2022/09/28 更新

写真a

オオツキ トム
大月 友
所属
人間科学学術院 人間科学部
職名
准教授
ホームページ

兼担

  • 人間科学学術院   大学院人間科学研究科

学位

  • 広島国際大学   博士(臨床心理学)

所属学協会

  •  
     
     

    日本カウンセリング学会

  •  
     
     

    日本心理臨床学会

  •  
     
     

    日本認知療法・認知行動療法学会

  •  
     
     

    日本心理学会

  •  
     
     

    日本認知・行動療法学会

  •  
     
     

    日本行動分析学会

  •  
     
     

    Assciation for Contextual Behavioral Science

  •  
     
     

    ACT JAPAN: The Japanese Assciation for Contextual Behavioral Science

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研究分野

  • 臨床心理学

  • 実験心理学

研究キーワード

  • アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)

  • 心理的柔軟性モデル

  • 行動分析学

  • 関係フレーム理論(RFT)

  • パフォーマンス・マネジメント

  • 組織行動マネジメント(OBM)

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論文

  • Contingent self-worth and depression in early adolescents: The role of psychological inflexibility as a mediator.

    Kenichiro Ishizu, Tomu Ohtsuki, Yoshiyuki Shimoda

    Acta psychologica   230   103744 - 103744  2022年09月  [国際誌]

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    This study investigated whether lower psychological flexibility (psychological inflexibility) mediates the relationship between contingent self-worth and depressive symptoms among Japanese adolescents. A total of 210 Japanese junior high school students aged 12 to 15 years (106 boys and 104 girls) were recruited for this study. Participants completed the Japanese adaptations of the Self-Worth Contingency Questionnaire, the Avoidance and Fusion Questionnaire for Youth, and the Depression Self-Rating Scale for Children. Results indicated that psychological inflexibility mediated the association between contingent self-worth and depressive symptoms. Specifically, contingent self-worth affected lower psychological flexibility, which influenced higher depressive symptoms. The results highlight the importance of fostering autonomy and promoting psychological flexibility to reduce the risk of depression among adolescents.

    DOI PubMed

  • 日本語版子ども用怒り反すう尺度の作成—Developing a Japanese version of the Children's Anger Rumination Scale

    下田 芳幸, 寺坂 明子, 石津 憲一郎, 大月 友

    心理臨床学研究 / 日本心理臨床学会学会誌編集委員会 編 = Journal of Japanese clinical psychology / Association of Japanese Clinical Psychology   40 ( 1 ) 74 - 79  2022年04月  [査読有り]

  • 中学生を対象とした学級単位のストレスマネジメント教育およびソーシャルスキル教育の研究動向 : 2012年から2021年までの実践について

    下田 芳幸, 寺坂 明子, 石津 憲一郎, 大月 友

    佐賀大学大学院学校教育学研究科紀要   6   82 - 101  2022年03月

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    type:論文(Article)
    中学生に対するストレスマネジメント教育およびソーシャルスキル教育について,2012 年から2021 年末の間に国内の学術雑誌に掲載された実践研究の動向をまとめた。ストレスマネジメント教育は,様々な学年を対象とし,保健体育や総合的な学習の時間を中心に,主に概念教育とリラクセーション技法が実施されていた。ソーシャルスキル教育については,1 年生を対象に主として道徳や総合的な学習の時間に実施されており,「聴き方」や「アサーション」に関する実践が多かった。

    DOI

  • 子ども用怒りの対処尺度の作成

    下田 芳幸, 寺坂 明子, 石津 憲一郎, 大月 友

    佐賀大学大学院学校教育学研究科紀要   6   72 - 81  2022年03月

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    type:論文(Article)
    本研究は,子ども用怒りの対処尺度を開発することを目的に行われたものである。小学5,6年生162 名(男子78名,女子84名)と中学1から3年生503 名(男子248名,女子255名)の合計665名分の質問紙のデータが分析において使用された。探索的因子分析および確認的因子分析を行った結果,7 因子構造が妥当であると判断された(問題解決思考,笑いへの転化,肯定的解釈,サポート希求,身体的沈静化,認知的回避および表出抑制)。これらの因子は,良好な内的一貫性(ω係数=.73―.88)と良好な再検査信頼性(r=.57―.77)を示した。そして,基準関連的尺度との相関関係の分析などにより,尺度の妥当性も確認された。学校段階および性別の分析を行った結果,認知的回避を除いたすべての下位尺度について,中学生の方が小学生と比較して,わずかに得点が高かった。また,笑いへの転化については男子の方が女子よりわずかに得点が高かった。その一方で,サポート希求に関しては,女子の方が男子より得点が高かった。

    DOI

  • マインドワンダリングの理解と制御に関する研究動向

    梅田 亜友美, 大月 友

    人間科学研究   33 ( 2 ) 287 - 292  2021年03月  [査読有り]

  • マインドワンダリングと能動的注意制御の関係に対するセルフコンパッションの調整効果

    梅田亜友美, 大月友

    認知療法研究   14 ( 2 ) 185 - 194  2021年01月  [査読有り]

  • 文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」における暴力行為といじめの件数および割合の推移

    下田芳幸, 寺坂明子, 石津憲一郎, 大月友

    佐賀大学大学院学校教育学研究科紀要(CD-ROM)   5  2021年

    J-GLOBAL

  • Reliability and Validity of the Implicit Relational Assessment Procedure (IRAP) as a Measure of Change Agenda

    Inoue, K, Shima, T, Thakahashi, M, Lee, S. K, Ohtsuki, T, Kumano, H

    The Psychological Record   70 ( 3 ) 499 - 513  2020年09月  [査読有り]

    DOI

  • Acceptance and commitment therapy as a school-based group intervention for adolescents: An open-label trial

    Takahashi F, Ishizu K, Matsubara, K, Ohtsuki T, Shimoda Y

    Journal of Contextual Behavioral Science   16   71 - 79  2020年04月  [査読有り]

    DOI

  • 小中学生を対象とした学級単位でのアンガーマネジメント教育の研究動向

    下田芳幸, 寺坂明子, 石津憲一郎, 大月 友, 稲田尚子

    心理臨床学研究   38 ( 1 ) 46 - 56  2020年  [査読有り]

  • Bon Voyage: Developing a scale for measuring value among younger populations and examining its reliability and validity

    Kenichiro Ishizu, Tomu Ohtsuki, Yoshiyuki Shimoda, Fumito Takahashi

    Journal of Contextual Behavioral Science   15 ( 1 ) 153 - 161  2020年01月  [査読有り]

  • 中学生の怒りへの対処に関する研究の動向

    下田芳幸, 寺坂明子, 石津憲一郎, 大月 友

    佐賀大学大学院学校教育学研究科研究紀要   3   19 - 30  2019年03月

  • 小学生の怒りへの対処に関する研究の動向

    下田芳幸, 寺坂明子, 石津憲一郎, 大月 友

    佐賀大学大学院学校教育学研究科研究紀要   3   7 - 18  2019年

  • The reciprocal relations between experiential avoidance and social anxiety among early adolescents: a prospective cohort study

    Y. Shimoda, K. Ishizu, T. Ohtsuki

    Journal of Contextual Behavioral Science   10   115 - 119  2018年  [査読有り]

  • 大学受験期におけるサポート源との関わりを起因とする心理的負荷への対処と進路選択促進過程の検討:進路決定後の大学1年生に対する半構造化面接による質的データを基にして

    神戸威行, 大月 友

    学校メンタルヘルス   21 ( 1 ) 65 - 81  2018年  [査読有り]

  • The reciprocal relations between experiential avoidance, school stressor, and psychological stress response among Japanese adolescents

    Kenichiro Ishizu, Yoshiyuki Shimoda, Tomu Ohtsuki

    PLOS ONE   12 ( 11 )  2017年11月  [査読有り]

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    The present study aimed to investigate the reciprocal relations between experiential avoidance, stressor, and psychological stress response (which consist of anger, depression, anxiety, helplessness, and physical complaints). In this study, 688 Japanese junior high school students (353 boys, 334 girls, 1 unidentified; mean age 13.28 years) completed three waves of questionnaires on experiential avoidance, stressor, and psychological stress response, with one-week intervals between measurement waves. Results from cross-lagged panel analyses showed that experiential avoidance predicted subsequent stressor and psychological stress response. Furthermore, the stressor and psychological stress response influenced by prior experiential avoidance affected subsequent occurrence of experiential avoidance. The findings suggest that reciprocal relations exist among the variables, and that the interaction between experiential avoidance and psychological stress was possible in adolescents.

    DOI

  • 臨床心理学領域における行動変動性研究の応用

    中齋美咲, 大月 友, 桂川泰典

    早稲田大学臨床心理学研究   17 ( 1 ) 107 - 114  2017年

  • 中学生における社交不安傾向の1年間の変化パターン

    下田芳幸, 石津憲一郎, 大月 友

    佐賀大学大学院学校教育学研究科研究紀要   1   57 - 70  2017年

    CiNii

  • ルール制御下の行動変動性と心理的柔軟性の関連

    中齋美咲, 大月 友, 桂川泰典

    行動療法研究   43 ( 3 ) 181 - 190  2017年  [査読有り]

     概要を見る

    <p>Acceptance and Commitment Therapy(ACT)では心理的柔軟性が精神健康の向上に重要だとされるが、ACTの基盤となる関係フレーム理論(RFT)の観点からこれを支持した実証研究は少ない。そこで本研究はルール制御下の行動変動性に着目し、ACTの心理的柔軟性モデルをRFTの観点から検討することを目的とした。実験参加者に質問紙と行動変動性測定用コンピュータ課題を実施した。分析対象者19名のデータで相関分析と階層的重回帰分析を行った結果、AAQ-IIと行動変動性指標間の相関が弱い一方で、AAQ-IIおよび行動変動性指標はそれぞれGHQ-60と相関がありGHQ-60を予測、説明できる可能性が示された。したがってルール制御下の行動変動性はAAQ-IIと異なり心理的柔軟性の一要素を測定する指標となりうる可能性が考えられ、ACTの心理的柔軟性モデルはRFTの観点から支持されると示唆された。</p>

    DOI CiNii

  • 中学生における抑うつの1年間の変化パターン

    下田芳幸, 石津憲一郎, 大月 友

    心理学研究   88 ( 2 ) 142 - 150  2017年  [査読有り]

    DOI

  • The IRAP is non relative but a contextual: Changes to the contrast category influence men’s dehumanization of women

    I. Hussey, D. N. Mhaoileoin, D. Barnes-Holmes, T. Ohtsuki, N. Kishita, S. Hughes, C. Murphy

    Psycological Record   66 ( 2 ) 291 - 299  2016年06月  [査読有り]

    DOI

  • ルール支配行動に対する機能分析的アプローチに関する近年の研究動向

    上村 碧, 大月 友, 嶋田洋徳

    早稲田大学臨床心理学研究   16 ( 1 ) 137 - 148  2016年

  • 価値の明確化およびコミットメントが労働者の心理的well-beingに及ぼす影響—ストレスを抱えながら豊かな人生を切り拓けるか?—

    木村香苗, 兼子 唯, 大月 友, 鈴木伸一, 桂川泰典

    早稲田大学臨床心理学研究   16 ( 1 ) 45 - 54  2016年

    J-GLOBAL

  • 児童におけるセルフコントロールに対する関係フレーム理論からの理解

    上村 碧, 大月 友, 嶋田洋徳

    行動療法研究   42 ( 3 ) 387 - 398  2016年  [査読有り]

  • Creative Hopelessnessにおいて獲得されたルールが行動変容に及ぼす効果 : 動機づけオーギュメンタルの枠組みからの実験的研究

    酒井 美枝, 武藤 崇, 大月 友

    行動療法研究   42 ( 1 ) 51 - 62  2016年  [査読有り]

     概要を見る

    本研究の目的は、Creative Hopelessness(CH)において獲得されたルールが体験の回避を低減し、価値に基づく行動を促す動機づけオーギュメンタルとして機能するかを実証することである。社会的場面への回避傾向の高い大学生(N=48)を実験群、統制群、プラセボ群に割り当て、2日の実験日と2週間のホーム・ワーク(HW)期を設定した。1日目に、実験群と統制群にはCHに関する心理教育を、プラセボ群には社交不安の心理教育を行った。HW期には、実験群にのみ、新たに獲得されたルールに接するよう求めた。結果として、実験群にのみ介入前後で体験の回避(LSAS-avoidance)が低下し(Cohen's d=0.97)、実験群ではHW期に生じた価値に基づく行動数と頻度(順に、M=2.06; M=10.00)がほか2群よりも多かった。よって、新しいルールが動機づけオーギュメンタルとして機能したことが示された。

    DOI CiNii

  • 中学生のいじめ傍観・仲裁行動と自己価値の随伴性、体験的回避、抑うつの関連

    下田芳幸, 石津憲一郎, 大月 友

    心理臨床学研究   33 ( 6 ) 602 - 612  2016年  [査読有り]

    CiNii

  • 発達障害児の過剰な要求行動に対する親支援の一例 親の主訴に焦点を当てた介入を通して

    上村 碧, 下り藤佑, 大月 友, 嶋田洋徳

    早稲田大学臨床心理学研究   15 ( 1 ) 3 - 11  2015年

  • 異なる言語刺激を用いた脱フュージョン方略および言語刺激に対する曝露が不安症状に与える効果の差異の検討

    佐藤友哉, 橋本 塁, 前田駿太, 山下 歩, 嶋田洋徳, 大月 友

    行動医学研究   21 ( 2 ) 99 - 108  2015年  [査読有り]

  • 社交不安のサブタイプにおける関係フレームづけの流暢性と生理的反応の差異—関係フレーム理論からの検討—

    佐藤友哉, 橋本 塁, 嶋田洋徳, 大月 友

    行動医学研究   21 ( 2 ) 91 - 98  2015年  [査読有り]

  • 社交不安障害の状態像による注意バイアスの違いの検討

    兼子 唯, 中澤佳奈子, 大月 友, 伊藤大輔, 巣山晴菜, 伊藤理紗, 山田和夫, 吉田栄司, 貝谷久宣, 鈴木伸一

    行動療法研究   41 ( 1 ) 43 - 54  2015年  [査読有り]

     概要を見る

    本研究の目的は、社交不安障害(SAD)を、全般型(GSAD)と非全般型(NGSAD)のみでなく、自覚された生理的覚醒の高低で分類し、社交不安症状、注意バイアスの違いを検討することであった。SAD者16名と健常者6名を対象に質問紙調査と修正ドット・プローブ課題を実施した。課題では、自動的/統制的処理段階における否定的評価、肯定的評価、生理的覚醒に対する注意バイアスを測定した。分散分析の結果、GSAD・NGSAD・健常者の比較、自覚している生理的覚醒の高・低・健常者の比較では有意な差は示されなかった。しかし注意バイアス得点を0と比較した結果、NGSAD群は自動的処理段階で肯定的評価に対して、自覚された生理的覚醒の高いSAD群は統制的処理段階で生理的覚醒に対して、注意バイアスが大きいことが示された。この結果から、SADの状態像を検討する必要性とそれぞれに有効な介入方法について考察された。

    CiNii

  • Measuring the effect of cognitive defusion using the Implicit Relational Assessment Procedure: An experimental analysis with a highly socially anxious sample

    Naoko Kishita, Takashi Muto, Tomu Ohtsuki, Dermot Barnes-Holmes

    Journal of Contextual Behavioral Science   3 ( 1 ) 8 - 15  2014年01月  [査読有り]

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    The current study tested the validity of the Implicit Relational Assessment Procedure (IRAP) as a tool for clinical assessment. Twenty-four students with high social anxiety were randomly assigned to either cognitive defusion or control conditions. Participants completed a self-report measure of the believability of anxiety-related thoughts and the Anxiety IRAP before and after the interventions. Significant decreases in response latency on the IRAP for both consistent and inconsistent trials were found only in participants in the cognitive defusion condition. We suggest that narrow and inflexible responding (i.e., fusion) interferes with behavioral fluency in both consistent and inconsistent blocks of the implicit measure, and thus a defusion intervention reduced response latencies in both types of blocks. In the control condition, however, we found a reduction in response latencies only for the inconsistent blocks, due to practice that occurred in the absence of a floor effect. The self-report believability measure, which produced effects for both the defusion and control conditions, showed a larger effect size for the control condition. Our results suggest that future studies that seek to analyze the impact of defusion interventions, and the psychological processes involved, employ a range of measures such as the IRAP, with a particular focus on separating out the effects of the therapeutic intervention from possible practice effects. © 2013 Association for Contextual Behavioral Science.

    DOI

  • Implicit Relational Assessment Procedure(IRAP)の信頼性と妥当性の検討—言語関係と心理的柔軟性の測定

    大月 友, 木下奈緒子, 久保絢子, 嶋田洋徳

    行動療法研究   39 ( 2 ) 99 - 110  2013年  [査読有り]

     概要を見る

    本研究は、Implicit Relational Assessment Procedure(IRAP)の信頼性と妥当性を、二つの観点から検討した。一つ目の観点は、言語関係の指標としてD_<IRAP>得点を用い、二つ目の観点は、心理的柔軟性の指標として反応潜時を用いた。32名の大学生を対象に、不安という言語刺激を対象とした不安IRAPを実施し、社会不安の顕在指標および潜在指標、心理的柔軟性の顕在指標、不安喚起場面での回避傾向との関連を検討した。また、信頼性の検討を目的として、24名を対象に1週間後に再度不安IRAPを実施した。その結果、不安IRAPに高い信頼性が確認された。また、言語関係の指標としてのD_<IRAP>得点は仮説どおりの結果が、心理的柔軟性の指標としての反応潜時は部分的に仮説を支持する結果が示された。これらの結果から、不安IRAPは二つの側面の指標として信頼性と妥当性を有していることが示唆された。

    CiNii

  • The Training and Assessment of Relational Precursors and Abilities (TARPA): A follow-up study with typically developing children

    N. Kishita, T. Ohtsuki, I. Stewart

    Journal of Contextual Behavioral Science   2 ( 1 ) 15 - 21  2013年  [査読有り]

  • 社交不安に対するビデオフィードバックの効果 パフォーマンスの解釈バイアスの観点からの検討

    巣山 晴菜, 大月 友, 伊藤 大輔, 兼子 唯, 中澤 佳奈子, 横山 仁史, 鈴木 伸一

    行動療法研究   38 ( 1 ) 35 - 45  2012年01月  [査読有り]

     概要を見る

    本研究の目的は、パフォーマンスの解釈バイアス(以下、解釈バイアス)が社交不安に対するビデオフィードバック(以下、VFB)の効果を規定する要因の一つであるかを検討することであった。大学生27名を対象に、VFBを挟んだ2度の3分間スピーチからなる実験を行い、スピーチ前の主観的不安感、スピーチ中の主観的不安感、スピーチの自己評価および他者評価、心拍数を測定した。パフォーマンスの質については解釈バイアスの大小による差は見られなかった。しかし、解釈バイアスの大きい者ほどVFBを受けることで自己評価は改善し、スピーチ前およびスピーチ中の不安感は低下することが明らかにされた。本研究の結果から、解釈バイアスが大きい者の社交不安症状に対してVFBが一層有効である可能性が示唆された。(著者抄録)

  • 脱フュージョンの作用機序の解明に関する基礎研究—刺激の物理的特徴に基づく刺激機能の変換に対する文脈制御の効果—

    木下奈緒子, 大月 友, 武藤 崇

    行動療法研究   38 ( 2 ) 105 - 116  2012年  [査読有り]

     概要を見る

    本研究の目的は、複数の範例を用いた分化強化の手続きが、刺激の物理的特徴にもとづく刺激機能の変換に対する文脈制御に与える影響を検討することであった。12名の大学生を対象として、3つのメンバーからなる3種類の等価クラスを形成した。各等価クラスには、異なる物理的特徴(線形、円形、三角形)を有する図形が含まれた。そして、複数の範例を用いて、特定の物理的特徴をもつ刺激のもとで、刺激機能の変換にもとづく反応を分化強化した。その結果、分析対象となった9名の実験参加者に、刺激の物理的特徴にもとづく刺激機能の変換に対する文脈制御が示された。その後、新奇刺激を用いて新たな3つのメンバーからなる3種類の等価クラスを形成した。その結果、9名中7名の実験参加者に文脈制御の般化が確認された。本研究の結果を脱フュージョンの作用機序の観点から考察し、当該領域において、今後どのような基礎研究が必要とされるかを検討した。

    CiNii

  • 脱フュージョンの作用機序の解明に関する基礎研究(2) : 刺激の物理的特徴にもとづく刺激機能の変換に対する文脈制御の般化

    木下 奈緒子, 大月 友, 酒井 美枝, 武藤 崇

    行動療法研究   38 ( 3 ) 225 - 236  2012年

     概要を見る

    本研究の目的は、木下ら(2012)の実験手続きに新たな刺激を加え、複数の範例を用いた分化強化の手続きが、刺激の物理的特徴にもとづく刺激機能の変換に対する文脈制御の般化に与える影響を再検討することであった。9名の大学生を対象として、4つのメンバー(線形、円形、三角形、四角形といった異なる物理的特徴を有する図形で構成される)からなる3種類の刺激クラスを形成した。そして、複数の範例を用いて、特定の物理的特徴をもつ刺激のもとで、刺激機能の変換にもとづく反応を分化強化した。その結果、分析対象となった7名の実験参加者に、刺激の物理的特徴にもとづく刺激機能の変換に対する文脈制御が示された。その後、新奇刺激を用いて新たな3種類の等価クラスを形成した。その結果、4名に文脈制御の般化が示され、先行研究と同様に、複数の範例を用いた訓練によって、刺激の物理的特徴にもとづく文脈制御の般化が示されることが確認された。

    DOI CiNii

  • 行動的アセスメントによる脱フュージョンの効果測定 : Implicit Relational Assessment Procedure(2010)を用いた検討

    木下 奈緒子, 大月 友, 酒井 美枝, 武藤 崇

    行動療法研究   38 ( 3 ) 237 - 246  2012年

     概要を見る

    本研究の目的は、脱フュージョンの介入技法の1つであるword repeatingに焦点を当て、脱フュージョンの行動的アセスメントとして、Implicit Relational Assessment Procedure 2010(以下、IRAP)を応用することが可能か検討することであった。実験参加者31名を脱フュージョン群(n=15)と統制群(n=16)に群分けし、介入前後でIRAPを実施した。その結果、脱フュージョン群では、統制群と比較して、介入後に、一致試行および不一致試行の反応潜時が短くなることが明らかとなった。特に、不一致試行においては、介入の有無によって、反応潜時における差が顕著に示される可能性が示唆された。これらの結果から、IRAPの脱フュージョンの効果指標としての応用可能性が考察された。

    DOI CiNii

  • 小学生の抑うつに対する自動思考と社会的スキルの影響―学年と学期の影響を考慮したプロスペクティブな視点から―

    小関俊祐, 高橋 史, 伊藤大輔, 兼子 唯, 田上明日香, 大野真由子, 大月 友, 鈴木伸一, 嶋田洋徳, 佐々木和義, 藤田継道

    認知療法研究   4 ( 1 ) 57 - 65  2011年

    CiNii

  • 自閉症スペクトラム障害をもつ児童・生徒に対する社会的スキル訓練—訓練効果と社会的妥当性に関する検討—

    若澤友行, 田村典久, 永谷貴子, 牧野恵里, 面本麻里, 寺井アレックス大道, 大月 友

    行動療法研究   37 ( 2 ) 91 - 103  2011年

     概要を見る

    本研究の目的は、2名の自閉症スペクトラム障害をもつ児童・生徒を対象に、社会的スキル訓練を行い、その効果に対する社会的妥当性を検討することであった。当該児童・生徒の行動アセスメントは、訓練機関において彼らの学校における問題行動の文脈と関連した場面を設けて行った。行動アセスメントの結果に基づいて標的行動を選定した後、訓練機関にて社会的スキル訓練を実施した。社会的妥当性の評価は母親と教師が行った。社会的スキル訓練の結果、訓練機関および学校における当該児童・生徒の行動の改善が示唆された。社会的妥当性の評価では、標的行動の選定と訓練手続きに関して母親と教師は肯定的な評価を示したが、訓練効果に対しては両者で異なる結果が示された。訓練機関における訓練効果の社会的妥当性を高めるためには、評価者が当該児童・生徒の主訴に関して、どのような場面でどのような行動を問題にしているのかを詳細にアセスメントすることの重要性が示唆された。

    CiNii

  • 人間の言語と認知に対する関係フレーム理論からの理解—刺激機能の変換に関する基礎研究の展望—

    木下奈緒子, 大月 友, 五十嵐友里, 久保絢子, 高橋 稔, 嶋田洋徳, 武藤 崇

    行動療法研究   37 ( 2 ) 65 - 75  2011年

     概要を見る

    本稿の目的は、精神病理の理解や治療という観点から、人問の言語や認知に対して、今後どのような行動分析的研究が必要とされるか、その方向性を示すことであった。人間の言語や認知に対する現代の行動分析的説明は、関係フレーム理論として体系化されている。関係フレーム理論によれば、派生的刺激関係と刺激機能の変換が、人間の高次な精神活動を説明する上で中核的な現象であるとされている。刺激機能の変換に関する先行研究について概観したところ、関係フレームづけの獲得に関する研究、刺激機能の変換の成立に関する研究、刺激機能の変換に対する文脈制御に関する研究の3種類に分類可能であった。これらの分類は、関係フレーム理論における派生的刺激関係と刺激機能の変換の主要な三つの特徴と対応していた。各領域においてこれまでに実証されている知見を整理し、精神病理の理解や治療という観点から、今後の方向性と課題について考察した。

    CiNii

  • 社交不安傾向者に対するビデオフィードバックの効果 パフォーマンスの解釈バイアスの観点からの検討

    巣山 晴菜, 大月 友, 中澤 佳奈子, 兼子 唯, 横山 仁史, 島田 みなみ, 鈴木 伸一

    不安障害研究   2 ( 1 ) 162 - 162  2010年03月  [査読有り]

  • スピーチ時の精神生理学的反応の継時的変化—認知の顕在的指標と潜在的指標による比較検討

    大月 友, 権上 慎, 杉山雅彦

    パーソナリティ研究   18 ( 2 ) 165 - 167  2010年

     概要を見る

    This study investigated successive changes of psychophysiological responses related to social anxiety using a speech task. Fifteen university students completed the Fear of Negative Evaluation Scale (FNE) and the Go/No-go Association Task (GNAT) which measured their implicit associations between social situations and emotions. During a speech task, psychophysiological responses (electro-dermal activity: EDA; heart rate: HR) were assessed. The results showed that both EDA and HR were reduced through the speech task. For EDA, however, there was a significant difference between high and low GNAT groups. The implications for implicit variables are discussed.

    DOI CiNii

  • 児童の抑うつに関する心理社会的要因の検討

    兼子 唯, 小関俊祐, 伊藤大輔, 中澤佳奈子, 清水 悠, 大月 友, 嶋田洋徳, 佐々木和義, 鈴木伸一

    早稲田大学臨床心理学研究   9 ( 1 ) 75 - 85  2010年

  • 外傷後ストレス障害に対する認知行動療法の効果—メタ分析を用いた検証—

    伊藤大輔, 兼子 唯, 小関俊祐, 清水 悠, 中澤佳奈子, 田上明日香, 大月 友, 鈴木伸一

    行動療法研究   36 ( 2 ) 119 - 129  2010年

     概要を見る

    本研究の目的は、近年の外傷後ストレス障害(PTSD)に対する認知行動療法の効果をメタ分析によって検証することと、PTSDの効果研究に関する今後の検討課題を明らかにすることであった。メタ分析の結果、PTSDに対する認知行動療法の有効性が明らかにされ、その適用範囲も拡張しつつあることが示された。さらに、今後の課題として、(1)対象者の症状プロフィールや状態像を考慮した介入法の検討を行うこと、(2)薬物療法と認知行動療法を組み合わせた際の効果について検証すること、(3)治療効果に作用する治療技法および要因を特定し、効率的かつ適切な介入法を検討すること、(4)治療効果に影響を及ぼす治療技法以外の要因について検討すること、などが指摘された。

    CiNii

  • 男子高校生との心理相談—不適応の背景にある青年期課題—

    山本隆一郎, 齋田頌子, 大月 友

    カウンセリング研究   42 ( 4 ) 332 - 341  2009年

    CiNii

  • 社会不安における潜在的連合に関する研究

    大月 友, 松下正輝, 井手原千恵, 中本敦子, 田中秀樹, 杉山雅彦

    行動療法研究   34 ( 2 ) 89 - 100  2008年

  • 不明熱により不登校を呈した中学生男子に対する認知行動論的介入

    大月 友, 山口香苗, 杉山雅彦

    広島国際大学心理臨床センター紀要   5 ( 5 ) 26 - 35  2007年

    CiNii

  • 食行動異常度と食事や体型・体重に対する潜在的な態度との関連:Implicit Association Test(IAT)を用いた実験心理学的アプローチ

    大月 友, 神村栄一, 杉山雅彦

    行動療法研究   33 ( 1 ) 13 - 24  2007年

     概要を見る

    本研究は、摂食障害のひとつの特徴である食行動異常度によって、食事や体型・体重とそれらに対する評価との連合強度に差が生じるかどうか、Greenwald et al.(1998)の開発したIAT(Implicit Asso-ciation Test)を用いて検討することを目的とした。 EAT-26(Eating Attitudes Test-26)で群分けされた56名の女子学生を実験参加者とし、用意したFOOD-IATとBODY-IATを実施した。その結果、 FOOD-IATではEAT得点による差は確認されなかったが、 BODY-IATでは有意な差が確認された。これにより食行動異常度の高い群においては、質問紙尺度で測定された食事や体型・体重に関する非機能的信念は強いものの、潜在的な態度においては体型や体重に関したもののみで差があり、食事に関しては差がないということが示された。最後に、IATの応用可能性と今後の課題が議論された。

    CiNii

  • アスペルガー障害の不登校生徒への社会的スキル訓練—訓練と手続きの有効性の検討—

    青山恵加, 伊波みな美, 大月 友, 杉山雅彦

    広島国際大学心理臨床センター紀要   4   2 - 11  2006年

  • 潜在的態度測定パラダイムの信頼性の検討

    大月 友, 権上 慎, 杉山雅彦

    広島国際大学心理臨床センター紀要   4   12 - 20  2006年

  • アスペルガー障害を持つ不登校生徒への介入効果の検討—社会的相互作用の変容—

    清水亜子, 中野千尋, 大月 友, 杉山雅彦

    広島国際大学心理臨床センター紀要   4   40 - 48  2006年

  • アスペルガー障害を持つ不登校中学生に対する社会的スキル訓練—相互作用の改善を目指した介入の実践—

    大月 友, 青山恵加, 伊波みな美, 清水亜子, 中野千尋, 宮村忠伸, 杉山雅彦

    行動療法研究   32 ( 2 ) 131 - 142  2006年

     概要を見る

    本研究では、アスペルガー障害をもつ不登校中学生に対して、社会的相互作用の改善を目指した社会的スキル訓練(SST)が実施された。対象生徒の社会的相互作用に対して行動分析を行った結果、反応型としての社会的スキルをもっているものの、周囲の刺激を弁別刺激として適切に反応できていないために相互作用として機能していない、と分析された。そこで、他者の刺激に適切に反応することにより、社会的相互作用の改善が可能となると仮説をたて、そのようなスキルを形成することを目的としたSSTを実施した。 SST実施に当たっては、対象生徒が興味をもつような訓練場面(推理ゲーム)を設定し、その中でのやりとりを通して訓練が行われた。その結果、訓練場面における標的行動の生起率が増え、自由場面における社会的相互作用にも改善が確認された。これらの結果から、アセスメントおよび介入の妥当性が考察された。

    CiNii

  • 摂食障害傾向と潜在的態度:GNATによる潜在的態度の測定

    大月 友, 杉山雅彦

    広島国際大学心理臨床センター紀要   3   1 - 9  2005年

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書籍等出版物

  • メタファー:心理療法に「ことばの科学」を取り入れる

    武藤崇, 大月友, 坂野朝子( 担当: 編訳)

    星和書店  2021年10月 ISBN: 9784791110858

  • ACT (アクセプタンス&コミットメント・セラピー) における価値とは : クライエントの価値に基づく行動を支援するためのセラピストガイド

    Dahl,JoAnne C., Plumb,Jennifer C., Stewart,Ian, Lundgren,Tobias, 熊野, 宏昭, 大月, 友, 土井, 理美, 嶋, 大樹( 担当: 編訳)

    星和書店  2020年11月 ISBN: 9784791110650

  • 言語と行動の心理学 行動分析学をまなぶ

    谷 晋二( 担当: 分担執筆)

    金剛出版  2020年04月

  • 改訂版 認知行動療法

    下山晴彦, 神村栄一( 担当: 分担執筆)

    放送大学教育振興会  2020年03月

  • 臨床言語心理学の可能性

    武藤 崇( 担当: 分担執筆)

    晃洋書房  2019年09月

  • 認知行動療法辞典

    日本認知, 行動療法( 担当: 共編者(共編著者))

    丸善出版  2019年08月

  • 行動分析学辞典

    日本行動分析( 担当: 分担執筆)

    丸善出版  2019年04月

  • 公認心理師技法ガイド

    下山晴彦( 担当: 分担執筆)

    文光堂  2019年

  • 心理学ベーシック第5巻 なるほど!心理学面接法

    米山直樹, 佐藤 寛( 担当: 分担執筆)

    2018年

  • 公認心理師養成のための保健・医療系実習ガイドブック

    鈴木伸一( 担当: 分担執筆)

    北大路書房  2018年

  • 健康心理学の測定法・アセスメント

    鈴木伸一( 担当: 分担執筆)

    ナカニシヤ出版  2018年

  • セラピストが10代のあなたにすすめるACTワークブック 悩める人がイキイキ生きるための自分のトリセツ

    大月 友, 石津憲一郎, 下田芳幸( 担当: 編訳)

    星和書店  2016年

  • 行動医学テキスト

    日本行動医( 担当: 分担執筆)

    中外医学社  2015年

  • 関係フレーム理論(RFT)をまなぶ

    武藤 崇, 熊野宏昭( 担当: その他)

    星和書店  2014年

  • アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)第2版 マインドフルネスな変化のためのプロセスと実践

    武藤 崇, 三田村仰, 大月 友( 担当: 編訳)

    星和書店  2014年 ISBN: 9784791108831

  • CRAFT 依存症患者への治療動機づけ 家族と治療者のためのプログラムとマニュアル

    境 泉洋, 原井宏明, 杉山雅彦( 担当: その他)

    金剛出版  2012年 ISBN: 9784772412704

  • エビデンス・ベイスト心理療法シリーズ 社交不安障害

    鈴木伸一, 金井嘉宏, 大月 友, 五十嵐友里, 兼子 唯( 担当: 共訳)

    金剛出版  2011年 ISBN: 9784772413084

  • ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)ハンドブック 臨床行動分析によるマインドフルなアプローチ

    武藤 崇( 担当: 分担執筆)

    星和書店  2011年 ISBN: 9784791107858

  • ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)を実践する

    武藤 崇, 吉岡昌子, 石川健介, 熊野宏昭( 担当: その他)

    星和書店  2009年 ISBN: 9784791107193

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Misc

  • 第三世代の認知行動療法の実際 : 児童青年におけるアクセプタンス&コミットメント・セラピーの研究動向 (特集 子どものための認知行動療法)

    上村碧 大月友

    児童青年精神医学とその近接領域:日本児童青年精神医学会誌   62 ( 1 ) 52 - 63  2021年

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  • アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の紹介と適用可能性

    井上和哉, 大月友

    心と社会   52   98 - 104  2021年

    担当区分:責任著者

  • アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)

    大月友

    季刊 公認心理師   1 ( 1 ) 76 - 77  2020年05月

    担当区分:筆頭著者

  • 関係フレーム理論 基礎理論を学ぶ

    大月 友

    臨床心理学   18 ( 1 ) 24 - 27  2018年

  • 学校で役立つ認知行動療法

    宮前義和, 大月 友, 佐藤美幸, 大久保賢一, 伊藤美奈子, 戸田有一

    教育心理学年報   56   256 - 264  2017年

    DOI CiNii

受賞

  • 日本認知・行動療法学会内山記念賞

    2017年09月  

  • 日本行動療法学会内山記念賞

    2007年11月  

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 小中学生の怒りの向社会的処理の特徴とそれを踏まえた心理教育プログラムの開発

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2022年03月
     

     概要を見る

    研究課題のうち、怒り反芻に関しては、仮翻訳された尺度データを収集・分析して、その因子構造を検討した。その結果、海外の因子構造と異なることが示され、翻訳の再修正の課題と文化差の検討の必要性が示された(学会発表済)。この結果を踏まえて、現在、改善版のデータを収集し終えることができ、データの分析を行っているところである。2020年度中に学会発表または論文投稿を行う予定である。怒りの適応的対処については、データの収集を終え、現在分析中である。想定されたものに近い尺度構成となることが確認されている。2020年度に開催予定の学会にて発表を行う予定であり、論文投稿も行いたい。また、中高生における感情に対する評価が学校での怒りに関連するかを検討するために調査を行い、感情への評価が学校での怒りの側面に様々な影響を及ぼすという結果を得た。この結果を踏まえた学校での適応的な怒り対処について考察した(大学院紀要に掲載済)。また、国内外の学級単位でのアンガーマネジメント研究をレビューし、構成する授業内容についての知見を得た(学会誌に印刷中)。当初予定していたデータ収集が終わり、分析できている点。一部についてはデータ解析も終わり、学会発表が済んでいるほか、現在投稿論文を執筆中である点。調査研究に関しては、収集したデータの分析を行い、論文化を進めていく。実践研究に関しては、一部行っている実践のデータを収集し、分析を進めていく。ただし新型コロナウイルス感染症の影響で、実践研究については状況に合わせて対応を行う必要がある

  • アクセプタンスと価値に着目した思春期・青年期の学校適応を向上させる教育支援

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2021年03月
     

     概要を見る

    令和元年度は,中学生の学校適応を向上させるプログラム作成のための基礎研究の一環として,短期縦断的に体験の回避,抑うつ傾向,学校享受感の相互関連性を検討することを目的とした研究を行った。上記の3つに関する尺度を,1カ月おきに3回に渡って測定した。580名の中学生のデータを対象とし,交差遅れ効果モデルを用いた分析の結果,第一に体験の回避と学校享受感とが,相互に影響し合っていることが示された。具体的には,体験の回避は学校享受感を低下させ,学校享受感の高さは体験の回避を下げる方向で作用することが明らかとなった。このことは,ネガティブ感情や感覚が個人の中に生起することを避けようとする傾向と学校適応感とが,長期的に関連し合っていることを表している。上記に加え,これら2つの要因は,後の抑うつ傾向を予測することも示された。一方で,抑うつ傾向はのちの体験回避と学校享受感を予測することはなく,体験の回避と学校享受感が中学生の抑うつ傾向の先行要因となることが明らかとなった。これらの結果は,子供たちが,学校の中でポジティブ感情や受け入れられているといった感覚をより持っていることや,マインドフルネスやコンパッション等の「アクセプタンス」とは互いに関連すること,そしてこれらに対する心理教育的な介入や支援が,子供の内的なメンタルヘルスの向上に対して重要であることを示唆している。また,こうした結果は,概ね海外等で行われてきた先行研究に沿うものであり,本研究結果も,子供たちへの介入や支援の際のエビデンスになると思われる。令和元年度については,予定していた調査研究を終えることができている。令和2年度については,予定していた怒り対処と問題行動(外在的不適応),価値の明確さとの関係を検討し,教育支援プログラムの作成に生かしていく

  • 対人援助職者のバーンアウト予防のためのACTプログラムの開発

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2021年03月
     

     概要を見る

    2019年度は、当初の予定通り、以下の研究及び発表を行った。(1)対面型の個人ACTプログラムの開発とその効果検証に関する研究発表(Association of Contextual Behavioral Science)(2)心理的柔軟性とバーンアウト、ストレスに関する縦断調査研究<BR>2018年度に実施した、(1)のシングルケースデザインによるACTの価値の明確化やコミットメント手続きの効果検証に関して、学会発表を行った。なお、2018年度の実施済みの(a)対人援助職を対象とした対面型・研修型の集団ACTプログラムの効果検証に関して、解析方法に関する改善を行い、論文化の準備を進めている。また、同様に2018年度実施済みの(b)対人援助職者を対象とした動画コンテンツによるACTプログラムの効果検証に関しても、論文化の準備を進めている。さらに2019年度は新規のデータ収集として、(2)の心理的柔軟性とバーンアウト、ストレスに関する縦断調査研を実施した。対人援助職者(小学校・中学校・高校教員、看護師、准看護師、保育士、幼稚園教諭)300名を対象に、2時点でのストレッサー、プロセス変数(心理的柔軟性・認知的フュージョン・価値とコミットメント)、アウトカム変数(バーンアウト、ワークエンゲージメント)のデータを収集した。得られたデータのクリーニング作業を行い、解析及びその結果に関する議論を進めている。当初計画では、研究I(心理的柔軟性とバーンアウト、ストレスに関する縦断調査研究)はH30、R1年度に実施する予定であり、昨年度(R1)データ収集が完了したことで、予定通りの進捗状況となっている。また、研究II(対面型・研修型でのACTプログラムの開発とその効果検証)はR1年度実施予定であったが、H30年度に完了できたため順調である。現在のところ、R2年度中に論文化する計画でいる。また、研究III(動画コンテンツ+ワークブックによるセルフヘルプ型プログラムの開発)に関しては、2件のパイロットスタディがH30年度に実施できたことで、今年度はこのプログラムの精緻化を行うことになる。今後、研究III(動画コンテンツ+ワークブックによるセルフヘルプ型プログラムの開発)に向けて、動画コンテンツやワークブックの準備を進める予定である。また、その効果検証として、対人援助職者(小中学校の教員を予定)に対して、個別の介入効果の検証を行う予定でいる。しかしながら、現在、新型コロナ感染症の影響による、学校現場が通常とは異なる状況下であるため、実施時期に関しては慎重に検討したいと考えている

  • 思春期における心理的柔軟性を高める介入プログラムの開発

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

     概要を見る

    中学生の心理的柔軟性を高めるプログラムの開発を目的とした一連の研究として,5つの基礎的研究及び1つの介入研究を行った。まずは,心理的柔軟性を構成する要素として注目されている体験回避と認知的フュージョンが思春期の心理的適応にどのような影響を及ぼすのかを6つの調査研究から検討した。その結果,体験回避は心理的適応の維持に関連していることが示された。続いて,こうした基礎的研究の結果に基づき,中学生の心理的柔軟性を高める学級集団を対象とした介入プログラムを作成し,実施した。その結果,介入群は統制群と比較し,ストレスや体験回避の得点に変化が見られ,介入プログラムの一定の妥当性が示された

  • 社会不安障害における潜在的連合の検討

     概要を見る

    本研究は、人前で不安になる心理現象に影響を与えている、個人の認知メカニズムを検討することを目的とした。研究の結果、本人が自身のパフォーマンスを低く評価し、それに捉われる程度が高いほど、スピーチ中の不安感が強いことが示された。一方、潜在的に社会的場面と負の情動の結びつきが強い者ほど、スピーチ中の生理的反応が強まることが示唆された。このことから、認知の顕在的側面と潜在的側面は、異なる不安の様相と関連することが明らかにされた

講演・口頭発表等

  • アクセプタンス&コミットメント・セラピー

    大月友

    第21回日本トラウマティック・ストレス学会  

    発表年月: 2022年07月

  • 小学校スクールカウンセラーを対象とした行動コンサルテーションに関するスキル獲得トレーニング

    岩澤直子, 井上和哉, 大月友

    日本認知・行動療法学会第47回大会  

    発表年月: 2021年10月

  • 慈悲の瞑想が気分およびマインドワンダリングに与える影響

    梅田亜友美, 大月友

    日本心理学会第85回大会  

    発表年月: 2021年09月

  • 関係フレーム理論(RFT)入門 基礎研究から最新モデル、そして臨床応用

    大月友, 井上和哉, 谷晋二

    日本心理学会第85回大会  

    発表年月: 2021年09月

  • 子ども用怒りの向社会的対処尺度の作成(2)―メンタルヘルスとの関連性―

    下田芳幸, 寺坂明子, 石津憲一郎, 大月 友

    日本教育心理学会第63回総会  

    発表年月: 2021年08月

  • ACTとwell-being

    大月友

    第18回日本うつ病学会総会/第21回日本認知療法・認知行動療法学会  

    発表年月: 2021年07月

  • Examining short-term longitudinal relations between experiential avoidance, depressive symptoms and positive affect in school among Japanese junior high school students.

    the 42nd International School Psychology Association conference 2021  

    発表年月: 2021年07月

  • Effect of AI-based Intervention on Psychological Flexibility on Work Engagement

    Muramatsu, H, Ozawa, N, Shindo, K, Chikami, S, Takegawa, D, Ohtsuki, T

    ACBS Virtual world Conference  

    発表年月: 2021年06月

  • Acceptance and Commitment Training, ACT, junior high school students

    Shindo, K, Muramatsu, H, Ohtsuki, T

    2021 ACBS Virtual World Conference  

    発表年月: 2021年06月

  • 子ども用怒りの向社会的対処尺度の作成(1)―項目の選定と探索的因子分析の結果―

    下田芳幸, 寺坂明子, 石津憲一郎, 大月 友

    日本心理臨床学会39回大会  

    発表年月: 2020年11月

  • 思春期における無気力と「価値」の関連―ACTにおける「価値」の明確さの観点から―

    石津憲一郎, 下田芳幸, 大月 友

    日本心理臨床学会第39回大会  

    発表年月: 2020年11月

  • 認知的フュージョンと体験の回避測定尺度(FEARS)の構成

    石津憲一郎, 下田芳幸, 大月友

    日本心理学会大会発表論文集  

    発表年月: 2020年

    開催年月:
    2020年
     
     
  • 日本語版子ども用怒りの反すう尺度の因子構造の検討

    下田芳幸, 寺坂明子, 石津憲一郎, 大月 友

    日本心理学会第83回大会  

    発表年月: 2019年09月

  • 子どもの育ちを基盤とした学級のユニバーサルデザイン化

    大月 友

    日本教育心理学会第61回総会  

    発表年月: 2019年09月

  • エクスポージャーの最前線:制止学習アプローチの可能性を探る

    大月 友

    日本認知・行動療法学会第45回大会  

    発表年月: 2019年09月

  • Reciprocal relations between experiential avoidance and entrace examinations among Japanese adolescents

    Yoshiyuki Shimoda, Kenichiro Ishizu, Tomu Ohtsuki

    ISSID Conference 2019  

    発表年月: 2019年08月

  • 学校不適応の児童生徒への効果的な支援に関する研究(3)

    松添万里子, 小林正幸, 早川惠子, 大月 友

    日本カウンセリング学会第52回大会  

    発表年月: 2019年08月

  • 学校不適応の児童生徒への効果的な支援に関する研究(2)

    小林正幸, 早川惠子, 松添万里子, 大月 友

    日本カウンセリング学会第52回大会  

    発表年月: 2019年08月

  • 学校不適応の児童生徒への効果的な支援に関する研究(1)

    早川惠子, 松添万里子, 小林正幸, 大月 友

    日本カウンセリング学会第52回大会  

    発表年月: 2019年08月

  • The effect of value work and visual feedback to academic performanves

    Tomu Ohtsuki, Kana Yoshida, Kenichiro Ishizu, Yoshiyuki Shimoda

    ACBS World Conference 17  

    発表年月: 2019年06月

  • 発達支援の心理学 適応とは何かをあらためて問う 行動論的立場から見た適応

    日本発達心理学会第30回大会  

    発表年月: 2019年03月

  • 関係フレーム理論から考える行動変容

    ACT Japan 2018年度年次ミーティング  

    発表年月: 2019年03月

  • Does social anxiety affect adolescent emotion awareness?

    4th International Congress of Clinical and Health Psychology on Children and Adolescents  

    発表年月: 2018年11月

  • 心理教育と同盟関係:援助対象者との共通言語を創る 教育領域における児童・生徒への実践

    日本認知・行動療法学会第44回大会  

    発表年月: 2018年10月

  • 中学生における体験の回避と抑うつの関連性

    日本心理学会第82回大会  

    発表年月: 2018年09月

  • 教育分野へのACT:心理的柔軟性モデルからのアプローチ ACTをベースとしたユニバーサルプログラム:心理教育的アプローチの効果

    日本心理学会第82回大会  

    発表年月: 2018年09月

  • RDoC時代におけるアクセプタンス&コミットメント・セラピー(1):その機序を関係フレームと行動変動性の観点から探求する RFTから脱フュージョンを考える:関係フレームという行動からACTの機序を探求する

    日本心理学会第82回大会  

    発表年月: 2018年09月

  • 学校で行うAcceptance & Commitment Therapy:クラスワイドの心理教育の実践アクセプタンスの巻

    日本心理臨床学会第37回大会  

    発表年月: 2018年08月

  • 固形物が飲み込めない男子中学生に対する認知行動療法

    日本心理臨床学会第37回大会  

    発表年月: 2018年08月

  • PBS/ACTの行き着く先は「行動分析学との決別」か? ACTの行き着く先と行動分析学の関係性:ACT セラピストは行動分析学を必要とするか??

    日本行動分析学会第36回年次大会  

    発表年月: 2018年08月

  • 新しい研究領域としての「臨床言語心理学」は可能か 行動分析学におけるコトバの意味と機能

    日本行動分析学会第36回年次大会  

    発表年月: 2018年08月

  • Reciprocal relationships between experiential avoidance and depressive symptoms among Japanese adolescents: A one-year longitudinal study

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference 16  

    発表年月: 2018年07月

  • ACT at work: Preventing worker’s burnout in the field of child welfare

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference 16  

    発表年月: 2018年07月

  • 社交不安症の男性に対するアクセプタンス&コミットメント・セラピー:アクセプタンスとマンインドフルネスのプロセスのシェイピングを意図した介入

    ACT Japan 2017年度年次ミーティング  

    発表年月: 2018年03月

  • 中学生の体験的回避に対する学校ストレッサーの影響

    日本心理学会第81回大会  

    発表年月: 2017年09月

  • 条件づけ研究の実際を学ぶ:最新の学習理論研究から認知行動病理学へ

    日本認知・行動療法学会第43回大会  

    発表年月: 2017年09月

  • The effect of universal program based on ACT for adolescents under unusual stress

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference 15  

    発表年月: 2017年06月

  • Effects of experiential avoidance on social anxiety among Japanese adolescents

    II International Congress and VI National Symposium of Clinical and Health Psychology on Children and Adolescents  

    発表年月: 2016年11月

  • 比較関係と時間関係の派生的関係反応と刺激機能の変換の確立−児童に対する複数の範例による訓練効果の検討−

    日本認知・行動療法学会第42回大会  

    発表年月: 2016年10月

  • アクセプタンス方略がパフォーマンスに与える影響−けん玉チャレンジの不安はコントロールすべき?アクセプトすべき?−

    日本認知・行動療法学会第42回大会  

    発表年月: 2016年10月

  • ルール制御下の行動変動性と心理的柔軟性の関連

    日本認知・行動療法学会第42回大会  

    発表年月: 2016年10月

  • 青年期用価値とコミットメント尺度の研究(2)—下位尺度得点のパターンから見た各世代の特徴—

    日本教育心理学会第58回総会  

    発表年月: 2016年10月

  • 大学受験でのあがりとパフォーマンスに親の養育態度が及ぼす影響

    日本教育心理学会第58回総会  

    発表年月: 2016年10月

  • 学級集団で行うACTプログラムの介入効果の検証—受験期におけるパイロットスタディー

    日本学校心理学会第18回大会  

    発表年月: 2016年10月

  • 関係フレーム理論(RFT)は認知・行動療法に何を提供できるか?

    日本認知・行動療法学会第42回大会  

    発表年月: 2016年10月

  • 学校の中で認知・行動療法をどう使うか? 学校で役立つ認知行動療法

    日本教育心理学会第58回総会  

    発表年月: 2016年10月

  • Experiential avoidance and coping strategies for academic stress among junior high school students preparing for high school examinations: a latent curve model

    International Congress of Psychology 2016  

    発表年月: 2016年07月

  • 学校現場における認知行動療法の適用と発展 守りのCBTから攻めのCBTへ:ACTを用いた心理教育的支援の可能性

    日本心理学会第79回大会  

    発表年月: 2015年09月

  • 中学生のいじめ場面での傍観/仲裁 行動の心理的要因の研究—自己価値の随伴性、体験的回避および抑うつの差異の検討—

    日本心理臨床学会第34回大会  

    発表年月: 2015年09月

  • Relationships among Experiential Avoidance, Psychological Stressors, and Depression

    American Psychological Association Annual Convention 2015  

    発表年月: 2015年08月

  • Effects of experiential avoidance and cognitive fusion on psychological stress responses among Japanese adolescents

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference 13  

    発表年月: 2015年07月

  • Investigating delay of gratification in children from the perspective of relational frame theory

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference 13  

    発表年月: 2015年07月

  • 関係フレーム理論(RFT)による基礎研究とその臨床応用

    第7回日本不安症学会学術大会  

    発表年月: 2015年02月

  • 行動分析でリアルに考える教育臨床の工夫

    日本行動療法学会第40回大会  

    発表年月: 2014年11月

  • 中学生・高校生の登校回避感情に対する心理的柔軟性モデルの検討

    日本行動療法学会第40回大会  

    発表年月: 2014年11月

  • 関係フレーム理論による児童のセルフコントロールに対する理解

    日本行動療法学会第40回大会  

    発表年月: 2014年11月

  • 回避機能の直接的および派生的な獲得が潜在指標と脳は指標に及ぼす影響

    日本行動療法学会第40回大会  

    発表年月: 2014年11月

  • 関係フレーム理論(RFT)の展開(2):臨床発達心理学への寄与

    日本心理学会第78回大会  

    発表年月: 2014年09月

  • 関係フレーム理論(RFT)の展開 臨床発達心理学への寄与

    大月 友, 武藤 崇, 野田 航, 丹治 敬之, 上村 碧, 野呂 文行

    日本心理学会大会発表論文集   (公社)日本心理学会  

    発表年月: 2014年08月

    開催年月:
    2014年08月
     
     
  • Effect of acquisition of avoidance through a direct or a derived learning on an implicit measure

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference XII  

    発表年月: 2014年06月

  • Self-Control and relational framing

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference XII  

    発表年月: 2014年06月

  • 時間の関係反応と随伴性の特定の関連:「こうすると、ああなる!」の発見を担う行動レパートリーの検討

    日本行動分析学会第32回大会  

    発表年月: 2014年06月

  • 関係フレーム理論によるセルフ・コントロールの検討:比較の関係反応は遅延価値割引の基盤になるか?

    日本行動分析学会第32回大会  

    発表年月: 2014年06月

  • Developing the scale regarding psychological inflexibility in Japanese adolescence

    Annual Pacific Rim International Conference on Disability and Diversity  

    発表年月: 2014年05月

  • The relationship between psychological flexibility, school stressors, and feeling of school avoidance

    The 4th Asian Cognitive Behavior Therapy (CBT) Conference 2013 Tokyo  

    発表年月: 2013年08月

  • Measuring psychological inflexibility in Japanese adolescents

    The 4th Asian Cognitive Behavior Therapy (CBT) Conference 2013 Tokyo  

    発表年月: 2013年08月

  • An investigation of the moderators of the relationship between implicit and explicit evaluations

    The 4th Asian Cognitive Behavior Therapy (CBT) Conference 2013 Tokyo  

    発表年月: 2013年08月

  • 不安に関する基礎研究の最前線と臨床への還元 “不安”に対する行動分析的アプローチの最前線

    第13回日本認知療法学会・日本行動療法学会第39回大会  

    発表年月: 2013年08月

  • 大学受験期の進路選択過程におけるソーシャル・サポートの知覚効果

    発表年月: 2013年08月

  • セルフコントロールを支える関係反応に関する実験研究(1)—遅延多量報酬の選択と“前後関係”の関係反応の検討—

    日本行動療法学会第39回大会  

    発表年月: 2013年08月

  • セルフコントロールを支える関係反応に関する実験研究(2)—遅延多量報酬の選択と“比較関係”の関係反応の検討—

    日本行動療法学会第39回大会  

    発表年月: 2013年08月

  • Self-control and comparative relational framing

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference XI  

    発表年月: 2013年07月

  • Self-control and temporal relational framing

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference XI  

    発表年月: 2013年07月

  • 対人恐怖で悩む男性の事例

    ACT Japan Annual Meeting II  

    発表年月: 2013年03月

  • 気分機能の変換に関する実験的検討—精神病理に対する関係フレーム理論からの理解—

    日本行動分析学会第30回年次大会  

    発表年月: 2012年09月

  • 関係反応の柔軟性と知能の関連—関係フレームの種類と知能の対応関係の検討—

    日本行動分析学会第30回年次大会  

    発表年月: 2012年09月

  • 臨床行動分析にもとづく脱フュージョンの作用機序の解明に関する基礎研究(3)—ACTを行動分析する—

    日本行動療法学会第38回大会  

    発表年月: 2012年09月

  • What kind of "non-verbal" intelligence predicts relational flexibility? : The relationship between performance on IRAP and Das-Naglieri Cognitive Assessment System (DN-CAS)

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference X  

    発表年月: 2012年07月

  • Experimental analysis of cognitive defusion from RFT perspective: Effect of contextual control over transformation of stimulus function

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference X  

    発表年月: 2012年07月

  • The Training and Assessment of Relational Precursors and Abilities (TARPA): A Preliminary Analysis with Typically Developing Children in Japan

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference X  

    発表年月: 2012年07月

  • Exploring the role of the contrast category as a source of contextual control within the IRAP

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference X  

    発表年月: 2012年07月

  • Generalized Contextual Control Over the Transformation of Stimulus Function

    Association for Behavior Anasysis International 38th Annual Convention  

    発表年月: 2012年05月

  • Comparing the Effects of Two Training Procedures on Establishing the Derived Stimulus Reations

    Association for Behavior Anasysis International 38th Annual Convention  

    発表年月: 2012年05月

  • Experimental analysis of cognitive defusion from RFT perspective: Effect of contextual control over transformation of stimulus function

    ACT Japan Annual Meeting 2012: International RFT/IRAP Meeting  

    発表年月: 2012年03月

  • The Training and Assessment of Relational Precursors and Abilities (TARPA): A Preliminary Analysis with Typically Developing Children

    ACT Japan Annual Meeting 2012: International RFT/IRAP Meeting  

    発表年月: 2012年03月

  • Measuring the Effect of Cognitive Defusion using the Implicit Relational Assessment Procedure: An Experimental Analysis with a Highly Socially Anxious Sample

    ACT Japan Annual Meeting 2012: International RFT/IRAP Meeting  

    発表年月: 2012年03月

  • Testing the Validity of IRAP: Does IRAP reflect the history of relational learning?

    ACT Japan Annual Meeting 2012: International RFT/IRAP Meeting  

    発表年月: 2012年03月

  • The relationship between the ability to derive stimulus relations and relational flexibility

    ACT Japan Annual Meeting 2012: International RFT/IRAP Meeting  

    発表年月: 2012年03月

  • he Relationship between Relational Flexibility and Human Intelligence: Investigating Correlation between the Relational Performance measured by IRAP and Performance on WAIS-III

    ACT Japan Annual Meeting 2012: International RFT/IRAP Meeting  

    発表年月: 2012年03月

  • What kind of intelligence predicts relational responding? : The relationship between performance on IRAP and an intelligence test

    ACT Japan Annual Meeting 2012: International RFT/IRAP Meeting  

    発表年月: 2012年03月

  • 行動分析の観点から:Accpetance &amp; Commitment Therapy (ACT) によるアプローチ

    第4回日本不安障害学会  

    発表年月: 2012年02月

  • 行動分析の観点から:Accpetance & Commitment Therapy (ACT) によるアプローチ

    第4回日本不安障害学会  

    発表年月: 2012年02月

  • 臨床行動分析にもとづく脱フュージョンの作用機序の解明に関する基礎研究 刺激機能の変換に対する文脈制御の効果

    木下 奈緒子, 大月 友, 酒井 美枝, 武藤 崇

    日本行動療法学会大会発表論文集   (一社)日本認知・行動療法学会  

    発表年月: 2011年11月

    開催年月:
    2011年11月
     
     
  • 臨床行動分析にもとづく脱フュージョンの作用機序の解明に関する基礎研究(2)−刺激機能の変換に対する文脈制御の効果−

    日本行動療法学会第37回大会  

    発表年月: 2011年11月

  • Implicit Relational Assessment Procedure(IRAP)の妥当性に関する検討:関係反応の学習歴とIRAP効果の関連

    日本行動療法学会第37回大会  

    発表年月: 2011年11月

  • 潜在的態度と関係フレーム理論(RFT)

    日本心理学会第75回大会  

    発表年月: 2011年09月

  • 派生的刺激関係の成立に関する実験的検討—大学生を対象とした関係訓練の効果の比較—

    日本行動分析学会第29回年次大会  

    発表年月: 2011年09月

  • Difference of association between word stimuli in subtypes of social anxiety

    3rd Asian Cognitive Behavior Therapy Conference  

    発表年月: 2011年07月

  • Experimental Analyses of Processes of Change in Therapies Using IRAP

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference IX  

    発表年月: 2011年07月

  • Testing the validity of IRAP: What does the IRAP assess?

    Association for Contextual Behavioral Science World Conference IX  

    発表年月: 2011年07月

  • Testing the reliability and validity of Implicit Relational Assessment Procedure (IRAP): Measuring the stimulus function of anxiety

    37th Association for Behavior Anasysis International Annual Convention  

    発表年月: 2011年05月

  • Experimental Analyses of Processes of Change in Therapies Using Implicit Relational Assessment

    37th Association for Behavior Anasysis International Annual Convention  

    発表年月: 2011年05月

  • 社交不安傾向のサブタイプにおける言語刺激間の連合の差異に関する検討

    第17回日本行動医学会学術総会  

    発表年月: 2011年03月

  • 社交不安傾向のサブタイプにおける言語刺激間の連合の差異に関する検討

    第17回日本行動医学会学術総会  

    発表年月: 2011年03月

  • P1-48 子どもの非機能的行動に対する ペアレント・トレーニングの効果(2)(一般演題(ポスター発表))

    小関 俊祐, 蓑崎 浩史, 岡島 純子, 松岡 志帆, 市倉 加奈子, 津曲 志帆, 横田 有紀子, 角 沙織, 大月 友, 佐々木 和義

    日本行動療法学会大会発表論文集   日本行動療法学会  

    発表年月: 2010年12月

    開催年月:
    2010年12月
     
     
  • P1-47 子どもの非機能的行動に対する ペアレント・トレーニングの効果(1)(一般演題(ポスター発表))

    蓑崎 浩史, 小関 俊祐, 岡島 純子, 津曲 志帆, 市倉 加奈子, 松岡 志帆, 横田 有紀子, 角 沙織, 大月 友, 佐々木 和義

    日本行動療法学会大会発表論文集   日本行動療法学会  

    発表年月: 2010年12月

    開催年月:
    2010年12月
     
     
  • 子どもの非機能的行動に対するペアレント・トレーニングの効果(2)

    日本行動療法学会第36回大会  

    発表年月: 2010年12月

  • 子どもの非機能的行動に対するペアレント・トレーニングの効果(1)

    日本行動療法学会第36回大会  

    発表年月: 2010年12月

  • フリーオペラント法の介入効果要因についての検討—訓練者手続きの観点に基づく分析—

    日本行動療法学会第36回大会  

    発表年月: 2010年12月

  • 条件性弁別訓練を通じた回避機能の転移

    日本行動分析学会第28回年次大会  

    発表年月: 2010年10月

  • Implicit Relational Assessment Procedure(IRAP)の信頼性および妥当性の検討

    日本心理学会第74回大会  

    発表年月: 2010年09月

  • 言語や認知に対する行動分析学的アセスメント

    日本心理学会第74回大会  

    発表年月: 2010年09月

  • The effects of video feedback for social anxiety: Interpretation bias of their speech predicts response to video feedback of speech

    World Congress of Behavioral and Cognitive Therapy 2010 Boston  

    発表年月: 2010年06月

  • Effects of Word Repeating Technique on Verbal Stimulus Function and Speech Anxiety

    World Congress of Behavioral and Cognitive Therapy 2010 Boston  

    発表年月: 2010年06月

  • 怒りと抑うつから不全感を訴える女性へのAcceptance &amp; Commitment Therapy

    行動療法コロキウム'09 in 釜山(韓国)  

    発表年月: 2010年03月

  • 社交不安傾向者に対するビデオフィードバックの効果—パフォーマンスの解釈バイアスの観点からの検討

    第2回不安障害学会学術大会  

    発表年月: 2010年03月

  • 怒りと抑うつから不全感を訴える女性へのAcceptance & Commitment Therapy

    行動療法コロキウム'09 in 釜山(韓国)  

    発表年月: 2010年03月

  • PII-36 条件性弁別訓練を通じた回避機能の転移 : Dymond, et al.(2007)の刺激等価性を用いたReplication(ポスター発表II)

    高橋 稔, 松村 亮, 大月 友

    日本行動分析学会年次大会プログラム・発表論文集   日本行動分析学会  

    発表年月: 2010年

    開催年月:
    2010年
     
     
  • 地域における幼児版Teacher's Trainingの普及—研修スタッフ自主養成システムの構築—

    第35回行動療法学会  

    発表年月: 2009年10月

  • Implicit Relational Assessment Procedure(IRAP)日本語版の開発(2)—試行数の妥当性に関する検討—

    第35回行動療法学会  

    発表年月: 2009年10月

  • 大学生抑うつ傾向者における潜在連合の検討—気分誘導時のGNAT測定を用いて自己と属性概念における連合強度の変化を観察—

    第35回行動療法学会  

    発表年月: 2009年10月

  • 男子高校生との心理面接—不適応の背景にある青年期課題—

    日本カウンセリング学会第42回大会  

    発表年月: 2009年08月

  • Implicit Relational Assessment Procedure(IRAP)日本語版の開発

    日本心理学会第73回大会  

    発表年月: 2009年08月

  • 臨床心理学領域におけるImplicit Association研究の展開

    日本心理学会第73回大会  

    発表年月: 2009年08月

  • 地方勉強会における認知行動療法の普及の試み

    西川公平, 大月友, 坂井誠, 田中恒彦, 田中恒彦, 原田誠一, 岡本利子

    日本行動療法学会大会発表論文集  

    発表年月: 2009年

    開催年月:
    2009年
     
     
  • 社会不安におけるスピーチ中の生理的変化の検討—認知の顕在的指標と潜在的指標(潜在的連合)からの比較検討—

    日本行動療法学会第34回大会  

    発表年月: 2008年11月

  • 注意バイアスと顕在指標との関連

    日本行動療法学会第34回大会  

    発表年月: 2008年11月

  • 社会不安におけるスピーチ時の“認知”と不安反応の関連

    日本カウンセリング学会第41回大会  

    発表年月: 2008年11月

  • 軽度の発達障害の疑われる女子高生への介入

    日本行動療法学会第33回大会  

    発表年月: 2007年12月

  • 機能的アセスメントに基づく介入と親指導の効果の検討—訓練場面と日常場面の随伴性の差異の分析—

    日本行動療法学会第33回大会  

    発表年月: 2007年12月

  • 潜在的連合と抑うつの関連性—自己・世界・未来に対する潜在的連合は抑うつ症状を予測するか?—

    第6回日本認知療法学会  

    発表年月: 2006年10月

  • 社会不安における注意バイアスの継時的変化

    日本行動療法学会第32回大会  

    発表年月: 2006年10月

  • 潜在的連合とスピーチ状況における生理的不安の関連—Go/No-go Association Task(GNAT)を用いた実験心理学的アプローチ—

    日本行動療法学会第32回大会  

    発表年月: 2006年10月

  • IAT・GNATパラダイムの信頼性の検討

    第5回日本認知療法学会  

    発表年月: 2005年12月

  • アスペルガー障害を持つ不登校中学生に対する社会的スキル訓練—社会的相互作用の改善を目的としたSST—

    日本行動療法学会第31回大会  

    発表年月: 2005年10月

  • アスペルガー障害を持つ不登校生徒の社会的スキル訓練—訓練と手続きの有効性の検討

    日本行動療法学会第31回大会  

    発表年月: 2005年10月

  • GNATを用いた社会的状況に対する潜在的評価連合の測定—社会不安の認知メカニズムにおける潜在的態度の検討—

    日本行動療法学会第31回大会  

    発表年月: 2005年10月

  • アスペルガー障害を持つ不登校生徒への介入〜相互作用の改善に焦点を当てて

    行動療法コロキウム‘04 in 雪のさっぽろ  

    発表年月: 2005年03月

  • 女子学生の摂食障害傾向と連想バイアス—Implicit Association Test(IAT)を用いた実験心理学的アプローチとその信頼性・妥当性の検討—

    日本行動療法学会第30回大会  

    発表年月: 2004年10月

  • The effect of eating disorder tendency on information processing biases in college female: Measuring dysfunctional associations in implicit association test

    World Congress of Behavioral and Cognitive Therapies 2004  

    発表年月: 2004年07月

  • 自閉症児の課題遂行に対する強化率操作の効果—課題中に比較的難易度の低い問題を点在化させる手続きの検討—

    日本行動療法学会第28回大会  

    発表年月: 2002年11月

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特定課題研究

  • 社会人の心理的柔軟性の向上を目指した心理教育プログラムの開発

    2020年   井上和哉

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    社会人対象の心理的柔軟性向上を目指した心理教育プログラムとして、2020年度は心理教育に用いるアニメーション動画を作成した。3〜10分程度のアニメーション動画を作成し、心理教育の介入時に参加者に視聴していただくこと、さらに、宿題として時間の空いている際に視聴していただくことを想定している。動画は17本作成し、1本ずつテーマが決まっており、忙しい社会人でも各自のペースで視聴できるよう工夫している。配信はvimeoを用いて実施する予定である。また、大学生を対象として動画視聴による理解度や心理的柔軟性の変化を検討するためのパイロットスタディも実施した。

  • 中学生の心理的柔軟性の向上を目指した心理教育プログラムの開発

    2019年  

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    中学生を対象としたアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)を用いたユニバーサル介入の効果検証を実施した。その結果、自尊心尺度などの適応指標に対する一定の効果が確認されたものの、想定されていたプロセス変数(心理的柔軟性)の変化は確認されなかった。そのため、今後はプロセス変数としての心理的柔軟性の向上をさらに目標としたプログラムの精緻化が求められる。

  • 教職員の心理的柔軟性を守るための介入プログラムの開発

    2017年  

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    2017年度は、社会人の心理的柔軟性を促進するための介入プログラムとして、アクセプタンス&コミットメント・セラピーのコア・プロセスの中で、「価値の明確化」と「コミットされた行為」に焦点化したプログラムを探索的に作成し、その効果検証のパイロットスタディを実施した。1事例実験デザインの対象者間マルチベースラインデザインを用いて介入効果の検討を行ったところ、4名中2名において有意な職務上のパフォーマンス改善が確認された。一方で、質問紙による主観評定には有意な変化は示されなかった。介入効果の示された対象者とそうでない対象者の相違点などが考察された。

  • 若者の適応促進のための心理教育プログラムの開発

    2016年  

     概要を見る

    本研究は、若者の心理適応促進における、心理的柔軟性の役割を検討し、心理的柔軟性促進のための心理教育的プログラムの開発を試みることを目的とした。2016年度は、心理的柔軟性の中の「価値とコミットメント」に焦点を当てたオリジナル尺度を作成、調査実施、分析を進めた。さらに、中学生を対象とした心理的柔軟性促進のための心理教育プログラムを作成し、パイロットスタディとして実施した。また、大学生を対象として介入技法の効果を検証する実験研究を4種類実施した。研究全体を通して、若者の心理的適応において心理的柔軟性の促進が効果的であることが示された。順次、研究成果の発表を進めている。

  • 関係フレーム理論における関係反応の評価手続きの開発

    2015年  

     概要を見る

    本研究課題の目的は、「恣意的に適用可能な関係反応」の評価手続きの開発に関して、基礎的知見を積み上げることであった。関係反応とは、人間の言語や認知に関する行動分析学的理解を提供する関係フレーム理論において、人間の言語や認知の基盤となる行動として着目されるオペラント行動である。言語発達・認知発達に関する問題からメンタルヘルス上の問題まで、人間の言語や認知に関する問題へのアプローチとして、関係反応に関する研究が期待されている。本研究では、人間のセルフコントロールに焦点を当てて、新たな関係反応の評価手続きとセルフコントロールの関連を検討した。

  • 関係フレーム理論における関係反応の評価手続きの開発

    2014年  

     概要を見る

    本研究課題の目的は、「恣意的に適用可能な関係反応」の評価手続の開発に関して、基礎的知見を積み上げることであった。関係反応とは、人間の言語や認知に対する行動分析学的理解を提供する関係フレーム理論において、その中核的・基盤的な行動として着目されるオペラント行動である。発達に関する問題からメンタルヘルスまで、人間の言語や認知に関する問題への新しいアプローチとして、関係反応に関する研究が期待されているものの、現状では、関係反応の評価方法が確立されていない。そこで既存の関係反応の評価方法と新しい評価方法の比較を行い、日本行動分析学会にて研究発表を行った。@font-face { font-family: "MS 明朝";}@font-face { font-family: "Century";}@font-face { font-family: "Century";}@font-face { font-family: "@MS 明朝";}@font-face { font-family: "?l?r ??\81 fc";}p.MsoNormal, li.MsoNormal, div.MsoNormal { margin: 0mm 0mm 0.0001pt; text-align: justify; line-height: 17.8pt; font-size: 11pt; font-family: "MS 明朝"; }.MsoChpDefault { font-size: 10pt; font-family: Century; }div.WordSection1 { page: WordSection1; }

  • 思春期・青年期の児童生徒の心理的柔軟性と適応の関連

    2013年  

     概要を見る

    <研究1:中学生を対象とした心理的柔軟性測定尺度日本語版の作成>思春期・青年期の若者向けに海外で作成された心理的柔軟性の測定ツールである,Avoidance and Fusion Questionnaire for Youth(AFQ-Y)の日本語版を作成した。中学生1189名に対して,①AFQ-Y日本語版,②児童用抑うつ性尺度,③ストレッサー尺度,④児童版不安尺度,⑤思考抑制尺度,を実施して信頼性と妥当性を検証した。因子分析の結果,AFQ-Yは原版と同様に1因子構造を示し,高い内的整合性が確認された(α=.86)。また,再検査法において高い信頼性が示された(r=.72)。妥当性の検証のため相関分析を実施した結果,仮説通り,不安(r=.55),抑うつ(r=.53),思考抑制(r=.50)と有意な高い相関を示した。また,抑うつに対する予測的妥当性を検証するため,デモグラフィックデータ(年齢・性別),ストレッサー尺度,AFQ-Yを用いた階層的重回帰分析を実施した。その結果,AFQ-Yを投入した場合でも有意な説明率の上昇が確認された。これらの結果から,作成されたAFQ-Yは高い信頼性と妥当性を有した尺度であることが示された。<研究2:小学生を対象とした心理的柔軟性測定ツールの開発>心理的柔軟性には,文脈に応じて自身の認知(関係反応)を柔軟に変化させる能力が必要とされる。そこで,小学生に対して文脈に応じた認知能力の個人差を測定するための課題を作成し,その予備データの収集を実施した。課題は先行研究を参考に,複数の刺激を時間的な関係(前後)で関係づける課題,比較関係(大小)で関係づける課題を作成した。課題の作成と実施は,パーソナルコンピュータ上で行った。各課題とも,4つの刺激を用い(A・B・C・Dとする),訓練において隣合う刺激同士の4つの関係を形成し(すなわち,AB関係,BA関係,BC関係,CB関係,CD関係,DC関係),隣り合わない刺激同士の関係(複合的内包)をテストした(すなわち,AC関係,AD関係,BD関係, CA関係,DA関係,DB関係)。また,各課題とも刺激機能が確立された刺激関係にもとづいて獲得されているか(刺激機能の変換)がテストされた。33名の小学生に課題を実施し,テストの達成状況を検討した。その結果,前後関係の課題では複合的内包関係テストの達成率が63%,刺激機能の変換テストの達成率が54%であった。大小関係の課題では,複合的内包関係テストの達成率が67%,刺激機能の変換テストの達成率が67%であった。これらの結果から,今回作成した課題は,小学生の認知の柔軟性の個人差を測定する上で,妥当な課題であることが示された。

  • 潜在的認知の非内省的アセスメント・ツールの開発

    2011年  

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    人間の言語や認知に対する現代の機能的・文脈的な行動分析的説明を提供するため、関係フレーム理論(Relational Frame Theory:RFT)が提唱されている(Hayes et al., 2001)。RFTでは、人間の言語や認知を複数の刺激関係にもとづいた反応(恣意的に適用可能な関係反応)として説明している。このRFTを理論的基盤として、Implicit Relational Assessment Procedure(IRAP:Barnes-Holmes et al., 2006)という言語や認知の新しいアセスメント方法が開発されている。IRAPは、特定の言語間の“関係”の報告や評価を求めるコンピュータ課題である。そして、参加者自身がすでに学習している言語関係に基づいて反応するよう求められる一致試行と、それに基づかないで反応するよう求められる不一致試行が用意されており、各試行において可能な限り早く正確に反応することが求められる。IRAPの基本的前提は、一致試行の方が不一致試行よりも早く反応できるというものである。この両試行間の反応潜時の差(IRAP効果)が、事前に確立している言語関係や関係反応の強度の指標となると考えられている。この点に関して、Vahey et al.(2010)は、IRAP効果には過去の個人の学習歴における相対的な頻度が反映されると指摘している。そこで本研究は、このようなIRAPの基本的前提に対して、実験室において個人の学習歴(学習頻度)を操作し、事前に確立した関係反応がIRAP効果に与える影響を検証することを目的とした。大学生33名を対象とし、学習歴の実験的操作を目的として、12名(23.3±3.9歳)を統制群、10名(20.2±1.2歳)を低頻度群、11名(21.1±1.3歳)を高頻度群にランダムに振り分けた。実験では、2つの課題を用意した。1つ目は、関係訓練とテストであり、4つの無意味つづり(A1・A2・B1・B2)の刺激関係を確立するための訓練、および、派生的刺激関係のテストを作成した。訓練フェーズでは、同類:A1・B1、反対:A1・B2、反対:A2・B1、同類:A2・B2の4種類の刺激関係を確立させた。テストフェーズでは同様の刺激呈示を行い、8種類の派生的刺激関係が2試行ずつ計16試行、フィードバックなしでテストされた。2つ目は、IRAP課題であり、A1とA2をラベル刺激、B1とB2をターゲット刺激、“同類”と“反対”を反応選択肢とした。統制群には、関係訓練とテストをせずに、IRAPを実施した。低頻度群には、訓練フェーズを56試行に設定した関係訓練とテストを行い、その後IRAPを実施した。高頻度群には、訓練フェーズを160試行に設定した関係訓練とテストを行い、その後IRAPを実施した。 実験の結果、事前の学習歴のない統制群にはIRAP効果は示されず、学習歴のある低頻度群と高頻度群においてIRAP効果が示された。この結果は、一致試行の方が不一致試行よりも早く反応できるという、Barnes-Holmes et al.(2006)が主張するIRAPの基本的前提を支持するものと考えられる。さらに、学習歴(学習頻度)が多い群が少ない群と比較して、より大きなIRAP効果を示すことが示唆された。このことから、Vahey et al.(2010)の主張を支持するものと考えられる。本研究は無意味つづりを用い、実験的に学習歴の操作を行っている。多くのIRAP研究は、日常語を用いた妥当性の検討がなされているが、日常語を用いる場合、個人の学習歴は推測の域を出ないことが問題であると指摘されている(Roche et al., 1997)。そのため、日常語を用いた先行研究の知見に加えて、本研究のように無意味つづりを用いて厳密に実験的に検証することは、IRAPの妥当性を検証する上で有意義であると思われる。本研究の結果は、IRAPの妥当性に関する付加的な知見を提供するものと考えられる。

  • 刺激機能の評価に関する行動分析的アプローチ

    2011年  

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    本研究の目的は,潜在的認知を測定するImplicit Association Test(IAT:Greenwald et al., 1998)が,人間の言語や認知の心理的機能を評価することが可能であるかどうか,行動分析的観点から検証することであった。<研究1:IATで測定される潜在的認知が言語刺激間の同類関係を反映するか?> IATは多くの潜在的認知研究で用いられている方法論であるが,測定対象とされている“潜在的認知”とは一体どのような言語や認知の指標であるかについて,現時点で明確に示されていない。その理由のひとつは,IAT研究では潜在的認知を構成概念として操作的に定義しているため,定義が研究によって一貫していないからである(De Houwer, 2006)。そのため,研究1では行動分析的観点から,特定の学習手続きの結果としてどのようにIAT指標が変化するかを検討することで,IATで測定される潜在的認知の特徴を明らかにすることを目的とした。 9名の大学生を対象として,無意味つづりを用いて同類・反対関係を実験的に形成し,その学習がIAT効果に反映されるか実験を行った。実験は3つのフェーズから成り立った。フェーズ1は,2つの任意の刺激(&&&&&&・%%%%%%)に対して,“同類”と“反対”の関係的文脈手がかりを確立させるための課題を実施した。フェーズ2は,4つの刺激同士の関係性(X1-A1-同類,X1-B1-同類,X1-A2-反対,X1-B2-反対)を確立するための関係訓練を実施した。この関係訓練を一定基準の正答率に達成するまで行い,その後,派生的刺激関係(A1-B1-同類,B1-A1-同類,A2-B2-同類,B2-A2-同類,A1-B2-反対,B2-A1-反対,A2-B1-反対,B1-A2-反対)の成立を確認するための課題を実施した。最後にフェーズ3として,関係訓練で形成された刺激クラス同士の関係性に基づき,それと一致するカテゴリー分けをする試行(A1-B1=D key:A2-B2=K key)と,一致しないカテゴリー分けをする試行(A1-B2=D key:A2-B1=K key)を設定したIATを実施した。 実験の結果,9名中5名はフェーズ2において,派生的刺激関係を成立させることができず,フェーズ3のIATを実施できなかった。また,IATを実施した4名の中で,関係訓練で確立された刺激関係と一致するIAT効果が示された者は1名のみであった。本研究で用いられた関係的文脈手がかりの課題と関係訓練は,先行研究において派生的刺激関係の成立に効果的な学習手続きであるとされている(Dymond et al,, 2007)。本研究では多くの実験参加者において派生的刺激関係の成立が確認されなかったのは,実験参加者が使用している言語による違いの可能性が考えられる。これまでの先行研究は,英語圏の文化で実施された者がほとんどであり,今回の実験の結果から,日本語を使用する個人を対象とした場合,その手続きが妥当でない可能性が示唆された。そのため,関係的文脈手がかりの課題と関係訓練を見直す必要があると考えられた。また,本研究において派生的刺激関係の成立させた4名の中で,1名にしかIAT効果が示されなかったことは,その原因は2通り考えられる。まず1つ目は,IATで測定される潜在的認知が同類の言語関係とは異なる側面を測定しているという可能性である。これまでの先行研究では,関係訓練により形成される同類関係ではなく,Matching-To-Sample(MTS)と言われる手続きで形成される等価関係がIAT効果に反映されることが明らかにされている。本研究の結果は,同類関係と等価関係に,何らかの違いが含まれる可能性を示唆するものと考えられる。次に2つ目は,今回の関係訓練そのものの手続きに問題があったという可能性である。先述したとおり,今回の関係的文脈手がかりの課題と関係訓練の通過率は,欧米の実験報告と比較して明らかに低いものであった。そのため,使用する言語による違いが反映された可能性が考えられる。現時点では,このどちらの可能性が主要な原因となっているかは定かではないため,日本語文化圏における関係的文脈手がかりの課題と関係訓練の手続きの妥当性をさらに検証する必要があると考えられる。<研究2:関係的文脈手がかりの課題と関係訓練の妥当性の検討> 日本語を使用する個人にとって,欧米で開発された関係的文脈手がかりの課題と関係訓練が,派生的刺激関係を確立させるのに有用な手続きであるかどうか検証することを目的とした。 41名の大学生を対象として,研究1のフェーズ1・2と同じ関係的文脈手がかりの課題と関係訓練を実施した。実験の結果,関係訓練によって派生的刺激関係の成立が確認されたのは23名(56%),派生的刺激関係が成立できなかったのは18名(44%)であった。Dymond et al.(2007)では,89%の参加者が派生的刺激関係を成立させていることと比較すると,明らかに低い達成率であることが明らかになった。一方,同じ手続きを実施しているO’Hora et al.(2008)では56%の達成率を報告しており,本研究と同程度の結果であった。このことに関して,2つの研究の共同研究者であるBarnes-Holmes博士に問い合わせたところ,Dymond et al.(2007)の実験参加者はすべてネイティブの英語使用者であるのに対して,O’Hora et al.(2008)の実験参加者にはネイティブではない者も含まれているとの回答を得た。そのため,既存の手続きは英語使用者にとって適したものであるが,それ以外の言語を用いるものにとって適さない可能性がある。これは,それぞれの言語体系において,関係的文脈手がかりの用い方が,文法上大きく異なるからであると考えられる。この点に関して,今後さらなる研究が必要であると考えられる。

  • 言語機能に対する潜在的アセスメント・ツールの開発

    2010年  

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    本研究は,自己報告によらない言語機能のアセスメント・ツールの開発を試み,Implicit Relational Assessment Procedure(IRAP)の妥当性を検証することを目的とした。 このIRAPとは,潜在的態度や潜在的信念といった潜在的認知をアセスメントするためにデザインされた潜在的測度である。IRAPは,事前に確立している言語関係の指標になるとされ,過去の個人の学習歴が反映されると考えられている。しかしながら,これらの基本的前提を検証した実証研究は少なく,IRAPの理論的基盤となる基礎知見を提供することは,その妥当性を保証する上で重要と考えられる。 そこで本研究は,無意味つづりを用いた言語関係の学習を事前に行い,それらの言語関係がIRAPに示されるかどうかを検討した。 38名の大学生および大学院生が,実験に参加した。実験参加者は,統制群,直接的学習群,派生的学習群に振り分けられた。直接的学習群には,直接的な言語関係の確立を目的とした関係訓練が実施され,続いて,確立した言語関係を評価するためのIRAPが実施された。派生的学習群には,派生的な言語関係の確立を目的とした関係訓練が実施され,続いて,確立した言語関係を評価するためのIRAPが実施された。一方,統制群には,これらの関係訓練を実施せずに,IRAPが実施された。 実験の結果,直接的学習群と派生的学習群の両群において,事前の関係訓練で確立された言語関係と一致する効果が,後のIRAPにおいて,反応潜時や正答率,Dスコアで示された。一方,統制群では,明確なIRAP効果は確認されなかった。このことから,IRAPは過去の学習によって事前に確立している言語関係の指標になることが明らかとなった。さらに,直接的な関係を学習した場合でも,派生的な関係が確立した場合でも,学習された言語関係がIRAPで示されることが実証された。これまで,学習歴がIRAP効果に及ぼす影響を系統的に検証した実証研究はなく,本研究に置いて直接的な学習においてのみでなく,派生的な学習においても効果が示された点は意義深いものと思われる。これらの結果から,IRAPは非内省的な言語機能の評価方法として,一定の妥当性を有するツールであると考えられる。

  • 潜在的連合の抑うつの予測可能性に関する検討

    2008年  

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    本課題は、平成20年度科学研究費補助金(若手スタートアップ)の採択に伴い、2008年8月31日をもって助成費の使用は停止されたものである。よって、それ以降は科学研究費補助金を基盤とした研究を進めてきた。以下に本研究の進捗状況を示すが、現段階で継続中の研究である。この研究は、自己に関する潜在的連合(GNATという認知課題で測定される潜在的な認知構造)と既存の質問紙尺度との組み合わせによって、個人の将来の抑うつが予測可能であるか、ストレス反応との関連を含めた検討を行うことを目的として進められている。そのため、同年10月~12月にかけて計44名の協力を得て実験を開始した。実験では潜在的連合を測定するGNAT課題を行い、抑うつを測定する尺度(SDS)、抑うつスキーマを測定する尺度(DSS)、自尊感情を測定する尺度(RSES)への回答を求めた。潜在的連合は気分状態により結果に影響が出るという先行研究の指摘から、平常気分時と抑うつ気分時(気分誘導後)の2回にわたり測定を行った。その後、この44名の参加者に対して、実験から3ヵ月後(修了済み)と6ヵ月後に、フォローアップとしてストレス尺度と抑うつ尺度への回答を求めている。2009年3月25日現在、1回目のフォローアップデータの収集が完了した段階であり、結果の整理をしている状況である。実験場面で測定されたデータに関する分析を行ったところ、抑うつ傾向高群と低群に対して、DSSとRSESという2つの顕在指標を検討したところ、有意な差が確認された。この結果から、先行研究の指摘どおり、抑うつ傾向の高いものは抑うつスキーマが強く、低い自尊感情であることが示された。一方、自己に対する潜在的連合を従属変数として検討したところ、両群に差はなく、それぞれ中性あるいは正の情動語との連合が強いことが示された。つまり、潜在指標を検討した場合、両群に差はなく、ニュートラルかポジティブな自尊感情が示されるという結果が得られた。この潜在的自尊心と顕在的自尊心の開きがどのような意味を持つか、今後のフォローアップデータとの関連から考察を進めていく予定である。

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現在担当している科目

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