2024/12/21 更新

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コウサキ ユタカ
神前 裕
所属
文学学術院 文学部
職名
教授
学位
PhD ( University of Cambridge )

経歴

  • 2022年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   文学部   教授

  • 2017年04月
    -
    2022年03月

    早稲田大学   文学部   准教授

  • 2015年12月
    -
    2017年03月

    慶應義塾大学   先導研究センター   特任助教

  • 2014年04月
    -
    2015年11月

    慶應義塾大学   先導研究センター   研究員

  • 2011年11月
    -
    2014年03月

    Cardiff University   School of Psychology   Research Associate

  • 2008年11月
    -
    2011年10月

    Durham University   Department of Psychology   Research Associate

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学歴

  •  
    -
    2008年11月

    University of Cambridge   Department of Experimental Psychology (PhD)  

委員歴

  • 2023年12月
    -
    継続中

    日本動物心理学会  「動物心理学研究」編集委員

  • 2017年
    -
    2023年12月

    日本動物心理学会  「動物心理学研究」編集幹事

所属学協会

  •  
     
     

    日本神経科学学会

  •  
     
     

    日本動物心理学会

  •  
     
     

    Society for Neuroscience

研究分野

  • 実験心理学   学習理論 / 神経科学一般   行動神経科学

研究キーワード

  • 動物の学習と行動

  • 連合学習

  • パヴロフ型条件づけ

  • 道具的条件づけ

  • 行動神経科学

  • 行動薬理学

  • 目的的行動

  • 習慣

  • 薬物依存

  • 空間学習

  • 刺激間競合

  • 複数記憶システム

  • 海馬

  • 前頭前野

  • 前帯状皮質

  • 線条体

  • 強化学習

  • 社会行動

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受賞

  • 早稲田リサーチアワード(国際研究発信力)

    2018年  

    受賞者: 神前裕

  • 印東太郎賞

    2018年  

    受賞者: 神前裕

  • 日本基礎心理学会優秀論文賞

    2016年  

    受賞者: 藤巻峻, 新保彰大, 松井大, 時暁聴, 神前裕

  • 中島記念国際交流財団 日本人留学生奨学金

    2004年  

    受賞者: 神前裕

 

論文

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書籍等出版物

  • 動物心理学入門 -- 動物行動研究から探るヒトのこころの世界

    神前裕( 担当: 分担執筆,  担当範囲: なぜ道を覚えられるの?(海馬と空間学習))

    有斐閣  2023年07月 ISBN: 9784641174887

  • Evolutionary Origin of Empathy and Inequality Aversion. In S. Watanabe, M. Hofman, & T. Shimizu (Eds.), Evolution of the Brain, Cognition, and Emotion in Vertebrates

    Shigeru Watanabe, Yutaka Kosaki( 担当: 分担執筆,  担当範囲: pp. 273-299)

    Springer, Tokyo  2017年

  • Cognitive functions of the medial prefrontal cortex in rats. In S. Watanabe (Ed.), Comparative Analysis of Mind.

    Yutaka Kosaki( 担当: 分担執筆,  担当範囲: Chapter 4. (pp. 73-98))

    Keio University Press (Tokyo)  2004年

講演・口頭発表等

  • Decision-making and habit: understanding maladaptive behaviour from basic animal learning research

    Yutaka Kosaki  [招待有り]

    The International College of Neuropsychopharmacology (CINP) 35th World Congress  

    発表年月: 2024年05月

    開催年月:
    2024年05月
     
     
  • 動物行動研究の新しいトレンド――習慣から依存への進展における負情動の発達を捉える――

    神前裕  [招待有り]

    アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会  

    発表年月: 2022年09月

  • What we talk about when we talk about conditioning

    神前裕  [招待有り]

    第5回 印東太郎賞 受賞記念講演  

    発表年月: 2018年10月

  • 薬物依存と連合過程の変容について

    神前裕  [招待有り]

    薬物・精神・行動の会  

    発表年月: 2018年10月

  • マウスにおける薬物条件づけ:メタンフェタミンをUSとした複合条件づけにおける場所選好と匂い嫌悪の並立獲得

    神前裕  [招待有り]

    日本心理学会第82回大会  

    発表年月: 2018年09月

  • メタンフェタミンをUSとした複合条件づにおいて同時に獲得される場所選好と匂い嫌悪: 薬物依存の心理学的プロセスに対する考察

    神前裕  [招待有り]

    平成30年度 アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会  

    発表年月: 2018年09月

  • 空間的学習と非空間的学習の接点:学習理論の一般性について

    神前裕  [招待有り]

    第23回CAPS研究会(関西学院大学)  

    発表年月: 2018年01月

  • Highs and lows of drug reward: A study in mice with modified CPP paradigm

    神前裕  [招待有り]

    International Symposium on Evolution of Brain, Cognition, and Emotion  

    発表年月: 2017年10月

  • 連合学習理論から行動の制御を考える

    神前裕  [招待有り]

    日本認知・行動療法学会 第43回大会  

    発表年月: 2017年09月

  • From conditioning to social behaviour

    神前裕  [招待有り]

    Biopsycho Symposium  

    発表年月: 2017年03月

  • Concurrent development of conditioned place preference and object aversion in place-object compound conditioning with methamphetamine US: Implications for opponent-process theories of drug conditioning

    神前裕

    Neuroscience 2016 (SFN annual meeting)  

    発表年月: 2016年11月

  • 事象間の随伴性判断と意図的行動の機構について

    神前裕  [招待有り]

    北海道大学CERSSワークショップ  

    発表年月: 2016年11月

  • オペラント学習における連合過程とその神経基盤について

    神前裕  [招待有り]

    第24回行動数理研究会(チュートリアル講演)  

    発表年月: 2016年09月

  • Towards an integrative understanding of cognitive and behavioural views of animal learning

    神前裕  [招待有り]

    International Congress of Psychology (ICP) 2016  

    発表年月: 2016年07月

  • BTBR T+ tfマウスにおける連合学習の刺激選択的障害

    神前裕

    日本動物心理学会第161回例会  

    発表年月: 2015年09月

  • Conditioned social preference, but not place preference, produced by intranasal oxytocin in female mice

    神前裕

    The 75th Annual Meeting of the Japanese Society for Animal Psychology  

    発表年月: 2015年09月

  • The hippocampus and place learning revisited: potential interactions between multiple learning systems in the rat brain

    神前裕  [招待有り]

    International symposium on the avian brains: another high function brain  

    発表年月: 2015年08月

  • Asymmetric generalisation of different lengths in the rat

    神前裕

    The 74th Annual Meeting of the Japanese Society for Animal Psychology  

    発表年月: 2014年07月

  • Navigation, association, and multiple learning systems in the brain

    神前裕  [招待有り]

    The 140th Bio-Psycho Symposium  

    発表年月: 2014年05月

  • Asymmetry in the discrimination of length during spatial learning

    神前裕

    The 17th Associative Learning Symposium (Gregynog)  

    発表年月: 2013年04月

  • Lesions of the dorsolateral striatum impair spatial learning based on the landmark-goal vector but facilitate cognitive mapping in the rat

    神前裕

    The 43rd Meeting of the European Brain and Behavior Society (EBBS)  

    発表年月: 2011年09月

  • Overshadowing and potentiation of geometry learning by discrete landmarks in the watermaze: the effect of stimulus salience

    神前裕

    14th Associative learning symposium (Gregynog)  

    発表年月: 2010年03月

  • The role of choice and contingency in development of behavioural autonomy

    神前裕

    13th Associative learning symposium (Gregynog)  

    発表年月: 2009年04月

  • Contextual control of habit formation with multiple reinforcers

    神前裕

    11th Associative learning symposium (Gregynog)  

    発表年月: 2007年03月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 自発行動の習慣化と依存形成における文脈刺激の役割の解明

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2022年04月
    -
    2025年03月
     

    神前 裕

  • 慢性的飲酒が行動の習慣制御と代替行動分化強化法の有効性に及ぼす影響の検証

    お酒の科学財団 

    研究期間:

    2023年04月
    -
    2025年03月
     

    神前裕

  • 随意行動の消去に関する連合学習およびシステム神経科学的検証

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2022年03月
     

    神前 裕

     概要を見る

    学習性の自発行動が消去される際に生じる連合構造の変化を、動物を用いた厳密な実験統制のもとで明らかにすることを目的とした。自発行動の区分として連合学習理論で想定される「目的的行動」と「習慣的行動」が消去随伴性に対してどのように変化するかを捉えることを目的とした。成果として、ある自発行動が消去された後に文脈変化に対して再出現する更新効果について2つの知見が得られた。まず、行動の再出現は対象行動が文脈により階層的に制御された結果であり、文脈刺激と行動とが消去において連合的に競合した結果ではないことを示した。また、習慣行動と目的的行動はそれぞれ、同一の連合構造を保って再出現することを明らかにした。

  • 目的的行動から習慣行動への遷移を支える微視的理論と依存研究への応用

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2021年03月
     

    澤 幸祐, 丹野 貴行, 神前 裕

     概要を見る

    自らの行動の結果を予測し、目的をもって行う目的的行動は、長く持続することで行動の結果ではなく刺激環境の制御を強く受ける習慣的行動へと変化することが知られており、習慣的行動はしばしば、依存のような不適応行動へと遷移するとされてきた。本研究の結果、こうした結果は必ずしも頑健なものではなく、訓練回数や行動の結果得られる刺激の種類のみならず、実験環境を構成する刺激などの影響を考慮する必要があることが示された。

  • 負の強化メカニズムを通じた薬物依存形成の行動神経薬理学的検討

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2018年
    -
    2021年
     

    神前 裕

     概要を見る

    本研究課題は薬物依存の形成に関わる心理学的機構を動物実験から明らかにすることを目的とした。学習理論の方法論にもとづいて実施した複数の実験から、薬物探索・摂取行動を制御する道具的行動過程および古典的条件づけ過程について重要な知見が得られた。乱用薬物への曝露によって合理的な意思決定がマウスにおいて阻害されること、また行動を最終的に依存へと導く想定される負の強化について、その導出をもたらす学習要因とその際の特異的な行動を検出した。さらに依存の特徴である「行動の消し難さ」に関して、行動が消去された後に再発する際の連合構造を明らかにした。総じて、依存の機序解明に向けて着実な成果が得られた。

  • 事象間の随伴性と接近性に依存する学習の行動神経薬理学的メカニズムの検討

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2019年03月
     

    神前 裕

     概要を見る

    動物が様々な事象間の関係性を学習する際、それらの時空間的接近性に依存した学習と、随伴性(相関)を反映した学習が生じ、これらは異なる神経基盤を持つと考えられる。本研究はこの2種類の学習の基礎的な生成原理を検証した。マウスにおいてメタンフェタミンの慢性投与が随伴性学習を阻害することを道具的条件づけ事態において示した。またメタンフェタミンと環境刺激との条件づけにおいて、文脈手がかりと局所的な匂い手がかりの間に学習の隠蔽が生じないこと、したがって同薬物が接近性依存の学習を促進する可能性を示した。これらの結果はメタンフェタミンのような濫用薬物が動物の随伴性学習を阻害し、接近性に依存させることを示唆する。

  • 目的的行動におけるラット前帯状皮質の役割の検討

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年08月
    -
    2016年03月
     

    神前 裕

     概要を見る

    動物の道具的学習行動は、刺激と反応との連合が強化子により強化される過程(S-R過程)と、反応と結果との随伴性および結果の価値予測に基づく過程(R-O過程または目的指向性過程)からなるとされる。本研究では脳梁膝周辺の前帯状皮質(ACC)を薬理的に損傷したラットを用いて、道具的行動の連合過程に関する検討を行った。連合過程の検証方法として、レバー押し訓練後の強化子低価値化手続き、および反応-結果随伴性低下手続きを用いた。この結果、ACCを損傷されたラットはいずれの手続きでも偽損傷群と同様の成績を示したことから、ACCはより吻側の前縁皮質とは異なり、道具的行動の目的指向性に貢献しないことが示唆された。

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Misc

  • Resurgence of goal-directed actions and habits

    Shun Fujimaki, Ting Hu, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   73 ( 2 ) 214 - 214  2023年

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • Timing and value of instrumental outcome: an examination of potential dissociation with the peak procedure

    Ting Hu, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   73 ( 2 ) 180 - 180  2023年

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • Pavlovian trace conditioning produces habit-like form of conditioned response in mice

    Riria Suzuki, Mami Komura, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   73 ( 2 ) 190 - 190  2023年

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • Context blindness in autism spectrum disorder-model mice

    Yutaka Kosaki, Rikako Mihara

    動物心理学研究   72 ( 2 ) 85 - 86  2022年

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • Low-dose ketamine facilitates instrumental learning under a delayed reinforcement schedule

    Riria Suzuki, Shun Fujimaki, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   72 ( 2 ) 97 - 97  2022年

  • A Role of Stimulus-Outcome Association in the Development of Habit

    Mami Komura, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   72 ( 2 ) 85 - 85  2022年

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • The effect of revaluation of negative reinforcers by varying the intensity of electric shocks on free-operant avoidance behaviour in rats

    Hiroto Kawarada, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   72 ( 2 ) 84 - 84  2022年

  • Temporal expression of goal-directed and habitual behavior in peak procedure

    Ting Hu, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   72 ( 2 ) 80 - 81  2022年

  • Effects of social isolation in crickets

    Kanta Terao, Yutaka Kosaki, Yusuke Maruyama, Atsuhiko Hattori, Yukihisa Matsumoto

    動物心理学研究   72 ( 2 ) 75 - 75  2022年

  • Dogs’ exploration/exploitation response measurement using a concurrent visual discrimination task

    Kumi Shinoda, Yutaka Kosaki, Miho Nagasawa, Takefumi Kikusui

    動物心理学研究   71 ( 1 ) 119 - 119  2021年

  • Abnormal transition of stimulus representation in ketamine-treated mice: An implication for positive symptoms of schizophrenia

    Riria Suzuki, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   71 ( 2 ) 188 - 189  2021年

  • Biology matters: The role of stimulus modality, duration, and context in the production of different types of CR in Pavlovian fear conditioning in mice

    Yutaka Kosaki, Ai Otsuka, Sakiko Yamagishi

    動物心理学研究   71 ( 2 ) 174 - 175  2021年

  • Development of ultrasonic vocalizations to methamphetamine-associated cue in the absence of the drug: a conditioned compensatory response in mice

    Takumi Nagai, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   71 ( 2 ) 162 - 162  2021年

  • Intranasal oxytocin enhances conditioned social aversion after co-experience of aversive event in mice

    Nanami Murayama, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   69 ( 3 ) 258 - 259  2019年

  • Chronic nicotine administration increases preference for variability in mice

    Tasuku Fuseya, Hikaru Kakimoto, Shun Fujimaki, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   69 ( 3 ) 250 - 250  2019年

  • Effects of pre-exposure to methamphetamine on instrumental conditioning in mice

    Miki Nakayama, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   69 ( 3 ) 249 - 250  2019年

  • Exploring the associative mechanisms underlying instrumental ABA renewal in rats

    Yutaka Kosaki, Shun Fujimaki

    動物心理学研究   69 ( 3 ) 247 - 248  2019年

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)  

  • Timing and time perception in head-fixed mice

    Koji Toda, Tomoki Matsuo, Shun Fujimaki, Kazutaka Morita, Youcef Bouchekioua, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   68 ( 2 ) 183 - 183  2018年

  • Does methamphetamine exposure produce learning under zero contingency?

    Yutaka Kosaki, Young joo Joh

    動物心理学研究   68 ( 2 ) 175 - 175  2018年

  • Effects of maternal separation on the development of empathetic behaviours in rats

    Ruri Kimura, Nao Anzawa, Nanami Murayama, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   68 ( 2 ) 172 - 172  2018年

  • Pavlovian conditioning in head-fixed mice

    Tomoki Matsuo, Koji Toda, Shun Fujimaki, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   68 ( 2 ) 170 - 170  2018年

  • Testing the social salience hypothesis: The effect of intranasal oxytocin on conditioned aversion to a social-place compound cue in mice

    Kumi Shinoda, Yuta Yazu, Yutaka Kosaki

    動物心理学研究   68 ( 2 ) 166 - 166  2018年

  • レバー位置弁別の連続獲得におけるラット海馬 : 内側前頭前野系の役割

    神前 裕, 渡辺 茂

    動物心理学研究   53 ( 2 ) 102 - 102  2003年12月

    CiNii

  • メタンフェタミン条件性場所選好の獲得および表出に対する側坐核および前頭前野内ハロペリドール投与の効果

    神前 裕, 池田 元子, 渡辺 茂

    日本神経精神薬理学雑誌 = Japanese journal of psychopharmacology   22 ( 6 ) 276 - 276  2002年12月

    CiNii

  • 空間弁別学習の反復獲得課題におけるラット内側前頭前野,帯状皮質吻側部,および帯状皮質尾側部損傷の効果

    神前 裕, 渡辺 茂

    動物心理学研究   52 ( 2 ) 154 - 154  2002年12月

    CiNii

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現在担当している科目

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担当経験のある科目(授業)

  • 心理学概論

    早稲田大学  

  • 心理学演習1・3(実験実習)

    早稲田大学  

  • 心理学演習14(学習心理学実験)

    早稲田大学  

  • フィールド実習

    早稲田大学  

  • 学習心理学

    早稲田大学  

  • 神経科学特殊IV: 情動と学習の神経科学

    慶應義塾大学  

  • Psychological Measurement and Evaluation (in English)

    国際基督教大学(ICU)  

  • Biological Basis of Mind and Behaviour (in English)

    国際基督教大学(ICU)  

  • 生理と心理(生理心理学入門)

    昭和女子大学  

  • 生理心理学

    昭和女子大学  

  • 学習と記憶

    国立障害者リハビリテーションセンター学院  

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特定課題制度(学内資金)

  • ラットを用いた依存形成の行動メカニズムについての実験的検討

    2018年  

     概要を見る

    薬物やギャンブルへの依存の行動メカニズムを検証するためラット・マウスを用いて実験を行なった。実験1では、レバー押し行動と報酬との間の随伴性を変化させた際に、覚せい剤を慢性事前投与された群では随伴性追従の程度が低下することを示した。実験2では、マウスを用いて覚せい剤またはニコチンの投与がギャンブル用行動に与える影響をオペラント課題において検証した。反応に対して報酬が一定の割合で与えられる選択肢よりも、反応に対して変動する割合で報酬が与えられる選択肢に対する選好がニコチン投与により増加することが確認された。本研究課題により、依存形成のメカニズム解明に向けて重要なデータを得ることができた。

  • 自閉症モデル系統マウスにおける随意行動と結果との随伴性に対する感受性の検討

    2017年  

     概要を見る

    自閉症スペクトラム障害の基礎的メカニズムとして、事象間の随伴性判断に障害が見られるか、マウスモデルを用いて検討した。道具的条件づけ手続きを用い、レバー押し行動と餌報酬との間の随伴性を操作し、随伴性操作に対する行動の感受性を自閉症モデル系統のBTBT T+/tfマウスと標準的なC57BL/6マウスにて比較した。実験1・2において、異なる種類の強化子を用いてレバー押しを訓練したが、いずれにおいても、 C57系統に比べ、BTBR系統では 訓練に用いた間欠強化スケジュールでの要求反応比率を上昇させると反応が維持されなくなり、安定した反応率を維持する事が出来なかった。実験3ではFR3での最小限の訓練後、強化子低価値化手続きを用いて、行動に伴う結果表象の有無を検証した。BTBR系統では低価値化の効果が傾向として認められたが、統制群であるC57系統で低価値化効果が見られなかった。いずれの実験においても、実験手続きの更なる改良が必要であることが明らかになった。