2024/04/29 更新

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サワザキ フミ
澤崎 文
所属
文学学術院 文学部
職名
准教授
学位
博士(文学) ( 早稲田大学 )

経歴

  • 2021年04月
    -
    継続中

    早稲田大学文学学術院   准教授

  • 2019年04月
    -
    2021年03月

    早稲田大学   文学学術院   専任講師

  • 2016年04月
    -
    2019年03月

    宇都宮大学教育学部   学校教育教員養成課程   講師

  • 2013年04月
    -
    2015年03月

    早稲田大学文化構想学部   複合文化論系   助手

  • 2017年04月
    -
    2020年03月

    日本女子大学   文学部   非常勤講師

  • 2019年04月
    -
    2019年09月

    宇都宮大学   教育学部   非常勤講師

  • 2017年10月
    -
    2019年03月

    早稲田大学   文化構想学部   非常勤講師

  • 2010年04月
    -
    2016年03月

    中央大学附属中学校・高等学校   兼任講師

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学歴

  • 2010年04月
    -
    2015年03月

    早稲田大学   文学研究科 博士後期課程   日本語日本文学コース  

  • 2008年04月
    -
    2010年03月

    早稲田大学   文学研究科 修士課程   日本語日本文学コース  

  • 2004年04月
    -
    2008年03月

    早稲田大学   第一文学部   日本文学専修  

委員歴

  • 2016年06月
    -
    2019年05月

    日本語学会  広報委員

所属学協会

  •  
     
     

    宇都宮大学国語教育学会

  •  
     
     

    早稲田大学日本語学会

  •  
     
     

    早稲田大学国文学会

  •  
     
     

    日本語学会

  •  
     
     

    日本漢字学会

  •  
     
     

    上代文学会

  •  
     
     

    萬葉学会

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研究分野

  • 日本語学

研究キーワード

  • 国語学

  • 表記

  • 上代

  • 文字

  • 日本語学

受賞

  • 第14回 日本古典文学学術賞

    2021年10月   国文学研究資料館賛助会   『古代日本語における万葉仮名表記の研究』  

    受賞者: 澤崎文

  • 第38回 上代文学会賞

    2021年05月   上代文学会   『古代日本語における万葉仮名表記の研究』  

    受賞者: 澤崎文

  • 漢検漢字文化研究奨励賞 優秀賞

    2013年03月   日本漢字検定協会   『万葉集』の訓字主体表記に見える二種の仮名―表記環境による字母の違い―  

    受賞者: 澤崎 文

 

論文

  • 文字・表記(史的研究):2020年・2021年における日本語学界の展望(2)

    澤崎文

    日本語の研究   19 ( 2 ) 122 - 129  2023年08月  [招待有り]

  • 『万葉集』における万葉仮名「呼(ヲ)」の音訓認定について

    澤崎文

    日本文学研究ジャーナル(笹原宏之,澤崎文 編)   ( 24 ) 82 - 95  2022年12月  [査読有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 〔書評〕尾山慎著『上代日本語表記論の構想』

    澤崎文

    日本語の研究   18 ( 1 ) 86 - 93  2022年04月  [招待有り]

  • 『万葉用字格』における用字法分類用語の再検討

    澤崎文

    早稲田大学日本語学会設立60周年記念論文集 第1冊 言葉のしくみ(ひつじ書房)    2021年12月  [査読有り]

  • 音仮名の訓仮名化―清濁を書き分けない表記システムをめぐって―

    澤崎 文

    国文学研究   189   100 - 112  2019年10月  [査読有り]

  • 漢字の表意性から見た「かな」の成立

    澤崎 文

    万葉仮名と平仮名:その連続・不連続     154 - 174  2019年03月

  • 四国史宣命の清濁書き分けと表記の踏襲について

    澤崎 文

    論集   14   (1) - (14)  2019年02月

  • 『新撰万葉集』から見た『万葉集』の表記

    澤崎 文

    宇大国語論究   28   16 - 31  2017年12月

  • 『萬葉集』における漢字の複用法と文字選択の背景

    澤崎 文

    萬葉語文研究   12  2017年03月  [査読有り]

  • 上代日本語における仮名表記の研究(博士論文)

    澤崎 文

    早稲田大学    2016年03月  [査読有り]

  • 『古事記』の仮名字母に見える性格の違い

    澤崎 文

    日本語学研究と資料   38  2015年03月

  • 漢字万葉仮名交じり表記に見える音仮名と訓仮名の区別意識について

    澤崎 文

    早稲田日本語研究   23 ( 23 ) 1 - 12  2014年03月  [査読有り]

    CiNii

  • 万葉仮名字母の使用に影響を与える表記環境

    澤崎 文

    日本語学研究と資料   36 ( 36 ) 1 - 12  2013年03月

    CiNii

  • 万葉仮名の字義を意識させない字母選択―『万葉集』における訓仮名を中心に―

    澤崎 文

    日本語の研究   8 ( 1 ) 75 - 61  2012年01月  [査読有り]

     概要を見る

    万葉仮名はその一般的な定義の中に、字母である漢字の字義を捨象して機能する文字であることが合まれているが、『万葉集』において、訓仮名は字母の字義を利用して表記されることがある。本稿では、『万葉集』における訓仮名について、これまで指摘されてきたような字義を表現に利用するための字母選択だけではなく、そこに表記されることで読者に表現意図を意識させてしまうような字義の文字はなるべく使用を避け、万葉仮名の字義を意識させないための字母選択がなされたことを指摘する。また、平安時代の平仮名資料に見られる訓仮名出自の字母を『万葉集』と比較し、『万葉集』における字義を意識させない字母と同じ性質の字母が使用されていることを指摘して、平仮名の表音性に関係づける。

    DOI CiNii

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書籍等出版物

講演・口頭発表等

  • 万葉仮名のおもしろさ

    澤崎文  [招待有り]

    熱田神宮 令和5年度文化講座  

    発表年月: 2024年03月

  • 『古代日本語における万葉仮名表記の研究』について

    澤崎文  [招待有り]

    東アジア古典学の方法 第72回 著者と語る(4)  

    発表年月: 2022年03月

  • 文字・表記分野―早稲田の日本語研究のこれから―

    澤崎文

    早稲田大学日本語学会 設立60周年記念大会  

    発表年月: 2021年12月

  • 対談「上代語の表記をめぐって」

    乾善彦, 今野真二, 澤崎文(司会)

    表記研究会  

    発表年月: 2021年07月

  • 四国史宣命の清濁書き分けと表記の踏襲について

    澤崎 文

    アクセント史資料研究会  

    発表年月: 2018年09月

  • 漢字の表語性から見た「かな」の成立

    澤崎 文

    科研合同研究集会 万葉仮名と平仮名―その連続と不連続―  

    発表年月: 2017年08月

  • 『万葉集』らしさについて―『新撰万葉集』の表記との比較から―

    澤崎 文

    宇大国語教育学会  

    発表年月: 2017年03月

  • 上代日本語の漢字万葉仮名交じり表記と表記意識

    澤崎 文

    アクセント史資料研究会  

    発表年月: 2015年09月

  • 漢字によって日本語を書く―『萬葉集』を中心資料として―

    澤崎 文

    表記研究会  

    発表年月: 2015年01月

  • 『続日本紀』宣命の清濁書き分けと表記意識について

    澤崎 文

    アクセント史資料研究会  

    発表年月: 2014年09月

  • 漢字万葉仮名交じり表記にみる表記意識

    澤崎 文

    早稲田大学日本語学会  

    発表年月: 2013年07月

  • 『続日本紀』宣命における大字と小字の価値

    澤崎 文

    早稲田大学国文学会  

    発表年月: 2012年12月

  • 『続日本紀』宣命にみえる仮名の一用法

    澤崎 文

    アクセント史資料研究会  

    発表年月: 2012年09月

  • 『万葉集』における仮名「シ」の字母のつかい分け

    澤崎 文

    表記研究会  

    発表年月: 2012年01月

  • 『万葉集』の表記における音仮名字母選択と字義の関係

    澤崎 文

    早稲田大学日本語学会  

    発表年月: 2011年07月

  • 『万葉集』における訓仮名の字義の影響について

    澤崎 文

    日本語学会  

    発表年月: 2010年05月

  • 『万葉集』における助詞モの用字傾向について

    澤崎 文

    アクセント史資料研究会  

    発表年月: 2008年09月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 『万葉集』の音仮名と訓仮名から見た表記体についての研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究

    研究期間:

    2022年04月
    -
    2025年03月
     

    澤崎 文

  • 古代日本語における万葉仮名表記の研究

    日本学術振興会  令和元年度(2019年度)科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公開促進費)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2020年03月
     

    澤崎文

  • 古代日本語における『古事記』の万葉仮名とその表記意識についての研究

    日本学術振興会  研究活動スタート支援

    研究期間:

    2013年08月
    -
    2015年03月
     

    澤崎 文

Misc

  • (書評)『日本語の文字と表記 学びとその方法』尾山慎 著

    澤崎文

    漢字之窓   5 ( 1 ) 59 - 59  2023年06月  [招待有り]

  • 文字・表記―早稲田の日本語研究のこれから―

    澤崎文

    早稲田日本語研究   31   15 - 20  2022年03月

  • 大学における小学校教科「国語」の授業実践報告―伝統的な言語文化として、イナバノシロウサギを題材に―

    澤崎 文

    宇大国語論究   29   (15) - (30)  2019年03月

  • 教育学部学校教育教員養成における授業科目「小学校教科〈国語〉」に関する実践的研究

    澤崎 文, 鈴木 啓子, 守安 敏久, 中島 宗晧

    宇都宮大学教育学部教育実践紀要   4   239 - 242  2018年02月

 

現在担当している科目

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特定課題制度(学内資金)

  • 『新撰万葉集』の仮名文字データベースの作成とその分析

    2013年  

     概要を見る

     本研究課題では、平安時代の漢字万葉仮名交じり資料である『新撰万葉集』について、そこに使用される万葉仮名のデータベースを作成し、分析をおこなった。底本には寛永七年版本(増田繁夫監修・杜鳳剛編『新撰万葉集総索引』に所収の影印)を用い、主に次のような項目を情報として確認し、整理した。  ①仮名の使用箇所(巻・丁・歌番号)  ②使用字母  ③あらわす音節  ④音仮名か訓仮名かの区別  ⑤その仮名の前後の文字がどのような用法であるか 平安時代においては、すでに平仮名や片仮名が成立していたが、『新撰万葉集』では漢字万葉仮名交じり表記が採用されている。平安時代の平仮名表記や、例えば『日本紀竟宴和歌』のような一字一音の万葉仮名表記では、その字母に音仮名出自のものと訓仮名出自のものが交え用いられており、特にそれらを区別する意識は見られない。しかし、『新撰万葉集』においては音仮名と訓仮名とで用いられる箇所が異なり、明らかに区別する表記意識が確認できた。具体的には、訓仮名は音仮名よりも訓用法の文字(正訓字もしくは訓仮名)の直後に用いられる割合が高く、音仮名は訓仮名よりも音用法の文字(音仮名)の直後に用いられる割合が高い結果となった。これは、訓用法の文字の直後に置かれる文字はそれも同様に訓よみされやすく、反対に音仮名の直後に置かれる文字は音よみされやすいため、文字の音訓を表記する箇所によって示し、よみ間違えないようにする工夫であると考えられる。 このような表記の傾向は、上代資料の『万葉集』における漢字万葉仮名交じり表記である訓字主体表記にも同様に見られる。両者を比較することによって、上代、平安時代を問わず、また平仮名の成立の有無に関わらず、漢字万葉仮名交じり表記には文字を音よみで用いるか訓よみで用いるかという表記意識があることが明らかとなった。漢字万葉仮名交じり表記は一見して漢字ばかりが並んでおり、その文字が正訓字か訓仮名か音仮名かといった文字の用法や、音よみすべきか訓よみすべきかといったよみかたについて、指標となるような記号が付いているわけではない。文字を使用する際にその表記環境に配慮することが、それらを見分ける一種の指標となっていることを確かめることができた。 なお、作成したデータベースは整理の上、何らかの形で公開することを検討している。