2024/04/24 更新

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ヨウ タツシ
楊 達
所属
文学学術院 文学部
職名
教授
学位
修士

研究キーワード

  • 中国語・中国文学

 

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本人英語学習者の学術論文執筆能力向上を目指す3Dマルチメディア教材開発と検証

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

    瀧本 将弘, 楊 達

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    概念メタファー理念に基づく立体空間を構築した3D英語マルチメディア教材の開発とその有効性を検証した。また、英語の強調及び緩和表現の使用方法を日本人英語学習者に指導し、英語のライティングにおける強調及び緩和表現使用の改善を見出すことができた。また、2D教材を使用した教員主導指導方法との比較をし、学習者の認知的処理の異なりを発見し、その異なりが学習成果と密接に関わることも併せて発見した。更に開発したインターネットソフトの学習者主導使用と教員主導使用とを比較したが、異なりを見出すことが出来ず、インターネットソフトが持つ本来の機能と特徴が指導方法の異なりを影響力でまさることも発見した

  • 遠隔教育のための空間認知体系に準拠する中国語マルチメディア教材の開発と評価

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2003年
    -
    2004年
     

    楊 達, 成田 誠之助, 藤田 真一, 尹 明

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    インターネットを使った遠隔語学教育のための教材を人間の空間認知と結びつけて行うことの可能性を探るのが本研究の中心テーマである。2003年度では,試験的にシステムを制作し,自然言語習得の過程に近い形で,パソコン上に3D空間を構築し,それをこれまで開発してきた「Dig中国語学習システム」とを組み合わせ,全18課分の内容の枠組みを作った。2004年度はシステムの最終的な完成を目指し、システムのインターフェース、学習者のデータ管理などの製作およびサーバの負荷実験を行った。今後は継続的に既習項目,未収項目の得点データを作成し、本格的な評価をする予定である。また、2004年では、開発途中の研究経過、特にネットワークと外国語学習の側面を中心に学会などで発表した

  • 遠隔教育のための空間認知体系に準拠する中国語マルチメディア教材の開発と評価

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2003年
    -
    2004年
     

    楊 達, 成田 誠之助, 藤田 真一, 尹 明

     概要を見る

    インターネットを使った遠隔語学教育のための教材を人間の空間認知と結びつけて行うことの可能性を探るのが本研究の中心テーマである。2003年度では,試験的にシステムを制作し,自然言語習得の過程に近い形で,パソコン上に3D空間を構築し,それをこれまで開発してきた「Dig中国語学習システム」とを組み合わせ,全18課分の内容の枠組みを作った。2004年度はシステムの最終的な完成を目指し、システムのインターフェース、学習者のデータ管理などの製作およびサーバの負荷実験を行った。今後は継続的に既習項目,未収項目の得点データを作成し、本格的な評価をする予定である。また、2004年では、開発途中の研究経過、特にネットワークと外国語学習の側面を中心に学会などで発表した

  • IT環境における新しい汎用的な教科教育システムアーキテクチャの構築と評価

    日本学術振興会  科学研究費助成事業

    研究期間:

    2002年
    -
    2004年
     

    成田 誠之助, 楊 達, 尹 明, 藤田 真一, 林 俊成, 保坂 敏子, スワン 彰子

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    平成16年度に行った研究によって得られた新たな知見等の成果は以下の通りである。1.「遠隔教育支援サイトAccess to Japan」を立ち上げ、韓国Sunmoon大学との間で遠隔教育実験を行った。本実験は、韓国在住の韓国人の日本語学習者に対し、ネイティブ(日本人)が録音した音声ファイルをアップロードできるWeb上の電子掲示板を介して発音の誤りの指摘するという方法で行われた。その結果、以下の2点が示唆された。(1)本システムを利用することで、海外でもネイティブの発音指導を受けることが可能であること(2)本システムを利用し、ネイティブに録音した音声を聞いてもらうという経験をすることで、発音に対する自信のなさを軽減できること本研究成果については平成16年度情報処理教育研究集会や国際会議IWLeL2004にて報告した。2.LAN環境における授業支援システム「LINCS」を早稲田大学理工学部のドイツ語の授業で利用し評価を行った。その結果、特にレポート提出機能や教材ファイル提示機能といった、教員-学生間のファイル交換の機能について、システムを利用しない講義と比較して利便性が増したという声を教員・学生双方から聞くことができた。本研究成果についてはPCカンファレンス2004で報告した。3.日本人中国語学習者に対して、中国語のピンインの習得度と発音の正しさを調査したところ、これら2つには相関があることが示唆された。本研究成果を国際会議e-Learn2004にて報告した

  • 中国語チュートリアルシステムの国際共同開発

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2002年
    -
    2004年
     

    砂岡 和子, 村上 公一, 楊 立明, 楊 達, 劉 傑, 斎藤 泰治, 青山 瑠妙, 梅田 雅子

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    北京大学および台湾師範大学と共同で、中国語口語能力に焦点をあてた教学プログラムの国際開発を行った。平成14年はインターネット経由による両校からの授業配信実験を行い、平成15年より授業管理プラットフォームの構築(http//www.tcwaseda.net/tc/)、インストラクター養成法、テキスト共同編集、平成16年にはWeb作文添削、自動クラス分けWeb試験の開発、授業と連動したCallドリルなど教学プログラムの開発を行った。
    平成15年より早稲田大学正規科目として、北京大学から136駒、台湾師範大学から84駒、計220駒の遠隔授業を配信。平成16年度は、北京から216駒、台湾から144駒、計360駒を学生250名に配信完了した。この他、平成15年度前後期計240駒、16年度前後期計480駒の対面授業も平行して実施した。外部客観テストによる検証の結果、本受講生の語学力は、平成15年半期で平均10%、16年は20%向上、最高得点が985点(満点1000点)など、顕著な学習効果を挙げた。
    平成14年12月、北京大学計算語言学研究所,台湾師範大学・韓国高麗大学など国内外遠隔授業と研究者40名を招聘し、「中国語国際遠隔教育の実践と展望」を開催し、成果を論文集にまとめた。平成15年以降、中国語corpus研究会を5回主催した。平成16年度より早稲田大学会員企業と産学協同で教学配信プログラム・口語能力判定テスト・携帯電話端末対応CALLドリル・中国語声調自動矯正システムの開発を行った。

産業財産権

  • 出席管理方法およびシステム

    5873236

    楊 達

    特許権

  • 語学学習システムおよび語学学習サービス提供方法、プログラム、並びにデータ記録媒体

    楊 達, 藤田 真一, 橋口 博聡

    特許権

  • 辞書システムおよびプログラム

    4094283

    楊 達, 橋口 博聡

    特許権

  • 語学学習システムおよびプログラム

    3962426

    楊 達, 齋藤 岳史

    特許権

 

現在担当している科目

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他学部・他研究科等兼任情報

  • 文学学術院   大学院文学研究科

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

特定課題制度(学内資金)

  • スマートフォン・タブレット端末を応用する次世代スマート教室の構築

    2013年  

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     2010年以降、Apple社のiPhoneやiPadに代表されるように、先進的なスマートフォンやタブレット端末が次々に発表され、若年層のPC離れ、スマートフォン、タブレット端末依存は加速度的に進行し、今後数年でスマートホンから小型タブレット端末への「ユーザー大移動」が起こることは確実視されている。 本研究はこうした背景を踏まえ、スマートフォンやタブレット端末を教室活動に応用した「スマート教室」を作り、実験と具体的なデータを通して、学習環境の改善が従前の学校教育に劇的な変化をもたらすことができることを証明することである。 2013年は予算的にタブレット教室を実現することは困難であったために、研究の主眼を主に2002年から導入したDigシステムの有用性を証明するための客観的なデータの収集することに集中することにした。 第一は学習者の動機づけの変化についての調査。予備調査では(辻田2012)Dig学習システムを使用する学生の方が外的な動機付けよりも内的な動機付けが高いことがわかりましたが、その際の調査は被験者に対して、秋期に入った段階で、「学習し始めたときを思い出してください」というふうに、事前の調査の客観性が不十分であったこともあり、2013年度では4月と12月に実際に学生に対して調査を行った。予備調査とどのようになったのかのを2014年度以降に比較する予定。 もう一つはパソコン教材であるDig学習システムを使用している学習者と従来の学習法で学習してきた学習者を潜時音読の反応速度を基準にその学習効果を比較した。構想当初では比較によって前者と後者が漢字を読みあげるときの音韻ルートが異なることを証明しようとしたが、最終的には、単純に漢字が表示されてから読みあげるまで反応速度を比較することになった。論文の中でクラス内の教場試験成績上位者と下位者、ネイティヴスピカ―と学習書の潜時音読の反応速度を比較して、時間が短ければ短いほど中国語能力が高いということを具体的に示すことができたことを証明した。しかし、Dig学習システムを使用した方がより学習効果が高いということを証明するには、今回の実験だけではデータが不十分であった。今後は引き続き調査、分析を進めたいと考えている。

  • 空間認知体系に基づくデータベースの構築とその応用に関する研究

    2005年  

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    研究においてはあらゆる語彙を空間認知体系に基づく階層構造により格納し、それぞれの語彙に対し、認知体系に基づく属性を設定したデータベースについて考案し、試作するものである。2005年度ではその過程を証明するために数回の実験を行った。 第一回目の実験は中国語を履修している学生を被験者に行なわれた。実験は三種類の単語の羅列を5項目作り出し、そのうち一つだけを空欄にし、空欄に被験者がどのような語を書き入れるのかを観察するものである。羅列の種類による語彙選択の変化、およびそれかかる時間を測定した。 羅列の方法の一つは本研究によって仮定された体系を縦軸に従って、連続して配置するものである。第2の羅列の方法は本研究によって仮定された体系を横軸に従って、連続して配置したものである。第3の羅列方法は本研究によって仮定された体系を意識的に従わないで、ランダムに単語を5項目に羅列したものである。 実験の結果、第一の羅列方法は他の二つの方法より、書き込みに必要な時間が短く、また書き込む単語はほとんど同一のものであった。つまり、羅列されている単語に被験者の記憶体系が刺激されて、活性化し、それによって、同一の語彙が選ばれたのではないかと想像される。本結果は実験開始時に予想されたものであり、本研究に関わる仮定は正しいものであることを証明するものであると考える。 今後は以上の実験結果を踏まえて、語彙データベースを拡大して,インターネットを利用した辞書を製作する。現在の語彙数は1000であるが、次年度はは10万に向けて開発を続けたい。

  • 中国語コンピュータテスティングシステムの開発

    2002年  

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    2001年度から2002年度にかけて、オンラインテストのための以下の3項目を中心に研究開発をしてきた。①コンテンツの制作:テストに使用するテキスト,音声の素材を作りおよび動画の脚本制作。②オンデマンドシステムを利用した教場試験:文学部中国語中級選択Aで前期,後期2回に渡って、教場にて実験的にオンラインテストを行った。③タイピング速度と語学能力を測るソフトの作成:コンピュータやネットワークを教育に利用するという動きがますます活発になってき今日では,やがてオラインテストもごく一般に行われることになろう。そのために,音声・画像圧縮技術、音声認識,インタネットの高速化など多くの克服しなければならない課題は少なくないが,それ以外にも,テストの信頼性を高めるための研究テーマが多く残されている。その1つはパソコン技術の熟練度と語学能力の相関であろう。早稲田大学中国語教育総合研究所と理工学部の成田研究室はこれまで中国語の教育ソフト開発してきた。その過程で,いくつかの問題を発見した。その1つは学習者がタイピング技術が低いために、問題の内容を理解できているのに関わらず制限時間内に課題を完成することができないことがあった。これまで使用してきた学習ソフトは中国語を反射的に運用できるようにするのと同時にコンピュータリテラシをも前提にしているために,とくに問題は発生しなかった。しかし,被験者の語学能力を正確に測らなければならないオンラインテストの場合、パソコン技術と知識との不釣合いは放置することのできない問題である。つまり,被験者の正確な語学能力を測るためには、ある課題を解決できないのは、パソコン(タイピング)技術の未熟から来たのか,それとも知識の欠如から来たのかを明らかにしなければならない、ということである。現在はデータを取るためのソフトをすでにインタネットに乗せて、部分的に実験を開始している。2003年度は引き続き、そこから採集したデータに基づいてタイピング技術と学習能力との相関について研究していく予定である。

  • 中国語初級マルチメディア教材の開発

    2000年  

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     本年度まですでに文学部に導入している初級中国語学習システムについて検証を行った。検証の内容は以下の通りである。1.プログラムシステムの動作確認2.コンテンツの構成3.学習効果 その結果、1についてはプログラムミスにより、一部のところでは学習者が次の課へ進めないことが分かった。これについてはすでに改正し、夏期にサーバーに再インストールする予定。2については一部誤植を発見し、訂正した。3についてはビデオで撮影し、これからまとめる予定である。 また、検証段階で、単語に特化した学習システムが考案され、2001夏には見本品を完成する予定である。