Updated on 2024/11/12

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SAWAZAKI, Fumi
 
Affiliation
Faculty of Letters, Arts and Sciences, School of Humanities and Social Sciences
Job title
Associate Professor
Degree
博士(文学) ( 早稲田大学 )

Research Experience

  • 2021.04
    -
    Now

    早稲田大学文学学術院   准教授

  • 2019.04
    -
    2021.03

    Waseda University   Faculty of Letters, Arts and Sciences

  • 2016.04
    -
    2019.03

    Utsunomiya University   School Teacher Training Course, Faculty of Education

  • 2013.04
    -
    2015.03

    Waseda University   School of Culture, Media and Society

  • 2017.04
    -
    2020.03

    Japan Women's University   Faculty of Humanities

  • 2019.04
    -
    2019.09

    Utsunomiya University   Faculty of Education

  • 2017.10
    -
    2019.03

    Waseda University   School of Culture, Media and Society

  • 2010.04
    -
    2016.03

    Chuo University

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Education Background

  • 2010.04
    -
    2015.03

    Waseda University  

  • 2008.04
    -
    2010.03

    Waseda University  

  • 2004.04
    -
    2008.03

    Waseda University   School of Letters, Arts and Sciences I  

Committee Memberships

  • 2016.06
    -
    2019.05

    日本語学会  広報委員

Professional Memberships

  •  
     
     

    宇都宮大学国語教育学会

  •  
     
     

    早稲田大学日本語学会

  •  
     
     

    早稲田大学国文学会

  •  
     
     

    THE SOCIETY FOR JAPANESE LINGUISTICS

  •  
     
     

    日本漢字学会

  •  
     
     

    上代文学会

  •  
     
     

    萬葉学会

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Research Areas

  • Japanese linguistics

Research Interests

  • 国語学

  • 表記

  • 上代

  • 文字

  • 日本語学

Awards

  • 第14回 日本古典文学学術賞

    2021.10   国文学研究資料館賛助会   『古代日本語における万葉仮名表記の研究』

    Winner: 澤崎文

  • 第38回 上代文学会賞

    2021.05   上代文学会   『古代日本語における万葉仮名表記の研究』

    Winner: 澤崎文

  • 漢検漢字文化研究奨励賞 優秀賞

    2013.03   日本漢字検定協会   『万葉集』の訓字主体表記に見える二種の仮名―表記環境による字母の違い―

    Winner: 澤崎 文

 

Papers

  • 文字・表記(史的研究):2020年・2021年における日本語学界の展望(2)

    澤崎文

    日本語の研究   19 ( 2 ) 122 - 129  2023.08

  • 『万葉集』における万葉仮名「呼(ヲ)」の音訓認定について

    澤崎文

    日本文学研究ジャーナル(笹原宏之,澤崎文 編)   ( 24 ) 82 - 95  2022.12  [Refereed]

    Authorship:Lead author

  • 〔書評〕尾山慎著『上代日本語表記論の構想』

    澤崎文

    日本語の研究   18 ( 1 ) 86 - 93  2022.04

  • 『万葉用字格』における用字法分類用語の再検討

    澤崎文

    早稲田大学日本語学会設立60周年記念論文集 第1冊 言葉のしくみ(ひつじ書房)    2021.12  [Refereed]

  • 音仮名の訓仮名化―清濁を書き分けない表記システムをめぐって―

    澤崎 文

    国文学研究   189   100 - 112  2019.10  [Refereed]

  • 漢字の表意性から見た「かな」の成立

    澤崎 文

    万葉仮名と平仮名:その連続・不連続     154 - 174  2019.03

  • 四国史宣命の清濁書き分けと表記の踏襲について

    澤崎 文

    論集   14   (1) - (14)  2019.02

  • 『新撰万葉集』から見た『万葉集』の表記

    澤崎 文

    宇大国語論究   28   16 - 31  2017.12

  • 『萬葉集』における漢字の複用法と文字選択の背景

    澤崎 文

    萬葉語文研究   12  2017.03  [Refereed]

  • 上代日本語における仮名表記の研究(博士論文)

    澤崎 文

    早稲田大学    2016.03  [Refereed]

  • 『古事記』の仮名字母に見える性格の違い

    澤崎 文

    日本語学研究と資料   38  2015.03

  • 漢字万葉仮名交じり表記に見える音仮名と訓仮名の区別意識について

    澤崎 文

    早稲田日本語研究   23 ( 23 ) 1 - 12  2014.03  [Refereed]

    CiNii

  • 万葉仮名字母の使用に影響を与える表記環境

    澤崎 文

    日本語学研究と資料   36 ( 36 ) 1 - 12  2013.03

    CiNii

  • Variants of Kana Characters Chosen to Desensitize Readers to the Logogrammatic Meanings of Chinese Characters : Focusing on Kungana Characters of the Man'yoshu

    SAWAZAKI Fumi

    Studies in the Japanese Language   8 ( 1 ) 75 - 61  2012.01  [Refereed]

     View Summary

    Whereas the general definition of man'yogana includes the recognition that the writing system functions by detaching the meanings from the Chinese characters used for the kana, kungana (a type of man'yogana based on native kun'yomi readings of Chinese characters) in the poetry anthology Man'yoshu often takes advantage of the meaning of the characters. This paper revisits the use of kungana in the Man'yoshu and points out that, in addition to the often- sited variants of kana characters which took advantage of the meanings of the Chinese characters, this paper demonstrates the existence of variants of kana characters which were chosen to desensitize readers to the logogrammatic meanings of Chinese characters. In these cases, Chinese characters with expressive import that could make readers conscious of the writer's view to express some sense were avoided. This tendency in the use of man'yogana is contrasted with the way of using the variants of kana that originated from kungana in the Heian period, and the same quality of the variants of kana in the Man'yoshu and kana in the Heian period is pointed out and the relationship between this result and hiragana as phonogram is discussed.

    DOI CiNii

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Books and Other Publications

Presentations

  • 万葉仮名のおもしろさ

    澤崎文  [Invited]

    熱田神宮 令和5年度文化講座 

    Presentation date: 2024.03

  • 『古代日本語における万葉仮名表記の研究』について

    澤崎文  [Invited]

    東アジア古典学の方法 第72回 著者と語る(4) 

    Presentation date: 2022.03

  • 文字・表記分野―早稲田の日本語研究のこれから―

    澤崎文

    早稲田大学日本語学会 設立60周年記念大会 

    Presentation date: 2021.12

  • 対談「上代語の表記をめぐって」

    乾善彦, 今野真二, 澤崎文(司会)

    表記研究会 

    Presentation date: 2021.07

  • 四国史宣命の清濁書き分けと表記の踏襲について

    澤崎 文

    アクセント史資料研究会 

    Presentation date: 2018.09

  • 漢字の表語性から見た「かな」の成立

    澤崎 文

    科研合同研究集会 万葉仮名と平仮名―その連続と不連続― 

    Presentation date: 2017.08

  • 『万葉集』らしさについて―『新撰万葉集』の表記との比較から―

    澤崎 文

    宇大国語教育学会 

    Presentation date: 2017.03

  • 上代日本語の漢字万葉仮名交じり表記と表記意識

    澤崎 文

    アクセント史資料研究会 

    Presentation date: 2015.09

  • 漢字によって日本語を書く―『萬葉集』を中心資料として―

    澤崎 文

    表記研究会 

    Presentation date: 2015.01

  • 『続日本紀』宣命の清濁書き分けと表記意識について

    澤崎 文

    アクセント史資料研究会 

    Presentation date: 2014.09

  • 漢字万葉仮名交じり表記にみる表記意識

    澤崎 文

    早稲田大学日本語学会 

    Presentation date: 2013.07

  • 『続日本紀』宣命における大字と小字の価値

    澤崎 文

    早稲田大学国文学会 

    Presentation date: 2012.12

  • 『続日本紀』宣命にみえる仮名の一用法

    澤崎 文

    アクセント史資料研究会 

    Presentation date: 2012.09

  • 『万葉集』における仮名「シ」の字母のつかい分け

    澤崎 文

    表記研究会 

    Presentation date: 2012.01

  • 『万葉集』の表記における音仮名字母選択と字義の関係

    澤崎 文

    早稲田大学日本語学会 

    Presentation date: 2011.07

  • 『万葉集』における訓仮名の字義の影響について

    澤崎 文

    日本語学会 

    Presentation date: 2010.05

  • 『万葉集』における助詞モの用字傾向について

    澤崎 文

    アクセント史資料研究会 

    Presentation date: 2008.09

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Research Projects

  • 『万葉集』の音仮名と訓仮名から見た表記体についての研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究

    Project Year :

    2022.04
    -
    2025.03
     

    澤崎 文

  • 古代日本語における万葉仮名表記の研究

    日本学術振興会  令和元年度(2019年度)科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公開促進費)

    Project Year :

    2019.04
    -
    2020.03
     

    澤崎文

  • 古代日本語における『古事記』の万葉仮名とその表記意識についての研究

    日本学術振興会  研究活動スタート支援

    Project Year :

    2013.08
    -
    2015.03
     

    澤崎 文

Misc

  • (書評)『日本語の文字と表記 学びとその方法』尾山慎 著

    澤崎文

    漢字之窓   5 ( 1 ) 59 - 59  2023.06  [Invited]

  • 文字・表記―早稲田の日本語研究のこれから―

    澤崎文

    早稲田日本語研究   31   15 - 20  2022.03

  • 大学における小学校教科「国語」の授業実践報告―伝統的な言語文化として、イナバノシロウサギを題材に―

    澤崎 文

    宇大国語論究   29   (15) - (30)  2019.03

  • 教育学部学校教育教員養成における授業科目「小学校教科〈国語〉」に関する実践的研究

    澤崎 文, 鈴木 啓子, 守安 敏久, 中島 宗晧

    宇都宮大学教育学部教育実践紀要   4   239 - 242  2018.02

 

Syllabus

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Internal Special Research Projects

  • 『新撰万葉集』の仮名文字データベースの作成とその分析

    2013  

     View Summary

     本研究課題では、平安時代の漢字万葉仮名交じり資料である『新撰万葉集』について、そこに使用される万葉仮名のデータベースを作成し、分析をおこなった。底本には寛永七年版本(増田繁夫監修・杜鳳剛編『新撰万葉集総索引』に所収の影印)を用い、主に次のような項目を情報として確認し、整理した。  ①仮名の使用箇所(巻・丁・歌番号)  ②使用字母  ③あらわす音節  ④音仮名か訓仮名かの区別  ⑤その仮名の前後の文字がどのような用法であるか 平安時代においては、すでに平仮名や片仮名が成立していたが、『新撰万葉集』では漢字万葉仮名交じり表記が採用されている。平安時代の平仮名表記や、例えば『日本紀竟宴和歌』のような一字一音の万葉仮名表記では、その字母に音仮名出自のものと訓仮名出自のものが交え用いられており、特にそれらを区別する意識は見られない。しかし、『新撰万葉集』においては音仮名と訓仮名とで用いられる箇所が異なり、明らかに区別する表記意識が確認できた。具体的には、訓仮名は音仮名よりも訓用法の文字(正訓字もしくは訓仮名)の直後に用いられる割合が高く、音仮名は訓仮名よりも音用法の文字(音仮名)の直後に用いられる割合が高い結果となった。これは、訓用法の文字の直後に置かれる文字はそれも同様に訓よみされやすく、反対に音仮名の直後に置かれる文字は音よみされやすいため、文字の音訓を表記する箇所によって示し、よみ間違えないようにする工夫であると考えられる。 このような表記の傾向は、上代資料の『万葉集』における漢字万葉仮名交じり表記である訓字主体表記にも同様に見られる。両者を比較することによって、上代、平安時代を問わず、また平仮名の成立の有無に関わらず、漢字万葉仮名交じり表記には文字を音よみで用いるか訓よみで用いるかという表記意識があることが明らかとなった。漢字万葉仮名交じり表記は一見して漢字ばかりが並んでおり、その文字が正訓字か訓仮名か音仮名かといった文字の用法や、音よみすべきか訓よみすべきかといったよみかたについて、指標となるような記号が付いているわけではない。文字を使用する際にその表記環境に配慮することが、それらを見分ける一種の指標となっていることを確かめることができた。 なお、作成したデータベースは整理の上、何らかの形で公開することを検討している。