2024/04/20 更新

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ツダ ヨシミ
津田 好美
所属
文学学術院 文学部
職名
准教授
学位
教育学修士 ( 奈良女子大学 )

経歴

  • 2008年04月
    -
     

    早稲田大学 文学学術院 社会学専攻 准教授

  • 2003年04月
    -
    2008年03月

    大阪市立大学 文学研究科 社会学専修 専任講師

  • 2003年01月
    -
    2003年03月

    Visiting Scholar, Institute of Gerontology, Michigan University

  • 2001年04月
    -
    2003年03月

    九州大学 比較社会文化研究院 助手

  • 1999年04月
    -
    2001年03月

    Visiting Scholar, Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology

  • 1999年01月
    -
    2001年03月

    日本学術振興会 特別研究員(大阪大学大学院)

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学歴

  •  
    -
    2000年

    大阪大学   人間科学研究科   社会学  

  •  
    -
    1996年

    奈良女子大学   文学研究科   教育学  

  •  
    -
    1993年

    神戸女学院大学   家政学部   児童教育  

研究分野

  • 社会学

研究キーワード

  • 社会学、社会階層論、老年学

 

論文

  • 特集:複合社会調査データ分析の新展開によせて (<特集> 複合社会調査データ分析の新展開)

    吉川 徹, 木村 好美, 木村 好美

    社会学評論   62 ( 3 ) 260 - 265  2011年12月

    DOI CiNii

  • 高齢者を対象とした調査における代行票の有効性

    木村好美

    日本統計学会誌   38 ( 1 ) 71 - 82  2008年09月

  • 高校生の規範意識は低下しているのか— 学校タイプに注目して—

    木村好美

    教育   57 ( 5 ) 98 - 103  2007年05月

  • 社会学テキストの類型化とレビュー— 近年の社会学テキストの特徴と課題—

    稲月正, 木村好美

    社会学評論   56 ( 3 ) 685 - 709  2005年12月

  • 高校生と高校教師の規範意識

    木村好美

    友枝敏雄・鈴木譲編著,『現代高校生の規範意識』,九州大学出版会     11 - 36  2003年11月

  • 規範の崩壊か、それとも変容か— 高校生・高校教師の規範意識調査の計量分析 —

    友枝敏雄, 木村好美

    教育と医学   51 ( 5 ) 51 - 57  2003年05月

  • 「過去の職業」による老後の所得格差

    木村好美

    理論と方法   17 ( 2 ) 151 - 165  2002年10月

  • 年齢・性別によって価値観はことなるのか?

    木村好美, 岡太彬訓

    柳井晴夫他編,『多変量解析実例ハンドブック』,朝倉書店     594 - 602  2002年06月

  • Analysis of the assessments of one's values among different cohorts in age and sex by multidimensional scaling

    Y Kimura, A Okada

    CLASSIFICATION AND INFORMATION PROCESSING AT THE TURN OF THE MILLENNIUM     330 - 337  2000年  [査読有り]

     概要を見る

    Differences in assessments of one's values on personal or private issues among different cohorts in age and sex in the Japanese society were investigated. Responses of about 2,700 people to 13 items were analyzed by multidimensional scaling. The two-dimensional configuration of items given by INDSCAL showed that one dimension represents extroverted or introverted values and the other dimension represents materialistic or post-materialistic values. Each of the 10 different cohorts was imbedded as a vector or as an anti-ideal point in the configuration. It was shown that differences in values among cohorts were closely connected with the role change induced by one's life events.

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講演・口頭発表等

  • 高齢者虐待における社会階層要因の影響

    第49回 日本老年社会科学会大会  

    発表年月: 2007年06月

  • 高齢者を対象とした調査の現状と課題

    日本統計学会75周年記念事業 第2回研究集会(日本統計学会)  

    発表年月: 2006年12月

  • 高齢期における余暇活動実施状況と経済状態の関係— 経済状態の変化に注目して —

    第48回 日本老年社会科学会大会  

    発表年月: 2006年06月

  • 日本の高齢者の健康に対する社会階層要因の影響

    日独先端科学シンポジウム  

    発表年月: 2005年10月

  • 高齢期における余暇活動への参加態度

    第75回 日本社会学会大会  

    発表年月: 2002年11月

  • 何が老後の所得を決定するのか

    第30回 日本行動計量学会大会  

    発表年月: 2002年09月

  • 「過去の職業」と老後の所得

    第29回 日本行動計量学会大会  

    発表年月: 2001年09月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 三大都市圏における格差拡大の進行過程とその社会的帰結に関する計量的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2024年03月
     

    橋本 健二, 樋口 直人, 佐藤 香, 片瀬 一男, 武田 尚子, 浅川 達人, 石田 光規, 妻木 進吾, 丹辺 宣彦, 津田 好美

     概要を見る

    日本では1980年代以降、急速に格差が拡大してきたが、同時に地域間格差も拡大してきた。その結果、新たに富裕層の集まる地域や貧困層の集まる地域が形成されるなど、都市の空間構造に変化が生じている。そして豊かな地域に住む人々が、ますます豊かで便利な生活を営むようになる一方で、貧しい人々は、産業や行政サービスが衰退するなど、多くの問題を抱えた地域に居住するようになり、多くの社会問題が発生しはじめている。本研究は、東京圏、名古屋圏、京阪神圏の3つの大都市圏を対象に、格差と都市空間構造の両面から、大都市部に生まれつつある社会問題の構造を明らかにし、問題解決の基礎を提供しようとするものである

  • 大都市部における格差拡大の進行過程とその社会的帰結に関する計量的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2019年03月
     

    橋本 健二, 佐藤 香, 片瀬 一男, 武田 尚子, 浅川 達人, 石田 光規, 津田 好美, コン アラン

     概要を見る

    市区町村および地域メッシュ単位の統計と質問紙調査の結果から、以下の諸点が明らかとなった。(1)1990年から2010年の間に東京圏の階級・階層構造は、旧中間階級とマニュアル労働者が大幅に減少し、新中間階級とサービス産業の下層労働者が増加するという2極化の傾向を強めた。(2)この変化は、都心部で新中間階級と高所得世帯が増加し、周辺部では非正規労働者と低所得世帯が増加するという空間的分極化を伴っていた。(3)しかし、都心の南西方向では新中間階級比率と所得水準が高く、北東方向では低いという、東西方向の分極化傾向は維持された。(4)空間的な分極化は住民の政治意識の分極化を伴っていた。日本では1980年代以降、経済的格差の拡大傾向が続いてきたが、このことが東京圏の都市空間に及ぼした影響を解明できたことが、最大の成果である。より具体的には、(1)学術的には、都心でのジェントリフィケーションと周辺部の貧困化という都市分極化が、東京圏において確実に進行していることを、その具体的な空間分布とともに明らかにした点、(2)社会的には、格差拡大の進行にともなう都市分極化により、生活困難で問題解決の手段も乏しい貧困層、とりわけ非正規労働者からなるアンダークラスが都市に集積していることを、その空間的分布とともに明らかにし、今後の社会政策・都市政策の基礎を提供した点に、大きな意義がある

  • 高齢者の健康・心理・社会的側面の横断的・縦断的変化におけるコーホート差の研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2015年03月
     

    秋山 弘子, 小林 江里香, 直井 道子, 杉原 陽子, 杉澤 秀博, 菅原 育子, 木村 好美, 山田 篤裕, 深谷 太郎, 新開 省二, 石崎 達郎, 村山 洋史, リヤン ジャーシー

     概要を見る

    1987~2012年に実施された全国高齢者の追跡調査(計8回)と、戦後生まれを含む新しい高齢者パネルの初回調査データの縦断的分析や複数時点の横断的分析を行った。家族以外のネットワーク、喫煙本数、BMI、運動習慣、移動能力は、加齢に伴い、必ずしも直線的ではないが減少しており、一部の平均値や変化量には出生コホートによる差がみられた。コホートや調査年による差は男女で異なり、男性のみで社会的孤立化が進んでいた。また、女性では、子どもとの同居が生活満足度(LS)を高める効果が弱くなる一方、友人との接触とLSとの正の関連は強くなるなど、主観的幸福感の関連要因にもコホートや調査年による差異が示された

  • リスク社会における若者の意識と将来社会の構想-第3回高校生調査の実施-

    科学研究費助成事業(大阪大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2013年
    -
    2015年
     

     概要を見る

    2001年以来6年ごとに実施してきた高校生調査(質問紙調査)の第3回調査を2013年に実施した。第3回調査は、福岡県(公立高校5校、私立高校2校)、大阪府(公立高校7校、私立高校2校)、東京都(公立高校6校、私立高校4校)で実施し6092名分のデータを収集した。第3回調査の特色は、次の2点にある。第1に、福岡、大阪のみならず東京で実施することによって、より日本社会の縮図となるようなデータの収集につとめたことである。第2に、2011年3月11日に発生した東日本大震災をふまえて、高校生がそもそもリスクというものをどのように考えているのかについて質問するとともに、東日本大震災と原発についての意識を尋ねたことである。高校生の意識の分析をとおして、将来における科学技術と社会のあり方について考えることを目指した。
    2013年度は、第3回高校生調査のデータ分析に集中して研究を進めた。行った分析は、(1)高校生の規範意識の内実は何か、(2)高校生の社会観の趨勢(とりわけ「保守意識」に焦点をあてて)、(3)高校生の進路選択と地位達成志向・職業観、(4)高校生の性別役割分業意識・ジェンダー観、これらの4つのテーマは、第1回調査以来の継続テーマなので、2014年度には、3時点の趨勢分析を行うことにした。
    2007年第2回調査で行った(5)若者の人間関係の取り結び方については、2013年第3回調査でもデータを収集しており、まず2013年データについて単純な分析を行ったので、2014年度に高度な分析を行い、あわせて2007年データと2013年データによって、2時点間の比較を行う予定である。
    2013年度に新たに質問項目として入れた(6)高校生における震災・原発リスクに関する意識、(7)高校生の階層的地位と学習意欲については、ある程度の分析を行ったが、さらに精緻化した分析を2014年度に行う。

  • 社会保障・労働政策の分析

    研究期間:

    2009年04月
    -
    2014年03月
     

     概要を見る

    本研究は、社会階層による健康格差の解明ならびに社会関係資本や社会保障制度が健康に及ぼす影響の解明を目的として行ってきた。そのために、A01班の提供する多目的共用パネル調査のJ-SHINEとJ-HOPEのデータの分析をするとともに、2011年には福岡市で、また2012年には仙台市で若年層(25歳~39歳)を対象とした郵送調査(「仕事と健康に関する市民調査」)を行った。その結果、正規雇用では、ストレインが長時間労働を職業性ストレスに媒介すること、また非正規雇用では雇用・労働条件の悪さ以外に、「非正規である」という認識自体がある種のスティグマとして健康に影響している可能性があることが明らかになった

  • 家族における死者のメンバーシップ-死者の社会的生を問う

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2009年
    -
    2011年
     

    木村 好美, 山崎 浩司, 中川 輝彦

     概要を見る

    本研究は、死別した家族を家族成員としてどのように位置づけるのか、すなわち死者のメンバーシップ-死者の社会的生について、贈与論的パースペクティブより検討することを試みた。質的調査においては、死者の社会的生の規定要因としては、故人-遺族という死者-生者関係以上に、遺族同士や遺族-それ以外の家族・友人などの生者-生者関係における相互作用がより重要である可能性が示唆された

  • 文部科学省科学研究費若手研究(B)「高齢期における生活格差とライフスタイルの再編 」

    研究期間:

    2005年
    -
    2007年
     

  • 文部科学省科学研究費若手研究(B)「高齢者における『役割』の意義に関する実証研究 」

    研究期間:

    2003年
    -
    2005年
     

  • 恩賜財団母子愛育会 平成14年度厚生労働科学研究 政策科学推進研究推進事業 外国への日本人研究者派遣事業

    研究期間:

    2003年
     
     
     

  • 高齢者における「役割」の意義に関する実証研究-「役割」の功罪-

     概要を見る

    高齢者における「役割」の意義を考察するため、(1)家庭内・就業上・地域社会などで担うさまざまな役割が、高齢者の意識や行動をどのように規定するのか、どのような役割が高齢者に「生きがい」や存在理由、満足感を提供し、どのような役割が高齢者にとって負担となるのか。(2)負担となる役割は、収入や資産など社会階層要因により回避可能なのか。(3)社会参加活動は高齢期特有の役割喪失(感)を補填しうるのか。という3つの視点から、後期高齢者を対象とし、経済状況・健康状況・社会活動状況、その他介護や孫の世話などさまざまな役割について詳細に質問している東京都老人総合研究所・ミシガン大学共同プロジェクト「後期高齢者の資産と健康に関する全国調査(AHEAD調査)」(1999年に日米両国で第1回目の調査が、2002年に第2回目の調査が実施された)の調査データの分析を行った。その結果、(1)ボランティア活動および旅行・外食・趣味や稽古ごとなどの余暇活動をしている人ほど生活満足度が高い。(2)ボランティア活動および旅行・外食・趣味や稽古ごとなどの余暇活動の実施ともっとも関係の深い階層要因は教育年数であり、教育年数が高いほどボランティア活動や旅行・外食・趣味や稽古ごとなどの余暇活動に参加している。(3)家事や家族の介護・看病の実施は生活満足度を高めない。(4)家事や家族の介護・看病の実施の有無と階層要因に強い関連は認められない。ということが明らかになった。これらを総合すると、社会参加活動は高齢期特有の役割喪失(感)を補填しうる要因と考えられ、今後詳細に分析を行っていく必要があると言えるが、負担となる役割と階層要因の関連は見出し難く、家事や介護の問題は階層要因のみで解決できる種類の問題ではないと考えられる

  • 高齢期における生活格差とライフスタイルの再編-社会階層要因との関連-

     概要を見る

    本研究においては東京都老人総合研究所・東京大学・ミシガン大学の共同調査プロジェクトのパネル調査データの分析を,「高齢期における生活格差とライフスタイルの再編」過程を明らかにする重要な根拠としている.しかし高齢者自身に意識や行動を問う際,母集団を高齢者全体とし無作為抽出による調査を実施する場合は,認知症や加齢による虚弱など健康上の問題から,自分自身の力による回答が困難である人を一定の割合で含むことになる.これらの人々,すなわち自力回答那困難な人々は調査不能となってしまう可能性が非常に高く,その存在を無視することは,調査そのものが「高齢者」に対する調査ではなく,「健康な高齢者」に対する調査となつてしまうことに他ならない.そこで本年度は,この「健康状態」に起因する調査不能を最小限に押さえ,より分析結果を堅固なものとするため,東京都老人総合研究所・東京大学・ミシガン大学の共同調査プロジェクトが利用している代行票(ProxySample)の特徴と意義について検討した.その結果,代行票調査対象者は身体活動能力が低く健康状態が悪いこと(1999年に代行調査を行った対象者のうち33.7%が3年後に死亡しており,32.7%は3年後も代行調査の対象となっている),そのため代行票の利用によって「健康状態」に起因する調査不能をある程度軽減することが可能であることが明らかになった.ただし,代行票で問える内容は限定されていること,「代わりに答えてくれる家族などがいない高齢者(独り暮しの高齢者)」をどのように扱えばよいのか,という大きな問題が残る

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 文学学術院   大学院文学研究科

特定課題制度(学内資金)

  • 経済状況が悪化した高齢者におけるライフスタイルの再編ー高齢者の「生き残り」戦略ー

    2008年  

     概要を見る

    東京都老人総合研究所・ミシガン大学共同プロジェクト「後期高齢者の資産と健康に関する全国調査(AHEAD調査)」のデータ分析、先行研究や資料の検討を通じて、社会階層要因により生起する問題状況に高齢者自身がどのように対処しているのか、特に経済状況が悪化した層においてライフスタイルの再編、つまり余暇活動への参加/出費の抑制、人間関係・交際状況の変化(疎遠になる等)が起こっていないか、また、そのことが高齢者自身のwell-beingとどう関連しているのか、理論的・経験的に明らかにすることを試みた。今回は特に、高齢期における余暇活動(旅行や外食、趣味・稽古ごと)の実施の有無と社会階層要因との関連を明らかにした。ロジスティック回帰分析の結果より、1)余暇活動すべてにおいて有意な効果を持ったのは、経済状況ではなく、健康状態と学歴、人生に対する前向きな姿勢であった。ADL障害の程度が低く、教育年数が長く、人生に対して前向きな姿勢を持っている人ほどすべての余暇活動を実施する傾向が認められた。2)経済状態との関連が見られたのは旅行の実施と趣味・稽古ごとの実施の有無で、現在の収入が高い人ほど過去1年間の間に旅行や趣味・稽古ごとを行っている。3)3年前と現在との収入の変化(経済状況の悪化)は、旅行の有無についてのみ有意な効果を持っていた。すなわち、現在の収入が高く、現在の収入が過去(3年前)の収入より低い人ほど旅行に行っている。経済状況が悪化したにもかかわらず、旅行に行った人については、①子世代からの援助に加え、②職業生活からの引退による自由時間の増加、すなわち現役時代より収入は大幅に低下するが、自由時間は増加するため旅行に行くようになる、ということが考えられる。今回は時間不足のため、要因①②について明らかにすることが出来なかったが、今後検討を加えたい。4)その他、旅行は年齢が若いほど、外食は女性の方が実施した人が多い。ということが明らかになった。