2022/05/17 更新

写真a

コミヤ チヅコ
小宮 千鶴子
所属
国際学術院 大学院日本語教育研究科
職名
教授
ホームページ

兼担

  • 附属機関・学校   日本語教育研究センター

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学歴

  •  
    -
    1978年

    早稲田大学   政治経済学部   政治学科  

学位

  • 早稲田大学   修士(文学)

  • -

経歴

  • 2010年
    -
     

    早稲田大学国際学術院日本語教育研究科教授

  • 2003年
    -
    2009年

    早稲田大学大学院日本語教育研究科教授

  • 2002年
    -
     

    早稲田大学日本語教育研究センター   教授

  • 1991年
    -
    2001年

    中央学院大学商学部   講師、助教授、教授

  • 1990年
    -
     

    中央学院大学教養部   講師

  • 1986年
    -
    1989年

    東京外国語大学附属日本語学校(現、留学生日本語教育センター)   講師

  • 1986年
    -
    1989年

    東京外国語大学附属日本語学校(現、留学生日本語教育センター)   講師

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所属学協会

  • 1979年04月
    -
    継続中

    早稲田大学日本語学会

  •  
     
     

    計量国語学会

  •  
     
     

    日本語学会

  •  
     
     

    日本語教育方法研究会

  •  
     
     

    専門日本語教育学会

  •  
     
     

    日本語教育学会

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研究分野

  • 日本語教育

研究キーワード

  • 日本語教育、日本語学、語彙、文体

論文

  • 日本語教育における口頭表現の指導—日本人大学生への指導のために—

    小宮千鶴子

    表現研究   ( 78 ) 17 - 24  2003年10月  [招待有り]

  • 「留学生のための数学の基礎的専門語」の選定

    小宮千鶴子

    早稲田大学日本語学会設立60周年記念論文集 第1冊 言葉のしくみ     217 - 232  2021年12月

  • 留学生のための化学の基礎的専門語

    小宮千鶴子

    専門日本語教育研究   ( 20 ) 43 - 48  2018年12月  [査読有り]

     概要を見る

    理工系学部で学ぶ留学生は大学入学前に高校卒業程度の化学用語を習得する必要があるが、その習得は困難で、大学入学後の専門学習の負担が重いため、本研究では高校卒業程度の化学用語の学習語彙を選定した。資料には中学と高校で化学を扱う3科目30種の教科書索引を用い、各科目の半数以上の索引にある774語を選定した。その内訳は、中学用語74語、高校化学ⅠB用語529語、高校化学Ⅱ用語171語で、その順に難易度が上がり、長い漢語が増えた。選定された学習語彙は、日本国内で初等・中等教育をうけた留学生の学習にも有効で、音声付辞書としてインターネット上に公開したり化学教材の作成に利用すれば、化学用語の学習の改善につながる。

  • 留学生のための物理の基礎的専門語

    小宮千鶴子

    早稲田日本語研究   ( 第27号 ) 37 - 48  2018年03月  [査読有り]

  • 理工系留学生のための数学の専門連語の選定―数学用語の運用力の向上をめざして―

    小宮千鶴子

    早稲田日本語教育実践研究   ( 4 ) 25 - 44  2016年03月  [査読有り]

  • 専門語学習サイト「経済のにほんご」の開発

    小宮千鶴子

    小出記念日本語教育研究会論文集   ( 24 ) 21 - 36  2016年03月  [査読有り]

  • 教材の継続的改良を実現するためのプロジェクト設計 : Webサイト「経済のにほんご」を例に

    角南 北斗, 小宮 千鶴子

    日本語教育方法研究会誌   22 ( 2 ) 58 - 59  2015年09月

     概要を見る

    The "Keizai no Nihongo" website was published in 2010 and is still in active operation, with regular version updates. Once launched, this kind of website-based learning aid is expected to have its contents enhanced based on investigation of users' needs, and to change its form in line with the latest trends. But this is not so easy in practice. To maintain a continuous effort while minimizing costs, learning aids and projects need to be designed with an eye on future developments. In this presentation, we will examine the design ideas needed for broad development and deployment of learning aids.

    CiNii

  • 留学生のための「経済の基礎的専門連語」の有効性

    小宮千鶴子

    日本語教育   ( 159 ) 76 - 91  2014年12月  [査読有り]

  • 理工系留学生のための物理の基礎的専門語

    小宮 千鶴子

    日本語教育方法研究会誌   21 ( 2 ) 48 - 49  2014年09月

     概要を見る

    Undergraduate international students studying the sciences at universities need to gain a command of fundamental specialized terms equivalent to the high school graduate level. This study attempted to identify a list of vocabulary that should be learned in order to gain a command of fundamental physics terms in an efficient manner. The study drew on indexes of terms from 26 junior and senior high school textbooks in three physics-related subjects, and identified 476 target terms listed in 50% or more of the indexes for each individual subject. These accounted for approximately 26% of all terms.

    CiNii

  • 留学生のための「経済の基礎的専門語」の有効性

    小宮千鶴子

    日本語教育   ( 157 ) 47 - 62  2014年04月  [査読有り]

  • 留学生のための経済の基礎的専門語

    小宮千鶴子

    早稲田日本語研究   ( 23 ) 1 - 12  2014年03月  [査読有り]

  • 理工系留学生のための化学の基礎的専門語

    小宮 千鶴子

    日本語教育方法研究会誌   21 ( 1 ) 96 - 97  2014年03月

     概要を見る

    Undergraduate international students studying the sciences at universities need to gain a command of fundamental specialized terms equivalent to the high school graduate level. This study identified a list of vocabulary that should be learned. The study drew on indexes of terms from 30 junior and senior high school textbooks in three chemistry-related subjects, and identified 774 target terms listed in 50% or more of the indexes for each individual subject. When terms appearing in multiple subjects are omitted, those appearing in high school-level Chemistry I made up just under 70% of the terms with 529 terms.

    CiNii

  • 専門語学習サイト『経済のにほんご』の評価と修正

    小宮 千鶴子

    日本語教育方法研究会誌   19 ( 2 ) 6 - 7  2012年09月

     概要を見る

    Keizai no Nihongo was launched in October 2010 as a website for learning basic terms in economics and how to use them. Since then, the site has been evaluated through three methods. The results of questionnaire survey on learning content were favorable, but interview surveys on the way the site is used revealed a difficulty in selecting terms. To address this, the site design was partially corrected. From analysis of the access log, meanwhile, the site is used in 81 countries and regions, most notably in Japan.

    CiNii

  • 経済を学ぶ日本語学習者のためのテーマ別基本語

    小宮千鶴子, 乗川聡

    2010世界日語教育大会(論文集・予稿集)     1390  2010年08月  [査読有り]

  • 留学生のための経済の専門連語の選定—中学「公民」・高校「現代社会」の教科書を資料に—

    小宮千鶴子

    早稲田日本語研究   ( 20 ) 1 - 12  2010年03月  [査読有り]

  • 社会科学系留学生のための経済の専門語—中学・高校教科書の索引調査に基づく選定—

    小宮千鶴子

    早稲田大学日本語教育研究センター紀要   ( 20 ) 33 - 52  2007年07月  [査読有り]

  • 理工系留学生のための化学の専門連語—高校教科書の調査に基づく選定—

    小宮千鶴子

    講座日本語教育   ( 42 ) 154 - 169  2006年11月  [査読有り]

  • 理工系留学生のための数学の専門語—高校教科書の索引調査に基づく選定—

    小宮千鶴子

    早稲田大学日本語教育研究センター紀要   ( 19 ) 45 - 62  2006年06月  [査読有り]

  • 語彙教育の歴史と展望

    小宮千鶴子

    『早稲田日本語教育の歴史と展望』(早稲田大学大学院日本語教育研究科編,アルク)    2006年05月

  • 理工系留学生のための化学の専門語—高校教科書の索引調査に基づく選定—

    小宮千鶴子

    専門日本語教育研究   ( 7 ) 29 - 34  2005年12月  [査読有り]

  • 理工系留学生のための物理の専門語—高校教科書の索引調査に基づく選定—

    小宮千鶴子

    講座日本語教育   ( 41 ) 18 - 40  2005年11月  [査読有り]

  • 文体

    小宮千鶴子

    新版日本語教育事典(大修館書店)     357 - 358  2005年10月

  • 文章のわかりやすさ

    小宮千鶴子

    新版日本語教育事典(大修館書店)     363 - 364  2005年10月

  • 経済の専門導入期における専門連語

    小宮千鶴子

    早稲田大学日本語研究教育センター紀要   ( 18 ) 13 - 29  2005年06月  [査読有り]

  • 日本語教育のための経済の専門連語—概論教科書と新聞の比較を中心に—

    小宮千鶴子

    早稲田日本語研究   ( 13 ) 1 - 12  2005年03月  [査読有り]

  • 専門連語の構造—形式面の量的構成を中心に—

    小宮千鶴子

    早稲田大学日本語教育研究   ( 3 ) 1 - 14  2003年09月  [査読有り]

  • 一般向け解説書と大学教科書の文体比較−経済学を例に−

    小宮千鶴子

    文体論研究   ( 49 ) 37 - 47  2003年03月  [査読有り]

  • 専門連語による専門語の自習教材の開発—経済分野を例に—

    小宮千鶴子, 横田淳子

    日本語教育方法研究会誌   9 ( 2 ) 12 - 13  2002年09月

  • 専門連語と専門連語辞書

    小宮千鶴子

    情報知識学会誌   12 ( 1 ) 20 - 31  2002年05月  [査読有り]

  • 経済の初期専門教育における専門連語

    小宮千鶴子

    専門日本語教育研究   ( 3 ) 21 - 28  2001年11月  [査読有り]

  • 平成11年度国語国文学会の動向「国語学 日本語教育」

    小宮千鶴子

    文学・語文   ( 169 )  2001年03月  [招待有り]

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書籍等出版物

  • テーマから引ける「留学生のための経済の専門語学習辞典」の作成

    小宮千鶴子

    科学研究費補助金研究成果報告書  2011年03月

  • 社会科学系留学生のための類義の専門連語集の作成と分析

    小宮千鶴子

    科学研究費補助金研究成果報告書  2009年03月

  • 理工系留学生のための「専門連語」集の作成

    小宮千鶴子

    科学研究費補助金研究成果報告書  2005年12月

  • 表現と文体

    小宮千鶴子

    明治書院  2005年03月

  • 経済を学ぶ留学生のための専門連語辞書の作成と利用法の開発

    小宮千鶴子

    科学研究費補助金研究成果報告書  2002年03月

Misc

受賞

  • 早稲田大学ティーチングアワード総長賞

    2021年09月   早稲田大学   科目名:日本語教育実践研究(6)  

  • 早稲田大学ティーチングアワード総長賞

    2017年09月   早稲田大学   科目名:日本語教育実践研究(6)  

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • テーマから引ける「留学生のための経済の専門語学習辞典」の作成

    研究期間:

    2008年
    -
    2010年
     

  • 社会科学系留学生のための類義の専門連語集の作成と分析

    研究期間:

    2005年
    -
    2007年
     

     概要を見る

    本研究の目的は、日本語で専門教育を受ける社会科学系留学生のために必要な専門語を専門連語の形で使い方とともに示す専門連語を新たに選定し、そのうち「類義の専門連語」について専門連語集を作成し、分析することにある。専門連語とは、「物価が上がる」「商品の生産」のように、連語としても専門的概念を表すもので、専門語の使い方として示すべき連語のことである。まず、専門連語の調査を行うべき専門語の特定を行った。資料には2006年度使用の中学「公民」教科書8冊と、2005年度使用の高校「現代社会」教科書16冊の経済部分の索引を用い、「公民」または「現代社会」の半数以上の索引に掲載された226語を専門連語の調査対象とした。次に、調査対象の専門語を含む専門連語の調査を行った。上記教科書の本文データから調査対象の専門語の用例文を取り出し、解析プログラムによって専門語の連語を抽出した。そのうち2例以上の用例のある連語について3名の専門家に専門連語の判定を依頼し、3名が一致して専門連語と判定した1393種のうちの658種を専門連語とした。専門家には選定後、判定に関してインタビューを行った。さらに、1393種の専門連語から類義の専門連語111種(45組)を選定した。類義の専門連語は、「消費者が選ぶ」「消費者が選定する」のように動詞自体が類義のものと、「景気が悪化する」「景気が後退する」のように動詞自体は類義とは言えないものとに二分された。前者については、「企業が競争に負ける」「企業が競争に敗れる」のように和語動詞の類義語と、「株式を買う」「株式を購入する」のように和語動詞と漢語動詞との類義語とに二分された

  • 社会科学系留学生のための類義の専門連語集の作成と分析

    研究期間:

    2005年
    -
    2007年
     

  • 理工系留学生のための「専門連語」集の作成

    研究期間:

    2002年
    -
    2004年
     

  • 経済を学ぶ留学生のための専門連語辞書の作成と利用法の開発

    研究期間:

    1999年
    -
    2001年
     

  • 専門的文章・談話の理解力・表現力向上のための「専門連語」辞書の作成

    研究期間:

    1997年
    -
    1998年
     

  • テーマから引ける「留学生のための経済の専門語学習辞典」の作成

     概要を見る

    日本の大学で経済分野を専攻する留学生と他分野専攻で日本企業への就職を希望する留学生とを対象に、それぞれの目的に応じた経済の、学術用語またはニュース用語をテーマから選んで学べる学習辞典を学習サイトとして開発した。本サイトには、用語の意味・使い方(連語)・例文が示されている。意味と使い方には、英訳・中国語訳・韓国語訳があり、用語・使い方・例文にはすべて音声が付き、例文ではディクテーションの練習もできる

  • 日本語教育のための文章理解と要約文の研究ー韓国人学習者を対象としてー

     概要を見る

    本研究は、主として1988年度に実施した韓国人日本語学習を対象とする要約文調査の結果について、日本人大学生の要約文デ-タと比較検討して問題の所在を探り、特に要約文の文章構成類型の異同と、誤用表現の傾向についての報告をまとめた。主な成果は次の3点である。1.要約文における原文の要素の残り方を調べるための尺度として用いた「原文残存認定単位」の分類基準を再検討し、10類23種の単位の規定と適用規則を整理した。韓国人と日本人の6種類の要約文の残存認定作業の結果を、再度新しい単位の基準によって修正し、各単位の残存率について、2種類のX^2検定の結果を求めた。2.1で得られた検定結果と原文6種の文章構成上の機能とを考えあわせて、残存単位を必須成分,補助成分,その他のものに区別し、それらの単位が原文中の文章構成上の3区分(冒頭部・展開部・結尾部)のどこに位置するかを手がかりにして、特に各要約文における必須成分の有無の3区分の組合わせによって、要約文の構成類型を分類した。その結果,日本人大学生の6種の要約文はいずれも3区分の必須成分を十分に備えるa型とそれに準ずるb型が7割以上を占めるのに対し,韓国人学習者の場合ははるかに少なく,又,日本人と異なる類型が認められた。これは,原文の内容理解が不十分であることを示しており,文章全体の主題や構成を把握する力を指導する必要のあることを意味している。3.韓国人学習者の要約文の誤用表現を分類して作成したデ-タベ-スを検索して、原文の文章構造と誤用表現の出現傾向について分析した。誤用表現の多少と2の要約文の構成類型との相関を検討したところ、日本人の典型的な類型に近いものの中には、誤用表現の少ないものが多く、反対に誤用表現の多いものの中には、日本人に見られない類型や感想文タイプのものが目立った。読解力と表現力の相関が高いことを示す

  • 専門的文章・談話の理解力・表現力向上のための「専門連語」辞書の作成

     概要を見る

    本研究の目的は、一般日本語教育を修了後に大学等で経済学・経営学・商学などの広い意味での経済を学ぶ留学生が、経済の専門語を含んだ文章や談話を理解し、口頭発表やレポート作成などを行う能力を向上させるための、専門語を含んだ連語辞書の作成である。辞書の見出し語とする専門語を高校生用の政治経済用語集から352語選び、新聞の経済記事1年分と高校の政治経済教科書1冊の経済部分、大学の経済学・経営学・商学の基礎科目の教科書各1冊を資料とし連語例を採集した。その結果、269語(76.4%)の専門語につき、延べ8665例、異なり6371種の連語例を得た。そのうち15種以上の連語例のあった専門語95語の作る5515種の連語について、経済の専門家3名に専門連語か否かの判定を依頼した。3名が一致して専門連語と判定したのは1070種(19.4%)、2名が専門連語と判定したのは2486種(45.1%)、1名が専門連語と判定したのは3410種(61.8%)であった。本研究では、3名が一致して専門連語と判定したものを専門連語とすることにした。専門連語の形式の内訳は、名詞の連語が67.6%、動詞の連語が28.2%、形容詞・形容動詞の連語が4.2%であった。名詞と動詞の連語は、専門語が他の語を修飾する例の方が多かったが、形容詞・形容動詞の連語は、他の語に修飾される例の方が多かった。専門連語の用例集は作成したが、各専門連語の延べが少なかったため、例文作りは行えなかった。辞書化の考察は、動詞の連語を中心に行った。項目数、記述内容、初級日本語による動詞の基本的な意味の検索などについて考察した

  • 経済を学ぶ留学生のための専門連語辞書の作成と利用法の開発

     概要を見る

    「株主」「公定歩合」などは中学の公民科で学習する基本的専門語だが、一般日本語教育では指導されないため、外国人留学生はそれらを知らずに大学に進学する。専門語を知るには専門語辞典があるが、既存の辞典には専門語の使い方の記述がなく、留学生が専門語を使えるようになるのは困難である。本研究は、そのような問題を解決するために、「公定歩合を上げる」などの専門連語(専門的概念を表わす連語)の形で専門語の使い方を示す「専門連語辞書」を作成し、その利用法を開発することを目的とした。当初は、前回の科学研究費補助金で作成した、大学の経済の概論教科書と新聞記事からの専門連語の用例集をもとに辞書を作成する予定であったが、用例から例文を作成しよううとすると、内容が高度であったり時事的すぎたりして使用できず、新たに高校の政治経済教科書17冊の経済部分から専門語の連語を採集した。専門連語の判定は、前回の調査結果と頻度によって行った。少数の基本的専門語に絞って効率よく日本人学生に追いつくことを目標として辞書化を考えた。数語の専門語について専門連語の例文とチェック問題という形の見本を作成して留学生に意見を求め、その結果をもとに62語の専門語について専門連語辞書を作成した。そこで研究期間が終わり、利用法の開発には至らなかった

  • 理工系留学生のための「専門連語」集の作成

     概要を見る

    本研究の目的は、日本語で専門教育を受ける理工系留学生のために必要な専門語を専門連語の形で使い方や用例とともに示す専門連語集の作成にある。専門連語とは、「音波が伝わる」のように専門語と一般語とから成る連語のうち連語としても専門的概念を表すもので、専門語の使い方として示すべき連語のことである。まず、専門連語の調査を行うべき専門語の特定を行った。資料には2002年度版の、高校教科書の物理IB,物理II、化学IB、化学II、数学I、数学II、数学IIIの全教科書計118冊の索引を用い、各科目の半数以上の索引に掲載されている語を専門連語の調査対象とした。3教科とも全専門語の約4分の1が専門連語の調査対象となった。・物理IB 424語/1189語中,物理II 144語/779語中→物理434語/1739語中・化学IB 556語/1830語中,化学II 245語/1333語中→化学739語/2673語中・数学I 66語/236語中,数学II66語/309語中,数学III 62語/344語中→数学174語/771語中次に、調査対象の専門語を含む専門連語の調査を行った。上記教科書の本文データから調査対象の専門語の用例文を取り出し、解析プログラムによって「音波が聞こえる」のような専門語の連語を抽出した。そのうち2冊以上の教科書に用例のある連語について各教科3名の専門家に専門連語の判定を依頼した。3名が一致して専門連語と判定したのは、次のように、物理、化学、数学の3教科で計803語の専門語の3520種の連語であった。物理1152種、(243語)/2718種中化学1824種1(429語)/4304種中数学544種(131語)/1052種

  • 日本語教育のための合成語のデータベース構築とその分析

     概要を見る

    まず、国語辞典を中心とした9種類の資料から、そこに収録されている接辞と造語成分を抽出して、データ数約4800の『造語成分データベース』を作成した。そのデータベースには「見出し語・標準表記・接続・語種・語例・9種資料出現頻度・各資料収録状況」の情報を付与した。次に造語成分データを基にして、これらの造語成分を含む合成語を『分類語彙表増補版』の中から抽出した。さらに、その合成語の構成要素である接辞(造語成分)と語基について、『日本語能力試験出題基準語彙表』に、どちらかがあるものを抽出し、およそ32600語の合成語を得た。それを基に『合成語データベース』を作成した。そのデータベースには「見出し語・よみ・品詞・語種・造語成分・結合語基・新聞出現頻度・Web出現頻度」などの情報を付与した。日本語の接辞も含めて造語成分を網羅的に示した資料はほとんどないと言ってよい。このような状況においては、作成した造語成分データベースは日本語語彙研究にとって有用な資料となり得るものである。また、日本語教育のための基礎資料として、造語成分や合成語のデータベースが提示されたこともほとんど例がない。中級、上級レベルの日本語学習者の要求に応える教材や辞書の作成に資するものと考えられる。本研究の『研究成果報告書』では、二つのデータベースについて、作成方法及びデータベースの量的構造について分析した結果を報告した。また、報告書には、データベースのテキストファイルを収録したCD-ROMを添付した

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講演・口頭発表等

  • "専門連語"が示唆するもの―連語の単位性と専門概念の名づけをめぐってー

    小宮千鶴子

    日本語学会2019年度秋季大会   (宮城県仙台市)  日本語学会  

    発表年月: 2019年10月

  • 留学生のための数学の基礎的専門語の選定

    小宮千鶴子

    第21回専門日本語教育学会研究討論会   (山口県下関市)  専門日本語教育学会  

    発表年月: 2019年03月

  • 留学生のための基礎的専門連語の分野比較ー経済・物理・化学・数学を対象にー

    小宮千鶴子

    2017年度日本語教育学会秋季大会   日本語教育学会  

    発表年月: 2017年11月

  • 留学生のための基礎的専門語の分野比較―経済・物理・化学・生物・数学を対象に―

    小宮千鶴子

    2017年度日本語教育学会春季大会   日本語教育学会  

    発表年月: 2017年05月

  • 理工系留学生のための数学の基礎的専門語

    小宮千鶴子

    日本語教育方法研究会第48回研究会   (宮城県仙台市) 

    発表年月: 2017年03月

     概要を見る

    Abstract: Undergraduate international students studying the sciences at universities need to gain a command of fundamental specialized terms equivalent to the high school graduate level. This study attempted to identify a list of vocabulary that should be learned in order to gain a command of fundamental mathematics terms in an efficient manner. The study drew on indexes of terms from 90 junior and senior high school textbooks in four mathematics-related subjects, and identified 328 target terms listed in 50% or more of the indexes for each individual subject. These accounted for approximately 32% of all terms.

  • 留学生のための「経済の基礎的専門連語」の有効性

    2013年度日本語教育学会秋季大会  

    発表年月: 2013年10月

  • 留学生のための「経済の基礎的専門語」の有効性

    2013年度日本語教育学会春季大会  

    発表年月: 2013年05月

  • 専門日本語教育の現状(基調講演)

    第4回日本語学・日本語教育国際学会(イタリア日本語教育協会)  

    発表年月: 2013年03月

  • 専門語学習サイト「経済のにほんご」の評価と修正

    日本語教育方法研究会  

    発表年月: 2012年09月

  • 基本語学習サイト「経済のにほんご」の開発

    筑波大学留学生センター日本語教育研修会  

    発表年月: 2011年01月

  • 日本語学習者のための経済の基本語学習サイトの開発

    2010年度日本語教育学会秋季大会  

    発表年月: 2010年10月

  • 経済を学ぶ日本語学習者のためのテーマ別基本語

    2010世界日語教育大会  

    発表年月: 2010年07月

  • 学部留学生のための経済の基本語彙

    2009年度日本語教育学会秋季大会  

    発表年月: 2009年10月

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特定課題研究

  • 留学生のための経済の専門語学習サイトの多言語化と専門基礎科目のための専門語調査

    2016年  

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     本研究の申請時の目的は、2010年に公開した留学生用の高校卒業程度の専門語学習サイト「経済のにほんご」(http://keizai-nihongo.com/)を多言語化し、大学学部初年次における専門語学習支援のために大学経済教科書の経済用語を調査することだったが、後者は交付決定額の関係で実施が困難になり、2016年度は前者のみを実施した。 「経済のにほんご」は、2016年4月の時点で英語・中国語・韓国語・ベトナム語の4言語版があったが、本研究の成果としてタイ語版とインドネシア語版を公開することができた。その結果、公開前後の本サイトの閲覧数の順位は、タイは10位から2位へ、インドネシアは12位から9位へそれぞれ上昇し、両言語版の公開の効果が確認された。 

  • 留学生のための経済の専門語学習サイトの改修と拡充

    2014年  

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      本研究は、2010年に公開した留学生のための専門語学習サイト「経済のにほんご」(http://keizai-nihongo.com/)の改修と拡充を目的としたものである。改修としては、PCでの利用を前提としていた本サイトのデザインをモバイル対応用に変更した。その結果、約87%を占めていたPC利用が約17%減少し、その分モバイル利用が増加した。また、専門語の重要度を示す☆の付け方に最新研究の成果を反映させ、中学教科書に多用される用語の重要度を高校教科書初出の用語より上げた。拡充としては、英語版・中国語版・韓国語版に加えて、新たにベトナム語版を公開した。当初はイタリア語版の公開を予定していたが、コンテンツの翻訳で研究期間が終了し、公開は今後の課題となった。 The aim of this research was to modify and expand the “Keizai no Nihongo”(http://keizai-nihongo.com/) Japanese technical term learning site for international students, which was launched in 2010. The modification involved changes to the site design. While the original design assumed PC use, the site is now compatible with mobiles. As a result, PC use (which previously accounted for about 87%) has decreased by about 17%, with mobile use increasing to the same degree. Meanwhile, to reflect the latest research outcome, the use of the star symbol indicating levels of importance has also changed. Now, terms used frequently in junior high school textbooks are assigned greater importance than those first appearing in senior high school textbooks. The expansion of the site involved adding a new Vietnamese version to the existing English, Chinese and Korean ones. There were originally plans to add an Italian version, but this was deferred for later consideration, as the research period ended with the translation of the content. 

  • 社会科学系留学生のための類義の専門連語集の作成と分析

    2005年  

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     本研究は、外国人留学生の多数を占める社会科学系留学生が日本人学生ならば高校卒業までに学習する「物価」「公定歩合」など社会科学の基本的な専門語を適切に使用できるようになることを最終的な目的とし、「物価が上がる」などの専門的な概念を表す「専門連語」(本研究代表者が提唱する概念)のうち留学生からの要望の多い「物価が上がる」「物価が上昇する」など類義の専門連語について専門語、連語、用例文から成る専門連語集を作成し、その分析を行うことを直接的な目的としている。 本年度は秋に科学研究費補助金に追加合格した関係で特定課題の研究費は科学研究費補助金と入れ替わる形で年度打ち切られた。そのため、特定課題による研究成果は不十分であるが、下記のとおりである。<専門連語集の対象となる専門語選定のための基礎資料の作成> ・平成17年度使用の中学教科書『中学公民』8冊の索引の入力と校正  ・『現代社会用語集(新課程用)』(山川出版社、2004)の入力と校正

  • 理工系留学生のための「専門連語」集の作成

    2004年  

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     本研究の目的は、理工系の専門教育を日本語で受ける留学生に必要な物理学・化学・数学の基本的専門語の使い方を専門連語で示すために、高校教科書を資料とした専門連語集を作成することである。専門連語とは、「音波が伝わる」「窒素の沸点」のように、専門語と一般語とから成る連語のうち連語としても専門的概念を表すもので、専門語の使い方として学習者に示すべき連語である。①専門連語の選定を行う専門語の決定 2002年度版高校教科書の、物理ⅠB14冊、物理Ⅱ7冊、化学ⅠB15冊、化学Ⅱ10冊、数学Ⅰ26冊、数学Ⅱ26冊、数学Ⅲ20冊の索引の語のうち半数以上の教科書の索引にあった専門語とした。すなわち、物理は1771語中422語(23.8%)、化学は2693語中737語(27.4%)、数学は783語中173語(22.1%)である。全体の専門語数は、化学が最も多く、次いで物理で、数学は最も少なく化学の3分の1以下だった。また、半数以上の教科書にあった専門語は、3科目とも全体の4分の1前後だった。②専門連語候補の抽出 係り受けの解析プログラムであるcabochaを用いて①で決定した専門語を含む連語を教科書の本文から抽出し、2冊以上の教科書にあった専門連語候補から明らかに専門連語でないものを除いたものを各科目3名の専門家に専門連語か否かの判定を依頼した。専門連語の判定の依頼をした専門連語候補の数は、次のとおりである。物理2747件、化学4304件、数学1053件    ③専門連語の判定 各科目とも3名の判定者が一致して専門連語と判定した専門連語候補を専門連語とした。④専門連語集の作成 専門連語と判定された連語を含む用例文を科目別、専門語別にまとめて専門連語集とした。

 

現在担当している科目

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