2023/10/02 更新

写真a

コイワ マサキ
小岩 正樹
所属
理工学術院 創造理工学部
職名
准教授
学位
修士(工学) ( 早稲田大学 )
博士(工学) ( 早稲田大学 )
ホームページ

経歴

  • 2015年04月
    -
    継続中

    早稲田大学芸術学校   建築科・建築都市設計科   非常勤講師

  • 2014年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   理工学術院   准教授

  • 2011年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   文学学術院   非常勤講師

  • 2009年04月
    -
    2014年03月

    早稲田大学   高等研究所   助教

  • 2007年04月
    -
    2011年03月

    早稲田大学芸術学校   建築科・建築設計科   非常勤講師

  • 2006年04月
    -
    2009年03月

    早稲田大学   理工学術院   助手

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学歴

  • 2003年04月
    -
    2006年03月

    早稲田大学   大学院理工学研究科 博士後期課程   建築学  

  • 2001年04月
    -
    2003年03月

    早稲田大学   大学院理工学研究科 修士課程   建築学  

委員歴

  • 2020年03月
    -
    2022年03月

    日本建築学会  第21期代議員

  • 2017年04月
    -
    2021年03月

    日本建築学会  建築歴史・意匠委員会 幹事

所属学協会

  •  
     
     

    都市史学会

  •  
     
     

    建築史学会

  •  
     
     

    日本建築学会

  •  
     
     

    Society of Architectural Historians

  •  
     
     

    日本都市計画学会

研究分野

  • 科学社会学、科学技術史 / 博物館学 / 文化財科学 / 建築史、意匠

研究キーワード

  • 日本建築史、東洋建築史

 

論文

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書籍等出版物

  • 『木砕之注文』(影印・釈文篇、解題・現代語訳篇)

    木砕之注文研究会編著

    中央公論美術出版  2013年03月

  • 『東アジアの古建築図面の歴史と特徴』

    共著

    水原華城博物館  2012年10月

  • 『日本近代建築大全〈東日本篇〉』

    共著

    講談社  2010年05月

  • 『幻都バンティアイ・チュマールの神々』

    編集担当, オリヴィエ・クニン, 写真:BAKU斉藤

    梧桐書院  2005年07月

  • 『バイヨン寺院全域の保存修復のためのマスタープラン』

    編集担当, 日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA

    ユネスコ文化遺産保存日本信託基金・財団法人日本国際協力センター発行  2005年06月

  • 『日本建築生産組織に関する研究 1959』

    校訂編集担当

    明現社  2004年12月

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Works(作品等)

  • 東京都文化財ウィーク企画「すみだの文化財めぐり」担当講師、東京都墨田区教育委員会主催

  • 東京都文化財ウィーク企画「大隈講堂特別公開」担当講師、東京都新宿区地域文化部主催

  • 「和の建築と茶室」連続講座担当講師、社団法人東京建設業協会主催

講演・口頭発表等

  • 日本における建築図面の歴史

    発表年月: 2011年10月

  • 奈良時代における建築情報交流について

    発表年月: 2011年09月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本古代建築造営史における「様」の研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(若手研究(B))

  • 初期大工技術書に関する研究-「木砕之注文」にみる前近世的思想と技術について-

    科学研究費助成事業(ものつくり大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

  • 建築技術史における日本古代設計技術の復元研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(若手研究(B))

  • 大工技術の言語化に関する研究―初期大工技術書に見られる語句の用例集作成を通して―

    科学研究費助成事業(ものつくり大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

  • 正倉院文書・造石山寺所関係文書からみた奈良時代の建築造営過程と建築形態の復原研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(挑戦的萌芽研究)

  • 平安時代前期における工匠組織の変遷に関する研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(挑戦的萌芽研究)

  • 初期大工技術書に関する研究−「木砕之注文」にみる前近代的思想と技術について−

  • 大工技術の言語化に関する研究 –初期大工技術書に見られる語句の用例集作成を通して-

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Misc

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現在担当している科目

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 附属機関・学校   芸術学校

  • 文学学術院   文化構想学部

  • 理工学術院   大学院創造理工学研究科

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学内研究所・附属機関兼任歴

  • 2022年
    -
    2024年

    理工学術院総合研究所   兼任研究員

特定課題制度(学内資金)

  • 四国における茶堂の建築と習俗の研究

    2022年  

     概要を見る

    茶堂とは、農村集落ごとに建てられた一間四方程度の三方吹放しの建築である。辻堂とも呼ばれ、旅人の休憩場所であり、集落で接遇する場所、また集落内での儀礼や親交の場でもある。特に四国では、遍路巡礼の盛行に伴い江戸期に成立したと見られ、地域コミュニティのあり方や、地域の外部への接触のあり方など、文化的背景を含めて特徴的であるが、巡礼や集落構成、交通手段の変化により、茶堂は失われつつある。したがって、本研究では現存する茶堂建築および行われる習俗の記録を行い、それを通じた接遇の仕組みを、歴史的観点から考察することを目的とする。本年度は、高知県梼原町の茶堂を対象に、建築の実測調査と図面作成、写真撮影記録、行事の聞き取り記録を行い、立地条件を含め、成立要因等について考察した。

  • 東アジア建築技術書の基礎的比較研究

    2021年   金柄鎭, 兪莉娜

     概要を見る

    本研究は、建築技術書の記述(規定)と遺構の比較に着目し、16世紀以降の東アジア木造建築圏の設計技術を比較するものである。日本の木割書、中国『工程做法則例』などの技術書に記述されている木造建造物の比例的設計技法を分析した上で、日本・中国・韓国の代表的建築遺構に見る寸法組成を考察し、比較の視点をもとに東アジア木造建築の設計技術に見られる設計技術の同時代的成立過程および各国の特質性を解明することが目的である。研究は全体で3年を計画し、2021年度はこれまでの成果をもとに、日本の設計技術書の知見を踏まえて、仏殿の形式に相当する韓国の殿の遺構について、詳細に技法研究を行った。

  • 国外における日本建築史学の成立に関する研究

    2021年  

     概要を見る

    建築歴史・意匠のなかでも古くから研究されてきた日本建築史学の分野は、現代ではひととおりの通史が方法論とともに構築された状況にある。しかし、その一方では日本建築史の内容が世界において十分に認知されているとは言いがたい。そのため、本分野の将来的な発展を意図して、本研究は国外における日本建築史学の成立のための基盤構築を目的とする。2021年度は、昨年度までの調査を踏まえ、西欧圏における情報収集と、知見を有する出身研究者との共同研究を行った。COVID-19の影響で、十分な調査ができなかったが、次年度以降も基礎情報の収集を継続するとともに、各国協力者と共同して研究を展開してゆく。

  • 国外における日本建築史学の成立状況に関する研究

    2020年  

     概要を見る

    建築歴史・意匠のなかでも古くから研究されてきた日本建築史学の分野は、現代ではひととおりの通史が方法論とともに構築された状況にある。しかし、その一方では日本建築史の内容が世界において十分に認知されているとは言いがたい。そのため、本分野の将来的な発展を意図して、本研究は国外における日本建築史学の成立のための基盤構築を目的とする。2020年度は、世界各国の情報を収集し、比較考察を行った。COVID-19の影響で、各国において十分な調査ができなかったが、英語圏、西欧圏、アジア圏のそれぞれ一部において情報が得られた。次年度以降も基礎情報の収集を継続するとともに、各国協力者と共同して研究を展開してゆく。

  • 東アジア建築技術書の基礎的比較研究

    2020年   金柄鎭, 兪莉娜, 万長城

     概要を見る

    本研究は、建築技術書の記述(規定)と遺構の比較に着目し、16世紀以降の東アジア木造建築圏の設計技術を比較するものである。日本の木割書、中国『工程做法則例』などの技術書に記述されている木造建造物の比例的設計技法を分析した上で、日本・中国・韓国の代表的建築遺構に見る寸法組成を考察し、比較の視点をもとに東アジア木造建築の設計技術に見られる設計技術の同時代的成立過程および各国の特質性を解明することが目的である。研究は全体で3年を計画し、2020年度は前年度の成果を踏まえて、日本の設計技術書のうち中国・韓国の殿の形式に相当する仏堂の項目について、網羅的に記述内容を検討し、その特徴と韓国遺構との比較検討を行った。

  • 東アジア建築技術書の基礎的比較研究

    2019年  

     概要を見る

    本研究は、建築技術書の記述(規定)と遺構の比較に着目し、16世紀以降の東アジア木造建築圏の設計技術を比較するものである。日本の木割書、中国『工程做法則例』などの技術書に記述されている木造建造物の比例的設計技法を分析した上で、日本・中国・韓国の代表的建築遺構に見る寸法組成を考察し、東アジア木造建築の設計技術に見られる設計技術の同時代的成立過程および各国の特質性を解明することが目的である。研究は全体で3年を計画し、2019年度は資料収集に努めた。日本の設計技術書のうち中国・韓国の殿の形式に相当する仏堂の項目の収集を、研究出張を踏まえて実施し、これにより次年度以降の比較研究が可能となった。

  • クメール帝国の地方拠点遺跡と国土統治の空間構造に関する研究

    2018年   田畑幸嗣

     概要を見る

     本研究課題では、クメール帝国の寺院建立の様相や生産組織、設計計画、施工計画の様相などの学術的課題を解決するため、地方の巨大寺院遺跡を対象として調査を行った。2018年度は現在まで調査を行ってきた大プレア・カーン寺院、サンボー・プレイ・クック遺跡群の二地方遺跡を対象に現地調査を行った。いずれもアンコール時代に地方拠点遺跡として機能した重要遺構であり、精緻な実測調査に基づいた基礎資料の作成が急がれている。我々は崩壊の激しいこの二遺構において実測調査、目録作成のための記録調査を行い、地方遺跡の特性を把握するための基礎調査を行った。

  • 平安時代前期における古代律令的建築生産の変遷に関する研究

    2014年  

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    本研究は、平安時代前期に相当する9世紀から10世紀を対象に、建築生産史から見た造営状況の特徴について、前後代の奈良時代や平安時代後期との比較検討のうえ、明らかにすることが目的である。本年度の特定課題研究では、平安時代全般にわたって建築造営に関する事例収集とその整理に務めた。既往研究において挙げられている事例のほか、組織や人物、造営の実施事例を確認し、今後の考察のための足がかりとした。来年度はまずは9世紀の造営事情について継続して考察を行ってゆく。

  • 伝統的大工技術書における木割と図面の相関関係

    2014年  

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    本研究は、日本の伝統的木造建築技法が記された中世から近世にかけての技術書を対象として、記述された文章と描画された図との内容を読み解き、相互影響性等を考察することで、技術の表現や記録伝達の観点から、社会的影響性や歴史的変遷の意義を明らかにするものである。対象としては、鎌倉大工の活動の一環を追う目的で、鎌倉系統の大工組織・河内家の文書「鎌倉造営名目」における木割史料、鎌倉国宝館に所蔵されている絵図史料、実際に河内家が建造した横浜市戸塚区に現存する建築を取り上げ、相互比較を行った。結果、作成された絵図や仕様書などの建築図書の分析を通じて、技術書の汎用性、大工と彫工の職能の差などが明らかとなった。

  • 文化財建造物を対象とした光学測量機器調査による研究手法の開発

    2012年  

     概要を見る

    建築史学においては、古文書読解等による史料研究に加えて、建造物を直接確認する現地調査が基本的な研究方法であり、両側面からの研究成果を得ることが必要である。このうち後者の遺構調査に関しては、近年の技術開発に伴い、文化財保存科学等における分析機器のみならず、建造物の配置や形状の把握について、デジタル画像による写真測量法や、レーザー距離測量機、ポータブル三次元デジタルスキャナ等の光学測量機器の利用が始められつつある。このような機器の利用と、既存の建造物調査との融合を目的とする。本研究では、いたずらに新技術の適用に趣旨があるあるのではなく、かえって既往の調査方法からすれば、作業内容や用いる能力が異なるため、抵抗感も覚えなくもない。しかし、新技術を用いることで新たに判明した事実があることも確かである。したがって本研究課題では、特に三次元スキャン調査を中心に、これら光学測量機器の調査への貢献の度合いを測り、かつ適切な機器の使用方法の確立や、機器自体の工夫や開発を視野に入れて、試行的に行うものである。具体的な研究の目的は、前年度に取得した三次元データの統合処理と分析、および、新たに文化財建造物の三次元スキャン調査を実施することであった。しかし、後者に関しては目的に適した文化財の調査機会が得られなかったため、前者に集中して行った。後者に関しては、継続して調査現場の協力を求めてゆく。研究成果は、以下に箇条書きにして述べる。1. 出力形態、成果のアウトプットについての注意まずは、調査の目的に則して調査精度を定める必要がある。建造物として1mm以下の精度を求めなければ稜線すなわち部材の境界線・輪郭線は定まらないが、すべての部材においてその精度でもってスキャニングを行うことは、多くの時間、調査労力、データ容量が求められる。また、アウトプットを三次元モデルとして示すならば、すべての表面に対してスキャニングを行い、完全な三次元データを作製する必要がある。しかし、特に木造文化財では、軒の垂木に象徴されるように、一点から視認することができる面は限られており、小刻みにスキャナを移動させてその都度スキャンを行う必要があり、多くの労力を要する。したがって、出力媒体が図面であるならば、遺構すべてに対してスキャニングを行わず、その図面に必要となる線や面に限って実施する方が効率的である。2. 現況情報への注意三次元スキャンで得られる情報は、精確な現況、すなわち破損状況である。これに対し、一般に文化財建造物のアウトプットである調査図面では、水平や鉛直、直線、平滑面、等間隔などの見なしや操作によって作製される。それらは、伝統的に培われた設計技法の意図をもって行っており、誤差・公差を越えて、建造時の意図を優先するものである。一律な三次元スキャンではそれら技法に関する考察や知識がなくともアウトプットが得られるため、注意が必要である。3. データ処理・データ利用の注意三次元スキャン調査の作業は、現地での測量性能のみではなく、スキャンデータの編集が必要である。編集ソフトによる原データ(点群データ)の編集作業性、PCのCPU等に関する処理速度の性能、グラフィックボード等に関する画像処理の性能などが、いずれも直接的に調査事項に関わる。また、デジタルデータであるため実態はなく、基本的にディスプレイ上のみでの利用となる(三次元プリンタの利用は現状では現実的ではない)。伝統的調査方法では、 現場で確認し、現地で同時に野帳という成果物があり、検証が可能である。また三次元スキャンは、形状把握のみが中心となり、材質、痕跡などの把握までは不可能である。4. オペレーティング体制の注意既往の文化財調査の方法は、基本的には伝統的な建築技法を追体験するものであった。しかし、三次元スキャナを用いた調査では、上記のように情報学に基づく異なる能力が必要となり、既存の文化財調査に求められる能力とは別のものである。以上、必ずしも三次元スキャナを用いた調査は、一概に効率が良いとは限らず、汎用性が高いとは言い切れない。足場が組めない、環境が危険であるなどの、作業員による直接的な調査ができない場合、遺構に触れられない場合(劣化が激しい等)、測量時間に制限がある場合等、特殊な条件下では効率的であると考えられる。しかし、三次元スキャン調査のみではなく、既往の方法との組み合わせや、ほかの調査器具と併用すること等によって、文化財調査が有意義に進む可能性がある。三次元スキャナは、得られるものは点群データなので、見方によっては高速自動型のトータルステーションとも捉えうる。中空、高所などの基準であるべき建築部位の座標情報を効率よく把握することが可能である。また、トータルステーションのように特定の基準点を設定して追う手間も省ける。例えば、調査ではまず視認によるスケッチを行い、その後にスケッチに測量寸法値や痕跡などの調査事項を記入するという段階を踏むが、スケッチを行う作業と並行して三次元スキャンを実施し、同時に組み合わせるなどスケジュールを組めば、時間や人員の短縮にもつながる可能性などが挙げられる。今後は、まずはデータの分析結果をまとめた論文の発表と、上記考察検討に基づく三次元スキャン調査の実施を目指す。

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