2022/05/17 更新

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オオタ ユウコ
太田 裕子
所属
附属機関・学校 グローバルエデュケーションセンター
職名
准教授

兼担

  • 理工学術院   基幹理工学部

学歴

  • 2006年04月
    -
    2009年03月

    早稲田大学   日本語教育研究科  

  • 2003年04月
    -
    2006年03月

    早稲田大学   日本語教育研究科  

  • 2004年
     
     

    クィーンズランド大学   スタディ・アブロード・プログラム  

学位

  • 早稲田大学   日本語教育学博士

  • 早稲田大学   日本語教育学修士

所属学協会

  •  
     
     

    大学教育学会

  •  
     
     

    言語文化教育研究学会

  •  
     
     

    社団法人日本語教育学会

 

研究分野

  • 日本語教育

研究キーワード

  • 年少者日本語教育、言語教育政策、オーストラリアの多文化主義、言語教師の学びと成長、アカデミック・ライティング教育

論文

  • 学習者オートノミー育成に向けた学生支援を考える―わせだ日本語サポートと他箇所との連携から―

    太田裕子

    早稲田日本語教育実践研究   6   87 - 96  2018年03月

  • 【書評】 三代純平編 日本語教育学としてのライフストーリー 語りを聞き、書くということ―

    太田裕子

    早稲田日本語教育学   21   133 - 137  2016年12月

  • 文章チュータリングに携わる大学院生チューターの学びと成長—早稲田大学ライティング・センターでの事例—

    佐渡島紗織, 太田裕子

    国語科教育   75   64 - 71  2014年03月

  • 「チューター史」を振り返り語り合う実践研究の意義:学び合う実践共同体構築に向けて

    太田 裕子, 可児 愛美, 久本 峻平

    言語文化教育研究   12 ( 0 ) 42 - 87  2014年

     概要を見る

    本研究の目的は,チュータリング実践を省察し他者と共有する実践研究の意義を考察することである。筆者らは,ライティング・センターのチューターとしての個人史(以下,「チューター史」)を省察し共有する実践研究を行った。本稿では,実践研究がチューター個人,およびライティング・センターという実践共同体にとってどのような意義があるかを考察した。その結果,「チューター史」を省察し共有する実践研究は,チューター個人にとって,自分の実践知を省察し,拡充し,実践共同体のより熟達した成員としてのアイデンティティを形成し,実践を捉える視野を広げる手段として,意義があった。また,実践共同体にとって実践研究は,チューターの実践知を蓄積し継承し,実践共同体としての実践を発展させ,学び合う関係を構築し,チューターの学びに影響を与える実践共同体の制度や環境を省察する手段として,意義があった。このことから,実践研究は,学び合う実践共同体を構築する方法として有効であることが示唆された。

    DOI CiNii

  • ライティング・センターにおける新人チューターの課題—新人研修ワークシートの内容分析

    太田裕子, ドイル綾子, 坂本麻裕子, 佐渡島紗織

    アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル   5   1 - 10  2013年06月

  • 幼少期より日本で成長した高校生が語る記憶,ことば,自分

    太田裕子

    川上郁雄(編)『「移動する子ども」という記憶と力—ことばとアイデンティティ—』くろしお出版     168 - 193  2013年03月

  • 自立した書き手を育成するライティング・センターのチューター研修とチューターの意識—早稲田大学における実践事例とPAC分析—

    太田裕子, 佐渡島紗織

    Waseda Global Forum(早稲田大学国際教養学部紀要)   9   237 - 277  2013年03月

  • 「移動する子ども」は他者との関わりの中でことばとアイデンティティをどのように形成しているか—幼少期より日本で成長したある高校生の事例から—

    太田裕子

    ジャーナル「移動する子どもたち」— ことばの教育を創発する   3   25 - 48  2012年05月

  • 大学初年次日本語アカデミック・ライティング授業における帰国生と留学生の文章力—初回課題と最終回課題の文章評価調査から—

    太田裕子, 佐渡島紗織, 冨永敦子, 齋藤綾子

    Waseda Global Forum   8   337 - 375  2012年

  • 家族が語る「移動する子ども」のことばの発達過程—幼少期より日本で成長した中学生のライフストーリー—

    太田裕子

    ジャーナル「移動する子どもたち」—ことばの教育を創発する—   ( 2 ) 1 - 25  2011年06月

  • 「移動する子どもたち」は大学で日本語をどのように学んでいるのか —複数言語環境で成長した留学生・大学生の日本語ライフストーリーをもとに—

    川上郁雄, 尾関史, 太田裕子

    早稲田教育評論   25 ( 1 )  2011年03月

  • 日本語母語話者が日本語で英語文章を検討するセッションの有効性—書き手を育てるライティング・センターでの対話—

    佐渡島紗織, 志村美加, 太田裕子

    Waseda Global Forum   ( 5 ) 57 - 71  2009年03月

  • 日本語教師の意味世界と実践の関係性に関する研究—オーストラリア初等中等教育機関の教師が語るライフストーリー分析をもとに—

    太田裕子

    早稲田大学大学院日本語教育研究科博士論文    2009年03月

  • 日本語教師の学びを考える—オーストラリアの高校教師のライフストーリーから—

    太田裕子

    川上郁雄編『海の向こうの「移動する子どもたち」と日本語教育—動態性の年少者日本語教育学—』     198 - 220  2009年

  • 多文化社会に生きる子どもへの「異文化間言語学習」の意味—オーストラリアにおける「内容」をめぐる議論から—

    太田裕子

    早稲田日本語教育学   ( 1 ) 81 - 93  2007年09月

  • 理論と実践における「異文化間言語学習」の問題—オーストラリアにおける年少者日本語教育の事例から

    太田裕子

    リテラシーズ:ことば・文化・社会の日本語教育へ   3   65 - 78  2007年05月

  • オーストラリアにおけるLOTE教育の方向性—「異文化間言語学習」が言語教育政策に取り入れられた意味—

    太田裕子

    言語政策   ( 3 ) 19 - 39  2007年03月

  • 理論と実践における「異文化間言語学習」の問題—オーストラリアにおける年少者日本語教育の事例から—」

    太田裕子

    Web版リテラシーズ   3 ( 1 )  2006年06月

  • 多文化社会における年少者日本語教育の意義と実際—クィーンズランド州をケーススタディに—

    太田裕子

    早稲田大学大学院日本語教育研究科 修士論文    2006年03月

  • JSL生徒の多様なリテラシーと日本語能力をどう捉えるか

    太田裕子

    川上郁雄編『「移動する子どもたち」と日本語教育—日本語を母語としない子どもへのことばの教育を考える』     142 - 160  2006年

  • The gaps between the syllabus and the classrooms: Critical analysis of Queensland Japanese syllabus

    Yuko Yamada

    In Yamanashi, J. & Milojevic, I. (Eds.) Researching identity, diversity and education: Surpassing the norm     157 - 167  2005年

  • 対話のための共通認識を構築するプロセス—私にとって総合活動型日本語教育とは何か—

    山田裕子

    早稲田大学日本語教育実践研究   ( 3 ) 171 - 180  2005年

  • 中学生への日本語支援—生徒のリテラシーと日本語を結ぶ活動—

    山田裕子

    早稲田大学日本語教育実践研究   ( 3 ) 43 - 51  2005年

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書籍等出版物

  • はじめて「質的研究」を「書く」あなたへ―研究計画から論文作成まで―

    太田 裕子( 担当: 単著)

    東京図書  2019年09月 ISBN: 9784489023200

  • キャリアデザインのための自己表現―過去・現在・未来を結ぶバイオグラフィ――

    細川英雄, 太田裕子編著

    東京図書  2017年09月 ISBN: 9784489022739

  • 公共日本語教育学―社会をつくる日本語教育―

    川上郁雄編, 太田裕子

    くろしお出版  2017年05月 ISBN: 9784874247334

  • 日本語教育のための質的研究 入門―学習・教師・教室をいかに描くか―

    舘岡洋子編, 太田裕子

    ココ出版  2015年10月 ISBN: 9784904595688

  • 日本語を学ぶ/複言語で育つ―子どものことばを考えるワークブック

    川上郁雄, 尾関史, 太田裕子( 担当: 共著)

    くろしお出版  2014年10月

  • 文章チュータリングの理念と実践—早稲田大学ライティング・センターでの取り組み—

    佐渡島紗織, 太田裕子編

    ひつじ書房  2013年03月 ISBN: 9784894766488

  • 日本語教師の「意味世界」—オーストラリアの子どもに教える教師たちのライフストーリー—

    太田裕子

    ココ出版  2010年09月 ISBN: 9784904595084

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Misc

  • Rhetorical styles of reason and sensibility in the poems of Anna Laetitia Barbauld (関東英文学研究)

    太田 裕子

    英文学研究 支部統合号   1   91 - 108  2009年01月

     概要を見る

    In the poems of Anna Barbauld, which she mainly composed in her twenties, her private affection for others is fused with a reasoned writing style. The affection that Barbauld felt developed through her friendly associations with others-as exemplified in her "friendship poems," "To Mrs. P[riestley], with some Drawings of Birds and Insects" or "The Invitation: To Miss B*****"-is fused with the neoclassical rhetoric form of heroic couplets in the poem. It is also assumed that she deliberately used such antithetical rhetorical styles, in order to present the ideal female inner characteristic of sensibility and poetic vision of communion with God as evidenced in "Summer Evening's Meditation" or "Ode to Deity." Barbauld's social and religious background as well as her unique position as a female Dissenter yielded considerable influence on her writing technique. Being critical of the rational Unitarian culture which valued reason to humanize Jesus Christ, Barbauld claims that sensibilities, supported by reason, are enhanced in imagining God and virtue, which may provide an insight into the origins of the Romantic poetics of imagination. She was also in a peculiar position, living in the domain of the private sphere, which was different from the public sphere of the male Dissenters. Therefore, her status can be described as a "double dissent" (Ross 93). This paper argues that Barbauld tried to invent a style of poetry allowing the free expressions of sensibilities within the formalistic rhetorical style of reason.

    CiNii

受賞

  • 早稲田大学ティーチングアワード総長賞

    2021年09月   早稲田大学   質的研究方法入門1 02クラス  

    受賞者: 太田裕子

  • サー・ニール・カリー奨学金 オーストラリア関連書籍出版助成

    2009年06月  

  • サー・ニール・カリー奨学金 大学院生

    2007年  

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 「移動する子ども」の言語とアイデンティティを支える教育―シュタイナー学校を事例に

    早稲田大学  特定課題研究助成費

    研究期間:

    2020年04月
    -
    2021年03月
     

    太田裕子

  • 日本語を第二言語とする中高生への日本語教育方法の開発と教育行政に関する研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(若手研究(B))

  • 日本国外にいる日本語バイリンガル若年層の複数言語能力、言語観に関する質的調査

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(萌芽研究)

  • 大学生の学術的文章作成授業におけるフィードバックの効果を第三者評価により測定する

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

  • 日本国外の日本語バイリンガル若年層の複数言語能力意識の把握と日本語教育方法の開発

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

  • アカデミック・ライティングを指導する大学院生チューターの指導実践と意識の変化

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

  • 大学学術的文章作成授業履修者の文章作成力向上と付与されたコメントの関連

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

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講演・口頭発表等

  • 「移動する子ども」の自己肯定感を醸成する教育環境とは―シュタイナー学校の生徒の事例から

    太田裕子

    日本国際教育学会第32回研究大会  

    発表年月: 2021年10月

    開催年月:
    2021年10月
     
     
  • 書くことを学び指導する経験の意味—大学院生のライフストーリー—

    言語文化教育研究学会 第2回研究集会 in 金沢  

    発表年月: 2015年06月

  • チューター史作成を用いた振り返りの有効性

    発表年月: 2014年03月

  • ライティング・センターで文章作成支援を行うチューターの意識—ベテランと新人の比較—

    大学教育学会 第35回(2013年)大会  

    発表年月: 2013年06月

  • 英語チューターはセッション中何に意識を向けているか—母語が異なる三名のPAC分析—

    発表年月: 2013年04月

  • 支援者が子どもに付与する「アイデンティティ」と日本語教育実践の関係—ある中学生に対する支援者4名の実践報告メールから—

    国際研究集会 言語教育とアイデンティティ形成—ことばの学びの連携と再編  

    発表年月: 2011年03月

  • 複数言語環境で成長した留学生・大学生はどのように日本語を学習しているのか—『移動する子ども』の視点から大学生の日本語教育を問い直す—

    ICJLE2010年世界日本語教育大会(台湾)  

    発表年月: 2010年07月

  • 日本語教師の意味世界とその形成過程—ある教師のライフストーリーにみるオーストラリアの社会的政治的文脈

    オーストラリア学会関東例会  

    発表年月: 2010年03月

  • オーストラリアにおける年少者日本語教育の理想・現実・戦略—初等中等教育機関の日本語教師の語りから—

    日本語教育学会2008年春季大会  

    発表年月: 2008年05月

  • 日本の大学におけるバイリンガル ライティング・センター(共同研究)

    発表年月: 2008年04月

  • オーストラリア日本語教師の言語教育観の形成と変容

    早稲田大学日本語教育学会2007年秋季大会  

    発表年月: 2007年10月

  • 年少者日本語教育のシラバスとその実践—オーストラリア クィーンズランド州をケーススタディとして—

    日本語教育学会2006年秋季大会  

    発表年月: 2006年10月

  • 政策と教室の間にあるもの−クィーンズランド州日本語シラバスの批判的研究

    発表年月: 2005年07月

  • 政策と教室の間にあるもの−クィーンズランド州日本語シラバスの批判的研究

    早稲田大学日本語教育学会2005年春季大会  

    発表年月: 2005年03月

  • 海外の年少者に対する言語文化教育とは−クィーンズランド州日本語シラバスとその実践研究から−

    年少者日本語教育学を考える会 第2回研究集会  

    発表年月: 2005年02月

  • 外国語としての年少者日本語教育で何を目指すか—オーストラリアの最近の言語政策と教室実践の検討から—

    年少者日本語教育学を考える会 第4回研究集会  

    発表年月: 2005年02月

  • オーストラリアのLOTE教育における「多文化主義」の批判的政策分析

    発表年月: 2004年10月

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特定課題研究

  • 「移動する子ども」の言語とアイデンティティを支える教育―シュタイナー学校を事例に

    2021年  

     概要を見る

     日本のシュタイナ―学校に在籍する「移動する子ども」の経験を明らかにすることを目的として、調査を行った。「移動する子ども」とは、幼少期より複数の言語間、空間、言語教育カテゴリー間を日常的に移動しながら成長するという経験と記憶を捉える分析概念である(川上2021)。 2020年度には、あるシュタイナー学校に焦点を当て、「移動する子ども」の親8名、教師1名、卒業生2名へのインタビュー調査を行った。その結果の一部を学会で口頭発表した。 2021年度には、日本のシュタイナー学校7校のうち5校を対象に、教師へのインタビュー調査を実施した。また、親へのインタビュー調査も行った。その結果は、2022年度中に公表する予定である。

  • 言語とアイデンティティを支える教育―「移動する子ども」から見たシュタイナー教育

    2021年  

     概要を見る

     日本のシュタイナ―学校に在籍する「移動する子ども」の経験を明らかにすることを目的として、調査を行った。「移動する子ども」とは、幼少期より複数の言語間、空間、言語教育カテゴリー間を日常的に移動しながら成長するという経験と記憶を捉える分析概念である(川上2021)。日本の学校に在籍する「移動する子ども」は、同化圧力の強い学校文化の影響で、自己肯定感を持ちにくい現状が先行研究で指摘されてきた。本研究は、「移動する子ども」の自己肯定感を醸成し、健全なアイデンティティ形成を支える教育環境を探求するために、日本のシュタイナ―学校における事例に着目した。2021年度には、日本のシュタイナー学校5校を対象に教師へのインタビューを実施した。卒業生、親へのインタビュー調査も行った。

  • 「移動する子ども」の言語とアイデンティティを支える教育―シュタイナー学校を事例に

    2021年  

     概要を見る

     日本のシュタイナ―学校に在籍する「移動する子ども」の経験を明らかにすることを目的として、調査を行った。「移動する子ども」とは、幼少期より複数の言語間、空間、言語教育カテゴリー間を日常的に移動しながら成長するという経験と記憶を捉える分析概念である(川上2021)。 2020年度には、あるシュタイナー学校に焦点を当て、「移動する子ども」の親8名、教師1名、卒業生2名へのインタビュー調査を行った。その結果の一部を学会で口頭発表した。 2021年度には、日本のシュタイナー学校7校のうち5校を対象に、教師へのインタビュー調査を実施した。また、親へのインタビュー調査も行った。その結果は、2022年度中に公表する予定である。

  • 大学院生が学部生を指導する大規模ライティング授業における履修者と指導者の学び

    2017年  

     概要を見る

    大学院生指導者が学部生を指導するアカデミック・ライティング授業において、指導者が何をどのように学んでいるのかを目的として、指導者16名と面談を行った。指導者の学びには、以下の内容があった。1)研修授業で学んだ文章作成技能のより深い理解。2)履修者の文章を、文章作成技能の観点から読み込み評価する的確さと速度の向上。3)履修者に伝わりやすい指導方法の模索、試行、改善。4)履修者個人の成長を長期的に見る視点の獲得。5)非対面での指導環境における履修者とのコミュニケーション方法の改善。指導者は、これらの学びを、指導実践と、文章評価基準を共有するミーティングにおける他の指導者との議論の両輪によって深めていた。

  • 対話による学びを深める学習環境デザイン―書き手と文章指導者双方に注目して―

    2016年   嶼田大海

     概要を見る

     本研究では、ピア・レスポンスを中心とし、指導員による個別フィードバックを行わないアカデミック・ライティング授業「複合文章表現C」における履修者課題文章を3観点6段階のルーブリックを用いて第三者評価した。その結果、指導員による個別フィードバックを受ける授業「学術的文章の作成」と同様に、全ての観点(緻密さ、内容、構成)において、初回と最終回では有意に点数が向上していることが明らかになった。この結果を、ピア・レスポンスの音声データと合わせて分析することによって、どのような対話が文章力向上につながったかを考察することが今後の課題である。

  • 初等中等教育における言語教育の意義と実際―政策と現場からの考察―

    2006年  

     概要を見る

     本研究は、初等中等教育機関における言語教育の意義と実際について、政策と現場から考察することを目的とする。本年度は、日本国内の小中学校における日本語教育の実態調査、およびオーストラリアにおける外国語教育政策を中心に研究をすすめた。 日本国内の日本語教育については、主に日本語を第二言語とする児童生徒(以下JSL児童生徒)に対する日本語教育に焦点を当て、フィールドワークおよび文献研究を行った。文献研究では、JSL児童生徒に対する文部科学省や自治体の取り組みについて研究を進めた。フィールドワークでは、外国につながりのある児童生徒が多数在籍する小学校において教育ボランティア(在籍学級に入り込み学習支援を行う)および放課後支援(JSL児童生徒に対する日本語・教科支援)を行うなど、定期的、継続的に参与観察を行い、JSL児童の言語能力や彼らに対する支援の実態について調査を行った。また中学校・高校におけるJSL生徒の日本語能力調査に参加し、在籍学級での学習場面や生活場面における日本語の実態を観察した。フィールドワークからは、JSL児童生徒の日本語能力や学習成果を捉えるためには、言語背景、教育歴、家庭状況を理解すると共に、彼らを取り巻く様々な支援者が持つ「子ども像」を共有し、協働的にJSL児童生徒を理解して行く必要があることが明らかになった。 オーストラリアにおける外国語教育については、1970年代から現在までの言語教育政策を批判的に分析し、政策に見られるLOTE(Languages Other Than English)教育の意義やアプローチの変遷と、政策が策定された時代の政治的、経済的、社会的文脈との関係を考察した。今後は、「異文化間言語学習」の理論を取り入れた最近の言語教育政策の動向を中心に、政策、理論、実践の相互関係を考察していく予定である。特に、言語教育を取り巻く環境が大きく変化する中で、言語教育に関わる個々人がどのように考え、行動し、環境に変化を与えてきたかを、インタビュー調査により描き出すことを目指す。

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現在担当している科目

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