2024/11/22 更新

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タケナカ ヒトシ
竹中 均
所属
文学学術院 文学部
職名
教授
学位
博士(人間科学) ( 大阪大学 )

学歴

  •  
    -
    1990年

    早稲田大学   文学部   社会学  

  •  
     
     

    大阪大学   人間科学研究科   社会学  

所属学協会

  •  
     
     

    日本社会学会

研究分野

  • 社会学

研究キーワード

  • 比較社会学

 

論文

  • 「第4章 郷土の地図を描く柳宗悦——『現在の日本民窯』と『手仕事の日本』」

    『地理思想および社会思想としての「郷土」に関する研究』2007〜2009年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書    2010年

書籍等出版物

  • 柳宗悦と民藝

    竹中 均( 担当: 単著)

    関西学院大学出版会  2024年09月 ISBN: 4862833837

    ASIN

  • 自閉症が文化をつくる

    竹中, 均

    世界思想社  2023年03月 ISBN: 9784790717751

  • 「自閉症」の時代

    竹中, 均

    講談社  2020年05月 ISBN: 9784065197066

  • 野尻英一・高瀬堅吉・松本卓也編著『<自閉症学>のすすめ――オーティズム・スタディーズの時代』

    ( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 第5章 社会学――自閉症から考える親密性と共同性のあいだ)

    ミネルヴァ書房  2019年

  • 自閉症とラノベの社会学

    竹中 均

    晃洋書房  2016年04月

  • 伊藤公雄編『コミュニケーション社会学入門』

    ( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「転移のコミュニケーション――フロイト」)

    世界思想社  2010年

  • 自閉症の社会学

    竹中均

    世界思想社  2008年

  • 精神分析と社会学

    竹中均

    明石書店  2004年

  • 柳宗悦・民藝・社会理論

    竹中均

    明石書店  1999年

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 学校における発達障害の知と経験に関する研究――道徳教育を中心に

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2024年04月
    -
    2027年03月
     

    竹中 均

  • エンパワーメント型アートセラピーの構成要件の解明と評価基準の開発

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2018年03月
     

    兼子 一, 竹中 均, 石原 みどり, 小村 みち

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    本研究は、「エンパワメント型アートセラピー(EAT)」の将来性と必要性に着目し、EATが適正な社会的認知と評価を得られると同時に、担い手が育ち、常に資質の向上を図ることが可能となるよう、「構成要件と評価基準」を策定した。(1)EATの分野が複数で、目的や目標が千差万別であるため、一律の評価基準の設定は困難であること、(2)評価の目的は「正しい裁定」ではなく、活動家の成長の促進であることから、EATの構成要件として、知識・技術、活動目的・指針への意識、安全面への配慮・対策など「7カテゴリー23要件」を抽出した。そして、最も有効な評価方法として、この23要件を自己評価する方法を提案している

  • 発達障害者の社会的排除に関するシステム論的解明と社会的包摂に向けた国際比較研究

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2018年03月
     

     概要を見る

    発達障害のある人びと,とりわけ発達障害のある成人に対する社会的支援は喫緊の社会的課題である.本研究は,日本においてより望ましい社会的支援を実現するための諸条件を探るために,異なった福祉レジームからスウェーデン,ドイツ,アメリカを選び,現地調査を実施するなどして国際比較研究を行なった.福祉レジームの違いが,異なった社会的支援のあり方を生みだしながらも,他方で全体としてどの福祉レジームにおいても社会的包摂をより重視する方向に進んでいることが明らかになった.日本でも発達障害のある人びとへの社会的支援は急速に進められつつあるが,社会的包摂の観点はなお弱いということ浮き彫りにされた.本研究により,発達障害者の社会的支援のあり方,とりわけ学校から職場への移行における就労支援に関して,福祉レジームによる違いを明らかにするとともに,そうした差異を含みつつも,各国において社会的包摂を目指す方向にあることを把握することができた.こうした各国の支援を検討することにより,日本でより望ましい支援を実現するための手がかりを得られた.このことは大きな社会的意義を有すると考える.また,発達障害のある人びとへの社会的支援に焦点を当てて福祉レジームの国際比較をすることにより,福祉レジームの変容にを見いだすことができた点で,学術的意義を有すると考える

  • 現代社会における自閉症スペクトラム障害の社会認識と医療化に関する総合的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2014年03月
     

    田邊 浩, 竹中 均, 松田 洋介, 竹内 慶至

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    自閉症スペクトラム障害(ASD)である人びとがさまざまな場面において遭遇する問題的状況に対して、その周囲の人びとから向けられる「社会からのまなざし」を解明することをめざした。そのために、量的調査および質的調査を実施し、それらによって得られた知見にもとづいて、理論的検討を行った。当事者家族への聞き取り調査からは、多くの保護者が、さまざまな場面で、子どものふるまいに対して周囲から非難の目を向けられるとともに、そうした怖れをつねに感じていることがわかった。ASDに関する市民の意識調査からは、ASDが、その名称は知られていても、まだ十分に理解されていないということが明らかになった

  • 地理思想及び社会思想としての「郷土」に関する研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2007年
    -
    2009年
     

    大城 直樹, 竹中 均, 関戸 明子, 島津 俊之, 遠城 明雄, 中島 弘二, 荒山 正彦, 宮田 眞治, 前川 修, 福田 珠己, 加藤 政洋, 森 正人, 茶谷 直人

     概要を見る

    本研究では,「郷土」という表象が,いかにして近代の日本において受容ないしは導入され,国民の地理的想像力のなかで確固とした実在物として自明化されていったのか,さらに「郷土」表象をめぐる実践が,どのようなかたちで展開していったのか,これらの主題について検討を行った。その結果,文部省における郷土表象の近代的制度化が明らかにされ,郷土教育の実践においてどのようなカリキュラムでどのような教材が使用されていたか,また他の郷土関連のイベントや博物館等の施設の設置・普及,また民芸運動やツーリズムの展開などとどのように連関していたのか,さらには市民共同体での表象の位相など,多角的な局面から明らかにすることができた

  • 作ることの視点における1910-40年代日本近代化過程の思想史的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2007年
    -
    2008年
     

    伊藤 徹, 秋富 克哉, 岡部 美香, 荻野 雄, 笠原 一人, 竹中 均, 長妻 三佐雄, 松隈 洋

     概要を見る

    科学技術として先鋭化している《作ること》が、日本において近代化の進行した明治末期から太平洋戦争開戦までの間に、知識人や芸術家に残した精神史的刻印を具体的に取り上げ、哲学、教育学、社会学、政治学、建築史学、美術史学、文学の参加研究者によって、学際的に考察し、著書・雑誌論文・講演のかたちで、これを公表した

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現在担当している科目

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特定課題制度(学内資金)

  • 学校における発達障害の知と経験に関する研究

    2023年  

     概要を見る

     学校教育については、発達障害の学童、例えば自閉症の学童の教育実践に大きな困難があることが知られている。とりわけ、道徳を教えるのには独特の難しさを伴う。その原因の一端は、自閉症者が「社会性の障害」や「想像力の障害」と従来呼ばれてきた特性を持つためであると思われる。 だからと言って、そのような学童の「社会性」や「想像力」の<欠如>を嘆くだけでは状況は改善しないであろう。根本的な問題は、自閉症者の思考パターンが定型発達者とは質的に異なっているらしいという点にどう向き合うかにある。 以上の問題に対して、ブレイクスルーをもたらす可能性を秘める新説として、カール・フリストンが提唱した「自由エネルギー原理」に基づく「予測誤差最小化メカニズム」という、脳の働きを統一的に説明しようとする理論がある(ヤコブ・ホーヴィ著、佐藤亮司監訳、太田陽・次田瞬・林禅之・三品由紀子訳『予測する心』勁草書房、2021年、参照)。それによれば、脳に基づく知覚や行為は、予測誤差最小化というシンプルで計算可能なメカニズムの階層的組み合わせによって作動している。そして、統合失調症者や自閉症者が示す一見複雑多岐に見える「症状」も、このメカニズムの偏りによって統一的に説明出来るのではないかと期待されている。 従来の社会学的主体観だけでは自閉症者の思考と行動をうまく把握するのは困難である。だが、上記の神経科学的知見の導入によって、この困難を克服出来るかも知れない。上記のメカニズムは難解とは言え、原理的にはシンプルらしいので、心の擬人化説のような曖昧さに頼ることなく、脳の働きを明快に説明出来ると期待されている。そのような可能性に挑戦するためにはまず、主体や教育についての社会学的理解を、神経科学の新知見に対しても柔軟に開くことが求められているように思われる。