2022/05/18 更新

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ヒダ ロミ
肥田 路美
所属
文学学術院 文学部
職名
教授

兼担

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

  • 文学学術院   大学院文学研究科

学歴

  • 1981年04月
    -
    1987年03月

    早稲田大学   文学研究科博士後期課程   芸術学(美術史)  

  • 1978年04月
    -
    1980年03月

    早稲田大学   文学研究科修士課程   芸術学(美術史)  

  • 1974年04月
    -
    1978年03月

    早稲田大学   第一文学部   史学科(美術史)  

学位

  • 早稲田大学   博士(文学)

  • Waseda University   Ph.D.

  • 早稲田大学   文学修士

  • (BLANK)

経歴

  • 2004年
    -
    継続中

    早稲田大学 文学学術院 教授   Faculty of Letters, Dept. of Art History   Professor

  • 1999年
    -
    2011年

    別府大学大学院 非常勤講師

  • 2009年
     
     

    大阪大学 大学院文学研究科 非常勤講師

  • 2009年
     
     

    京都大学 大学院文学研究科 非常勤講師

  • 1995年
    -
    2005年

    清泉女子大学 非常勤講師

  • 1999年
    -
    2004年

    早稲田大学 文学部 助教授

  • 1996年
    -
    2001年

    東北芸術工科大学 非常勤講師

  • 1993年
    -
    1998年

    國學院大学 非常勤講師

  • 1990年
    -
    1998年

    立教大学 非常勤講師

  • 1992年
    -
    1996年

    トキワ松学園横浜美術短期大学 非常勤講師

  • 1991年
    -
    1994年

    日本文化大学 非常勤講師

  • 1990年
    -
    1993年

    杉野女子大学短期大学部 非常勤講師

  • 1987年
    -
    1993年

    早稲田大学 非常勤講師

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所属学協会

  • 2017年
    -
    継続中

    仏教芸術学会

  • 2004年
    -
    継続中

    中国史学会 Chungguksa Hakhoi

  • 1981年
    -
    継続中

    密教図像学会

  • 1978年
    -
    継続中

    美術史学会

  •  
     
     

    早稲田大学美術史学会

  •  
     
     

    日本宗教文化史学会

  •  
     
     

    東方学会

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研究分野

  • 美術史

研究キーワード

  • 美術史、仏教美術、中国・日本古代美術

論文

  • 玄奘の仏像請来の事績二件

    肥田路美

    佐久間秀範・近本謙介・本井牧子編『玄奘三蔵―新たなる玄奘像をもとめて』勉誠出版     330 - 351  2021年12月  [招待有り]

  • 彫刻史から問い直す

    肥田路美

    吉田一彦・上島享編著『日本宗教史1 日本宗教史を問い直す』吉川弘文館     229 - 252  2020年09月

  • 古代寺院はなぜ「芸術世界」か

    肥田路美

    『古代寺院の芸術世界』/竹林舎     7 - 18  2019年05月

  • 大型多尊塼仏と法隆寺金堂壁画

    肥田路美

    『古代寺院の芸術世界』/竹林舎     386 - 413  2019年05月

  • 総論 隋・唐時代の仏教美術

    肥田路美

    『アジア仏教美術論集 東アジアⅡ隋・唐』/中央公論美術出版     3 - 62  2019年04月

  • 白居易と石をめぐって

    肥田路美

    『石を愛でる―盆石書画の世界』會津八一記念博物館     55 - 56  2018年11月

  • 杜甫の見た龍門石窟

    肥田路美

    『杜甫と玄宗皇帝の時代』松原朗編/勉誠出版     59 - 78  2018年06月

  • 弥勒仏の信仰と倚坐形如来像―五世紀から則天武后期以前まで―

    肥田路美

    『中央アジア仏教美術の研究―釈迦・弥勒・阿弥陀信仰の美術の生成を中心に―』宮治昭/平成26年度~29年度科学研究費補助金基盤研究(B)報告書     47 - 63  2018年04月

  • 四川で出土した南北朝時代の仏教石像をめぐって

    肥田路美

    『アジア仏教美術論集 東アジアⅠ(後漢・三国・南北朝)』中央公論美術出版     247 - 274  2017年05月

  • 西域瑞像流伝到日本―日本13世紀画稿中的于闐瑞像

    肥田路美

    絲綢之路研究集刊   第一輯   200 - 214  2017年05月

  • 「瑞像」の語義と用例について―道宣に至るまで―

    肥田路美

    『美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究―(十)」   ( 10 ) 163 - 170  2017年03月

  • 夾江千仏岩摩崖造像における地蔵・観音並列像

    肥田路美

    『四川夾江千佛岩唐代佛教芸術研究』四川人民出版社     35 - 53  2017年03月

  • 敦煌将来絹本瑞像図に描かれたガンダーラ、コータン由来の仏像

    肥田路美

    『アジア仏教美術論集 中央アジアⅠ(ガンダーラ~東西トルキスタン)』中央公論美術出版     499 - 522  2017年02月

  • 돈황의 서상도에서 보이는 미륵상에 대하여

    肥田路美, 韓普景訳

    東洋美術史學(韓国)   第4号   147 - 206  2016年09月  [招待有り]

  • 敦煌の瑞像図に見られる弥勒像について

    肥田路美

    美術史研究   ( 53 ) 125 - 146  2015年12月

  • 弥勒仏像の諸相と「仏教」の流伝—四川地域の造像を例に—

    肥田路美

    『仏教文明の転回と表現—文字・言語・造形と思想』/新川登亀男編/勉誠出版     379 - 406  2015年03月

  • 安岳臥仏院の刻経と涅槃大仏—唐代四川の仏教社会基礎構造の一断面

    肥田路美

    『隋唐佛教社會の基層構造の研究 明治大学東洋史資料叢刊12』/氣賀澤保規編/汲古書院     85 - 123  2015年03月

  • 敦煌蔵経洞将来「絹本西域仏菩薩図像集」の初歩的考察—ニューデリー国立博物館所蔵断片のいくつかの図像を中心に—

    肥田路美

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   巻60-3   31 - 52  2015年02月

  • 夾江千佛岩091号三聖僧龕研究

    肥田路美, 蔵衛軍訳

    四川文物   2014年第4期   73 - 82  2014年09月

  • 指日月瑞像をめぐって

    肥田路美

    『仏教美術論集3 図像学Ⅱ—イメージの成立と伝承(浄土教・説話画)』/林温編/竹林舎     351 - 370  2014年05月

  • 雲氣紋的進化與意義

    肥田路美

    石森謙、顔娟英主編 『藝術史中的漢晉與唐宋之變』 台北・石頭出版公司     169 - 192  2014年04月

  • 9世紀佛教彫刻の主題と圖像—四川省夾江千佛岩摩崖を中心に(原題ハングル)

    肥田路美, 韓普景訳

    東洋美術史學/東洋美術史學會(韓国)   2   76 - 102  2013年12月

  • 七・八世紀の仏教美術に見る唐と日本、新羅の関係の一断面

    肥田路美

    日本史研究   615   53 - 78  2013年11月

  • 四川省安岳臥仏院の摩崖刻経と大涅槃仏

    肥田路美

    仏教文化講座/浅草寺   57   143 - 160  2013年08月

  • 事典項目「釈迦如来像」「金剛座真容」「楊恵之」「山岳文」「卜千秋壁画墓」ほか

    肥田路美分担執筆

    『中国文化史大事典』/尾崎雄二郎・竺沙雅章・戸川芳郎編集/大修館書店    2013年04月

  • 四川仏教石刻の性格

    肥田路美

    『中国中世仏教石刻の研究』/氣賀澤保規編/勉誠出版     268 - 295  2013年03月

  • 四川省夾江千仏岩の僧伽・宝誌・萬迴三聖龕について

    肥田路美

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   58-3   51 - 67  2013年02月

  • 南北朝時期至唐代瑞像造型的特徴及意義

    肥田路美, 賀小萍訳

    『慶賀饒宗頤先生九十五華誕敦煌学国際学術研討会論文集』/中央文史研究館・香港大学・敦煌研究院編/中華書局     64 - 68  2012年12月

  • 四川省灌県霊岩山石経の拓本調査

    肥田路美

    東アジア石刻研究   4   48 - 63  2012年03月

  • 中国皇帝と阿育王像

    肥田路美

    『「仏教」文明の受容と君主権の構築—東アジアのなかの日本—』/大橋一章・新川登亀男編/勉誠出版     115 - 142  2012年03月

  • 美術史料として読む『集神州三宝感通録』—釈読と研究—(五)

    肥田路美ほか

    奈良美術研究   12   2 - 82  2012年02月

  • 仏舎利の荘厳具と迦陵頻伽盒

    肥田路美

    鈴木靖民編『円仁と石刻の史料学—法王寺釈迦舎利蔵誌』 /高志書院     217 - 236  2011年11月

  • 奈良国立博物館蔵刺繍《釈迦説法図》的制作地和主題

    肥田路美, 李静傑訳

    『芸術与科学』/清華大学出版社   11   117 - 131  2011年05月

  • 龍門石窟の奉先寺洞大仏と優填王像—中国仏教にとっての洛陽—

    肥田路美

    『洛陽学国際シンポジウム報告論文集 東アジアにおける洛陽の位置』/明治大学東洋史資料叢刊8/氣賀澤保規編     169 - 177  2011年03月

  • The Current State of Japanese Research on the History of T'ang Art and Related Issues

    HIDA ROMI

    ACTA ASIATICA   100   21 - 39  2011年02月

  • 中国の霊験像の性格と造形

    肥田路美

    美術フォーラム21   22   41 - 45  2010年11月

  • 奉先寺洞大佛和白司馬坂大佛

    肥田路美

    石窟寺研究/龍門石窟研究院編/文物出版社   1   130 - 136  2010年11月

  • 南北朝時代乃至唐代の瑞像の造形的特徴と意義

    肥田路美

    慶賀饒宗〓(i)先生95華誕敦煌學国際学術研討会論文集     66 - 70  2010年08月

  • 隋・唐前期の一州一寺制と造像

    肥田路美

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   55-3   65 - 80  2010年03月

  • 「扶風岐山南古塔(法門寺塔)」/美術史料として読む『集神州三宝感通録』—釈読と研究(三)

    肥田路美

    奈良美術研究   9   83 - 88  2010年02月

  • 太原永寧寺明代壁画阿弥陀仏四十八願図像考察

    肥田路美, 李静傑, 斉慶媛, 陳紅師, 林志鎬

    故宮博物院院刊   147   18 - 59  2010年01月

  • 梓潼臥龍山千仏岩阿弥陀仏五十菩薩像考

    肥田路美

    2009’中国重慶大足石刻国際学術研討会論文摘要     18 - 19  2009年10月

  • 舎利信仰と王権

    肥田路美

    死生学研究/東京大学大学院人文社会系研究科   11   418 - 434  2009年03月

  • 四川省綿陽地区の摩崖造像調査とその意義—道教像龕、阿弥陀仏五十菩薩像龕からみた地域性の問題を中心に—

    肥田路美

    アジア研究機構叢書人文学篇第2巻『東アジアの歴史・民族・考古』/雄山閣     90 - 120  2009年03月

  • 「長干寺」/美術史料として読む『集神州三宝感通録』—釈読と研究(二)

    肥田路美

    奈良美術研究   8   139 - 141  2009年03月

  • The Cult of Sarira and Sovereignty

    HIDA Romi

    "The Interrelationship of Relics and Images in Christian and Buddhist Culture" The University of Tokyo     21 - 41  2009年03月

  • 敦煌第321窟・第74窟の十輪経変相について

    王惠民, 肥田路美翻訳

    奈良美術研究   7   1 - 28  2008年06月

  • 美術史料として読む『集神州三宝感通録』—釈読と研究—解題

    肥田路美

    奈良美術研究   7   66 - 69  2008年06月

  • 中国における降魔成道像の展開

    肥田路美

    『交流と伝統の視点から見た仏教美術の研究—インドから日本まで』/研究代表者宮治昭/平成16〜19年度科研基盤研究B報告書     103 - 124  2008年05月

  • 中日合作利用三維成像手段対蒲江、〓〓(Qionglai)摩崖造像的調査和研究報告

    盧丁, 肥田路美

    中国・重慶出版社/『中国四川唐代摩崖造像—蒲江・〓〓(Qionglai)地区調査研究報告』     付録編10 - 17  2007年12月

  • 蒲江飛仙閣摩崖造像考

    肥田路美

    中国・重慶出版社/『中国四川唐代摩崖造像—蒲江・〓〓(Qionglai)地区調査研究報告』     付録編1 - 9  2007年12月

  • 関于四川地区的地藏観音并列像

    肥田路美

    『二〇〇五年重慶大足石刻国際学術研討会論文集』/文物出版社     519 - 539  2007年12月

  • 龍門石窟奉先寺洞の盧舎那仏像

    肥田路美

    佛教藝術/毎日新聞社   295   59 - 73  2007年11月

  • 玄奘将来の七躯の仏像に関して(原題ハングル)

    肥田路美

    『視覚文化の伝統と解釈—静齋金理那教授美術史論文集』(原題ハングル 単行書)     83 - 100  2007年04月

  • 四川盆地西端〓〓(Qionglai)地区の摩崖造像—立地と内容—

    肥田路美

    雄山閣/『仏教美術からみた四川地域』     173 - 218  2007年03月

  • 序論—仏教美術からみた四川地域

    肥田路美

    雄山閣/『仏教美術からみた四川地域』/アジア地域文化学叢書5     1 - 20  2007年03月

  • 四川地区的触地印如来坐像的造像次第—簡論摩崖造像的三維数碼撮影技術—

    肥田路美

    河南人民出版社/『龍門石窟研究文集 2004年龍門石窟国際学術研討会文集』     130 - 135  2006年12月

  • 日本の中国彫刻研究の百年—石松日奈子『北魏仏教造像史の研究』を読む—

    肥田路美

    美術研究/東京文化財研究所   390   63 - 66  2006年12月

  • 涼州番禾県瑞像故事及造型

    肥田路美

    敦煌学輯刊/蘭州大学敦煌学研究組編   52/2006年2期   165 - 180  2006年09月

  • 唐代菩提伽耶金剛座真容像的流布

    肥田路美

    敦煌研究/敦煌研究院   98/2006年4期   32 - 41  2006年08月

  • 仏教摩崖造像からみた四川地域

    肥田路美

    雄山閣/『アジア地域文化学の構築—21世紀COEプログラム研究集成』     108 - 135  2006年03月

  • 地蔵・観音並列像資料攷—四川地域の造像例と霊験説話—

    肥田路美

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   51 第3分冊   99 - 116  2006年02月

  • 摩崖造像と三次元画像

    肥田路美

    講談社/『中国世界遺産の旅3』     134  2005年10月

  • 大足石刻「天府の国」の石窟芸術

    肥田路美

    講談社/『中国世界遺産の旅3』     115 - 133  2005年10月

  • 関野貞の中国彫刻史研究と石窟調査

    肥田路美

    東京大学出版会/『関野貞アジア踏査』     329 - 336  2005年06月

  • 唐代皇帝肖像彫刻的意義与制作意図的一箇側面

    肥田路美

    中国史研究/韓国 中国史学会   35   pp.175 - 195  2005年04月

  • 四川盆地中西部キョウライ地区を通してみる「中央」と「地域」

    肥田路美

    アジア地域文化エンハンシング研究センター報告集Ⅲ 2004年度   3   234 - 238  2005年03月

  • 四川省〓〓(Qionglai)花置寺摩崖の千仏龕—触地印如来像の意味を中心に—

    肥田路美

    奈良美術研究   3   73 - 90  2005年03月

  • 四川盆地中西部の歴史地理と仏教遺跡

    肥田路美

    奈良美術研究   3   185 - 192  2005年03月

  • 唐代皇帝肖像彫刻的意義与制作意図的一箇側面—特別着眼于「擬佛像」的皇帝像

    肥田路美

    韓国・中国史学会第五回国際学術研討会『通過中国美術看中国歴史』/於韓国・大邱     pp.197 - 206  2004年10月

  • 四川地区的触地印如来坐像之造像情況—兼論摩崖造像的三維数碼撮影

    肥田路美

    龍門石窟研究院建院50周年曁2004年龍門石窟国際学術検討会論文摘要/於中国・洛陽     pp.45 - 46  2004年08月

  • ユネスコ世界遺産新たなる旅へVII 仏教の誕生と伝播

    肥田路美

    早稲田大学・角川書店    2004年06月

  • 仏教美術史による四川地域モデル案二則

    肥田路美

    アジア地域文化エンハンシング研究センター報告集Ⅱ 2003年度   2   pp.170 - 174  2004年03月

  • 石窟摩崖像研究における三次元デジタル計測の有用性と問題点—四川省蒲江飛仙閣石窟での試行

    肥田路美

    奈良美術研究/早稲田大学奈良美術研究所   1   pp.95 - 99  2004年03月

  • 菩提瑞像関係史料と長安における触地印如来像

    肥田路美

    奈良美術研究   1   pp.104 - 112  2004年03月

  • 四川省蒲江飛仙閣摩崖の初唐造像の性格について—二つの触地印宝冠如来像龕を中心に—

    肥田路美

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   49 第3分冊   pp.125 - 141  2004年02月

  • 唐代仏教美術からみた四川地域—日中共同摩崖石刻研究を通して—

    肥田路美

    COEアジア地域文化エンハンシング研究センター/国際シンポジウム「アジア地域文化学の構築」     pp.28 - 35  2003年12月

  • 二月堂修二会と本尊

    肥田路美

    里文出版/『東大寺—美術史研究のあゆみ—』     297 - 312  2003年09月

  • 仏蹟仰慕と玄奘三蔵の将来仏像—七躯の釈迦像の意味をめぐって—

    肥田路美

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   48 第3分冊   pp.153 - 168  2003年03月

  • 「中学校の歴史教科書における日本文化・美術の語られかた」シンポジウム概要報告

    肥田路美

    美術史/美術史学会   153   pp.166 - 167  2002年10月

  • 事典項目「瑞像縁起」「優填王」「暈染法」「大足石窟」「天龍山石窟」「秘仏」ほか

    肥田路美分担執筆

    東京書籍/『仏教美術事典』/中村元・久野健監修    2002年07月

  • 「等身像」考—唐代撰述史料にみえる皇帝像と仏像との関わりを中心に

    肥田路美

    風土と文化/日本歴史文化学会   3   pp.1 - 10  2002年03月

  • 山田寺出土の磚仏と銅板仏—図像と制作年代について

    肥田路美

    創立50周年記念奈良文化財研究所学報第63冊『山田寺発掘調査報告』/奈良文化財研究所    2002年02月

  • 會津八一コレクション中の唐代磚仏

    肥田路美

    早稲田大学會津八一記念博物館研究紀要   2   pp.1 - 15  2001年03月

  • 東塔

    肥田路美

    里文出版/『薬師寺 千三百年の精華—美術史研究のあゆみ』     43 - 74  2000年12月

  • 玄奘のもたらした仏像とその影響

    肥田路美

    『三蔵法師・玄奘のシルクロード その遺産と指針』/なら・シルクロード博記念国際交流財団シルクロード学研究センター   5   pp.75 - 80  2000年03月

  • 変と雲—大構図変相図における意味と機能をめぐって

    肥田路美

    早稲田大学大学院文学研究科紀要   45 第3分冊   pp.123 - 137  2000年02月

  • 「変相」と宗教的実践

    肥田路美

    宗教的実践の視点による仏教美術とキリスト教美術の比較研究(宮治昭編)/平成9〜10年度科学研究費補助金研究成果報告書     pp.41 - 51  1999年03月

  • 張僧ヨウの画業と伝説—特に唐時代における評述のあり方をめぐって

    肥田路美

    雄山閣/『東洋美術史論叢』吉村怜博士古稀記念会編     179 - 196  1999年02月

  • 金堂壁画

    肥田路美

    グラフ社/『法隆寺美術 論争の視点』     307 - 330  1998年08月

  • 現前する仏の表現手法について

    肥田路美

    國學院雑誌/國學院大學   98 ( 11 ) pp.60 - 75  1997年11月

  • 「変」と雲—大構図変相図の成立と意味へのアプローチ

    肥田路美

    谷口財団第16回国際交流美術史学会『東洋美術史研究の展望』   16   pp.75 - 83  1997年10月

  • 法隆寺金堂壁画に画かれた山岳景の意義

    肥田路美

    佛教藝術/毎日新聞社   230   pp.91 - 114  1997年01月

  • 繍仏研究—七、八世紀の二つの作品を中心に

    肥田路美

    鹿島美術研究年報/鹿島美術財団   11別冊   pp.30 - 36  1994年11月

  • 涼州番禾県瑞像の説話と造形

    肥田路美

    佛教藝術/毎日新聞社   217   pp.33 - 54  1994年11月

  • 中国仏教美術における弥勒仏の図像について

    肥田路美

    宗教美術研究/多摩美術大学   1   pp.20 - 29  1994年03月

  • 勧修寺繍仏再考

    肥田路美

    佛教藝術/毎日新聞社   212   pp.61 - 88  1994年01月

  • 中国仏教美術における受容と変容

    肥田路美

    佼成出版社/『講座仏教の受容と変容 4 中国』鎌田茂雄編     181 - 214  1991年10月

  • 浄瑠璃寺・岩船寺・蟹満寺

    肥田路美

    グラフ社/『大和路のみほとけたち』    1987年12月

  • 唐代における仏陀伽耶金剛座真容の流行について

    肥田路美

    吉川弘文館/『論叢仏教美術史』     156 - 186  1986年06月

  • 初唐時代における優填王像—玄奘の釈迦像請来とその受容の一相

    肥田路美

    美術史/美術史学会   120   pp.81 - 94  1986年04月

  • 唐蘇常侍所造の「印度仏像」磚仏について

    肥田路美

    美術史研究/早稲田大学美術史学会   22   pp.1 - 18  1985年03月

  • 宝慶寺石仏群の造像事情について

    肥田路美

    美術史研究/早稲田大学美術史学会   18   pp.1 - 23  1981年03月

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書籍等出版物

  • 『美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究―(十三)

    肥田路美( 担当: 編集)

    私家版  2021年03月

  • 『美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究―(十二)

    肥田路美( 担当: 編集)

    私家版  2020年03月

  • 『古代寺院の芸術世界』/古代文学と隣接諸学6

    肥田路美( 担当: 編集)

    竹林舎  2019年05月 ISBN: 9784902084764

  • 『アジア仏教美術論集 東アジアⅡ隋・唐』

    肥田路美編著

    中央公論美術出版  2019年03月 ISBN: 9784805511312

  • 『雲翔瑞像ー初唐佛教美術研究』

    肥田路美, 顔娟英, 張名揚, 曹徳啓, 郭珮君, 曾堯民訳

    臺灣大学出版中心  2018年09月 ISBN: 9789863502906

  • 『美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究―(十一)

    肥田路美主編

    私家版  2018年03月

  • 『美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究―(十)』

    肥田路美主編( 担当: 編集)

    私家版  2017年03月

  • 『四川夾江千佛岩唐代佛教芸術研究』

    肥田路美, 高大倫, 于春

    四川人民出版社  2017年03月 ISBN: 9787220100567

  • 『美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究(九)』

    肥田路美主編( 担当: 編集)

    私家版  2016年03月

  • 『新亜州佛教史 中国文化中的佛教 中国Ⅲ宋元明清』(沖本克己編集委員・菅野博史編集協力・辛如意訳)第五章「佛教美術」

    肥田路美, 辛如意訳

    法鼓文化  2015年04月 ISBN: 9789575986698

  • 『美術史料として読む『集神州三宝感通録』—釈読と研究(八)』

    肥田路美主編

    私家版  2015年03月

  • 美術史料として読む『集神州三宝感通録』—釈読と研究(五)~(七)

    肥田路美主編( 担当: 共編者(共編著者))

    私家版 全255頁  2014年03月

  • 『初唐仏教美術の研究』

    肥田路美

    中央公論美術出版  2011年12月 ISBN: 9784805506776

  • 『新アジア仏教史 中国文化としての仏教』(沖本克己編集委員・菅野博史編集協力)第五章「仏教美術」

    肥田路美

    佼成出版社  2010年09月

  • 『中国四川地域仏教美術関係史料の集成と基礎的考察』

    肥田路美

    平成17・18年科学研究費補助金(基盤研究C)研究成果報告書  2007年03月

  • 『仏教美術からみた四川地域』/アジア地域文化学叢書5

    肥田路美

    雄山閣  2007年03月 ISBN: 9784639019725

  • 『中国四川唐代摩崖造像—蒲江・〓〓(Qionglai)地区調査研究報告』

    肥田路美, 盧丁, 雷玉華

    中国・重慶出版社  2006年12月 ISBN: 7536682115

  • 『中国四川省石窟摩崖造像群に関する記録手法の研究及びデジタルアーカイヴ構築』

    肥田路美

    平成13-16年科学研究費補助金(基盤研究A(2))研究成果報告書  2005年10月

  • 『浄瑠璃寺と南山城の寺』/日本の古寺美術18

    肥田路美

    保育社  1987年02月 ISBN: 4586720182

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Works(作品等)

  • 會津八一コレクションの転々(早稲田大学會津八一記念博物館『小もの展―會津八一の蒐集からみるひと・もの・こと』展図録、31~32頁、2021年)

    肥田路美 

    2021年12月
    -
     

  • 木活字「東魚文版」と『日本麥酒集』(早稲田大学會津八一記念博物館『萬象、一刀の中にあり―松丸東魚篆刻作品等受贈記念』展図録、77~78頁、2021年)

    肥田路美 

    2021年03月
    -
     

  • 小杉一雄先生の学問(早稲田大学會津八一記念博物館『藍より青く―小杉一雄とその師父、會津八一と小杉放菴』展図録、5~8頁、2019年)

    肥田路美  その他 

    2019年11月
    -
     

  • 翻訳 冉万里「唐代における宮殿の施入と仏寺への転用」(原題「唐代舎宮為寺考略」)

    肥田路美 

    2019年03月
    -
     

  • 翻訳 沙武田「敦煌石窟の金光明経変に関するいくつかの問題」(原題「敦煌石窟金光明経変的幾箇問題」)

    肥田路美 

    2019年03月
    -
     

  • 翻訳 顔娟英「唐代における十一面観音の図像と信仰」(原題「唐代十一面観音図像與信仰」)

    肥田路美 

    2019年03月
    -
     

  • 翻訳 于春「蜀道の両端―南北朝隋唐時代における長安と四川の仏教美術の交流」(原題「蜀道的両端―南北朝隋唐時期長安与四川的佛教芸術交流」)

    肥田路美  その他 

    2019年03月
    -
     

  • 中国四川省安岳県円覚洞における摩崖石刻の日中共同調査

    2015年09月
    -
    2016年03月

     概要を見る

    フィールドワーク

  • 翻訳 于春「長安における北周時代の仏教造像―紀年銘像を中心に」

    肥田路美  その他 

    2015年03月
    -
     

  • 中国四川省夾江市における摩崖石刻の日中共同調査

    その他 

    2009年10月
    -
    2012年09月

  • 中国四川省綿陽市における摩崖石刻の日中共同調査

    その他 

    2007年10月
    -
    2009年03月

  • 中国四川省蒲江県・Qionglai邛崍市における摩崖石刻の日中共同調査

    その他 

    2001年06月
    -
    2005年03月

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受賞

  • 國華賞

    2012年10月  

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 3次元データに基づく人工知能による仏顔の様式研究

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2022年03月
     

     概要を見る

    本研究は、アジア全域の仏像の顔(仏顔)に焦点をあて、そのデジタル画像、3D画像を利用し、人工知能による統計的分析、あるいは機械学習等によって様式研究を行うものである。とりわけ、グプタ様式の仏像の顔がアジア全域においてどのように受容され、展開したのか(シルクロードの系譜)、日本の仏像の顔の様式がどのように展開したのか(日本の系譜)を分析することを研究の柱としている。平成30年度には、仏顔のデジタル画像のアーカイブ化に着手するとともに、仏顔画像のマイニング、解析にも着手している。とりわけ約1000件の仏顔画像データによる解析では、各画像をノーマライズし、そのうえでResNet50によって2048次元の位相に位置づけてコード化し、顔認証システムVGGFace2を用いた機械学習によって、徐々に興味深い結果が出ており、その成果の一端を学会発表した。なお、これらの作業は今後3年間の研究期間を通じて継続していく。調査活動に関しては、本年度計画していた最大規模の活動として、薬師寺金堂薬師三尊、東院堂聖観音の3D計測を実施した。その調査では、あわせてデジタル画像の撮影、蛍光X線分析調査も実施し、今後の多角的な研究にも対応できるように努めた。その他、国内では福井県小浜市の正法寺半跏思惟像、正林寺半跏思惟像のデジタル画像を収集するとともに、薬師寺調査と同様、あわせて蛍光X線分析調査も実施し、技法の解明に努めた。一方、海外ではジャワにおける仏教遺跡調査、浙江省杭州における摩崖造像調査、浙江省博物館における金銅仏展調査、韓国国立中央博物館における高麗展調査等においてデジタル画像、3D画像の収集を行った。計画していた薬師寺調査を、薬師寺のご理解、ご協力のもと実施することができた。また、上述のその他の調査の機会においても多視点画像の収集に努め、計画以上に新たな3D画像作成のための画像データが収集できた。仏顔画像のアーカイブについては、1,000件以上のデジタル画像を整理するとともに、約500件の基準作例の画像データベースを構築しつつある。これもほぼ計画通りに進捗している。ただし、整理した画像に属性(付帯情報)をラベル付けする作業、デジタル画像の3D化については十分に進められておらず、平成31年度以降の課題である。引き続き仏顔画像のアーカイブ化をすすめる。また、本年度に整理を行った50,000件の仏顔画像データに属性(付帯情報)をラベル付けすることによって、統計的分析の精度をあげていくことが不可欠である。また、デジタル画像の3Dデータ化にも取り組んでいきたい。調査活動についても鋭意進めていくが、申請段階の予定とは順序を変え、2021年度に予定していたベトナムでの調査を2019年度に実施し、2019年度~2020年度の計画を1年ずつ繰り下げて実施する計画を立てている

  • 『集神州三宝感通録』聖寺・瑞経録の美術史料論的研究

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2022年03月
     

     概要を見る

    『集神州三宝感通録』は、初唐時代の仏教史家である南山律師道宣(596~667)が仏法僧三宝のうえに現れた感通(霊験)を集成したものである。本研究課題では、四年間の計画で、本書の巻下に記された南北朝時代から唐初期に至る間の各地の仏寺に関わる記事十二条と、仏経そのものやその信奉・読誦にともなう感通譚三十八条を取り上げる。すなわち、『大正新脩大蔵経』巻五二所収のテキストを底本とし、当該個所について全文の訳と美術史の観点を重視した註解を可能な限り詳細におこなう。記事は一見、荒唐無稽な霊験説話であるが、現存する寺院建築遺構や仏教美術の遺例を著しく欠いた当該時期の実態や、当時の仏教信仰の事情をうかがう上で、非常に有益な資料である。四年間の初年度にあたる18年度には、巻下の序文をはじめ、聖寺篇の前半六条を対象とする予定であった。しかし、序文、臨海天台山石梁聖寺条、東海蓬莱山聖寺条、抱罕臨河唐述谷仙寺条の訳と関係資料の蒐集のみにとどまった。また、本研究課題に先行する科研成果報告書として毎年刊行を継続してきた「美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究」を、作成することが叶わなかった。理由は、他の業務に忙殺されてエフォートを遂行できなかったところにある。他方、2018年10月には、台湾の中央研究院歴史語言研究所において、中央研究院歴史語言研究所主題講座として、本研究課題に直接関係した口頭発表「唐代高僧的理想世界―道宣《集神州三宝感通録》分析」をおこない、手ごたえを得た。18年度には論文三篇の執筆とともに、二冊の図書(『アジア仏教美術論集 東アジアⅡ隋・唐』と『古代寺院の芸術世界』)の責任編集として総論や論考の執筆、4篇の翻訳に予想以上の時間と労力を費やさざるを得なくなり、結果的に本研究課題に割ける時間が著しく少なくなってしまった。また、臨海天台山石梁聖寺条は東アジア仏教の一大拠点である天台山に関する条、抱罕臨河唐述谷仙寺条は現存する甘粛省炳霊寺石窟に関する条であることから、関係資料が多岐にわたり、かつ膨大であるため、注釈の執筆に非常に苦慮したことも、遅滞の一因である。本研究課題にかける時間を確保するために、抱えている仕事を整理するとともに、昨年は開催できなかった研究協力者たちとの研究会形式のミーティングを、毎週一回開催することで、コンスタントにノルマを推進する体制をつくる。また、昨年度に関係資料の蒐集はかなりの程度進めたので、それを踏まえるところからスタートできることは、今年度の利点である。こうした方策によって、今年度は所期の実績を達成することができると考えている

  • 隋唐「仏教社会」の多元的構造の解明と東アジア文化論の構築

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2019年03月
     

     概要を見る

    中国史上の頂点の一つに位置づけられる隋唐期は、仏教が深く広く社会に浸透した「仏教社会」と規定できる。それを共通の問題意識に、定期的な研究報告会を重ね認識を共有した(毎年3回)。その上で2度の国際シンポ、浙江大学との国際シンポ「隋唐仏教社会の諸問題」(2017年3月)と「隋唐洛陽学」国際シンポ(2018年3月)、および班員全員の公開「研究成果報告会」(2019年1月)を実施し、各成果は公刊する(一部準備中)。並行して代表者は唐代房山石経の整理を進め、「諸経題記」「大般若経題記」「巡礼題記」の整理を完了、また唐代墓誌を集約した『新編唐代墓誌所在総合目録』を公刊し、時代理解の手がかりを提示した。隋唐時代の特質を「仏教社会」論を基軸に、多角的に共同研究した試みや具体的成果はまだない。従来「仏教」=宗教の研究は、一部仏教系の専門家に委ねられ、その結果仏教が社会に大きな影響力を持った時代の様相が十分明らかにされてこなかった。そのため仏教(中国仏教)を介した東アジア世界論の構築もまだ十分展開できていない。そうした反省に立って、本研究では仏教と接点を持つ隋唐研究者(歴史、文書、文学、美術、石刻)による学際的共同研究となった。この研究を通じて、新たな隋唐史像、東アジア論、仏教社会史料を提示し、隋唐史の研究に一石を投ずることを目指す。あわせて肥大化する今日中国の本質を考える手がかりを用意する

  • 美術史料として読む『集神州三宝感通録』霊像垂降篇

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2018年03月
     

     概要を見る

    三年間で初唐の学僧道宣の著作である『集神州三宝感通録』のうち、各地・各時代の仏像の霊験50縁を集成した巻中「霊像垂降篇」の後半部について、訓読、現代語訳と詳細な注釈を付し、巻中全巻を完結させた。注釈は特に美術史の観点からおこない、付注項目は総計241項目を数える。また、抽出した問題点を更に追究した研究ノート計10編を得た。これらは毎年度末に『美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究(九)(十)(十一)』として公刊し、国内外の関係研究機関に配布した。その総頁数はA4版426頁に及ぶ。この成果は、中国の後漢から初唐に至る間の仏教の造形美術と信仰に関する基礎的研究である

  • 中央アジア仏教美術の研究―釈迦・弥勒・阿弥陀信仰の美術の生成を中心に―

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2018年03月
     

     概要を見る

    ドイツ隊、ロシア隊、イギリス隊、日本の大谷探検隊による多数の中央アジア将来品を世界各地の所蔵館にて調査し、既刊の資料を統合してデータ化して整理分析を行い、中央アジア仏教美術に関する基礎資料を作成した。これらの資料をもとに、仏教学、仏教文献学研究と連携した美術史研究を行った。具体的には、インド・ガンダーラと東アジアの交流の視点から、中央アジアにおける (1)釈迦信仰、(2)弥勒信仰、(3)阿弥陀信仰の美術に着目し、その生成と変容の様相を様々な角度から明らかにした。本研究の研究成果は最終報告書(2018年4月)として刊行した。本研究では、中央アジア仏教美術に関する基本的な資料集成に基づき、中央アジア仏教美術の実態を解明しうる中核となる3つのテーマ(1)釈迦、(2)弥勒、(3)阿弥陀信仰の美術の生成と変容を中心として、中央アジアを地方様式のひとつ、単に文化の交差点とみるのではなく、新たな造形や信仰を創出する場と捉え、複合的な視点から諸相を明らかにした。本研究はインドから中国への仏教美術の伝播、変容、展開の様相を具体的に浮き彫りにしたのみならず、仏教美術研究と仏教学の連携によって、未だ不明瞭な部分の多い大乗仏教とそれに関わる美術の成立と発展の様相についても新たな視点を提供している

  • 『集神州三宝感通録』巻中の美術史料論的研究

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2015年03月
     

     概要を見る

    『集神州三宝感通録』は、中国初唐時代の道宣(596~667)が仏法僧三宝の上に現れた霊験譚を集成したものである。本研究では、歴代各地で特に篤い信仰を得た仏像(瑞像)に関する巻中について、初めての全文の現代語訳をおこなうとともに美術史の観点に立った詳細な注解を加えた。三年間の研究期間に、中国への仏教初伝を語る第一縁(東漢洛陽画釈迦像縁)から梁武帝造立の二仏像に関する第三十縁(梁高祖等身金銀像縁)までについて完了、その成果を「美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究(六)~(八)」として刊行した。訳注の総頁数はA4版で316頁、注解は合計510項目を数える

  • 文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    研究期間:

    2011年
    -
    2014年
     

     概要を見る

    第一に、本研究の日常的な基盤となる定例研究集会を7回おこなった。
    第二に、特別研究集会を2回開催した。1回目は、古井龍介・馬場紀寿両氏(東京大東文研)を招いて、インドおよび東南アジアの仏教文明に関する最新の研究状況を学び、意見交換をおこなった。仏教文明の本源と東アジア仏教との差異を知ることができた。2回目は、石見清裕氏(早稲田大)を招いて、中国太原地域の地政学的位置を学んだ。これは、前年度における本研究での太原石窟(仏教・道教)調査を補うものである。
    第三に、シンポジウムを早稲田大学で2回開催した。1回目は、9月28日の「対敵と仏法」である。昨年度の課題を継承して、これまで見失われがちであった仏教の実践的側面、つまり造形物にみられる対敵、調伏、防御の役割を追求した。大島幸代(龍谷大)、三上喜孝(山形大)、長坂一郎(東北芸工大)、黒田智(金沢大)、長岡龍作(東北大)各氏の報告を受けて討論がおこなわれた。2回目は、12月21日の「言語・文字の転回からみた『仏教』流伝」である。翻訳を含む言語文字表現の変革と仏教の関係を問題視した。朱慶之(香港教育学院)、吉田豊(京都大)、阿部龍一(ハーバード大)、ジョン・ウイットマン(国立国語研究所)、河野貴美子(早稲田大)各氏による報告および問題提起がなされた。
    第四に、研究分担者城倉正祥氏を中心にして、2014年2月末から3週間以上、千葉県龍角寺跡の調査をおこなった。かつて多くの文字瓦を出土した本寺院跡は、仏教文明の列島移動において注目されるところであるが、本格的な調査は進んでいなかった。このたびは、最新技術のレーダー探査などを駆使し、廻廊を含む伽藍配置の歴史的変遷などを確認した。また、散布する古代瓦を慎重に回収し、次調査に備えた。

  • 六朝隋唐時代をめぐる仏教社会基層構造の解明と仏教石刻資料データベースの構築

    研究期間:

    2010年04月
    -
    2013年03月
     

     概要を見る

    本研究の目的は、魏晋南北朝隋唐時代の本質が「仏教社会」であるとの認識に立って、その社会の構造や特質を、仏教石刻(主に文字資料)を通じて明らかすることにある。本研究では、(1)房山石経、(2)山西・河北仏教石刻、(3)四川仏教石経、(4)華北仏教石刻の4本の柱を立て、現地調査や資料整理と考察を進めた。(1)では4千点以上の隋唐石経の所在状況と題記を整理し、(2)では山西長治地区の仏教に焦点を当て、(3)では洛陽の石刻資料の把握に努め、(4)では四川灌県の仏教石経の所在に迫った。当時の仏教社会の基層を浮き彫りにするにはなお研究の深化が必要となるが、多くの成果により基礎的作業はほぼ終了したと考える

  • 文化財の表面仕上げの技法に関する研究‐東アジアにおける日本の特色‐

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(B))

    研究期間:

    2011年
    -
    2013年
     

     概要を見る

    本研究は、中国から朝鮮半島を経て日本に伝播した仏教美術がいかなる様相で我が国に受容されたのかを、主に、文化財の表面仕上げの技法に着目することによって検証することを目指した。具体的には、まず、東アジアに現存する古代・中世の文化財を、X線分析装置による非破壊・非接触分析法を用いて表面にのこる顔料の主要元素と、使用された顔料の物質名を特定し、技法の詳細を解明した。その上で、日本と、中国、朝鮮半島における文化財の表面仕上げの技法を比較検討することで、日本の技法の特色を抽出した。

  • 六朝隋唐時代をめぐる仏教社会基層構造の解明と仏教石刻資料データベースの構築/研究代表氣賀澤保規(明治大学)

    研究期間:

    2010年
    -
    2012年
     

  • 中国・四川省文物考古研究院との四川省夾江千仏崖摩崖造像の調査研究

    研究期間:

    2009年
    -
    2012年
     

  • 日本における仏教美術の受容と特定樹種木材の流通に関する研究

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    研究期間:

    2006年
    -
    2009年
     

     概要を見る

    本研究は、中国から朝鮮半島を経て日本に伝播した仏教美術がいかなる様相でわが国に受容されたのかを、主に特定樹種木材の流通に着目することによって検証することを目指した。具体的には日本、韓国、中国産のクスノキに対してX線分析を行い、主要元素の含有量を調査し、さらに東アジアにおけるクスノキの流通経路を検討することによって、日本の仏教美術の源流は中国南朝に求められ、それが朝鮮半島の百済、さらに日本へと伝播したことを検証した。

  • 中国・四川省文物考古研究院との四川省綿陽地区摩崖石刻造像研究

    研究期間:

    2007年
    -
    2008年
     

  • 交流と伝統の視点から見た仏教美術の研究—インドから日本まで—/研究代表者宮治昭(名古屋大学)

    研究期間:

    2004年
    -
    2007年
     

  • アジア地域文化学の構築/21世紀COEプログラム・早稲田大学アジア地域文化園ハンシング研究センター

    研究期間:

    2002年
    -
    2007年
     

  • 中国四川地域仏教美術関係史料の集成と基礎的考察

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(C))

    研究期間:

    2005年
    -
    2006年
     

     概要を見る

    本研究は、中国四川地域の仏教美術について、特に唐宋時代間の関係資史料を収集整理して基礎的考察を加えることを目的としたもので、平成17年度には主に地蔵菩薩を、また平成18年度には毘沙門天、千手観音を中心的に取り上げた。いずれも歴史地理的位置付けに留意し、この地域での動向が王朝の中央や他地域とどのような関係性にあったか、また四川地域内での関係性の如何について吟味した。
    これらの尊種の造像や信仰は四川地域に限るものではないが、当地での流行の状況は他所とは様相を異にする点が認められ、四川の地域性を読み解く有効な材料となり得るとの感触を得た。
    地蔵菩薩については、『大足石刻銘文録』をはじめとする造像題記類から関係史料を収集し、北宋常謹撰『地蔵菩薩像霊験記』所収記事の分析をおこなうとともに、現地調査で取得した実作例の記録資料と既出の報告書から抽出した資料を整理して考察を加えた。文献史料に見られる在来の地獄十王信仰との習合だけでなく、実作例には独尊像、地蔵・観音並列像、地蔵・観音・阿弥陀の組合わせ、地蔵・観音・薬師如来の組合わせ、変相図的構成の寵など豊富なバリエイションの流行が認められ、それらの作例から8世紀から11世紀に至る地蔵信仰の展開を跡付けることができるとともに、四川地域内での地域的偏差も確認できた。
    毘沙門天については大島幸代氏の研究協力を得、成都宝暦寺の天王像関係史料や資中西岩摩崖造像題記をはじめとする諸史料の収集と読解を通して、吐蕃や南詔との境界に位置する四川地域において歴代の節度使が毘沙門天の造像・信仰の流行に大きく関与した実態を明らかにすることができた。千手観音信仰については羅翠拘氏の研究協力を得て、小林太市郎の古典的研究を出発点としながら、それには洩れていた造像題記などの史料を網羅的に博捜し、併せて現地調査などを通して得られた実作例の資料を集成した。

  • X線CTを用いた文化財保存・修復に関する研究開発

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    研究期間:

    2002年
    -
    2005年
     

     概要を見る

    本研究は木質文化財、とりわけ仏像彫刻の調査・研究において医療用X線CTスキャン法を用いた保存・修復手法を確立することを目的とし、平成14年度から17年度までの4年間、文系・理工系の研究者が連携して調査・研究を行った。医療用X線CTスキャン法を用いることの最大の利点は、非破壊・非接触のまま文化財の内部構造の情報を容易に得られる点にある。とくに仏像の表面に後世の補修による錆漆が塗られた事例では、X線CTスキャン法がきわめて有効で、断層撮影したスライス画像から後世の補修部分を除去し、それを再構築することによって、修復前の仏像の姿をコンピュータディスプレイ上に再現することができた。つまりX線CTスキャン法を用いれば、文化財の仮想復原が可能であり、作品の再評価への道を開くことにもなる。さらに得られた成果は下記のとおりである。
    1)X線CTスキャン法による文化財の調査では0.001ミリ単位での計測が可能なため、これまで計測者によって必然的に差異が生じていた法量計測を正確に行うことができるようになった。
    2)仏像の体内に納入物がある場合、X線CTスキャン法を用いることで、像を解体することなく納入物の外形を把握することができるようになった。また像の内部構造も明らかにできるため、制作年代の手がかりが得られるようになった。さらに仏像修復の予備調査としてもきわめて有効であった。
    3)X線CTスキャン法によって得られたデータを用いて、像の複製を造ることができた。文化財は破壊されると二度と見ることはできず、従来の写真記録はもとより、3次元スキャンも外観の記録のみにとどまり十分な再現性は期待できない。それに対し本研究のX線CTによる手法は内部構造までも明らかに記録できることから、文化財の確かな再現が可能となった。今後この手法が広く木造文化財の保存・研究に応用されることが期待される。

  • 中国・成都市文物考古研究所、四川大学との四川省蒲江〓〓(Qionglai)地区摩崖石刻造像研究

    研究期間:

    2002年
    -
    2004年
     

  • 中国四川省石窟摩崖造像群に関する記録手法の研究及びデジタルアーカイヴ構築

    科学研究費助成事業(早稲田大学)  科学研究費助成事業(基盤研究(A))

    研究期間:

    2001年
    -
    2004年
     

     概要を見る

    これまでの3年間の四川省蒲江・〓峡地区での悉皆調査において取得した計23箇所の摩崖造像遺跡の資料の整理と、各仏龕の編年および歴史学的・美術史学的分析を行った。調査対象として記録を作成した仏龕・碑刻類の総計は600件以上を数える。それをもとに、摩崖造像の研究・保存活動の基盤となるデータベース(冊子とデジタルアーカイヴで公開の予定)のために、各龕の叙述の形式と用語の統一が必要であるため、本年度はその基準作りの試行を重ねた。特に、〓峡市における悉皆調査の結果得られた5箇所の摩崖遺跡には、西方浄土変相龕や千手観音変相龕などに代表される複雑な構成の龕が多いために、昨年度までの方式とは異なる工夫が必要になった。叙述と画像を有効にリンクさせるために「造像位置示意図」という概念図を提示したのはそのひとつである。
    また、当該調査地区が位置する四川盆地西南部が、歴史地理上でいかなる性格の地域であったかを考察し、南隣の異民族王朝である南詔の入寇をしばしば受けた、中国世界と西南異民族世界との境界地域であったことの意味をさぐり、こうした立地が摩崖の造営や主題の選択に密接に関係したことを、とくに〓峡花置寺摩崖造像の碑文の分析から証した。
    本研究の成果の一部を、8月8日から12日まで中国河南省洛陽市龍門石窟研究院において開催された、龍門石窟研究院主催の国際学会「龍門石窟研究院50周年記念龍門石窟国際学術研討会」において、研究代表者肥田路美が「四川地区的触地印如来坐像之造像情況-兼論摩崖造像的三維数碼撮影」の題目で発表し、とくに三次元デジタル計測の摩崖造像への利用について有益な意見や助言を受けるなど良好な反響を得た。

  • 交流と伝統の視点から見た仏教美術の研究-インドから日本まで-

     概要を見る

    本研究は、仏教美術がインド・中央アジア・中国・韓国・日本へと伝播し、変容、展開する様相を、「交流と伝統」という複眼的な視点によって明らかにすることを目的とし、特に(1)本生図、(2)仏伝図、(3)浄土教美術、(4)六道の美術のテーマを重点的に取り上げた。これらは仏教美術の主要なテーマであるばかりか、インドから東アジアへの仏教美術の伝播において、大きな変容と展開を見せるからである。(1)本生図については、インドにおいて輪廻転生と業の考えを基軸にした説話図から、中国で六波羅蜜の実践を強調する説話図へと変化する様相、またガンダーラで釈迦の生涯の始まりとしての「燃燈仏授記本生図」が成立し、その後授記思想として展開する様相を明らかにした。(2)仏伝図については、「降魔成道図」と「涅槃図」を中心に考察し成果を得た。「降魔成道図」では、魔王、魔衆、魔王の娘、地天の図像を軸に交流と地域ごとの特徴を明確化し、インドから中央アジア、中国での変化を跡づけた。「涅槃図」については、ガンダーラで小乗『涅槃経』に基づく説話的な伝記表現として発展し、その後、インドや中央アジアでストゥーパ信仰や弥勒信仰と結びつき、また中国唐代に『摩訶摩耶経』や大乗『涅槃経』に関わる図像が発展する様相を明らかにした。(3)浄土教美術に関しては、ガンダーラにおける浄士図の発生の様相、また中央アジアにおける観想の実践と絵画との関係、、中国北斉〜初唐期における浄土図と『観無量寿経』との関係、中国・韓国・日本における観経変の展開などについて考察した。(4)六道の美術に関しては、中国と日本の六道絵の比較検討、地蔵十王図と水陸画との関係、人道不浄相図や九相詩絵巻と観想との関係などを考察し、「交流と伝統」の視点から中国と日本における繋がりと独自性のを明らかにした

  • 『集神州三宝感通録』の美術史料論的研究

     概要を見る

    3年間で唐道宣の著作『集神州三宝感通録』のうち仏塔・仏舎利の霊験を扱った巻上について現代語訳と詳細な注釈をほぼ完成させた。注釈は特に美術史の観点からおこない、付注項目は総計440にのぼった。また、抽出した問題点を更に追究した研究ノート計15編を得た。これらの成果は毎年度末に同人誌『奈良美術研究』誌上で公開し、総分量はA4版462頁に達した。これは、仏教初伝から初唐に至る間の舎利信仰史の基礎的研究でもある

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講演・口頭発表等

  • 南斉武帝の瑞石像と吉野寺放光樟像

    肥田路美

    北京大學人文論壇“中日古典學工作坊”第二届學術研討會  

    発表年月: 2019年11月

    開催年月:
    2019年11月
     
     
  • 當西方佛國遇上華夷秩序―談初唐佛教美術的多彩様貌

    肥田路美  [招待有り]

    臺灣大学出版中心主題講座   (臺平)  臺灣大学出版中心  

    発表年月: 2018年10月

  • 唐代高僧的理想世界―道宣《集神州三宝感通録》分析

    肥田路美  [招待有り]

    中央研究院歴史語言研究所主題講座   (臺灣台北 中央研究院歴史語言研究所)  中央研究院歴史語言研究所  

    発表年月: 2018年10月

  • 附銘佛教雕刻的意義與課題—以長安光宅寺七寶臺石龕像與奈良法隆寺金堂像為例—

    肥田路美  [招待有り]

    北大文研講座   (北京大学)  北京大学人文社会科学研究院・北京大学仏教研究中心  

    発表年月: 2017年06月

  • 南山大師道宣与番禾瑞像―以山岩表現与釈道安碑為着眼点

    肥田路美  [招待有り]

    絲綢之路与聖容文化国際学術研討会   (中国甘粛省永昌)  蘭州大学 金昌市人民政府  

    発表年月: 2016年08月

  • 西域瑞像流伝到日本―日本13世紀画稿中的于闐瑞像

    肥田路美  [招待有り]

    考古与芸術 文本与歴史―絲綢之路研究新視野国際学術研討会   (陝西師範大学歴史文化学院/中国 西安)  陝西師範大学歴史文化学院、陝西歴史博物館  

    発表年月: 2016年07月

  • Indian Influence in the Iconography and Functions of Clay Tablets Excavated from XI'an

    Romi Hida

    AAS-in-ASIA Kyoto 2016 Conference   (Kyoto Doshisha University)  Association for Asian Studies  

    発表年月: 2016年06月

  • 龍門奉先寺洞盧舎那大仏をめぐって

    肥田路美  [招待有り]

    龍谷大学アジア仏教文化研究センター学術講演会   龍谷大学アジア仏教文化研究センターBARC  

    発表年月: 2016年02月

  • 玄奘の仏像将来の意図をめぐって

    肥田路美

    玄奘フォーラム   (筑波大学東京キャンパス)  筑波大学人文社会国際比較研究機構  

    発表年月: 2015年12月

  • 敦煌の瑞像図に見られる弥勒像について

    肥田路美

    東洋美術史學會國際學術大會   (ソウル国立中央博物館)  東洋美術史學会(韓国)  

    発表年月: 2015年11月

  • 敦煌石窟的瑞像圖

    肥田路美

    2015両岸敦煌佛教藝術文化研習營   (敦煌研究院)  中央研究院歴史語言研究所・敦煌研究院  

    発表年月: 2015年10月

  • 敦煌のいわゆる瑞像図・仏教史蹟図に関する二、三の問題

    肥田路美

    中国仏教美術考古セミナー2015「敦煌莫高窟美術史研究の現在」   (成城大学)  筑波大学人間総合科学研究科世界遺産専攻・成城大学民俗学研究所  

    発表年月: 2015年08月

  • 巴蜀石刻的保存・研究的国際意義—従日本研究者的視点出発—

    大足石刻芸術国際合作工作営/重慶・四川美術学院、大足石刻博物院  

    発表年月: 2014年03月

  • 瑞像信仰の東漸−スタイン将来西域仏菩薩図像集を中心に−

    『敦煌−仏教美術から見る中国化−』/龍谷大学アジア仏教文化研究センター  

    発表年月: 2013年11月

  • 四川省安岳臥仏院の涅槃仏と刻経窟

    京都国立博物館夏期講座  

    発表年月: 2013年08月

  • 仏教美術における模倣の諸相と意味—スタイン将来「西域仏菩薩図像集」を題材に—

    第58回国際東方学者会議  

    発表年月: 2013年05月

  • 隋唐朝における仏教美術の諸州頒布と、日本への伝播

    日本史研究会例会 「古代における国際秩序形成と仏教」シンポジウム/於京都  

    発表年月: 2013年02月

  • 四川地域唐代石窟摩崖の銘文について

    「六朝隋唐時代をめぐる仏教社会基層構造」/氣賀澤保規代表科研成果報告シンポジウム  

    発表年月: 2013年01月

  • 九世紀仏教彫刻的主題与図像—四川省夾江千仏岩摩崖為中心—

    東洋美術史学会国際学術大会/韓国 東洋美術史学会/韓国国立中央博物館  

    発表年月: 2012年10月

  • 天龍山石窟唐代窟の尊像構成について

    “天龍山石窟 龍山石窟” 国際学術研討会/天龍山石窟研究所・龍山文物保管所・早稲田大学東亜仏教文明研究所  

    発表年月: 2012年09月

  • 関于夾江千仏岩摩崖第91号三聖僧龕

    《夾江千仏岩》首発曁四川唐代仏教造像学術討論会/四川省文物考古研究院  

    発表年月: 2012年09月

  • 雲氣紋的進化與意義

    藝術史中的漢晋與唐宋轉折國際學術研討會/台湾中央研究院歴史語言研究所/於台北  

    発表年月: 2012年06月

  • 舎利信仰と舎利塔・荘厳具—法王寺を中心に—

    円仁石刻と古代の日中文化交流—法王寺釈迦舎利蔵誌の史料性と史実—/國學院大學文化講演会  

    発表年月: 2011年01月

  • 龍門石窟と奉先寺洞大仏

    洛陽学国際シンポジウム—東アジアにおける洛陽の位置—/明治大学大学院文学研究科東アジア文化継承学シンポジウム  

    発表年月: 2010年12月

  • 中国の舎利信仰と王権

    第三回ガンダーラ科研研究会/龍谷大学  

    発表年月: 2010年10月

  • 南北朝時代乃至唐代の瑞像の造形的特徴と意義

    慶賀饒宗イ先生95華誕敦煌學国際学術研討会/中国・敦煌 敦煌研究院・中央文史研究館・香港大学  

    発表年月: 2010年08月

  • 梓潼臥龍山千仏岩阿弥陀仏五十菩薩像考

    2009’重慶大足石刻国際学術研討会/中国・重慶  

    発表年月: 2009年10月

  • 玄奘三蔵帯回的仏像在中土的意義

    甘粛省博物館建立70周年記念絲綢之路文化国際学術研討会/中国・甘粛省博物館  

    発表年月: 2009年08月

  • 関于阿弥陀五十菩薩図幾箇問題

    百年敦煌学史専家論壇/中国・蘭州大学  

    発表年月: 2009年08月

  • 経説と造像の距離—初唐時代の事例から

    早稲田大学美術史学会総会  

    発表年月: 2009年06月

  • 舎利信仰と王権

    東京大学グローバルCOE「死生学の展開と組織化」国際シンポジウム『聖遺物とイメージの相関性—東西比較の試み』  

    発表年月: 2007年12月

  • 中国の霊験仏信仰

    神奈川県立金沢文庫/専門講座  

    発表年月: 2006年12月

  • 四川における日中共同摩崖造像調査の成果と課題

    早稲田大学21世紀COEアジア地域文化エンハンシング研究センター「国際シンポジウム アジア地域文化学の構築Ⅳ」  

    発表年月: 2006年10月

  • 石刻資料としての摩崖造像

    唐代史・宋代史合同研究会  

    発表年月: 2006年08月

  • 中国四川省石窟摩崖造像群のデジタルアーカイブ

    学術フロンティアシンポジウム「世界遺産アーカイビング 残す伝える先端技術」/早稲田大学国際情報通信研究センター  

    発表年月: 2006年07月

  • 四川の仏教美術における地域性—摩崖造像調査を通して—

    早稲田大学21世紀COEアジア地域文化エンハンシング研究センター「国際シンポジウム アジア地域文化学の構築Ⅲ」  

    発表年月: 2005年11月

  • 関于四川地区的観音、地蔵並列像

    大足石刻国際学術研討会曁大足石刻首次科学考察60周年紀念会/中国・重慶  

    発表年月: 2005年08月

  • 関野貞の中国石窟調査—天龍山石窟をどのように調査、記録したか—

    東京大学総合研究博物館/関野貞アジア踏査展国際シンポジウム「関野貞の実像」  

    発表年月: 2005年07月

  • 四川盆地中西部〓〓地区を通してみる「中央」と「地域」

    COEアジア地域文化エンハンシング研究センター/国際シンポジウム「アジア地域文化学の構築Ⅱ」  

    発表年月: 2004年12月

  • 唐代皇帝肖像彫刻的意義与制作意図的一箇側面—特別着眼于「擬佛像」的皇帝像

    韓国・中国史学会第五回国際学術研討会『通過中国美術看中国歴史』/於韓国・大邱  

    発表年月: 2004年10月

  • 四川地区的触地印如来坐像之造像情況—兼論摩崖造像的三維数碼撮影

    龍門石窟研究院建院50周年曁2004年龍門石窟国際学術研討会/於中国・洛陽  

    発表年月: 2004年08月

  • 唐代仏教美術からみた四川地域—日中共同摩崖石刻研究を通して—

    COEアジア地域文化エンハンシング研究センター/国際シンポジウム「アジア地域文化学の構築」  

    発表年月: 2003年12月

  • 菩提瑞像関係史料と長安の触地印如来像

    平成14年度科研・COEアジア地域文化成果報告会「四川省蒲江県石窟摩崖造像の調査研究と3Dデジタル画像の利用」/早稲田大学奈良美術研究所  

    発表年月: 2003年03月

  • 仏制に擬した皇帝像について

    早稲田大学美術史学会  

    発表年月: 2002年03月

  • 東大寺大仏造立と天平美術

    第10回歴史シンポジウム『天平文化の創造者たち』/朝日新聞社・全日空  

    発表年月: 2001年01月

  • 玄奘のもたらした仏像とその影響

    『三蔵法師・玄奘のシルクロード その遺産と指針』/なら・シルクロード博記念国際交流財団シルクロード学研究センター  

    発表年月: 1999年07月

  • 仏像と王権—中国での事例から

    美術史学会東支部例会  

    発表年月: 1998年10月

  • 「変」と雲—大構図変相図の成立と意味へのアプローチ

    谷口財団第16回国際交流美術史学会『東洋美術史研究の展望』  

    発表年月: 1997年10月

  • 敦煌石窟と法隆寺金堂の壁画に見られる山岳表現の意味

    第5回敦煌石窟芸術セミナー 於敦煌研究院/敦煌研究院・朝日新聞  

    発表年月: 1997年08月

  • 初唐期の仏教と磚仏—いわゆる大唐善業磚仏をめぐって

    代宇佐仏教と東アジア—虚空蔵寺出土磚仏の源流/大分考古学会  

    発表年月: 1997年01月

  • 中国仏教美術における弥勒仏の図像について

    第一回宗教美術研究会/多摩美術大学  

    発表年月: 1993年09月

  • 釈迦霊山説法図考—勧修寺繍仏をめぐって

    早稲田大学美術史学会総会  

    発表年月: 1991年06月

  • 初・盛唐彫刻中の釈迦像について

    美術史学会第38回全国大会  

    発表年月: 1985年05月

  • 宝慶寺石仏群にみる則天武后擁護仏教

    早稲田大学美術史学会総会  

    発表年月: 1980年06月

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特定課題研究

  • 『集神州三宝感通録』における五臺山の表象

    2018年  

     概要を見る

    2018年度から四年間の計画で遂行している科研基盤Cの研究課題を補完するべく、『集神州三宝感通録』巻中第四九縁・巻下で道宣が「聖寺」として詳述している五臺山に焦点を当てた。五臺山は、南北朝時代から文殊示現の仏教的聖地として特別視され、則天武后政権との結びつきに例を見るように世俗権とも密接に交渉しつつ権威を高めていった。五臺山を主題とした造形では、莫高窟61窟奥壁の《五臺山図》に代表される宋代の大画面壁画をはじめ、釈迦の降誕からの仏伝図を屏風画形式で描くものに付随した例が注目される。そこで、実作例と個別の史料から五臺山がどう表象されたかを押さえながら、道宣がそれをどのように評価していたかを考察した。

  • 中国仏教美術における瑞像・霊験像の研究

    2017年  

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    初唐道宣の著作『集神州三宝感通録』巻中「霊像垂降篇」の読解を中心に、初唐時代の瑞像・霊験像の性格、信仰、造像の実態をさぐるにあたり、あらためてまず「瑞像」という語の用例と語義を精査した。その結果、南朝梁代におけるこの語の初出と原義、そののち初唐に至るまでの語義の変化について、論文「「瑞像」の語義と用例について―道宣に至るまで―」にまとめた。また、「霊像垂降篇」全五十縁の現代語訳と詳細な釈注を完了し、『美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究―』十号、十一号を刊行した。また、その成果の一部は11月に韓国ソウル大学校人文大学考古美術史学科での講演で披露した。 

  • 唐代における瑞像に関する研究

    2016年  

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    同時に受給している科研基盤研究(C)の研究課題「美術史料として読む『集神州三宝感通録』霊像垂降篇」を補う形で、諸家の間で概念の認識に幅のある「瑞像」という語について、歴史的な語義と用例について整理し、肥田路美編著「美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究(十)」に研究ノートとして発表した。また本号において、「西域天竺之瑞像」と称されて初唐以降大いに流行したいわゆる阿弥陀仏五十菩薩図を中心に、隋晋王楊広(煬帝)によって江南で収取され長安日厳寺に所蔵された著名な石影像など、初唐時代に瑞像とよばれた仏像を取り上げ、詳細に考証した。あわせて17年3月に四川省広元市の摩崖造像調査をおこなった。

  • 美術資料として読む「集神州三宝感通録」霊像垂降篇

    2015年  

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    『集神州三宝感通録』巻中の第31~36縁について、『大正大蔵経』を底本に現代語訳と詳細な注釈を付した。付注項目は全74項、総文字数11万字に及ぶ。特に美術史の視点から独自の解説をおこなった項目に、「身代わりの仏像」「轀輬車」「宮城内に奉安された経像」「仏帳」「葬送の飾り」「鵄吻」「石仏を彫る手順」「幡蓋」「美玉のように研磨」「石趺」「隋唐における離宮と仏寺」「行像」「聖像」「南北朝時代における盧舎那仏」「子宝祈願の霊験像」などがある。成果は、A4版総100頁余の冊子『美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究―(九)』として3月中旬に刊行し、国内外の関係機関、研究者に寄贈の予定である。

  • 四川地域唐代彫刻の図像学的研究

    2007年  

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    本研究は、中国四川地域に現存する唐代の摩崖造像を対象として、特定主題の図像学的分析をおこない、中華世界にとって西南異民族世界との境界の土地であった四川地域における宗教美術の様態の特性を、実証的に明らかにすることを目的とした。 その前提となる実作品の博捜と精査については、このたび新たに四川省文物考古研究院(高大倫院長)と共同研究の関係を結び、これまで継続してきた四川大学藝術学院も交えた三者合同で、成都の北方に位置する綿陽市(梓潼県・三台県・鹽亭県を含む)において摩崖造像の悉皆調査を行い、主要な龕像の三次元デジタル撮影をはじめ実測図、写真、記録調書による一次資料の集積に務めた。その過程で、四川省文物考古研究院と早稲田大学文学部美術史学系との間で向後長期にわたる共同調査・研究の実施細目を約した合作協議書を、2008年3月19日付けで取り交わしたことも、今年度のひとつの成果として特筆しておきたい。 調査地域の綿陽では合計16箇所の摩崖造像遺跡を確認したが、そのほとんどが唐代の彫刻であり、本年度は梓潼県の臥龍山千仏岩、西崖寺摩崖、綿陽市の碧水寺摩崖、玉女泉摩崖、北山院摩崖を対象として調査研究をおこなった。これらの遺跡は関中ないしは漢中方面から益州に至る交通路上に位置し、唐王朝中心部からの影響が直接的に及んだことが想定できる立地であるが、四川盆地の摩崖造像を俯瞰すると、この地区の個性的な特色が浮かび上がる。その最も顕著なひとつが、いわゆる阿弥陀五十二菩薩図の作例の集中である。梓潼県の臥龍山千仏岩には貞観八年の「阿弥陀佛并五十二菩薩傳」の刻記が残り、初唐道宣の『集神州三寶感通録』収載の同縁と相同する内容と、これに対応する大型龕の彫像が現存するが、西崖寺摩崖、碧水寺摩崖にも作例が見出せ、通江や巴中の類例に波及する同主題の発信地であったことが想定できる。「天竺の瑞像」とされた当該主題はもとより菩薩の持物や蓮華の表現に強い西方色が看取でき、その西方への意識と造形の来由を問うことは、初唐彫刻研究の有効なケーススタディとなる。

  • 中国四川地域仏教美術関係史料の集成と基礎的考察

    2005年  

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    今年度は、主に地蔵菩薩像の造像と信仰に関する資料の収集と分析をおこなった。中国における地蔵菩薩信仰は玄奘の『十輪経』、実叉難陀の『本願経』訳出を受けて始まり、中唐晩唐期に大きく展開した。したがって、北中国での造像活動の退潮とは対照的に8世紀~10世紀の作品が集中的に残る四川地域は、地蔵関係資料の宝庫と言ってよい。そこで、これまでに筆者が実地調査をしてきた広元(千仏崖、皇沢寺)、巴中(南龕、北龕、西龕仏爺湾、西龕流杯池、水寧寺)、梓潼(臥龍山、西龕寺)、綿陽(碧水寺)、邛崍(石筍山、花置寺、盤陀寺、鶴林寺、天宮寺)、蒲江(飛仙閣、仏尓湾、白岩寺、看灯山)、丹棱(鄭山千仏寺、劉嘴)、夾江(千仏岩、牛仙寺)、楽山(凌雲寺)、資中(重龍山、西岩)、内江(東林寺、翔龍山、聖水寺)、安岳(臥仏院、千仏塞、円覚洞、毘盧洞、華厳洞、玄妙観)、大足(北山仏湾、南山、石門山、宝頂山)、忠県龍灘河仏龕の各摩崖造像から、地蔵関係の造像作例を抽出した。これらは、地蔵菩薩独尊像、地蔵・観音並列像、地蔵・観音・阿弥陀の組み合わせ、地蔵・観音・薬師如来の組み合わせ、地蔵十王像、さらに多尊の変相図的構成の龕など、内容と図像形式の豊富なバリエイションを示し、約3世紀間における展開を跡付けることができるとともに、四川地域内での地域的偏差も確認できた。そして、四川盆地東南部の大足北山仏湾には、それらの各図像類型のほぼすべてが揃っていることから、いわば地理的にも年代的にも四川地域の造像活動の終着点的な位置にあることが見えてきた。地蔵関係のテクスト資料については、『大足石刻銘文録』をはじめ造像題記類からの収集整理と、北宋の常謹が端拱二年(九八九)に撰述した『地蔵菩薩像霊験記』所収の四川地域関係記事の分析をおこなった。なお、本研究課題は、年度途中に追加採択された科学研究費補助金(基盤研究C)に引き継いだ。

  • 六・七世紀中国仏教絵画における西方様式の摂取に関する研究

    2000年  

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     6・7世紀の中国仏教美術は、既に確立された中国固有の様式と一定の権威をもって影響力を有した外来の西方様式との競合を特徴とし、複雑な様態を呈する。本研究は、当該世紀に制作された作品に認められる定型的表現の成立に、西方起源の様式・図像がいかに関わったかを具体的事例を以って検証することを目指したものであるが、主なる考察の対象を、敦煌莫高窟の壁画と、中国および日本で出土した磚仏・銅板仏などの浮彫り作品に設定した。特に後者を取上げたのは、この時期の絵画作例が西境の敦煌壁画にほぼ限られるという欠に鑑み、中央での状況を伝える資料としての価値に注目したものである。ことに近年奈良県山田寺址から出土した銅板五尊像は、唐朝中央からの舶載品と推定できる上、小画面ながら複雑で精緻な図像構成を見せる。また、西安市内外より出土した約三十余種の磚仏は、当該期の仏教図像の最もシンプルな定型を提示するもので、いずれも絵画作品としての仏説法図や浄土変相図に準ずるものとしてよい。これらの実作例によれば、偏袒右肩・触地印坐仏、通肩・説法印坐仏という新たな如来像形式に加え、この時期に西方より摂取された要素には、脇侍菩薩に見られるトリバンガの体勢、斜め掛けの瓔珞、持物としての大地より伸びる蓮華、マンゴー樹葉形樹蓋、同根連枝の蓮華座、連弧・怪獣装飾付き背屏、小型層塔などのモティーフがあり、いずれもグプタ朝美術に淵源を求めることができる。また、浅い半肉彫りでありながら透視遠近法に近い構図法を採用するなど、三次元的立体表現を実現するための手法が随所に認められる。この時期の西方伝来の表現技法には、敦煌画や法隆寺金堂壁画に観察される暈染彩色があるが、これは動勢や生命感の横溢した形態と不可分な賦彩法であり、したがって文献上「凹凸画法」が確認される6世紀前半の梁代にはすでに、上記の如き所謂初唐様式が萌芽していた蓋然性が高い。

  • 6~8世紀東アジア仏教美術における大画面変相図の成立事情に関する研究

    1999年  

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     大幅の壁面や画布を用いた、複雑な構図と多種のモティーフから成る変相図(大構図変相図とも)は、東アジアの仏教美術を特徴付ける一群類である。本研究は、この大画面の変相図が七世紀半ば頃の中国で定型を確立するに至るプロセスと、そこに働いた要件を探ることを目的としたものである。本題の前提として、「変」乃至は「変相」の語義、及びそれが本来如何なる造形に対する称であるかを確認しておく必要があり、僧伝・画史類を中心に、東晋から南北朝時代の史料中に見える早期の用例を拾いつつ検討を加えるとともに、俗文学(変文)研究や美術史学における先行の諸説を整理した。早期の用例はいずれも、仏教説話に取材した主題に基づく造形を変相と称している点で一貫しているが、特に注意すべきは、作品に対する評句に、尊容の生きてそこに在るような描出をいうものがしばしば認められることである。また「変」の本義については、運蔽の所説「変は動なり」(『寂照堂谷響続集』)を再確認する結果を得た。したがって、変相図とは、仏菩薩の出現をはじめとする様々な奇跡的事象が動的に変異する有様を叙事的・叙景的に表したもの、と捉えてよかろう。 叙事的変相図を代表する維摩経変相について、4世紀(遺例では5世紀)以来の画面構成の変化を追うと、雲のモティーフの導入が構図の複雑化、延いては大画面化と深く関連していることに気付く。方向性をもつ動体としての形と霊的エネルギーとしての意味をそなえた宝雲形の雲は、画面の構成員の空間的移動、動勢の強調、顕現や消失の表示など奇跡に関わる幾種もの演出の役割を担う。すなわち変の本義に沿う重要な因子であり、5世紀後半の雲を伴う中国式天人図像の出現、6世紀半以降の仏像様式の写実化に連動した乗雲図像の出現、という宝雲モティーフ自体の発達が、大画面変相図の成立を促す一要件となったことが確かめられる。これは、浄土変相のような叙景的変相図においても無視し得ないものであった。他の要件については今後の課題としたい。

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海外研究活動

  • 仏教美術における唐様式の成立と展開

    2008年03月
    -
    2009年03月

    中国   清華大学美術学院

 

現在担当している科目

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委員歴

  • 2020年
    -
    継続中

    中国美術学院  碩士大学院生聯合指導者

  • 2019年04月
    -
    継続中

    新潟市會津八一記念館  理事

  • 2009年
    -
    継続中

    甘粛省博物館  特聘研究員

  • 2020年
    -
    2021年

    文化庁  文化審議会専門調査会委員(文化財分科会)

  • 2017年
    -
    2018年

    文部科学省  大学設置・学校法人審議会専門委員

  • 2009年
    -
    2018年

    文化庁  文化審議会専門調査会委員(文化財分科会)

  • 2017年01月
    -
     

    陝西師範大学歴史文化学院・陝西歴史博物館《絲綢之路研究集刊》編委会  編集委員

  • 2011年
    -
    2013年

    中津市教育委員会  羅漢寺五百羅漢調査委員会調査委員

  • 2007年
    -
    2009年

    日本学術振興会 学術システム研究センター  専門研究員

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社会貢献活動

  • NHKハイビジョン特集

    NHKハイビジョン特集 

    2009年03月
    -
     

     概要を見る

    「法隆寺 前編 秘められた聖徳太子の夢」