2024/12/21 更新

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ストウ シンヤ
周藤 真也
所属
社会科学総合学術院 社会科学部
職名
教授
学位
修士(社会学) ( 筑波大学 )
ホームページ

経歴

  • 2019年04月
    -
    継続中

    早稲田大学   社会科学総合学術院   教授

  • 2006年04月
    -
    2019年03月

    早稲田大学 社会科学総合学術院 助教授/准教授

  • 2004年04月
    -
    2006年03月

    早稲田大学 社会科学部/社会科学総合学術院 専任講師

  • 2003年04月
    -
    2004年03月

    一橋大学 大学院社会学研究科 助手

  • 2000年04月
    -
    2003年03月

    筑波大学 社会科学系 助手

  • 1999年04月
    -
    2000年03月

    筑波大学 社会科学系 技官(準研究員)

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学歴

  •  
    -
    1999年

    筑波大学   社会科学研究科   社会学専攻  

  •  
    -
    1993年

    筑波大学   第一学群社会学類   社会学主専攻  

所属学協会

  •  
     
     

    障害学会

  •  
     
     

    日本保健医療社会学会

  •  
     
     

    日本社会学史学会

  •  
     
     

    筑波社会学会

  •  
     
     

    早稲田社会学会

  •  
     
     

    経済社会学会

  •  
     
     

    日本現象学・社会科学会

  •  
     
     

    日本社会学理論学会

  •  
     
     

    関東社会学会

  •  
     
     

    日本社会学会

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研究分野

  • 観光学 / 社会学

研究キーワード

  • 理論社会学、知識社会学、観光社会学

 

論文

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書籍等出版物

  • 社会学のつばさ:医療・看護・福祉を学ぶ人のために

    周藤 真也, 早坂 裕子, 広井 良典, 天田 城介

    ミネルヴァ書房  2010年03月 ISBN: 9784623056309

  • 入門グローバル化時代の新しい社会学

    周藤 真也, 西原 和久, 保坂 稔

    新泉社  2007年11月 ISBN: 4787707116

  • よくわかる社会学

    周藤 真也, 宇都宮 京

    ミネルヴァ書房  2006年10月 ISBN: 4623046109

Works(作品等)

  • 社会学文献情報データベース(日本社会学会データベース委員会)

    2003年11月
    -
     

講演・口頭発表等

  • 芸術祭と遺構へのまなざし

    日本社会学理論学会第9回大会  

    発表年月: 2014年09月

  • シンボリック相互作用論を書き換える

    日本社会学理論学会第7回大会  

    発表年月: 2012年09月

  • 3・11から足尾へ——旧足尾銅山における〈知〉の政治の現在——

    日本現象学・社会科学会 第28回大会  

    発表年月: 2011年12月

  • 「言葉の考古学」から「物の考古学」へ

    日本社会学理論学会第6回大会  

    発表年月: 2011年09月

  • 〈精神障害者〉の誕生——心身二元論的世界観の終焉——

    日本現象学・社会科学会 第27回大会  

    発表年月: 2010年11月

  • フィールドワークの知/反フィールドワークの知

    筑波社会学会第19回大会  

    発表年月: 2007年07月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 鉱山遺構の遺産化と観光化をめぐる比較研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2019年03月
     

    周藤 真也

     概要を見る

    本研究では、産業遺産の中でもとりわけ鉱山にかかわる遺構や遺物が価値づけられ、観光対象となる可能性について検討することを目的として国際比較研究を行った。国内の事例としては、栃木県の旧足尾銅山地域において、主として写真資料の可能性を検討した。海外においては金属鉱山を中心に、鉱山博物館や遺構の観光対象化の事例について、精力的に現地視察を行った。これらの活動を通して、必ずしも十分には知られていなかった世界各地の事例について資料・情報を収集することができた。日本社会では、世界遺産に対する関心が比較的高いにも関わらず、産業遺産に対しては観光対象としての可能性について、十分な検討がされてはこなかった。本研究では、そうした学術的研究が不十分な領域を補うとともに、遺産化と観光化の先進地であるヨーロッパから、近代における鉱山技術の世界的な広がりを意識し、北米や東南アジア、ラテンアメリカなどの各地の鉱山遺構について、遺産化と観光化の多くの事例を視察し情報・資料の収集を行った。その知見は今後の産業遺産に関する活動に大いに活かせられると思われる

  • 社会学文献情報データベースを基盤とした研究者コミュニティの再創造

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2011年04月
    -
    2015年03月
     

    田中 重人, 周藤 真也, 吉田 純, 中里 英樹, 樋口 耕一

     概要を見る

    本研究は、日本社会学会が作成・管理してきた「社会学文献情報データベース」を再編し、それにソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) の機能を付加した新システムを作成し、社会学研究者による利用を通じた研究者コミュニティの再創造を図るものである。日本の社会学の研究成果を蓄積してきた同データベースと、近年の情報技術の発達に対応したネットワーク・サービスの機能を融合することにより、文献データを中心とした従来型の学術コミュニケーションとコンピュータ媒介型のコミュニケーション (CMC) との距離を縮め、研究者コミュニティ全体を活性化し、再構成する可能性を提示した

  • 産業遺産をめぐる歴史と記憶についての知識社会学的研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2010年10月
    -
    2014年03月
     

    周藤 真也

     概要を見る

    本研究は、旧産業の遺構や遺物が、地域づくりや観光開発の資源として活用されるとき、旧産業をめぐる歴史や記憶はどのように再構成されるのかを明らかにするものである。本研究では、西ヨーロッパや東アジアにおける類似の事例を参照しながら、わが国の旧鉱山を中心に、旧産業に関わる遺構や遺物の現状と関連した博物館の視察、現地での情報および資料の収集を通して、鉱山の歴史の語りにおける特定のパターンを発見するとともに、ローカルな主題と、他のローカルな主題、あるいはナショナルな主題とが拮抗し互いに争いつつ、旧産業の記憶が構成されている様子を明らかにした

  • 社会学文献情報の蓄積システムの構築のための試験研究

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2002年
    -
    2004年
     

    板倉 達文, 藤田 栄史, 三重野 卓, 田中 重人, 岩本 健良, 周藤 真也, 浅野 慎一, 田渕 六郎

     概要を見る

    本研究は社会学関連文献のデータベース構築にいたるこれまでの経過、その過程で遭遇し解決しなければならなかった各種の困難の特徴、その解決方法、また現在においても十全には解決できない問題についての考察を含み、今後予想される後続のデータベース構築作業の際における注意点を示唆するものとなっている。本研究の期間に、手作業による文献データの作成入力という形から、WEB上での入力というシステムに変換した。この変換作業に伴う多大の困難の克服には他分野における問題の克服経験に学ばせていただくところも多かったが、社会学関連の文献の膨大さに由来する独自の問題部分で一定の貢献もなしえたと思われる。特に入力者のミスを最大限防止しうる考え抜かれたマニュアルの作成は今回の研究における重要な成果といってよいであろう。また一口に文献といっても様々の変則事態に対応しなければならず、それらにいかに対処したかについては金沢大学のサイトで公開し、今後の他学会等におけるデータベース作成の際に参考となりうるよう、便宜を図っている。社会学関連の文献データベースの構築に際しては、当初においては手作業による入力、校正、等(詳細は本報告に記されている)の経験が一定期間どうしても必要であった。その過程を通してのみ人間の作業における誤謬が如何なるものであるかを痛切な体験として知ることが可能であった。そうした経験を踏まえた上でのWEB入力の要点の整理はそれだけでも大きな意義を有するものと考える

 

現在担当している科目

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

特定課題制度(学内資金)

  • 東日本大震災の記憶と記録をめぐる人々の活動に関する知識社会学的研究

    2013年  

     概要を見る

     本研究は、2011年の東日本大震災における津波を中心とした被災地域において、震災の遺構や経験を保存する人々の活動を通して、震災という出来事がどのように「集合的記憶」となりつつあるのかを、観察し分析し記述することを目的として研究を行ったものである。周知のように2011年3月11日に東北地方太平洋沖で起こったM9.0の巨大地震は、太平洋岸に襲った津波を中心として未曽有の災害を引き起こした。この災害において、被災地では莫大な量のがれきが発生し、それらの片づけが進み落ち着いていくにつれて、この災害を象徴する遺構や遺物を保存しようとする機運や、震災の経験を語り継ごうとする機運が高まっていった。しかしながら、遺構や遺物について言えば、すべてのものを保存することは不可能であり、またそれらを目にすることによって、災害の記憶が蘇ることがストレスになる人もいることから、撤去・解体され、処分されたものも多い。また、震災の経験を記録し語り継ごうと取り組むいくつも見られるが、そうした取り組みは〈生〉の体験を何らかの形に整理し再構成することである。被災地では、震災遺構をめぐって、保存するべきか否か、議論が分かれたり、また保存するとしても、その財源、保存方法などをめぐって、さまざまな議論が生じていることも知られているところである。 本研究では、東日本の太平洋岸(青森県南部~茨城県北部)全般を調査対象地域として、現地に断続的に7度に渡って訪問し、「震災体験」の語りや「震災遺構」の保存に関する活動の情報と資料の収集を行った。そして、本研究は、人々が現在において歴史を構築する「社会構築主義」の立場から、人々がそれぞれの活動を通して、どのように「震災の記憶」や「震災の歴史」を作り上げているのかという観点から分析を試みた。本年度の研究において特に注目をしたのは、陸前高田市のいわゆる「奇跡の一本松」の保存や、被災地に桜の木を植えようとする人々の活動である。このようにこうした樹木の表象を用いて、人々は、震災において亡くなった人々に対する想いを保存するとともに、震災の記憶そのものを保存しようとする人々の活動がある。しかしながら、東日本大震災における「震災後」の人々の活動は、東北地域等に限定されるものではなく、日本という国民国家全体にわたる主題であった。そこではローカルなレベルの主題と、非ローカルあるいはナショナルなレベルでの主題とが拮抗し互いに争いつつ、「震災の記憶」が形作られようとしている様相を観察することができた。 本年度はこうした研究活動を通して、その成果を一つの論文にまとめあげることができた。本研究は、最終的には日本という国民国家が東日本大震災という出来事を通して、どのように再構成されつつあるのかを焦点化していくことを目標とするものである。引き続きこの目標に向けて研究を継続していきたいと考えている。

  • 産業遺産をめぐる歴史と記憶についての知識社会学的研究

    2010年  

     概要を見る

     これまで主に旧産炭地における炭鉱の歴史と記憶について取り組んできたが、釧路地区の炭鉱の遺構について未訪問であったため、5月に現地視察を行い、これまでの研究成果をまとめて5月下旬に発表した。釧路地区は、旧炭鉱街が消滅している事例が多数存在しており、また人口の少ない地域に点在しているため、歴史と記憶の現在という本研究の観点からは非常に示唆的であった。 本年度は、研究対象を炭鉱から金属鉱山に広げて研究を行う予定であったが、年度途中に科学研究費の採択が決まったため、以降は科学研究費での研究実施となった。 関東地域(日立、足尾など)、東北地域(小坂、尾去沢、釜石、細倉など)、西日本(生野、柵原、吉岡、別子など)の現地視察を行い、旧鉱山の遺構の状況、関係する資料館等における遺物などの保存状況、旧鉱山の歴史の記述形式やまちづくりに活かす取り組みなどを確認し、関係する資料の収集を行うとともに、炭鉱の場合との比較研究を行った。その結果、金属鉱山の歴史は、多くの場合、近代化以前からの歴史をもっているため、それへの言及が多く、相対的に近代化以降のことがらへの言及が省略されたり捨象されたりすることにおいて、基本的に近代化以降の歴史としてしか語られない炭鉱との際立った違いを見せていることが明らかになった。 また、海外との比較研究の準備のため、西欧やアジアにおける事例として、イギリスの旧鉱山の歴史と台湾の製糖産業の記憶について現地視察を行った。台湾においては、2000年代に入って日本統治時代から長年基幹産業であった製糖産業が急速に衰退していく中、台湾製糖を中心として観光化の取り組みが見られ、その中で製糖産業の記憶がどのように扱われているのかを確認した。イギリスにおいては、南ウェールズやヨークシャー地方の炭鉱、コンウォール地方の鉱山(銅、錫鉱)の遺構や関連する博物館等を視察し、イギリスの鉱山が産業革命との深い関わりのもとに語られている実態を観察した。 以上のように、本年度は現地視察を中心として取り組んできたが、次年度以降、科学研究費において、より比較対象を広げて研究を継続するとともに、収集した情報や資料をもとに、順次研究発表を行っていきたいと考えている。

  • 産業遺産をめぐる歴史と記憶についての知識社会学的研究

    2009年  

     概要を見る

     産業遺産をめぐる歴史と記憶の現状を確認するべく、前年度に引き続き北海道や炭鉱をテーマとして歴史博物館・郷土博物館を訪問し、展示の状況について調査するとともに、資料の収集を行った。 北海道をめぐる歴史と記憶についての現状調査は、対象を炭鉱から開拓やニシン漁や林業などの旧産業の記憶に広げて行った。9月には現地を視察し、北海道各地の産業遺産の状況について確認するとともに、歴史博物館・郷土博物館の展示がどのように構成されているのかを確認することができた。これらの取り組みによって、北海道の歴史や記憶についていくつかの興味深い主題を発見することができ、現在これらの主題を中心に論文の執筆など研究のとりまとめに入っているところである。 炭鉱をテーマとした歴史と記憶についての現状調査は、前年度に石狩炭田(北海道)、常磐炭田(福島県・茨城県)、筑豊炭田(福岡県)等の一部について、炭鉱関係の展示のある歴史博物館・郷土資料館の訪問を行っていたが、今年度はさらに、留萌炭田・天北炭田(北海道)、宇部炭田・美祢炭田(山口県)、北松炭田・西彼杵炭田(長崎県)、三池炭田(福岡県・熊本県)などにも範域を広げ、全国的な調査に展開した。6月、11月、1月、3月に各地区の未訪問の歴史博物館・郷土資料館の訪問を行い、この成果により、現存するほぼすべての炭鉱関係の歴史博物館・郷土博物館を訪問することができ、日本国内の炭鉱をめぐる歴史と記憶の現状について、歴史や記憶の保存についての取り組みや、産業遺産化や観光化の現状、「地域おこし」やまちづくりへ活かす試みなどを把握することができた。 今後は、これまで行ってきた研究の成果を取りまとめる、歴史や記憶の保存に関わっている人びとに対するインタビュー調査への展開に向けて準備するとともに、国際的な比較研究に繋げていきたいと考えている。現に3月には台湾を訪問し、台湾における金鉱や炭鉱の遺構の観光化の現状について視察してきており、国際的な比較研究を進める準備をはじめている。

  • 産業遺産をめぐる歴史と記憶についての知識社会学的研究

    2008年  

     概要を見る

     産業遺産をめぐる歴史と記憶を対象に、北海道を中心とした予備的な調査を中心に取り組んだ。9月、11月、3月の3度にわたって現地を視察し、主に空知地方の旧産炭地域を中心に、産業遺産や郷土資料館の視察、函館、小樽地域を中心とした産業遺産の観光化の取り組みの現状について視察した。周知のように北海道は、江戸時代には「蝦夷地」と呼ばれ、渡島半島などには和人が侵出していたものの、本格的な開拓がはじまったのは明治期に入ってからである。このように、「日本」としての歴史の浅い北海道であるが、厳しい自然環境のもとでの開拓、炭鉱をはじめとした資源開発、先住民の排斥やかつての囚人労働・炭鉱労働などの厖大な記憶を残しており、離農に伴う過疎化や閉山に伴う炭鉱街の消滅などは、現在の日本の歴史と記憶をめぐる最先端の事柄が集積していることがわかった。本研究では、近年注目されている、そうしたかつての人間の活動による遺物を産業遺産・近代化遺産として「地域おこし」やまちづくり、観光などに活かそうとする動きの現状も確認することができ、現在、研究成果を論文にまとめているところである。

  • 20世紀の精神医学における人間観・社会観の変容に関する知識社会学的研究

    2004年  

     概要を見る

     本研究は、20世紀の精神医学において、精神病という概念によっている表象されている精神病および精神病者観、およびその背景にある人間観、社会観の変容を系譜学的に検討するものである。 本年度は、この研究課題の中でも、特に近年の日本における精神病者観の変容について、その知的構造を知識社会学な観点から、集中的に研究を行った。 日本においては、先頃、Schizophrenie の訳語として、「精神分裂病」という従来の語を廃棄し、「統合失調症」という語を採択し、これに置き換えつつあるのだが、それは20世紀後半のどのような知的構造の変容を象徴しているのだろうか。本研究では、この呼称変更の過程ならびに、「精神分裂病」概念の歴史的布置を確認するとともに、「精神分裂病」が「負」の意味においてではなく、「正」の意味をもっていたという歴史を取り上げることを通して、この呼称変更が、「精神病の人間学」の終焉、ならびに「人間」としての精神病者像の終焉を象徴していることを明らかにした。そして、このことは、精神病者を理解するという意味において、「人間」として見るということであるのだが、それは、こうした概念の歴史からいえば、「人間」から解放する、すなわち「人間」から排除するという意味的な値を持っていることの論証を、1960~1970年代に欧米や日本を含む西側諸国で沸き起こった反精神医学の思想との関係性により行った。そうした中で、日本においては、精神病は「疾病」概念から「障害」概念への大きな転換に見られる。1970年代以降の日本において「精神障害」という概念が、どのような過程の中で成立してきたのかということを法制度などをまじえて検討するとともに、「精神障害」という概念の広がりとその位置価とを検討してきており、その研究成果を発表するべく準備中である。