2024/05/20 更新

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ニシヤマ タツヤ
西山 達也
所属
文学学術院 文学部
職名
教授
学位
博士(哲学) ( ストラスブール大学 )

経歴

  • 2018年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   文学学術院   教授

  • 2017年04月
    -
    2018年03月

    早稲田大学   文学学術院   准教授

  • 2013年04月
    -
    2017年03月

    西南学院大学 国際文化学部 国際文化学科 国際文化学部 国際文化学科   准教授

  • 2010年
    -
    2012年

    Global COE program UTCP (University of Tokyo Center for Philosophy)

学歴

  •  
    -
    2010年

    University of Strasbourg   Philosophy  

  •  
    -
    2006年

    東京大学   大学院総合文化研究科   地域文化研究専攻 博士課程  

  •  
    -
    2002年

    University of Strasbourg - Marc Bloch (DEA)   Department of Philosophy  

  • 1999年
    -
    2001年

    東京大学   大学院総合文化研究科   地域文化研究専攻 修士課程  

委員歴

  • 2012年09月
    -
    継続中

    ハイデガー・フォーラム  実行委員

所属学協会

  •  
     
     

    日仏哲学会

  •  
     
     

    ハイデガー・フォーラム

  •  
     
     

    日本哲学会

  •  
     
     

    日本フランス語フランス文学会

研究分野

  • 思想史 / 哲学、倫理学

研究キーワード

  • 現代哲学(フランス・ドイツ)

  • 翻訳の思想

  • 比較思想

 

論文

  • 絶対的メタファー:レーヴィットからレヴィナスへ

    西山達也

    西日本哲学年報   ( 31 ) 97 - 120  2023年10月  [招待有り]

  • メタファーをめぐる思考:生・超越・言語(序言)

    森田團, 西山達也

    西日本哲学年報   ( 31 ) 65 - 69  2023年10月  [招待有り]

  • ミモントロジー : ジャン=リュック・ナンシーによる『ソフィスト』読解

    西山 達也

    思想   ( 1172 ) 93 - 101  2021年12月  [招待有り]

    CiNii

  • Erzähl mir keine Geschichten!:ジャック・デリダによる『存在と時間』読解

    西山, 達也

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   66   25 - 39  2021年03月

    CiNii

  • Homo sapiens monstrare:ジャン=リュック・ナンシー「洞窟のなかの絵画」を読む

    西山 達也

    『洞窟の経験 : ラスコー壁画とイメージの起源をめぐって』水声社(共著書)     175 - 214  2020年

  • 翻訳不可能なリズムをめぐって : ハイデガーによるアリストテレス読解の一側面

    西山 達也

    現代思想   46 ( 3 ) 241 - 253  2018年02月  [招待有り]

    CiNii

  • 「示されているものへと向かう存在」

    西山 達也

    Zuspiel   ( 1 ) 167 - 177  2017年12月  [招待有り]

  • 生・時間・連続性 : ハイデガーのベルクソン解釈

    西山 達也

    西日本哲学年報   ( 25 ) 95 - 115  2017年10月  [招待有り]

    CiNii

  • Facticity and Poetics in History: Miki Kiyoshi's Reading of Heidegger

    西山 達也

    Philosophy Today   60 ( 4 ) 893 - 910  2016年  [査読有り]  [招待有り]

  • 翻訳における〈意味の再現〉について:ブランショ・ベンヤミン・ハイデガー

    西山 達也

    西南学院大学国際文化論集   29 ( 1 ) 47 - 74  2014年

    CiNii

  • ジョルジュ・バタイユとジャン=リュック・ナンシーにおける「思考」の探求

    西山 達也

    「言語と文化」(法政大学言語文化センター)   ( 10 別冊 ) 243 - 258  2013年  [招待有り]

  • 翻訳、この錯綜するもの:ジョン・サリス『翻訳について』を読む

    西山 達也

    『翻訳について』(月曜社)     291 - 312  2013年

  • 「すべてはリズムである」:思弁的翻訳論への序説

    西山 達也

    西南学院大学国際文化論集   27 ( 1 ) 183 - 216  2012年

    CiNii

  • Heidegger et la question de la traduction. Monde - Sujet - Fragment

    西山 達也

    Universite de Strasbourg    2010年09月  [査読有り]

  • アジールとしての翻訳:ヘルダーリン「ピンダロス断片」とハイデガー

    西山 達也

    『ハイデガー・フォーラム』   ( 4 ) 1 - 26  2010年  [査読有り]

  • Retrait à traduire – Vers une confrontation entre Heidegger et Derrida

    西山 達也

    Phenomenology 2005. Journal of Organization of Phenomenological Organizations   ( 1 ) 603 - 623  2007年  [査読有り]  [招待有り]

  • 「貧しさ」:ある詩的断片の伝承をめぐって

    西山 達也

    マルティン・ハイデガー+フィリップ・ラクー=ラバルト+フリードリヒ・ヘルダーリン著 『貧しさ』併載論文     178 - 210  2007年

  • ハイデガーとデリダ、対決の前に:retrait概念の存在論的・政治的画定

    西山 達也

    『ハイデガー・フォーラム』   ( 1 ) 62 - 73  2007年  [査読有り]

  • 「無化する無」について:アレクサンドル・コジェーヴによる否定性の構想

    西山 達也

    『フランス哲学・思想研究』   ( 9 ) 131 - 143  2004年  [査読有り]

    CiNii

  • 形象への抵抗、抵抗としての形象

    西山 達也

    フィリップ・ラクー=ラバルト著『ハイデガー:詩の政治』)併載論文     227 - 263  2003年

  • 必要なる響き合い:マルティン・ハイデガー『人間主義(ヒューマニズム)書簡』への導入

    西山 達也

    『Résonances:東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集』   ( 1 ) 15-21, 167-168  2003年  [査読有り]

  • ハイデガー、宗教、そして革命 : 講演「貧しさ」を読む

    西山 達也

    『学術総合誌・季刊〈環〉:歴史・環境・文明』   15 ( 15 ) 206 - 221  2003年  [招待有り]

    CiNii

  • ジャン=リュック・ナンシーと表象の問題

    西山 達也

    ジャン=リュック・ナンシー著『訪問 イメージと記憶をめぐって』併載論文     97 - 148  2003年

  • 来るべき言葉の翻訳論:ハイデガーとブランショ

    西山 達也

    『年報・地域文化研究』   ( 5 ) 209 - 229  2002年  [査読有り]

  • 聖なる言葉をめぐって:ブランショ/ハイデガー/ヘルダーリン

    西山 達也

    『ドイツ・ロマン派の超域言語論的研究』科学研究費補助金基盤研究B2(研究代表者 臼井隆一郎)研究成果報告書     135 - 150  2000年

  • 固有なもの、異質なもの:マルティン・ハイデガーの翻訳論哲学

    西山 達也

    『言語態』   1 ( 1 ) 139 - 153  2000年

    CiNii

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書籍等出版物

  • 洞窟の経験 : ラスコー壁画とイメージの起源をめぐって

    吉田, 裕, 福島, 勲, 吉本, 素子, 郷原, 佳以, 鈴木, 雅雄, 西山, 達也

    水声社  2020年12月 ISBN: 9784801004948

  • 終わりなき対話III(モーリス・ブランショ)

    西山 達也( 担当: 共訳,  担当範囲: XIII章)

    2017年11月

  • 終わりなき対話II (モーリス・ブランショ)

    西山 達也( 担当: 共著,  担当範囲: I, II, III, XI, XIII章および訳者解説執筆)

    筑摩書房  2017年06月

  • モーリス・ブランショ : 不可視のパートナー

    Bident, Christophe, 上田, 和彦, 岩野, 卓司, 郷原, 佳以, 西山, 達也, 安原, 伸一朗

    水声社  2014年12月 ISBN: 9784801000278

  • 『翻訳について』(ジョン・サリス)

    ( 担当: 共著,  担当範囲: 訳および併載論文執筆)

    月曜社  2013年

  • 『共生の現代哲学(門脇俊介記念論集)』

    ( 担当: 共著)

    UTCPブックレット  2011年

  • 『貧しさ』

    藤原書店  2007年 ISBN: 9784894345690

  • Selected Essays from Asia (Phenomenology 2005, vol 1), eds. Cheung Chan-Fai and Yu Chung-Chi

    Zeta Books  2007年

  • 『イメージの奥底で』共訳(著者:ジャン=リュック・ナンシー,共訳者:大道寺玲央)

    以文社  2006年 ISBN: 4753102467

  • 『訪問 イメージと記憶をめぐって』

    松籟社  2003年

  • 『ハイデガー:詩の政治』(著者:フィリップ・ラクー=ラバルト)

    藤原書店  2003年 ISBN: 4894343509

  • 『滞留』ジャック・デリダ著 付 モーリス・ブランショ「私の死の瞬間」(共訳)

    未來社  2000年 ISBN: 4624932455

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講演・口頭発表等

  • 絶対的メタファー:レーヴィットからレヴィナスへ

    西山達也  [招待有り]

    シンポジウム「メタファーをめぐる思考――生・超越・言語」  

    発表年月: 2022年12月

  • エマニュエル・レヴィナスのプラトン主義

    西山 達也

    「われら善にして義なる者たち!:ニーチェとレヴィナス」(ジェラール・ベンスーサンを囲むワークショップ)  

    発表年月: 2018年10月

  • 悲劇的なものと歴史の媒介作用

    西山 達也  [招待有り]

    シンポジウム「実存の悲劇的根拠」( 2018年度早大哲学会)  

    発表年月: 2018年07月

  • 「示されているものへとむかう存在」

    西山 達也  [招待有り]

    ワークショップ「『存在と時間』の射程:意味・解釈・翻訳をめぐって」(ハイデガー『存在と時間』2017)  

    発表年月: 2017年11月

  • 生・時間・連続性:ハイデガーのベルクソン読解

    西山 達也  [招待有り]

    シンポジウム「「生の哲学」再考:ハイデガーとベルクソン」(西日本哲学会第67回大会)  

    発表年月: 2016年12月

  • 「汝が在るところのものに成れ」

    西山 達也  [招待有り]

    2016年度西南学院大学国際文化学部談話会  

    発表年月: 2016年03月

  • genealogia/chronologia: ピンダロス、ニーチェ、ハイデガー

    MOMENTVM CRITICVM:COLLOQVIVM IN HONOREM PROF. YASVNARI TAKADAE  

    発表年月: 2015年

  • 言語と作品の生成について:『翻訳者の使命』を読むモーリス・ブランショ

    西南学院大学国際文化学会  

    発表年月: 2015年

  • 翻訳実践と言語の倫理:ヘルダーリンとプラトンを繋ぐもの

    研究発表会「ギリシアの哲学と文学」  

    発表年月: 2014年

  • Ins-Werk-Setzen

    シンポジウム「ジョルジョ・アガンベンと哲学の潜勢力」  

    発表年月: 2014年

  • 世界像の時代における翻訳者の課題:ハイデガーにおけるリズム概念の翻訳をめぐって

    国際シンポジウム「ハイデガー、テオーリアと翻訳」  

    発表年月: 2014年

  • 「翻訳における〈意味の再現〉について」

    ワークショップ「翻訳の思想、再考」  

    発表年月: 2013年

  • 「レヴィナスとプラトンの現象学的解釈:『全体性と無限』における『パイドロス』読解」

    西日本哲学会第64回大会  

    発表年月: 2013年

  • 共生のための忘却とダンス――『アンティゴネー』のコロスより

    TCPファイナルシンポジウム2012「カタストロフィーと共生の哲学」  

    発表年月: 2012年

  • リズムという形態:ブランショ『災厄のエクリチュール』とその周辺

    日本フランス語フランス文学会2012年度春季バタイユ・ブランショ研究会  

    発表年月: 2012年

  • ジョルジュ・バタイユとジャン=リュック・ナンシーにおける「思考」の探求

    公開シンポジウム「欲望と表現 バタイユ没後50年」  

    発表年月: 2012年

  • The Task of the Translator as a Critic: From Hölderlin to Blanchot

    The Task of the Critic, the 22nd Annual Graduate Student Conference at Yale University  

    発表年月: 2011年

  • 「無限なもの」について(ヘルダーリン)

    UTCPワークショップ「解釈の希求法」  

    発表年月: 2011年

  • 怖れと憐みのリズム:ハイデガーとブランショ

    明治大学人文科学研究所総合研究『模倣と創造:日本とヨーロッパにおける文化継承の現象学』第1回定例会  

    発表年月: 2011年

  • リズムと実存:エマニュエル・レヴィナスの『パイドロス』読解

    実存の悲劇的根拠  

    発表年月: 2011年

  • 対話としてのリズム:エマニュエル・レヴィナスとモーリス・ブランショ

    日仏哲学会 2011年秋季研究大会  

    発表年月: 2011年

  • Metakosmesis, ou l'ontologie du monde : Martin Heidegger

    International Workshop "La philosophie de l'histoire et le messianisme"  

    発表年月: 2011年

  • 池田喬『ハイデガー 存在と行為』 第四章書評

    池田喬『ハイデガー 存在と行為――『存在と時間』の解釈と展開』合評会  

    発表年月: 2011年

  • The Task of the Translator as a Critic: From Hölderlin to Blanchot

    The Task of the Critic, the 22nd Annual Graduate Student Conference at Yale University  

    発表年月: 2011年

  • Metakosmesis, ou l'ontologie du monde : Martin Heidegger

    International Workshop "La philosophie de l'histoire et le messianisme"  

    発表年月: 2011年

  • 悲劇『アンティゴネー』における反転の形象:ハイデガーとヘルダーリンによる翻訳を通じて

    イメージ(論)の臨界[6]: 表象可能性へ配慮  

    発表年月: 2010年

  • 歴史のなかのアジール:マルティン・ハイデガー

    UTCPワークショップ「歴史哲学の仮晶」  

    発表年月: 2010年

  • 汝自身であるものになれ:『存在と時間』から《出発》して

    、UTCPシンポジウム「『存在と時間』再考――門脇俊介の哲学から出発して」  

    発表年月: 2010年

  • 翻訳と反転のポリティックス:『アンティゴネー』合唱歌を再読する

    UTCPレクチャー  

    発表年月: 2010年

  • Hormathos : une longue série de cercles philologiques à partir de l’Ion

    International Colloquium, "Declinationes Philologiae"  

    発表年月: 2009年

  • アジールとしての翻訳:ヘルダーリン「ピンダロス断片」とハイデガー

    ハイデガー・フォーラム,第4回大会  

    発表年月: 2009年

  • Hormathos : une longue série de cercles philologiques à partir de l’Ion

    International Colloquium, "Declinationes Philologiae"  

    発表年月: 2009年

  • ハイデガーとコスモス :「ナトルプ報告」から出発して

    UTCP公開共同研究  

    発表年月: 2008年

  • ハイデガーとデリダ、対決の前に:retrait概念の存在論的・政治的画定

    ハイデガー・フォーラム,第1回大会  

    発表年月: 2006年

  • Out of the Cave : Heidegger and the “spiritual trans-mission”

    Conference invited by Professor Michael Naas  

    発表年月: 2005年

  • Translation as Asylum : Hölderlin, Heidegger, Yasuda

    Program in Comparative Literary Studies (Department of German, Northwestern University)  

    発表年月: 2005年

  • ジャン=リュック・ナンシー「仮面の想像力」について

    UTCP「美学と政治」研究会ワークショップ  

    発表年月: 2005年

  • Question à Catherine Malabou

    « Destin de la métaphore de l’économie : Heidegger critique du capitalisme », table ronde autour de Catherine Malaou  

    発表年月: 2005年

  • Out of the Cave : Heidegger and the “spiritual trans-mission”

    Conference invited by Professor Michael Naas  

    発表年月: 2005年

  • Translation as Asylum : Hölderlin, Heidegger, Yasuda

    Program in Comparative Literary Studies (Department of German, Northwestern University)  

    発表年月: 2005年

  • Entre l’interprétation et la traduction : lecture heideggerienne de Pindarfragmente

    Heidegger – Herméneutique, Phénoménologie et Déconstruction  

    発表年月: 2004年

  • アトランティスの名:ジャック・デリダ『コーラ』再読

    DESK(東京大学ドイツ・ヨーロッパ研究センター)思想系研究会  

    発表年月: 2004年

  • Entre l’interprétation et la traduction : lecture heideggerienne de Pindarfragmente

    Heidegger – Herméneutique, Phénoménologie et Déconstruction  

    発表年月: 2004年

  • veritas filia temporis

    西山 達也

    シンポジウム「絵を見る-絵を読む」(2016年度西南哲学会)  

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 翻訳における概念形成と主体変容:20世紀ドイツ・フランスの思弁的翻訳論

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2023年03月
     

    西山 達也

     概要を見る

    本研究は20世紀のフランスおよびドイツを中心に発現した《翻訳をめぐる思想》の内実を明らかにすることを目的とする。この目的に達するために、以下の点を解明する。(1)《翻訳をめぐる思想》が20世紀フランス・ドイツにおいて、多様な学問領域を越境しながら、いかにして新たな概念の創出と学知の編制に関与したのか、そして、概念と学知の変革可能性をどのように理論的に思考したのか。(2)この思想潮流が、主体の単独性と複数性、そして主体そのものの生成と変容をどのように思考したのか。これらの問いかけに基づき、本年度は第一に、マルティン・ハイデガーおよびジャック・デリダが各々「存在論の歴史」と「形而上学」と呼ぶものに対して遂行した変形/翻訳/解釈の作業の現場に接近し、その具体的な手続きを検証した。次に、思考と主体の変容というテーマが哲学史において(プラトン「洞窟の比喩」以来、ジャン=リュック・ナンシーに至るまで)「離脱」のモチーフとして思考されていることに着目し、「Homo sapiens monstrare」という論攷を発表した。この論攷は、後期旧石器時代の洞窟絵画をめぐる哲学の言説を検討するという内容を含むものであり、現代のイメージ論・記号論・人類学の研究における「思考と主体の変容」の主題に関しても併せて検証した。本年度には、さらに、科学認識論および技術哲学の分野で重要な研究をおこなったフランスの思想家ジルベール・シモンドンに関する調査・研究を遂行した。シモンドンはゲシュタルト心理学やサイバネティクス、行動生物学等の成果を取り入れることで、人文社会科学から自然科学にまでまたがる概念と学知の再編にかかわる独創的な思考を展開しており、その「転導性」の思考を《翻訳をめぐる思想》のヴァリエーションとして捉え直すことを試みた。

  • 翻訳の歴史性と歴史批判機能:20世紀フランス・ドイツにおける思弁的翻訳論の研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2019年03月
     

    西山 達也

     概要を見る

    本研究は、20世紀のドイツ・フランスを中心に広まりをみせた翻訳をめぐる諸思想(思弁的翻訳論)が、(1) いかなる歴史性の概念とこれに関連する諸々の基礎概念(時間性・事実性・生)を前提として展開したのか、また、(2) この諸思想が人文学の様々な領域における歴史研究の潮流と相互に影響しながら、どの程度まで歴史性の概念を批判・吟味したのかを解明することを試みた。以上の研究を通じて、翻訳の実践によって可能となる概念と主体の歴史的な形成・変容をめぐる理論の基盤をえることができた。

  • 翻訳の思想とその現代性:20世紀フランス・ドイツにおける思弁的翻訳論の横断的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2015年03月
     

    西山 達也

     概要を見る

    本研究は、20世紀ドイツ・フランスの思想家たち、とりわけマルティン・ハイデガー、モーリス・ブランショ、エマニュエル・レヴィナスがいかにして翻訳の実践を通じて《翻訳の思想》を展開したかを検討するとともに、これらの思想家による翻訳実践がいかなる言語哲学に立脚していたかを調査した。本研究はまた、20世紀の思弁的翻訳論が一方で近代文献学の展開と、他方で歴史哲学の諸潮流から不可分のものであることを明らかにした。

  • 哲学的問題としての「翻訳」:ハイデガーの思想とそのフランスにおける受容の研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2006年
    -
    2008年
     

    西山 達也

     概要を見る

    1.「ハイデガーとコスモス」(UTCP研究会「歴史哲学の起源」での発表)
    本発表では、ハイデガーのアリストテレス翻訳についての検証から出発して、翻訳と世界性および世界史の連関を巡って考察を行った。ハイデガーの思考は最初期から1930年代に到るまで、世界性の概念を中心に据えて構築されたが、とりわけ最初期のアリストテレス講義(2005年刊行、全集62巻)のなかでは、ヘレニズム的コスモロジーを基盤としつつ、周到にヘブライ的終末論が接ぎ木されていた。本発表では、ハイデガーがコスモス概念に加えた操作のうちにヘレニズムとヘブライズムの相互翻訳を透視し、その翻訳思想の形而上学的・神学的位相を明らかにした。
    ※発表後、マルクーゼ文庫(フランクフルト・アム・マイン)所蔵のハイデガーの未公刊講義ノート(1932年夏学期)を追加調査し、従来の研究では注目されてこなかったハイデガーとコスモス論の関係を検討することが出来た。この成果は「ハイデガーとコスモス:パルメニデスの歴史哲学」(『歴史哲学のメタモルフォシス』未来社)に発表することが決まっている。
    2.「Hormathos:une longue serie de cercles philologiques」(国際コロキウムdeclinationes philologiaeでの発表)
    本発表では、ハイデガーの翻訳思想をプラトニズムの思想史的伝統と関連づけるべく、プラトンの対話篇『イオン』の読解を試みた。この対話は、ヘルメネイア(神的言語の翻訳=解釈)の技術をめぐる対話であり、新プラトン主義や解釈学において様々に注釈され、ハイデガーの『言葉についての対話』のなかにも言及がある。本発表は、この対話篇の中心部で重要な役割を果たしているhormathosという語(連鎖・系列を意味する)に着目した。この語は『イオン』においては、翻訳者/解釈者が対象となる作品からインスピレーションを受け取る瞬間の生起を言い表すために用いられており、「翻訳」という実践の最小単位である連接/脱連接の作用を指し示すものである。hormathosという語から出発することで、翻訳と解釈、哲学と文学と文献学の関係についての包括的な問題を示唆することが出来た。

  • ハイデッガーと「翻訳」:30-40年代の思想とそのフランスにおける受容

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2003年
    -
    2004年
     

    西山 達也

     概要を見る

    本研究の目的は、マルティン・ハイデガー(1889-1976)の翻訳論を体系的に検討し((1))、同時にハイデガー哲学のフランスにおける受容を翻訳論の観点から考察する((2))ことにある。本年度は(2)を重点的に調査し、『フランス哲学・思想研究』および『未来』に成果を発表した。
    『フランス哲学・思想研究』の発表論文「『無化する無』について:アレクサンドル・コジェーヴによる否定性の構想」では、フランスのハイデガー受容に多大な影響を与えたA・コジェーヴの思想に注目し、彼によってハイデガー思想がどのようにフランスの文脈に導入されたかを検討した。フランスでのハイデガー受容が本格化するのはH・コルバンによる『形而上学とは何か』の翻訳刊行(1937)以降であるが、この翻訳とコジェーヴの関係に関しては従来詳細が明らかにされてこなかった。とりわけコルバンが編集に携わっていた雑誌『哲学研究』誌(1931-36)においてコジェーヴが発表した数々の書評記事は、国内外を問わずほとんど検討が行われていない。『フランス哲学・思想研究』の論文では、コジェーヴの記事群のなかからハイデガーを扱ったものを選び、最近刊行された草稿を参照しつつフランスの初期ハイデガー受容におけるコジェーヴの役割を検討した。
    フランスにおける初期のハイデガー受容の研究を通じて、思想の脱コンテクスト化と再コンテクスト化の関係が明らかにされた。思想の受容者は、自由な書き換えを行うとともに受容された思想を新たなコンテクストにおいて規範として確立する作業を行う。『未来』の発表論文「フランスのハイデガー主義、ひとつの終焉」では、このような自由な書き換えと規範化の総体としての「フランスのハイデガー主義」をめぐり、その成果と問題点とを現在的な視点から検討した。この論文は2004年12月にストラスブールで行われたハイデガー・コロキウムの報告も兼ねている。

  • 近現代におけるヨーロッパの思想(特にドイツ・フランス),翻訳をめぐる思想史

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現在担当している科目

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

特定課題制度(学内資金)

  • 20世紀ドイツ・フランスにおける《翻訳の思想》:思考変容としての翻訳とメタファー

    2023年  

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    本研究は、20世紀フランス・ドイツにおいて出現した翻訳をめぐる諸思想のなかで、「翻訳」と「メタファー」という二つの事象の間に本質的な連関を見いだす傾向がいかにして生じ、その結果、思弁的翻訳論がいかなる可能性を獲得したのかを明らかにすることを目指す。解釈学、現象学、概念史研究といった様々な思想潮流の中で展開した思弁的翻訳論においては、「翻訳」に内包される言語の変形可能性を人間の思考の根幹に据える諸理論が提示されたが、その際、「広義の翻訳」(言語内翻訳・記号間翻訳)の一形態である「メタファー」という現象に、言語と思考の変形可能性そのものを体現する役割が担わされた。本研究は、従来の思想史研究において十分に捉えられてこなかった、このような思弁的翻訳論における「メタファー」と「翻訳」との内的連関を明るみに出すとともに、思弁的翻訳論が「翻訳」概念の刷新を通じて、いかにして概念・思考の変革可能性と、主体の変容可能性を構想するに至ったのか、その前提を確認した。この確認作業の出発点として、本研究では、エマニュエル・レヴィナスの講演「メタファー」(1962, Œuvres, t. 2)及びその準備メモ(Œuvres, t. 1所収)、そして、講演「メタファー」の重要な箇所において参照されているカール・レーヴィットの論文「人間と世界の媒介者としての言語」(1958, Sämtliche Schriften, Bd. 1)に着目し、その背景にあるハイデガーとニーチェのメタファー論を調査した。また、レヴィナスに関しては、ハイデガーの言語論・技術論と対照させながら彼のメタファー概念を再構成することも試みた(「メタファーと現実」『哲学世界』第46号にてこの成果を発表した)。レーヴィットに関しては、教授資格論文(1928年)およびその前提となっている共同存在論、L・クラーゲス経由のニーチェ受容との関係、古典文献学との関係(B・スネルのギリシア研究の参照)等の精査に着手した(「絶対的メタファー:レーヴィットからレヴィナスへ」『西日本哲学年報』第31号にて成果を発表した)。

  • 20世紀フランス哲学における「経験」概念の問い直しとその現在的意義

    2017年  

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    本研究を遂行するにあたって、私自身がこれまで研究してきた「翻訳の思考」という主題を改めて問い直すことから出発した。すなわち、これを自己の帰属する歴史的・言語的地平の限界の「経験」を巡る思考と再規定し、そのうえで「経験」概念に照準をさだめ、20世紀フランスにおいていかなる形で「経験」概念の再構築がなされたかを検討した。本研究がとりわけ注目したのは、20世紀中葉のフランス思想を理解するうえで貴重な資料であるRecherches philosophiques誌における様々な思想家の論攷(レヴィナス、コジェーヴ、バシュラール、カイヨワ、等)であり、ここで展開した諸思想のなかから、「経験」をめぐる新たな思潮がいかにして萌芽したかを追跡することができた。