井上 典之 (イノウエ ノリユキ)

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所属

人間科学学術院 人間科学部

職名

教授

プロフィール

教育心理学者として認知・発達心理学的な方法論をベースに様々な教育・学習心理に関する研究を行ってきました。これまでに論文を発表してきた研究テーマとしては、問題解決型の授業を行うために必要な教師の専門技能・認知プロセスについての研究、教育システム開発・改善のためのフレームワークとしてのアクションリサーチの研究、心理学的アプローチによる数学的志向・問題解決についての研究、日米の教育における文化的認識論の研究などがあります。高等学校での数学教師としての経験や、コロンビア大学で学んだピアジェ心理学、クリニカル・インタビュー法、問題解決タスクを使った研究手法、そしてアメリカの大学で教師教育に携わる中で研究して来たアクション・リサーチの方法論などが研究のルーツとなっています。

兼担 【 表示 / 非表示

  • 人間科学学術院   人間科学部通信課程

  • 人間科学学術院   大学院人間科学研究科

  • 教育・総合科学学術院   教育学部

学歴 【 表示 / 非表示

  • 1995年09月
    -
    2002年10月

    コロンビア大学 (Columbia University)  

  • 1991年07月
    -
    1993年03月

    ハーバード大学 (Harvard University)  

学位 【 表示 / 非表示

  • コロンビア大学 (Columbia University)   Ph.D.

  • コロンビア大学 (Columbia University)   M.A.

  • ハーバード大学 (Harvard University)   M.Ed.

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2017年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   人間科学学術院   教授

  • 2003年08月
    -
    2016年12月

    University of San Diego   School of Leadership and Education Sciences   Associate Professor

  • 2001年08月
    -
    2003年03月

    University of Saint Joseph   Assistant Professor   r

所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    世界授業研究学会 (WALS)

  •  
     
     

    International Journal for Transformative Research

  •  
     
     

    日本教師学学会

  •  
     
     

    全米教育学会 (AERA)

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 教育心理学

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 数学教育

  • 非認知能力の発達

  • 教師の専門技能発達

  • アクションリサーチ

  • 教育研究方法論

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論文 【 表示 / 非表示

  • 教師が自己成長できるために:アクション・リサーチャーを育てる

    井上 典之

    浅田 匡・河村 美穂 (編) 教師の学習と成長: 人間教育を実現する教育指導のために ミネルバ書房    2021年

    担当区分:筆頭著者

  • Enhancing Pre-service Teachers’ Reflective Quality on Inquiry-based Teaching Through a Community of Practice

    Ketsing, J, Inoue, N, Buczynski, S

    Science Education International   31 ( 3 ) 367 - 378  2020年  [査読有り]

  • Deconstructing teacher expertise for inquiry-based teaching: Looking into consensus building pedagogy in Japanese classrooms

    Inoue, N, Asada, T, Maeda, N, Nakamura, S

    Teaching and Teacher Education   77   366 - 377  2019年  [査読有り]

  • Bringing life to educational psychology through cross-cultural experiences. In K. Keith (Ed.), Culture across the curriculum: A psychology teacher's handbook. Cambridge, UK: Cambridge University Press.

    Inoue, N

       2018年

  • Educational epistemology, culture and history: Response to Joan Walton.

    Inoue, N

    International Journal for Transformative Research   3   29 - 32  2016年  [招待有り]

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • Beyond actions: Psychology of action research for mindful educational improvement.

    Inoue, N

    New York: Peter Lang Publishing  2015年

  • Mirrors of the mind: An introduction of mindful ways of thinking education

    Inoue, N

    New York: Peter Lang Publishing  2012年

受賞 【 表示 / 非表示

  • 最優秀教授賞

    2014年   University of San Diego  

  • フルブライト・スカラーシップ

    1992年   JUSEC (Fulbright Japan)  

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 児童の非認知能力の促進を目的とした授業研究の国際的展開

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2021年03月
     

     概要を見る

    本研究プロジェクトでは前年度に得られたデータにより、日本の小学校のベテラン教師は教科を教える中で様々な形で児童の社会性を伸ばし、他者との関わりの中で自律性や自己効力感、チャレンジを乗り越えていく自信と能力をつけるためのアクションを行なっていることが明らかになった。この研究成果の発表をオランダで開かれた全世界授業研究学会(World Association of Lesson Study)で行なったが、参加者からは好意的なコメントが多く寄せられた。同時に国内外で教科教育において児童の非認知能力を促進させるための授業研究を実施するための準備を行った。国内では奈良県教育委員会と共同で県内の複数の小学校において若手教員が児童の対話的な学びや内的動機などを促進するためのアクション・リサーチの支援を行い、児童の対話的で深い思考を促すことをテーマとした教員研修と公開授業研究会を実施した。国際的にはオランダのアムステルダム大学、イギリスのケンブリッジ大学、タイのカセツァート大学において本研究で得られた成果をもとに現地の研究者との研究協議や教師教育担当者対象のワークショップを行い、それぞれの拠点で児童の非認知能力を促進することを目的とした授業研究会を発足させる準備を行った。イギリスのケンブリッジ大学、アメリカのサンノゼ州立大学からは研究者を複数名招聘して本研究でデータ収集を行った小学校を訪問してベテラン教師の授業を参観し、ベテラン教師・校長との対話を行うと同時に今後の共同研究についての協議を行った。また1年目に収集したデータのサンプルサイズはn=13であったのでn=15-20を目指して追加のデータ収集を試みたが、コロナウイルスの影響で学校が休校となり結果的に収集できたデータはn=14となった。以上に述べたように、前年度に得られた研究成果をベースに児童の非認知能力を促進させるための国内外での授業研究の準備が進み、また国際学会での研究発表も順調に行うことができたことから本研究の2年目の研究計画は概ね順調であったと思われる。国内ではすでにアクション・リサーチを方法論的フレームワークとした若手教員中心の授業研究会が発足し、また国際的にはアメリカ、ヨーロッパ、アジアにおいて授業研究会を実施するための準備としてオランダのアムステルダム大学、イギリスのケンブリッジ大学、アメリカのサンノゼ州立大学、タイのカセツァート大学との研究協議が順調に進んでおり、2020年度にはそれらの大学の研究者との共同研究として本研究の成果にもとづいた授業研究会の実現を目指すことが可能となる。本研究のこれまでの成果を発表するために2020年8月に行われる予定であったヨーロッパ教育学会(European Conference on Educational Research)にプロポーザルを提出したが、コロナウイルスの影響で学会がキャンセルになり発表を行うことはできないこととなった。しかしながらコロナウイルスの状況が改善され、国内外の人の行き来が問題なく行われるようになれば当初予定していた通りに国際学会において本研究で得られた成果の研究発表を行う予定である。本研究の3年目となる2020年度には、本研究で得られた研究成果に基づいて児童の非認知能力を促進するための授業研究会を国内外で実施する。国内では奈良県教育委員会とのコラボレーションを継続し、奈良県内のモデル校においてアクション・リサーチを方法論的フレームワークとした授業研究会を実施する。それと同時に2年目に研究協議を行った海外の大学とはさらに共同研究協議を進めていく。具体的にはイギリスのケンブリッジ大学、アメリカのサンノゼ州立大学の研究者と共同でイギリス・アメリカにおいて教科教育における非認知能力促進のための授業研究会を発足するための最終準備を行う。またタイのカセツァート大学の研究者とはバンコク近郊において教科教育における非認知能力の促進を目的とする授業研究会を実際に発足させる。オランダのアムステルダム大学とは生徒の全人格的成長を促進する授業研究を成功させるための条件についてのさらに踏み込んだ共同研究をスタートさせる。またヨーロッパ教育学会などの国際学会において本研究の研究成果と進行状況についての研究発表を行うためのプロポーザルを提出し、同時にそれまでにコラボレーションを行ってきたヨーロッパ、アメリカ、アジアの研究者と教科教育において非認知能力を促進するための国際共同研究を計画していく。最終的には本研究の成果を論文として海外の学会誌へ提出するための執筆活動を行い、本研究で得られた成果を海外の学会誌に投稿することを目指す

特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • 算数教育において非認知的能力を促進する方法を解明するためのアクションリサーチ研究

    2018年  

     概要を見る

    本研究では日本の小学校における算数の授業でエキスパートの教師がいかに児童の非認知能力を促進しているかを調べるために、13件の授業ビデオデータ、教師インタビュー、児童アンケートからなるデータを取集した。その分析からエキスパートの教師は教科の学習の様々な場面で生徒の自律的な問題解決を促進したり、クラスメートと一緒にチャレンジを乗り越える自信をつけさせる機会を与えたりしていることが分かった。本研究ではこの結果をアメリカ、イギリス、アジアの教育研究者・実践者にシェアし、今後日本を含む4カ国にまたがる国際アクション・リサーチ研究を行う計画案を作成した。

  • 教師の専門技能発達のための批判的内省の内容・意味の研究

    2017年  

     概要を見る

    このプロジェクトでは教師の専門技能発達のために不可欠と考えられている教師の批判的省察 (criticalreflection)の性質をより深く理解するために申請者が米国の大学の教員養成プログラムにおいて収集したデータの分析を行い、2017年 8 月にコペンハーゲンで行われたヨーロッパ教育学会(European Conferenceon Educational Research)で研究結果の発表を行なった。現在学会で得られたフィードバックをベースに、欧米の学会誌に研究内容を投稿する準備を行なっている。

 

現在担当している科目 【 表示 / 非表示

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