Updated on 2022/05/25

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NISHINA, Akira
 
Affiliation
Faculty of Education and Integrated Arts and Sciences, School of Education
Job title
Professor

Concurrent Post

  • Faculty of Letters, Arts and Sciences   Graduate School of Letters, Arts and Sciences

  • Faculty of Education and Integrated Arts and Sciences   Graduate School of Education

Education

  • 1996.04
    -
    2000.05

    東京大学大学院   人文社会系研究科   日本文化研究専攻(日本語日本文学専門分野)博士課程  

  • 1993.04
    -
    1996.03

    東京大学大学院   人文社会系研究科   日本文化研究専攻(日本語日本文学専門分野)修士課程  

  • 1989.04
    -
    1993.03

    The University of Tokyo   Faculty of Letters  

Degree

  • 東京大学   修士(文学)

Research Experience

  • 2014.04
    -
    Now

    Waseda University   School of Education

  • 2010.04
    -
    2014.03

    Waseda University   School of Education

  • 2007.04
    -
    2010.03

    University of Shizuoka   Faculty of International Relations

  • 2001.06
    -
    2007.03

    University of Shizuoka   Faculty of International Relations

Professional Memberships

  •  
     
     

    日本言語科学会

  •  
     
     

    日本言語学会

  •  
     
     

    日本語文法学会

  •  
     
     

    日本語学会

  •  
     
     

    日本語学会

 

Research Areas

  • Japanese linguistics

Research Interests

  • 日本語学(文法論・文法史)

Papers

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Research Projects

  • 古代日本語述語体系記述のためのテンス・アスペクト・モダリティ・証拠性概念の再検討

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    Project Year :

    2022.04
    -
    2025.03
     

    仁科 明

  • 古代日本語における述語形式の意味と文の意味の関係に関する原理的・実証的研究

    Project Year :

    2019.04
    -
    2022.03
     

     View Summary

    古代日本語の述語形式―広義叙法形式―について、話手による事態把握という観点から理解する立場は伝統的なものだが、以下のような問題が指摘できる。①述語形式によって文全体に関わる意味が表されるように見えるのはなぜか。②述語に担われる文の意味にはどのようなものがあり得るのか。③従属節の用法について、どのような意味変化が起こっているのか。これらの問題に理論的観点と実証的観点の両面から答えることを目指す。本研究「古代日本語における述語形式の意味と文の意味の関係に関する原理的・実証的研究」は、標題のとおり、文の意味と形式の意味(用法)の関係を考えることを目標とするが、2019年度当初に、当面の課題として、以下の3つの研究課題を設定したうえで研究を行った。1)上代・中古の「き」と「けり」の用法の検討を通して、形式間のすみわけの問題を解明する。2)中古の「らむ」の用法の検討を通して、文法形式の用法のあり方の背景にある要因のさまざまを解明する。3)上代の広義希望表現(希望・願望・意志・意向・命令・禁止などの総称)のさまざまの検討を通して、文次元の意味のあり方の実現の多様性を確認する。このうち、1)については、「き」「けり」の用法の収集と整理を行っていく過程で以前の研究で持っていた上代から中古にかけての変化の見通しについて、修正を行う必要が生じ、十分な成果をあげるに至らなかった。方向の修正に向けて、用例の再検討中である。つづいて、2)については、これまでに行ってきた上代の「らし」と「らむ」に関する研究にもとづいて研究を進めた結果、まとまった結論を得ることができた。3)については、これまでに見通しを得てきた、広義希望表現の意味実現のあり方の諸類型に関する見通しにもとづき、係助詞(終助詞)がかかわるタイプのものについて、用例の再整理を行った。1)に関する修正と、3)に関する基礎作業に時間を採られた結果、1)~3)の研究課題のいずれについても、今年度中の成果の公表にはいたらなかった。が、3つの課題のそれぞれについて、事実と知見を積み重ねることができた。とくに2)に関しては2020年度の成果公表に向けて、議論のブラッシュアップを行っている。2019年度は、研究代表者の事情もあり、当面の問題として設定した三つの研究課題のうち、まず行うつもりであった上代から中古にかけての「き」「けり」の用法の検討(「研究実績の概要」欄に記した研究課題1))について、事実の再整理の過程で見通しの修正が必要になった(とくに、上代と中古の用法の接続についての考察が不足していたことが判明した)ことにより、基礎作業に終始することになって、研究課題全体に停滞した面があることは否定できない(とくに上代の広義希望表現の検討-「研究実績の概要」欄に記した研究課題3)-についての着手が遅れてしまった)。年度途中で、研究課題全体についての軌道修正を行い、とくに年度の後半は中古の「らむ」の用法(「研究実績の概要」欄の研究課題2))に重点をおいて研究を進めた結果、「らむ」については考えをまとめることができた。この点では重要な進展が得られたと考えている。とくにこれまでの研究史のなかで長く問題になってきた「しづ心なく花の散るらむ」型の用法(本居宣長『詞玉緒』の「かなの意にかよふらん」に相当する)については、新たな説明の可能性について、見通しを得ることができた(これは、一面で文法形式の用法の検討に関する重要な教訓をもたらすものと考える)。が、草稿の作成にとどまっており、こちらも研究成果の論文としての公表には至っていない。全体としては「やや遅れている」という判断が適当な状態であると考える。2019年度に設定した3つの研究課題の検討を引きつづき進展させ、遅れ気味の研究を当初の予定にもどしていくことを考えている。まず第一に、ある程度、研究が進み、考えがまとまっている中古の「らむ」の用法に関する考察(研究課題2))について、考えをブラッシュアップし、早い段階での成果公表を行うことを考えている。「らむ」をふくむ個々の述語形式の性格、述語体系全体の変容といった従来考えてきた問題に加えて、資料性の問題にも目を配っていきたい。第二に、「き」「けり」の用法(研究課題1))については、今年度の作業の中で不足が自覚されるようになった上代から中古にかけての用法の連続性に関する考察を補うかたちでひきつづき考察をすすめ、成果公表の段階にまでもっていくことを考えている。一方で「らし」とのかかわりで「らむ」の用法変化を考察してきたこととあわせて、述語体系の変化についても、重要な見通しを得られるのではないかと考える。第三に、広義希望表現の検討(研究課題3))については、これまでの研究でみてきた「もが」「てしかも」タイプ、検討中の係助詞(終助詞)が関わるタイプ、とあわせて、それ以外のタイプのものについても問題を広げるかたちで用例の検討と考察を進めていく予定である。これらを踏まえて、さらに可能であれば、文の意味に関する原理的な考察-文次元であらわされる意味にどのようなものがどのような範囲であらわれるのか、そしてそれはなぜなのか-についても考察をすすめていきたい

  • A Study on Grammatical Categories and Changes of Predicate Systems -Focusing on Old Japanese-

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    Project Year :

    2016.04
    -
    2019.03
     

    Nishina Akira

     View Summary

    First, I observed the meaning and usage of predicate forms that have meanings and usage concerning some grammatical categories. By this I considered the entanglement of those concepts. Also, I sorted out some forms of grammar forms through the arrangement and examination of desired expression forms. It was confirmed that the background in which the meaning (here, hope and aspiration) is expressed is not simple.
    In addition, I deepened the observation and consideration of the meaning and usage of noun single-word sentences, and considered the background of grammatical meanings such as porality and temporality.

  • A Study on the Relationship Between Lexicon and Grammar in Predicate Forms in Ancient Japanese

    Project Year :

    2012.04
    -
    2015.03
     

     View Summary

    In this study, I examined the following three points. The first was the clarification of the positions of predicate forms in Ancient Japanese, which have been unclear in previous studies. I suggested two broad groups of predicate forms in Ancient Japanese; of these, one type (related to aspect and the perfect forms) has a strong relationship (indeed, a historical and fundamental continuity) with verb endings, showing a commonality between forms that is related to voice. The second was the examination of the current state of studies on "grammaticalisation" of predicate forms. I examined the problem of the relationship between changes in meaning and the whole predicate system, with a focus on "-keri". The third was the examination of the issue of the basic form of verbs. I performed an investigation into the understanding of this in order to obtain an insight into their relationship with the breadth of uses of aspectual forms ("-tsu" and "-nu")

  • 国立国語研究所共同研究プロジェクト「日本列島と周辺諸言語の類型論的・比較歴史的研究」

    Project Year :

    2012
    -
    2015
     

  • 国立国語研究所共同研究プロジェクト「日本語文法の歴史的研究」

    Project Year :

    2010
    -
    2013
     

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Presentations

  • 注意と情動-対象への注意に関わる名詞一語文とその周辺-

    仁科明

    早稲田大学日本語学会2017年度後期研究発表会  (早稲田大学) 

    Presentation date: 2017.12

  • 「もが(も)」とその周辺

    仁科明

    早稲田大学日本語学会2017年度前期研究発表会  (早稲田大学) 

    Presentation date: 2017.07

  • 非引用の『~すと』-万葉集の場合-

    仁科明

    第74回中部日本・日本語学研究会  (刈谷市総合文化センター) 

    Presentation date: 2016.07

  • 「無色性」と「無標性」—万葉集運動動詞の終止形・連体形終止、再考—

    日本語文法学会第14回大会(早稲田大学) 

    Presentation date: 2013.11

  • 「Ø 」(準体句)から準体助詞「の」へ—何が問題か?

    日本言語学会第137回大会(金沢大学) 

    Presentation date: 2008.11

  • 「ガ・ノ」交替と空代名詞について

    第6回日本語実用言語学国際学会(サンフランシスコ州立大学) 

    Presentation date: 2008.03

  • 新しい補文標識の出現—「の」の歴史的変化—

    言語科学会第6回年次国際大会(愛知淑徳大学) 

    Presentation date: 2004.07

  • 歴史・方言データからみた分裂文の意味と構造

    日本言語学会第126回大会(青山学院大学) 

    Presentation date: 2003.06

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Specific Research

  • 古代日本語述語体系の動態的把握--現実/非現実概念の再検討--

    2021  

     View Summary

     古代日本語の非現実叙法にかかわる述語形式についての検討を中心とし、二つの論点に分けて研究をすすめた。 一つ目は、(前年度の研究課題との関係もあって、)上代語の広義希望表現形式の多様性についてである。研究代表者自身のこれまでの研究をふまえて、多様な希望表現を整理し、その全体のなかに、非現実叙法にかかわる形式を位置づけることをこころみた。 二つ目は、判断系の用法での非現実叙法の形式の整理であり、それが希望系の用法とどのような関係にあるという問題に対して考察をくわえた。 一つ目の論点と二つ目の論点の一部については論文化し、公刊することができた。残りの論点についてもひきつづき検討をすすめる予定である。

  • 日本語の文次元の意味における存在判断と実現希望に関する研究

    2020  

     View Summary

     次の二点に重点をおいて検討を行った。 第一は中古の「らむ」の用法の広がりの検討であった。とくに、述語体系の変化や周辺の構文変化とからめながら理解することであった。中古の「らむ」については、三代集に用例が集中する「静心なく花の散るらむ」型の用法の位置づけが問題になるが、そこについても、穏当な理解を導くことができたと考えている。 第二は上代語の広義希望表現形式の多様性を整理・確認することであった。一口に事態の実現を希望する表現といっても、希望が表現される背景や理路は多様である。そこを意識しつつ整理を行うことで、穏当な整理を行う見通しを立てることができたと考えている。

  • 古代日本語述語体系の動態的把握-テンスとムードに関わる形式を中心に-

    2019  

     View Summary

    本課題では、以下の三点を目標として研究をすすめた。1)古代語の過去・回想形式である「き」と「けり」の用法の検討を行ない、両者のすみわけを解明する。2)上代から中古にかけての「らむ」の用法の検討を通して、文法形式の用法のあり方の背景にある要因のさまざまを解明する。3)上代の広義希望表現(希望・願望・意志・意向・命令・禁止などの総称=「希求(けぐ)」とも)形式のさまざまについて検討し、文次元の意味のあり方の実現の多様性を確認する。 1)に関して調査の過程で事前の見通しへの修正の必要が生じたこと、3)に関する基礎作業に想像以上に時間をとられたこと、によって、1)~3)の研究課題のいずれについても、今年度中の成果の公表にはいたらなかった。が、3つの課題のそれぞれについて、事実と知見を積み重ねることができたと考えている。とくに2)については、さらにブラッシュアップの上で論文化したいと考えている。

  • 古代日本語述語体系の動態的把握-過去・完了とその周辺概念の再検討を中心に-

    2018  

     View Summary

     本研究では、筆者自身の上代の日本語の述語形式体系理解の検証を目的としつつ、1)過去・完了にかわる述語形式の基礎調査と、2)その述語組織全体への位置付けの考察、そして、3)上代の希望表現形式の検討を行った。 1)2)についてはいまだ成果を纏められず、今後の展開を待たねばならないが、十分な基礎調査が行えた。3)については、中心的な論点(未然形に関わる述語形式があらわす希望表現)について未だ不十分な点を残すが、その一部(上代の広義希望表現「もが」「てしか」の理解と位置付け)を論文化して成果を公表できた(「もが」「てしか」の論文には2)に関する考察も活かされている)。

  • 古代日本語述語形式の検討―現実/非現実概念を軸に―

    2017  

     View Summary

     今年度は、非現実を表す述語形式のうち、上代語の希望・願望表現形式に焦点をしぼって研究を行った。 とくに、「もが(も)」が述語と結びついてその実現・成立への希望を表す用法-述語形式の意味を分出活用形と結びつけて理解しようとする立場からは問題が多い-について、名詞に下接する用法との関連で理解する立場から議論をまとめ、口頭発表を行った。 また、そこから派生して、現代語の一語文についても考えがすすんだため、議論をまとめ、これについても口頭発表を行った。

  • 古代日本語述語体系の動態的把握-現実/非現実概念の再考-

    2016  

     View Summary

    1)上代の「べし」の述語体系への位置づけを明確化すべく、検討を行い、論文を公表した。「べし」はepistemic modalityに関わるように見える用法と、deontic modalityやroot modalityに関わるように見える用法を持つ。このことを説明できる道具立てを求めて、基本概念の検討も行った。2)これまで公表してきた動詞基本形に関する理解に基づき、基本形について従属節を構成する「と」について検討を行い、その一部について発表を行った。3)希望・願望は、非現実事態の表現としても理解出来る。このような考えにもとづき、上代語の希望・願望終助詞の調査も行い、その一部について研究会で発表を行った。関連して、その他の助詞に関しても理解を深めた。

  • 古代日本語述語体系の動態的記述-テンス・アスペクト・ムードと文法変化-

    2015  

     View Summary

     古代日本語の述語体系の記述と、その変化を捉える研究の一環として、上代の「らむ」の位置づけを行い、「らし」との対立関係に注目しながら、その用法の実態と中古にかけての変化のあり方を検討した。上代語の述語体系の見通しと、そこでの「らむ」の位置づけについては考えをまとめ、多義のあり方にかんする検討とあわせて論文化した。「べし」についても、上代語での位置づけに関する考察を深めた。

  • 古代語における述語の文法カテゴリとその相互交渉に関する研究

    2015  

     View Summary

     「らむ」や「べし」の意味の広がりとその変化をとらえるべく、上代と中古の資料に関して調査を行った。「らむ」は「推量」と「眼前現状に対する驚き」があらわされる。また、「べし」については客観的な状況を描写する用法と推量や規範に関わる用法がある。今年度の研究ではそうした用法分化を説明すべく関連概念の検討を行った。上代の「らむ」については、述語体系に関する検討とあわせて論文化し、その他の問題についても、論文化を準備中である。 また、関連して、いくつかのカテゴリにかかわる助詞の歴史、条件表現形式などについても、検討を行った。

  • 古代語述語体系の動態的把握ーテンスを中心にー

    2011  

     View Summary

     古代日本語の述語体系を記述する試みの一環として、今年度は、テンスの領域を中心に研究を進めた。 古代語のテンス・アスペクト領域の研究は、以前からずっと行われてきているが、特にここ数年、重要かつまとまった成果があらわれてきており(鈴木2009・井島2011など)、また、それらを踏まえた新しい研究の流れも見られる(2009年に刊行された国語と国文学86巻11号の特集「古典語のテンス・アスペクトを見直す」など)。基礎的な作業として、そのような議論の検討を行った(本研究の直接の成果とは言えないが、仁科2011はこの作業と関連する業績である)。 一方、個別・具体的な論点としては、古代語の過去形式とされる「けり」に重点をおいて研究を行った。「けり」については、同じく過去形式とされる「き」との使い分けが問題にされてきており、これまでに多大な研究の蓄積がある。こうした学説史の中で、「けり」は、「き」に対して、「現在とかかわりのある過去の形式」だとか「間接経験の過去(伝聞過去)を表す形式」だとか言われてきているが、いずれも決め手を欠いている。この問題に関し、近年の研究で明らかになってきたのは、「き」は「ふつうの過去」を表すとまとめることが出来、用法も等質的である(山口1985、野村2007、鈴木2009など)のに対して、「けり」が表す過去は特殊で且つ等質性に欠けるという点である(この点については、仁科2011でも指摘しておいた)。「けり」(と「き」との使い分け)について提案されてきたいくつかの説明方法は、多様且つ非等質的な「けり」の用法のそれぞれ一部に光を当てたものであったと判断されるのである。研究代表者は、このような「けり」の用法の非等質性に注目し、歴史的・体系的な観点から中古の「けり」を位置づけることを目指した。 本研究の成果にもどづく議論の一端(全体の見通し)は、早稲田大学国語教育学会の第二四九回例会(2011年12月10日)における講演「文法形式の用法把握--「けり」のことなど」の中で示した。現在は、その議論を精緻化し、論文にまとめるべく作業を進めている。井島正博2011 『中古語過去・完了表現の研究』(ひつじ書房)鈴木 泰2009 『古代日本語時間表現の形態論的研究』(ひつじ書房)仁科 明2011 「〔書評論文〕鈴木泰 著『古代日本語時間表現の形態論的研究』」(日本語文法11-2 2011年9月 日本語文法学会)野村剛史2007 「源氏物語のテンス・アスペクト」(講座 源氏物語研究8 源氏物語のことばと表現)山口佳紀1985 『古代日本語文法の成立の研究』(有精堂出版)

  • 古代語述語体系の動態的把握―ヴォイスを中心に―

    2010  

     View Summary

     本研究では、「(ら)る」「(ら)ゆ」を検討の対象とし、学説の整理と万葉集の事例の整理を行った。「(ら)ゆ」「(ら)る」の性格をどう理解するかについては、近時の有力な議論として、「出来文」説(尾上18898a,1998b,1999、川村2005など)、「動作主非焦点化」説(Shibatani1985)が存在するが、どちらにも一長一短がある。また、両者の関係も明らかではない。「(ら)ゆ」「(ら)る」の事例を元に、両者の関係を明らかにすることも目指した。 今年度の成果の一部をもとに、研究会(文法史研究会/就実大学2010年8月27日)において、「「受身」と「自発」、あるいは「動作主非焦点化」と「出来文」――万葉集の「(ら)ゆ」「(ら)る」について」と題する発表を行い、参加者から有益なコメントを得ることができた。上記の発表の内容を修正し、2011年11月刊行の研究会参加者による論文集に掲載された。尾上圭介1998a,1998b,1999  文法を考える5~7 出来文(1)~(3)(日本語学17-7,17-10、18-1)川村大2005  ラレル形述語文をめぐって―古代語の観点から―(日本語文法5-2)Shibatani, Masayoshi1985  Passives and Related Constructions: a prototype analysis(Language61-4) 

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Syllabus

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