年5月12日号)     1 - 1  2023年05月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 【書評】「『アンドレ・バザン研究6―特集 バザンの批評的実践』」

    福島 勲

    『日本映画学会会報』日本映画学会   ( 67 ) 15 - 18  2022年11月  [査読有り]  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 【解説】ミヒャエル・ハネケ監督『白いリボン』[Blu-ray]解説リーフレット

    福島 勲

    『白いリボン』(Blu-rayディスク版)、株式会社IVC     1 - 2  2021年03月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【書評】「須藤健太郎著『評伝ジャン・ユスターシュ 映画は人生のように』」

    福島 勲

    『映像学』日本映像学会   ( 105 ) 108 - 111  2021年01月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 【書評】「横田祐美子著『脱ぎ去りの思想 バタイユにおける思考のエロティシズム』人文書院」

    福島勲

    『週刊読書人』(2020年9月25日号)   ( 3358 ) 6 - 6  2020年09月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 【書評】「中村一成著『映画でみる移民/難民/レイシズム』影書房」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2020年2月21日号)   ( 3328 )  2020年03月  [招待有り]   [ 国内誌 ]

    担当区分:筆頭著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 【書評】「酒井健著『バタイユと芸術』青土社」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2019年9月13日号)   ( 3306 ) 6 - 6  2019年09月  [招待有り]

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 【書評】「佐藤健二著『文化資源学講義』東京大学出版会」

    福島勲

    『週刊読書人』(2019年04月05日号)   ( 3284 ) 4 - 4  2019年04月  [招待有り]

  • 【収載】菊地成孔・冨永昌敬(司会=福島勲)公開トーク載録 デュラス/ゴダール対話と映画の夜 トークイベント『ディアローグ デュラス/ゴダール全対話』(読書人)をめぐって

    福島勲

    『週間読書人』(2019年3月15日号)   ( 3281 ) 1 - 2  2019年03月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【寄稿】「真摯さと親密さ、デュラスとゴダール」

    福島勲

    『ふらんす』特集:マルグリット・デュラス 声とイメージ、白水社   2019年 ( 2月号 ) 20 - 21  2019年01月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者

    その他  

  • 【書評】「石川学著『ジョルジュ・バタイユ 行動の論理と文学』東京大学出版会」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2018年7月27日号)   ( 3249 ) 3 - 3  2018年07月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 【書評】「宮下規久朗著『闇の美術史 カラヴァッジョの水脈』」

    文化資源学

      ( 16 ) 115 - 117  2018年06月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 【寄稿】「山本糾〈ミシンと蝙蝠傘〉(Operation Table、2017年11月11日~2018年1月28日)展評:薬品壜の中における思いがけない水と生命の出会い

    福島勲

    「Operation Table」webページ(http://operation-table.com/tadasu)    2018年02月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸〈年末回顧〉

    福島勲, 馬場美佳

    『週刊読書人』(2017年12月22日号)   ( 3220 ) 3 - 3  2017年12月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」12月:ショッピングモールで文学を ふくだももこ「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」

    福島勲, 馬場美佳

    『週刊読書人』(2017年12月8日号)   ( 3218 ) 5 - 5  2017年12月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」11月:限りなく透明に近いエロス 村田沙耶香「満潮」

    福島勲, 馬場美佳

    『週間読書人』(2017年11月3日号)   ( 3213 ) 5 - 5  2017年11月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」10月:孤独の燔祭 今村夏子「木になった亜沙」、金石範「消された孤独」

    福島勲, 馬場美佳

    『週間読書人』(2017年10月6日号)   ( 3209 ) 5 - 5  2017年10月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」9月:とめてくれるなおっかさん 背中の昭和が泣いている 平成日本どこへ行く

    福島勲, 馬場美佳

    『週間読書人』(2017年9月8日号)   ( 3206 ) 5 - 5  2017年09月

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」8月:「単性的世界」再考 LGBTQのかたわらで

    福島勲, 馬場美佳

    『週間読書人』(2017年8月4日号)   ( 3201 ) 5 - 5  2017年08月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」7月:大「共感」時代? キャッチャー・イン・ザ・「ポスト真実」

    福島勲, 馬場美佳

    『週刊読書人』(2017年7月7日号)   ( 3197 ) 5 - 5  2017年07月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」6月:居場所を探す女たち

    福島勲, 馬場美佳

    『週刊読書人』(2017年6月2日号)   ( 3192 ) 5 - 5  2017年06月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」5月:アナクロニズムな風景

    福島勲, 馬場美佳

    『週刊読書人』(2017年5月5日号)   ( 3188 ) 5 - 5  2017年05月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」4月:シン・カゾク小説 現実対虚構

    福島勲, 馬場美佳

    『週刊読書人』(2017年4月7日号)   ( 3184 ) 5 - 5  2017年04月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」3月:「産む」ことをめぐる物語 父乳・河童・ダクト

    福島勲, 馬場美佳

    『週刊読書人』(2017年3月3日号)   ( 3179 ) 4 - 4  2017年03月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」2月:主題こそが必要な形式を生み出す 松浦理英子の「わたしたち」小説

    福島勲, 馬場美佳

    『週刊読書人』(2017年2月3日号)   ( 3175 ) 5 - 5  2017年02月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【連載】文芸時評「二人冗語」1月:忘却にあらがうという切実さ 書物は死者の再生装置

    福島勲, 馬場美佳

    『週刊読書人』(2017年1月6日号)   ( 3171 ) 3 - 3  2017年01月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【書評】「岩野卓司編『共にあることの哲学』書肆心水」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2016年10月21日号)   ( 3161 )  2016年10月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 【寄稿】パリ、テロ襲撃「以降」 <非常事態宣言>下のフランスから

    福島勲

    『週刊読書人』   ( 2015年12月11日号 ) 7面  2015年12月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

  • 【書評】「大岡淳著『 21世紀のマダム・エドワルダ バタイユの現代性をめぐる 6つの対話』光文社」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2015年8月14日号)     4 - 4  2015年08月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 【書評】「原大地著『マラルメ 不在の懐胎』慶応義塾大学出版会」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2014年10月24日号)     4 - 4  2014年10月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 【寄稿】デュラスとレネの挑戦 ーヒロシマ映画の系譜における『ヒロシマ・モナムール』

    福島勲

    『ふらんす』生誕100年マルグリット・デュラス特集号、白水社    2014年08月  [招待有り]

  • 【書評】「ジョルジュ・バタイユ著『『死者』とその周辺』吉田裕訳、書肆山田」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2014年8月15日号)     5 - 5  2014年08月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 【書評】「江澤健一郎著『バタイユ』河出書房」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2014年2月14日号)     4 - 4  2014年02月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • 【書評】「吉田裕著『バタイユ 聖なるものから現在へ』名古屋大学出版会」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2013年3月1日号)     4 - 4  2013年03月  [招待有り]

  • 【寄稿】特集「バタイユ没後50年:日本フランス語フランス文学会ワークショップから」(執筆=濱野耕一郎・岩野卓司・湯浅博雄・酒井健・西谷修・福島勲)

    『週刊読書人』、2012年8月10日号     1 - 3  2012年08月

  • 【寄稿】地球ミュージアム紀行「レジスタンスたちの記憶を伝える〜リヨン市立レジスタンス・強制移送センター」

    福島勲

    『月刊民博』(国立民族学博物館)   ( 2012年2月号 ) p. 14.  2012年02月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

  • 【寄稿】書きたいテーマ・出したい本「フランス人映像作家たちの日本」

    福島勲

    『出版ニュース』(出版ニュース社)   ( 2012年1月下旬号 )  2012年01月

    記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 【書評】「熊野純彦著『埴谷雄高 夢みるカント』講談社」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2011年5月20日号)    2011年05月  [招待有り]

  • 【書評】「岩野卓司著『ジョルジュ・バタイユ』水声社」

    福島 勲

    『週刊読書人』(2010年6月4日号)    2010年06月  [招待有り]

  • 【書評】「ジュリア・クリステヴァ著『斬首の光景』(白水社)」

    『DALSニューズレター, 東京大学大学院人文社会系研究科, 世紀COE研究拠点形成プログラム, 生命の文化, 価値をめぐる, 死生学, の構築

      ( 11 ) 3 - 4  2005年10月  [招待有り]

  • 【寄稿】モーリス・ブランショ追悼文「ある「私の死」への追悼の試み」

    福島勲

    月曜社webページ    2003年03月  [招待有り]

    速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)  

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現在担当している科目

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担当経験のある科目(授業)

  • 専門ゼミ(芸術・表象文化論)

    早稲田大学人間科学部  

    2018年04月
    -
    継続中
     

  • 芸術学特論

    早稲田大学大学院人間科学研究科  

    2018年04月
    -
    継続中
     

  • 現代芸術論

    早稲田大学人間科学部  

    2018年04月
    -
    継続中
     

  • 芸術・表象文化論研究指導

    早稲田大学大学院人間科学研究科  

    2018年04月
    -
    継続中
     

  • 芸術・表象文化論ゼミ

    早稲田大学大学院人間科学研究科  

    2018年04月
    -
    継続中
     

  • イメージと批評

    早稲田大学文化構想学部/文学部  

    2022年04月
    -
    2024年03月
     

  • イメージと文学の文化資源学

    東京大学大学院人文社会系研究科/東京大学文学部  

    2022年10月
    -
    2023年03月
     

  • フランス語圏文化演習(文学・思想)

    学習院大学文学部  

    2018年04月
    -
    2023年03月
     

  • フランス文学

    国際基督教大学教養学部  

    2020年12月
    -
    2021年03月
     

  • フランス語

    早稲田大学人間科学部  

    2018年04月
    -
    継続中
     

  • フランス文化講読

    北九州市立大学文学部  

    2013年04月
    -
    2018年03月
     

  • 専門ゼミ(フランス文化・文化資源学)

    北九州市立大学文学部  

    2011年04月
    -
    2018年03月
     

  • 比較文化入門

    北九州市立大学文学部  

    2011年04月
    -
    2018年03月
     

  • フランス語

    北九州市立大学  

    2011年04月
    -
    2018年03月
     

  • フランス文化論

    北九州市立大学文学部  

    2011年04月
    -
    2018年03月
     

  • 日仏文化比較

    北九州市立大学文学部  

    2011年04月
    -
    2018年03月
     

  • 世界の文化遺産

    北九州市立大学文学部  

    2012年04月
    -
    2015年03月
     

  • 文学を読む

    北九州市立大学文学部  

    2012年04月
    -
    2015年03月
     

  • 比較宗教・思想

    北九州市立大学文学部  

    2012年04月
    -
    2014年03月
     

  • フランス文学

    明治学院大学文学部  

    2007年04月
    -
    2011年03月
     

  • 文化資源学の原点

    東京大学大学院人文社会系研究科  

    2007年04月
    -
    2011年03月
     

  • 文化資源学フォーラムの企画と実践

    東京大学大学院人文社会系研究科  

    2007年04月
    -
    2011年03月
     

  • フランス文学

    国際基督教大学教養学部  

    2009年10月
    -
    2010年03月
     

  • フランス文学

    群馬県立女子大学文学部  

    2009年10月
    -
    2010年03月
     

  • フランス語

    成城大学法学部  

    2003年04月
    -
    2007年03月
     

  • フランス語

    国士舘大学法学部  

    2002年04月
    -
    2007年03月
     

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 人間科学学術院   人間科学部通信課程

  • 人間科学学術院   大学院人間科学研究科

特定課題制度(学内資金)

  • 日本映画における敗戦と占領期についての文化資源学的考察

    2023年  

     概要を見る

     本研究では、終戦の際、映画監督・小津安二郎が滞在しており、その後、しばらく抑留生活を行っていたシンガポールの調査を行った。小津とシンガポールの関係については、現地で接収したアメリカ映画を大量に観て、それが小津の戦後の活躍を用意したという言説が多く見られるが、実際のところ、最初は占領者として、また、敗戦後は被収容者として暮らしたシンガポールの経験は、戦後の小津にどのような影響をもたらしたのだろうか。小津のシンガポールでの生活を扱ったものとしては貴田庄『小津安二郎とシンガポール』(2021年)があるが、これを資料として、小津のシンガポール滞在の実像に迫るべく、シンガポール国立図書館、シンガポール国立博物館、日本占領時期死難人民記念碑、昭南島忠霊塔跡地、日本人墓地公園、旧フォード工場博物館、チャンギ・チャペル&博物館、キャセイ・ビル、旧YMCAビル跡地(憲兵隊東支部所在地)等で現地調査を行った。その結果、小津の滞在そのものに関わる痕跡を発見することはできなかったものの、小津が暮らした当時のシンガポールの政治的・社会的環境について、大いに理解を深めることができた。

  • 人文学のアウトリーチの探求:ジョルジュ・バタイユの思想を事例として

    2022年  

     概要を見る

     人文学のアウトリーチの可能性を探求すべく、フランス人作家・思想家ジョルジュ・バタイユを対象として活動を行った。具体的には、現代を生きる一般読者向けにバタイユ思想・作品の平易な解説作りに着手し、その成果の一つとして、井岡詩子、石川学、岩野卓司、鵜飼哲、江澤健一郎・大森晋輔・栗原康・郷原佳以・酒井健、澤田直、陣野俊史、中沢新一、山田広昭、横田祐美子らとの共著で、澤田直・岩野卓司編『はじまりのバタイユ 贈与・共同体・アナキズム』(法政大学出版社、2023年)を出版した。

  • つげ義春と温泉地の関係をめぐる文化資源的考察:作品とその舞台をめぐって

    2021年  

     概要を見る

     本年は、新型コロナウィルス変異種の再流行によって現地調査が著しく制限されることになったため、感染症対策への支障が最も少ないと想定される調査に特化し、つげ義春の「柘植」姓や家系のルーツとして初期作品で言及されている岐阜県恵那市の調査を行なった。実際に作家が生まれたのは東京であるため、当地を作家の原風景とはみなしえないが、少なくとも、親戚への訪問や両親から語られる逸話から、作家の中に「イメージの中の原風景」の一つが構成されたと考えることは自然である。実際、恵那市にある宿場町・中山道の大井宿の風景は、作家の宿場町への長年の愛着を説明するものであったし、岩村城(恵那市)、苗木城(中津川市)の存在は、上記の作品との関連性を大いに示唆するものであった。

  • つげ義春と温泉地(湯治場)の関係をめぐる文化資源的考察

    2020年  

     概要を見る

     漫画家つげ義春は1960年代末から1970年代にかけて、都会生活に倦み、地方のひなびた温泉地(より正確には湯治場)に憩いを見出し、それらを題材に多くの傑作(『長八の宿』、『二岐渓谷』、『ゲンセンカン主人』など)を生み出した。また、『アサヒグラフ』誌上では温泉地についての紀行文も綴っていた。本研究では、つげ作品と温泉地の関係に着目し、何がつげを引きつけ、作品にどのような影響を与えているかの追跡を試みた。さらに、その反対に、現在の温泉地がつげ作品どのように受容しているのか、また、作品が温泉地に与えた影響について調査を行った。

  • 芸術における主題の意味:仏人画家モーリス・ドニのイタリア美術論から

    2019年  

     概要を見る

     本研究は、芸術における主題の復権について再考することを目的とし、その方法として、キュビズム全盛期に主題の復権を唱えたフランス人画家モーリス・ドニの美術論の一つ『イタリアの魅力と教え』(1933年)から出発した。ドニは、芸術から主題が消失していく新しい芸術潮流を尻目に、とくに中世からルネサンス期のイタリア美術への回帰を主張し、主題、とりわけ、宗教的主題の重要性を説いた。彼の美術論、扱われている作品、そして、その主題への着目を手がかりとして、主題へと回帰しつつあるかに見える現代の芸術作品の動向、具体的には、ジャン=リュック・ゴダールの映画作品に見られる政治的傾向を分析することを試みた。

  • 記憶の想起と忘却:文学作品とモニュメントの比較を通じて

    2018年  

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     フランス人画家・理論家モーリス・ドニ(1870-1943)のイタリア絵画指南書『イタリア絵画巡礼』(Maurice Denis, Charmes et Leçons de l’Italie, Paris, Librairie Armand Colin, 1933)は、キュビズムなどの新しい画風が時代を席巻していく20世紀初頭において、保守派側の美術理論や新しい波に対する反応を知る上で非常に貴重な資料である。本研究では同書の翻訳を目的として、モニュメントと風景の描写についてテクストと実物の照合・比較を行うべくローマ調査を行い、テクストを正確に理解するために必要な知見・資料を収集した。

  • 21世紀の芸術の機能 デュラスとゴダールの「対話」から

    2018年  

     概要を見る

     小説家・映画監督のマルグリット・デュラスと映像監督ジャン=リュック・ゴダールは、1979年、1980年、1987年の三回に対談を行っており、それらはすべてMarguerite Duras et Jean-Luc Godard, Dialogues Duras/Godard, Paris, Post-éditions, 2014としてまとめられている。本研究では同書の精読・照合を行うとともに、パリのシネマテーク・フランセーズとカーンのIMEC(フランス現代出版資料研究所)で資料の追加調査を行った上で、『ディアローグ デュラス/ゴダール全対話』として2018年10月、読書人からその翻訳本を出版した。

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