Updated on 2024/04/26

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ISHII, Masayuki
 
Affiliation
Faculty of Sport Sciences, School of Sport and Sciences
Job title
Professor
Degree
修士

Education Background

  •  
     
     

    Kyoto University   Graduate School, Division of Human and Environmental Studies  

  •  
     
     

    Waseda University   Faculty of Education  

Professional Memberships

  •  
     
     

    日本スポーツ人類学会

  •  
     
     

    スポーツ史学会

Research Interests

  • スポーツ史;国際スポーツ文化論

 

Papers

  • イギリスのインド支配と身体

    石井昌幸

    植民地教育史年報「17 植民地教育と身体」   ( 17 ) 31 - 50  2015.03  [Refereed]  [Invited]

  • 19世紀イギリスにおける「スポーツマンシップ」の語義:1800年から1892年までを中心として

    石井昌幸

    スポーツ社会学研究   21 ( 2 ) 31 - 50  2013.09  [Refereed]  [Invited]

  • スポーツとモラルの帝国:シンポジウム「現代スポーツの苦悩を探る」に参加して

    石井昌幸

    『現代スポーツの苦悩を探る』(スポーツ史学会第26回大会シンポジウム報告書)     38 - 41  2013.06

  • 現代ヨーガの誕生:身体文化におけるグローバルとローカル

    石井昌幸, 永嶋弥生

    『体育の科学』(杏林書院)   62巻5月号  2012.05

  • 日英サッカー報道にみる「スポーツの言語化」とは

    石井昌幸

    Journalism(朝日新聞社)   256号   4 - 15  2011.09

  • スポーツから世界をみる

    石井昌幸

    季刊民族学(国立民族学博物館協力)   130号   4 - 5  2009.10

  • ラグビーでみるイギリス社会史

    石井昌幸

    季刊民族学(国立民族学博物館協力)   130号   8 - 17  2009.10

  • 農村の民衆娯楽から都市のスポーツへ:メリルボーン・クリケット・クラブ前史

    石井昌幸

    体育の科学 (杏林書院)   57巻 ( 9 ) 681 - 684  2007.09

  • カルカッタ、裸足の進撃

    石井昌幸

    現代スポーツ評論   ( 10 ) 99 - 103  2004.05

  • 民族スポーツの歴史:ハイランド・ゲームの場合

    石井昌幸

    文明のクロスロード museum Kyushu   ( 74 )  2003

  • わが名はランジ:K・S・ランジットシンとイギリス帝国

    石井昌幸

    現代スポーツ評論   ( 4 ) 32 - 43  2001

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Books and Other Publications

  • 一七世紀のオリンピック:ドーヴァーズ・ゲームと『アンナーリア・ドゥブレンシア』

    ( Part: Joint author)

    2016.04

  • 19世紀イギリスのパブリックスクールにおける身体

    石井昌幸

    大修館書店、『21世紀スポーツ大事典』、276〜278頁所収  2015.01 ISBN: 9784469062359

  • 宣教師とスポーツ

    石井昌幸

    大修館書店、『21世紀スポーツ大事典』、451〜453頁所収  2015.01 ISBN: 9784469062359

  • イギリス・スポーツ史

    石井昌幸

    大修館書店、『21世紀スポーツ大事典』、568〜581頁所収  2015.01 ISBN: 9784469062359

  • スポーツと覇権主義

    石井昌幸

    大修館書店、『21世紀スポーツ大事典』、647〜648頁所収  2015.01 ISBN: 9784469062359

  • 勝利追求(適者生存)の正当性の確立

    石井昌幸

    大修館書店、『21世紀スポーツ大事典』、725〜729頁所収  2015.01 ISBN: 9784469062359

  • グローバル・スポーツの比較伝播史

    石井昌幸

    早稲田大学スポーツナレッジ研究会(編)『グローバル・スポーツの課題と展望』  2014.02 ISBN: 9784864130462

  • 刊行にあたって

    石井昌幸

    早稲田大学スポーツナレッジ研究会(編)『グローバル・スポーツの課題と展望』  2014.02 ISBN: 9784864130462

  • レジャー史・スポーツ史とスポーツ・ナレッジ

    石井昌幸

    早稲田大学スポーツナレッジ研究会(編)『スポーツマネジメント教育の課題と展望』創文企画  2013.02 ISBN: 9784864130332

  • FIFAマスターについて:歴史・文化モジュールを中心に

    石井昌幸

    早稲田大学スポーツナレッジ研究会(編)『スポーツマネジメント教育の課題と展望』創文企画  2013.02 ISBN: 9784864130332

  • 植民地主義とスポーツ文化の拡大

    石井昌幸

    宇佐美隆憲編『スポーツ人類学』  2004

  • フィールドのオリエンタリズム:K・S・ランジットシンとわれわれの帝国

    石井昌幸

    有賀郁敏編『近代ヨーロッパの探求・スポーツ』(ミネルヴァ書房)  2002

  • 神とアスレティシズム:チャールズ・キングズレーにおける聖・性・生

    石井昌幸

    松本芳明他編『近代スポーツの超克』(叢文社)  2001

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Presentations

  • 体罰なきスポーツ界を目指して:日韓仏の現状と対策

    アーロン・ミラー, 羅永一, エイリック・プレラ

    シンポジウム:体罰なきスポーツ界を目指して:日韓仏の現状と対策  (早稲田大学1号館301教室)  体罰の比較文化史研究会

    Presentation date: 2016.03

  • イギリスのインド支配と身体

    植民地教育史研究会 

    Presentation date: 2014.03

  • 体罰の世界史を考える

    越境する歴史学(京都大学人文科学研究所プロジェクト) 

    Presentation date: 2014.03

Research Projects

  • A Comparative Cultural Study of Corporal Punishment : For Constructing a Philosophyical Foundation for Sport without Violence

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2014.04
    -
    2017.03
     

    Ishii Masayuki, OOBA Sayaka, KAWAGUCHI Minako, KITAOKA Sachiyo, NA Young-il, NAKADA Hiroshi, PRAIRAT Eirick, MISHIMA Emiko, MILLER Aaron Levi, LEE Chengze

     View Summary

    We pursued comparative historical and cultural study of 'taibatsu' or corporal punishment between Japan and abroad aiming at eradicating it and constructing a philosophical foundation for Japanese sport without violence. We discovered common features and differences in the methods to 'discipline' children in Japan and abroad. We also held an international symposium in which the structure of corporal punishment in Japan, the actual condition and effort toward eradication of corporal punishment in Korea and the philosophical background denying corporal punishment in French education were discussed. Furthermore, we had some workshops for sport instruction without 'taibatsu', in which we tried practices for team building which attached a great deal of importance to verbal communications and discussed about it with participants after the practices. We now prepare to publish a book showing some of the fruits of this project and a translation book about corporal punishment in Japan

  • 体罰の比較文化史研究―暴力なきスポーツ界の思想的基盤構築に向けて―

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    Project Year :

    2014
    -
    2016
     

  • Transformation of ethnic sport to tourism

    Japan Society for the Promotion of Science  Grants-in-Aid for Scientific Research

    Project Year :

    2004
    -
    2007
     

    SAGAWA Tsuneo, SUGIYAMA Chizuru, ISHII Masayuki

     View Summary

    Phenomena of the transformation of ethnic sport to tourism are recognized in many places in Fast Asia. Economic development must be regarded as the main factor of the phenomena, but in the case of ethnic sport of minorities the motives of self-reservation of their own ethnic traditional cultures can not be ignored. In addition, we must pay attention to the active promotive interference of the governmental authorities to the phenomena of which the best example can be found in China after the economic opening policy of 1990s.

  • 体罰の比較文化史研究−暴力なきスポーツ界の思想的基盤構築に向けて(科研費)

 

Syllabus

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Overseas Activities

  • 近代イギリスにおけるスポーツ文化の生成と展開

    2009.10
    -
    2010.09

    イギリス   ド・モンフォート大学

Sub-affiliation

  • Faculty of Sport Sciences   Graduate School of Sport Sciences

  • Faculty of Letters, Arts and Sciences   School of Culture, Media and Society

  • Affiliated organization   Global Education Center

Internal Special Research Projects

  • スポーツ・レガシー創出に向けた博物館資料の活用に関する国際的研究

    2017  

     View Summary

    「スポーツ・ミュージアム研究会」を発足、開催した。「秩父宮記念スポーツ博物館の現状と課題」、「スポーツ・ミュージアム(内外約10館)の視察結果」、「国際博物館会議(ICOM)とスポーツ博物館の課題」、「スポーツに関わるモノ資料の特性と分類体系化」ほかの報告がなされた。秩父宮記念スポーツ博物館(現在閉館中)の収蔵品を視察した。スイスのIOCミュージアム、FIFAミュージアムおよびオーストラリアのアデレード・クリケット場内にあるクリケット・ミュージアムを視察した。スポーツ・ミュージアムに詳しい英国のスポーツ社会学者と意見交換をし、共同研究を行うことを取り決めた。

  • 狩猟スポーツからみた近代イギリス・スポーツ史の研究

    2008  

     View Summary

     これまでのイギリス・スポーツ史研究においては、19世紀半ばに同国の上層中流階級が中心となって、それまでの狩猟=スポーツに変わって、競技=スポーツをスポーツ概念の中心にすえるような転換が起きたとするのが通説となってきた。本研究の結果、この理解には修正が必要であることが明らかとなった。19世紀末に至るも、狩猟=スポーツという概念は依然として強固であり、それは上層中流階級をも巻き込んで、拡大していたのである。

  • 多民族共生社会における身体文化の貢献に関する研究

    2004  

     View Summary

     表題のテーマに関して、サッカーを中心にイングランドとインドの状況についての基礎的な調査(文献による研究と聞き取り調査)をおこなった。まず、イングランドについてであるが、2大マイノリティーたるカリブ系移民およびその子孫と、南アジア系移民およびその子孫とを対比した場合、カリブ系はイングランドのプロ・サッカー・リーグであるプレミア・リーグに数多くの選手を輩出し、またアマチュア・レベルにおいてもサッカーへの参加が盛んであるのに対して、南アジア系においては、現在のところプレミア・リーグへの選手としての進出は見られず、アマチュア・レベルにおいても、積極的な参加が見られないことが明らかとなった。また、サッカー・スタジアムにおける観戦者についても、こうした差異は見られた。このような状況は、ホスト社会(イングランドの白人社会)への同化状況とも基本的には符合している。原因としては、カリブ系がもともとキリスト教徒で英語を話すのに対して、インド系は宗教と言語の両面において、また親族関係においても、本国との絆を非常に強く残していること(そのために通婚率も非常に低い)などが想定できた。また、インド系においては、教育を媒介としての社会的上昇に対する親の関心が非常に高く、これに比してスポーツに対する関心が相対的に低いという状況も見られた。 次に、それではインド本国において、サッカーはどのような発展状況にあるのかを調査した。まず、インドにおけるサッカー文化は非常に局地的なものであって、カルカッタとゴアがその2大拠点であり、特にカルカッタは歴史的に見てもインド・サッカーの中心地であることが判った。カルカッタにはいくつかの強豪サッカー・クラブがあり、そのうちの主要なクラブの歴史は19世紀末から20世紀初頭にさかのぼる。モハン・バガン、モハメダン・スポーティング、カルカッタ・クラブ、イースト・ベンガルなどがそれであるが、これらのクラブは、カルカッタ市内にあるモイダーン公園内にすべてが所在している。モイダーン公園は、カルカッタのフーグリ河河畔にある広大な公園で、かつてはイギリス軍の演習場であった。ここに、国内を代表し、インド代表選手を輩出するクラブのほとんどが、隣接してクラブ・ハウスとホーム・グラウンドを持っているのである。そこで、ここにおいてクラブの成立史に関わる調査と、クラブ役員へのインタヴューを行った。こうしたクラブを取り巻く人びとのなかでは、サッカーに対する関心は非常に高く、またその強化への熱意も強い。さらにインドへのサッカーの受容はアジアで最も古いのであるが、しかしインドにおけるサッカー文化は、カルカッタのモイダーン公園という非常に限られた場所に限定されたものであることが判った。

  • The Sporting Magazine(1792~1870)に関する研究

    2003  

     View Summary

    従来のイギリス・スポーツ史が描く「近代スポーツ成立史」は、次のようなものであった。すなわち、それまでジェントルマンによって担われていた狩猟を中心とする地主的スポーツが、19世紀において産業革命の担い手となったブルジョワジーによって、競技的な「ブルジョワ・スポーツ」へと変えられていったというものである。本研究は、こうした「近代スポーツ成立史」を再検討する研究の一部を成すものである。さしあたり、特に19世紀はじめの状況を中心に、この歴史像を検証した。史料として使用したThe Sporting Magazineにおいては、少なくとも19世紀前半までには、スポーツ界におけるブルジョワのヘゲモニー奪取の痕跡はほとんど見られないし、「ブルジョワ・スポーツ」成立の萌芽もほとんど看守できない。むしろ、当初(18世紀末)は宮廷ゴシップや演劇などに関する記事がほとんどであったThe Sporting Magazineは、19世紀に入って、狩猟スポーツたる狐狩りのレポートを売り物にするように転換するのである。その際、「ニムロッド」を筆名とするジェイムズ・アパリの狩猟リポートが、その後の雑誌の方向性を規定していくわけであるが、そこに登場するブルジョワの姿は、自ら「ブルジョワ・スポーツ」という新たな階級文化を創造していく主体というよりは、狐狩りというジェントルマン文化を懸命に模倣しようとする、頼りなげな「擬似ジェントルマン」である。本研究の結果は、少なくとも、19世紀前半のイギリス・スポーツにおいては、依然としてジェントルマン文化の強固なヘゲモニーは揺らいではいなかったのではないか、との歴史像を示唆するものであった。