Updated on 2024/12/08

写真a

 
NAKANO, Shigeru
 
Affiliation
Affiliated organization, Waseda University Senior High School
Job title
Teacher (Affiliated Senior High School)
Degree
Doctor of Letters ( 2004.01 Paris 8 University )
修士(文学) ( 1996.03 青山学院大学大学院文学研究科フランス文学・語学専攻 )
DEA(専門研究課程) ( 1995.10 トゥールーズ第II大学 )
文学修士 ( 1994.10 トゥールーズ第II大学 )
文学士 ( 1990.03 早稲田大学第一文学部 )

Research Experience

  • 2019.04
    -
    Now

    Meiji University   School of Arts and Letters

  • 2009.04
    -
    Now

    早稲田大学高等学院   仏露語科   教諭

  • 2006.09
    -
    Now

    早稲田大学文学学術院   非常勤講師

  • 2014.04
    -
    2018.03

    Showa Women's University

  • 2006.04
    -
    2011.03

    早稲田大学教育学術院   非常勤講師

  • 2008.04
    -
    2009.09

    アテネフランセ   非常勤講師

  • 2006.04
    -
    2009.03

    Aoyama Gakuin University

  • 2006.04
    -
    2009.03

    早稲田大学政治経済学術院   非常勤講師

  • 2007.06
    -
    2008.03

    早稲田大学文学部大学院文学研究科   非常勤講師

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Education Background

  • 1996.04
    -
    2006.03

    早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士後期課程  

  • 1997.10
    -
    2004.01

    パリ第VIII大学   大学院 フランス文学研究科(フランス政府給費留学生)  

  • 1991.04
    -
    1996.03

    青山学院大学   大学院文学研究科   フランス文学・語学専攻 博士前期課程  

  • 1994.10
    -
    1995.10

    トゥールーズ第II大学   大学院フランス文学研究科   専門研究課程(D.E.A.)  

  • 1993.10
    -
    1994.10

    トゥールーズ第II大学   大学院フランス文学研究科   修士課程  

  • 1993.10
    -
    1994.07

    トゥールーズ第II大学   外国人対象フランス語研究学部   高等フランス語研究課程  

  • 1986.04
    -
    1990.03

    Waseda University   School of Letters, Arts and Sciences I  

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Committee Memberships

  • 2021.05
    -
    Now

    日本フランス語教育委員会  SJDF奨励賞特別委員会副委員長

  • 2012.05
    -
    Now

    日本フランス語教育学会  理事

  • 2018.06
    -
    2021.06

    日本フランス語教育学会  初中等教育委員会委員長

  • 2018.06
    -
    2021.06

    日本フランス語教育学会  副会長

  • 2017.06
    -
    2018.06

    日本フランス語教育学会  総務

  • 2015.05
    -
    2017.06

    日本フランス語教育学会  幹事長

  • 2006.10
    -
    2012.09

    日仏教育学会  幹事

  • 2008.05
    -
    2012.05

    フランス語フランス文学会  フランス語教育国内スタージュ準備委員

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Professional Memberships

  • 2009.05
    -
    Now

    日本フランス語教育学会

  • 2004.05
    -
    Now

    日本フランス語フランス文学会

  • 1996.03
    -
    Now

    日仏教育学会

Research Areas

  • European literature

Research Interests

  • 19世紀フランス文学

  • フランス語教育

  • フランス啓蒙思想

  • フランス教育社会学

Media Coverage

  • 『Français dans le monde』415号において、日仏間の国際交流活動についての記事掲載

    Newspaper, magazine

    Français dans le monde 415号  

    2018.01

  • TV5monde の番組内で日仏間の国際交流活動を紹介するインタビューが放映

    TV or radio program

    TV5 monde   Destination Francophonie  

    2018.01

 

Papers

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Books and Other Publications

  • アン・プロジェー『フランス語の学習指針』に基づくフランス語教材

    野澤督, 武井由紀, 茂木良治, 菅沼浩子, 中野茂, 松川雄哉, 山田仁( Part: Joint author)

    トレフル出版  2024.03

  • フランス語の学習指針 : 日本の中等教育におけるフランス語教育のために ver.2.0

    武井, 由紀, 野澤, 督, 茂木, 良治, 菅沼, 浩子, 中野, 茂, 松川, 雄哉, 山田, 仁( Part: Joint author)

    トレフル出版 (夢舎工房)  2022.03 ISBN: 9784909912091

  • フローベール文学と「現代性」の行方

    松澤, 和宏, 小倉, 孝誠( Part: Contributor)

    水声社  2021.10 ISBN: 9784801006027

  • フランス語の学習指針~日本の中等教育におけるフランス語教育のために-ver. 1.0-

    野澤督, 武井由紀, 茂木良治, 菅沼浩子, 中野茂, 松川雄哉, 山田仁

    2019.03

  • ハイチ女へのハレルヤ

    Dépestre, René, 立花, 英裕, 後藤, 美和子, 中野, 茂( Part: Joint translator)

    水声社  2018.06 ISBN: 9784801003392

  • フランス語の学習指針ー日本の中等教育におけるフランス語教育のためにーver.0.1

    武井由紀, 野澤督, 茂木良治, 菅沼浩子, 中野茂, 山田仁, 古石篤子

    2018.03 ISBN: 9784990585891

  • 近代フランス小説の誕生

    白川理恵, 中村英俊, 西牧和恵, 大場静枝, 石田雄樹, 高橋久美, 余語毅憲, 中島太郎, 中野茂( Part: Joint author, 第II部 4章 サドの継承者フロベール)

    水声社  2017.08 ISBN: 9784801002814

  • フランス語文法のスキーム = Schéma de la grammaire française

    倉方, 秀憲, 中野, 茂( Part: Joint author)

    アシェット・ジャポン,フゥヴェール出版 (発売)  2017.04 ISBN: 9784907970185

  • 家族システムの起源

    Todd, Emmanuel, 片桐, 友紀子, 中野, 茂, 東松, 秀雄, 北垣, 潔, 石崎, 晴己( Part: Joint translator)

    藤原書店  2016.07 ISBN: 9784865780727

  • 家族システムの起源

    Todd, Emmanuel, 石崎, 晴己, 片桐, 友紀子, 中野, 茂, 東松, 秀雄, 北垣, 潔( Part: Joint translator)

    藤原書店  2016.07 ISBN: 9784865780772

  • 中国古典文学

    Lévy, André, 中野, 茂, 宇野, 直人( Part: Sole translator)

    明徳出版社  2014.06 ISBN: 9784896199802

  • フランス語表現とことんトレーニング

    中野, 茂( Part: Sole author)

    白水社  2013.04 ISBN: 9784560086278

  • 最後の転落 : ソ連崩壊のシナリオ

    Todd, Emmanuel, 石崎, 晴己, 中野, 茂( Part: Joint translator)

    藤原書店  2013.01 ISBN: 9784894348943

  • ヴォルテールを学ぶ人のために

    植田, 祐次( Part: Contributor, 第二部 第四章 ヴォルテールの愛読書フロベールーー俗物オメー誕生への道程――)

    世界思想社  2012.12 ISBN: 9784790715788

  • いかに21世紀の複言語能力を育てるか : 中等教育における外国語 : 仏・独・中・韓・日 : 東アジアの中等教育におけるフランス語報告書

    立花, 英裕, 橘木, 芳徳, 飯田, 年穂, 北山, 研二, 山崎, 吉朗, 中野, 茂( Part: Joint editor)

    朝日出版社  2010.05 ISBN: 9784255005331

  • 30日で話せるフランス語会話

    中野, 茂( Part: Sole author)

    ナツメ社  2009.04 ISBN: 9784816346842

  • 12 mois en France

    中野, 茂, 鈴木, 隆芳( Part: Joint author)

    駿河台出版社  2009.04 ISBN: 9784411011114

  • 「人間」の系譜学 : 近代的人間像の現在と未来

    田上, 孝一, 黒木, 朋興, 助川, 幸逸郎( Part: Contributor)

    東海大学出版会  2008.11 ISBN: 9784486018001

  • 30日で学べるフランス語文法

    中野, 茂 (フランス文学)

    ナツメ社  2007.12 ISBN: 9784816344336

  • L'unite de la grammaire française

    鈴木, 隆芳, 中野, 茂( Part: Joint author)

    駿河台出版社  2007.04 ISBN: 9784411007599

  • ベストセラー世界の文学・20世紀 : あらすじとエッセイで味わう

    芳川泰久, 荻野哲矢, 中野茂( Part: Joint author, 「怪盗紳士リュパン」pp. 13-19 「グラン・モーヌ」pp. 29-33 「スタイルズ荘の怪事件」pp. 53-59 「エイジ・オブ・イノセンス」pp. 62-67 「ユリシーズ」 69-74 「グレート・ギャツビー」pp. 91-95 「西部戦線異状なし」 pp. 112-116 「怪盗レトン」pp. 119-123 「人間の条件」pp. 140-144 「権力と栄光」 pp. 168-172)

    早美出版社  2006.04 ISBN: 4860420314

  • Les réalités économiques et sociales dans l’œuvre de Gustave Flaubert――Madame Bovary et L’Education sentimentale――

    NAKANO Shigeru( Part: Sole author)

    ANRT  2004.01

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Presentations

  • 教科を横断したフランス語の授業の可能性を探る

    茂木良治, 武井由紀, 松川雄哉, 野澤督, 菅沼浩子, 中野茂, 山田仁

    日本フランス語教育学会2024年度大会 

    Presentation date: 2024.05

  • 内容重視型授業に向けた教材開発と実践報告

    茂木良治, 菅沼浩子, 武井由紀, 中野茂 野澤督, 松川雄哉, 山田仁

    第38回関西フランス語教育研究会 

    Presentation date: 2024.03

  • 多様な評価⽅法を取り⼊れたフランス語授業−『フランス語の学習指針』に基づいた授業の実践報告より−

    菅沼浩子, 中野茂, 茂木良治, 武井由紀, 野澤督, 松川雄哉, 山田仁

    日本フランス語教育学会 

    Presentation date: 2022.06

    Event date:
    2022.06
    -
     
  • 『フランス語の学習指針』のホームページ紹介とその活用法

    野澤督, 山田仁, 武井由紀, 茂木良治, 松川雄哉, 菅沼浩子, 中野茂

    第35回関西フランス語教育研究会 

    Presentation date: 2021.03

  • 学習指導案を共有する-『フランス語の学習指針』に基づく授業の指導案

    野澤 督, 武井由紀, 菅沼浩子, 茂木良治, 松川雄哉, 中野茂, 山田仁

    第3回フランス語教授法研究会 

    Presentation date: 2020.12

  • 新型コロナ下の高等学校におけるフランス語オンライン授業の現状と展望

    中野茂, 松田雪絵, 櫻木千尋, 菅沼浩子

    第3回フランス語教授法研究会 

    Presentation date: 2020.12

  • フランスからの高校生受け入れプログラムの検証と考察

    中野茂, 菅沼浩子

    第2回フランス語教授法研究会 

    Presentation date: 2019.12

  • 日本の中等教育におけるフランス語教育を考える-『フランス語の学習指針』ver. 1.0 完成報告-

    茂木良治, 中野茂, 武井由紀, 菅沼浩子, 野澤督, 松川雄哉, 山田仁

    日本フランス語教育学会 

    Event date:
    2019.06
    -
     
  • 社会文化的項目を取り入れた授業デザイン -「フランス語の学習指針

    茂木 良治, 武井 由紀, 野澤 督, 菅沼 浩子, 中野 茂, 山田 仁, 松川 雄哉

    第33回関西フランス語教育研究会 

    Presentation date: 2019.03

  • L’enseignement du français dans les lycées japonais – bilans et perspectives

    NAKANO Shigeru

    Colloque international 2018 de l’APFT 

    Event date:
    2018.11
    -
     
  • フランス語教育の今日的意義と緊急課題

    武井由紀, 山崎吉朗, 中野茂, 野澤督, 茂木良治

    日本フランス語フランス文学会ワークショップ 

    Presentation date: 2017.10

  • Le Réseau franco-japonais des lycées "Colibri" : ses activités ces dernières années et la collaboration entre le Japon et la France

    NAKANO Shigeru

    Le 4e congrès CAP FIPF 2017 

    Event date:
    2017.09
    -
     
  • Projet de réalisation d’un référentiel pour l’enseignement et l’apprentissage du français langue étrangère au Japon

    TAKEI Yuki, NOZAWA Atsushi, NAKANO Shigeru

    Le 4e congrès CAP FIPF 2017 

    Event date:
    2017.09
    -
     
  • 「フランス語の学習指針」の策定からアクティブラーニ ングを考える

    茂木良治, 武井由紀, 野澤督, 菅沼浩子, 中野茂, 古石篤子, 山田仁

    第31回関西フランス語教育研究会 

    Presentation date: 2017.03

  • 学習目標を明確にするために

    野澤督, 中野茂

    第30回獨協大学フランス語教授法研究会 

    Presentation date: 2016.12

  • 日本の中等教育におけるフランス語教育を考える-「フランス語学習の指針」策定作業中間報告(1)-

    武井由紀, 野澤督, 菅沼浩子, 中野茂, 茂木良治, 山田仁, 古石篤子

    日本フランス語教育学会 

    Presentation date: 2016.10

  • 日本の高校におけるフランス人留学生受け入れについて考える

    中野茂, 松田雪絵

    第30回関西フランス語教育研究会 

    Presentation date: 2016.03

  • フランス人留学生による高校生の教育活動活性化の例

    中野茂, 島田幸子, 鈴木典子

    第29回獨協大学フランス語教授法研究会 

    Presentation date: 2015.12

  • 日本の外国語教育はなぜ失敗するのか――フランス語を中心に

    中野茂

    第10回京都言語文化教育研究会 

    Presentation date: 2014.07

  • Colibri, programme d'échange bilatéral entre la France et le Japon –dix ans d'expérience –

    NAKANO Shigeru

    Colloque international Conjoint SCELLF-SDJF 

    Presentation date: 2013.10

  • 外国語教育の中高大接続・連携 その現状と展望

    中野茂

    獨協大学外国語教育研究所・慶應義塾大学外国語教育研究センター共催公開シンポジウム 

    Presentation date: 2012.12

  • エドガー・モランにおける「思考する」ということ

    中野茂

    2010度日仏教育学会年研究大会 

    Presentation date: 2012.10

  • 文学の学びかたいろいろ:文学の授業におけるFELのノウハウの活用

    西川葉澄, 高瀬智子, 中野茂

    第25回獨協大学フランス語教授法研究会 

    Presentation date: 2011.12

  • 教室でのゲームおよびクイズの導入の問題点と可能性

    明石信子, 中野茂, 西川葉澄

    第24回獨協大学フランス語教授法研究会 

    Presentation date: 2010.12

  • フランスによるフランコフォニー推進政策の現状と展望

    中野茂

    2010度日仏教育学会年研究大会 

    Presentation date: 2010.10

  • 日本の外国語教育はなぜ失敗するのか

    言語文化教育学会公開シンポジウム 

    Presentation date: 2010.06

  • Le français dans les lycées japonais : situation actuelle et quelques points à discuter

    NAKANO Shigeru

    Les deuxièmes assises du français en Asie du Nord-Est 

    Presentation date: 2010.04

  • 大学予備登録の改革にみるフランスの新動向

    中野茂

    早稲田大学教育総合研究所初年次・導入教育研究会 

    Presentation date: 2007.09

  • フランスの初等教育カリキュラムの新動向――« 世界を発見する »をめぐって――

    中野茂

    日仏教育学会研究発表会 

    Presentation date: 2006.12

  • フランスの大学における初年次教育の概要とその問題点

    中野茂

    早稲田大学教育総合研究所 初年次・導入教育研究会 

    Presentation date: 2005.09

  • 19世紀中葉, フランスの文学作品にみる教師像についての考察

    中野茂

    2005年度日仏教育学会研究大会 

    Presentation date: 2005.09

  • 『ボヴァリー夫人』における「語り手の声」について

    中野茂

    2005年度日本フランス語フランス文学会春季全国大会 

    Presentation date: 2005.04

  • フロベールの小説空間における「音」の社会性――『ボヴァリー夫人』――

    中野茂

    2004年度日本フランス語フランス文学会春季全国大会 

    Presentation date: 2004.05

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Research Projects

  • An investigation of school-based comprehensive health education curriculum in EU and other counties: Schools working together with communities

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2014.04
    -
    2018.03
     

    Akahoshi Mayumi, ASAKURA Takashi, TOMOKAWA Sachi, NAKANO Shigeru, RICHTERS Naoko, HORIKE Kaori, MIYAKE Kimihiro

     View Summary

    With the development of high-speed information communications technology and high levels of urbanization, the living environment in which children grow up today has changed dramatically compared to even three decades ago. Given this situation, there is an urgent need to create new support structures for children and young people. This study focused on education and health, and sought to understand how schools in Europe and Canada are implementing a ‘whole school approach’ to health promotion. We carried out field work in six countries in schools representing three linguistic cultural heritages: French, English and German. We investigated how school-based health education and health promotion is framed in policy in each country, and how it is delivered in schools through formal curriculum and a settings approach. We were able to map out the differences and similarities in approaches as well as identify on-going challenges.

  • French New Education Movements and Pedagogical Innovations for Primary School Education : Focus on the School-local Community Cooperation

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2008
    -
    2012
     

    AKAHOSHI Mayumi, FUKAZAWA Hiroaki, YOSHIDA Nariakira, YAGI Hidefumi, OHMURA Maiko, KUMAI Shota, FUJISAKI Noriko, NAKANO Shigeru, HORIKE Kaori, FUKAZAWA Etsuko

     View Summary

    The "3 cycles" system of French primary school was defined and introduced by the1989 Fundamental Law of Education. This research is aimed at considering the meaning and background of the formation of "3 cycles". Educational policy regarding "3 cycles" was led as a result of long educational movements and experiments in French public schools. This research has examined especially the nature and role of the local-community who supported the pedagogical innovations in public schools.

Misc

  • 日仏高等学校ネットワークコリブリ(COLIBRI)の試練と挑戦

    中野茂

    APEF通信    2023.04

  • ボヴァリー夫人』におけるヴォルテールの影響―寛容をめぐる闘いー

    中野 茂

    飛火   ( 63 ) 23 - 33  2022.12

  • 『エミール』の『ボヴァリー夫人』への影響―指物師夫妻の例―

    中野茂

    銅鑼   ( 69 ) 8 - 15  2021.09

  • 『フランス語の学習指針』のホームページ紹介とその活用法

    野澤 督 武井 由紀 茂木 良治 山田 仁 菅沼 浩子 松川 雄哉 中野 茂

    Rencontres   ( 35 ) 100 - 104  2021.07

    Meeting report  

    CiNii

  • 新型コロナ下の高等学校におけるフランス語オンライン授業の現状と展望

    中野茂, 松田雪絵, 櫻木千尋, 菅沼浩子

    第3回フランス語教授法研究会報告     52 - 57  2020.12

    Authorship:Lead author

    Meeting report  

  • フロベールは『新エロイーズ』をいかに読んだか―恋愛対象の理想化と禁じられた官能の行方―

    中野茂

    銅鑼   ( 68 ) 39 - 47  2020.01

  • フランスからの高校生受け入れプログラムの検証と考察

    中野茂, 菅沼浩子

    第2回フランス語教授法研究会報告     24 - 28  2019.12

    Authorship:Lead author

    Meeting report  

  • フランス語、中等教育の現場から 日仏高等学校ネットワークコリブリ②

    中野茂

    ふらんす     42 - 43  2019.07

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フロベールによる『人間不平等起源論』の読解

    中野茂

    銅鑼   ( 67 ) 61 - 71  2019.01

  • 社会文化的項目を取り入れた授業デザイン : 「フランス語の学習指針」を活用して—La boite a outils du professeur

    茂木 良治, 武井 由紀, 野澤 督, 菅沼 浩子, 中野 茂, 山田 仁, 松川 雄哉

    Rencontres   ( 33 ) 27 - 31  2019

    CiNii

  • フランス語教育の今日的意義と緊急課題

    武井由紀, 山崎吉朗, 中野茂, 野澤督, 茂木良治

    日本フランス語フランス文学会 cahier   ( 21 ) 13 - 17  2018.03

    Meeting report  

  • フロベールとルソー(二)

    中野茂

    銅鑼   ( 66 ) 3 - 12  2017.12

  • 「フランス語の学習指針」の策定からアクティブラーニングを考える—L'apprentissage actif et l'enseignement des langues etrangeres

    茂木 良治, 武井 由紀, 野澤 督, 菅沼 浩子, 中野 茂, 古石 篤子, 山田 仁

    Rencontres   ( 31 ) 35 - 39  2017

    CiNii

  • 基調講演 学校における教育、健康、ウエルビーイング : 全生徒の成功と市民性教育の今日的挑戦—2017年度研究大会 ; 2017年度シンポジウム すべての子どものbien-etreに関する保障・予防教育

    ディディエ ジュルダン 著, 中野 茂 訳

    日仏教育学会年報 = Annales de la Société Franco-Japonaise des Sciences de l'Education / 日仏教育学会 編   ( 25 ) 18 - 32  2017

    CiNii

  • フロベールとルソー(一)

    中野茂

    銅鑼   ( 65 ) 3 - 12  2016.12

  • フランス人留学生による高校生の教育活動活性化の例

    中野茂, 島田幸子, 鈴木典子

    第29回獨協大学フランス語教授法研究会報告     44 - 46  2016.03

    Authorship:Lead author

    Meeting report  

  • フロベールにおけるサドの影響(三)――『ジュスティーヌまたは美徳の不幸』の影――

    中野茂

    銅鑼   ( 64 ) 48 - 55  2015.12

  • フロベールにおけるサドの影響(二)――十九世紀のサド受容の一例としてのジュール・ジャナン――

    中野茂

    銅鑼   ( 63 ) 70 - 77  2014.12

  • フランス語の反射神経を鍛える12――情報交換

    中野茂

    ふらんす     22 - 23  2014.03

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フランス語の反射神経を鍛える11――口頭での自己紹介

    中野茂

    ふらんす     22 - 23  2014.02

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フランス語の反射神経を鍛える10――日常生活のさまざまな場面

    中野茂

    ふらんす     24 - 25  2014.01

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フロベールにおけるサドの影響(一)――書簡集を中心に――

    中野茂

    銅鑼   ( 62 ) 1 - 7  2013.12

  • フランス語の反射神経を鍛える9――駅などのアナウンス

    中野茂

    ふらんす     22 - 23  2013.12

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フランス語の反射神経を鍛える8――「簡単で簡潔なポストカード」の構造2

    中野茂

    ふらんす     22 - 23  2013.11

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フランス語の反射神経を鍛える7――「簡単で簡潔なポストカード」の構造

    ふらんす     22 - 23  2013.10

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フランス語の反射神経を鍛える6――何を書かなくてはならないのか

    中野茂

    ふらんす     22 - 23  2013.09

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フランス語の反射神経を鍛える5――問題のパターンを予想しよう

    中野茂

    ふらんす     23 - 24  2013.08

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フランス語の反射神経を鍛える4――社会文化的なコンテクスト

    中野茂

    ふらんす    2013.07

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フランス語の反射神経を鍛える3――語彙のネットワーク化

    中野茂

    ふらんす     22 - 23  2013.06

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フランス語の反射神経を鍛える2――探知活動

    中野茂

    ふらんす     22 - 23  2013.05

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • フランス語の反射神経を鍛える1――街のメッセージを読み解く

    中野 茂

    ふらんす     54 - 55  2013.04

    Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)  

  • 作家誕生への道のり――フロベールの『東方旅行』――

    中野茂

    銅鑼   ( 61 ) 101 - 109  2012.12

  • 文学の学びかたいろいろ:文学の授業におけるFELのノウハウの活用

    西川葉澄, 高瀬智子, 中野茂

    第25回獨協大学フランス語教授法研究会報告     73 - 76  2012.03

    Meeting report  

  • ボヴァリー夫人の小旅行について

    中野茂

    銅鑼   ( 60 ) 104 - 115  2011.12

  • 教室でのゲームおよびクイズの導入の問題点と可能性—Utilisation des jeux dans la classe de langue—第24回獨協大学フランス語教授法研究会 報告

    中野 茂, 明石 伸子, 西川 葉澄

    独協大学外国語教育研究 = Dokkyo University studies in foreign language teaching   ( 29 ) 58 - 60  2011.03

    CiNii

  • ボヴァリー夫人』における越境をめぐる一考察――エマとオメーの夢見た越境――

    中野茂

    銅鑼   ( 59 ) 97 - 112  2010.12

  • シンポジウム報告 『人間の系譜学』(東海大学出版会2008)出版によせて

    松浦, 寛, 田上, 孝一, 助川, 幸逸郎, 中野, 茂, 黒木, 朋興

    Les Lettres françaises   ( 29 ) 61 - 65  2009.07

     View Summary

    記事種別: 会議・学会報告・シンポジウム

    CiNii

  • コレージュにおける科学・テクノロジー統合教育(EIST)--4年にわたる実験(2006-2010)の総括—[日仏教育学会]2009年度研究大会 ; 科学教育の今日的課題--子どもの理数離れをどうするか

    Beatrice Salviat, 中野 茂

    日仏教育学会年報 = Annuales de la Societe Franco-Japonaise des Sciences de l'Education / 日仏教育学会 編   ( 16 ) 27 - 35  2009

    Other  

     View Summary

    資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト

    CiNii

  • 大学予備登録の改革にみるフランスの新動向

    中野茂

    大学における初年次・導入教育最終報告 (早稲田大学教育総合研究所)     193 - 202  2007.03

  • Dazai O.〔含 フランス語原文〕—特集 春季企画 Dazai O.--太宰治とその生涯をめぐって

    Gilles Sionnet, Marie-Francine Le Jalu, 中野 茂

    立命館言語文化研究 / 立命館大学国際言語文化研究所 [編]   18 ( 1 ) 5 - 20  2006.08

     View Summary

    記事種別: 翻訳

    CiNii

  • 近年のフランスの大学における初年次教育とその限界――「オリエンテーション学期」と「新入生歓迎週間」を中心に――

    中野茂

    大学における初年次・導入教育中間報告 (早稲田大学教育総合研究所)     78 - 87  2006.03

  • 『ボヴァリー夫人』における「語り手の声」について

    中野 茂

    フランス語フランス文学研究   88   168  2006

    DOI CiNii

  • フランスにおける新入生いじめ:1997年

    中野 茂

    日仏教育学会年報   ( 4 ) 180 - 181  1998.03

    Article, review, commentary, editorial, etc. (scientific journal)  

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Syllabus

Teaching Experience

  • 授業デザイン論(仏語

    明治大学文学部  

    2019.04
    -
    Now
     

  • フランス語科教育法

    明治大学文学部  

    2019.04
    -
    Now
     

  • フランス語で発信する

    早稲田大学文学学術院  

    2013.04
    -
    Now
     

  • 上級フランス語講読

    明治大学文学部  

    2022.04
    -
    2024.03
     

  • フランス集中イマ―ジョン

    昭和女子大学  

    2016.04
    -
    2017.03
     

  • フランス文化研究

    昭和女子大学  

    2016.04
    -
    2017.03
     

  • 思想教育研究

    早稲田大学教育学術院  

    2007.04
    -
    2010.03
     

  • ツールとしてのフランス語

    早稲田大学教育学術院  

    2008.04
    -
    2009.03
     

  • フランス語演習

    早稲田大学教育学術院  

    2008.04
    -
    2009.03
     

  • フランス文学講義

    早稲田大学大学院文学研究科  

    2007.09
    -
    2008.03
     

  • フランス語の資格をめざす

    早稲田大学文学学術院  

    2007.04
    -
    2008.03
     

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Sub-affiliation

  • Faculty of Letters, Arts and Sciences   School of Humanities and Social Sciences

Internal Special Research Projects

  • フランスからの留学生受け入れプログラムの検証と考察:日仏高等学校ネットワ―クの例

    2023  

     View Summary

      高等学校における外国語教育の現場では、教育の質を高めるための様々な試みが行なわれ、申請者自身も学会や研究会などで様々な取り組みを発表する機会を持ってきた。その中で最も効果的なものが海外で学習言語を学ぶことができ、また海外の生徒を受け入れることのできる交換留学プログラムである。このプログラムは単に語学の能力向上、さらにはモチベーション向上にとどまらず異文化理解を深める可能性を秘めている。  申請者の勤務校である早稲田大学高等学院は、日仏あわせて約60の高校が加盟している日仏高校ネットワーク・コリブリに2010年度より加盟し、2011年度より毎年フランスの高校との交換留学を行っている。申請者は、同学院の加盟時よりコリブリによる短期交換留学プログラムを担当しており、また2014年度より同ネットワークの日本側代表を、さらには2021年度より短期留学プログラムのアンケート担当を務めている。このプログラムを進化させるためにも同プログラムの検証を行う必要がある。それゆえ、本年度は同ネットワークの短期交換留学プログラムの参加者を対象にアンケート調査の集計と分析を行った。  2023年度は、10月から11月にかけて37名のフランス人高校生を日本各地の高校(14校)に3週間受け入れ、3月に36名の日本人をフランス各地の高校(12校)に3週間派遣した。どちらのアンケートにも全生徒が回答した。秋のフランス人受け入れアンケートに関してはすでに2024年1月に開催された日本側日仏高等学校・コリブリ総会の場で概要を説明した後に、フランスの高校の教員と共有した。今後は、日本人高校生のフランス派遣アンケートの分析も含めて、2回のアンケート結果をより詳細に分析していく必要がある。このようにして得られたアンケート結果の分析を研究会などの場で発表し、発表の場での議論を踏まえて、プログラムをよりよいものへと進化させていく。

  • ギュスターヴ・フローベールの作品における18世紀フランス啓蒙思想家の影響

    2023  

     View Summary

     本研究では、近代小説を完成させたと言われているギュスターヴ・フロベール(1821-1880)の代表作『ボヴァリー夫人』(1857)における18世紀フランス啓蒙思想家の影響の射程の解明を、〈神の摂理〉という概念に注目して行った。 従来フロベールは、19世紀の枠の中から、あるいは20世紀文学への影響という観点から論じられることが多かった。しかしながら、さまざまな資料から明らかになりつつあるように、フロベールは18世紀というパラダイムの中で思考し、執筆した作家であった。それゆえ、申請者は2009年よりフロベールと18世紀文学・思想との関係についての研究を展開してきた。しかしながら、啓蒙主義思想家達の〈神の摂理〉理解がフロベールに与えた影響に関しては、いまだ検証が進んでいない。  18世紀中頃の啓蒙思想家、とりわけルソーにおいて〈神の摂理〉と〈自由意志〉の関係は世界理解の一つの鍵をなしていた。またヴォルテールも〈神の摂理〉を意識した作品を残している。このような、18世紀啓蒙思想の影響を色濃く受けた〈神の摂理〉という本来は宗教的であった概念は、フランスの地方の風俗を描いた『ボヴァリー夫人』において非宗教化することで社会活動への影響力を増し、決定稿や草稿において、とりわけ小説の重要なシーンにおいて頻出する。それゆえ本研究では、19世紀半ばの社会を描いた小説において作中人物に対して〈神の摂理〉がどのような射程を持っているのかを検証した。  〈神の摂理〉は議論や司祭の宗教活動の場にとどまらず、作中人物の意識や無意識の中に存在し、この小説のテクスト空間に潜在化・顕在化して、地方の風俗を描いた小説の通奏低音をなしている。のみならず、〈神の摂理〉はボヴァリー夫人の破滅の場面において仮借なき力として小説世界を支配し、エマを操り人形のように動かしている。こうして、〈神の摂理〉という決定論が作家の世界観に取って代わられる様子がうかがえる。

  • 百科全書派がフロベールの作品に与えた影響

    2022  

     View Summary

     本研究では、近代小説を完成させたと言われているフロベール(1821-1880)の代表作『ボヴァリー夫人』(1857)における百科全書派の影響の射程の解明を行った。  18世紀中頃の啓蒙主義知識人の多くが参加した『百科全書』(1751-1772)は、ボヴァリー夫人の死という小説の重要な場面でこの作品が言及されているのみならず、百科全書派の思想の影響は小説の薬剤師オメーのディスクールを通して小説の隅々にまで及んでいる。  それゆえ本研究では、19世紀半ばの社会を描いた小説における百科全書派の思想と当時の宗教権力の闘いの有り様を、その闘いの象徴と言われる18世紀の3件の冤罪事件(〈カラス事件〉、〈ラ・バール事件〉、〈シルヴァン事件〉)に焦点を当て、小説の決定稿のみならず草稿を比較検討することで解明した。

  • ルソーのギュスターヴ・フロベール対する影響-ルソーの自伝的作品を中心に-

    2021  

     View Summary

    本研究では、ルソーの自伝的作品の『ボヴァリー夫人』に対する影響の解明を行った。ルソーの自伝的作品の特徴を成している感情の吐露からの脱却と、作家個人の感情や考えを作品中で表明せず、ただ描写するという、新しい文学観の構築こそが『ボヴァリー夫人』執筆の過程で試みられていたことであった。一方で小説中、ルソーの自伝的作品はイデオロギー的に対立する勢力の双方から援用されている。ルソー自身が『告白』の中で弁明している自己矛盾を、『ボヴァリー夫人』の物語の中に取り入れることで、当時のアンビバレントなルソー理解を小説中に反映させるのみならず、ボヴァリー夫妻の物語の不協和音を構成している。

  • ルソーのギュスターヴ・フロベール対する影響―ルソーの教育論を中心に―

    2020  

     View Summary

     本研究では、近代小説を完成させたフロベールの代表作『ボヴァリー夫人』(1857)におけるルソーの教育論『エミール』(1762)の影響の射程の解明を行った。 フロベールが『ボヴァリー夫人』執筆中に『エミール』を精読していたこともあり、子どもは乳母に預けることなく母親が育てるべきだという『エミール』の中で展開されるルソーの教育思想は、『ボヴァリー夫人』の決定稿や下書き原稿中で幾度も言及されている。その意味で、ボヴァリー夫妻の子どもの乳母への預け入れの場面は、フロベールの小説とルソーの教育思想が交差する場面と言っても過言ではない。それゆえ、本研究では『エミール』の影響を色濃く受けた乳母のシーンの分析を試みた。

  • 新型コロナ下における中等教育のフランス語オンライン授業の検証と展望

    2020   菅沼浩子

     View Summary

     2020年度1学期は日本のほとんどの高等学校が、一部もしくは全部の授業をオンラインで展開せざるを得ないという状況に追い込まれた。このような厳しい状況において、各校のフランス語の教員がいかにオンライン授業に対応し、またオンラインというツールを活用していったかを検証した。とりわけ、カリタス女子高等学校、早稲田大学高等学院、伊奈学園総合高等学校、アサンプション国際高等学校におけるオンライン授業の概要ならびに課題と展望を示した。 研究の成果は、第3回フランス語教授法研究会において発表され、会場からも様々な質問や意見が出て、活発な議論が行われた。概要は日本フランス語教育学会(SJDF)のHPに掲載されている。

  • 中等教育におけるフランス語教育の課題と展望ーフランスからの留学生受け入れプログラムの検証と考察ー

    2019   菅沼浩子

     View Summary

     本研究では、フランスからの高校生の短期受け入れの現状およびその課題を浮き彫りにし、課題解決に向けてのさまざまな取り組みを示しつつ今後の海外からの高校生受け入れの質的向上に向けての展望を示した。 本研究では、29校におよぶ日仏高等学校ネットワーク・コリブリ加盟校を研究対象にしつつ、とりわけ今回は早稲田大学高等学院およびアサンプション国際高等学校に焦点を当てた。 研究の成果は日本フランス語教育学会(SJDF)と在日フランス大使館−アンスティチュ・フランセ日本の共催で2019年12月に開催された第2回フランス語教授法研究会において発表し、会場からも様々な質問や意見が出て、活発な議論が行われた。概要はSJDFのHPに掲載予定である。

  • ルソーのギュスターヴ・フロベール対する影響-ルソーの小説を中心に-

    2019  

     View Summary

     本研究では、ルソーの『新エロイーズ』がフロベールの同時代小説に与えた影響を検証した。書簡集や作品(草稿の段階も含む)中での『新エロイーズ』に関する言及とその影響について検証した後に、フロベールが『新エロイーズ』の精読の際に自ら行った書き込みの精査を通して、この作品が作家の同時代小説に与えた影響の射程を明らかにした。 本研究により、フランス・ロマン主義文学の源流と言われ、プラトニックな愛を謳った『新エロイーズ』の影響を色濃く受けながらも、フロベールが独自の視点で新たな小説観を打ち立てていくプロセスを検証することができた。 この研究成果に関しては、『Etudes françaises』第27号(2020年3月発行)に掲載された。

  • ルソーのギュスターヴ・フロベールに対する影響

    2017  

     View Summary

     本特定課題研究においては、フロベールが記した『社会契約論』の読書ノートを詳細に検証することで、ルソーのフロベールに対する影響の射程に迫った。 フロベールの読書ノートは、大部分が『社会契約論』の忠実な要約から構成されているが、時折挟み込まれる批判的コメントから、フロベールがルソーと袂を分かった点が浮かび上がってくる。批判的注釈の多くは、歴史考証の視点から、さらには政治的な視点から行われている。とりわけ、フランス革命前の社会を生きたルソーはその著作の中で、「平等」概念に基づく社会の再構成を提案した一方で、フランス革命から半世紀以上経過した19世紀後半を生きたフロベールは、押し寄せる「低いレベルでの平等」への最後の砦として理想的な小説世界の構築を目指していた。ルソーの思想が平等を標榜する共和国を生み出したという意味で、フロベールはすべての問題の根源をルソーに見て取っていたことが分かる。

  • マルキ・ド・サドのギュスターヴ・フローベルに対する影響 -初期作品を中心に-

    2015  

     View Summary

      ギュスターヴ・フロベールは18世紀というパラダイムの中で思考し執筆した作家であったにもかかわらず、従来のフランス文学史の中では19世紀文学の枠の中から(「近代小説を完成させた」)、あるいは20世紀文学への影響(「現代小説の源流をなす」)という観点からもっぱら論じられてきた。そのため報告者は2009年よりフロベールと18世紀文学との関係性についての研究を開始し、ヴォルテールやベルナルダン・ド・サン=ピエールがフロベールに与えた影響、さらにはサドの作品がフロベールの青年期に与えた影響を解明してきた。  今回の特定課題研究において、報告者はサド作品の生涯にわたってのフロベールに対する影響、とりわけ創作姿勢や世界観に対する射程を、先行研究はもちろんのこと、フロベールの書簡集、創作ノート(『カルネ』)などにもとづき解明した。  当時の社会状況を反映して、フロベールの作品ではサド作品の影響はほぼ隠ぺいされているが、友人への手紙の中ではサドの作中人物の名前が頻繁に現れる。それゆえ今回の特定課題研究においては、書簡の中で言及される作中人物群というサドの痕跡をたどり、さらにはサド論が展開されている書簡集や創作ノート(『カルネ』)を紐解くことで、フロベールとサドの思想の接点を探った。  今後はヴォルテール、ベルナルダン・ド・サン=ピエール、サドをのぞけば、フロベールに最も大きな影響を与えた作家・思想家ルソーとの影響関係を解き明かす必要があるであろう。

  • 海外からの留学生受け入れプログラムの検証と考察:日仏高等学校ネットワークの例

    2015   松田雪絵

     View Summary

     グローバル人材の養成の必要性が叫ばれている昨今、多くの高校が生徒を海外へ送り出しているのみならず、海外から多くの留学生を受け入れている。しかしながら、留学生の受け入れの数的増加に対して、質的な向上が伴っていないのも事実で、担当教員が自身の経験に基づいて行っていることが多く、教育実践の観点からみるとまだ試行錯誤の段階にとどまっている。 それゆえ今回の特定課題研究において、報告者は長年留学生の受け入れに現場で携わっている高校でのフランス語担当者と日本最大規模の二つのフランス語研究会で共同発表を行い、フランスからの留学生に具体的にどのように授業や教科外の活動に参加してもらうのか、さらには教育活動全般をいかに活性化していくのかという方策や戦略、さらには留学生受け入れ自体の意義も探った。

  • ギュスターヴ・フロベールにおける18世紀の作家の影響-マルキ・ド・サドのケース-

    2014  

     View Summary

    従来は19世紀文学の枠の中から、あるいは20世紀文学への影響という観点から論じられることが多かった19世紀フランスの作家ギュスターヴ・フロベールは、さまざまな資料から明らかになりつつあるように、18世紀というパラダイムの中で思考し執筆した作家であった。報告者は、これまでフロベールと18世紀の作家との影響関係を解明してきたが、今回はサド作品が青年期のフロベールに与えた影響を詳らかにした。19世紀において禁書とされていたにもかかわらず多くの作家に影響を及ぼしたサド作品の当時の受容の全貌を明らかにすることで、19世紀のフランス社会が文学に求める〈暗黙の役割〉を浮かびあがらせた。さらに、この〈暗黙の役割〉に対して青年フロベールがいかに対峙し、どのような〈文学的闘い〉を繰り広げていったかに迫った。

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