2024/12/21 更新

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モリナカ タカアキ
守中 高明
所属
法学学術院 法学部
職名
教授
学位
修士(文学) ( 学習院大学 )
Master(Literture) ( Gakushuin University )

経歴

  • 2006年
    -
     

    現在 早稲田大学法学部教授

  • 2001年
    -
    2005年

    早稲田大学法学部助教授

  • 1991年
    -
    2000年

    学習院大学非常勤講師

  • 1998年
    -
    1999年

    多摩美術大学非常勤講師

  • 1992年
    -
    1995年

    玉川学園女子短期大学非常勤講師

  • 1991年
    -
    1992年

    東京理科大学非常勤講師

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学歴

  •  
    -
    1991年

    学習院大学   人文科学研究科博士後期課程単位取得   フランス文学専攻  

  •  
    -
    1984年

    学習院大学   文学部   フランス文学科  

所属学協会

  •  
     
     

    日本文藝家協会

  •  
     
     

    社会思想史学会

  •  
     
     

    日本フランス語フランス文学会

研究分野

  • 哲学、倫理学 / ヨーロッパ文学

研究キーワード

  • フランス現代哲学、精神分析学、仏教思想、ジャック・デリダ、ジル・ドゥルーズ

 

論文

  • 非-人間的なるものの詩学(下)——生、不可能、証言

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   67 ( 10 ) 124 - 133  2024年10月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • デリダと翻訳の政治学

    守中高明

    ジャック・デリダ『他者の単一言語使用――あるいは起源の補綴』岩波文庫/岩波書店、訳者解説     197 - 216  2024年08月

    担当区分:責任著者

  • 非-人間的なるものの詩学(上)――ガザ・ジェノサイドに直面して提起すべき問いとはなにか

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   67 ( 8 ) 90 - 99  2024年08月  [招待有り]

    担当区分:責任著者

  • 追悼・天澤退二郎「来たるべき詩的闘争の場面へ赴け」

    守中高明

    図書新聞   ( 3582 ) 1面  2023年03月  [招待有り]

  • 他力・離脱・信――親鸞とエックハルトのあいだ

    守中高明

    親鸞教学/大谷大学真宗学会 編、親鸞教学編集部 刊、文栄堂書店 発売   ( 116号 ) 65 - 84  2022年12月  [招待有り]

  • 差異の絶対性、生成する力――反-差別のための作動配列

    守中高明

    福音と世界/新教出版社(2022年3月号)   77 ( 3 ) 36 - 41  2022年03月  [招待有り]

  • 阿弥陀仏、あるいは超越なき生成の力――来たるべき仏国土のために

    守中高明

    中外日報/中外日報社(2022年1月3日〔第28738〕号)12面   ( 28738 ) 12 - 12  2022年01月  [招待有り]

  • 念仏とは〈風-になること〉である――なぜ、他力=浄土の哲学なのか・インタヴュー

    守中高明, 聞き手=HAPAX

    HAPAX 14――気象/夜光社   ( 14 ) 6 - 28  2021年11月  [招待有り]

  • 主権権力から別の赦しへ――死刑廃絶のために

    守中高明

    福音と世界/新教出版社   76 ( 3 ) 12 - 17  2021年03月  [招待有り]

  • 現代の思想として親鸞を読み解く(「親鸞万華鏡」)・インタヴュー

    守中高明

    同朋/東本願寺出版・真宗大谷派宗務所   72巻 ( 6号〔通巻830号〕 ) 37 - 40  2020年06月  [招待有り]

  • 弱者を切り捨てる思考(「新型コロナが問う日本と世界」)・インタヴュー

    守中高明

    しんぶん赤旗   ( 2020年5月15日(第24905)号 ) 1-2面  2020年05月  [招待有り]

  • アナーキー原理としての「他力」

    守中高明

    HAPAX/夜光社   ( 12号 ) 194 - 202  2020年03月  [招待有り]

  • 「象徴」の政治、外への祈り――天皇制から離脱するために

    守中高明

    福音と世界/新教出版社   74巻 ( 2019年11月号 ) 6 - 11  2019年10月  [招待有り]

  • 新・往生論――日本浄土教の脱‐神話化のために

    守中高明

    中外日報/中外日報社   ( 2019年8月21日(第28507)号 ) 7 - 7  2019年08月

  • 他力という力、大慈悲の地平――現代思想としての親鸞

    守中高明

    同朋/東本願寺出版(真宗大谷派宗務所)   71巻 ( 819号 ) 17 - 17  2019年07月

  • 松本卓也『創造と狂気の歴史――プラトンからドゥルーズまで』(講談社選書メチエ)・書評

    守中高明

    図書新聞/武久出版   ( 2019年6月29日(第3405)号・3面 ) 3 - 3  2019年06月

  • 他力の思想を生きる(対談)

    守中高明, 栗原康

    図書新聞/武久出版   ( 2019年4月6日(3394)号 ) 1 - 3  2019年04月

  • 浄土教を現代の言葉で――著者登場『他力の哲学:赦し、ほどこし、往生』・インタヴュー

    守中高明

    中外日報/中外日報社   ( 2019年4月5日号・6面 )  2019年04月

  • ヴィンフリート・メニングハウス『生のなかば――ヘルダーリン詩学にまつわる試論』(月曜社)・書評

    守中高明

    週刊読書人/読書人   ( 2018年8月10日(3251)号 )  2018年08月

  • 追放・主権・生き延びること――金時鐘という音域

    守中高明

    『金時鐘コレクション 1』・月報/藤原書店     6 - 8  2018年06月

  • 戦争世代の傷伝えて(「許すな安倍9条改憲」)・インタヴュー

    守中高明

    「しんぶん赤旗」2018年3月4日・1面    2018年03月

  • 言葉で支配を広げた歴史:平田雅博『英語の帝国――ある島国の言語の1500年史』(講談社、2016年)・書評

    守中高明

    東京新聞   ( 2016年11月13日号・朝刊 ) 11面  2016年11月

  • 時代の病理としての憲法「改正」

    守中高明

    仏教タイムス   ( 2016年7月28日(第2679)号 ) 1面  2016年11月

  • 市民という形象――《national》,《racial》,《popular》のあいだで

    守中高明

    『アリーナ』(中部大学)   ( 19 ) 105 - 122  2016年11月  [招待有り]

    CiNii

  • 哲学・翻訳・パフォーマティヴ――Living on borderlines

    守中高明

    ジャック・デリダ+豊崎光一『翻訳そして/あるいはパフォーマティヴ』解説論文(法政大学出版局)     145 - 172  2016年09月

  • ジャック・デリダと精神分析――耳について(下)――

    守中高明

    思想/岩波書店   ( 1103 ) 125 - 139  2016年03月

    CiNii

  • ジャック・デリダと精神分析――耳について(上)――

    守中高明

    思想/岩波書店   ( 1102 ) 25 - 40  2016年02月

    CiNii

  • 不−可能なることの切迫——来たるべき赦しの倫理学のために

    守中高明

    ジャック・デリダ『赦すこと——赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』解説論文(未来社)     99 - 135  2015年07月

  • 詩論の半世紀から次代へ——『北川透 詩論集成』刊行記念シンポジウム・第1部

    佐々木幹郎, 瀬尾育生, 守中高明, 蜂飼耳

    現代詩手帖/思潮社   58 ( 2 ) 16 - 31  2015年02月

    CiNii

  • ファシズムに抗する思考:細見和之『フランクフルト学派』(中公新書)・書評

    守中高明

    「東京新聞」2015年1月11日(日)朝刊・9面     9  2015年01月

  • ファロス・亡霊・天皇制——ジャック・デリダと中上健次

    守中高明

    『現代思想』臨時増刊号「総特集 デリダ」/青土社   43 ( 2 ) 322 - 344  2015年01月

  • ニコラス・ロイル『デリダと文学』(中井亜佐子・吉田裕訳、月曜社)・書評

    守中高明

    「図書新聞」2014年10月11日号・8面   ( 3178 ) 8  2014年10月

  • 母語・同一性・悲しみ——ポスト植民地状況の詩的証言

    守中高明

    韓国の知を読む/金京媛訳/ウィズダム・ハウス     215 - 219  2014年10月

  • 命がけの怒り表明しよう(「2014年夏 黙ってはいられない」)・インタヴュー

    守中高明

    「しんぶん赤旗」2014年9月7日号・1面    2014年09月

  • カタストロフィーと言葉(下)——「フクシマ」以後、詩を書くことは可能か?

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   57 ( 6 ) 138 - 149  2014年06月

    CiNii

  • カタストロフィーと言葉(上)——「フクシマ」以後、詩を書くことは可能か?

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   57 ( 5 ) 124 - 131  2014年05月

    CiNii

  • The Genealogy of "Secrecy":Toward the Democracy to Come

    Takaaki MORINAKA

    WasedaOnline/YomiuriOnline,21 April 2014:http://www.yomiuri.co.jp/adv/wol/dy/opinion/culture_140421.html    2014年04月

  • ≪秘密≫の系譜学——来たるべき民主主義へむけて

    守中高明

    WasedaOnline/YomiuriOnline:2014年4月7日:http://www.yomiuri.co.jp/adv/wol/    2014年04月

  • 母語・同一性・悲しみ——ポスト植民地状況の詩的証言

    守中高明

    韓国・朝鮮の知を読む/野間秀樹編、クオン(CUON)     416 - 418  2014年02月

  • ユダヤ詩人の魂読む——飯吉光夫『パウル・ツェラン』(白水社)・書評

    守中高明

    「東京新聞」2013年10月13日朝刊・13面    2013年10月

  • 反動全てに抗し憲法守る(「いま言いたい2013」)・インタヴュー

    守中高明

    「しんぶん赤旗」2013年6月4日号・1面   ( 22440 ) 1 - 1  2013年06月

  • 自然の声、力を聞く——瀬尾育生『純粋言語論』(五柳書院)・書評

    守中高明

    「東京新聞」2012年10月14日朝刊・9面    2012年10月

  • ロンダ・シービンガー『植物と帝国』(小川眞理子・弓削尚子訳)・書評

    守中高明

    人文論集(早稲田大学法学会)   ( 47 ) 207 - 209  2009年02月

    CiNii

  • 知のアリーナとしての副専攻

    守中高明

    人文論集(早稲田大学法学会)   ( 47 ) 39 - 42  2009年02月

    CiNii

  • 《L'Entre》comme champ poetique:Bin Kimura, Andre Breton et Jacques Derrida

    Takaaki MORINAKA

    人文論集(早稲田大学法学会)   ( 47 ) 85 - 102  2009年02月

    CiNii

  • 悲歌への賭け——『聖−歌章』のために・書評

    守中高明

    現代詩手帖   51 ( 3 ) 91 - 93  2008年03月

    CiNii

  • 関口裕昭『評伝 パウル・ツェラン』・書評

    守中高明

    週刊読書人/読書人   ( 2722 ) 4  2008年01月

  • 隔たり・イマージュ・忘却——デリダによるブランショ

    守中高明

    別冊『環』「ジャック・デリダ 1930—2004」   ( 13 ) 324 - 340  2007年12月

  • La traduction comme critique de l'ethno-anthropocentrisme d'aujourd'hui--Benjamin,Segalen,Derrida

    Takaaki MORINAKA

    Tamkang Studies of Foreign Languages and Literatures/Tamkang University(淡江大学)   ( 9 ) 93 - 103  2007年06月

  • ブルトンにおける〈近代〉——有限性の問い、偶然性の問い

    守中高明

    フランス文学における時間意識の変化/平成16−18年度科学研究費補助金(基盤(B)(2))による研究成果報告書(東京大学・塚本昌則編)     417 - 422  2007年04月

  • 吉増剛造という開かれ(シンポジウム)

    高橋世織, 前田英樹, 諏訪敦彦, 稲川方人, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   50 ( 2 ) 82 - 94  2007年02月

    CiNii

  • 稲川方人『聖—歌章』・書評

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   50 ( 12 ) 122  2007年

  • 共−存在の宛先——J=L・ナンシーのための断片

    守中高明

    水声通信/水声社   2 ( 10 ) 56 - 61  2006年08月

    CiNii

  • 弔いの政治——反=教育的装置としての『アンティゴネー』

    守中高明

    舞台芸術/京都造形芸術大学 舞台芸術センター/月曜社   ( 10 ) 94 - 98  2006年06月

    CiNii

  • 「人間」という形象とその現在——2006年1月、パリの舞台から

    守中高明

    演劇人/舞台芸術財団演劇人会議   ( 22 ) 116 - 123  2006年03月

    CiNii

  • Translation as Dissemination:Multilinguality and De-Cathexis

    Morinaka Takaaki

    Traces/Hong Kong University Press   ( 4 ) 39 - 53  2006年03月

  • 吉増剛造『天上ノ蛇、紫ノハナ』・書評

    守中高明

    図書新聞/図書新聞   2005年10月1日号 ( 2744 )  2005年10月

  • 「秘密」をめぐる断片

    守中高明

    未来/未来社   ( 459 ) 5 - 7  2004年12月

    CiNii

  • 秘密からパッションへ

    守中高明

    現代思想/青土社   32 ( 15 ) 151 - 157  2004年12月

  • 歴史状況のなかで——戦後詩再考(シンポジウム)

    吉田文憲, 野村喜和夫, 和合亮一, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   47 ( 10 ) 150 - 165  2004年10月

  • 炸裂する文法、群島の(熱い/死の)情動 ——吉増剛造『長編詩 ごろごろ』・書評

    守中高明

    新潮/新潮社   101 ( 10 ) 256 - 257  2004年10月

  • 挑発続ける転移の思考——追悼 ジャック・デリダ

    守中高明

    毎日新聞 2004年10月13日夕刊    2004年10月

  • 和田忠彦『声、意味でなく——わたしの翻訳論』・書評

    守中高明

    国文学/学燈社   49 ( 10 ) 141  2004年09月

  • 「すでに老いた彼女」をめぐって(シンポジウム)

    青山真治, 糸圭秀実, 守中高明

    早稲田文学/早稲田文学会   29 ( 2 ) 4 - 19  2004年03月

    CiNii

  • 「石の聲」と「友の声」のあいだ——吉増剛造からハイデガーへ

    守中高明

    文学/岩波書店   5 ( 2 ) 150 - 151  2004年03月

  • 12人の思想家たち(7)ブランショ

    守中高明

    ふらんす/白水社   78 ( 10 ) 90 - 93  2003年10月

    CiNii

  • 糸圭秀実『革命的な、あまりに革命的な ——「1968年の革命」史論』・書評

    守中高明

    国文学/学燈社   48 ( 10 ) 86 - 87  2003年08月

  • 「錯乱としての六八年」(対談)

    渡部直己, 守中高明

    週刊読書人/読書人   2003年6月20日号 ( 2492 )  2003年06月

  • 来たるべき読者への呼びかけ(座談会)

    小林康夫, 石井洋二郎, 立花英裕, 守中高明

    現代詩手帖「特集・ロートレアモン」/思潮社   46 ( 3 ) 10 - 27  2003年03月

    CiNii

  • 終りなき切迫の思考——モーリス・ブランショ追悼

    守中高明

    週間読書人/読書人   2003年3月14日号 ( 2478 )  2003年03月

  • 歴史、断ち切られる空虚——『ベルリン・ユダヤ博物館のための断片×3』

    守中高明

    ユリイカ/青土社   35 ( 4 ) 142 - 146  2003年03月

    CiNii

  • 怪物の身体——ロートレアモンと古代唯物論

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   46 ( 3 ) 52 - 61  2003年03月

    CiNii

  • 主権の問い、暴力の問い

    守中高明

    図書/岩波書店   ( 645 ) 42 - 45  2003年01月

    CiNii

  • 反復の掟

    守中高明

    吉野朔実『ECCENTRICS エキセントリクス』2・解説エッセイ(小学館文庫)     334 - 337  2002年11月

  • 『稲川方人全詩集』・書評

    守中高明

    図書新聞/図書新聞   2002年7月6日号 ( 2588 )  2002年07月

  • 「歴史・形式・生——現代詩はどこにあるか」(鼎談)

    稲川方人, 平出隆, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   45 ( 6 ) 74 - 94  2002年06月

    CiNii

  • 翻訳の政治学(鼎談)

    金時鐘, 小森陽一, 守中高明

    思想/岩波書店   ( 936 ) 100 - 126  2002年04月

    CiNii

  • 怪物性・翻訳・証言(対談)

    ミシェル・ドゥギー, 守中高明

    ユリイカ/青土社   34 ( 5 ) 250 - 259  2002年04月

    CiNii

  • 孤独・事件・悲歌――『稲川方人全詩集』・栞

    守中高明

    『稲川方人全詩集』思潮社     1 - 3  2002年04月

  • ジャック・デリダ『滞留』・書評

    守中高明

    週刊読書人/読書人   2002年3月8日号 ( 2427 )  2002年03月

  • 「非人間的なるもの」の倫理を定位するために —ジョルジョ・アガンベン『アウシュヴィッツの残りのもの』・書評エッセー

    守中高明

    批評空間/批評空間   3 ( 2 ) 218 - 224  2002年01月

  • 切迫の思考

    守中高明

    思想読本〔3〕ハイデガー/木田元・編/作品社     82 - 84  2001年08月  [招待有り]

  • 「野にさまよう、言葉の震え——吉田文憲『原子野』を読む」(対談)

    吉田文憲, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   44 ( 8 ) 140 - 143  2001年08月

    CiNii

  • グローバリズムの時代における「種」的思考 ——中沢新一『フィロソフィア・ヤポニカ』・書評

    守中高明

    新潮/新潮社   98 ( 6 ) 252 - 253  2001年06月

  • 「〈世界〉のなかで複数であること——シュルレアリスムの戦争・神話・政治」(鼎談)

    西谷修, 鈴木雅雄, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   44 ( 4 ) 10 - 27  2001年04月

    CiNii

  • 記憶の掘り起こしと歴史の書き換え(鼎談)

    岩崎稔, 本橋哲也, 守中高明

    週間読書人/読書人   2000年12月22日号 ( 2367 )  2000年12月

  • 詩と歴史の切り結ぶ場所で(連続シンポジウム第3回)

    野沢啓, 野村喜和夫, 城戸朱理, 守中高明, 永原孝道

    現代詩手帖/思潮社   43 ( 12 ) 194 - 221  2000年12月

    CiNii

  • 近代性の臨界に直面して(連続シンポジウム第2回)

    野沢啓, 野村喜和夫, 城戸朱理, 守中高明, 永原孝道, 辻井喬, 添田馨

    現代詩手帖/思潮社   43 ( 12 ) 164 - 193  2000年12月

    CiNii

  • 戦後詩を解き放つために(連続シンポジウム第1回)

    野沢啓, 野村喜和夫, 城戸朱理, 守中高明, 永原孝道, 吉田文憲, 田中庸介

    現代詩手帖/思潮社   43 ( 12 ) 136 - 163  2000年12月

    CiNii

  • ボーダーライン ——「アジア的身体」のための破片

    守中高明

    ユリイカ/青土社   32 ( 15 ) 188 - 193  2000年12月

    CiNii

  • 田村隆一をいかに超えるか(シンポジウム)

    白石かずこ, 新倉俊一, 藤井貞和, 佐々木幹郎, 和合亮一, 城戸朱理, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   43 ( 11 ) 38 - 60  2000年11月

    CiNii

  • 「日本近代詩」とその分身たち−平出隆『弔父百首』をめぐって・書評エッセー

    守中高明

    新潮/新潮社   97 ( 11 ) 98 - 99  2000年11月

  • Restanceのための破片

    守中高明

    トレイシーズ/岩波書店   1 ( 1 ) 135 - 136  2000年11月

  • 起源のミメーシス——ハイデガーとロマン主義

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   43 ( 9 ) 97 - 103  2000年09月

    CiNii

  • 井戸の過去と未来

    守中高明

    ユリイカ/青土社   32 ( 4 ) 88 - 93  2000年03月

    CiNii

  • 宇野邦一『詩と権力のあいだ』・書評

    守中高明

    週間読書人/読書人   2000年2月4日号 ( 2321 )  2000年02月

  • 闘いの基底——山城むつみ『転形期と思考』・書評

    守中高明

    文学界/文藝春秋   53 ( 12 ) 266 - 268  1999年12月

    CiNii

  • 無言・偶然・わたくしたち—“The Other Voice”論

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   42 ( 10 ) 37 - 40  1999年10月

    CiNii

  • 思考のメタファーとしてのダンス(翻訳)

    アラン・バディウ;守中高明

    批評空間/太田出版   第2期 ( 第22号 ) 132 - 144  1999年07月

    CiNii

  • 時間・運動・リアリティ—保坂和志『〈私〉という演算』・書評

    守中高明

    新潮/新潮社   96 ( 6 ) 292 - 293  1999年06月

  • 朔太郎あるいは「退却」の教え——死児の系譜学(1)

    守中高明

    批評空間/太田出版   2 ( 21 ) 42 - 56  1999年04月

    CiNii

  • 〈存在〉の名としての〈生〉について(翻訳)

    アラン・バディウ, 守中高明

    批評空間/太田出版   第2期 ( 第20号 ) 151 - 159  1999年01月  [招待有り]

  • 形式化と幽霊—東浩紀によるデリダ・書評エッセー

    守中高明

    新潮/新潮社   95 ( 12 ) 184 - 185  1998年12月

  • 死・遅延・無意識

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   41 ( 10 ) 196 - 201  1998年10月

  • 死(者たち)と形式

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   41 ( 9 ) 134 - 139  1998年09月

    CiNii

  • 反動について私が知っている2、3の事柄

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   41 ( 8 ) 46 - 51  1998年08月

    CiNii

  • 文芸時評

    守中高明

    新潮/新潮社   95 ( 8 ) 220 - 224  1998年08月

    CiNii

  • バディウがドゥルーズを読む(翻訳)

    ベルナール・シシェール, 守中高明

    批評空間/太田出版   第2期 ( 第18号 ) 119 - 128  1998年07月  [招待有り]

  • 文芸時評

    守中高明

    新潮/新潮社   95 ( 7 ) 335 - 339  1998年07月

    CiNii

  • 文芸時評

    守中高明

    新潮/新潮社   95 ( 6 ) 224 - 228  1998年06月

    CiNii

  • 小林康夫『創造者たち——現代芸術の現場』・書評

    守中高明

    建築文化/彰国社   1998年5月号  1998年05月

  • 「マルクス主義批判」をめぐって

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   41 ( 5 ) 120 - 126  1998年05月

  • 文芸時評

    守中高明

    新潮/新潮社   95 ( 5 ) 229 - 233  1998年05月

    CiNii

  • 災厄について

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   41 ( 4 ) 131 - 137  1998年04月

  • エドモン・ジャベス『小冊子を脇に抱えた異邦人』・書評

    守中高明

    週刊読書人/読書人   1998年3月13日号 ( 2226 )  1998年03月

  • 喪のポリティクスのための断片×3

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   41 ( 3 ) 134 - 137  1998年03月

    CiNii

  • 自然・クリプト・死

    守中高明

    宮沢賢治全集第13巻(下)月報/筑摩書房    1997年11月

  • ハイデガー全集第4巻『ヘルダーリンの詩作の解明』・書評

    守中高明

    週刊読書人/読書人   1997年10月3日号 ( 2204 )  1997年10月

  • 〈共同性〉批判としての「戦後詩」(鼎談)

    酒井直樹, 川村湊, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   40 ( 9 ) 10 - 26  1997年09月

  • 詩的存在論の政治——ハイデガーによるヘルダーリン

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   40 ( 9 ) 78 - 83  1997年09月

    CiNii

  • 力の刻印——『碑』をめぐる覚え書き

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   40 ( 8 ) 50 - 53  1997年08月

    CiNii

  • 空間を切り裂く声と眼差し —現代詩フェスティヴァル97〈ダンス/ポエジー〉(シンポジウム)

    石光泰夫, 小林康夫, 三浦雅士, 野村喜和夫, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   40 ( 6 ) 48 - 65  1997年06月

    CiNii

  • 酒井直樹『日本思想という問題——翻訳と主体』・書評

    守中高明

    東京新聞   1997年4月27日朝刊  1997年04月

  • アリアドネーの奸策

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   40 ( 3 ) 86 - 91  1997年03月

  • パウル・ツェラン/ネリー・ザックス『往復書簡』イスラエル・ハルフェン『パウル・ツェラーン』・書評

    守中高明

    図書新聞/図書新聞   1997年2月1日号 ( 2328 )  1997年02月

  • リチャード・クライン『煙草は崇高である』・書評

    守中高明

    図書新聞/図書新聞   1997年2月22日号 ( 2331 )  1997年02月

  • 癒えぬものの政治——ハイデガーとヘルダーリンのあいだ

    守中高明

    批評空間/太田出版   2 ( 12 ) 76 - 88  1997年01月

    CiNii

  • 反=書物の時代におけるポエジー ——高橋睦郎+高橋悠治『Voice Garden』・書評

    守中高明

    InterCommunication/NTT出版   ( 18 ) 80 - 81  1996年10月

  • 反復の掟、環の祈り

    守中高明

    加納光於展カタログ/ギャルリー・ユマニテ    1996年10月

  • 丹生谷貴志『死体は窓から投げ捨てよ』・書評

    守中高明

    すばる/集英社   18 ( 9 ) 354  1996年09月

  • 頽廃と批判——「作品」=「非−作品」をめぐる断片

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   39 ( 9 ) 81 - 83  1996年09月

    CiNii

  • 分析、終わりなき分析

    守中高明

    イマーゴ/青土社     386 - 387  1996年07月

  • 国語批判のために——翻訳者としての詩人

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   39 ( 7 ) 48 - 54  1996年07月

    CiNii

  • 幸福の迷宮——ヨシフ・ブロツキー『ヴェネツィア—水の迷宮の夢』・書評

    守中高明

    新潮/新潮社   93 ( 4 ) 377  1996年04月

  • 詩的統覚についての覚書——瀬尾育生『DEEP PURPLE』の余白に

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   39 ( 4 ) 98 - 101  1996年04月

    CiNii

  • エドモン・ジャベス『書物への回帰』・書評

    守中高明

    図書新聞/図書新聞   1996年3月16日号 ( 2286 )  1996年03月

  • 二人、あるいは喪の光景——宮沢賢治における倫理の問い

    守中高明

    言語文化/明治学院大学言語文化研究所   ( 13 ) 18 - 27  1996年03月

  • 〈物質〉の要請——終焉の政治学と詩のプログラム

    守中高明

    情況/情況出版   2 ( 7 ) 51 - 57  1996年03月

  • 詩はニヒリズムに抗う、なぜなら……(鼎談)

    糸圭秀実, 稲川方人, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   39 ( 2 ) 75 - 91  1996年02月

    CiNii

  • 詩、あるいは無の横断について

    守中高明, 小林康夫

    現代詩手帖/思潮社   39 ( 2 ) 138 - 147  1996年02月

    CiNii

  • 強度、あるいは糸なきアリアドネ——分裂者分析をめぐる覚書

    守中高明

    現代思想/青土社   24 ( 1 ) 276 - 279  1996年01月

    CiNii

  • ダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』・書評

    守中高明

    マリ・クレール/中央公論社     228  1995年12月

  • 出来事・記憶・われわれ——『ショアー』と「アウシュヴィッツ以後の詩」の条件

    守中高明

    未来/未来社   351   10 - 13  1995年12月

  • 言葉・沈黙・自由

    守中高明

    國文學/學燈社   40 ( 13 ) 37 - 41  1995年11月

    CiNii

  • 立川健二『愛の言語学』・書評

    守中高明

    図書新聞/図書新聞   1995年10月17日号  1995年10月

  • ノーマン・O・ブラウン『ラヴズ・ボディ』・書評

    守中高明

    すばる/集英社   17 ( 10 ) 290  1995年10月

  • 阿部良雄『シャルル・ボードレール——〈現代性の成立〉』・書評

    守中高明

    すばる/集英社   ( 10 ) 290  1995年10月

  • 『ほんたうの神様』と『科学』(インタヴュー)

    吉本隆明, 守中高明

    文藝/河出書房新社   34 ( 3 ) 64 - 74  1995年08月

  • 岩成達也『私の詩論大全』・書評

    守中高明

    図書新聞/図書新聞   1995年8月5日号  1995年08月

  • 政治(翻訳)

    ジャン=リュック・ナンシー, 守中高明

    批評空間/太田出版   第2期 ( 第6号 ) 68 - 87  1995年07月  [招待有り]

  • 二人、あるいは盲目——パウル・ツェランの眼差し

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   38 ( 7 ) 74 - 77  1995年07月

    CiNii

  • ヴィクトール・セガレン『〈エグゾティスム〉に関する試論/羈旅』・書評

    守中高明

    文藝/河出書房新社   34 ( 2 ) 333  1995年05月

  • 記号・出来事・反復——詩的言語と舞踏する身体

    守中高明

    WALK/水戸芸術館ACM劇場   1 ( 15 ) 40 - 41  1995年03月

  • エチエンヌ・バリバール『ルイ・アルチュセール——終りなき切断のために』・書評

    守中高明

    文藝/河出書房新社   34 ( 1 ) 331  1995年02月

  • 反=俯瞰的な詩の可能性へ(鼎談)

    野村喜和夫, 城戸朱理, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   37 ( 12 ) 10 - 29  1994年12月

  • 佐々木敦『ゴダール・レッスン』・書評

    守中高明

    カイエ・デュ・シネマ・ジャポン   ( 14 ) 16 - 17  1994年12月

  • 抒情・イロニー・物質——伊東静雄と保田與重郎のあいだ

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   37 ( 9 ) 58 - 61  1994年09月

    CiNii

  • 辻井喬『詩が生まれるとき』・書評

    守中高明

    新潮/新潮社   91 ( 7 ) 417  1994年07月

  • マルグリット・デュラス『廊下で座っているおとこ』・書評

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   37 ( 7 ) 113  1994年07月

  • 灰の分有——パウル・ツェラン試論

    守中高明

    批評空間/太田出版   2 ( 2 ) 170 - 183  1994年07月

  • 分析主体と(しての)理論の主体・書評(海外新刊紹介)

    守中高明

    イマーゴ/青土社   5 ( 5 ) 260 - 261  1994年05月

  • 茄子の思考——あるいは唯物論的「イロニイ」について

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   37 ( 2 ) 108 - 112  1994年02月

  • 詩的言語の普遍性(鼎談)

    粕谷栄市, 野沢啓, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   36 ( 14 ) 10 - 29  1993年12月

  • フィリップ・ソレルス『女たち』・書評

    守中高明

    文藝/河出書房新社   32 ( 4 ) 353  1993年11月

  • 自然・表徴・悲劇——ヘルダーリンによる非−神学としての詩学

    守中高明

    ルプレザンタシオン/筑摩書房   ( 5 ) 67 - 74  1993年11月

  • 線と浅さ——コクトーの手

    守中高明

    新潮/新潮社   90 ( 7 ) 250 - 251  1993年07月

  • 拘束と放棄——ポール・オースターによる「フランス詩」

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   36 ( 6 ) 88 - 91  1993年06月

    CiNii

  • どこで詩を成り立たせるか——詩への欲望・疑義・特権性(鼎談)

    瀬尾育生, 横木徳久, 守中高明

    現代詩手帖/思潮社   36 ( 7 ) 92 - 117  1993年05月

  • 加納光於『夢のパピルス』・書評

    守中高明

    現代詩手帖   36 ( 3 ) 158 - 159  1993年03月

  • 宇野邦一『日付のない断片から』・書評

    守中高明

    図書新聞/図書新聞   1993年2月13日号 ( 2137 )  1993年02月

  • 不可能なる喪

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   36 ( 2 ) 45 - 47  1993年02月

    CiNii

  • 〈忘却〉の地層

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   35 ( 12 ) 116 - 121  1992年12月

  • 精神分析とその署名者——R.マジョール、J.デリダ他『ラカンと哲学者たち』・書評(海外新刊紹介)

    守中高明

    イマーゴ/青土社   3 ( 10 ) 244 - 245  1992年10月

  • 〈文字〉の審級

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   35 ( 10 ) 136 - 137  1992年10月

  • 〈翻訳者〉としての詩人

    守中高明

    現代詩手帖   35 ( 9 ) 173 - 175  1992年09月

    CiNii

  • 〈擬体〉のリアリティ

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   35 ( 8 ) 174 - 175  1992年08月

  • アルトー/デリダ『デッサンと肖像』・書評

    守中高明

    図書新聞/図書新聞   1992年7月4日号 ( 2108 )  1992年07月

  • 〈残酷〉の不在

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   35 ( 7 ) 126 - 127  1992年07月

  • 強度と光——宮澤賢治における〈自然〉

    守中高明

    四次元実験工房/矢立出版   ( 16 ) 84 - 94  1992年06月

  • 歌と出来事——大野一雄『魂の風景』のために

    守中高明

    現代詩手帖   35 ( 6 ) 86 - 88  1992年06月

    CiNii

  • 思弁的なるものの休止(翻訳)

    フィリップ・ラクー=ラバルト, 守中高明

    批評空間/福武書店   第1期 ( 第5号 ) 218 - 244  1992年04月  [招待有り]

  • ヘルダーリンをめぐる対話――フィリップ・ラクー=ラバルトに聞く(翻訳)

    フィリップ・ラクー=ラバルト, 守中高明

    批評空間/福武書店   第1期 ( 第5号 ) 202 - 217  1992年04月  [招待有り]

  • (反)オイディプスと(しての)言葉——朝吹亮二/松浦壽輝のための断片×2

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   35 ( 3 ) 101 - 107  1992年03月

    CiNii

  • 谷川渥『バロックの本箱』・書評

    守中高明

    図書新聞/図書新聞   1992年2月8日号 ( 2088 )  1992年02月

  • 無の刻印——エドモン・ジャベス試論(1)

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   34 ( 6 ) 124 - 129  1991年06月

    CiNii

  • 吉岡実における引用とパフォーマティヴ

    守中高明

    現代詩読本・特装版 吉岡実/思潮社     181 - 189  1991年04月

  • 透明と痕跡——瀧口修造の場処

    守中高明

    現代詩手帖/思潮社   34 ( 3 ) 66 - 71  1991年03月

    CiNii

  • 治癒と反復——イジドール・デュカスによる『ポエジー』

    守中高明

    哲学/哲学書房   3 ( 4 ) 187 - 195  1989年12月

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書籍等出版物

  • ジャック・デリダ『他者の単一言語使用――あるいは起源の補綴』

    守中高明( 担当: 単訳,  担当範囲: 1‐216頁)

    岩波文庫/岩波書店  2024年08月 ISBN: 9784003860229

  • 親鸞万華鏡

    守中高明( 担当: 分担執筆,  担当範囲: インタヴュー「現代の思想として親鸞を読み解く」、pp.227‐237)

    東本願寺出版  2023年12月 ISBN: 9784834106831

  • 浄土の哲学――念仏・衆生・大慈悲心

    守中高明( 担当: 単著)

    河出書房新社  2021年08月 ISBN: 9784309228259

  • 持続可能な世界への法――Law and Sustainabilityの推進―― (分担執筆:第10章「ケアの存在倫理学――可傷性・責任・ホスピタリティ」を寄稿)

    守中高明( 担当: 分担執筆)

    早稲田大学比較法研究所/成文堂  2020年08月

  • アーレント読本(分担執筆:第Ⅱ部・2「約束と赦し――アウシュヴィッツ以後の時代における政治倫理学」を寄稿)

    守中高明( 担当: 分担執筆)

    法政大学出版局  2020年07月 ISBN: 9784588151095

  • 他力の哲学――赦し・ほどこし・往生

    守中高明( 担当: 単著)

    河出書房新社  2019年02月 ISBN: 9784309249001

  • ジャック・デリダと精神分析――耳・秘密・灰そして主権

    守中高明( 担当: 単著)

    岩波書店  2016年11月 ISBN: 9784000611572

  • ジャック・デリダ『赦すこと——赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』

    翻訳

    未来社  2015年07月 ISBN: 9784624932633

  • モーリス・ブランショ『他処からやって来た声——デ・フォレ、シャール、ツェラン、フーコー』

    翻訳

    以文社  2013年02月 ISBN: 9784753103102

  • 終わりなきパッション——デリダ、ブランショ、ドゥルーズ

    守中高明( 担当: 単著)

    未来社  2012年03月 ISBN: 9784624011857

  • 〈前衛〉とは何か?〈後衛〉とは何か?——文学史の虚構と近代性の時間(分担執筆:「ブルトンにおける〈近代〉——有限性の問い、偶然性の問い」を寄稿)

    塚本昌則, 鈴木雅雄編, 鈴木啓二, 守中高明, 澤田直, 他

    平凡社  2010年04月

  • 詩的間伐——対話2002−2009(鼎談:第10章「「悲劇の恋/歌」の場所」、第11章「「素朴さ」にどう対峙するか」に参加)

    稲川方人, 瀬尾育生

    思潮社  2009年10月

  • 系族

    守中高明

    思潮社  2009年07月 ISBN: 9784783731368

  • 21世紀を生き抜くためのブックガイド——新自由主義とナショナリズムに抗して(鼎談:第3章「記憶の掘り起こしと歴史の書き換え」に参加)

    岩崎稔, 本橋哲也編, 田崎英明, 酒井隆史, 守中高明

    河出書房新社  2009年04月

  • 思考のフロンティア 壊れゆく世界と時代の課題(基調報告および座談会:第4章「言語と法、人間の領域——正義はどこにあるか」に参加)

    市野川容孝, 小森陽一編, 米谷匡史, 姜尚中, 臼杵陽, 高橋哲哉, 上野成利, 杉田敦, 守中高明, 竹村和子, 齊藤純一, 金子勝

    岩波書店  2009年03月 ISBN: 9784000228886

  • ジャック・デリダ『精神分析の抵抗』

    翻訳(分担訳, 鵜飼哲, 守中高明, 石田英敬)

    青土社  2007年06月 ISBN: 9784791763320

  • 変成する思考——グローバル・ファシズムに抗して

    市野川容孝, 小森陽一, 守中高明, 米谷匡史

    岩波書店  2005年08月 ISBN: 4000270141

  • 守中高明( 担当: 単著)

    岩波書店  2005年06月 ISBN: 4000270109

  • 存在と灰——ツェラン、そしてデリダ以後

    守中高明( 担当: 単著)

    人文書院  2004年06月 ISBN: 4409040677

  • ジャック・デリダ『コーラ プラトンの場』

    翻訳

    未来社  2004年04月 ISBN: 4624932528

  • 『Edge 映画と詩のあいだ』United Islands of Poetry

    吉増剛造, 永原孝道, 城戸朱理, 守中高明

    Art Square(共著:第3章「United Islands of Poetry」)  2003年11月

  • 講座文学4『詩歌の饗宴』(分担執筆:「詩と国境——民族・翻訳・宛先」を寄稿)

    守中高明

    岩波書店  2003年11月 ISBN: 400011204x

  • 〈歴史認識〉論争(分担執筆:「「靖国神社」論争——戦死者と国家」を寄稿)

    高橋哲哉編, 守中高明

    作品社  2002年10月

  • ジル・ドゥルーズ『批評と臨床』

    翻訳(共訳, 守中高明, 谷昌親, 鈴木雅大

    河出書房新社  2002年10月 ISBN: 4309242634

  • 『「知」的放蕩論序説』

    蓮實重彦, 糸圭秀実, 渡部直己, 菅谷憲興, 守中高明

    河出書房新社(共著:第3章「思想と歴史をめぐって」に参加)  2002年10月 ISBN: 4309015050

  • Ph.ラクー=ラバルト&J-L.ナンシー『ナチ神話』

    翻訳

    松籟社  2002年07月 ISBN: 4879842206

  • 事典 哲学の木(項目:「詩」を担当)

    守中高明

    講談社  2002年03月

  • 『ミシェル・フーコー思考集成X』

    翻訳

    筑摩書房(分担訳:「倫理の系譜学について——進行中の作業の概要」を担当)  2002年03月 ISBN: 4480790306

  • シスター・アンティゴネーの暦のない墓

    守中高明

    思潮社  2001年11月 ISBN: 4783712859

  • 思想読本3・ハイデガー(分担執筆:「切迫の思考」を寄稿)

    木田元編, 守中高明

    作品社  2001年08月

  • ジャック・デリダ『たった一つの、私のものではない言葉』

    翻訳

    岩波書店  2001年05月 ISBN: 4000012932

  • 現代詩読本・田村隆一(分担執筆:「「われわれ」とは誰か」を寄稿)

    守中高明

    思潮社  2000年08月

  • 文化解体の想像力(分担執筆:「贈与と驚異——『ナジャ』論」を寄稿)

    鈴木雅雄, 真島一郎編, 守中高明

    人文書院  2000年07月

  • 宗教への問い2:「光」の解読(分担執筆:「言葉そして狂気——ヘルダーリンの光」を寄稿)

    小林康夫編, 守中高明

    岩波書店  2000年06月

  • 脱構築

    守中高明( 担当: 単著)

    岩波書店  1999年12月 ISBN: 4000264257

  • 現代詩文庫・守中高明詩集

    守中高明

    思潮社  1999年05月 ISBN: 4783709262

  • シュルレアリスムの射程——言語・無意識・複数性(分担執筆:「ブルトンとコミュニケーションの問い」を寄稿)

    鈴木雅雄編, 守中高明

    せりか書房  1998年10月

  • 反=詩的文法

    守中高明( 担当: 単著)

    思潮社  1995年06月 ISBN: 478371570x

  • 大真実(分担執筆:「幸福」「労働」「喪」を寄稿)

    中沢新一, 赤間啓之, 守中高明, 香山リカ, 上野俊哉編

    新潮社  1995年04月

  • ドゥルーズ横断(分担執筆:「子供の情景——痛み・これ・リトルネロ」を寄稿)

    宇野邦一編, 守中高明

    河出書房新社  1994年09月 ISBN: 4309241522

  • ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ『千のプラトー』

    翻訳(共訳, 宇野邦一, 小沢秋広, 田中敏彦, 豊崎光一, 宮林寛, 守中高明

    河出書房新社  1994年09月 ISBN: 4309241514

  • 現代詩文庫 続続・天沢退二郎詩集

    天沢退二郎, 解説, 守中高明, 譚海の掟, 天沢退二郎試論

    思潮社  1993年10月

  • ジャック・デリダ『シボレート——パウル・ツェランのために』

    翻訳(共訳, 小林康夫, 守中高明, 吉光夫

    岩波書店  1990年03月 ISBN: 4000026763

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Works(作品等)

  • 弟11回ジェノヴァ国際ポエトリィ・フェスティヴァル

    芸術活動 

    2005年06月
    -
     

  • レクチャー「欲動・反復・痕跡——詩のリズム」、in港大尋「リズムデザイン」ワークショップ&レクチャー(第4回)、2004年2月14日、門前仲町天上ホール

    芸術活動 

    2004年02月
    -
     

  • 「砂の日」(テクスト+朗読:守中高明、ピアノ+作曲:港大尋/1999年12月24日、門前仲町天上ホール)

    芸術活動 

    1999年12月
    -
     

  • 「シスター・アンティゴネーの暦のない墓」(テクスト+朗読:守中高明、ピアノ+作曲:港大尋/1997年11月6日、いずみホール)

    芸術活動 

    1997年11月
    -
     

  • 「二人、あるいは国境の歌」(テクスト:守中高明)、ピアノ+作曲:三宅榛名、朗読:黒木里美・守中高明/1995年11月8日、天王洲アイル・スフィアメックス)

    芸術活動 

    1995年11月
    -
     

講演・口頭発表等

  • 発表「誰のために学ぶのか――総動員体制に抗う、私たちーのー今」

    守中高明

    早稲田奉仕園・キリスト教会館  

    発表年月: 2024年07月

    開催年月:
    2024年07月
     
     
  • 発表「非-人間的なるものの詩学――ガザ・ジェノサイドの時代に問うべきものはなにか」

    守中高明  [招待有り]

    「脱構築研究会」10周年ミーティング(於・早稲田大学文学学術院)  

    発表年月: 2024年02月

    開催年月:
    2024年02月
     
     
  • 発表「「本願」の構造と力:称名念仏・時間錯誤・パフォーマティヴ」

    守中高明  [招待有り]

    EAAシンポジウム「仏教と哲学の対話」(於・東京大学東アジア藝文書院)  

    発表年月: 2022年01月

    開催年月:
    2022年01月
     
     
  • 講演「他力・離脱・信――親鸞とエックハルトのあいだ」

    守中高明  [招待有り]

    真宗学会大会(於・大谷大学)  

    発表年月: 2021年10月

  • 発表「神あるいは自然――スピノザと親鸞における内在の哲学」

    守中高明  [招待有り]

    日本印度学仏教学会:EBS設立100周年記念パネル「浄土教は現代思想の課題にいかに応えるか」(於・大谷大学)  

    発表年月: 2021年09月

    開催年月:
    2021年09月
     
     
  • 講演「ヨーロッパの難民とテロをめぐる言説と法――精神分析と法との対話」

    守中高明  [招待有り]

    公開講演・討論会(於・早稲田大学/主催:EU法最新動向研究会〔比研共同プロジェクト〕共催:早稲田大学法学学術院・比較法研究所)  

    発表年月: 2017年05月

  • 講演「非-権力と神的暴力――主権なき「赦し」のほうへ」

    守中高明  [招待有り]

    国際哲学コレージュ(パリ)   (パリ)  国際哲学コレージュ(パリ)  

    発表年月: 2015年12月

  • 発表「市民という形象――《National》、《Racial》、《Popular》のあいだで」

    守中高明  [招待有り]

    シンポジウム「ポピュラリティ(共同性)、ポピュレイション(人口)、ポピュリズム(大衆迎合主義)――西川長夫の思い出のために」(於・大阪人権博物館/主催:カルチュラル・タイフーン2015)  

    発表年月: 2015年06月

  • 発表「ファロス・亡霊・天皇制――ジャック・デリダと中上健次」

    守中高明  [招待有り]

    ジャック・デリダ没後10年シンポジウム(於・早稲田大学 小野記念講堂/主催:文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「近代日本の人文学と東アジア文化圏―東アジアにおける人文学の危機と再生―」)  

    発表年月: 2014年11月

    開催年月:
    2014年11月
     
     
  • パネル・ディスカッション「新自由主義とは何か――国家戦略特区から見えて来る今日の世界」

    パネリスト:宇都宮健児(弁護士・日弁連元会長)+郭洋春(立教大学経済学部教授)+中山智香子(東京外国語大学大学院教授)/司会進行:守中高明

    シンポジウム「TPP、国家戦略特区――日本社会の危機を考える」(於・早稲田大学国際会議場/主催:現代社会経済研究会)  

    発表年月: 2014年10月

  • パネル・ディスカッション「批評の言葉とテロル」

    パネリスト:貝澤哉(早稲田大学文学学術院教授)+西脇雅彦(訳者)+福山智(訳者)+守中高明/司会:堀千晶(早稲田大学文学学術院非常勤講師)  [招待有り]

    ジャック・ランシエール『言葉の肉』出版記念シンポジウム/主催:早稲田大学文学学術院文化構想学部・文芸ジャーナリスム論系  

    発表年月: 2013年07月

  • 対談「他者の衝撃と詩の変容――パウル・ツェランをめぐって」

    福間具子(武蔵大学人文学部准教授) + 守中高明  [招待有り]

    「他者の衝撃と詩の変容――パウル・ツェラン/他者の表象/不可能性としての詩」企画:早稲田大学現代文学研究会/於・早稲田大学戸山キャンパス36号館682教室  

    発表年月: 2009年12月

  • 講演「出会いの秘密」について――パウル・ツェランにおける他性の詩学

    守中高明  [招待有り]

    「他者の衝撃と詩の変容――パウル・ツェラン/他者の表象/不可能性としての詩」企画:早稲田大学現代文学研究会/於・早稲田大学戸山キャンパス36号館682教室  

    発表年月: 2009年12月

  • 対談「日本のモデルニテ・再考――鹿鳴館から人間天皇まで」

    坂部恵(東京大学名誉教授)+ 守中高明  [招待有り]

    公開講座〈有度サロン〉:SPAC(静岡県舞台芸術センター) 舞台芸術公園・稽古場棟「BOXシアター」  

    発表年月: 2008年04月

    開催年月:
    2008年04月
     
     
  • 発表「自民族-人間中心主義批判としての翻訳――ベンヤミン、セガレン、デリダ」

    守中高明  [招待有り]

    国際シンポジウム「翻訳と〈世界〉の意味」(於・淡江大学:台湾)  

    発表年月: 2006年06月

    開催年月:
    2006年06月
     
     
  • 講演「詩的領野としての「間=あいだ」――木村敏、アンドレ・ブルトン、ジャック・デリダ」

    守中高明  [招待有り]

    客員研究員・特別講演会(於・国立東洋言語文化研究院〔INALCO〕:パリ)  

    発表年月: 2006年02月

  • 鼎談「ひとは写真/映像を撮ることができない」

    稲川方人+豊島重之+守中高明  [招待有り]

    「テレ・トリローグ te' le'-trilogue」於 photographers' gallery(東京都新宿区)  

    発表年月: 2004年07月

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • ジャック・デリダにおける宗教哲学の諸問題

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2022年03月
     

    守中 高明

     概要を見る

    現代フランスの哲学者ジャック・デリダが錬成した宗教的思考をめぐる独自の諸概念を日本の鎌倉仏教の解釈に導入することにより、報告者は法然・親鸞・一遍らの中世浄土教を現代において実効性をもつ思考へと刷新することに成功した。著書『他力の哲学――赦し・ほどこし・往生』(河出書房新社、2019年2月、全249ページ)および『浄土の哲学――念仏・衆生・大慈悲心』(同前、2021年8月、全270ページ)がその成果である。
    この2冊の刊行後、複数の仏教学会における講演や発表、仏教系およびキリスト教系の雑誌・新聞における寄稿や著者インタヴュー等の依頼があり、それぞれ少なからぬ反響を得た。

  • ジャック・デリダと精神分析の諸問題

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2018年03月
     

    守中 高明

     概要を見る

    現代フランスの哲学者ジャック・デリダが精神分析学とのあいだに切り結んでいる深く錯綜した諸関係を網羅的に読み解き、その成果を単著『ジャック・デリダと精神分析――耳・秘密・灰そして主権』(岩波書店、2016年、全258ページ)として刊行した。また、晩年のデリダの最重要の問題系である「赦し」についてのつぎの著書を詳細な解説論文を付して翻訳・刊行した:『赦すこと――赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』(未来社、2015年、全140ページ)。
    その他、デリダ没後10周年を記念して開催された大規模シンポジウムにおいて発表を行い、その成果は現代哲学専門誌の特集号に収録された。

Misc

 

現在担当している科目

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社会貢献活動

  • 出演:守中高明×森元斎『アナキズムの現在形――暴力、貨幣、国家を問い直す』

    企画・MC : 代 麻理子 YouTube チャンネル「未来に残したい授業」 

    2024年10月
    -
    継続中

  • 出演『「赦し」とは何か――法然・親鸞から考える死刑廃止論』

    企画・MC:代 麻理子 YouTubeチャンネル「未来に残したい授業」 

    2023年09月
    -
    継続中

  • 出演『「贈与論」から読み解く浄土仏教――元祖アナキスト 一遍』

    企画・MC:代 麻理子 YouTubeチャンネル「未来に残したい授業」 

    2023年03月
    -
    継続中

  • 出演『ドゥルーズで読み解く浄土仏教――親鸞と生成変化』

    企画・MC:代 麻理子  YouTubeチャンネル「未来に残したい授業」 

    2023年02月
    -
    継続中

  • 出演『他力の哲学――「未来完了」という自由、「自然(じねん)」というエチカ』

    企画・MC:代 麻理子  YouTube チャンネル「未来に残したい授業」 

    2022年12月
    -
    継続中

  • 「声たち、ざわめく灰の記憶~境界線の言葉~」 主演・テクスト・朗読パフォーマンス:守中高明、共演:蜷川有紀、作曲・ピアノ:港大尋

    制作:テレコムスタッフ/提供:Art Square  シリーズ「Edge 未来を、さがす」/スカイパーフェクTV216CH 

    2001年10月
     
     

     概要を見る

    〜声たち、ざわめく灰の記憶——境界線の言葉〜
    (シリーズ「Edge〜未来を、さがす」)
    ドキュメンタリー作品(インタヴュー、朗読パフォーマンス等)

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特別研究期間制度(学内資金)

  • ジャック・デリダ研究

    2015年09月
    -
    2017年03月

    フランス   パリ西大学(ナンテール校)

  • シュルレアリスムと「間」の概念

    2005年04月
    -
    2006年03月

    フランス   国立東洋言語文化研究院

他学部・他研究科等兼任情報

  • 法学学術院   大学院法学研究科

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

特定課題制度(学内資金)

  • シレジウスにおける否定神学とその彼方――現代哲学からのアプローチ

    2023年  

     概要を見る

     キリスト教神秘主義詩人アンゲルス・シレジウス(1624‐1677年)の思考は、一般に「否定神学」と呼ばれる。しかし、代表作『ケルビムのごとき旅人』(1675年)を緻密に読解するとき、その呼称の不適切性が理解される。シレジウスにおける〈神性〉とは、知と言語によって把握・表現することが可能なものに対立する否定性ではなく、人間知性の領界=秩序に還元できない別種の〈過剰〉そのものなのである。 シレジウスが呼びかける神は、いかなる名も適合しないがゆえにあらゆる名を要求し、いかなる固有性も持たぬがゆえにあらゆるものを受け容れ、いかなる言語活動も非‐十全であるがゆえに絶えざる呼びかけを触発する。それは人間存在をして無限の自己贈与へと誘うなにかであり、その〈過剰〉に晒されるとき、因果律と目的論の一切は失効する。  事実、『根拠律』(1957年)一冊をシレジウス読解に充てたハイデガーは、「薔薇は何故なしにある、それは咲くが故に咲く」という詩人の名高い一句をライプニッツの「根拠の命題」=「いかなるものも根拠なしに在るのではない」と対照させつつ、この詩句の孕む「矛盾」とその解消の方向性を指し示す。この詩句と命題が相互に矛盾をはらんで見えるとすれば、それは人間が「根拠の命題の支配圏」に属する仕方を「薔薇」から「区別」するかぎりにおいてのみであり、人間は「薔薇のごとくに――何故なしに――あるとき初めて〔…〕最も覆蔵された根柢において真実にある」のだ、と。   それゆえシレジウスの思考は、すぐれて現代的意義をもつ。アルゴリズムを根拠としてあらゆる事象をプログラム化し、その目的論から外れるものを非‐効率的だとして排除する現代世界――肥大化し続けるその全体性への批判的視座をシレジウスは与えてくれる。 この研究は、単著『祈りの哲学――神・無・共同体』(河出書房新社、近刊)の第2部に発表される。

  • エックハルトにおけるキリスト教神学の脱構築――現代哲学からのアプローチ

    2022年  

     概要を見る

     エックハルトは、キリスト教神学の根本諸概念を問うことで未聞の地平を拓いた。彼の説く「離脱」と「放下」はパラドックスを構成する。「離脱」とは「神を強いて私に来たらしめる」働きであり、「純粋な離脱せる心」は「神の流入に対する最大の受容性」である。他方、エックハルトは「放下」の「究極」は「神を神のために放下すること」だと言う。最大に「受容」した神を「放下」するとき、なにが起きるか。それは「自存する自体性における神」の現前であり、そのとき人は「一真人」へと生成を遂げる。神を内在性の領野へ解体し、一切の他律的原理に拠らない〈生〉を可能にするこの思考は、現代社会の抑圧的構造からの自由の原理を示している。

  • 親鸞・一遍と日本中世被差別民の問い――反差別社会の実現へむけて

    2020年  

     概要を見る

     日本中世仏教史上、法然がはじめて切り拓いたのは、「一切衆生」を救済する普遍的平等の地平であった。究極の易行たる称名念仏だけを救済の条件なき条件としたその教えは、社会のあらゆる階層を包摂する革新的なものであった。 救済のその無条件化をさらにラディカルにしたのが、親鸞である。社会の規範的秩序の外へ排除された人々、とりわけ狩猟・漁労の民などの殺生せざるを得ない人々、「醞売」=酒を醸造し売る人々、すなわち「屠沽の下類」と呼ばれ「悪人」と見なされた被差別の民こそが救済の「正因」であると親鸞は考えたのであり、名高い「悪人正機」説とは、この時代においてはそのような反‐差別の教えを意味していたのである。 一遍もまた、被差別の民をみずからの「ともがら」として迎え入れた。全国を遍歴したその「遊行」と踊り念仏の集団には、つねに多数の「非人」たち、「異形異類」の者たちがいたことは『一遍聖絵』に見られる。一遍の教えの特異性は、被差別の民を踊り念仏の主体とし、その〈身体‐精神〉の力能を最大化させることで、宗教的‐社会的諸規範の抑圧的観念系列から解放された、まったき肯定性への目覚めを与えることにあった。 親鸞・一遍の傑出したこの「大慈悲」の実践は、現代社会における反‐差別の運動にとって、かけがえのないモデルを差し出している。

  • 日本仏教思想と新たな相互扶助社会の理論―法然・親鸞・一遍から現代へ

    2019年  

     概要を見る

      経済格差が顕著となり社会的弱者のためのセーフティ・ネットが機能不全に陥っている現代日本社会において、社会福祉制度の欠陥を補うオルタナティヴをいかにして構築すべきか。  中世日本仏教の異才・一遍は「踊り念仏」を展開しつつ各所で炊き出しや食料の配布などの施しを行なった。その特徴は(1)純粋贈与としての施し (2)施しの連鎖 (3)施しの連鎖が可能にする構成員の社会的属性を問わない集団の編成である。  人間的倫理のみを根拠とするがゆえに脆弱であるかに思われるこの相互扶助のネットワークは、しかし、きわめて強靭な力を発揮した――自律的で可動的なこの社会関係の実効性は、現代においてこそ試されるべきである。

  • ジャック・デリダにおける「場」の理論――プラトン『ティマイオス』の解釈をめぐって

    2001年  

     概要を見る

    ジャック・デリダによる脱構築の戦略――それは、体系的一貫性を目指しあるいは自負する哲学的テクストにおける、しばしば当のテクスト自体が無意識な、あるいは抑圧し、あるいは忘却している、そんな異質性を再‐刻印し、その還元不可能性を一つの出来事として露出させることに存する。プラトンの哲学が内包するそのような異質性とは何か。『ティマイオス』において言及される「コーラ」こそはその名である。「あらゆる生成の、いわば養い親のような受容者」としての「コーラ」を、プラトンは「叡智的なもの」でもなく「感性的なもの」でもない「第三のジャンル」と呼んでいるが、デリダによれば、これは存在者の三つ目のジャンルではなく、存在の反対物=非存在でもない。また、プラトンの語りの中でフィクションとして想定され、やがてしかるべきやり方でロゴスへと止揚される神話素なのでもない。それはそれ自体としてのいかなる実質も欠いた何か、ロゴスの言説によってはただ「~でも~でもない」としか表現され得ないような非‐固有性そのものであり、したがってそれは弁証法に対してある特異な関係を持っている。つまり、それは弁証法的な二項の対立措定のいずれにも属さず、しかし、当の対立措定がそこから発してはじめて可能になるようなある運動性であり、いわばそれは対立措定の非‐対称的な「外部」を構成しているのである。存在論的文法をその非‐固有性の法によって攪乱すること――それこそが「コーラ」の効果なのである。 プラトン自身によって書き込まれたプラトニスムの外部への通路である「コーラ」から発して、われわれはさまざまなジャンルにおける「場」の理論を再検討することができる。たとえば精神分析、建築、さらには公共空間のあり方(移民・難民の受け容れ、路上生活者の権利等)まで、「コーラ」に準拠するとき、それらの通念は根本的刷新を余儀なくされるだろう。