2024/12/21 更新

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キミヅカ ヒロヤス
君塚 弘恭
所属
社会科学総合学術院 社会科学部
職名
教授
学位
Ph.D. ( その他(海外の大学等) )

経歴

  • 2023年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   社会科学総合学術院   教授

  • 2017年
    -
    2023年

    早稲田大学社会科学総合学術院   准教授

  • 2015年
    -
    2016年

    早稲田大学社会科学部専任講師

  • 2014年
    -
    2015年

    京都大学文学部非常勤講師

  • 2011年
    -
    2012年

    南ブルターニュ大学(フランス)非常勤講師

学歴

  •  
    -
    2014年03月

    その他(海外の大学等)   Arts and Social Sciences   History  

所属学協会

  • 2006年04月
    -
    継続中

    日仏歴史学会

  •  
     
     

    日本西洋史学会

  •  
     
     

    史学会

  •  
     
     

    史学研究会

  •  
     
     

    歴史学研究会

研究分野

  • ヨーロッパ史、アメリカ史   社会経済史、海域史

研究キーワード

  • 近世フランス、商人、商業、消費、コミュニケーション

受賞

 

論文

  • 18世紀フランスの居酒屋から見た習俗と経済

    歴史学研究   ( 1046 ) 18 - 31  2024年03月  [査読有り]

  • 18世紀フランスの国際商業とコーヒーの流通

    史潮   ( 92 ) 17 - 36  2022年12月  [査読有り]

  • 地域の消費文化を歴史的に検証するーフランス・ブルターニュ地方におけるアルコール飲料の消費ー

    早稲田社会科学総合研究     11 - 25  2022年03月  [招待有り]

  • Lorient, grand port de dimension mondiale de la façade atlantique française (1783-1787) ?

    Kimizuka Hiroyasu, Gerard Le Bouedec

    Annales de Bretagne et des Pays de l'Ouest   126 ( 1 ) 103 - 125  2019年  [査読有り]

  • 18世紀フランスにおける沿岸貿易の船長たち

    君塚弘恭

    史林   100 ( 1 ) 3 - 39  2017年01月  [査読有り]

    CiNii

  • Le commerce du vin d’Aquitaine en Bretagne au XVIIIe siècle

    Hiroyasu KIMIZUKA

    Revue d’Histoire Maritime   No 18   257 - 266  2014年  [査読有り]

  • Le commerce du vin d'Aquitaine en Bretagne au XVIIIe siècle (thèse de doctorat)

    Kimizuka, Hiroyasu

       2013年12月  [査読有り]

     概要を見る

    2013年にUniversité de Bretagne-Sudに提出した学位論文。評価は優。

  • Le commerce du vin dans l'évêché de Vannes au XVIIIe siècle

    Hiroyasu KIMIZUKA

    Bulletin et Mémoires de la Société Polymathique du Morbihan   Tome CXXXVII   65 - 83  2011年

  • 18世紀初頭フランスの商業会議所と商人社会—ボルドーの事例を中心に

    君塚弘恭

    史学雑誌   118-12   64 - 88  2009年

  • ギュイエンヌ商業会議所の活動とフランス王国経済政策

    君塚弘恭

    史林   87-6   63 - 93  2004年

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書籍等出版物

  • 織物とタバコが繋いだ「循環」ー18世紀末ロリアンに集った貿易商人のネットワーク

    ( 担当: 分担執筆)

    関西学院大学出版会  2023年

  • Les activités portuaires de Concarneau au XVIIIe siècle

    Hiroyasu Kimizuka( 担当: 分担執筆)

    Association Les Amis du CRBC  2021年12月 ISBN: 9791092331547

  • ワインと健康の社会史

    大曽根寛, 森田慎二郎, 金川めぐみ, 小西啓文( 担当: 分担執筆)

    成文堂  2019年 ISBN: 9784792333867

  • Les maitres au cabotage entre Bordeaux et la Bretagne au XVIIIe siècle

    Gilbert Buti, Luca Lo Basso, Olivier Raveux( 担当: 分担執筆)

    Riveneuve  2017年07月 ISBN: 9782360134540

  • フランスの軍港(17世紀〜20世紀後半まで)(軍港都市研究 VII 第5章)

    ジェラール・ル・ブエデク( 担当: 単訳)

    清文堂  2017年05月

  • La dynamique du commerce maritime dans le développement économique japonais aux XVIIe et XVIIIe siècles

    Yujiro Aga, Hiroyasu Kimizuka( 担当: 分担執筆)

    The Boydell Press  2017年 ISBN: 9781783271580

  • 商業と異文化の接触(第15章 近世フランスのイワシ漁と沿岸貿易を執筆)

    川分圭子, 玉木俊明( 担当: 分担執筆)

    吉田書店  2017年

  • 海のリテラシー(「第10章 近世フランスの北大西洋世界」を執筆)

    田中きく代, 阿河雄二郎, 金澤周作( 担当: 分担執筆)

    創元社  2016年 ISBN: 9784422202914

  • Entre eaux douces et salées : L’approvisionnement du port de Redon (XVIe - XVIIIe siècles)

    Katherine Dana, Hiroyasu Kimizuka( 担当: 分担執筆)

    PUPS  2015年 ISBN: 9791023105063

  • Bordeaux et la Bretagne au XVIIIe siècle. Les routes du vin

    Hiroyasu KIMIZUKA

    PUR  2015年 ISBN: 9782753540101

  • Wine Consumption in Eighteenth-Century Brittany (Moving Around: People, Things and Practices in Consumer Culture, p. 131-136)

    Conference Proceedings

    Forum for History of Consumer Culture  2015年 ISBN: 9784990820213

  • L’économie atlantique et la reconfiguration des échanges intermédiaires sur la façade atlantique (milieu XVIIe-fin XVIIIe siècle) : circuits et acteurs

    Hiroyasu Kimizuka, Gérard Le Bouëdec( 担当: 分担執筆)

    PUR  2014年 ISBN: 9782753533257

  • 葡萄酒の消費と商業圏の拡大 18世紀フランス・ブルターニュ地方と大西洋世界(『つながりと権力の世界史』159−182頁)

    秋山晋吾, 小沢弘明, 山本明代編

    彩流社  2014年 ISBN: 9784779119880

  • Le commerce maritime du Japon aux XVIIe et XVIIIe siècles (L'Asie, la mer, le monde. Au temps des Compagnies des Indes, pp. 55-71)

    Hiroyasu Kimizuka( 担当: 分担執筆)

    PUR  2014年 ISBN: 9782753534599

  • 「近世フランス経済と大西洋世界」(『海のイギリス史 闘争と共生の世界史』226−241頁)

    金澤周作編

    昭和堂  2010年 ISBN: 9784812213322

  • 「実業家と教養 近世フランス商人の世界」(『知と学びのヨーロッパ史』37−62頁)

    南川高志編

    ミネルヴァ書房  2007年 ISBN: 9784623048472

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講演・口頭発表等

  • Coastal trade and sardine fishing in eighteenth-century Brittany

    The 9th IMHA International Congress of Maritime History  

    発表年月: 2024年08月

    開催年月:
    2024年08月
     
     
  • 近世フランスの海洋政策と植民地行政

     [招待有り]

    日中学術シンポジウム「アジア発の地域研究」  

    発表年月: 2024年08月

    開催年月:
    2024年08月
     
     
  • 書評会『テロワールーワインと茶をめぐる 歴史・空間・流通』

     [招待有り]

    都市史学会  

    発表年月: 2024年07月

  • 18世紀フランス農村における酒類の流通−ブルターニュ地方を中心に

     [招待有り]

    第91回西洋史読書会大会  

    発表年月: 2023年11月

  • The evolution of port activities of Concarneau in the eighteenth century

    Hiroyasu KIMIZUKA  [招待有り]

    Kyoto International Maritime Online Symposium  

    発表年月: 2022年03月

    開催年月:
    2022年03月
     
     
  • 18世紀フランスのコーヒー貿易と国際商業ネットワーク

    君塚弘恭  [招待有り]

    2021年度歴史学会大会シンポジウム  

    発表年月: 2021年12月

    開催年月:
    2021年12月
     
     
  • Le commerce du café passant par le port de Lorient au XVIIIe siècle

    Hiroyasu KIMIZUKA  [招待有り]

    L'introduction du café en France métropolitaine : acteurs, réseaux, ports XVIIe - XIXe siècles  

    発表年月: 2021年09月

    開催年月:
    2021年09月
     
     
  • Coastal shipping and admiralties of French colonies in the eighteenth century

    君塚弘恭

    Conference 2019 Transport, Traffic and Mobility   (パリ)  International Association for the History of Transport, Traffic and Mobility  

    発表年月: 2019年10月

  • The innkeepers of provincial towns in 18th century France

    Hiroyasu KIMIZUKA

    European Historical Economics Society Conference 2017   (チュービンゲン大学)  European Historical Economics Society  

    発表年月: 2017年09月

  • 18世紀ブルターニュ地方における葡萄酒・蒸留酒の「専売制」?

    君塚弘恭

    フランス革命研究会   フランス革命研究会  

    発表年月: 2016年12月

  • 多様性 なぜ偽ワインは消えたのか?

    君塚弘恭

    第18回ORISセミナー   現代フランス研究所  

    発表年月: 2016年12月

  • 18世紀フランスにおけるイワシ商業

    国際商業史研究会  

    発表年月: 2015年07月

  • Entre eaux douces et salées : L’approvisionnement du port de Redon (XVIe - XVIIIe siècles)

    Katherine Dana, Hiroyasu Kimizuka

    Colloque international « L’approvisionnement des villes portuaires en Europe du XVIe siècle à nos jours »  

    発表年月: 2014年03月

    開催年月:
    2014年03月
     
     
  • 18世紀ブルターニュにおけるアキテーヌ産葡萄酒商業

    発表年月: 2013年07月

  • Le commerce maritime du Japon aux XVIIe et XVIIIe siècles

    Hiroyasu Kimizuka

    Journée d’étude « Les nouvelles perspectives de l’interconnected history pour l’étude des relations entre l’Europe et l’océan Indien »  

    発表年月: 2011年06月

    開催年月:
    2011年06月
     
     
  • 18世紀ブルターニュ半島からビスケー湾にかけての沿岸貿易と港町

    発表年月: 2010年10月

    開催年月:
    2010年10月
     
     
  • 18世紀ブルターニュにおける葡萄酒市場と商人ネットワーク

    First Finnish-Japanese workshop for doctoral students in history and economics: Publishing your Research Abroad: Possibilities and Challenges  

    発表年月: 2010年09月

  • L’économie atlantique et la reconfiguration des échanges intermédiaires sur la façade atlantique (milieu XVIIe-fin XVIIIe siècle) : circuits et acteurs

    Hiroyasu Kimizuka, Gérard Le Bouëdec

    Colloque international, « L’impact du monde atlantique sur les « Anciens mondes » africain et européen du XVe au XIXe siècle  

    発表年月: 2010年07月

    開催年月:
    2010年07月
     
     
  • 18世紀初頭ギュイエンヌ商業会議所におけるボルドー商人

    第58回日本西洋史学会  

  • ギュイエンヌ商業会議所とボルドーエリート商人

    関西フランス史研究会  

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 18世紀フランス内陸への海産物の流通-ラングドック地方でのイワシの消費と商取引-

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2021年04月
    -
    2024年03月
     

    君塚 弘恭

     概要を見る

    本研究課題は、18世紀フランス内陸地域でイワシの主要な消費地となっていたラングドック地方におけるイワシの流通と消費の実態を解明することを目的としている。初年度の2021年度は、ラングドック地方におけるイワシの消費者と消費文化の調査(課題1)、および、イワシの生産ちからラングドック地方に至るイワシの流通ルートと商業ネットワークの解明(課題2)を行う予定であったが、後述するように、Covid19の世界的感染拡大のため、十分な資料調査が行えない可能性が高かったばかりでなく、高い感染リスクにより本務校での教育業務に支障をきたす恐れがあったため、フランスでの資料調査が不可能となった。そのため、申請者は、これまでの予備的調査研究の過程で収集した資料とインターネットで参照可能な18世紀に出版された書籍を用いて研究を続けるものとし、すでに一部収集した史料の分析によって研究可能である「課題2」の研究を中心に進めた。
    以上のような理由から、申請者は、ボルドーやロリアン、コンカルノーで塩漬けイワシ交易に関わった商人の記録からラングドック地方へ向かう塩漬けイワシの流通回路を調査した。その結果、次のような成果を得た。18世紀初頭、ラングドック地方の沿岸部においてイワシが減少したが、この地域のイワシ需要は高いままだった。この高い需要を満たすため、ラングドック地方の貿易商人はボルドーとブルターニュ沿岸港に移住してネットワークを形成し、塩漬けイワシの生産と流通全てに関わるようになった。ブルターニュ産塩漬けイワシは、ボルドーからトゥルーズを経由してリヨンや地中海側のセットまで運ばれた。また、研究成果の一部は、"Les activites portuaires de Concarneau au XVIIIe siecle"(「18世紀コンカルノーの港湾活動」)というタイトルで、2021年に出版された。

  • 西洋近代の海洋世界と「海民」のグローバル循環―北大西洋海域から

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2020年03月
     

    田中 きく代, 芝井 敬司, 肥後本 芳男, 佐保 吉一, 森永 貴子, 中野 博文, 田和 正孝, 坂本 優一郎, 竹中 興慈, 遠藤 泰生, 金澤 周作, 君塚 弘恭, 阿河 雄二郎

     概要を見る

    本研究は、西洋近代における海の歴史的役割を、海民(海に生きる様々な人々)の世界的移動による海域の接合に探り、従来の陸地中心の歴史学を批判するものである。この海のグローバル化の全体像を探るには、従来の経済的な次元での「商品」フローを追求するのではなく、海の連結に直に貢献した人間としての海民を多面的に分析することが重要となる。そこで、本研究では海民の世界を日常から「知」の領域まで層序を掘り下げていくこと、すなわち海民の移動範囲やライフサイクルあるいはマンタリテの次元と、交易や移民のネットワーク、海洋資源を求める国家政策の次元と、海の記憶や語りの次元とを重層的に立体化し総合化を図ることになった。

  • 18世紀フランスの農村における酒類小売業の展開―ブルターニュ地方を例として―

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2019年03月
     

    君塚 弘恭

     概要を見る

    本研究は、ブルターニュ地方を事例として、18世紀後半のフランスの農村部における種類小売業の展開について検討した。第1に、農村の居酒屋は、流通の拠点となる市場町や街道沿いに開かれた。また、農村の居酒屋には、年間を通じて開かれたものと定期市や祝祭にあわせて開かれたものが存在した。第2に、販売されたアルコール飲料は、ブルターニュ半島東部と西部では主に葡萄酒、半島中部では主にシードルであった。第3に、居酒屋で酒を消費したのは主に教区内に住む自作農や農業労働者、定期市のために教区外から来た商人であった。

Misc

 

現在担当している科目

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

  • 文学学術院   文化構想学部

  • 文学学術院   大学院文学研究科

  • 社会科学総合学術院   大学院社会科学研究科

特定課題制度(学内資金)

  • 18世紀フランス内陸部における海産物の流通と消費ーラングドック地方を事例としてー

    2021年  

     概要を見る

     本研究課題は、18世紀フランス内陸部における海産物の流通と消費について解明することを目的として実施された。申請者は、ブルターニュ産塩漬けイワシの流通に関わった貿易商人について調査し、その結果次のようなことが明らかとなった。18世紀初頭、ラングドック地方の沿岸部においてイワシが減少したが、この地域のイワシ需要は高いままだった。この高い需要を満たすため、ラングドック地方の貿易商人はボルドーとブルターニュ沿岸港に移住してネットワークを形成し、塩漬けイワシの生産と流通全てに関わるようになった。ブルターニュ産塩漬けイワシは、ボルドーからトゥルーズを経由してリヨンや地中海側のセットまで運ばれた。

  • 18世紀フランスのカリブ海植民地における沿岸貿易に関する調査研究

    2021年  

     概要を見る

     本研究課題は、18世紀フランスのカリブ海植民地における沿岸貿易の実態について調査することを目的として実施された。申請者は、フランス国立公文書館に所蔵されている植民地関係文書を収集して読み解き、その結果次のようなことが明らかとなった。18世紀初頭において、フランス本国で用いられる「沿岸貿易 cabotage」という文言は植民地においては一般的ではなく、18世紀後半になって定着した。マルティニーク島やグアドループ島、フランス領サン=ドマングでは、島々をつなぐ交易が活発に行われたが、それは、本国との遠隔地貿易のリズムと連動した。18世紀末になると、カリブ海諸島の交易相手として、アメリカ合衆国の重要性が大きくなった。

  • 18世紀フランスにおける海産物の流通構造-大西洋沿岸のイワシ漁を中心に-

    2020年  

     概要を見る

     本研究課題は、18世紀フランスの大西洋沿岸で行われたイワシ漁と塩漬けイワシの流通構造について解明することを目的として実施された。申請者は、塩漬けイワシの生産と輸送の基地となっていたブルターニュ地方のコンカルノーの港湾活動を調査し、その結果次のようなことが明らかとなった。その結果、18世紀におけるイワシ漁の発展と塩漬けイワシ商業の発展により、船乗りたちの活動がイワシ漁に集中し、輸送業と漁業の分業が進行していたことがわかった。また、塩漬けイワシ生産に必要な食塩の需要が高まり、それによってナントの重要性が高くなっていった。成果は、 « Les activités portuaires de Concarneau au XVIIIe siècle»として、フランス語の論文集の中で出版される予定である。

  • 18世紀フランスの農村における居酒屋業の実態-ブルターニュ地方を例として-

    2018年  

     概要を見る

     本研究課題は、科学研究費(若手研究(B))の研究課題と関連するものであり、18世紀フランスの農村における居酒屋業の実態について調査し、農村における消費のあり方について考察することを目的とした。  申請者は、ブルターニュ地方において地方三部会の税として徴収されたドゥヴォワール税の徴税記録および都市の入市税記録を収集、分析し、農村の酒類流通について解明した。また、その成果の一部を第116回史学会大会西洋史部会(2018年11月25日)で報告した。  また、2019年3月17日から3月24日にかけてフランスのパリにある国立公文書館Archives Nationalesを訪問し、資料調査を行なった。

  • 18世紀フランスの都市と農村における飲酒習慣の違い-ブルターニュ地方を例として-

    2015年  

     概要を見る

     本研究は、まず、葡萄酒の流通と18世紀フランス経済の発展との関連について調査した。また、その成果を、2015年7月に行われた帝国史研究会にて、「18世紀フランス領マスカリン諸島における葡萄酒とラム酒」というタイトルで報告した。 次に、酒税記録というこれまで専ら財政史で用いられた史料から得られる数量データによって、都市と農村における消費行動の違いを測定しようと試みた。2015年8月後半から9月上旬の約3週間、フランスへ調査旅行を行い、史料の収集を行った。居酒屋に関する記録によれば、都市と農村で消費行動の違いが見られた。葡萄酒は都市で消費され、農村ではシードルというリンゴ酒が消費された。